日誌

日々徒然

晴天

今日は気持ちの良い晴れの日でした。

中庭から校内の木々や遠くの山がとても美しく見えます。

写真では小さくて見えにくいですが、ちょうど月が映り込んでいました。

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学び方

本校の本年度の研究では、『学び方』を身に付けることで学力の向上を目指しています。

今日の研究主任との打ち合わせの中で、自分の学習の特徴をチェックするという内容を協議しました。

いくつかの項目に応えていくことで、自分は以下の3つのどの感覚が優位なのかがわかるアンケート的なものです。

・「視覚優位」・・・見たものを見たとおりに記憶するのが得意

・「言語優位」・・・文章を読んで情景や状況をイメージしたり、文章内容を自分なりに図式化したりするのが得意

・「聴覚優位」・・・耳から入る情報を処理・記憶するのが得意

 

今後は、アンケートの結果をもとに生徒と担任・副担任が面談を行う中で自分に合った学び方を相談していきます。

そして実践の場として、まずは朝自習の取組を変えていこうと考えています。

これまでのように全員同じ内容を同じ教材でやるのではなく、個人に合った方法を選択して取り組めるようにしていく予定です。

同時に、各教科の授業でも、個人の強みを生かした取り組みができないか研究していこうと考えています。

 

すぐに目に見える成果が出るかは、やってみないとわかりませんが、生徒達が少しでも「こうやればいいんだ!」という実感が得られるように頑張りたいと思います。

そして、生徒が自分の強みを生かして、自分により合った学び方を身に付け『ひなたの学び』に近づいてくれたらと考えています。

 

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花弁

1年生の理科の授業を覗いてみると、合弁花類と離弁花類についての内容でした。

素晴らしいのは、合弁花類は・・・、離弁花類は・・・・と教師がいきなり説明をしないところと、教科書やタブレットで安易に調べさせないところです。

 

まずは文字を見て、どのようなつくりなのかを班ごとに発表していました。

・いろいろな花のつくりがセットになっているものと単品のもの

・ひまわりのように種が密集しているものと、タンポポのように種が飛んで離れていくもの

・・・など

生徒の発想は予想外で驚かされます。

これまでに学習したことや自分の経験・知識をもとに様々な意見を出し合っています。

他の班の意見を聞きながら、さらに自分たちの意見を協議する姿もあります。

 

先生も、様々な意見をうまく受け止めて必要に応じて補足したりと、意見が出易くしています。

 何と言っても先生の「間違ってもいいんだよ」という言葉がいいんです。

目の前の事象について、一生懸命に考えた意見であれば、たとえ間違っていたとしてもかまわないんです。

お互いの意見を参考に、思考を重ねるうちに間違いに気づくこともあります。

間違いと気づきの繰り返しが、理科的思考力を育てることにつながると思います。

 今日の理科の授業は、『ひなたの学び』に近づいているなあと感じたところでした。

 

さて、生徒達は「弁」の意味が分からず悩んでいました。

弁護士の弁だよね~と言いながら、うまく植物に結びつかないようです。

これまで「花弁」などという言葉は聞いたことがなかったのかもしれません。

生徒達が「弁」が花びらのことだと知ったときの反応が見てみたいです。

これがわかれば離弁花・合弁花の理解がさらに深まるでしょうね。

理科に限らず、日本語の日本語訳はとても大切だと思います。

語句を漢字として覚えることは必要ですが、この言葉を漢字のもつ意味をとおして日本語で説明できるようになることは、さらに新しい言葉を理解するときにも役立つものではないでしょうか。

 

 

※ 私も、弁の漢字について改めて調べてみましたが、本来別の意味の四つの字を「弁」にまとめたものだったということを初めて知りました。

 (A)[辨] わきまえる。わける。処理する。「弁証」「弁別」

(B)[]はなびら。また、液体や気体の出入りを調節するもの。「弁膜」「花弁」旧字体のため表示されません。実際の漢字は最後にのせておきます。

(C)[辯] かたる。話す。述べる。説きあかす。また、言葉づかい。「弁解」「答弁」

(D)[弁] かんむり。「武弁」

 

 

 

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耕運

時々、実家に帰り、トラクターで畑や田んぼを耕運することがあります。

耕地整理がされていない様々な形をしている土地を、耕し残しを出さずに耕すのはなかなかコツが必要です。

何度も同じ場所を上書きして耕していくならいくらでもやりようがあります。

ただ、時間がかる・燃料の無駄などが発生します。

 

ではどうしたらよいか。一度耕して通った場所を2度と通らないようにすればよいわけです。

しかし、これが難しいのです。特に四隅の部分や先細りになっている畑の場合です。

事前に計算して、どこから初めてどのルートを・・・と計画しておく必要があります。

しかし、実際に2度と通らないように耕すのは素人には至難の業で、手に負えません。

父が生きているうちに習っておけばよかった・・・と後悔しています。

 

今は、ネット上に、畑を耕す方法を説明した動画がたくさんあります。

いろいろと見てみたのですが、様々なやり方があるものだなあと感心しました。

これで勉強すれば何とかなりそうです。

農家の方には常識なのかもしれませんが、ハウスの中を残さずきれいに耕す方法などは目からうろこでした。

 

結局、ただ耕すだけであればどんなやり方でもよいのですが、「効率的に無駄なく」とか「速く」等の条件が入ってくると、何らかの創意工夫や学びと実践が必要になってきます。

 

 

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原点

今日の3時間目に3年生の道徳で「風に立つライオン」を取り上げていました。
さだまさしさんの楽曲の題名であり、後に映画になった作品です。
この曲は、現在(2017年)は宮崎市の老健施設「サンヒルきよたけ」の施設長を務めていらっしゃる柴田 紘一郎(しばた こういちろう)さんという方が、医師としてケニアに派遣され現地医療に従事していた時のエピソードにインスパイアされて制作した楽曲です。

長崎大学病院のサイトに柴田さんのお話が掲載されていました。

※ 申し訳ありませんが、内容はリンク先でお読みください。『「LOVE」の気持ちを忘れずに』という項目以降の部分です。

 

同じ先生と呼ばれても、医者と教師では職業として異なる部分も多いですが、『LOVE』をもって接することについては、患者を生徒に置き換えると、ほとんどそのまま教師にも当てはまると感じました。
私も自分を振り返ってみると、未熟さのために生徒を傷つけたり、支えられなかったりしたことが思い出されます。
過去は変えられませんが、教師の原点に立ち返って生徒のために頑張ろうと思います。

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