2016年5月の記事一覧
苦渋
ゴールデンウィークの中盤戦は、高原中・日向学院中での練習試合に参加させていただきました。予定では福岡県で行われる第4回九州わかば旗中学生バレーボール大会に出場させていただくはずだったのですが、先日発生した熊本地震の影響を総合的に判断した結果、今回は苦渋の決断で見送ることにしました。この大会は夏の九州大会の前哨戦と言われるほど、九州各県の強豪が集まるレベルの高い大会です。この大会に参加させていただくこと自体が大変名誉なことなのですが、今回は辞退することとなり、準備をして下さった福岡県の先生方をはじめ、関係の方々に大変申し訳ない気持ちで一杯です。
そんな中、急遽高原中のO先生と日向学院中のM先生にお願いして2日間の練習試合に参加させていただきました。隣県に部活動がしたくてもできない人がいる中で、バレーボールをすることができることに対する感謝の気持ちを感じることができない、いまいちピリッとしない内容でした。
3日は本郷中に1勝2敗、高原中に1勝1敗、久峰中に3勝、三松中に2勝の7勝3敗でした。最近午前の出だしが悪いので、そこを意識して準備をするように伝えたところ、午前中は全勝でしたが、午後からは逆に集中力が切れてしまい、勝負所でだめ押しができずに、個人プレーで崩壊していくといういつもの光景がたくさん見られました。
4日は、前日の反省を踏まえ、一日を通して安定したバレーを展開することを意識して取り組みましたが、日向学院高1年生に2敗、高原中に1勝1敗、本郷中に3勝、日向学院中に3勝の7勝3敗でした。結果だけ見るとそこそこな感じですが、内容はほぼすべてのゲームで、差を付けられてからの逆転勝ちでした。最後まであきらめないというと聞こえはいいですが、出だしに集中力をもってこれず、相手の集中が切れたところでなんとか追いつき追い越すというパターンです。しかし、このような試合展開は、大会など相手の集中力が切れない状況ではあまり期待することができません。
特に、午前中の日向学院高1年生との試合では、まったくゲームを作ることができずに13-25で敗れました。戦う前に負けている状態で、相手はただサーブを入れているだけで、勝手に自滅していくという、本当に情けない試合でした。そこからなんとか気持ちを高めさせようとするのですが、やはりぱっとしないゲームが続きました。そして迎えた高校生との2セット目、私が選手たちに話したのは、自分たちの目標は何かということの確認と、高校生相手に良いゲームをしようという気持ちではなく絶対に勝ってきなさいということでした。結果、そのセットは20-25で敗れましたが、相手に臆すること無く自分たちの雰囲気のゲームを作ることができました。結局プレーをするのは自分たち次第だということを自ら証明する形となりました。相手や状況に合わせることのない自立したチームになり、自分たちで力を安定して引き出すことを強烈に意識してほしいものです。
この2日間では、この1年間やってきたことをどう組み合わせるかをいろいろと試しながらやっていきました。スパイクのコンビやサーブキャッチフォーメーション、ブロックフォーメーション、ディグフォーメーションなど、榎原中はこの1年間、その時期に合わせて様々なフォーメーションや戦術を経験してきました。その中で現状に一番うまくはまる組み合わせは何か。理想のフォーメーションを組みたいのはやまやまですが、なかなかそうはうまくいきません。その中で、この組み合わせなら一番選手たちの力を発揮させることができるのではないかというものがやっと見えてきました。
自分で自分のスイッチを、自分たちでチームのスイッチを入れ、悔いの無い練習を続け、悔いの無い試合をすることができるように頑張りましょう。
そんな中、急遽高原中のO先生と日向学院中のM先生にお願いして2日間の練習試合に参加させていただきました。隣県に部活動がしたくてもできない人がいる中で、バレーボールをすることができることに対する感謝の気持ちを感じることができない、いまいちピリッとしない内容でした。
3日は本郷中に1勝2敗、高原中に1勝1敗、久峰中に3勝、三松中に2勝の7勝3敗でした。最近午前の出だしが悪いので、そこを意識して準備をするように伝えたところ、午前中は全勝でしたが、午後からは逆に集中力が切れてしまい、勝負所でだめ押しができずに、個人プレーで崩壊していくといういつもの光景がたくさん見られました。
4日は、前日の反省を踏まえ、一日を通して安定したバレーを展開することを意識して取り組みましたが、日向学院高1年生に2敗、高原中に1勝1敗、本郷中に3勝、日向学院中に3勝の7勝3敗でした。結果だけ見るとそこそこな感じですが、内容はほぼすべてのゲームで、差を付けられてからの逆転勝ちでした。最後まであきらめないというと聞こえはいいですが、出だしに集中力をもってこれず、相手の集中が切れたところでなんとか追いつき追い越すというパターンです。しかし、このような試合展開は、大会など相手の集中力が切れない状況ではあまり期待することができません。
特に、午前中の日向学院高1年生との試合では、まったくゲームを作ることができずに13-25で敗れました。戦う前に負けている状態で、相手はただサーブを入れているだけで、勝手に自滅していくという、本当に情けない試合でした。そこからなんとか気持ちを高めさせようとするのですが、やはりぱっとしないゲームが続きました。そして迎えた高校生との2セット目、私が選手たちに話したのは、自分たちの目標は何かということの確認と、高校生相手に良いゲームをしようという気持ちではなく絶対に勝ってきなさいということでした。結果、そのセットは20-25で敗れましたが、相手に臆すること無く自分たちの雰囲気のゲームを作ることができました。結局プレーをするのは自分たち次第だということを自ら証明する形となりました。相手や状況に合わせることのない自立したチームになり、自分たちで力を安定して引き出すことを強烈に意識してほしいものです。
この2日間では、この1年間やってきたことをどう組み合わせるかをいろいろと試しながらやっていきました。スパイクのコンビやサーブキャッチフォーメーション、ブロックフォーメーション、ディグフォーメーションなど、榎原中はこの1年間、その時期に合わせて様々なフォーメーションや戦術を経験してきました。その中で現状に一番うまくはまる組み合わせは何か。理想のフォーメーションを組みたいのはやまやまですが、なかなかそうはうまくいきません。その中で、この組み合わせなら一番選手たちの力を発揮させることができるのではないかというものがやっと見えてきました。
自分で自分のスイッチを、自分たちでチームのスイッチを入れ、悔いの無い練習を続け、悔いの無い試合をすることができるように頑張りましょう。
0
第32回中学校選抜バレーボール鹿屋大会
ゴールデンウィークの前半の29日に、鹿児島県鹿屋市で行われた鹿屋大会に参加させていただきました。この大会は鹿児島県の1・2位をはじめ、素晴らしいチームが参加するとてもレベルの高い大会です。榎原中としては、なんとかベスト4をかけて鹿児島県1位の宮之城中と対戦し、今のチーム力がどこまで通用するのかを知ることが目標でした。結果は以下の通りです。
第1試合
榎原中 2(25-15,25-15)0 上小原・細山田中
準々決勝(ベスト8)
榎原中 0(20-25,13-25)2 宮之城中(鹿児島県1位)
初戦が第4試合ということもあって、午前中は別会場にていつも通りに練習をしましたが、練習の雰囲気がいまいちで、まったく考えて行動することができていませんでした。そのような雰囲気の中迎えた初戦では、県選抜スタッフのS先生率いる上小原・細山田中の勢いに押され、中盤までは互角の展開でした。最終的にはサーブで押し切って勝つことができたのですが、内容はほとんどなく、まったくかみ合っていない状況でした。
そんな中迎えた宮之城中戦では、2セットとも10点までにタイムを使い切るという、最悪なスタートでした。とにかくサーブキャッチが入らず、ミスをしない相手に対し、まったくバレーをさせてもらえない試合となりました。
その原因は、すべてにおいて準備不足だったということです。心技体すべてにおいて、中途半端な状態では通用しない相手に対し、いつも以下の準備で試合に臨み、心の面では最初から名前負けしてしまい、技の面ではサービスエースを何本も取られ、中途半端な攻撃は相手に拾われ、頼みの綱のサーブもミスのオンパレード、体の部分では朝からの調整がうまくいかずベストコンディションにはほど遠いといった感じでした。
目標としている宮之城中と公式戦で対戦するというとても貴重な機会を無駄にしてしまったことが残念でなりません。しかし、これまでの自分たちの甘さに気づくことができる、必要な刺激だったのではないでしょうか。九州大会でもう一度勝負する機会を得るために、地区大会、そして県大会を勝ち上がる断固たる決意を固めてほしいと思います。
終了後は、審判を上小原・細山田中に変わっていただき、練習試合をさせていただきました。鹿児島県ではこのような細やかな配慮を当たり前にして下さいます。そのおかげで得た4セットの練習試合では、第一鹿屋中・鹿屋東中・上小原・細山田中に勝利しましたが、宇都中には完敗しました。内容としても結局この日はかみ合うことがなく終わってしまいました。
大会はもちろんですが、このような練習試合でも、周囲の方々の温かい心づかいがあってさせていただいているということに感謝して、もっと1つ1つのことを大切にしていかなければ、これ以上の成長は望めないのではないでしょうか。
結局、決勝戦は接戦となりましたが、宮之城中が福島中を破り優勝し、九州大会のリベンジを果たしました。福島中が決勝戦をしている間、榎原中は練習試合と片付けをし、その後観戦をしましたが、いったいどのような気持ちで見ていたのでしょうか。
一年前の鹿屋大会でも、シード校ながら初戦で敗れ、最後に“氣”の話しをしました。(http://cms.miyazaki-c.ed.jp/4225/htdocs/index.php?key=jo39s64os-133#_133)この時期はどのチームも一生懸命頑張っています。後はそこにどんな“氣”を込めることができるかです。なんとかなるではなんともなりません。もう一度、個人の人間力、そしてチームの結束力に磨きをかけるために、“氣”の入った練習および生活を送りましょう。
第1試合
榎原中 2(25-15,25-15)0 上小原・細山田中
準々決勝(ベスト8)
榎原中 0(20-25,13-25)2 宮之城中(鹿児島県1位)
初戦が第4試合ということもあって、午前中は別会場にていつも通りに練習をしましたが、練習の雰囲気がいまいちで、まったく考えて行動することができていませんでした。そのような雰囲気の中迎えた初戦では、県選抜スタッフのS先生率いる上小原・細山田中の勢いに押され、中盤までは互角の展開でした。最終的にはサーブで押し切って勝つことができたのですが、内容はほとんどなく、まったくかみ合っていない状況でした。
そんな中迎えた宮之城中戦では、2セットとも10点までにタイムを使い切るという、最悪なスタートでした。とにかくサーブキャッチが入らず、ミスをしない相手に対し、まったくバレーをさせてもらえない試合となりました。
その原因は、すべてにおいて準備不足だったということです。心技体すべてにおいて、中途半端な状態では通用しない相手に対し、いつも以下の準備で試合に臨み、心の面では最初から名前負けしてしまい、技の面ではサービスエースを何本も取られ、中途半端な攻撃は相手に拾われ、頼みの綱のサーブもミスのオンパレード、体の部分では朝からの調整がうまくいかずベストコンディションにはほど遠いといった感じでした。
目標としている宮之城中と公式戦で対戦するというとても貴重な機会を無駄にしてしまったことが残念でなりません。しかし、これまでの自分たちの甘さに気づくことができる、必要な刺激だったのではないでしょうか。九州大会でもう一度勝負する機会を得るために、地区大会、そして県大会を勝ち上がる断固たる決意を固めてほしいと思います。
終了後は、審判を上小原・細山田中に変わっていただき、練習試合をさせていただきました。鹿児島県ではこのような細やかな配慮を当たり前にして下さいます。そのおかげで得た4セットの練習試合では、第一鹿屋中・鹿屋東中・上小原・細山田中に勝利しましたが、宇都中には完敗しました。内容としても結局この日はかみ合うことがなく終わってしまいました。
大会はもちろんですが、このような練習試合でも、周囲の方々の温かい心づかいがあってさせていただいているということに感謝して、もっと1つ1つのことを大切にしていかなければ、これ以上の成長は望めないのではないでしょうか。
結局、決勝戦は接戦となりましたが、宮之城中が福島中を破り優勝し、九州大会のリベンジを果たしました。福島中が決勝戦をしている間、榎原中は練習試合と片付けをし、その後観戦をしましたが、いったいどのような気持ちで見ていたのでしょうか。
一年前の鹿屋大会でも、シード校ながら初戦で敗れ、最後に“氣”の話しをしました。(http://cms.miyazaki-c.ed.jp/4225/htdocs/index.php?key=jo39s64os-133#_133)この時期はどのチームも一生懸命頑張っています。後はそこにどんな“氣”を込めることができるかです。なんとかなるではなんともなりません。もう一度、個人の人間力、そしてチームの結束力に磨きをかけるために、“氣”の入った練習および生活を送りましょう。
0