2021年10月の記事一覧

「総合的な探究の時間」 最後の『哲学対話』が実施されました。


 
   いよいよ、『哲学対話』の最終回を迎えました。

今回も、最初にアイスブレーキングとして「好きなもの、はまっているもの」を参加者が発表することから始まりました。

雰囲気が和らいだところで、いよいよ本題に入ります。

テーマは、「自分が興味を持って、これから調べたり考えたりしようと思うことを疑問文の形でまとめる」。

 一組四~五人のグループに分かれ、意見交換を含めて10分間でまとめて、テーマの発表となぜそのテーマにしたか発表しました。

 幾つか紹介します。

「どうして一分は六十秒なのか?」

「どうして人は好き嫌いがあるのか?」

「オリンピクはなぜ開催するのか?」

「なぜ人は不得意なことや興味がないものに集中できないのに、得意なことや興味があることに集中できるのか?」

 なかなか鋭い疑問にたどりつきました。さて、次のステップを目指してさらに疑問を深めたり、具体的に調べたりと、お互いに励まし合いながら頑張りましょう。

 最後に、これまで『哲学対話』を通じて、生徒に考える楽しみ、疑問を持つことの素晴らしさを教えて下さった梶谷真司先生、心から感謝します。ありがとうございました。
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夜楽祭体育の部結団式


 宮崎東高等学校夜間部最大の行事である「夜楽祭体育の部」の結団式が、「準備も含めて、素敵な物語を皆でつくっていこう」との教頭挨拶に始まりました。

 メインは、団色の決定。抽選の結果、3B山岡君率いるA団が「赤団」に、4A篠澤君率いるB団が「白団」にそれぞれ決定しました。二人は、抽選ボックスから取り出したボールを、体育館天井に届けと高々と投げてみせました。

 生徒は、自分が出場する競技を確認した後、短い時間でしたが集団で動く訓練を行いました。きびきびした動きに、これまでの練習の成果がうかがえました。

 めっきり寒くなりました。大会まで約2週間。スローガン「日暮れとともに個星あふれる煌(きらめき)を」の下、どんな大会を迎えるのでしょう。二人の団長が「最高の力が出せるように、体調を整え、力を合わせて頑張ろう」と呼びかけて、結団式は終了しました。

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「総合的な探究の時間」 第2回『哲学対話』が実施されました。



 
前回に引き続き、10月12日(火)の四限目に第2回『哲学対話』が行われました。今回も、梶谷真司先生はリモートでご指導していただきました。

内容は、ある生徒が考えてきた「疑問」とその「疑問」をいだいた理由について、他の三名の生徒が質問します。全員が自分の「疑問」を発表し、全員が誰かの「疑問」に質問します。様々な「疑問」が提示されました。いくつか紹介します。

「どのように宇宙は誕生したのか?」

「なぜ、人間は心を持っているのか?」

「風はどうして発生するのか?」

「なぜ、色に名前があるのか?」

 文系的視点、理系的視点、哲学的視点、体験的視点等々、一人ひとりの生徒の興味関心や視点について個性的なことがわかりました。

 生徒の皆さんは、梶谷先生や、他の生徒とのやりとりを受けて、ひとつの「疑問」から、次の「疑問」に発展させることがとっても難しいこともわかったようです。本時の経験が、これからの探究活動に活かされることでしょう。

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「総合的な探究の時間」プログラム『哲学対話』が始まりました。



 
10月5日(火)に行われた「総合的な探究の時間」は60分に拡大され、新入年次を対象にした第一回『哲学対話』が実施されました。

 『哲学対話』とは、東京大学大学院梶谷真司先生を講師に迎え、「探究」にもっとも大切な力である「疑問を持つこと」、「問いを立てること」、「問いについて考えること」について楽しく学ぶプログラムです。

 第一回の当初の計画では、梶谷先生に本校にお招きした上で直接指導をしていただく予定でしたが、コロナ対策のため、リモートを通じての指導となりました。

 はじめ緊張気味だった生徒諸君でしたが、梶谷先生のにこやかな表情、気さくな語りに引き込まれ、自己紹介が終わる頃には、すっかり緊張感も解けて、いつもの賑やかな雰囲気で授業はすすんでいきました。

 導入は、生徒による「どんな昼食を食べたか」紹介しながらの自己紹介。本題では、梶谷先生が資料を示しながら、「考えるとはどういうことか?」を主題に、今回を含む全四回の『哲学対話』の目的について説明していただきました。

 最後は、4人一組によるグループトーキング。「夜寝る前に何をする?」をお題に、次々と「問い」を具体的につくっていくというものでした。

 生徒は、明るい笑顔で梶谷先生の話に一生懸命耳を傾けていました。

この『哲学対話』のプログラムが、一人ひとりの生徒の成長にどうつながっていくか、これからがとても楽しみです。
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10月1日(金) 後期始業式が行われました。


 
校長先生は講話の中で、全国的な緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の解除を受けて、これからコロナ対策対応の仕方が変わる事や、後期に予定されている学校行事、特に夜楽祭(文化祭・体育大会)の準備にしっかり全生徒で取り組むようにお話をされました。

また、9月24日(金)に挙行された卒業式にふれ、コロナ対策のため出席できなかった在校生へ卒業生から託された「ありがとう」のメッセージを、夜間部の生徒へ伝えられました。

各部の話の最後に、担当の先生が「総合的な探究の時間」の説明をされました。いよいよ、新入年次は「哲学対話」が始まります。また、在校年次は探究活動の最終発表が控えています。

生徒の皆さんの世界観がどんな広がりを見せるか、とっても楽しみにしています。期待しています。

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