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SSH&サイエンス科情報発信ブログ
「第2回わくわくサイエンス教室」開催しました!
12月23日(土)に「第2回わくわくサイエンス教室」が開催されました。今回も県内からたくさんの小中学生が参加してくれました。
こちらはマニュファクチャリングです。マニュファクチャリングとはチームの仲間と話し合いながら「ものづくり」を行うことです。
今回のマニュファクチャリングは「飛ばして届けろ!選手権」を行いました。内容は各チームで作った飛行物を飛ばし,落ちた場所に書かれている点数と滞空時間を掛けて合計点を出すというものです。点数の高いチームが優勝となります。ただし,試技をすると1回につき10点減点となります。
各チームとも試行錯誤しながら議論し,一生懸命作っていました。
いよいよ競技がはじまります。生徒実行委員が会場を盛り上げます。
優勝したチームには,生徒実行委員より賞状が授与されました。
こちらは実験教室です。
各班に配置された生徒実行委員がスムーズに実験が進むようにアシストします。
まず酢酸ナトリウムをビーカーに入れ,蒸留水をビーカーに加え,ガスバーナーで温めて溶かしていきます。その後,シャーレに移して冷まし,酢酸ナトリウムをガラス棒に付けて落とします。すると,過冷却状態が崩れ,一気に結晶ができました!
さて,ここからが本番です!今回は「繰り返し使えるカイロ」を作っていきます。
先程の結晶づくりと同様,まずは酢酸ナトリウムと蒸留水をビーカーに入れ,ガスバーナーで温めて溶かします。その後,発泡スチロールの箱の中でゆっくり冷やしていきます。そして,ヘアピンと一緒に袋に入れて,袋をとめたら,完成です!使うときはヘアピンで衝撃を与えて過冷却状態を崩し,使用します!また,袋に好きな絵を描いたりする自分だけのオリジナルカイロになります。自宅に持って帰って,湯煎で温めたら,繰り返し使えます!
パワーポイントスライドを使い小中学生に分かりやすく説明を行っている姿が印象的でした。
参加者の各講座に対する満足度も非常に高く,「また参加したい」というコメントを残してくださった参加者も多数でした。本校サイエンス科主催の「わくわくサイエンス教室」は全国的に大変注目されている催しになっています。次回は来年の6月に開催します。多くの参加者をお待ちしています。
令和5年度 九州生徒理科研究発表大会で『優秀賞』を受賞!
12月23日~24日にかけて熊本県の崇城大学にて
令和5年度 九州高等学校生徒理科研究発表大会が行われました。
九州各県から、理科に関する探究活動や科学部の研究が
100件(生徒約400人)集まりました!
宮崎北高校からは、化学部門、地学部門、ポスター部門に合計5作品を出展しました。
化学部門は1件です。
「ヒドロキシプロピルセルロース液晶の圧力応答性の数式化(2年生)」
圧力によって虹色に変化する液晶の研究を行っています。
地学部門には2件出ました。
「もっとたくさん流星を見たい!(1年生)」
ペルセウス座流星群の観測結果から、流星をたくさん見る方法を考察しました。
「太陽フレアとヨーロッパコマドリの関係性(2年生)」
「太陽黒点が多い時に、渡り鳥が迷う」のは本当かを大量のデータから分析しました。
ポスターにも2件です。
「段差でこけない自転車(2年生)」
段差に乗り上げたときに自転車がコケない条件をモデル実験とプログラミングで研究しました。
「消しかすからPVCを効率的に取り出す(2年生)」
学校で大量に出る消しカスから、消しゴムを再生できないか研究しています。
そして今回…
見事、地学部門の「太陽フレアとヨーロッパコマドリの関係性」が優秀賞を受賞しました!
おめでとう!
この受賞作品の要旨はこちら。
さて、生徒達の研究は今後も続いていきます。
今回は、九州各県の代表作品を観覧できたうえ、活発な質疑応答も経験しました。
学び多く、次に繋がる大会となりました。
九州は理科の探究活動のレベルが高く、学生科学賞の上位受賞校の約1/3が九州の高校生であるほど
激戦区です。
今後も九州の高校生たちが切磋琢磨してほしいですね。
科学部の全国大会進出が決まりました!
11月3日に宮崎市にて行われた
令和5年度宮崎県高文連自然科学プレゼンテーション大会にて
本校の科学部が物理、化学、地学部門で最優秀賞に輝きました!
4分野のうち、3分野で最優秀賞を頂くのは初めてです。
これにより、来年8月に岐阜県で行われる
全国高等学校総合文化祭自然科学部門への出場が決まりました!
選ばれたのは以下の3作品です。
物理分野「段差でこけない自転車」
化学分野「ヒドロキシプロピルセルロースの圧力応答性の数式化」
地学分野「太陽フレアがヨーロッパコマドリに与える影響」
今後とも応援よろしくお願いいたします!
1年サイエンス科「県北フィールドワーク」を行いました!
8月末から行っている1年サイエンス科の「宮崎・屋久島研修」、第3回目の「県北フィールドワーク」を10月7日(土)に行いました。
※第1回目はこちら→第1回「博物館研修」
※第2回目はこちら→第2回「青島フィールドワーク」
雨が心配されましたが、この日も快晴の中、日向・日之影・延岡の地質と植生に注目して観察しました。
今回も宮崎県総合博物館の岩切先生(植生担当学芸員)と福島先生(地質担当学芸員)に講師をしていただきました。
最初に「フクトが浦海岸」にて地質と植生の観察を行いました。
尾鈴山火山の噴火による溶結凝灰岩や柱状節理が作る景色について学びました。
また、前回に引き続き海岸性の植物の特徴などについて学びました。
次に「権現崎」へ移動し、照葉樹林などの観察を行いました。
スダジイ、盤根、イヌビワ、ギャップ、陰樹、・・・
「日之影町旧役場前の河原」へ移動し、地質に関する観察を行いました。
付加体、溶結凝灰岩、緑色頁岩、石灰岩、斑状花崗岩、チャート、・・・
「槙峰・梁崎橋」へ移動し、枕状溶岩の観察を行いました。
最後に「比叡山展望所」へ行き、地質と植生の観察を行いました。
前回のフィールドワークを生かして写真の撮り方やメモの取り方が良くなっていました。
後日振り返りを行い、プレゼン作成に向けて班でまとめて話し合う姿も見られました。
次回はいよいよ11/1(水)~3(金)で行われる「屋久島フィールドワーク」!!
1年サイエンス科「青島フィールドワーク」を行いました!
8月末から行っている1年サイエンス科の「宮崎・屋久島研修」、第2回目「青島フィールドワーク」を9月30日(土)に行いました。
※第1回目はこちら→第1回「博物館研修」
快晴の中、約2時間半かけて青島神社周辺を地質と植生に注目して観察しました。
今回も宮崎県総合博物館の岩切先生と福島先生に講師をしていただきました。
弥生橋手前の砂浜で、青島の地質や海岸性植物の概要などを説明していただきながら観察がスタートしました。
鬼の洗濯岩では地質に関する説明や観察を行いました。
砂岩・泥岩の違い、どうやってできたのか、コンクリーションとは、・・・
青島神社では2グループに分かれて、神社前の地質観察と、神社内の植物観察を行いました。
節理とは、クワズイモ、・・・
その後、神社を1周しながら地質と植生について観察を行いました。
初めてのフィールドワークでしたが、いろんなものに興味を持って観察することができました。
写真の撮り方やメモの取り方も実践しながらよい方法を模索中です。
次回は第3回「県北フィールドワーク」です。
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