校長より
10/2 50円玉
これまで書き溜めたメモ帳から、いろいろな話を時々紹介したいと思います。見聞きした話を要約しているのでわかりにくい部分もあると思いますがご容赦ください。
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糸の先にぶら下げた50円玉を見つめるとき、目の前で左右に大きく揺れていたら、50円玉と一緒に顔や目玉が左右に動く。
だけどその50円玉が50メートル先にあったらどうだ。顔も目玉もぶれないんだ。
10/1 プログラミング
今日は3年生が技術の授業でプログラミングに取り組んでいました。
「Scratch(スクラッチ)」というアメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しているビジュアルプログラミング言語です。(詳しくはこちらで→Scratch)
スクラッチは、ゲームやアニメーションを作成する過程でプログラミングの基本的な考え方や問題解決能力、論理的思考力を養うことができるため、とても良い教材だと思います。
私がプログラミングに初めて触れたのは高校3年生の時でした。
「ポケコン」と呼ばれる、下の写真のような電卓を少し大きくしたようなものを使っていました。
しかも、自分が買ったものではなく友人からの借り物です。
見にくい画面(日本語表示不可)にBasicと呼ばれるプログラミング言語でゲームを入力して動かして遊んでいました。
小さな画面でしたが、自分の入力したゲームが動くことに感動した記憶があります。(はまりそうでしたが、受験生だったのでさすがにマズイと考え、すぐに友人に返しました)
自分の頭の中に思い描いたとおりに動作するようにプログラミングをするのは簡単ではありませんが、試行錯誤しながら完成した時は、何とも言えない達成感があります。
それから大学に入学後は、バイトで稼いだお金で当時30万円位したパソコンを買って本格的に独学でプログラミングに取り組みました。
そして卒業研究ではイモリの卵に含まれる卵黄粒の分布を記録するアプリの作成に、寝るのを忘れて取り組んだ記憶があります。
大学を卒業後、教師になってからは、数年はプログラミングから遠ざかっていました。
しかし、いろいろな係を担当するうちに、「できるだけ面倒な作業をパソコンにやらせて楽をしたい・・・」という気持ちが湧いてきました。
今でもExcelやWordを使ったプログラミングで事務作業の省力化に取りんでいますが、高校・大学時代のプログラミングの経験が大いに生かされています。
プログラミングによって何を作るにしても、基本的な考え方は同じです。
プログラミングを早くから経験することはとても有意義だと思います。
幸いなことに、今の生徒達は小学生の段階からプログラミングに触れる機会があります。
もちろんプログラミングも、他のスポーツや教科の勉強と同じで得意・不得意はあるかもしれませんが、やってみなければ自分に合っているかわからないし、もしかしたら強い武器にできるかもしれません。
最初は難しいかもしれませんが、やってみる価値は大いにあると思います。
9/30 最新
須木中学校は生徒数が少ないため、生徒一人に広い清掃範囲が割り当てられています。
そのため、事務室や職員室などは職員が清掃をしています。
同様に、校長室も校長が清掃担当者になっています。
校長室の清掃は、掃除機をかけたり、テーブルや書庫、金庫の上を拭いたり、窓ガラスをきれいにしたりする作業が中心です。
それほど汚れる場所でもないので、時間がある時にちょこちょことやっておけばそれほど大変な作業ではありません。
もう1か所職員に割り当てのある清掃場所があります。
職員用男子トイレです。
職員で月ごとに担当を決めています。
ちなみに校長は9月と3月が担当月です。
職員トイレは須木中の中でも一番新しくできた施設で、数年経過していますが新品のようです。
先生方がきれいに使うのはもちろん、清掃をしっかりしているからだと思います。
手洗い場が真っ白で、使う水栓もピカピカだと気持ちがいいですよね。
今日は、担当月の最後の日なので、しっかりときれいにして次の先生に引き継ぎたいと思います。
9/27 実行力
今日は、「教育委員による学校訪問」がありました。
11名の方が来校され、学校経営の説明や授業参観、フリートークなどが行われました。
訪問終了後に理科室横を通りかかると、「メニューの『挿入』から『画像』を選んで・・・」と理科らしくない説明が聞こえてきました。
ちょうど、生徒達はフォルダからの画像挿入と配置の仕方について説明を聞いているところでした。
指示通りにスムーズに作業をしてく生徒。あっと言う間に貼り付けをしていました。中学生は飲み込みが早いですね。(この様子は「9/27 今日の授業」参照)
実は、数日前に理科の先生から相談がありました。授業の中で板書や実験観察の記録やまとめなどの方法として、手書きの他にタブレットをうまく組み合わせて活用できないか、という内容でした。
構想を話しながら、ICTサポーターにも相談しながら実現できるといいねという話をしていました。
今日の訪問のフリートークの中でもタブレット活用について話す場面があり、「理科での活用を考えています。ICTサポーターと相談しながらやっていきたいと思います・・・」などと話したところでした。
まさか、こんなにすぐに実行するとは思ってもいなかったため、ちょっとびっくりしました。
早くやり始めるほど先生も生徒も慣れますし、使い慣れてくるとお互いにもっと良い方法を発見したりします。
今後の展開が楽しみです。
構想を実行に移した理科の先生の行動力に脱帽でした。
9/26 絆
能登町の中学生の皆さんから学校宛に義援金へのお礼の寄せ書きをいただきました。
そこには、義援金についてのお礼の他に、仮設校舎ができたことや、運動会の準備をしていることなど、日常が戻りつつあることも書かれていました。
この寄せ書きをとおして、須木中の生徒達も、能登町の中学生の皆さんの思いに触れることができたことで、遠く離れていてもお互いを身近に感じることができたと思います。
寄せ書きの中に、「困ったときはお互いに助け合っていきましょう」「宮崎に何かあったときは恩返ししたい」という言葉がありました。
この絆を大切にしていけたらと思います。
現在は、さらに豪雨による被害も加わり大変な状況だと思いますが、一日も早い復興をお祈りしています。
今回寄せ書きをしてくださった18名の生徒の皆さん。本当にありがとうございました。