カテゴリ:研修会・講習会

サイバー講演会報告

4月14日(木)はサイバー講演会でした。

講師は、NTTドコモ九州支社より
スマホ・ケータイ安全教室インストラクター
徳永あゆみ先生にお越しいただきました。


とても明るくわかりやすいお話で、興味深く聞くことができました。

生徒たちに寄り添って楽しく講演を進めて頂きました。

本校の生徒指導部の先生は、自分の高校時代を振り返って
「携帯電話が無くて良かったぁ」と心から思ったそうです。
みなさんは、30年後にどう思うのでしょう。
『携帯電話があってよかったぁ』と言えそうですか?
ぜひ、そう言える使い方をして、人生を豊かにしてください。

今回のまとめです。
①発信して良い言葉は、自宅の玄関ドアに貼って近所の人に公開しても良い内容だけ。
②発信して良い言葉は、学校の教室や廊下で大きな声で言える内容だけ。
③言葉や個人情報、写真などを発信するときには、一呼吸置いて考えること。



(1年生 生徒の感想文)
今日のサイバー講演では、ネットトラブルを防ぐ方法やインターネットの恐ろしさを知ることができました。
私もよくインターネットを利用するので、特にSNSでのトラブルが起こらないように注意しながらしっかりとマナーを守って使用していきたいなと思いました。
コミュニケーションアプリでは7%しか自分の感情や思いが伝わらないということを知ってとても驚きました。これからは、コミュニケーションアプリなどに頼りすぎずに、直接会って話せることはできるだけ会って話して、どうしてもの時には相手がどう感じるかなどをしっかり考えたいと思いました。



(2年生 生徒の感想文)
インターネットに画像を1枚のせるだけで、あんなにも広がってしまうんだなと思いました。
SNS、LINEやメール、Twitterとかは、相手がどんな表情をしているのかも全然分からないので、言葉には気をつけようと思います。
「は?」この一言でも、相手のとらえ方によって変わるもんなんだな~と思いました。何か伝えたりするときは、電話や、できれば直接会って伝えるのが一番だと改めて感じました。
すごくためになった1時間でした。                  



(3年生 生徒の感想文)
今日は、スマホ・ケータイ電話についてのサイバー教室がありました。
今日初めて知ったこと、以前知っていたことも、より詳しく知ることができました。
インターネットの情報網はとても恐ろしいものだということが分かりました。
軽い気持ちで誤ったことをしてしまうと、取り返しのつかないことになることも分かりました。
ケータイ電話に振り回されず、会話の時間を大切にしようと思いました。

進路体験発表会&進路ガイダンス

1月29日(金)は進路体験発表会&進路ガイダンスでした。

午前中の進路体験発表会では、みごと進路実現を果たした3年生が
これから進路選択を行う1,2年生に自分の体験を伝えました。

先輩の具体的な話を聞くことで、1,2年生の漠然とした進路のイメージが
現実的なものになることを目的としています。

3年生の進路は実に様々です。
4年制大学、公務員(自衛隊)、看護・福祉、就職、専門学校・・・
色々な分野に進む先輩が、それぞれの教室を巡り、体験を話します。

・正しい敬語、正しい日本語を使い、日ごろから挨拶や笑顔を意識しないと面接は乗り切れない。

・字が汚いとだめ!綺麗に書くことを意識しましょう。

・メモを取るクセが必要になってくる。

・スピーチコンテストやボランティアなど、色々なことにチャレンジし、自分の考えをいつでも言えるようにした。

・奨学金なども考えたが、返済のことを考えると厳しい。
しかし授業料免除などの制度もある。一人で考えずに、先生に相談すること。


・希望の学校が、『評定平均4.0以上』という条件を見て、愕然とした。「赤点を取らなければいいや」と思って過ごしていた2年間を激しく後悔した。

・外国の人ともっと交流がしたいので、留学を目的に進学した。


…etc.

先輩たちの体験談に、熱心にメモを取りながら臨む後輩たち。
来年度からやるべきことがわかったかな・・・?


午後は進路ガイダンスでした。

色々な専門学校や短大、事務所など計19校の講師の先生に
進路説明を行って頂きました。

生徒達は、それぞれの興味に応じて説明を受けに行きます。

ブライダル関係や・・・


短期大学・・・


土木事務所からは、沢山の方がお越しいただきました!


体験授業もありました。


美容師体験!?先生のように上手くはいきません・・・(笑)


公務員を目指すには、何をすれば良いのか。
熱心にメモを取ります。

他にも、沢山の講座が行われました。
講座後、頂いたパンフレットなどを教室でじっくり読む姿も見られました。
生徒達も参考になったことでしょう!

お話を頂いた講師の皆様、誠にありがとうございました。

一人ひとりを大切にする人権について

12月9日(水)は、人権教育講演会でした。
テーマは「一人ひとりを大切にする人権について」

近年話題となっているデートDVや性感染症などについて深いお話を聞き
お互いのパートナーを、本当の意味で大切にすることを学びました。

講師は
ドロップインセンターより黒田奈々先生と
男女共同参画センターより外山有美先生です。


講演会は、グループでお互いに意見を出し合うワークショップで進行していきました。
スクリーンに表示される恋人同士とのやり取りを見て、共感できるかどうか考えていきます。

例えば
「デートをしていて帰宅時間になったけど、彼氏が怒るので仕方なく一緒にいる。」
「彼氏のスマホへの着信が、他の女の子じゃないかと疑って強引に確認しようとする。」
「彼女が他の男の子と話すことを禁止する。」
「付き合ってるんだから、と性交渉を強要する。」
などのやりとりが紹介されました。


それらの場面を見て、各グループで相談します。
「気持ちはわかるけど…」
「そこまでするのはあり得ない…」など、いろんな意見が交わされます。


そして、手に持った色画用紙で、自分がどう思ったか意思表示を行います。
共感できるなら赤を、できないなら青、わからないなら黄…といった感じです。



私たちは、相手が好きだからこそ
「もっと一緒にいたい。」
「自分だけを見ていてほしい。」
と思います。

しかし、そこで一度落ち着き
「相手を大切にすること」
をよく考えなければなりません。

ただし、これは恋人に対する様々な感情を否定している訳ではありません。
自分の好きな気持ちを、どのような行動で表すかを考えてほしいのです。
「行動」には「責任」が伴います。

自分の行動に本当に責任が持てるのか・・・。
生徒たちは、それを真剣に考えていきました。



ここまで生徒たちは、ワークショップを通して様々な例を見てきましたが
後半は、厳しい現実が紹介されました。

宮崎県は、出生率が全国2位と非常に高くなっています。
しかし同時に、人工中絶率は全国1位。
また離婚率は全国3位となっています。
このことが、貧困の問題へと繋がっていきます。

望まない妊娠の結果として発生する様々な問題も学びました。
・生活が変わること(今までと同じ高校生活はもう送れなくなってしまいます。)
・性感染症のリスク
・学校をやめて働いても、低賃金の状態が続き貧困に陥ること…
などです。

自分ひとりの問題ではなく、相手の人生も変えてしまうこをよく考えなければなりません。

今回の講演会で生徒たちは
「自分を大切にすること」「相手をおもいやること」
の本当の意味を深く学びました。

生徒たちが、これから幸せな人生を送るために、
今回学んだことを生かしてほしいと切に願います。

チンドン屋「花ふぶき一座」様来校!

10月8日(木)は芸術鑑賞会でした。

本日は、チンドン屋「花ふぶき一座」の皆様がいらっしゃいました!


体育館後方からチンドン太鼓や大太鼓、ピッコロの軽快な音楽と共に入場。
とても明るい雰囲気です。


「リンゴの唄」など昭和の名曲から、最新アニメの曲まで軽快に演奏していただき
チンドン屋の「技」を見せていただきました。
太鼓と鉦とピッコロに座長の声が加わり、見事な演奏でした。


大太鼓の演奏を体験させていただいた生徒です。
派手な羽織をまとって一座の皆さんと決めポーズ!!


そして生徒は一本下駄にもチャレンジ!!支えが無いとふらふらです。
座長はこれを履いて楽器を鳴らします!スゴ技でした。


座長の宮田若奈さんは都農町出身。
みやこんじょ大使、都農町ふるさと大使も務めています。

20代の頃、「求める人ではなく、与える人になりたい」と決意した
宮田さんは、様々な夢を追い続ける中で「チンドン屋」と出会い
これこそまさに「人々に笑顔を与える仕事」として志したそうです。

本校の生徒達に「先を見ているから頑張れる。
例えやりたいことが無くても、日々を一生懸命生きていれば
きっと先は見つかる。」
と熱いエールを下さいました。


最後に生徒会長が
「宮田さんのお話を聞いて、自分も挑戦し続けようと思います。」と、
お礼の言葉を述べました。


宮田さんは講演終了後も、外で生徒達のお見送りをして下さいました!


そして!座長の宮田さんから生徒達へプレゼントがありました。
なんと、一枚一枚が宮田さんの手書きのポストカードです。
全校194名分をいただきました。

花ふぶき一座の皆さん、本当にありがとうございました!

税金について学びました!

9月17日(木)は、3年生の政治・経済の授業で
高鍋税務所から講師の先生をお招きし、税金について学びました。



今回お越しいただいたのは、高鍋税務所総務課の荒木康友さんです。

ところで、皆さん。
収入と所得の違いってなんでしょう?
収入から、税金などを引かれた、いわゆる「手取り」が所得になるのですね。

では、引かれた税金は何に使われているのでしょう?
社会保障や、生活保護費、年金や、公共事業などに使われているのです。

まだ、社会人として働いた経験の無い生徒達は
給料から税金が引かれることに驚いていました。

しかし、税金を納めているからこそ、私達の快適な生活があるのですね。


生徒達は一生懸命メモを取りながら、聞いていました。
来年の今頃は、社会人としてバリバリ働いている人がいると思います。

その時のために、しっかり学んで下さいね。

日本古来の香道体験!

7月10日は、公益財団法人お香の会(奈良市)から講師の先生をお招きし
香道の体験講座が行われました。


香道とは、香木を焚いて香りを楽しむ伝統的な遊びで
室町時代から続く日本古来の文化だそうです。

講師の先生方は、とても丁寧に教えて下さいました。

生徒達は、香道の作法や道具の説明を受けた後に
源氏物語を基にした遊び「源氏香」を体験しました。

源氏香とは、5つの香炉の香りを聞いていき(嗅ぐ、ではなく「聞く」のです!)
同じ香の組み合わせを当てるという、とても難しい遊びです。


これが「香炉」です。銀葉とよばれる、透明な板の上に乗っているのが
香木です。なんとも良い香りがします・・・。

この源氏香では、香りの組み合わせを図で表し、それぞれのパターンに源氏物語の一節が割り当てられているのです。

おもしろいですね。

見事、全ての香りの組み合わせを当てたのは…本校職員でした!!


最高得点者には、記録が送られます。
これも風情があって、言い方が適切かはわかりませんが…
オシャレですね。


以上、香道体験の報告でした。