情報発信ブログ

SSH&サイエンス科情報発信ブログ

自動観測カメラを作ろう!サイエンス科プログラミング教室

3月9日にサイエンス科1年生の土曜講座が行われました。

プログラミング教室のつづきです。

 

今回も探究活動に使えるデータロガー作りを行いました!

RaspberryPiを用いた自動観測カメラ作りです!

RaspberryPi専用のカメラモジュールは、小型ながら800万画素の性能を持ち

プログラミング次第で、画像サイズや露出時間、感度さえも自由自在です。

前回学んだセンサーと連携させれば、応用の幅がかなり広がります!

 

という訳で、今回もペアワークで学びます。

まずは、カメラモジュールに自分達の姿を映して楽しんでみました。

 

慣れてきたら、照度計がある値を越えたら撮影したり、動画を撮影したりと各自のペースで学んでいきました。

 

今回はもう一つ、機械学習も学びました。

 

 まず、今回撮影した動画を、前回構築したサーバーに送信し…

その動画をGoogleドライブに保存します。

さらに、オープンソースの機械学習ライブラリである「TensorFlow」を使って解析を行います!

 

・・・という訳で、できました!

生徒が撮影した動画の骨格検出を行いました。

 

意外に簡単にできたことに驚く生徒たち。

大量の学習モデルによって、的確に人間を見分けていますね。

 

自分達の姿に骨格検出されるのは面白いですね。

集まってみんなで様子を見ています。

 

以上で、今年度のプログラミング授業は終了です。

センサーやカメラの使い方をマスターしましたから、

きっと来年度の探究活動に活用してくれることでしょう!

 

自作センサーを遠隔操作!サイエンス科プログラミング教室

1月20日はサイエンス科1年生のマニュファクチャリングを行いました。

 

マニュファクチャリングとは「ものづくり」という意味です。探究活動に必要な試行錯誤する力を鍛えます。

 

今回は、プログラミングによるものづくりの3回目。

 

前回までは「RaspberryPi」という小型コンピューターを使って様々なデータロガーを自作しました。

今回は、いよいよ自作したデータロガーをネットワークに繋ぎ、遠隔操作できるようにします!

 

こちらが、本日の目標。力学台車の上にRaspberryPiとモバイルバッテリーが載っています。

 

さぁ、まずはRaspberryPiをネットワークに繋ぎます。IPアドレスなどを入力してWi-Fiルーターに接続。

 

同じネットワーク上にあるサーバーに繋いでみましょう。SSHを使って他のコンピューターに侵入するのです。

 

次に、RaspberryPiを遠隔操作できるようにしましょう!今回は、アプリWebSSHを使用しました。タブレットとRaspberryPiが簡単に繋がる!

 

さぁ、いよいよ測定しよう!Pythonで加速度センサーのスクリプトを組みました。これをタブレットで遠隔操作して・・・

 

壁と衝突させて、加速度の変化を測定します。

 

トンネル、くぐらせたくなるよね(笑い)

 

さて、皆の測定データがどんどんサーバーに届いています。これをGoogleドライブに移動させます。

 

手元のパソコンで、データを分析できます。上手く衝突を捉えられたかな?

 

終了後のアンケートです。

今回は結構歯ごたえのあるプログラミングを行いました。なので、難しいと答える意見多いですが・・・その分できた時の充実感や試行錯誤が楽しかったとの意見も多数!

プログラミングって成功するととっても楽しいですよね!

良い学びとなりました。

 

「第2回わくわくサイエンス教室」開催しました!

12月23日(土)に「第2回わくわくサイエンス教室」が開催されました。今回も県内からたくさんの小中学生が参加してくれました。

 

こちらはマニュファクチャリングです。マニュファクチャリングとはチームの仲間と話し合いながら「ものづくり」を行うことです。

 

今回のマニュファクチャリングは「飛ばして届けろ!選手権」を行いました。内容は各チームで作った飛行物を飛ばし,落ちた場所に書かれている点数と滞空時間を掛けて合計点を出すというものです。点数の高いチームが優勝となります。ただし,試技をすると1回につき10点減点となります。

 

各チームとも試行錯誤しながら議論し,一生懸命作っていました。

 

いよいよ競技がはじまります。生徒実行委員が会場を盛り上げます。

 

 

優勝したチームには,生徒実行委員より賞状が授与されました。

 

こちらは実験教室です。

 

各班に配置された生徒実行委員がスムーズに実験が進むようにアシストします。

 

まず酢酸ナトリウムをビーカーに入れ,蒸留水をビーカーに加え,ガスバーナーで温めて溶かしていきます。その後,シャーレに移して冷まし,酢酸ナトリウムをガラス棒に付けて落とします。すると,過冷却状態が崩れ,一気に結晶ができました!

 

さて,ここからが本番です!今回は「繰り返し使えるカイロ」を作っていきます。

先程の結晶づくりと同様,まずは酢酸ナトリウムと蒸留水をビーカーに入れ,ガスバーナーで温めて溶かします。その後,発泡スチロールの箱の中でゆっくり冷やしていきます。そして,ヘアピンと一緒に袋に入れて,袋をとめたら,完成です!使うときはヘアピンで衝撃を与えて過冷却状態を崩し,使用します!また,袋に好きな絵を描いたりする自分だけのオリジナルカイロになります。自宅に持って帰って,湯煎で温めたら,繰り返し使えます!

 

 

パワーポイントスライドを使い小中学生に分かりやすく説明を行っている姿が印象的でした。

 

参加者の各講座に対する満足度も非常に高く,「また参加したい」というコメントを残してくださった参加者も多数でした。本校サイエンス科主催の「わくわくサイエンス教室」は全国的に大変注目されている催しになっています。次回は来年の6月に開催します。多くの参加者をお待ちしています。

令和5年度 九州生徒理科研究発表大会で『優秀賞』を受賞!

12月23日~24日にかけて熊本県の崇城大学にて

令和5年度 九州高等学校生徒理科研究発表大会が行われました。

 

九州各県から、理科に関する探究活動や科学部の研究が

100件(生徒約400人)集まりました!

宮崎北高校からは、化学部門、地学部門、ポスター部門に合計5作品を出展しました。

 

化学部門は1件です。

「ヒドロキシプロピルセルロース液晶の圧力応答性の数式化(2年生)」

圧力によって虹色に変化する液晶の研究を行っています。

 

地学部門には2件出ました。

「もっとたくさん流星を見たい!(1年生)」

ペルセウス座流星群の観測結果から、流星をたくさん見る方法を考察しました。

 

「太陽フレアとヨーロッパコマドリの関係性(2年生)」

「太陽黒点が多い時に、渡り鳥が迷う」のは本当かを大量のデータから分析しました。

 

ポスターにも2件です。

「段差でこけない自転車(2年生)」

段差に乗り上げたときに自転車がコケない条件をモデル実験とプログラミングで研究しました。

 

「消しかすからPVCを効率的に取り出す(2年生)」

学校で大量に出る消しカスから、消しゴムを再生できないか研究しています。

 

 

そして今回…

見事、地学部門の「太陽フレアとヨーロッパコマドリの関係性」優秀賞を受賞しました!

おめでとう!

この受賞作品の要旨はこちら

 

 

さて、生徒達の研究は今後も続いていきます。

今回は、九州各県の代表作品を観覧できたうえ、活発な質疑応答も経験しました。

学び多く、次に繋がる大会となりました。

 

九州は理科の探究活動のレベルが高く、学生科学賞の上位受賞校の約1/3が九州の高校生であるほど

激戦区です。

今後も九州の高校生たちが切磋琢磨してほしいですね。

科学部の全国大会進出が決まりました!

11月3日に宮崎市にて行われた

令和5年度宮崎県高文連自然科学プレゼンテーション大会にて

本校の科学部が物理、化学、地学部門最優秀賞に輝きました!

 

4分野のうち、3分野で最優秀賞を頂くのは初めてです。

これにより、来年8月に岐阜県で行われる

全国高等学校総合文化祭自然科学部門への出場が決まりました!

 

選ばれたのは以下の3作品です。

物理分野「段差でこけない自転車」

化学分野「ヒドロキシプロピルセルロースの圧力応答性の数式化」

地学分野「太陽フレアがヨーロッパコマドリに与える影響」

 

今後とも応援よろしくお願いいたします!

1年サイエンス科「県北フィールドワーク」を行いました!

8月末から行っている1年サイエンス科の「宮崎・屋久島研修」、第3回目の「県北フィールドワーク」を10月7日(土)に行いました。

※第1回目はこちら→第1回「博物館研修」

※第2回目はこちら→第2回「青島フィールドワーク」

 

雨が心配されましたが、この日も快晴の中、日向・日之影・延岡の地質と植生に注目して観察しました。

今回も宮崎県総合博物館の岩切先生(植生担当学芸員)と福島先生(地質担当学芸員)に講師をしていただきました。

 

最初に「フクトが浦海岸」にて地質と植生の観察を行いました。

尾鈴山火山の噴火による溶結凝灰岩や柱状節理が作る景色について学びました。

また、前回に引き続き海岸性の植物の特徴などについて学びました。

 

次に「権現崎」へ移動し、照葉樹林などの観察を行いました。

スダジイ、盤根、イヌビワ、ギャップ、陰樹、・・・

 

「日之影町旧役場前の河原」へ移動し、地質に関する観察を行いました。

付加体、溶結凝灰岩、緑色頁岩、石灰岩、斑状花崗岩、チャート、・・・

 

 

「槙峰・梁崎橋」へ移動し、枕状溶岩の観察を行いました。

 

最後に「比叡山展望所」へ行き、地質と植生の観察を行いました。

 

前回のフィールドワークを生かして写真の撮り方メモの取り方が良くなっていました。

後日振り返りを行い、プレゼン作成に向けて班でまとめて話し合う姿も見られました。

 

次回はいよいよ11/1(水)~3(金)で行われる「屋久島フィールドワーク」!!

1年サイエンス科「青島フィールドワーク」を行いました!

8月末から行っている1年サイエンス科の「宮崎・屋久島研修」、第2回目「青島フィールドワーク」を9月30日(土)に行いました。

※第1回目はこちら→第1回「博物館研修」

 

快晴の中、約2時間半かけて青島神社周辺を地質と植生に注目して観察しました。

今回も宮崎県総合博物館の岩切先生と福島先生に講師をしていただきました。

 

弥生橋手前の砂浜で、青島の地質海岸性植物の概要などを説明していただきながら観察がスタートしました。

 

鬼の洗濯岩では地質に関する説明や観察を行いました。

砂岩・泥岩の違い、どうやってできたのか、コンクリーションとは、・・・

 

青島神社では2グループに分かれて、神社前の地質観察と、神社内の植物観察を行いました。

節理とは、クワズイモ、・・・

 

その後、神社を1周しながら地質と植生について観察を行いました。

 

初めてのフィールドワークでしたが、いろんなものに興味を持って観察することができました。

写真の撮り方メモの取り方も実践しながらよい方法を模索中です。

 

次回は第3回「県北フィールドワーク」です。

県高文祭自然科学部門、3分野で最優秀賞!

9月30日に開催された

宮崎県高等学校総合文化祭自然科学部門にて

本校の科学部が3つの研究分野で最優秀賞を受賞しました!

 

宮崎市民プラザで開催された本大会。

県内の科学部が集い、日頃の探究活動の成果を発表します。

 

こちらは宮崎北高校の自転車班。

地道なデータ取得と、プログラミングによる解析を行いました。

 

本校の科学部は県内でも珍しいほどの大所帯です(笑)

 

今回は、下記のような受賞結果となりました!

【物理部門】

「段差でこけない自転車の研究」・・・最優秀賞!

「空間ノイズキャンセルによるカエルの鳴き声の消音」・・・生徒投票賞

 

【化学部門】

「セルロース誘導体液晶の圧力応答性の研究」・・・最優秀賞!

「消しかす中のPVCを効率よく集める方法」・・・優秀賞

 

【地学部門】

「太陽フレアの発生と生物の生起頻度の低い行動との関係」・・・最優秀賞!

「宮崎県沿岸の地形とマイクロプラスチックの分布」・・・優秀賞

 

 

ACT-SI3「3年サイエンス科 日本語論文」作成中!

2学期に入り,3年サイエンス科生は各チームで行ってきた研究を「日本語論文」にまとめ上げています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各チームとも端末を使い共同編集するなど,論文執筆を加速させています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

論文が仕上がったら,各チームとも添削指導を受けて,論文の精度を高めていきます。

 

日本語論文が終わると,次は「英語論文」作成に入ります。3年サイエンス科生の活躍がまだまだ続きそうです。

フィールドワーク「博物館研修」を行いました!

1年サイエンス科はプレ探究活動としてフィールドワーク「宮崎・屋久島研修」を行います。

8月末から10月にかけて宮崎で地質と植生について学び、11月上旬に屋久島で地質と植生について学ぶという企画です。

全部で4回シリーズとなっており、今回は第1回目「博物館研修」を行いました。

 

8/26(土)午前中に博物館にて研修を行いました。

全体で挨拶を行った後、2グループに分かれて講座を受けました。

 

県総合博物館の岩切勝彦氏に植生の講座を行っていただきました。

 

県総合博物館の福島佑一氏に地質の講座を行っていただきました。

 

 

座学だけでなく、標本や展示物を見ながらの説明もあり、より深く理解できたようです。

また、フィールドワークの要である「見る」ということも意識できました。

次回は9/30(土)に青島にてフィールドワークを行います。

「理系女子支援講座」を農業試験場にて行いました!

8月4日(金)に宮崎県総合農業試験場にて第13回理系女子支援講座を行いました。

まず始めに農業試験場の概要を副場長に説明していただきました。

次に畑作園芸支場の與田 眞音(よだ まお)様に講演をしていただきました。

女性研究者としての歩みご自身の研究内容についてお話をしていただきました。

 

その後、女性研究員10名と参加者でグループを作り、フリーディスカッションを行いました。

各女性研究員の紹介や参加者からの質問など、自由に話をしました。

細かいところまで聞くことができたようです。

 

最後に研究施設を見学させていただきました。

今回は土壌環境部の養液栽培やリアルタイム診断生産流通部のおいしさ診断について見学しました。

 

今回の理系女子支援講座も参加者の満足度は高く、農学関係の研究について知る良い機会となったようです。

また、女性研究員がどのように進路選択をしたか、現在どのような生活を送っているかを知ることができ、女子生徒が研究職に進むことを大いに後押しすることができたようです。

 

イギリスタウンリーグラマースクールの生徒が北高に来ました!

7/18(火)~20(木)の日程でイギリスタウンリーグラマースクールの生徒の留学受入を行いました。

 

7/18(火)歓迎式・学校紹介・日本語講座・文化体験(書道・美術・音楽)

7/19(水)1日神話研修(青島神社・鵜戸神宮)

7/20(木)国際理解交流会・着物体験・茶道体験・お別れ会

 

歓迎式は全校で行い、日本舞踊ダンス応援団の披露をしました。

 

神話研修では青島神社や鵜戸神宮を訪れ、宮崎にまつわる神話を学びました。

 

 

文化体験などを通して多くの北高生と交流しました。

外部の方にも依頼して着物の着付けも行いました。

 

2・3年生の希望生徒23名はイギリスの生徒とディスカッションを行いました。

 

最後に図書室でお別れ会を開きました。

 

短い日程でしたが、多くの生徒がイギリスの高校生と交流し、国際交流の楽しさを感じてくれたと思います。

10月にはタイの高校生を受け入れる予定です。

ここでも多くの生徒が交流に参加します。楽しみです。

サイエンス科1年生が海洋実習を行いました!

7/19(水)にサイエンス科1年生が海洋実習に行きました。

宮崎海洋高校に協力していただき、実習船「進洋丸」で1日実習を行います。

海洋科学に関する知識の習得だけでなく、将来の科学技術人材として欠かせない本物の体験をすることが目的です。

 

①事前学習を4回にわたって行いました。

海洋研究やマイクロプラスチック、船上で使う道具などについて事前に学習しました。

今回は昨年度海洋実習を経験した2年生も講師を務めてくれました!

また、「なぜなぜ分析」を行い、実習後のレポート課題をそれぞれ考えました。

 

②当日は晴天の中、出港しました。

水を採集したり、機関室を見学したり、船員さんに質問したりしました。

 

③事後学習では採集した水を調査したり、見聞きしたことをまとめました。

 

 

科学技術人材になるために良い経験をしました。

今後の探究活動に大いに生かされることを期待しています!

宮崎海洋高校の船員の皆さんにも感謝いたします。

「MSECフォーラム」開催!

7月13日(木)にMSECフォーラムが開催されました。

MSEC(みやざきSDGs教育コンソーシアム)は県内19校が加盟し、探究活動の普及を目的とした組織です。

MSECフォーラムは、日頃行っている探究活動の成果をお互いに発表し合い、学校の枠を超えて生徒や教員が交流する場です。

 

日本語対面部門、日本語オンライン部門、英語オンライン部門の3部門があり、本校は日本語対面部門の運営を主に担当しました。

本校の3年全生徒と2年サイエンス科生徒が参加し、本校は3部門すべてに参加しました。

 

特に日本語対面部門は430作品・生徒総数1400人という全国でも類を見ない規模で開催されました。

対面でお互いの研究を通した交流ができる楽しさを感じていたようです。

 

最後に異なる学校同士の生徒でグループを作り、「未来の宮崎について考える生徒交流会」を行いました。

初対面の生徒同士で緊張感もありましたが、活発な意見交換が行われていました。

将来、この中から宮崎の活性化を担ってくれる人材が現れることを期待します!

 

このMSECフォーラムをきっかけに、加盟校で力を合わせて宮崎県の探究学習を発展させていきたいと思います。

「3年サイエンス科英語ポスターセッション」開催! 

6月23日(金)に「3年英語ポスターセッション」が開催されました。サイエンス科では1年次からチームで研究を行い,その成果をポスターや論文にまとめ上げていきます。今回の英語ポスターセッションは,国際的な場での発表に重点を置き,留学生の方や他校のALTの先生方に発表し,質疑応答することで,国際的視野を身に付け,世界で活躍できる科学技術人材の育成を目的に行いました。

 

開講式の様子です。今回は宮崎大学より留学生11名と他校よりALTの先生2名にお越し頂きました。

 

 

さあ,英語ポスターセッションがスタートしました。

 

 

どの班も留学生の方を聴衆に迎えても臆することなく,果敢に発表し,相手に応じたプレゼンテーションを行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また,今回はMRT宮崎放送「まなび隊」の取材も入りました。本日の英語ポスターセッションの様子は7月15日(土)に放映予定です。ぜひ,ご覧ください。

 

今回の英語ポスターセッションを通し,国際的視野を身に付けることができたと思います。今後は世界で活躍できる科学技術人材になってくれることを願っています。

令和5年度「第1回わくわくサイエンス教室」開催!!

6月17日(土)に「第1回わくわくサイエンス教室」が開催されました。今回も県内からたくさんの小中学生が参加してくれました。

 

 

こちらは「マニュファクチャリング」です。マニュファクチャリングとはチームの仲間と話し合いながら「ものづくり」を行うことです。

 

 

今回のマニュファクチャリングは「サイエンス科からの挑戦状~ペットボトルを倒すな!~」をテーマに行いました。内容はラボシェーカー(試験管を揺らす装置)に水の入ったペットボトルを置き,揺れに耐えることのできる台座を新聞紙・はさみ・セロハンテープで製作するというものです。

 

 

今回は揺れの数値を70で固定し,ペットボトルを支えられた時間1秒につき10点与えるというルールで行いました。点数の高いチームが優勝です。試技をすることもできますが,その際新聞紙すべて交換となり,5点減点となります。果たして,どのチームが優勝するでしょうか。

 

各チームとも試行錯誤しながら議論し,一生懸命作っていました。

 

 

 

 

 

いよいよ競技がはじまります。生徒実行委員が会場を盛り上げます。

 

 

 

さあ,何秒耐えられるか。

 

 

 

なんと,20秒耐え凌いだチームが現れました。

 

 

優勝したチームには,生徒実行委員より賞状が授与されました。

 

 

こちらは「実験教室」です。

 

 

今回も2つの実験を行いました。

1つ目は「ドライアイスでシャボン玉」です。

各班に置いてある水槽に砕いたドライアイスを入れ,ドライアイスが浸るくらい水を入れます。そして,シャーレに入っているシャボン液をストローの先に付けてシャボン玉を膨らませ,水槽の中に向かって吹きます。

 

 

すると,ドライアイスの煙の上でシャボン玉が踊るような動きをしています。実はドライアイスは二酸化炭素を固体にしたもの。空気は二酸化炭素より重いと言われています。昇華によって出てきた二酸化炭素が空気に触れることで下に沈み,シャボン玉が宙に浮くという原理を使った実験でした。

 

 

気体の状態変化と分子量について身の回りのものを使って実験し,小中学生に分かりやすく説明を行っていました。

 

 

もう一つの実験は「オイルモーション」です。水と油が混ざり合わないことを生かした実験になっています。水20mlと油(ジクロロメタン)20mlを入れ,選んだ好きな絵の具をガラス棒に付けて水に溶かします。そしてラメを入れて完成です。

 

 

参加者からは「キレイ!」という声が聞かれました。

 

参加者の各講座に対する満足度も非常に高く,「また参加したい」というコメントを残してくださった参加者も多数でした。本校サイエンス科主催の「わくわくサイエンス教室」は全国的に大変注目されている催しになっています。次回は12月に開催します。多くの参加者をお待ちしています。

 

サイエンス科1年生の探究活動「ACTーSI1」

本校の探究活動は「ACT」と呼んでいます。

ACTではグループに分かれて、自分たちで決めたテーマについて研究を行っていきます。

本校では本格的な研究に入る前に、研究に必要なことを学ぶ時間を設定し、独自の教材で授業を行っています

今回はサイエンス科1年生のACTの導入について簡単に紹介します。

 

①初めに「なぜ探究活動が必要なのか?」「研究者としての心構え」についてワークシートを使いながら説明を行います。

次に、「思考法(ロジカルシンキングやクリティカルシンキングなど)」「議論のルール」「研究の流れ(PPDAC)」について説明を行います

 

 

全国SSH生徒研究発表大会で上位入賞した作品を題材にして研究計画を立てる練習を行います。

同じテーマで自分たちならどんな計画を立てるか、ホワイトボードを使ってチームで話し合います。

特にロジカルシンキング(論理的思考)を意識した活動になっています。

 

 

コンセンサスゲームを利用して、ブレーンストーミングとKJ法を使う練習をします。

フレームワークを使うことで活発な議論と合意形成を促すことができます。

 

 

これらの導入を行った後に、チーム編成、研究テーマ・計画書作りなどへ入っていきます。

テーマ作りや研究計画書作成の中でも様々なフレームワークを使い、研究に必要な力を身につけていきます。

タイの姉妹校カセサート大学附属高校の校長先生が来校しました

本校は平成30年にタイ王立カセサート大学附属高校と姉妹校協定を結び、交換留学などの交流を行ってきました。

ここ3年間はコロナ禍の影響で、交換留学を行うことができませんでした。

今年度、久しぶりの交換留学を再開することになり、5/17(水)にカセサート大学附属高校の校長先生と進路部長の先生が挨拶に来てくださいました!

 

本校教頭(左)とカセサート大学附属高校の校長先生(中央)と進路部長の先生(右)です。

 

校内見学をしました。屋上からの景色に驚いていました。

 

音楽部に琴と合唱を披露してもらい、最後に写真撮影をしました。

 

8月には本校生徒がタイへ留学し、10月にはタイの生徒が本校へ留学してきます。

交換留学の様子はこのブログでまたお知らせします。

お楽しみに!

1年サイエンス科が宿泊研修に行ってきました!

5月12日(金)~13日(土)の1泊2日で,1年サイエンス科40名がむかばき青少年自然の家へ宿泊研修に行ってきました。

 

今回の宿泊研修はサイエンス科にとって初めての取組です。探究活動に必要な基本的な知識・技術の習得を目指すことを目的に実施しました。

また今回の宿泊研修では,1年生のサポート役として2年生9名が「生徒実行委員」として参加しました。

 

まず,入所式を行いました。入所式では代表生徒が「探究活動のノウハウをしっかり学べる有意義な研修にしたいです」と力強く抱負を述べてくれました。

 

 

次に「コンセンサスゲーム」を行いました。コンセンサスゲームとは,与えられた課題について,チームで協力しながら答えを見つけていくゲームのことです。

今回は付箋を使い,グルーピングしていくKJ法を使い,フレームワークを行っていきました。

 

 

 

このコンセンサスゲームを通して,きちんと理由付けを行い,つじつまが合う主張が述べられる「ロジカルシンキング」を身に付けることができるようになりました。

 

次に,全員が楽しみにしていた「野外炊飯」です。今回はなんと,何も説明なしで火起こしから各班で行いました。

 

火を起こしたら,食材を切り,カレー作りのスタートです。

 

 

 

やっと,カレーの完成です!また,途中から来られた校長先生よりお茶の差し入れを頂きました。

 

みんなで食べるカレーは格別です!

 

 

夜は「天体観測」を行いました。曇りの天気でしたが,担当の河野先生から天体に関するお話を頂いている途中で奇跡的に雲が晴れ,みんなで天体観測を行うことができました。

 

 

2日目は「マニュファクチャリング」を行いました。マニュファクチャリングとは,ものづくりのことです。今回は「ペーパーバランス対決」を行いました。各班,紙で作った構造物をコースの上に置いて転がし,進んだ距離の長さを競いました。

 

各班,議論をしながら製作していきました。

 

 

 

 

さあ,各班の作品が出揃いました。競技開始です!

 

 

なんと,1位になったチームはゴールの目前まで進む好記録を樹立しました!これから始まる探究活動での成果が頼もしいです。

 

その後,退所式を行いました。代表生徒が「今回の研修で学んだことをこれからの学科活動につなげていきましょう!」と展望を述べてくれました。

 

最後に集合写真撮影を行いました。

 

1泊2日の短い宿泊研修でしたが,探究活動に関するノウハウが凝縮された研修となりました。これから始まる1年サイエンス科生の活躍が今から楽しみです!

 

令和5年度 第1回サイエンス科集会開催!!

4月19日(水)

 

令和5年度第1回目のサイエンス科集会を開催しました。

集会の進行は3年生です。テンポ良く,全体を見渡した進行を心掛けていました。さすが3年生です。

 

在校生歓迎の言葉を2年生の代表生徒が述べました。サイエンス科の先輩としての想いやサイエンスの語源(*)について話してくれ,1年生の興味を引き出してくれました。

*ラテン語で「知る」

 

続いて新入生代表挨拶です。今年度の新入生は第20期という節目の学年です。サイエンス科生としての自覚と誇りを持ち,これから始まる学科生活をみんなで協力して頑張りたいと抱負を語ってくれました。

 

続いて令和5年度サイエンス科スローガンの発表を行いました。昨年度末にサイエンス科生徒より11種類のスローガンを提案してもらい,全員で投票を行いました。その結果,今年度のスローガンに選ばれたのは・・・・・・

『Shine with unique personality!~光る個性で輝くサイエンス科へ!~』

に決まりました!個性を大事に光り輝いていくサイエンス科生徒に今後も期待です。

 

ここからは1年生,2年生,3年生が6~7名のグループをつくり座談会を行いました。総数18のグループが体育館いっぱいに広がり,座談会のスタートです。

 

2年生と3年生がリーダーシップを発揮し,各グループともすぐに打ち解けていました。

 

今回の座談会では,「学校生活(学習面・生活面・進路面)について」,「1年サイエンス科の活動について」,「科学探究について」の3つのテーマを2年生と3年生が説明してくれました。先輩からの説明やアドバイスを1年生はしっかりメモを取り,聞きたいことを質問するなど,とても盛り上がりを見せていました。

 

 

座談会終了後には1年生が笑顔で学科活動について語っている姿が印象的でした。

 

最後にサイエンス科全員で集合写真を撮影しました。

 

サイエンス科の魅力は縦のつながりです。今回のサイエンス科集会で深まった絆をこれからの学科生活に発揮してほしいと思います。

プログラミングによる動画解析を行いました

3月11日(土)

サイエンス科1年生のマニュファクチャリングでした。

今回はプログラミングPBLの第4回目。

 

これまで生徒たちはマイコンRaspberryPiの使い方を学んできました。

今回は株式会社ランバーミルの伊藤社長を講師にお招きして

「AIによる画像解析」に挑戦!

 

RaspberryPiでビデオカメラを作り

撮影データをサーバーに送り

各自のGoogleドライブに保存し

Google ColabでPythonを動かして解析プログラムを作ります!

(・・・え?なんのこっちゃ?)

 

静止画では伝わりづらいですが…

動く男子生徒の動きに合わせて、骨格検出が行われています!

さまざまな技術を学び、探究活動に活かしてほしい!

 

 

 

~お知らせ~

下記のページを新しく作りました。ぜひご覧ください。

・令和4年度SSH研究開発実施報告書はこちら

・サイエンス科卒業生の研究作品紹介ページはこちら

サイエンス科集会を行いました

3月17日(金)

学期に一度のサイエンス科集会を開催しました。

今回のテーマは「さらなる高みを目指して!」

まずは先生が、現在のサイエンス科に対する想いを語りました!

 

 

引き続き、学年混合でグループになり、なにやら全員タブレットを操作しています…。

 

「サイエンス科の強みを探る!!」

さらなる高みに行くために、サイエンス科の強みを全員で挙げていきます。

 

全ての班の意見がスクリーンに映し出され

「なるほど~!それも強みだね~!」とみんなで議論していきます。

※今回はGoogleのJamboardを使っています。

 

サイエンス科の強みを見つけた後は、より理想的な目指すべき姿を議論し…

最終的に令和5年度のサイエンス科スローガンを作っていきます!

タブレットを使うと、議論の形も面白くなりますね。

 

 

~お知らせ~

下記のページを新しく作りました。ぜひご覧ください。

・令和4年度SSH研究開発実施報告書はこちら

・サイエンス科卒業生の研究作品紹介ページはこちら

令和4年度サイエンス科受賞実績

令和5年度がスタートしました!

今年度も宮崎北高等学校をよろしくお願いいたします!

 

さて、昨年度はブログの更新頻度が少なく…すみませんでした!でも、生徒も職員もたくさん頑張っていましたよ。

 

そこで、昨年度のサイエンス科探究活動の実績を振り返ってみます。実は、昨年度だけでも九州大会~全国大会レベルの受賞が11件もありました。

 

【3年生】

「リグニンの抽出と太陽光反射による変化」
・第13回 坊っちゃん科学賞 研究論文コンテスト(高校部門) 佳作
・第20回 高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC 2022) 佳作

「飫肥杉の含水率測定および溶媒抽出~飫肥杉の歯磨き粉~」
・第13回 坊っちゃん科学賞 研究論文コンテスト(高校部門) 優良入賞
・第21回神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 努力賞
・第20回 高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC 2022) 入選

「みやざきでも部分日食観測できたか~照度による日食観測~」
・第13回 坊っちゃん科学賞 研究論文コンテスト(高校部門) 入賞

 

【2年生】

「災害時のスマート発電機の開発と性能評価」
・日本金属学会第9回高校生・高専学生ポスター発表 優秀賞

 「小惑星による恒星食の観測と解析」
・令和4年度九州高等学校生徒理科教育研究発表大会物理部門 優秀賞
・令和4年度 日本学生科学賞 全国審査 入選3等

 

【1年生】

「太陽の多波長観測によるフレアの予測」
・サイエンスキャッスル2022 九州大会 優秀ポスター賞

「マイクロプラスチックの収集率の向上」
・令和4年度日本水産学会秋季大会「高校生による研究発表」優秀賞

 

 

 

 

 

その他の学会や県大会などの実績はここに書ききれません!

こちらのページにまとめていますので、ぜひご覧ください。

 

また、卒業生の研究作品も公開中です。

サイエンス科1年生が優秀ポスター賞を受賞しました

1月21日(土)に九州大学伊都キャンパスで行われた

サイエンスキャッスル2022(主催:株式会社リバネス)に参加しました。

 

こちらで、本校サイエンス科1年生による研究

「地上と宇宙からの多波長同時観測による太陽フレアの予測」

優秀ポスター賞を受賞しました!

 

会場は九州大学伊都キャンパスの椎木講堂でした。敷地が日本一広いという九州大学。

 

39作品の高校生による研究ポスターセッションが行われました。

 

本校サイエンス科1年生からは他にも…

「騒音をなくそう!アクティブノイズキャンセル」

 

「段差で転倒しない自転車」

 

以上3チームが参加しました。

1年生ながら、現在までの研究成果を情熱込めて伝えました!

 

今回の大会ではポスター39作品のうち

優秀ポスター賞が4作品。

最優秀ポスター賞が1作品でした。

 

太陽班は晴れた日には、太陽の光球と彩層を観測しています。

 

最近は太陽活動が活発で、こんな大きなプロミネンスの撮影にも成功。

今後も頑張ってください!!

第2回わくわくサイエンス教室

12月24日(土)に「第2回わくわくサイエンス教室」が開催されました。今回も県内からたくさんの小中学生が参加してくれました。

 

 

こちらはマニュファクチャリングです。マニュファクチャリングとはチームの仲間と話し合いながら「ものづくり」を行うことです。

 

 

今回のマニュファクチャリングは角度を30°に固定したまっすぐな坂を配置し,その先の床に新聞紙5枚を貼り付けます。

 

 

坂の上からビー玉を括り付けた力学台車を転がすわけですが,各チームに1枚ずつ配付したケント紙で台車が新聞紙をなるべく破らない構造を作製してもらうルールになっています。

 

最終的には台車の速度を100倍した数値(1.00m/sなら100点)から破った新聞の枚数×10を引き算し,一番点数が高かったチームが優勝となります。

 

各チームとも試行錯誤しながら議論し,一生懸命作製していました。

 

 

 

 

完成させたら各チーム試技を行い,結果を踏まえて再考していきます。

 

 

 

いよいよ競技がはじまりました。

 

 

 

競技終了後には表彰式を行い,合計得点の1位のチームに賞状を授与しました。

 

こちらは実験教室です。

今回は2つの実験を行いました。

1つ目は「スノードーム」です。塩化アンモニウムの入っている試験管に蒸留水を入れ,ガスバーナーで加熱します。加熱しながら塩化アンモニウムが全て溶けるまで,試験管を振ります。

 

 

 

全て溶けたらあとは待つだけ。すると結晶が出てきました。

 

 

これは「塩化アンモニウムの再結晶」という現象によるものです。参加者からは「すごい!」という声が聞かれました。

 

2つ目は「香りの実験」です。いくつかの溶液を使い,化学反応を起こしある果物の香りを再現していく,というものです。参加者も化学反応を楽しみながらどんな香りが作れるか興味津々です。

 

 

果たしてどんな果物の香りができるか。正解は・・・,「洋なし」でした。アルコールと酢酸がくっつくことにより,エステルという物質ができるという性質を使っての実験でした。いずれの実験ともに現象のメカニズムを高校生が小中学生に分かりやすく説明を行い,笑いも起きていました。

 

 

参加者の各講座に対する満足度も非常に高く,「また参加したい」というコメントを残してくださった参加者が多数でした。本校サイエンス科主催の「わくわくサイエンス教室」は全国的に大変注目されている催しになっています。来年度も開催します。多くの参加者をお待ちしています。

 

第2回サイエンス科集会

10月20日(木)に第2回サイエンス科集会を開催しました。今回の集会は1年生と2年生を対象に,進路目標実現のために,強い意志を持って日々の学習に取り組んでいく姿勢を培うことを目的に行いました。

 

集会の進行は2年生です。

 

今回はベネッセコーポレーション宮崎県担当の長義幸様にお越しいただき,「希望進路に向けて~大学進学に向けての心構えと“今”知っておいてほしいこと~」を演題に講演をしていただきました。

 

 

講演では長様ご自身の経験談を交えながら,自分で考えて学習することの重要性や学習のPDCAサイクルを回すコツなど,生徒目線で学習への取り組み方などを説明いただきました。また,成績の伸び方についても理想と現実の説明をいただき,改めて努力し続けることの重要性を再認識できました。

 

講演後はお礼の言葉を2年生が述べました。苦手科目と向き合う際に,分野までしっかり把握し,PDCAサイクルを回していくことで克服していきたいと決意を述べてくれました。

 

今回は保護者の方も聴講に来られ,生徒・保護者・職員が一緒になって学習や進路について考える集会となりました。研究の秋,そして勉学の秋。サイエンス科の両輪と言われている「探究活動」と「学力養成」をフル回転していくサイエンス科生徒のこれからの取り組みが,今から楽しみです。

 

「日本水産学会」高校生ポスターセッションで優秀賞をいただきました!

9月5日

宮崎県のフェニックス・シーガイアで行われた

令和4年度日本水産学会秋季年会の高校生ポスターセッション

1年サイエンス科のマイクロプラスチック班が参加しました!!

 

研究班は3名です。

 

この学会では、水産に関わる大学や企業の研究発表が行われました。

(宮崎県が会場になるのは35年ぶりとのこと!)

広い会場にたくさんのポスターが並びます!

 

大学生のポスターに並んで、高校生のポスターセッションも開催されました!

多くの大学生や大学の先生方に質問やアドバイスをいただきました。

また、大学や企業の研究ポスターもたくさん見学できました。

 

高校生のポスターセッションでは優秀作品の表彰が行われ

12作品の中から、最優秀賞1件、優秀賞2件が選ばれます。

 

なんと、優秀賞に選出していただきました!!

おめでとう!!

 

今回は5時間以上に亘って、ポスターセッションに参加しました。

学びの多い一日となりました。

 

 

北高生の研究ポスターで冷や汁アピール!

宮崎北高校普通科の地域探究で研究されてきた

「冷や汁を食べよう!~冷や汁普及の旅~」

宮崎の郷土料理である「冷や汁」が、昨今のフードロス問題にいかに有効かを調べ

「冷や汁の日」制定を提唱する研究です。

 

そして、この度!!

 

HEARTYながやま住吉店様に、北高生の研究ポスターとともに

フードロス削減をアピールする冷や汁コーナーを作っていただきました!!

研究ポスターがしっかりと掲示されています~!

研究内容の一部を抜粋したチラシまで…!

 

POPには「♪宮崎北高プレゼンツ♪」の文字が!

そう、冷や汁はフードロス削減にとても有効なのです!

各家庭の余りがちな食材を活用できる冷や汁!

 

皆様もこの夏冷や汁を食べませんか!?

 

HEARTYながやま住吉店様、ご協力ありがとうございます!

大好評!第1回わくわくサイエンス教室

6月18日(土)に「第1回わくわくサイエンス教室」が開催されました。今回は県内から41名の小中学生が参加しました。

 

こちらはマニュファクチャリングです。マニュファクチャリングとはチームの仲間と話し合いながら「ものづくり」を行うことです。

 

 

今回は,フィルムケースと入浴剤を使ったロケットをチームで作り,2回ロケットを飛ばし,合計点数を競うゲームを行いました。飛ばした距離によって点数が入りますが,的に当たると大幅に点数が入るルールになっています。1回目のロケット飛ばしが終わると,各チーム試行錯誤しながら,より遠くに飛ばそうとロケットを改良している姿が印象的でした。

 

 

 

 

 

競技終了後には表彰式を行い,合計得点の1位のチームに賞状を授与しました。

 

 

こちらは実験教室です。

 

 

今回は「ルミノール反応」を行いました。いくつかの溶液を自分たちで作り、化学反応により暗闇で様々な色に発光するルミノール反応を観察します。実験をしながら高校生が実験器具の使い方と発光する原理を説明しました。暗闇の中で発光したときは非常に盛り上がりを見せていました。また,発光するメカニズムを高校生が小中学生に分かりやすく説明を行い,笑いも起きていました。

 

 

 

 

参加者の各講座に対する満足度も非常に高く,「また参加したい」というコメントを残してくださった参加者も多数でした。当日は多くのメディアからの取材もあり,本校サイエンス科の取り組みを広報することができました。次回は12月に開催します。多くの参加をお待ちしています。

 

 

第1回サイエンス科集会

4月27日(水)に第1回サイエンス科集会を開催しました。

今回の集会では1年生に早く学科生活に慣れてもらうことを目的に行いました。

集会の進行は3年生です。

 

 

はじめにサイエンス科主任の日隈先生よりサイエンス科の歴史やサイエンス科の両輪と言われている「探究活動」と「学力養成」について説明をしていただきました。

 

 

在校生歓迎の言葉を2年生の代表生徒が述べました。私たちも分からないことばかり。だからこそ,つながりを大事に一緒に頑張っていきましょう,と話してれくました。

 

 

続いて新入生代表挨拶です。サイエンス科生としての自覚と誇りを持ち,先輩達が築き上げてきた歴史を継承していきたいと抱負を述べてくれました。

 

 

ここからは1年生,2年生,3年生が6~7名のグループをつくり座談会を行いました。総数18のグループが体育館いっぱいに広がり,座談会のスタートです。

 

 

2年生と3年生がリーダーシップを発揮し,各グループともすぐに打ち解けていました。

 

 

今回の座談会では,「学校生活(学習面・生活面・進路面)について」,「1年サイエンス科の活動について」,「科学探究について」の3つのテーマを2年生と3年生が説明をしてくれました。先輩からの説明やアドバイスを1年生はしっかりメモを取り,聞きたいことを質問するなど,とても盛り上がりを見せていました。

 

 

座談会終了後には1年生が笑顔で学科活動について語っている姿が印象的でした。

サイエンス科の魅力は縦のつながりです。今回のサイエンス科集会で深まった絆をこれからの学科生活に発揮してほしいと思います。

ピア・サポート活動

4月9日(土)に2年生サイエンス科でピア・サポート活動を実施しました。

 

ピア・サポートとは「身近な仲間同士で支え合う」活動のことです。

今年度から「特色ある教育課程等実践研究推進校」に指定され,2・3年次サイエンス科は各学年2クラスの少人数学級編成となりました。

そのため,初めてクラス編成が行われ,新しい仲間と学科生活をスタートすることになりました。

 

今回のピア・サポート活動では,より自分のことを相手にしってもらうための「自己紹介」をテーマに行いました。

昨年度も一緒のクラスメイトだった生徒たちも自分のことをもっと相手にしってもらおうと工夫を凝らし,自己紹介を行っていました。

活動後には安心感がクラス全体に広がり,新学年での学科生活がスムーズにスタートすることができていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年生も入学し,中堅学年として多くの活躍が期待されます。

北高サイエンス科を盛り上げてほしいと思います。

県課題研究発表大会でW最優秀賞!

3月15日は第8回 宮崎県課題研究発表大会が行われました。

 

この大会は、県内の課題研究に取り組む学校が一同に集まり

自然科学系と人文社会系に分かれて研究発表を行うものです!

 

今回は宮崎北高校が事務局となり、サイエンス科の2年生が運営スタッフとして活躍しました!

28グループ103人がオンラインでの発表に臨みました!

 

 全体行事の司会進行を行う生徒達。

緊張しています。大きなトラブルも無く順調に進行していきます。

 

全体進行のブースだけではなく、自然科学や人文社会など

カテゴリーごとに5つのブースで進行をしていきます。気が抜けません…!

 

進行だけでなく、もちろん発表にも参加しました!

今回はサイエンス科2年生が自然科学カテゴリー1と2にエントリーしています。

宮崎北高校からはRaspberryPiを用いた自作センサーで臨む「香りの数値化」の研究と…

 

継続研究で脈々と研究を進めてきた

「プログラミングを用いたチャコウラナメクジの行動解析」が参加!

慣れた様子でオンライン発表を行っています。

 

それをオンラインで見守るのは、後輩のサイエンス科1年生です。

 

全ての発表が終わり、いよいよ結果発表です。

今回は宮崎大学の先生方と、県教育委員会の先生方による審査が行われました。

他校の発表も面白く、興味深いものばかり!

どんな結果になるでしょうか・・・。

 

 なんと!

宮崎北高校の2作品がカテゴリー1&2の最優秀賞に選ばれました!!

W最優秀賞です!

おめでとう!!香り班とナメクジ班!!

これまで行ってきた探究活動の成果が発揮できましたね。

 

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野島研修を行いました

2月26日
サイエンス科1年生のフィールドワークを行いました。
宮崎県総合博物館との連携事業です。


野島神社です。
宮崎県の内海に位置し、浦島太郎が祀られている珍しい神社です。

国の天然記念物に指定されたアコウをはじめ、ここが北限の植物も多く自生し、南方系の植物を含め30種以上を見ることができます。


青島、屋久島と研修を重ねてきたサイエンス科。
最後の締めくくりは野島神社です。
自然豊かなこの神社で、課題となる34種類の植物を探します。


事前に植物の特徴を学んでいる生徒達。
葉身、葉柄の特徴をもとに同定していきます。

しかし、なかなかすべては見つかりません。


見つけた植物は写真に撮り、それを先生たちでチェックしていきます。

結局、「34種類すべてを見つけた班」はありませんでしたが
各班の結果を合わせると34種類が見つかりました。

「ああ、それか~!」という感想がちらほら。


こちらは野島神社から伸びるアコウの枝です。
特に、写真右の柱は「伸びてきた枝を支えるための柱」にも根が巻き付いてこのような形に。


今回で、今年の連携事業が最後となる博物館の先生方。
博物館における事前学習や、青島でのFW、屋久島でのFW、そして今回と本当にたくさんお世話になりました!!

最後の挨拶では、これまで学んだ地質・植生の知識を思い出し、また活かしてほしいと激励をいただきました。




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令和3年度宮崎県学生栄誉賞をいただきました!

本校サイエンス科のハクセンシオマネキ研究チームが
令和3年度宮崎県学生栄誉賞に選ばれました!

これは、スポーツや文化などの分野で顕著な成績をあげた生徒に授与されるものです。


立派な楯をいただきました。

本来であれば、県庁にて知事より授与されるのですが
今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために授与式が中止となりました…。


ハクセンシオマネキの研究班は、高校生バイオサミットで環境大臣賞を受賞するなど、多くの成果を残してきました。


彼らは、自分たちで観察した動画から、プログラミングを駆使してデータ解析を行い、絶滅危惧種のハクセンシオマネキについて研究してきました。

また、彼らの姿にあこがれて、後輩たちもそれぞれの研究に熱心に打ち込んでいます。

これからも宮崎北高校サイエンス科は頑張ります!!


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プログラミングを使い始めた1年生

こちらは2月23日の部活動の様子です。

科学部の1年生は、現在研究計画に従って順調に研究を進めています。現在の様子を少しだけ公開しましょう。


アサリの研究班です。
継続してデータを取るために、先日のプログラミング講座で習った
Raspberry Piを用いて自動観測カメラを作っています!
既にカメラモジュールも接続完了!
SSHで遠隔操作を行い、自動で写真を撮影することに成功しています。
学びが活きていますね!

※ここでのSSHとはSecure Shellの略で、安全にコンピュータをリモート操作する方法です。そして宮崎北高校はSSH(Super Science High school)です。
そう…彼らはSSHでSSHしているのです。



こちらはギアの研究班です。
3Dプリンタを使いこなし、様々なパーツを自由自在に作れるようになりました。実験は次の段階へ。
ギアにかかる力を調べるために、デジタルフォースゲージを使い始めました。授業で習った物理の知識を駆使して頑張れ!


他にもプログラミングを使うチームはたくさんあります。
そんな中で、互いにハードやソフトの使い方の教えあいや情報共有も生まれています。
こちらの生徒たちは3D設計図を作るCADソフトの使い方を共有しています。

科学部全体が、チームとして支えあいながら研究を進めている姿が見られます。


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科学部の定期報告会

宮崎北高校の科学部は約40名の大所帯です。

普段の活動では、なかなか他のチームの研究を詳しく見ることはありません。
そこで、互いの進捗状況を報告して切磋琢磨するために
また、プレゼンや質疑応答に慣れるため、定期報告会を行っています。

その様子を少しだけ紹介します。

報告会は週に1回です。
土曜日など比較的時間に余裕がある日に行われています。
毎回2~3組が研究の進み具合を発表し、部員と質疑応答をします。
先輩たちが率先して質問してくるので、1年生はドキドキですね。


そんな2年生も、先生たちが質問をしてくるのでドキドキです。
各班、月に1回発表が回ってくるペースです。


実際にまとめて話すことで、自分の研究の進捗を客観的に判断することができます。
「うわっ!あの班はもうあんなに進んでいる…!」
「先輩がやっていること、今私たちが悩んでいる部分だ!聞いてみよう!」

などなど、発見やメリットが大きい定期報告会なのです。


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2年生の科学探究は今!

サイエンス科2年生の科学探究の様子を紹介します。

2月8日。
とにかく寒い日が続きますが、2年生の研究はアツく続いています。

彼らには規定の研究費が与えられていますが
ちょうど注文した物品が届いた班も多く、研究が加速しているところです。


圧電素子の研究を続けている班です。
ものづくりに必要なパーツがたくさん届いたので、今から工作を始めるようです。


こちらは「香り」の研究をしている生徒。
追加のセンサーやRaspberry Piのセットが届き、プログラミングを行っています。


こちらは部分日食の観測班。
彼女たちはRaspberry Piの照度計で、曇天だった部分日食を観測していました。
現在は、モデル実験のデータを取得しているようです。


各種学会、発表会も迫っています。
得られた研究データをまとめて、プレゼンを作っている班も多いです。
先生からのアドバイスを受けています。


いろんな班が、いろんな実験を行っており…


データの分析や計算に一生懸命になっている中…


届いた大量の物品を整理している経理担当の先生。
いや、ほんと毎回ありがとうございます!

生徒が研究を一生懸命頑張ってくれることが、何よりの感謝になると信じて…。


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プログラミングPBLを行いました!

2月5日と2月19日に行ったサイエンス科1年のマニュファクチャリング。
前回に引き続き、プログラミングPBLを行いました。

PBL(Project Based Learning)とは課題解決学習のことです。
マニュファクチャリングでは、毎回様々な課題を与えられます。
これを試行錯誤しながら解決することで、成長していくのです!


今回は、プログラミングを通して試行錯誤の訓練をしています。

これまでは宮崎北高校の先生がプログラミングの基礎的な授業を行ってきましたが、今回からは株式会社ランバーミルより伊藤陽生社長をお招きして、より応用的な課題に挑戦します!


今回の課題はRaspberry Piの自動起動&サーバ接続!
これまでの授業で、明るさや気温を取るデータロガーは作っているので、その応用編です。

テキストに掲載されたスクリプトを打ち込むだけではダメです。
自分で考えながらスクリプトを書き換えていきます。

電源を入れたら自動で10分に一回データを計測しはじめ、それを自動でcsvファイルで保存し、さらに自動でサーバにつないで送信する…。あなたがやるのは電源を入れるだけ。

そんなデータロガーを作ります。


何度も何度もエラーを出しながら、英語のエラーメッセージを読んで
どこが悪いのか探して、そこを改善して…と繰り返していきます。
着実に正解に近づいていく
プログラミングが試行錯誤に向いているのは、まさにここですね。

最終的に、大半の生徒が課題をクリアすることができました。


実際、この自動起動&サーバ接続は大変便利で、これまでの先輩がRaspberry Piを使うときに悩まされていた
「キーボードとモニターがジャマ」
「取得したデータをいちいちUSBメモリで取り出していた」

という問題が一気に解決します。
また、自動起動の応用範囲は計り知れません!

さてさて…
伊藤社長にお世話になるのも、3年目です。
3年前の1年生は、データロガーを作るだけで授業が終わっていました。
しかし、昨年の内容を本校教員が行っておくことで、毎年進化した授業になっていきました。
(本校教員もプログラミングをめちゃくちゃ勉強しました…(遠い目))

マイコンを研究に使い始めた班も多く、生徒の90%以上が「プログラミングは楽しい!」と答えてくれました。

頼もしい限りです!

※この授業の様子が、2月13日付けの宮崎日日新聞に掲載されました!


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3Dプリンター大活躍!

宮崎北高校には、3Dプリンターがあります。

設計ソフトを使いなせば、どんな形のパーツでも自在に作り出せます。


今回、1年生のギアを研究している班が3Dプリンターを使い始めました。
初めは設計ソフトに苦戦していましたが、試行錯誤の末に自由自在に
パーツを作れるようになりました。

現在は、「遊星歯車」を作っているようです。


溶かしたフィラメントを幾重にも重ねて出力されていきます。


1つの班が使い始めれば、「ウチも!ウチも!」と盛り上がっていきます。近々、2台めの3Dプリンターが稼働し始めるそうです…。


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宮日こども新聞の取材を受けました

12月25日

わくわくサイエンス教室のあとに
「宮日こども新聞」の記者さんから、宮崎北高校科学部の取材を受けました。

こども記者さんは午前中のわくわくサイエンス教室にも参加してくださいました。


理科の中でも、細胞などに興味があるという記者さん。
科学部の中でも葉緑体マスク班に取材したいとのことでした。


せっかくなので、科学部の設備で植物の細胞などを見ていただきました。


研究をする高校生の姿は、記者さんにどう映ったのでしょうか。

取材の詳細は、1月22日の宮日こども新聞に掲載されます!


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国際交流のノウハウを伝えました!

12月20日

同じく宮崎県内のSSHである延岡高校から依頼を受け

MSEC指導者ワークショップの一環として
国際交流事業の進め方をお伝えしました。

本校ではさくらサイエンスプランを含め、
多くの科学と英語のつながりを持つ授業が行われています。

JSEC2021で花王特別奨励賞をいただきました!

12月11日~12日にかけて
JSEC2021(第19回高校生・高専生科学技術チャレンジ)が行われました。

本校からはハクセンシオマネキの研究チームが、ファイナリストに選ばれて
オンライン参加をしました。


丸二日の日程を終え、最終日…。
いよいよ結果発表です。


見事、「花王特別奨励賞」に選出されました!!


オンラインで喜びのコメントを伝えています。
(この日、もう一人のメンバーは受験のため不在でした。)


こちらのJSEC2021はアバターを使って会場内を散策できるシステムになっています。オンライン発表会は、今このように徐々に進化しています。


ちなみに、オンライン発表用の白い幕と、それを支える柱も
大会主催者から提供を受けました。すごい!

部分月食を観測しました

2021年11月19日

日本全国で部分月食が見られました。
本校の科学部も望遠鏡を出して観測しました。


久しぶりの天体観測に気合が入る生徒。
今回は18:00ごろの活動です。
学校帰りにちょうどいいですね。


こちらが18時ごろ部分食最大を迎えた満月です。
(科学部生徒撮影)

月食は、満月が地球の影に隠れることで発生します。
今回は完全に隠れる皆既月食ではなく、部分月食。
とはいえ、最大で全体の97%が隠れます。

太陽光は地球の大気で散乱され、地球の影には太陽光の赤い成分が多くなります。
なので、月食中の月は赤銅色に輝きます。


科学部生徒も、通りかかる生徒や先生も
素晴らしい天体ショーに見とれていました。

バイオサミットの表彰状をいただきました

10月11日の話です

『環境大臣賞』を受賞した高校生バイオサミットの表彰状が届きました。

バイオサミットで環境大臣賞を受賞したのは8月25日です。
なぜ今届いたのでしょう?

実は、大臣賞は省庁で直接押印後に発行されるため、時間がかかるのです。
なるほど~!

環境大臣賞!


大会が行われた8月25日は
環境大臣が小泉進次郎さんでした!

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第8回理系女子支援講座

10月8日
「第8回理系女子支援講座」がおこなわれました!

この講座は、理系進学を目指す女子生徒のために
実際の女性研究者の方と様々なお話ができる講座です。

宮崎北高校の生徒だけでなく、理系進学に興味のある
中高生を広く募集して
行われています。

今回は、宮崎県総合農業試験場の方にご協力をいただきました。

はじめに総合農業試験場場長 東 洋一郎 様より
ご挨拶をいただきました。

次に総合農業試験場企画広報室の溝口様より試験場の概要の
説明をしていただきました。


続いて、総合農業試験場生産流通部 佐藤 美和 主任研究員より
「理系女子を目指す学生の皆さんへ
~リケジョを目指した体験談から~」という講演会を
していただきました。

”リケジョ”人生ならではのお話をお聞きすることができ、
わたし自身(今回のブログ筆者)、高校生のときに
このような貴重なお話を聞けていたら
またいい意味で違う人生を歩んでいたのかなとも考えました。(笑)


講演会後は3班に分かれ分科会も行いました。


最初は緊張している様子も伺えましたが、
それぞれの研究員の方々と個別でお話をさせていただき、
こちらからの質問にも多く答えていただきました。


分科会後は、場内の研究施設の見学もさせていただきました。
今回は、生産流通部・生工学部・花き部を周りました。

試験場は本当に広くて、なんとあの東京ドームの約13個分もあるみたいです( ゚Д゚)

スイトピーなどのお花の説明を聞いている様子です。

それぞれ研究員の方々が普段どのようなところで
お仕事をされているのか、どのような研究を
されているのか
…などいろいろな説明をしていただきました。


農業試験場の皆様、お忙しいなか本当にありがとうございました。

次回の理系女子支援講座は、
11月13日(土)本校にて
宮崎大学農学部の教授と2名の学生さんに来ていただく予定です。

中高生の皆様!ぜひご参加ください!



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Earth Scienceで火星を学ぶ!(つづき)

10月4日のEarth Scienceの授業です。

前回から「火星に人は住めるのか?」について学んでいます。


まずは恒例の単語・熟語チェックから。
この授業では専門的な英単語が出てくるので、オリジナルプリントで学習します。


繰り返しながら、覚えていきます。


さて、前回の続き!
火星には太陽系最大の火山があるのですが、なぜでしょう?


それは、地殻変動の差です。
ざっくり言えば、地球は火山ができても地殻変動で移動するため
高い山ができにくい。

ところが火星は地殻変動が少ないので、その場所で長い期間かけて巨大火山が作られる…。

と、いうことを英語で学んでいます。


また、火星と地球の大気の違いにも注目。
地球で空が青く見えるのは、このような「光の散乱」の影響ですね。


夕方には、光が大気の中を長い距離通過するので、その分波長の長い光が散乱します。
これが夕焼けですね。


では、火星の夕焼けは何色でしょうか?
ご覧のように、薄い大気の火星では、夕焼けでようやく青い光が散乱し…
火星の夕焼けは青いのですね。

と、いうことを英語で学んでいます。


と言うわけで、またも次回に続く問題!
火星に液体の水はあるでしょうか!?

火星の気温は-140℃~35℃に変化するようです。
え?35℃?
意外に火星は快適ですね。

では水があるのでは…?


これについて議論する生徒達。

その答えは…また来週です。


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わくわくサイエンス教室の企画プレゼン!

10月1日(月)「わくわくサイエンス教室」の企画プレゼンを行いました!

本校サイエンス科の取り組みを小中学生に広めるために行っている
わくわくサイエンス教室。
(前回の様子はこちら)

その大きな特徴は、実験教室の企画・運営を生徒自身で行うことです。

今回は、12月開催の「第3回わくわくサイエンス教室」に向けて
サイエンス科2年がプロジェクトチームを立ち上げ
どのような実験を行うか考えてきました!


企画のプレゼンをする生徒達。
※どのような企画かはまだ内緒なので、隠させていただきます。

ものづくりを体験する「マニュファクチャリング」
そのネタも生徒に考えてもらいました。
自分たちが経験したからこそ、作られるのですね。

企画はサイエンス科の先生達へプレゼンしました。
色々な質問にもしっかりと答え
先生に「その企画、おもしろいね!」と太鼓判を押されましたよ。



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九州地区SSH交流会

9月28日(火)は九州地区SSH交流会が行われました。

これは九州地区のSSH校が一同に集まり、日頃の研究成果の報告や
交流を行うものです。

昨年に続き、今年度もオンラインでの開催となりました。

ちなみに、今回のホストは宮崎県。
宮崎西高校さんが主催し、宮崎北高校は研究発表を担当しました。


オンラインで本校の「マニュファクチャリング」について説明する担当者。
約100名の参加者に発表を行いました。


また、担当者による交流会も開催。
Zoomのブレイクアウトルームでセッションごとに議論を行いました。


Zoom画面も凄いことに(笑)

もともと、九州内のSSH担当者は他の大会でも顔を合わせることが多く
画面越しの再開となる先生も多かったです。

大会後は、宮崎北高校の取り組みに多くのコメントをいただきました。
本校への視察依頼など、次に繋げることも出来ました。

皆様本当にお疲れ様でした。



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Scientific Thinkingで論文読解

10月1日(金)のScientific Thinking(サイエンティフィックシンキング)を紹介します。

サイエンス科1年生の学校設定科目です。
この授業では、英語で研究倫理を学んだり、英語論文を読みながら
論文構成を学んでいきます。


そして、ただ教室に座って難しい英語論文を読んでいるだけでは頭が働かないので…
教室を飛び出し、本校SSHの成果を展示している「サイエンスロビー」にやってきました。
ここにはホワイトボードが沢山あります。


各班に割り当てられたのは、論文中の図表。
これが何を意味する図表なのか、論文を読み解きながら
まとめて説明せよ!


という課題です。


今回は、摩擦係数に関する論文の図表が与えられています。
論文とその段落を読み解きながら、まとめていきます。


こうして9班分の説明が出そろえば、あとは皆で発表して
論文ひとつを読むことができますね。

今回は、まだまだ英訳中。
読み解くには物理の知識も必要だぞ~!頑張れ!!


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普通科の探究活動にて

9月27日(月)
普通科の探究活動についてです。

いつもサイエンス科の記事が多いですが
本校は普通科も含めてスーパーサイエンスハイスクールです。

今回は、サイエンス科の取り組みが普通科にも波及した事例を紹介します。


普通科のACT-LI1(1年地域探究)にて。
地域の河川や用水路の水質検査に取り組むチームです。


自分たちで採取してきた水の水質検査を行います。
ここではパックテストを使用しました。

パックテストは、サイエンス科の海洋実習でも使用しており
pHや溶存酸素量などを調べることができます。

試薬の入った容器に採取した水を入れ、しばらく降ると化学反応で色がでます。
それを色比較表でチェックしていきます。


一通り結果が出たようです。
それにしても、学校周辺にも沢山の池や川があるのですね…。

さて、普通科の探究活動ではこの他にも
「フィジカルサイエンス」など独創的な取り組みを
多く行っています。

今後も紹介していきます!


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アースサイエンスで火星を学ぶ

9月27日(月)の2年サイエンス科「Earth Science」の授業です。

前回まで、地球に生命が誕生する条件について学んできました。
そして今回からは、少し視点を変えて…


「Can people live on Mars?」
つまり、「火星に人は住めるのか?」
について考えていきます。

火星は太陽系の惑星で、我々の地球とよく似ています。
創作でも「火星人」はよく出てきますね。


火星の特徴を学んでいきます。

ここまでの単語・熟語学習で今回使う単語は学んでいます。
(毎時間、スタート時に口頭の単語・熟語テストを行っています。)
その知識を駆使して、授業内容を理解していきます。

火星は地球の半分程度の大きさ。
 ↓
と言うことは、重力も小さい。
 ↓
と言うことは、どんな影響が考えられる?


ここでは、大気を留める力が弱く、気圧が低くなることや
惑星のサイズが小さいために核が冷えている事を学びました。


また、火星には太陽系最大の火山があります。
オリンポス火山です。

その大きさは、地球最大の火山ハワイ島の2倍近く!
海抜で地球最大を誇るエベレスト山(火山ではありませんが)よりも大きいです。

火星は地球よりも小さいのに…一体、なぜ!?


授業に参加しながら、一生懸命考える生徒達。

その答えは…また来週です。



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科学部2年生のオンライン発表会

9月26日(日)は宮崎県高等学校総合文化祭の
自然科学部門が行われました。

今回はポスターセッション大会です。
コロナ禍のため、オンラインで開催されました。

2年生は、この大会がデビュー戦になるチームも多いです。


今回は合計20作品が出展されました。
本校からは6作品が参加。


オンラインなので、6組のブースを作り対応しています。
発表用のパソコンと、見学用のタブレットを用意しています。


今回の大会は3時間!
割り当てられた時間いっぱい、発表や見学を行います。
発表では多くの高校生や審査員との質疑応答もありました。


身振り手振りで一生懸命説明する生徒。


見ている人からはこのように見えています。
コロナ禍の中、小さなポスターの文字を見るよりは
こうしてオンラインで画面越しに見た方が快適ですね。


通信環境もこの2年間でかなり良くなりました。
廊下に出てもタブレットで他校のポスターの見学が可能でした。

大会終了後は、Googleフォームに用意された審査ページで
自分が見た作品に採点をしていきました。


☆今回の大会では、下記の3作品が受賞実績を残すことができました!

「宮崎でも部分日食は観測出来たか」
・・・地学部門 最優秀賞&生徒投票賞

「ロケットの風洞実験」
・・・物理部門 優秀賞

「ナメクジの走性」
・・・生徒投票賞


おめでとう!!


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プログラミングソフトMATLAB初体験!

2学期のある日。

科学部1年生も活動が本格化してきました。
それぞれの研究テーマも決まり「プログラミングをしてみたい!」という班が登場。

そこで、希望者を募ってプログラミングソフトMATLABの勉強会を行いました。

休日の午前中をまるごと使って勉強して、画像の二値化処理とラベリングをマスターしました。

初めてのプログラミング。
頭が混乱しているのがよくわかります(笑)

さぁ、基本はわかった!
ここからは自分たちでどんどん学んでいくのです。
がんばれ!!


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コロナ禍とSSH事業

ある日、先生達が熱心に会議を行っていました。

11月に迫った屋久島フィールドワークの開催について。

もちろん開催する予定ですが、コロナ禍の第6波などで
状況が厳しくなる可能性もあります。

フィールドワークはSSH事業なので、国の予算をいただいて運営しています。
確実に開催を決めないと、予算申請できないという問題が…。


日程案をいくつも相談し、どのようなルートで回るのか話し合っています。


万が一延期になった場合、飛行機の場合は予約してしまうとキャンセル料がかかります。

複雑な条件が絡み合う中、こればっかりは先生達だけで決められる問題ではなく
校長や県教育委員会の判断待ちに。

現在、コロナ禍第5波は終息に向かっています。
このまま無事開催できることを祈るばかりです。


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令和3年度のData Science!

サイエンス科1年生のData Sciene(データサイエンス)の授業を紹介します。

ビッグデータの活用をできる科学技術人材の目指しています。
1年生はデータの統計処理を学んでいます。


今年度からGoogle Workspaceを活用!
ClassroomやGoogleドライブを活用して教材配布を行います。


授業は一斉講義ではなく、資料や動画を見ながら各自のペースで学んでいきます。


その上で、与えられた課題に取り組んでいきます。
全てのヒントは資料にある!

先生は生徒達の質問に答えたり、アドバイスをしていきます。


ちょうどこの日は、グラフ作成について。
与えられた資料を「円グラフ」「棒グラフ」「帯グラフ」のいずれかを用いて
グラフ化します。正解はひとつだけ。

できあがったら、先生を読んでチェックしてもらいます。
「お!頑張って作ったね~!でも、そのグラフでいいかな?見やすいかな?」

それぞれのペースで気づきを得ながら、Data Scienceの道を進んでいきます。



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青島フィールドワーク(その3)

9月25日(土)の1年サイエンス科青島フィールドワーク報告の続きです。
このシリーズは今回が最後です。

さて、青島神社の境内から出て、周辺地質の観察に入ります。


鬼の洗濯岩は、砂岩と泥岩が幾重にも積み重なった砂岩泥岩互層が隆起し
波に削られて(波蝕)できあがった特徴的な地形です。

地層の方向ともいえる「走向」がわかりやすいです。
上の写真だと、左右の洗濯岩の線が走向ですね。

そして、その走向をぶったぎるように「断層」があることをご存じでしたか!?


断層は、教科書などではパックリと割れた模式図で描かれますが
実際は「断層群」と呼ばれ、上の写真のように複雑に多くの線が入っています。


また、注意深く観察すれば、砂岩と泥岩を見分けることも可能です。
泥岩は波に削られて、砂岩が残っているため…


洗濯岩のへこみの部分を観察すると、泥岩層が見られます!
(水を付けた指でゴシゴシこすると、指に泥がつきました。)



灯台付近には、砂岩が多めの地層が。
泥岩ほど削られないので、他の洗濯岩よりも幅が大きいです。
(上の写真で生徒が立っているところが砂岩です。)


青島の北側です。
こちらにも見事な断層があります。


どうですかこの断層!
写真奥で「カックン」と走向が折れ曲がっています。
青島の地質は、堆積岩の地層と断層を学ぶのにうってつけの場所ですね。

さらに!
青島には砂岩泥岩だけでなく、火山灰の地層も存在します。

先生からの出題で、探してみることに。


見つけました!
生徒が指さしている地層が火山灰層です。
砂岩層のようにベコベコに浸食されておらず、荒い粒子が入った層です。

これだけ地層がある中で、この一列だけ確かに違います
・・・が、言われないと気づけない!

噴火情報から地層の年代を探る、重要な鍵層となっています。


今回は、フィールドワーク7つ道具を各班に配布していました。
ルーペや双眼鏡、カメラや温湿度計はもちろんのこと
「クリノメーター」を使う練習を行いました。

これは地層の走向と傾きを調べる道具です。
初めて使いますが、皆うまく測定できていました。


と言うわけで、短い時間でしたが密度の高い研修を行うことが出来ました!

今回の研修はまだ始まったばかり!
今後も宮崎県内をフィールドワークでしっかり学び、地質と植生を究めていきましょう!


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青島フィールドワーク(その2)

9月25日(土)の青島フィールドワーク報告の続きです。

さて、いよいよ青島神社にやってきました。


神社入り口にあったのは、アコウです。
地面ではなく空気中から水分を取る根っこ「気根」を伸ばし
他の樹木に巻き付ける通称「絞め殺しの木」


とはいえ、この入り口の樹木はアコウだけで形成されいるそうです。
熱心に質問をする生徒。


このアコウには小さな実がなっています。
それがイチジクそっくり。
と、思ったらアコウはクワ科イチジク属なのですね。
そこら中に落ちています。

アコウの花粉を運んでくれるのはアコウコバチという虫だけだそうな。
ええっ!マジすか。一種類だけなのですか…。
植物の世界は不思議ですね。


さらに青島神社の奥に進んでいきます。
境内の亜熱帯植物を見に行きます。


まず目を惹くのは、この倒木!
ビロウの倒木に、アコウが巻き付き、その上にフウトウカズラが茂っています。
南方系植物よくばりセットみたいですね(?)。

多くの木が密集して、地面に光が届かないような場所では
蔓植物が日の光を求めて覆い茂るのだとか。


クワズイモです。
その名の通り、食ってはいけない芋です。
間違って食べると中毒症状がでるとのこと。
(実際にナガイモと間違って食べる事故がよく起きるそう。)

葉の形も特徴的で、観葉植物として人気だとか。
ト〇ロが傘にしている葉っぱみたいで、個人的に私のお気に入りです。


この亜熱帯植物エリアでは、気温や湿度を計測しています。
また、気づいたことや、聞いたことをしっかりメモしていますね。
色んなデータを取ることを、徐々に学んでいます。

…と言うわけで、今回はここまで!

次回に続きます!



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青島フィールドワーク(その1)

9月25日(土)

ここは宮崎県青島
宮崎が誇る有名な観光スポットです。

青島は地質的にも植生的にも大変面白い場所です。
ここでサイエンス科1年生がフィールドワークを行いました!


青島の海岸に集合。
今回も、宮崎県総合博物館より福松先生と濱田先生にお越しいただきました!


まだ青島に上陸していませんが、
早くも海岸の砂地に生えるハマゴウで学びが始まりました。

このハマゴウ、その実はとても良い香りがします。
線香の材料や頭痛薬の薬として枕に入れていたそうな。


フィールドワークの基本は五感で感じること
とにかく触ってみる、匂ってみる。
このことを学び、青島を目指します。


青島。
様々な植物が群落を形成しており、非常に特徴的です。
この場所からでも、ビロウ、ダンチクなどを確認。


さぁ、いよいよ弥生橋を渡り、青島へ上陸だ!
ところで、この弥生橋の北と南で海岸の様子が大きく違います。
南側は貝殻が多い白っぽい海岸。北側は貝殻はほとんどありません。


青島上陸!
ここはほとんどが砂岩泥岩互層からなり、有名な「鬼の洗濯岩」となっています。
長い年月をかけて幾重にも積み重なった砂岩と泥岩。
やがて隆起した地形からやわらかい泥岩が波に削られて、洗濯板状の岩を形成しました。

また、砂岩層では根元を削られた「キノコ岩」が目立ちます。



と、地質に注目していたら、植生にも注目。
オオハマグルマです。葉に硬い毛があり、ざらつく植物です。


では、鳥居をくぐって青島神社に向かいましょう!

…という感じで今回はここまで!
次回に続きます。



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フィールドワークの事前学習!

9月18日(土)は1年生サイエンス科のフィールドワーク事前研修でした。

このフィールドワークでは、現地での情報収集などを通して
科学者に必要な「課題をみつける力」そして「課題を解決する力」
実践的に身につけます。

前回のフィールドワークは7月に海洋実習を行いました。


さて、今回は宮崎県総合博物館より2名の先生をお招きして、
地質と植生について学びます。

こちらは植生担当の福松先生。

そもそも植生とは「ある場所に生育する植物の集まり」のこと。
その植生は気候、土地、生物に影響を受けて変化するので
植生を見ればその場所の多くのことを読み取ることができます。


こちらは地質担当の濱田先生。

宮崎平野の地質と地形から始まり
来週に行う宮崎県青島のフィールドワークに向けて、青島の地形を学びます。

ポイントはやはり堆積岩!
「青島の隆起海床と奇形波蝕痕」
・・・いわゆる「鬼の洗濯岩」についてその出来方や構造を学びました。



熱心にメモをとる生徒達。
このメモが今後も効いてきます!

宮崎の植生と地質をしっかり学んだ後は、
鹿児島県・屋久島でのフィールドワークを行います。

宮崎県の特徴をしっかり理解しておくことが、後の学びに役立つのです。


しっかりと議論をしながら学ぶ生徒達。
サイエンス科では、普段の授業から積極的に話し合い活動をしています。


質疑応答では、多くの生徒から熱心な質問が飛び出しました。

その質問の多くが、今回の核心を捉えており…
つまり、来週のフィールドワークに直結するものばかり!
答えは来週をお楽しみに!という感じ。

いよいよ2学期のフィールドワークが本格的に始まりました。
さて、今後はどんな学びが待っているのでしょう!


※なお、この様子が9月24日(金)の宮崎日日新聞に掲載されました。
ご取材いただき、ありがとうございました!

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大会が近いぞ!2年科学部

科学部の活動を報告します。

最近、コロナ禍によって部活動の原則中止が続く中
大会が迫ってきた科学部2年生は学校の許可のもと
活動しています。

先日、3年生が環境大臣賞など輝かしい成績を残しました。
2年生も負けてはいられません!


これまでに貯めてきた実験データを黙々と解析しています。


電子顕微鏡写真を見ながら、悩むトカゲ班。


お互いに作ったパワーポイントをクロスチェックする
飫肥杉班とロケット班。


ナメクジ班は、プログラミングソフトMATLABのオンラインマニュアルを
一生懸命熟読しながら、プログラミングをしています。

まずは9月26日の宮崎県高校文化祭自然科学部門(オンライン)の出場を目指します!
その後も、サイエンスコンクールやプレゼン大会、各種学会などが増えてきます。
頑張れ!科学部!


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環境科学会2021年会に参加しました!

9月10日(金)
3年サイエンス科の太陽光班が
環境科学会2021年会に参加しました!


昨年、公益社団法人環境科学会より
2020年高校活動奨励賞ならびにクリタ活動賞をいただきました。

その助成金を用いた研究の成果を発表する日なのです!


学会はZoomによるオンラインで行われました。
彼らにブレイクアウトルームが割り当てられ、入室してきた方に説明します。
ポスターセッション時間90分の間に、沢山の先生が入室され
多くのアドバイスを受けました。


一生懸命説明するメンバーたち。
彼らはサイエンス科ですが、科学部ではありません。
授業の時間を使って研究してきたことをまとめました。

また、助成金で購入したサーモグラフィカメラの成果もバッチリです。


今回、高校生活動賞ならびにクリタ活動賞の表彰式も行われました。
なんと画面越しの表彰状授与がありました!!
さらに、カメラ越しの記念撮影も。

サイエンス科で行ってきた科学探究の成果がどんどん外部に出ています。
これからも独創的な研究を続けていきましょう!


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ESで宇宙を学ぶ

今回は2年サイエンス科のEarth Scienceを紹介します。

この授業では地学分野を中心に、SDGsの視点を持ちながら、英語で学習します。
実践的英語力を身につけるのが目的です。


ALTの先生は地学分野の専門家です。
これまでも地球内部の環境について学んできました。


今回からは、宇宙について学んでいくようです。
この分野で用いる単語・熟語の一覧が配られていますね。


さて、1班ずつに謎のイラストと英文が配布されています。
これは宇宙における地球(の導入部分)を説明した文章です。
全部で6種類用意されています。


内容をみんなで理解し、イラストを使って英語で内容をプレゼン出来るようにします!


これを6つの班が行い、最終的に全体プレゼンを行います。
英語で他者にプレゼンするのは難しいですね。

でも、頑張って取り組んでいます。

今後、内容はどんどん掘り下げられていきます。
プレゼンする内容も難しくなるかも!?



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星琳祭の科学部

9月2日~3日に星琳祭(文化の部)が行われました。
毎年、文化の部では科学部が実験教室を出展しています。

今年は「冷却剤作り」を出展しました。

暑い日が続きますから、冷却剤作りはうってつけですね。

ちなみに、実験教室のネタも生徒達が決めています。
今年度も、コロナ禍に伴う感染症対策のため
密にならずすぐに終わる内容にしたようです。


作り方は科学部のメンバーが指導します。
1度に6組ずつしか入れません。


尿素に水を入れる!これだけで冷却剤完成です。
あとは、暑くなったときに中の水袋を割ると、吸熱反応で冷えていきます。


おかげさまで大盛況でした。
来年はどんなネタにしようかな。
楽しみですね。

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第11回高校生バイオサミットでトリプル受賞しました

サイエンス科3年生のチームが
第11回高校生バイオサミットin鶴岡で受賞いたしました!

この大会は慶應義塾大学先端生命科学研究所を中心とする団体が主催しており
毎年全国の高校生が「
生命科学」に関係するあらゆるトピックの研究発表を行います。


今回の発表タイトルは
「STFTによるハクセンシオマネキの理想的な求愛ダンスの解析」
絶滅危惧種のハクセンシオマネキの行動を記録し、プログラミングを用いて詳細に解析しました。

彼らは1~2年生の頃にも多くの大会で受賞しており、
今回は3年間の集大成となる発表です。

書類による1次審査を通過し
8月5日に行われた1回戦(約60作品)を勝ち抜き
8月23日に決勝大会(約20作品)に参加しました!


彼らは自分たちでプログラミングを行い、ハクセンシオマネキの
求愛行動を信号化することに成功。
さらに短時間フーリエ変換を用いて求愛に成功したオスの傾向を探りました。
その結果「休まずに求愛を続けるカニはモテる!」ことを発見しました。
なるほど。休まずに求愛すればモテる…。勉強になりますね。


大学の先生との質疑応答にもしっかりと答えています。
今年度は全日程オンラインで開催されましたが
宮崎北高校は研究発表大会への参加も多いので、質疑に慣れています。



そして、研究発表が終わり
いよいよ審査結果発表の8月25日…。


様々な賞の受賞が発表される中…

環境大臣賞…。


おお!選ばれました!!!
環境大臣賞を受賞しました!!


さらに、審査員特別賞も受賞!!
チームへの環境大臣賞に加え、発表者個人に対して贈られたものです!


さらにさらに、本校の先生が優秀指導者表彰にも選出!!
今回発表に用いたプログラミングソフトMATLABは
本校のデータサイエンスの授業で取り扱っており
宮崎北高校の探究活動への取り組みが全国的に認められた証です。


表彰式後、審査員の先生から直接お電話があり
受賞のお祝いの言葉や、研究に関するアドバイスを受けました!

と言うわけで、
今回はひとつの作品でトリプル受賞となりました!

先日の全校SSH生徒研究発表会でも宮崎北高校の他作品が受賞しています。


宮崎北高校サイエンス科は、
探究活動において県内トップの受賞実績を誇っています!

この勢いは止まりません。
これからも活動を続けていきます!


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全国SSH生徒研究発表会

8月4日(水)の報告です。
令和3年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会に参加してきました!

この大会は、日本全国のSSH指定校の代表生徒が集まり
日頃の研究成果をポスターセッションで発表するイベントです。


宮崎北高校からは「星食現象」チームが出場しました。
(星食現象チームの過去の活躍はこちら


チームから、さらに代表2人が参加しました。
会場は神戸国際展示場です。


昨年度はコロナ禍でオンライン開催となった本大会ですが
今年度は万全の感染症対策のもと行われました。

本来であれば、200校以上のチームが集結し、熱気に包まれる会場ですが
今年度は2日間に分けて開催され(宮崎北高校は1日目の参加)
会場も大きく分散していました。


発表ブースにも飛沫対策のビニールが貼られていました。

研究ポスターは細かい文字が多いのですが、
感染症対策のビニール&ソーシャルディスタンスで
発表には苦戦しています…。


それでも、元気にわかりやすく研究内容を紹介していました!


他校の発表も見学します。
やはり実際に他校のチームと交流できるのは
研究を進める上でも大変参考になります。


開会式&閉会式の会場もご覧のディスタンスでした。
徹底した対策で開催してくださった大会事務局には大変感謝いたします。

・・・さて、その後8月20日にオンラインで表彰式が行われ
宮崎北高校のチームは見事「生徒投票賞」を受賞しました。
200校以上の中から受賞作品に選ばれました。
おめでとう!!
そして、投票してくださった皆さんに感謝です!


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サイエンス科のオープンスクール

8月3日(火),4日(水)は宮崎北高校のオープンスクールでした。

2日間とも、午後にサイエンス科の説明を行いました。
暑い中、たくさんの中学生と保護者が参加してくださいました。


実験教室です。ブロッコリーからDNAを抽出しました。


高校3年生が自分達の研究をポスターで発表しました。
中学生も保護者も一生懸命聞いていました。


座談会です。中学生の悩みや不安、保護者の質問に高校生が自分の経験を交えて答えました。盛り上がっていました。

参加して下さった中学生や保護者のみなさん、どうもありがとうございました。これから進路について考えいく際の選択肢に「北高サイエンス科」が入ってくれるとうれしいです。
なお、今回も、受付や駐車場などを含めて、多くのサイエンス科生が担当してくれました。お疲れ様でした。


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第2回わくわくサイエンス教室

6月19日(土)は宮崎北高校サイエンス科主催
「第2回 わくわくサイエンス教室」でした!

サイエンス科の生徒が中心となって、小中学生を対象に
楽しい実験教室を行いました。

朝の受付から生徒達が行いました。
今回は感染症対策のため、あまり大人数での開催ができず
先着40名での開催となりました。

2回目の開催となる「わくわくサイエンス教室」。
今回から完全に生徒たちによる運営に切り替えました。

実験教室の内容もサイエンス科の生徒がイチから企画しました。
何度も企画会議と予備実験を重ねて本日を迎えました。


高校生のお兄さん・お姉さんの自己紹介のあとは、いよいよ実験教室。
スライドで、ちょっとしたクイズをはさみながら実験内容を説明していきます。
…先生顔負けですね。


今回の実験教室では
炎色反応を利用したカラフルなキャンドルと
オリジナルフレーバーの芳香剤を作りました。


「うまく出来るかな…?」
高校生がしっかりと指導しています。



一方、こちらは…?
あれ?実験では無く、何か作っている?

今回は、実験教室の他に
サイエンス科で行っている「マニュファクチャリング」の体験も行いました。

今回のお題はペーパータワー。

紙で作った構造物を落として着地させ、そのときの高さを競います。


参加者の力作が揃いました!


ここから落とします!
それぞれのペーパータワーも倒れたり、無事着地したり様々!
競技は大変盛り上がりました。


こちらの企画も高校生がイチから考えています!

マニュファクチャリングの意義を説明する高校生。
試行錯誤と議論が大切なのですね。

サイエンス科の授業をしっかりと体験してもらいました。


最後は記念撮影。
今回のご参加、本当にありがとうございます!

というわけで、高校生の企画力が爆発した今回のわくわくサイエンス教室!
次回以降も、彼ら自身の手で素晴らしい体験教室が作られていきます。
小中学生の皆さんも、これを機にサイエンス科の活動に興味を持ってください☆

さて、そんなわくわくサイエンス教室の様子が
テレビで放送されます!!

7月11日(日)9:50~10:00
UMK「のびよ!みやざきっ子」をお見逃し無く!!




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サイエンス科講演会

6月1日(火)はサイエンス科講演会を行いました。

講師に宮崎国際大学学長の 村上 昇先生 をお招きし
脳科学の側面から、探究活動や日々の学習に役立つお話をいただきました。
演題は「自分の脳を活かすために」

村上先生のご専門である脳の仕組みを元に
どのように脳を鍛えれば良いのか
科学的な理由とともに学びました。


記憶力を鍛えるシステムやその方法についても面白かったですが
村上先生がまだ論文として発表していない
最先端の内容を聞けたのも貴重でした。


生徒たちの感想でも「脳のメカニズムに基づいた科学的な
勉強方法を習ったので、実践していきたい。」という意見が多数でした!

村上先生、お忙しい中ありがとうございました!

屋久島研修の記録(最終日)

4月29日(木)は2泊3日にわたる屋久島研修の最終日。
いよいよ午前中のポスターセッションで研修は終了です。

屋久島に関する「いくつかの課題」に答えるべく
2日間のフィールドワークで調査した内容をポスターにまとめました!

ちなみに、生徒たちがポスターに使用した写真は
現地にパソコンやプリンターを持ち込んで印刷しています。


ポスターは全部で6班分あります。

各ポスターには、製作した班から1人が付き
発表3分,質疑応答4分のポスターセッションを行います。

それ以外の生徒は、分かれて聴衆になります。


発表者を交代しながら6セット行うことにより全員がポスターの説明を行います。

審査団は引率教員と、県総合博物館の先生、現地のインストラクターの方々です。
審査団も6組に分かれて、全てのポスターを審査します。
どのくらい研修内容が活かされているか、課題の答えになっているか…等を厳正に審査していきます。


このポスターセッションは1人で説明します。
ですから、人任せにはできません

・・・でも、さすが夜中まで皆で悩んで作ったポスターです。
全員がきちんと内容を把握しています。
その分、審査員や生徒からも質問がバンバン飛んできます!


仮にポスターの内容が間違っていれば、この質疑応答でそれがわかります。

ポスターの内容は、主に屋久島の「植生に関するもの」と「地質に関するもの」です。
どのポスターも写真やイラストを活用し、わかりやすいポスターに仕上げていました。


さて、約50分のポスターセッションが終わり、審査結果を集計している間に…
今回の研修で与えられた課題の解説を、県総合博物館の先生方が講演してくださいました
写真は植生に関する解説中です。


こちらは地質に関する解説中です。
初めはすべて同じに見えていた岩石も、研修を経てその違いが見えてきました。


結果発表と講評の様子です。
6班の中から、最優秀の1作品が発表されました!
でも、本当に僅差でした。皆よく頑張りました!


今回は非常にストイックな研修スケジュールだったので
残念ながらお土産等を買う時間は全くありませんでした。
なにせ"探究活動強化合宿"ですから!

その代わり、この研修で学んだ様々な発見や感動を
ご家族にもぜひ話してください…と伝えました。


最後にみんなで記念写真!

とにかく、とても大変だった今回の研修。
その分、全員の探究に関する経験値が大きく上がった研修でした。

次は、11月にサイエンス科1年生が参加する予定です。
我々教員も、教材にさらに磨きをかけていきます!


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屋久島研修の記録(2日目)

2年サイエンス科の屋久島研修2日目の記録です。


朝は検温から始まります…。

8:30から早速バスに乗って移動開始です!
今日は丸ごとフィールドワーク
ハードな1日がスタートします。

宿泊している屋久島環境文化センターは島の東側にあります。
まずはバスでぐるっと西側へ。


やってきたのは大川の滝(おおこのたき)です!
堆積岩が変成したホルンフェルスが多く見られ
その中に花崗岩の岩脈が見られます。
生徒が散らばり、各々が注目したポイントの写真を撮ったり観察したり…。


次に、仲間(なかま)という集落にあるガジュマルを見に来ました。
"歩行樹"ともいわれる珍しい樹木です。
宮崎県の野島神社には立派なアコウの木があります。
その時の観察記録と比較して考察を深めました。


こちらは千尋の滝(せんぴろのたき)です。
背景に見える山は、一つの大きな花崗岩です。
これが削られて滝になったとか…。

生徒たちはインストラクターさんや
同行してくださった宮崎県立総合博物館の先生の解説を聞きながら
(この解説も、肝心の『課題の答え』は教えてくれない!)
与えられた課題解決のために、写真を撮ったりメモを取ったりしていました。

これで午前は終了。


午後は、いよいよ屋久杉が自生する標高1,000m地点のヤクスギランドに向かいます。


こちらがヤクスギランドです!
今回は50分の散策コースを進みました。
6~7人のグループに分かれて、それぞれにイストラクターさんが付いてくださいました。
写真は、珍しいコケや針葉樹を探す一同です。


これは屋久島の特徴的な光景!
「切株更新」と呼ばれるものです。
江戸時代に切られた屋久杉の切り株から、新しい樹木が生えています。


こちらは『仏陀杉』と名付けられた屋久杉です。
推定樹齢1,800年とか。

ところで、屋久島の杉なら何でも屋久杉という訳ではなく…
・人工林の杉→地杉
・樹齢1,000年未満の杉→小杉
・標高1,000年以上で、標高500m以上に自生している杉→屋久杉

と呼ぶようです。


ヤクスギランドから下山する途中に7,300年前に堆積した「幸屋火砕流」の地層を発見。


さて、17:30に屋久島環境文化センターに帰ってきました。

1時間ほどの夕食の後、交代で入浴しながら残りのメンバーは
ポスター作りです。
2日間集めたデータを総合して、屋久島の謎に迫るポスターを作ります。


いよいよ明日はポスターセッション!
この日も夜遅くまで作業して、ようやくポスターが出来てきたようです…?

~3日目に続く~

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屋久島研修の記録(1日目)

4月27日(火)~29日(木)
2年サイエンス科のフィールドワーク「屋久島研修」を行いました。


今回から3回に分けて屋久島研修の様子をお伝えします!

※本来ならば昨年10月に行く予定でしたが、コロナ禍により延期されていました。

サイエンス科は宮崎県総合博物館と連携し、これまでに宮崎県の地質・植生を学んできました。
その知識を生かしながら、屋久島の豊富な森林植生と特徴的な地質を学んでいきます。

そして今回の屋久島研修はただの"研修旅行"ではありません。
いわば"探究活動強化合宿"といっても過言ではないでしょう。


こちらの高速船「トッピー」で、鹿児島港~屋久島は安房港へ向かいます。


研修に使用する大量の荷物を協力して運び込みます。


屋久島に到着しました!


まずは3日間お世話になる屋久島環境文化センターに集合。
今回の研修の目的を再確認します。


いよいよ研修の課題が発表されました。
主に『植生』と『地質』に関する課題です。
以降は自分たちで情報収集をしながら、最終日にポスターにまとめます。

そう…屋久島の成り立ちや植生をそのまま教えてもらえる旅行ではなのです!!

さらに各班には本校オリジナルの屋久島研修ハンドブックと、フィールドワーク7つ道具、そしてカメラが渡されます。

いよいよ屋久島研修が始まります!
各班、屋久島の謎を解明できるのでしょうか!?
(ちなみに、どのような課題が出たのかは次年度の事もあるためナイショにさせていただきます。ご了承ください…。)


まずは田代海岸を訪れました。
特徴的な赤色頁岩(せきしょくけつがん)に枕状溶岩。
どうやってこの地形が作られたのか、考えなければなりません。

ところで、屋久島は「月に35日雨が降る」と言われるほど降水量が多く、ここでは大雨に遭遇してしまいました。


続いては春田浜にやってきました。
特徴的な隆起サンゴ礁海岸。この地形はどうやって…?
こちらでは雨はピタッと止み、青空も見えています。
屋久島の天気は変わりやすいのです。


一日目の研修が終わり、屋久島環境文化センターに帰ってきました。
開講式の様子です。2泊3日の集団生活。ルールが示されます。


食事は屋久島の食材を使ったおいしい料理です。
研修の活力になります!もちろん黙食です…。


さて、普通ならここで入浴して自由時間…ですが、これは研修。

夕食後はディスカッションです。

本日調査したことを整理し、ポスター作りに入ります。
ハンドブックの内容や、インストラクターさんの話、宮崎で学んだこと…
これらを総合して、課題の答えを導いていきます。
夜10時過ぎまで活発な議論は続き、明日の研修へと続きます…。


~2日目へ続く~

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クリタ活動賞の助成金に採択されました

3月23日(火)に素晴らしい連絡がありました。

2年サイエンス科の太陽光を研究しているチームが

公益財団法人環境科学会 2020年度高校活動奨励賞(クリタ活動賞)を受賞し研究助成金(15万円)に採択されました。

このチームの研究タイトルは
「太陽エネルギーを効率よく利用した発電・発熱システムの研究」です。

では、ここまでの彼らの研究を少しだけ紹介いたします。

太陽光発電時に発生する余剰な熱エネルギーを活用して
エネルギー効率を上げることが出来ないか研究しています。

詳細は研究途中のため伏せますが、ソーラークッカーやフレネルレンズを用いて計測をしていました。



そんな太陽光班は、ある道具を購入したようです。


今年度に割り当てられた研究費のほとんどを使って購入したようです。
これは・・・



巨大なパラボラです!!
太陽光を反射して熱を得ます。この大きさ、威力が凄いです。


もちろん研究室に収納することは・・・できそうにありません。
(後日、別の場所を借りて保管することになりました。)

パラボラで研究費が無くなりかけたところに、助成金を受けることができました。

となれば、今後も様々な計測器具や実験装置を購入して研究内容を深めていきます。

頑張れ!太陽光班!!



それにしても、今年度の2年サイエンス科は
科学部以外のグループも、受賞や助成金採択が多かったです。
サイエンス科として、順調に探究活動が進んでいる証です!!



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読売新聞に掲載していただきました

少し前のお話ですが
日本学生科学賞で「日本科学未来館賞」を受賞した
星食観測のチームが読売新聞社に取材を受けました。

この記事は、2021年2月24日の読売新聞(朝刊)に掲載されました。


4人それぞれが深夜まで粘り強く観測し、何ヶ月も粘り強くプログラミングし
家族・友人・先生の支えに感謝する様子を記事にしていただきました。

ありがとうございました!

マニュファクチャリングでプログラミング!その3

3月13日(土)は1年サイエンス科最後の
マニュファクチャリングでした。


今回もプログラミングPBLを行いました!


「皆さんは、組んだスクリプトのデバッグを行います。何度も、何度も頑張ってください。」
「デバッグとは、バグを取り除くこと。でも、なんでプログラムのエラーの事をバグと呼ぶでしょう?」
などなど、伊藤社長による「パソコン用語豆知識」が楽しいです。

ちなみにバグとは…そのままの意味で「虫」ですね。
コンピューターができた当時、巨大なコンピューターに入り込んだ虫が電流をショートさせたことが語源になっているそうな。


そんなわけで、こちらが自分のスクリプトのどこが悪いのかをチェックするコマンドです。
このような、いわば「道具」を使いながら自分のプログラムを完成させていきます。


ところで、今回のテーマは?

前回は観測データをネットを通じて送信できるようになりました。

今回は「Raspberry Piをわざわざモニターに接続してスクリプトを走らせなくても
電源が入ったら勝手に測定を始めて、データを送信する」

という事にチャレンジします。

実用的~!!



が、しかーし!そんな簡単なものではありません。
皆は相談しながらどんなスクリプトを書けばいいのか考えています。

それをクリア出来たら、課題がもう一つ。

RaspberryPiの環境は、文字だけのCUI環境です。
そこで「制御文字」を使って観測データを簡単にグラフ表示してみましょう!

つまり、時間ごとの明るさの変化を、例えば■を使って…

■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■
■■■■■■
■■■
■■
■■■
■■■■■■■■■
■■■■■■
■■
・・・・

というふうに、疑似的なグラフで表示してみよう!ということです。


簡単なようで、なかなか頭を使います。
今まで習ったスクリプトの書き方を組み合わせて、照度をグラフ化…できるか!?

↓↓↓


ドわ~!!画面全部が記号で埋まってしまった!!(笑)
そりゃそうだ!「照度2700」をそのまま記号にしては大変。
でも、記号で表示することはできたぞ!
あとは、どうすれば…。


講座後も残って熱心にチャレンジする生徒。


「あ!やっとできた~!!」
おめでとう!!
緑色の〇で明るさのレベルが表示できましたね。


という訳で、今回は株式会社ランバーミルの伊藤社長のご協力をいただきました。
ありがとうございました!
これからも、宮崎北高校のマニュファクチャリングはより深く、濃くなっていくのです…!


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マニュファクチャリングでプログラミング!その2

3月6日(土)のマニュファクチャリングについてです。

この日は、前回のプログラミングPBLの続きでした。
今回から株式会社ランバーミルの伊藤社長にもご協力いただき
更に高度なプログラミングPBLに挑戦しました。


今回の大きなテーマは、Raspberry Piのネットワーク接続です。
今まではオフラインで使っていたため、計測データをその都度マイクロSDカードから取り出す必要がありました。

そこで、オンラインで計測データの取り出しができるようにしていきます!


ただし与えられるのは最低限のヒント!
説明書のスクリプトを丸写しでクリアできるものではありません!
もちろん相談や教え合いはOKです。


活発に話しながら課題を解決するためのスクリプトを組んでいきます。
時間は確保していますので、たっぷり試行錯誤をしてもらいました。
(細かい文字を見ながら…みんなよく頑張りました)


今回は伊藤社長がサーバーを用意してくださいました。
(サーバーは北海道にあるそうです。宮崎から北海道にデータを送信しています。)
上手くいけば、1人1人の測定データが画面に表示されていきます。


「お!上手く送信されてるね~」
「やった!」
苦労して作ったスクリプトが上手く走った時は
思わずガッツポーズですね(^^)


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マニュファクチャリングでプログラミング!その1

2月6日(土)からの「マニュファクチャリング(MF)」では
プログラミングPBL(課題解決型学習)を行いました。

これまでのMFでは、クラフトPBLとして
ものづくりを通して試行錯誤をしてきましたが

今回からはプログラミングで試行錯誤をしてもらいました!


用いるのは、マイコンの「Raspberry Pi(通称ラズパイ)」です。

とても小さなコンピューターですが、その汎用性は高く
優秀な各種センサーとして科学探究に応用することもできます。


1回目となる授業は、マイコンによるデータロガー作成を行いました。
ラズパイにセンサーを接続し、そのセンサーを動かすためのプログラムを作ります。


…と、その前に。
ラズパイに命令をするには、プログラミング言語「Python」を用います。
こちらに慣れてもらわなければ進めません。

そこで、必要最低限の基礎だけを伝え、自分たちでスクリプトを組んでもらいました。
定番の「Hello! World」の表示や「占い」の作成など…。

何しろ、スクリプトを組む概念すらない状態からのスタート。
何度エラーが出ても、生徒たちは必至に頑張りました。


そして…


ようやくデータロガーの作成に移り…
4時間で気温や照度などのデータを取れるようになりました!
画面に1秒ごとに計測データを表示しています。
表示するデータを変えたり、生徒たちはそれぞれで試行錯誤していました。


かなり頭を使った今回。
しかし、次回はさらにレベルが上がっていきます!



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中谷医工計測技術振興財団から記念品

2年サイエンス科のマイクロプラスチック班のついてです。

※彼女たちの活動概要はこちらの記事をご覧ください。


本校のマイクロプラスチックの研究は
公益財団法人中谷医工計測技術振興財団の科学教育振興助成事業
に採択されており、助成金をいただいております。
※助成金についてはこちらの記事をご覧ください。


彼女たちは先日、こちらの財団が主催する
令和2年度科学教育振興助成成果発表会に参加しました。


今回はその賞状と記念品(エコバッグ!)が届きました。

これからも研究に頑張ってくださいね!


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科学探究の部屋がパワーアップ!

サイエンス科が科学探究(ACT-SI)を行う教室に
とある装備が追加されました!



これは…マルチラックですね。

以前書いたこちらの記事の通り
宮崎北高校の科学探究では、1グループに1スペースが与えられています。

この範囲であれば、暗室を作ろうが何をしようが
基本的に自由です(危険でなければ)。

しかし、実験道具やいろいろなもので手狭になってしまい
実験や論文作成がしづらくなってきました。


そこでこのマルチラックです!

収納スペースが増すことで、作業がしやすくなりました。
マイクロプラスチック班も広々と実験しています。


これは…今後も荷物が増えそうですね(笑)
いいぞ!どんどんやってくれ!!


マルチラックの登場でさらに整ってきた実験室。
今後の成果が楽しみです。
(空きスペースに見えるのはこれから入る1年生のスペースです。)


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SDGs&文化交流会

2年サイエンス科英語ポスターセッションの続きです。

場所を移し、今度はSDGs文化交流会です。

実は、生徒たちは科学探究の研究グループ以外にも、
「Earth Science」でSDGsについて調査するグループに分かれていました。


SDGsにおける17の課題から1つを選び、その原因や解決事例をプレゼンしました。
そして、実際に海外の方とディスカッションしながら、自分達の調査について、様々なコメントをいただきました。


今後、世界はどのようにすべきか。
英語で議論をしています。


自分たちの考えを、海外の先生にじっくり聞いていただける機会は
なかなかありません。
大変貴重な時間になりました。


さらに、文化交流の部では…

・母国語で役に立つフレーズや言葉(※あいさつや、お礼の言葉など)
・人気のあるスポーツ
・日本と自分の国を比べたときの違い
・祝日はどんなお祝いがあるか

などを、留学生やALTの先生にプレゼンしていただきました!
(画像は、お題を提示する本校ALTの先生です。)


珍しいフルーツがたくさん!
ミャンマーの市場の様子などを見せてもっていますね。


楽しい時間はあっという間に過ぎ、生徒たちは
もっと英語を学んで、表現力を高めたい!!」という欲求が増したようです。

そうですよね…。

ブログ筆者の私(理科)でさえ、一緒に参加していて英語力を渇望しました。
伝えたいのに、言葉が出ないのは相当もどかしいです。
勉強しかない!


これからの英語学習の情熱に繋がったようです!

なお、サイエンス科に限らず、本校の多彩な国際交流の記録は
こちらからもご覧いただけます!

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2年サイエンス科英語ポスターセッションを開催しました!

3月9日(火)の活動です。

2年サイエンス科の英語ポスターセッションを開催しました。


宮崎大学大学院のアジアの留学生(タイ、ベトナム、ミャンマー、スリランカ)10名と、
ALT3名(アメリカ、ウェールズ)を招いて英語ポスターセッションとSDGsと文化交流会を行いました。


約80分のポスターセッション。
一生懸命、何度も英語で説明し、英語で質疑応答をしています。



最初は聞き取れなかった英語が徐々に聞き取れるようになってきます。


何度も繰り返すうちに、英語での説明にも慣れてきました。


今回は科学探究(ACT-SI2)で研究しているポスターを全て英語に書き直しています。
英語ポスターの作成にも多くの時間をかけてきました。


留学生の皆さんも研究者です。
当然、研究内容についてのアドバイスもたくさんいただきました。


今回は13作品のポスターが出展されそれぞれに審査員が1名ずつ付き、交代しながら聞いてくださいました。


今回のポスターセッションに参加したことで、あらためて英語の重要性に気づき
「英語をもっと話せるようになりたい!」と感じたようです。

その情熱を糧に、バリバリと英語の勉強をしてほしいですね!

次回は同日行われたSDGsと文化交流会についてお知らせします。

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STで研究倫理のスキット!

3月9日(火)の活動です。

1年生サイエンス科の「Scientific Thinking」の授業で
研究倫理のSkitを行いました。

「Skit」とは「寸劇」という意味です。


現在、Scientific Thinkingでは研究倫理をテーマに学習しています。

様々な事例を英文にまとめて、これを英語の寸劇で表現するのです。


「研究論文の締め切りが迫っているよ~。」
「あ、他の論文に綺麗な写真があるなぁ…。」
「こっそり、使ってしまおうかなぁ…。」
など、研究者としてやってはいけないことを演じています。


すると、エンジェルとデーモンが現れ
「それはいけないよ!」「時間がないし、やっちゃえ!」と葛藤するのです。

最後は「あなたはどう思いますか?」と投げかけ、この問題をみんなで考えます。

※以上の流れを英語で行います。


今回は、寸劇がより伝わるようにシナリオや小道具なども
各自で検討しています。
寸劇の英文シナリオを自分たちで考えるのは、結構面白いようです。


「Scientific Thinking」では、今年度は2本の英語論文を読み解いたり
このような寸劇を交えて学んだり、科学と英語がつながる授業が展開されています。

そして、この流れは2年生での英語ポスターセッションに繋がっていくのです。

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ACT-SI1の研究計画を練る!

少し前ですが、1月20日(水)のことです。

1年サイエンス科の3学期の科学探究(ACT-SI1)が始まりました。


まずは集まり、全体に「実験室の約束事」を再確認しました。
備品の管理をしっかりと。


さて3学期は、2学期に練った研究計画をもとに「研究計画ポスター」を作ります。
研究計画書の内容をピックアップして、わかりやすい研究計画ポスターを作ります。


先輩の研究計画ポスターを参考にしながら「イラストを多く使って分かりやすく」
などのポイントを確認します。
(ちなみに、現在の先輩のポスターは研究も充実し、パソコンで作られた濃密なポスターになっています。)

この後、1年生は研究計画ポスターセッションを行い
研究計画の改善点などを発見するのです。

パソコン・タブレットのスタートアップ作業

3学期が始まったころの話です。

探究活動で生徒が使用するタブレットやパソコンが届きました。

しかし…届いただけでは使えないのがパソコンやタブレットです。
アカウント登録やパスワード、Wi-Fi回線の設定…etcの
スタートアップ作業をしなければなりません。

教育開発部でICT環境の整備をしてくれている先生が、
夜な夜な大量の電子機器のスタートアップ作業をしていました。


画面右下の細かい白テープは備品シールです。
テプラで1つずつ作って貼ります…。
本体の他、コードやアダプターにも。
SSH事業で購入したものなので、紛失は許されません。
全てに備品シールを貼って管理します。

た…大変だ…!


所狭しと並んだパソコン。
同時進行で作業を進めています。

その数は…


なんと40台!
まだまだあります。

わかる範囲でお手伝いをしながら、スタートアップ作業を進めました。
影の苦労です。

探究活動がもっと深まることを祈って…。

日本金属学会高校生・高専生ポスターセッション大会参加!

3月16日(水)

公益社団法人日本金属学会が主催する
日本金属学会2021年春期(第168回)講演大会
第5回「高校生・高専生ポスター発表」
に出場しました。

今回はオンライン開催です。
最前線で活躍する研究者の方にポスターを見ていただける貴重な機会です!

宮崎北高校からは、2年生の科学探究9班が参加しました。


今回は、約100分間のポスターセッションです。
パソコンの前で待機していると、研究内容に興味を持った先生が
ログインされますので、そこで説明開始です!


キノコ班です。思わず身振り手振りが出ます。
このようなわかりやすい動きがオンライン発表では特に大切ですね。


マイクロプラスチック班です。
多くの大会に出場し、オンライン慣れしています。
研究成果の示し方をアドバイスしてもらいました。


車いす班です。
スピードを出すのか、押す力の軽減なのか…。目的はどこにあるのか。
そのための作業は何が必要なのか。
研究をより良くするための助言をいただきました。


太陽光班です。
太陽光発電のエネルギー効率を上げたいこの班。
ペルチェ素子の利用も考えています。
そのような熱電素子の利用は、金属学会でもホットな分野とのこと。
貴重なご意見をいただきました。


暖かい空気班。
ストーブの熱を効率よく反射させて、部屋全体を暖めたいと考えています。
実験装置の改善点、データの取り方、熱力学や電磁気学に関する助言などを受けていました。


他にも、多くの班が様々な助言をいただくことができました。
平均して4~5回はポスター説明を行ったようです。

今回は、3つの部屋をそれぞれ3つにパーテーションし、各部屋に無線LANを用意して
それぞれの個室ブースで9組がオンライン大会に臨みました。
準備も大変でしたが、得られるものがとても多い大会でしたね!

本日の経験をもとに、さらに研究を深めましょう!!


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マリンチャレンジプログラム2020全国大会で最優秀賞!

3月7日(日)
科学部2年生がマリンチャレンジプログラム2020全国大会で
見事、最優秀賞を獲得しました!


コロナ禍の影響でオンライン開催となった全国大会でしたが
豪華な表彰式が行われました。

マリンチャレンジプログラムは、2017年度より開始した大会です。
人と海の未来を作り出す仲間づくりのため、海・水産分野・水環境にかかわる
あらゆる研究に挑戦する中高生研究者を対象に開催しています。

応募した作品の中から40組が選出され、研究アドバイザーの派遣や研究助成金のサポートを受けて研究できます。

次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です!



今回受賞した研究テーマは
「ハクセンシオマネキのウェービング~画像解析と信号処理による分類~」
です。サイエンス科2年生2名(科学部所属)の研究です。

彼らは、絶滅危惧種のハクセンシオマネキの研究をしています。
プログラミングソフトを用いて、カニの行動を追跡・解析する自作プログラムを作成
干潟で求愛行動をするカニを解析し、「モテるカニ」の行動を明らかにしました!

なお、研究の詳細はマリンチャレンジプログラムのホームページでご覧いただけます。
ぜひご覧ください!

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わくわくサイエンス教室!

12月25日

第3回のわくわくサイエンス教室が開催されました!

地域の小中学生を招き、本校サイエンス科の取り組みを疑似体験してもらうこのイベント。

今回も「マニュファクチャリング(ものづくり)」と「化学実験」を行います。サイエンス科生徒を中心にアイデア出しと運営を行っています。


受付の生徒達。今日もたくさんの参加者をお迎えします!


こちらはマニュファクチャリングの会場。
生徒による説明が行われています。


いよいよものづくり開始!高校生が机間巡視して
小学生の質問に答えます。


そして、これが今回のイベント。
「坂道に耐える構造物」を作りました。

どんどん角度が大きくなっていきます。
その坂道にビー玉を載せた構造物を置きます。

角度の大きさとビー玉の数で勝敗が決まるのです。



こちらは化学実験。アルカリ溶液を使って、まるで信号のように色が変化する液体を作ります。
原理と材料の説明を生徒が行います。


薬品が多いので、1班に1人高校生がついて、一緒に作ります。


綺麗に色が変わる溶液が作れました!

わくわくサイエンス教室で、もっと理科が好きになってくれればうれしいですね(^^)

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先生たちの勉強会~SSH研究開発実施報告に向けて~

12月28日(月)

世間は仕事納めでしょうか。

令和2年が終わろうとしています。
今年はコロナ禍で大変な1年でしたね。

宮崎北高校でも様々な行事が中止・延期となりました。


さて、教育開発部は年末も大忙しです。

この日は、SSH事業の研究開発報告を行うために、
今年度の事業成果のまとめを行いました。


ACT-SI、ACT-LI、FW、DS、MF…etc
教育開発部では様々な事業を運営してきました。

その成果をまとめるのは、大変な作業です。



今年は、研究報告書をまとめる前に
生徒と同じように研究ポスターを作ることにしました。

こうすることで、各事業のアピールポイントがはっきりして
今後の事業展開にも大いに役に立つうえ、外部への広報にもつながります。


SSH主任からの説明を、各先生熱心に聞いています。


まずは各事業の担当者で集まり、事業のアピールポイントを再確認する話し合いです。


各事業には様々な目的と成果があるのですが、
その中で最も重要なことを洗い出して、ポスターの構成を考えます。


各事業ごとにホワイトボードを使ってポスターのレイアウトを考えていきました。

何とかまとまりそうですね。

あとは担当者がそれぞれの結果を持ち帰り、年末年始でポスターを作ります!

こうやってブログにまとめてみると、なかなかのハードスケジュールですね(笑)

でも、先生たちは宮崎北高生が少しでも成長できるように
こうして日々がんばっています!!


…というわけで、令和2年も大変お世話になりました!
来年もしばらく厳しい日々が続きそうですが、
みんなで支えあって乗り越えていきましょう!!


※この年末に北高SSHブログを大量に更新いたしました。
よろしければ、2学期のSSHの取り組みをぜひご覧ください。


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第64回日本学生科学賞「日本科学未来館賞」を受賞しました!

12月24日(木)

第64回日本学生科学賞
において、科学部地学班(2年生)が
「日本科学未来館賞」を受賞しました。

宮崎県の高校生出展作品が入選1等以上に入賞するのは13年ぶりの快挙です。


研究題目は
「星食現象の観測と解析
~正確なデータ取得を目的とした独自観測システムの構築~」

です。

恒星が月に隠される"星食現象"の観測システム構築に挑戦しました。


12月23日にオンラインで中央最終審査が行われ、質疑応答などが行われました。


そして、12月24日に結果発表と表彰式が行われました。
日本科学未来館ホールからの中継です。


なんと!
日本科学未来館賞に選ばれました!!


こちらの賞は毛利衛氏より表彰されました。
毛利衛氏は日本科学未来館の館長で、元宇宙飛行士です。
星の研究で毛利衛氏に表彰されたことは、大変光栄でした!!


宮崎北高校の日本学生科学賞での受賞は2年連続となりました。
(昨年はハクセンシオマネキの研究が入選3等に輝きました。)

宮崎北高校ではこれらの研究ノウハウを
サイエンス科全体に普及、さらには普通科にも普及させていきます。

これからも宮崎北高校は探究活動に力を入れて頑張ります!


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わくわくサイエンス教室を開催しました!

12月26日(土)

宮崎北高校サイエンス科主催
「わくわくサイエンス教室」を開催しました!

今回は…
①サイエンス科生徒による実験教室(ストームグラス作り)
②マニュファクチャリング体験教室(豆グライダー作り)
の2本立てでした!

このわくわくサイエンス教室、ただの実験教室とは違います。

ストームグラス作りは最初から最後まで高校生が指導を行いました。


また、マニュファクチャリングでは実際にサイエンス科生徒が受けている「科学者としての思考力を養う授業」を小中学生の皆さんに体験してもらいました。


初対面のメンバーでチームを組み、課題に取り組みます。
チームでの話し合いが重要です!


今回のテーマはこれ。豆グライダーです。
構造は簡単ですが、飛ばすにはいろいろな工夫が必要です。


試行錯誤を繰り返して、いよいよ本番!
チームでの記録を競いました。
小学生、中学生のみんなは高校生に負けないくらい
活発に議論と試行錯誤を行いました!


最後の記念撮影!

楽しんでもらえたようです!

次回もお楽しみに!!



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令和2年度わくわくサイエンス教室を実施します

わくわくサイエンス教室参加予定者の皆様へ

令和2年度 第1回 わくわくサイエンス教室は予定通り実施いたします。

【諸連絡】
(1)参加する方は9:20までに宮崎北高校の玄関にお越しください。
(2)新型コロナウイルス感染症対策のため、マスクの着用をお願いします。
(3)当日37.5℃以上の発熱がある方は申し訳ありませんが参加を見合わせてください。
(4)当日は車でお越しいただいて構いません。駐車場所は誘導に従ってください。


第4回SSH運営指導委員会

12月18日(金)

第4回運営指導委員会が行われました。
SSH事業について有識者の先生方から助言をいただく会議です。

今回はオンラインでの開催となりました。

午前中は探究活動中間発表会でした。
(コロナ禍でなければ見学して頂いたのですが、残念です。)


今回はACT-SI、ACT-LI、MSECについて担当者からの報告を行いました。


各担当者はこれまでの事業の結果をまとめたパワーポイントを用意し、発表を行いました。

発表者は教育開発部室にてパソコン操作をします。


発表者以外は、多目的室に設営したスタジオで参加しました。


有識者の先生方からは、宮崎北高校のSSH事業について
様々な改善点や激励のコメントをいただきました。


今回の会議で頂いたコメントを参考に今後も開発を続けていきます!


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第4回GP講座が実施されました

12月12日(土)

普通科とサイエンス科の希望生徒を対象とした
グローバルプログラミング講座(GP)を実施しました。
今年度は宮崎県で働いているバングラデシュ出身のプログラマーの方にサポートをしていただきました。

生徒は慣れない英語を用いながら一生懸命課題を作成していました!

また、講義終了後にはバングラデシュに住んでいる留学予定者の人たちとオンラインによる国際交流を実施しました。

 
 

なお、今回の講座は文部科学省のSSH事業をはじめ
・株式会社ランバーミル様
・株式会社B&M様
・宮崎大学様
・宮崎市観光商工部 商工戦略局 工業政策課様
・TAの派遣にご協力くださいました地元企業様
…など多くの方のご協力によって成立いたしました。

この場を借りて改めて謝辞を述べさせていただきます。


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探究活動中間発表会を行いました

12月18日(金)

令和2年度 宮崎北高校 探究活動中間発表会を行いました!

宮崎北高校で取り組んでいる探究活動の途中経過を発表しました。


普通科は地域探究(ACT-LI)
サイエンス科は科学探究(ACT-SI)

に取り組んでおり、それぞれの成果をポスターにして発表しています。

今回は普通科72作品
サイエンス科13作品

合計85作品のポスターが並びました!



普通科では、設定した課題に対して
独自アンケートや校外調査を行い、研究成果をまとめました。


密を避けるために、会場は体育館だけでなく各教室にも配置しています。


ポスターは投票にて審査を行います。
生徒や先生たちには既定の審査枚数が割り振られています。
(膨大な量になりますが、マークシートで管理しています!)


先生からも質疑応答やアドバイスをもらいました。
さらなる研究の発展に期待です。


こちらはサイエンス科の発表です。
サイエンス科は普通科よりも早く研究を始めており、内容にボリュームがあります。
彼らはパソコンで作成したポスターで発表しました。


普通科とサイエンス科の交流です。
複雑な研究内容をわかりやすく伝える技術が必要です。


というわけで、コロナ禍の影響で不自由の多かった中間発表会ですが無事終えることができました。


今回は中間発表ですが、その集大成は来年のMSECフォーラムなどで披露されることでしょう!



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第64回日本学生科学賞全国審査リハーサル

科学部地学班の2年生が「星食現象」の研究で
第64回日本学生科学賞 中央最終審査に通過しました!

星食現象とは、恒星が月に隠される現象です。
詳細な観測を行うことで、月縁の形状などを正確に求めることができます。

今回は星食観測を普及させるために、独自の観測システム構築に挑戦しました。


宮崎県サイエンスコンクールなどの地方審査を経て、
この度中央最終審査まで進みました。


今年度は、中央最終審査はオンラインで行われます。
そのリハーサルが12月14日(月)に行われました。


初めての事なので慣れるまで時間がかかりました。

最終審査は12月23日に行われます。
頑張ってくださいね!!


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サイエンス科2年研究機関訪問

12月10日(木)

2年サイエンス科による研究機関訪問を行いました

今回の訪問先は

①宮崎県工業技術センター
②宮崎県総合農業試験場


の2か所です。


とはいえ、ただ研究機関の見学をするわけではありません!

今回は、各研究チームを2班に分けて別々に訪問します。
そして、各訪問先でポスターセッションを行います。
こちらは宮崎県工業技術センターです。


今回の目的は、自分たちが行っている研究について
専門家を相手に発表・質疑応答を行うことで
プレゼン力・コミュニケーション力を向上させるとともに
研究の発展につなげることです。


研究者の方から、いろいろな質問をいただきました。
こうして場数を踏むことでプレゼン力が付いていきます。


さらにもう一つの目的は、研究機関を実際に訪問し
研究発表を聞いたり研究施設や研究室の見学を行ったりすることで
将来の研究者としてのイメージを具体化させることなのです!


こちらは宮崎県総合農業試験場のチーム。


研究班を2つに分けているので、自分のチームの研究内容を
全員がきちんと説明できなければなりません。


こうして、各研究チームは工業、農業の両方の研究者の方から
コメントをもらうことができました。

この結果を持ち帰り、さらなる研究の改善に役立てます。


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MATLAB EXPO 2020最優秀賞受賞

MathWorksJapan社の開催するMATLAB EXPO 2020 が行われました。

本校の2年生が研究を発表し、大学教授や大人の研究者に混ざってポスター発表やライトニングセッションを行いました。

その結果、最優秀賞であるベストポスター賞を受賞しました!!
以下は、二人の感想です。



【宮崎北高校サイエンス科2年カニ班男子生徒の感想】
今回、MATLAB-EXPOでは、
他のすばらしい研究を知る機会や貴重なご意見を
いただくことができました。

私たちは、まだまだMATLABの機能を使いこなせていないことも
知ることができました。

この経験を活かし、MATLABについてももっと学び、
私たちのハクセンシオマネキの研究でさらに活用できるように
がんばりたいです。

【宮崎北高校サイエンス科2年カニ班女子生徒の感想】

MATLAB-EXPOでは、
自分たちの思いもよらない使い方が紹介されていて
大変興味を持ちました。

私たちは、手作業では何日もかかる作業が、
MATLABで解析を進めると一瞬で終わることに感動し、
その感動を原動力にプログラミングや研究に取り組んできました。

現在、私たちは短時間フーリエ変換でのカニの求愛パターンの解析に取り組んでいますが、
今回いただいた受賞を励みに、さらに研究を飛躍させたいと思います。



MATLABエキスポの練習

9月30日(水)に
MathWorksJapan社の開催するMATLAB EXPO 2020 が行われます。

プログラミングソフトMATLABを用いた研究を発表するこの大会。

本校の2年生が研究を発表し、大学教授や大人の研究者に混ざってポスター発表やライトニングセッションを行います。

この日は前日。
参加者がそろって、接続のリハーサルを行いました。


緊張の面々。オンラインの発表はいつもと勝手が違います。


いい結果が残せるといいですね~!


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1年生向けMATLABワークショップ(2回目)

9月23日、2回目となるMATLABワークショップが行われました!

1回目の様子はこちら


MathWorks社が開発したプログラミングソフト「MATLAB」の
オンラインワークショップです。
今回もサイエンス科の1年生が参加しました。


さて、前回はMATLABの基礎的な使い方を学びました。
今回は応用編です。

バルーン実験で成層圏まで上げられた検出器のデータを提供していただき、MATLABで解析してみます。

大型スクリーンに説明と課題が表示されています。


生徒たちはそれを熱心に入力しています。
久しぶりのMATLABだったので、思い出すのに苦労したかな?
試行錯誤しています。


さて、Zoomのブレイクアウトルームによる個別相談も大活躍!
オンライン上で指導助言を受けています。
(彼の奥にタブレットがあります。)


「今、僕のプログラムはこんな感じなんですけど…」
画面越しに指導していただきます。


2時間終える頃には、いろんなグラフを作った生徒達。
これは、高度と気圧の関係。


こちらは、気温と高度の関係です。
高くなるにつれ寒くなってきますが、途中からまた温かくなっていく様子がわかります。

さて、2回に亘って行われたMATLABワークショップ。
生徒達もMATLABがどんなものなのか理解できたと思います。


ちなみに、本校の3年生は既にMATLABの画像処理を終えて、動画解析を学んでおり
2年生も多くの班が研究のデータ解析に画像処理を取り入れています。

プログラミングを使いこなすと、科学探究の幅が大きく広がりますね!

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