情報発信ブログ

SSH&サイエンス科情報発信ブログ

ST(Scientific Thinking)で英語論文を読む!

今回は、1年生のST(Scientific Thinking)を紹介します。

STでは、英語の科学論文を読解していきます。

内容学習と言語学習を同時に行うCLIL(Content and Language Integrated Learning)形式の授業となっています。

また、優れた科学論文を読むことによって、
研究チームのデザイン思考に触れることで、
自分たちが将来行う探求活動のゴールイメージも見えてきます。


さて、現在読んでいる科学論文のタイトルは

Migration of very long period seismicity at Aso volcano, Japan, associated with the 2016 Kumamoto earthquake

です。
2016年の熊本地震に関わる論文ですね。

15ページ程度の論文で、図表も豊富にあり、内容も非常に身近なものです。初めて科学論文を学ぶ1年生にうってつけです。


授業では、ALTの先生から

まずは「科学論文の構成」を学びました。


※ALTの先生はフェイスガードを着けています。
概要、序論、方法、本論、結論、まとめと展望・・・
この構成がわかることで、論文がずっと読みやすくなります。


続いては、いよいよ内容を読み込んでいきます。
今回は、Abstract(概要)の理解から。


ここでは「ジグソー法」を使って読解していきます。

まずは、Abstractの内容を3つに分割します。

生徒は3人1組の班に分かれ、それぞれの班にAbstractの3分の1の翻訳を割り振ります。
辞書を片手に一生懸命翻訳しています。


その後、班は分解。
それぞれの別の翻訳をした3人が集まり、Abstract全体の理解を行いました。
バラバラだった文章がつながるのですね。

この方法なら全員が責任者になるので、翻訳も人任せにできません(笑)

今回はAbstractでしたが、今後はどんどん論文を読み進めていきます。
科学論文を読むのは大変ですが、科学的な英語読解力が付くように頑張りましょう!


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インクの研究班

2年生の科学探究ACT-SI2の報告です。

本格的に研究活動が始まって、しばらく経ちました。
現在の状況はどうなっているのでしょうか。


不定期で、各チームごとの進捗を見ていきます。


こちらは、物質機能研究領域の班です。

彼らは、インクの改良をしたいと考えているようです。


そのために、まずはクロマトグラフィーで色々なインクの成分を
分離しようとしています。この段ボールは風よけかな?


科学探究では、先生たちはあえて答えを教えません。
安全管理や環境作りはしてくれますが、次の実験の指示はしません。
実験計画は生徒が作っていきます。

しかし、先生方は質問をします。

「この実験は何が目的なの?」
「この結果について予想したかな?」


だから、自分たちで研究計画を考えるしかないのです!




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科学部の新入生はテーマ決め中

今年度18名の新入生を迎えた科学部。
(6月3日現在、まだまだ増えています。)

オリエンテーションも終わり、いよいよ分野ごとに分かれて
自分たちの研究テーマを考えています。


さすが科学部に集まる生徒たち!
やりたいことが、しっかりとあるようです。


ホワイトボードを使って研究アイデアを議論しています。


じっくり考えていますね。

研究テーマの決定は非常に大切なプロセスです。
ここには、かなり時間をかけても惜しくありません。


一方で、こちらの4人は地学班。天文現象を扱うチームです。

天体画像の解析方法を先輩から習っています。


先輩が撮影した天体写真から、指定された星の等級を算出する作業。
天体の知識や、画像処理の知識が必要です。
基礎を習った後に、自分たちの研究対象を決めていくのですね。


科学部1年生、コロナ禍で活動が少なかったですが
滑り出しは順調です♪


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MSEC指導者ワークショップ「マンダラート」

5月21日(木)の報告です。

この日は、SSH指定校の延岡高校から先生が来校し
MSEC指導者ワークショップが行われました。



今回のテーマは「マンダラート」。

これは、本校の生徒が探究活動のテーマを考えるときに使っている
フレームワークです。

マンダラートは、日本人が考案したフレームワークで、アイデアをひねり出したいとき等に役立ちます。


写真のように、中心に核となるワード(コアワード)を書き、
その周囲8つのマスに、連想されるワード(サブワード)を全て埋めます。

それが埋まれば、さらにそのサブワードを展開させて、
そこから連想される8つのワードを埋めていきます。
ここでは、合計64個ものワードが必要です。

いずれも、連想しやすいように、具体的な名称などは避けます。

あとは、出てきたワードを組み合わせて、研究の計画のアイデアを作っていきます。


本校教員によるマンダラート完成例。

ざっくりと書きましたが、64ものワードを埋めるのは至難の技!
使いこなすのも、様々な注意点が必要です。

本校の教育開発部でマンダラートをしたことが無い先生も集まり、
皆でマンダラートを体験しました。

一度体験すれば、その大変さや、連想法としての威力も知ることができます。ぜひ、役立ててください!


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アサリ研究班の活動本格化

5月20日(水)の事です。

サイエンス科2年生の科学探究(ACT-SI2)で、アサリ研究班が準備を始めました。


アサリ班がスーパーで購入してきたアサリ。
食べるのならばこの状態で良いのですが・・・
元気に飼育しようとすると、このままではいけません!!

せっかく購入したアサリを死なせるわけにはいかない。
と言うわけで、朝礼前の時間に大急ぎで飼育の準備をしていました。



水槽に水を入れ、カルキ抜きの薬や、海水の素を投入します。
何リットル水を入れたか覚えているかな…?

生物の先生の協力の下、何とかアサリを飼う環境が整いました。
(この後、さらにフィルターなども設置しました。)



パック詰めされて冷蔵庫にいる時とは異なり、活発に動きます。
出水管と入水管をパクパクさせて、かわいらしいです。


この後は、毎日の温度チェックや餌やり、残念ながら死んでしまった個体の除去など
大変なお世話が続きます。


これからずっと研究でお世話になるアサリさん。
大事に育ててね。



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科学部1年生の活動開始

科学部に1年生が入部してきました。
5月25日現在で10名以上の入部希望者が集まりました。

さて、本校の科学部は、科学探究(ACT-SI)に先駆けて
自分の研究に取り組むことができます。
(サイエンス科の一般生徒は、2学期から研究開始。)


また、部活動として大会に出場するため
研究成果を発表する場も多くなりますし、部費から研究予算も出ます。

研究活動にどっぷり浸かりたい生徒には科学部がうってつけです。


そんな科学部に集まった新入生。

自己紹介などが終わった後は、顧問の先生や先輩の話をじっくりと聞き
自身の研究分野を決めています。

物理?生物?化学?地学?


色々悩んだ末に、テーマが決まってきたようです。
彼らの今後の成長に期待しましょう!!




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学校設定科目Earth Scienceの紹介

サイエンス科の2年生ではEarth Science(ES)を行っています。


ESでは、自然科学の知識を、英語の能力(読む、書く、聞く、発表する、対話する)を駆使して学ぶ事により、内容学習と言語学習を同時に行っています。

このような英語の学習方法を
「CLIL(Content and Language Integrated Learning)」
と呼ぶそうです。

また、学ぶ内容もSDGsの視座を踏まえたものとなっています。

プレゼンやディベート、フィールドワーク等を行い、
最終的には科学探究(SCT-SI)の内容を英語化し
英語ポスターセッションも行います。


さて、そんなES。

5月21日(木)に行った内容は、Water(水)について。
地球にとって、水はなぜ必要なのか…。

提示される資料と、英語から考えていきます。
様々な質問をされるので、ホワイトボードに英語で書き出しています。


※ALTの先生はフェイスガードを装着しています。

大気の温度変化は激しいけど、水の温度変化は穏やか。
と言うことは、地球における水の役割は・・・?


本校のALTの先生は地学が専門です。
地球環境についてこれからも興味深い授業が展開していきます。

(取材していて、ブログ担当者も英語を勉強し直そうと決意しました。)



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放課後活動が再開!

5月25日(月)より、放課後活動が再開となりました。

とはいえ、新しい生活様式を意識しながら、3密を避けての活動です。

サイエンス科でも、科学部の活動が活発に行われていました。
特に3年生は研究の大詰め!
コロナ対応で部活動ができなかった分の追い込みが始まっています。


化学班。
クリーンベンチで薬品を扱っています。
まだまだ実験データが足りないようです。


物理班。
実験結果をまとめるために、統計学が必要なようで
悩みながらエクセルで作業をしていました。
学校設定科目のData Scienceで学んだ統計学の知識をフル活用中です。


こちらは別の化学班。
手作りの暗室(暗箱?)で実験再開です。
「触らないで」の張り紙中。


科学部以外の生徒も、放課後のオープンラボの時間を用いて
科学探究に取り組んでいます。
2年生のキノコ班の男子。その後の経過はいかが…?

と言うわけで、もとの賑わいを取り戻しつつある
サイエンス科の放課後でした。




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MSEC指導者ワークショップ

5月18日(月)の報告です。


宮崎西高校からSSH担当の3名の先生が来校し
MSEC指導者ワークショップが行われました。


今回はSSHの事務作業に関わる事が中心でした。

研究開発実施報告書のまとめ方や、それに向けた宮崎西校の事業計画のポイントなどを確認していました。

今年から初めてSSHに指定された宮崎西高校。
少しでも宮崎北高校が力になれれば幸いですね。




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第1回MF紙飛行機コンテスト!!

5月18日(月)

宮崎県の緊急事態宣言も解除され、徐々に日常が戻ってきた登校日。
1年サイエンス科はマニュファクチャリング(MF)の授業を行いました。

MFでは"ものづくり"を通して、議論と試行錯誤を体験します。
3人1チームで課題に取り組み、競います。

今回のテーマは「よく飛ぶ紙飛行機を作れ!」

ただし、紙飛行機には主翼・尾翼・垂直尾翼の3つ以上のパーツで構成しなければなりません。
そう、ただの折り紙飛行機ではないのです。


設計と製作に与えられた時間は100分間。
飛ばして、作り直して…となれば、時間ギリギリです。


材料はA4の厚手の紙1枚のみ!(あと、セロハンテープ+α)
これだけではペラペラなので、工夫が必要です。


この班は円筒形の飛行機に翼をつけてみました。
しかし、上手く飛びません・・・。

試作して、飛ばして、さらに作り直したいときはチケットを使えば
新しい紙がもらえます・・・が、競技での記録を1秒ずつ減らされてしまいます。


考えすぎても時間切れ、考えなさすぎると材料切れ…。
議論と試行錯誤のバランスが要求されます。

そうこうしている間に時間切れ
各所から「もう1時間あればー!」「議論しすぎたー!」「全然試してないー!」という声が響きます(笑)


そして、13の班が自信作を飛ばします!
・・・が、やはり難しかった!!墜落する飛行機が多数。


2階から投げていますが、平均して1.5~2.5秒ほどの滑空時間となりました。

実は、材料や授業プリントの中によく滑空する飛行機のヒントが隠されていたのですが、中々気づけなかった様子。

でも、それで良いのです!
これは第1回目のMFです。
今回の経験を糧に、試行錯誤のバランスを鍛えていけば大丈夫!

その後、解説を聞いて改良した飛行機の中には、よく飛ぶものもありました。


と言うわけで、ものづくりを通して試行錯誤の大切さを学ぶマニュファクチャリングの報告でした!



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インターネット配線を整えました

4月下旬ごろの話です。



ご覧下さい!怪しい人影がラックの上に…!!(笑)


と、言うのは冗談で、教育開発部の模様替えに伴い、
昨年まで床を這っていたインターネット回線を天井に移動しました。

先の写真は、その作業をしている教育開発部の先生です。

広い部屋の天井を横断するケーブルを、三脚を使って丁寧に整えました。

生徒の活動を満足に支援するためには、まず我々の環境を整えなければなりません。

教材開発だけでなく、このような活動も先生は行っているのです…というお話でした(^^)



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教育開発部のおしゃれな掲示板

今回は、教育開発部の部屋の外にある掲示板を紹介。
国際交流掲示板です。



かわいい掲示板ですね!
教育開発部の先生が、デコレーションしています。

思わず目を引く掲示板には、国際交流の情報がずらり!

興味を持ったら、すぐに先生に声をかけてくださいね!


本校は4年連続で合計5回も科学技術振興機構(JST)の
さくらサイエンスプランに採択されており
今年度も活発な国際交流が行われる予定です。

残念ながら、新型コロナウイルスの関係で当初計画していた
一部の国は来日ができなくなりました。

しかし、ビデオ会議での交流の計画が進んでいます!!


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ACT-LI(地域探究)指導のために

少し前、5月1日(金)の話です。

本校ではサイエンス科だけでなく、普通科でもSSH事業として探究活動を行っています
それがACT-LI(Local Inquiry/地域探究)です。

校内全体で取り組むためには、全ての先生方の協力が必要不可欠です。

そのため、この日の学年会において、
各学年の教育開発部の先生が、ACT-LIについて説明を行いました。


この活動の目的は、「地域社会への貢献」と「生徒自身の成長」と言えるでしょう。
情報収集力を鍛え、論理的な思考力と多角的な視点を持って考え抜き、地域社会へ貢献する。
ACT-LIに一生懸命取り組んだ生徒は、社会にとって有為な人材となるはずです。

・・その思いを、各先生達に伝えました。


また、探究活動のための備品や書籍購入の案内もありました。
これらの仕組みを活用し、今日も宮崎北高校の先生は生徒の探究活動を支えています!


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幻のキノコを探せ!その2

某日、市内某所でカンゾウタケを採取した後の話です。

いよいよ研究室にて、作業が始まりました。

まずは、採取したカンゾウタケの写真を撮影しました。

比較対象物の10円玉がポイントですね。
※生徒発表前につき、モザイク処理をさせていただきます!ご了承ください。

キノコを培養するための準備も、放課後の時間を使って以前から行っていました。



先輩からオートクレーブの使い方を学んでいます。



クリーンベンチ内でキノコを培養するための寒天培地を作っています。


そして、採取後は・・・

いよいよ、カンゾウタケに対して
クリーンベンチ内で無菌操作をしていきます。



ここからの作業は研究内容に大きく関わってくるので詳しくは記述できませんが、
カンゾウタケを採取できたことで彼らの研究は大きく動き始めました。

これからが楽しみです!!


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幻のキノコを探せ!その1

某日、宮崎市内某所。



2年生の科学探究でキノコを研究しているチームは、山にいました。
研究に使用するキノコを採取するためです。

その名も「カンゾウタケ」。
非常に珍しいキノコで、チームはこのキノコの培養を目指しています。

この日、一行は特別の許可を得て
宮崎県総合博物館の黒木修一先生達のご指導の下
この時期にしか生えないキノコを探しに来たのでした。



山の神様への参拝からスタート。
果たして、見つかるのでしょうか…!

    





山中には、沢山の珍しいキノコや植物が生えていました。

 


そして・・・先生方の案内で、ついに見つけたカンゾウタケがこちら!

先生方が驚かれたのは、彼らが自然に上記のような写真を撮影したこと。
フィールドで撮影する際は、大きさなどの情報がわかるように「撮影のルール」があります。
これらの技術は、昨年のフィールドワークで身につけたものです。
経験が生きていますね!!



さて、採取したカンゾウタケは、葉っぱと一緒に密閉します。
キノコが酸欠で、溶けてしまうのを防ぐためです。
※ここからのキノコの変化は、生徒発表前につきモザイク処理をさせていただきます。


無事、カンゾウタケを採取できた一行。
最後に、先生方と記念撮影をしました。



写真左が、宮崎県立博物館の黒木修一先生。
右が、「キノコのサトウさん」です。

本来なら、部外者に絶対に教えられない場所での採取を快諾してくださいました。
本当にありがとうございました!


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登校日!2年生の科学探究

5月12日(火)は2年生の登校日でした。
この日は通常通りの授業で、サイエンス科では久しぶりの科学探究(ACT-SI)が行われました。


前回から約一ヶ月…。


それぞれの班で、事前に相談してきたおかげで
スムーズに予備実験に入れた班も多かったです。

さて、その様子は…?

 


車いすの構造を研究しているチーム。
注文して届いていた道具の確認をしています。
想定外の大きさに戸惑ったり!?



こちらは屋上の校旗掲揚を自動化したいチーム。
機械の配置場所を考えていますね。



こちらは、科学部の天文チーム。観測データを基に
現在は論文の執筆を行っているようです。



アサリの研究をするチームは、計画ポスターを確認しながら
研究準備に入っています。


その他、合計12チームが久しぶりの研究活動を行いました。

コロナ対策のため教室を分けて、3密を避けながらの活動でしたが
それぞれ1年生の頃に研究計画を練っていたおかげで、やるべき事はハッキリ!

どの班も主体的に行動し、着実に次の課題を見つけています。

何事もスモールステップ!がんばれ~!!



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MSEC協議会を行いました

4月24(金)と、少し前の話です。

県内の探究活動を行っている学校が一同に会してポスターセッションなどを行う
「MSECフォーラム」が6月に計画されていましたが
新型コロナウイルス感染症対策の関係で、延期となりました。

そこで、開催時期の詳細を決めるテレビ会議が行われました。


MSEC加盟校14校と県教育委員会がZoomを用い、
4~5グループの分科会も行いました。便利です。

このような時期ですので、「中止」も考えられましたが、
これが最後の発表の場となる3年生の事を考えて意見を出しあいました。

その結果、

実施を延期して8月上旬に延期する。
その判断は6月中旬に行う。


という内容でまとまりました。
何とか開催出来るように、一刻も早い収束を願います。



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サイエンス科2年生でオンライン朝礼始めました

長引く休校の中、少しでも生徒の学びをサポートしようと、
県下でも多くの先生がインターネットの利用に踏み出しています。


そんな中、宮崎北高校ではSSH特例学校設定科目などでプログラミングソフトを導入するために
外部回線と学校独自ドメインを取得してきました。

また、サイエンス科2年生にはGoogleの「G Suite for Education」で、
学校独自ドメインの生徒メールアドレスを配布しています。

「G Suite for Education」には、教育に利用できる様々なツールが入っており、

このICT環境を活用したオンライン教育を研究することになりました。

まずは、5月11日の朝からGoogle Meetによるオンライン朝礼を行いました。

各生徒が、元気な顔を見せてくれて安心しました。
(この後ろで、数名の先生が見守っています。)

基本的に休校日は毎朝オンライン朝礼を行う予定です。
何事もスモールステップで進化していきます。

色々な課題が見つかっており、全員参加とは行きませんでしたが
今後も研究しがいのある取り組みです。


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あすの宮崎の教育のためのオンライン研修会

5月9日(土)
宮崎北高校の先生達が「あすの宮崎の教育のためのオンライン研修会」に参加しました。

この研修は、宮崎県新富町を拠点に活動する「こゆ財団」が主催し、
宮崎県内全域の先生や教育委員会の方約100名がWeb会議アプリZoomを用いて集まり、
宮崎でICT教育を広めていくための情報交換を行いました。



コロナ休校による学びの変容から、このようなICTの活用が注目され始めました。
ちなみに、右下のパソコンには参加者の先生達約100名の顔がいくつかのページに分かれて表示されています。


内容は、Zoomの使い方や、県内学校の事例紹介、
ワールドカフェ形式での話し合いなどが行われ、
充実した3時間(!)となりました。


コロナ禍が収束しても、ICTを活用した教育開発は続ける必要があると、改めて感じました。


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MathWorks社とのテレビ会議

4月24日(金)のことです。

本校で導入しているプログラミングソフトMATLABを開発した
MathWorks社の方とテレビ会議が行われました。

会議の内容は、MATLAB用のアカウント作成と紐付けの確認、
本校独自ドメインのアドレス配布の確認などの技術的な相談や、
プログラミングPBL(課題解決型学習)での活用方法など多岐にわたりました。


本校担当者とMathWorks社の方の会議の様子。
遠方の方ともこうして身軽に会議ができるので、テレビ会議システムは本当に便利ですね。

Data ScienceについてもMATLABの面白い利用方法があるようです…。


また、探究活動でMATLABを使用している生徒の研究の進捗状況の報告などもありました。
(すでに科学部の活動などで、MATLABを使いこなしている生徒もいるのです!)


プログラミングの活用は、これからの探究活動において更に重要な要素となってくるでしょう。

先進的な試みを続けていきます!!


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1年生もData Science開始!

Data Science(以下DS)の続きです。

※4月中旬、休校に入る前のお話です。

今年度は教育カリキュラムが更に見直され、新1年生もDSを行います。

DSの授業は、基本的に探究型です。

生徒達それぞれのパソコンに、先生からPDFファイルが送られてきます。
そこに書かれた課題に取り組む事で、自然とパソコン操作が身についていきます。
(教材はしっかり読み込めば出来るように工夫されています。)



最初に授業のルールが配布されてきました。
実は、重要な情報が散りばめられており、流し読みすると大変なことに…



配布される資料は、その性質によって様々なアイコンが付いています。



資料を読み込み、基本的な操作方法をマスターしたら
先生からPBL課題が配布されます。
PBL(Project-Based Learning)とは課題解決型学習。
毎回、様々な課題が書かれており、生徒は自分で答えを探しながら取り組みます。

と言うわけで、まずは初回の授業を終えました。

次回以降、どんどん内容が深くなっていきます!
楽しみですね~!



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Data Scienceが始まりました!

少し前のお話ですが、4月15日(水)のことです。

2年生のData Science(以下DS)が始まりました!

DSでは主に、ExcelとプログラミングソフトMATLABを使います。
グラフ表現、統計処理、画像解析、信号処理などのプログラミング教育を行います。
この科目で試行錯誤を繰り返し、主体的に学ぶことで優秀な科学技術人材を目指します。



宮崎北高校では、数年前から科学探究にプログラミングを活用してきました。
そして令和元年度よりDSとして学校設定科目となり、今年度は開発2年目です。



さて、今回お伝えするのはサイエンス科2年生のDSです。

すでに昨年、マニュファクチャリングやグローバルプログラミング講座などの学科活動である程度パソコンに慣れている2年生。

でも、Excelを正式に習うのは初めての生徒が多いです。

しかし、ここで学ぶ統計処理は科学探究にすぐに活かせます。

頑張って学んでね~!!


詳しい授業の流れは
次回、1年生のDSにて!!
(GW明けに更新予定!)




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科学部が新入生を勧誘!

4月中旬の、臨時休業に入る前のお話です。
新入生の部活動見学が始まっていました。


科学部でも、新入生の勧誘が行われていました。
それぞれの分野を活かして、新入生に科学部の魅力を伝えていました。



MATLABでの画像処理を説明する生物班。



天体望遠鏡を体験してもらう天文班

化学班は、黙々と実験する姿でアピール



こちらは、新入生に総合実験室の説明を行っていますね。

 

実は、16年前のサイエンス科は全員が科学部に所属するきまりでした。
現在では入部は自由選択です。


科学部に入れば、放課後も科学探究の実験を継続できる上、部費も研究費用に充てる事ができます。
研究発表大会に部活動として参加できる点も有利です。


さぁ、新入生のみなさん!
科学部でサイエンスアオハルしませんか!?


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MSEC指導者ワークショップ(第3回)その3(最終回)

4月23日(木)
延岡高校からSSH担当の9名の先生が来校された
MSEC指導者ワークショップ(第3回)報告の最終回です。


さらに全体会に戻り、科学探究ACT―SIの説明に入りました。
やはり先生方の興味は「探究活動のテーマをどうやって決めているのか。」
延岡高校に限らず、全国の高校が悩み、創意工夫をしていると思います。

宮崎北高校では、デザイン思考のフレームワークを用いて
研究テーマの決定とブラッシュアップをしています。



これは1年次に行う「マンダラート」の説明です。
コアテーマを中心に書き、それに関連する8つのサブワード、
さらに関連する64のワードを記入し、
その組み合わせから研究アイデアを創り出すフレームワークです。

生徒が実際に作ったものを基に説明しています。

※詳しい研究アイデア創出の説明は、本校の令和元年度研究開発実施報告書をご覧下さい。
(下記をクリックすると別ウインドウでPDFが開きます。)
・令和元年度研究開発実施報告書(前半)

・令和元年度研究開発実施報告書(後半)
※ACT-SI1のデザイン思考のフレームワークについては、前半のP.29~31参照です。

さらに、再び分科会に別れていきます。



こちらは地域探究「ACT―LI」の説明です。
普通科にSSH事業を広げるためのポイントを解説しました。
学校が一丸となって探究活動に臨むことが一番のポイントであり、難しいところかもしれませんね。



こちらは「フィールドワーク」の説明です。
本校では、宮崎海洋高校と連携した海洋実習や
博物館と連携した屋久島でのフィールドワークなどを行っています。
このフィールドワークでは教材作りにも力を入れており、これを紹介しました。

先生方が手にしているのは、教育開発部オリジナルの屋久島ガイドブックです。
外部と連携をする以上、学校側も最大限努力し、
これを連携先と共にブラッシュアップしていくことが大切ではないでしょうか。
生徒に探究活動をさせる以上、
先生達も常に研究を行うことが教育開発部の目標でもあります。
(ブログ担当者も日々もがいております…笑)


さて、次の分科会は「国際交流」と「Data Science」です。



「国際交流」では、宮崎北高校で行われている海外研修の概要をお伝えしました。
さくらサイエンスプラン採択など、本校ならではの科学技術体験と国際交流を絡めた活動などが参考になったのではないでしょうか。



「Data Science」では、延岡高校の情報担当の先生が、
本校の教材を見ながら今後の授業展開について相談されていました。



というわけで、3回に分けてお伝えした、MSEC指導者ワークショップ。
期せずして、本校のSSH事業をまとめる内容のブログとなりましたが
いかがだったでしょうか。
本校の取り組みが、皆様に伝われば幸いです。


新型コロナウイルスの影響で、思うように学校生活が送れない今、
ピンチをチャンスに変えて様々な教育開発に励んでいきます!!

これからも宮崎北高校をよろしくお願いいたします!!



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MSEC指導者ワークショップ(第3回)その2

4月23日(木)
延岡高校からSSH担当の9名の先生が来校された
MSEC指導者ワークショップ(第3回)報告の続きです。


全体会と施設見学の後は、分科会です。


「教育開発部」と「経理事務」に分かれて説明を行いました。



「教育開発部」はSSH事業を推進する校務分掌です。
本校の組織づくりが参考になればと、紹介を行いました。


本校の教育開発部は、その事業によってチームに分かれています。
ともすると、サイエンス科=SSHと誤解されがちですが、SSH事業は普通科にも及びます。


特に、宮崎北高校は探究活動に力を入れており、
科学探究やデータサイエンスを主導する「Scienceチーム」
地域探究や国際交流を主導する「Glocalチーム」に分類されます。
さらに、事業ごとにそれぞれ連携を行っています。




こちらは、「経理事務」の説明です。
SSH事業には事務マニュアルが存在し、これに従って経理を進めていきます。


生徒の探究活動のために、そして成長のために、資金は適切に運用せねばなりません。
その手法を、宮崎北高校で長く経理事務を担当していた先生から説明しました。

 

さらに次回に続きます!!


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MSEC指導者ワークショップ(第3回)その1

4月23日(木)の報告です。

延岡高校からSSH担当の9名の先生が来校し
MSEC指導者ワークショップ(第3回)が行われました!


SSHを推進する科学技術振興機構(JST)が新型コロナウイルス感染症対策のために動けず、
延岡高校への支援が出来ないとのことで、宮崎北高校のノウハウを伝えるためのワークショップです。

今回は、8:45~15:00とほぼ一日をかけて、
様々な事業の説明や質疑応答を行いました。

ブログ数回に分けて、その模様をお伝えします。

ワークショップは新型コロナウイルス感染症対策で、3つの密を避けながら行われました。
しかしこの日は冬型の気圧配置で…窓全開ではかなり寒かったです。
…お疲れ様でした。



全体開会式です。
感染症予防のため、マスク着用、アルコール配置、十分な距離を保ち、移動範囲も制限して行われました。

まずは、本校のSSH主任からSSH事業について、研究助成金や実施計画書、事業計画書について説明がありました。

SSH助成金の運用には、様々なルールや報告義務があります。
生徒にどのような成長をして欲しいか。また、その変容をどう評価するか…。
スケジュールはどうするか…。今すべきことは何か…。
これらを熟考しながら事業を行うために、アンケートの採り方など様々なアドバイスが行われました。
基本的に、事前に延岡高校からいただいた質問に答える形で進行しました。


次は施設見学です。
密集を防ぐため、グループに分かれて、それぞれの担当者が説明を行いました。



サイエンスロビーの説明です。
特に、1年生の研究計画ポスターや、研究ポスターへの受賞歴の掲示など、
本校ならではの取り組みを紹介しました。磁石を用いたレイアウトも好評でした。



教育開発部室の説明です。
SSH事業に関する膨大なファイルや、助成金案内、生徒への大会案内など、数年をかけて整備されたシステムを紹介しました。
生徒用スペースについて詳しくはこちら!


理科総合実験室の説明です。
ここはサイエンス科が科学探究を行っている教室です。
各班ごとにブースが与えられ、その範囲内であれば自由に使うことができます。

 

申請すればSSHの備品を貸し出すことが出来るようになっており
クリーンベンチやクールインキュベーター、顕微鏡など、200万円分以上の備品をレンタルしている班もあります


延岡高校の先生方も熱心に写真を撮影されていました。

次回は、分科会について報告します!(^^)





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MSEC指導者ワークショップ(2回目)が行われました!

4月20日(月)の報告です。

今回は、MSEC(みやざきSDGsコンソーシアム)の加盟校である
日向高校の担当者が来校され
MSEC指導者ワークショップを行いました。


今回の指導内容は、ずばり「ポスター」。

県内で拡がりを見せる探究活動において、発表の要となるポスターの作成方法について助言を行いました。


宮崎北高校のサイエンスロビーに展示された3年生の作品です。

ご覧のように、宮崎北高校ではポスター作成に力をいれております。

作り方や、改善方法、普通科の探究活動のポスターなど
伝えられるノウハウは沢山あります。


これを参考に、日向高校でも独自の活動を広げていただければ幸いです!!




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普通科のACT-LI(地域探究)が始まりました!

4月17日(金)の報告です。

3年生の「ACT―LI(地域探究)」が始まりました!
これは普通科の探究活動です。


サイエンス科の「ACT―SI(科学探究)」と双璧を成す
宮崎北高校のSSH事業です!

この地域探究には3つの目的があります。
・学校が地域社会に貢献する
・社会で活用できる能力を身につける
・生徒の将来に直接結びつく探究活動にする


さて、3年生はこの目的に向けて、7つの領域で49チームの研究を進めてきました。


新型コロナウイルス感染症対策で、
廊下などを使って距離を保ちつつポスターを作っています。

ここで、7つの領域と、その研究タイトルを一部紹介しましょう…!

【観光】宮崎の観光客を増やすためにwith宮崎神宮
【防災】北高生の南海トラフに対する意識
【地域力】『方言』の知らない世界~方言にPR力はあるのか~
【産業】地域ブランド特産品は地域振興につながるか
【地域医療】北高周辺のAEDの現状
【少子高齢化】少子高齢化と保育施設
【市街地の活性化】宮崎市定住化計画

…いかがでしょうか?
研究タイトルだけでも、面白そうな研究が並んでいます。

実は、研究領域は学年ごとに異なります。
教育開発部の研究により、毎年生徒に応じた領域が設定されています。



さて、現在3年生はMSECフォーラムなどの発表大会にむけてポスター作りを行っています!

今後は、研究報告をレポートにまとめて、ご協力いただいた地域の協力企業様に献本し、
研究成果を地域に還元したいと考えています。

普通科の探究活動も順調!
宮崎北高のSSH事業は今日も進化しています。




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MSEC指導者ワークショップが行われました!

4月3日(金)の報告です。

延岡高校の先生を招き、MSEC指導者ワークショップ(第1回)が行われました。

令和2年度からSSHに指定された延岡高校。
宮崎県が推進するMSEC(みやざきSDGsコンソーシアム)の加盟校です。


しかし…
SSHを推進する国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が
新型コロナウイルス感染症対策のために動けず、
延岡高校は経理事務作業の詳細が把握しづらい状況にありました…。


そこで、SSHとして16年間のノウハウを持つ宮崎北高校が
少しでも参考になればとMSEC指導者ワークショップの一環として
経理説明を行いました。


経理マニュアルを読み込まれています。大変なお仕事です…。


複雑な経理の流れを、担当者に伝えることができ、
延岡高校の担当者さんも、とても喜んでおりました。


さらに、令和2年度は宮崎西高校もSSHに指定されています。
これで宮崎北、延岡、宮崎西の3校がSSHに。

宮崎県の理科教育、これからも楽しみですね!!






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さくらサイエンスプランに採択されました(4年連続, 5回目)!!

宮崎北高校が令和2年度も「さくらサイエンスプラン」に採択されました!
4年連続、通算5回目の採択となります。

さくらサイエンスプランとは、アジアなどの若者を日本に招き、
日本の科学技術を体験してもらう事業です。
科学技術振興機構(JST)が推進しています。


通常、留学生を招いての国際交流には多額の費用がかかります。
この事業に採択されることで、国からの助成を受けて国際交流の経験を積めるのです!
(さらに、日本の技術を広めることで国際的な社会貢献にもなります。)

しかし、そのためには日本の科学技術を学ぶ研修プランを提案する必要があります。


※昨年の国際交流の様子です。この時は、スマート農業について学んでいます。

どうすれば、国際交流をしながら科学技術を学べるのか…
教育開発部の先生が、プランを一生懸命練り上げました。

そして見事、提案したプランが国に採択されました!


今回、宮崎北高校が提案したプランは
「廃棄物活用の最新科学技術を体験しゼロエミッション社会を実現する4カ国交流」

ゼロエミッション社会とは、ざっくり言えば「廃棄物を出さない社会」です。

宮崎県には、廃棄物活用をしている機関が沢山あります。

今回は・・・
①農業廃棄物から燃料を創り出す研究をしている「宮崎大学農学部」
②農業廃棄物から製薬などに用いる機能性脂質の開発を研究している「宮崎県工業技術センター」
③バイオマス発電でゼロエミッションを実現し、日本最大級のリサイクルプラントを有する「霧島酒造」

以上、産官学の3つの機関で研修を行います。

さらに、宮崎北高校で生徒とディスカッションや実験を行うことで、理解を深める計画です。

廃棄物を削減することは、アジア圏の国々にとっても興味深いことであり、
非常に有意義な国際交流が期待できます!

今回は、産業廃棄物の削減に興味のあるタイ、台湾、ベトナム
高校生たちを招き、宮崎北高校の生徒達と4カ国交流を行います!

今年度の国際交流、ぜひお楽しみに!!




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ACT-SI2が始まりました!

ついに本校の科学探究「ACT-SI」が始まりました!!

校訓の尚志(Ambition)・創造(Creativity)・連帯(Togetherness)の
頭文字を組み合わせた科学探究(Science Inquiry)がACT-SIです。

今回は2年生のACTーSI2が始まりました。


サイエンス科では2年生から「総合実験室」に自分たちの研究スペースが与えられます。
この部屋は3年生とのシェアなので、学年間の交流もあります。

 

さて、本日は久しぶりのACTーSIなので
オリエンテーションを兼ねて、ラボノートや各種申請書の配布が行われました。

昨年度、半年間かけて研究テーマを決め、実験計画を立て、実験器具の注文を行ったのに
新型コロナウイルスの影響で、予備実験が出来ないまま今年度になってしまいました。
そこで、届いている器具の受け取りや、実験計画の再確認もおこないました。



また、班によってはスムーズに研究を進めるため、先生と相談しているところも。
・・・しかし、先生はやるべき事をそのまま教えてはくれません。
逆に質問をされています。

「なぜこれをするの?」

「どうやってするの?」

「何が必要なの?」

質問に一生懸命に答えるうちに、自分たちの研究計画の見直し点や
初めにやるべき事に気づいていきます。

みんな、頑張れ~!!




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研究発表大会のファイル

本日は教育開発部に用意された生徒用スペースについて紹介します。


サイエンス科の生徒は科学探究で様々な研究を行っていますが
その成果を外部に発表したい!と思う事がよくあります。

しかし、生徒達は初めのうちはどんな大会があるのかよくわからないし、先生達も全ての研究チームにピッタリの大会を案内するのは難しいです。


そこで、こちらのスペース!!


学校に案内された各種研究発表大会や、ジュニアセッションを含む学会全てファイリング!!

 

黄色のファイルは、サイエンスキャンプなど科学系イベント。
赤色のファイルは、研究発表や学会などです。

さらにラベルの色で、世界大会の予選(赤)全国大会・学会(白)九州地区大会(青)県大会(黄)と分けられており、

その下のシールで物理(黄)化学(青)生物(緑)地学(赤)その他(白)と、大会の分野シールが貼られています。


一番上の数字は、申し込み締め切りの月を記載しています。
申し込みの近い大会は、このように前面に配置されています。

生徒達は、これらのファイルを自由に閲覧し、自分たちが出場したい大会を申請する仕組みとなっています。

発表の場があれば、研究の良い目標となりますね。

もちろん、自分たちがインターネットなどで調べてきた大会も、ファイリングしてもらうことが可能です。


さぁ令和2年度、宮崎北高生はどのような活躍を見せてくれるのでしょうか!?

下中科学研究助成金に採択されました!

本校の助成金採択についてお知らせします!

本校教諭の研究が、公益財団法人下中記念財団の第58回下中科学研究助成金(30万円)に選ばれました。

下中科学研究助成金では、学校教育に携わる先生等の教育のための研究(主に自然科学教育)を募集していました。

今回選ばれたのは「高校生への星食観測指導と天文学への貢献」です。

星食とは、月や小惑星が恒星を隠す現象です。
この現象の詳細な観測により、星表の補正ができる等、天文学への貢献が可能です。



昨年度は、上の写真のように科学部地学班の生徒が星食観測を行っていましたが、機材は大学から期間限定でお借りしたもので、返却せねばなりませんでした。


今回の助成金で、生徒達は精度の高いGPS時計や高感度CCDカメラ、丈夫な赤道儀を自由に使えるようになりました。

これから、観測データと経験値をどんどん溜めてくれることでしょう!!

中谷財団の助成金に採択されました!

宮崎北高校と宮崎海洋高校の共同研究への助成金採択についてお知らせします。
公益財団法人中谷医工計測技術振興財団の科学教育振興助成事業より高い評価を受け、
プログラム助成(100万円×2年間)に選ばれました!

中谷医工計測技術振興財団では、科学教育振興のために
「複数校の生徒が主体的に共同で行う2年間の取り組み」を募集していました。

今回選ばれたのは「宮崎近海の海洋マイクロプラスチックの共同研究」

宮崎北高校と宮崎海洋高校は13年間に亘って、海洋研究者の育成を目標に共同事業を行ってきました。その一環がサイエンス科で行っている海洋実習です。

生徒達は、2年前からマイクロプラスチックの研究に取り組んでいます。
マイクロプラスチックとは、海洋を漂流する非常に細かいプラスチックゴミで、近年、生態系への深刻な影響が危惧されています。
宮崎北高校は、海洋実習で採取した海水と砂から、マイクロプラスチックを確認。
今後は宮崎海洋高校との共同研究で、非常に広範囲の(宮崎海洋高校はハワイまで!)海水や砂を採取して、マイクロプラスチックの分布や量を明らかにしていきます。


昨年の海洋実習の様子。宮崎海洋高校の「進洋丸」で採水する生徒たち。


本校2年生のマイクロプラスチック研究チーム。
代表して助成金の贈呈証を手にしています。
その重みに緊張…?

他にも1年生の海洋実習などで、本研究に取り組みます。
2年間の助成金を有効に活用していきます!


 

教育開発部の紹介

本日は、本校のSSH事業の企画立案を行っている
「教育開発部」を紹介します。

本年度より12名の先生が配属され、開発部の部屋には11名の先生が常駐しています。



実は、常駐の人数が大幅に増えたので、部屋のレイアウトを大きく変更しました。



モニターのスペースでは日々テレビ会議が行われています。

教育開発部の棚には、開発されたSSH事業ごとに教材や資料がまとめられています。
プログラミングに関する書籍も多いです。

各種助成金の案内もファイリングされ、先生達が教育開発に必要な助成金をいつでも申請できるようにしています。
(はじめての先生も安心。申請書のマニュアル本もあります。)


新任の先生に、本校の探究活動の説明が行われています…。


昨年度末から新型コロナウイルス感染拡大の影響で、様々な行事が中止になっており、現場はとても混乱しています。
一刻も早く収束して欲しいです。

負けずに今年も頑張るぞ~!!

SSH第4期2年目スタート!

4月10日に入学式が行われ、宮崎北高校の新年度が始まりました!
SSH事業も第4期2年目がスタートし、ますます充実していきます!

今回は理科棟の1階に展開されている展示スペース
(通称 サイエンスロビー/Science lobby)を紹介。

こちらはサイエンス科生徒の研究作品が展示されており
学年の垣根を越えて、お互いの研究を見学することができます。


陽当たりの良い過ごしやすいロビーに並ぶ多くのポスター作品。
サイエンス科の生徒が、科学探究の時間に取り組んでいるものです。


こちらは新2年生が1年生の時に研究した作品。まだ模造紙ですね。
実はこれは"研究計画"なのです。
たくさんのアイデアを議論し、ブラッシュアップして
予備実験を行い、2年生につなぎます。


新3年生が2年生の時に研究した作品がこちら。
多くの実験を経て、ポスターにまとめています。
サイエンス科は「オープンラボ」という制度があり、
放課後にも実験室を使うことができます。
コツコツと行ってきた2年間の成果がココにまとめられています。


こちらは2年生が作成した英語版のポスターです。
※みやざきSDGsコンソーシアムの大会(MSECフォーラム)等で発表を行う予定です。


こちらが卒業した3年生の作品です。
3年間の集大成とも言うべきデータ量のポスターです。
1,2年生の中には、これらの研究を引き継いでいるチームもいます。


こちらは展示スペース。
サイエンス科の研究が受賞したトロフィーや盾などが展示されており
生徒達は「自分たちもこの中に!」と日々情熱を燃やしています。
また、地質標本や触って学べる物理実験器具なども展示されています。

このように、サイエンス科は1~3年の縦の繋がりで科学探究を進めています。

令和2年度も、これらの研究がさらに進化していくことでしょう


※なお今回からサイエンス科blogの記事に投票ボタンを付けました。
 押して頂けると教育開発部のメンバーが嬉しくなります。→

グローバルプログラミング講座

本校、宮崎大学、地元企業の連携事業として、グローバルプログラミング講座が実施されました。本事業はバングラディッシュからの留学生がTAとして入り英語でプログラミングを学ぶ講座です。
また、講座終了後には国際交流として、本校生徒が留学生に対して本校の案内をしました。

国際交流②

本日より、国際交流週間として全体での歓迎行事ならびに、実際の体験授業が始まりました。台湾が1週間、タイが2週間という短い期間ですが、お互いに交流を通して、高めあえるような関係を築いてほしいです。

~本日の活動写真~

対面式が行われました。(国際交流①)

科学技術振興機構様の『さくらサイエンスプラン』事業を活用させていただき、台湾の生徒との国際交流が始まります。
本日の対面式では、ホームステイの家族との面会が行われました。これから1週間と短い期間ですが、今回の国際交流を通して異なる価値観への理解を深めて、将来世界に羽ばたく人材に育ってほしいと考えています。

第2回マニュファクチュアリング講座

1年サイエンス科の生徒に向けて、探究講座で必要な思考力をトレーニングをするための、マニュファクチュアリング講座(第2回目)が実施されました。

生徒達は当日出された課題について、思考錯誤を繰り返しながら取り組んでいました。
もうすぐ自分たちの科学探究のテーマ作りに入ります。
今回等の経験をこれから開始する探究活動に生かして欲しいです。

オープンスクールが実施されました

8月22日~23日の午前に、宮崎北高校サイエンス科オープンスクールが開催されました。

今年度のオープンスクールでは、日程説明の後、
実験教室(体験授業)や科学探究によるポスターセッションの参観,本校サイエンス科在校生による座談会、サイエンス科の生徒が継続的に使用する実験室の見学等の講座を実施しました。
そして、上記の講座がすべて終了した後に、サイエンス科主任によるサイエンス科の特徴およびSSHの魅力について説明が行われました。

オープンスクールに参加された、中学生と保護者の皆様におかれましては、この経験から、ご自身の進路に対する一助となることを願っています。