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SSH&サイエンス科情報発信ブログ

MSEC指導者ワークショップが行われました!

4月3日(金)の報告です。

延岡高校の先生を招き、MSEC指導者ワークショップ(第1回)が行われました。

令和2年度からSSHに指定された延岡高校。
宮崎県が推進するMSEC(みやざきSDGsコンソーシアム)の加盟校です。


しかし…
SSHを推進する国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が
新型コロナウイルス感染症対策のために動けず、
延岡高校は経理事務作業の詳細が把握しづらい状況にありました…。


そこで、SSHとして16年間のノウハウを持つ宮崎北高校が
少しでも参考になればとMSEC指導者ワークショップの一環として
経理説明を行いました。


経理マニュアルを読み込まれています。大変なお仕事です…。


複雑な経理の流れを、担当者に伝えることができ、
延岡高校の担当者さんも、とても喜んでおりました。


さらに、令和2年度は宮崎西高校もSSHに指定されています。
これで宮崎北、延岡、宮崎西の3校がSSHに。

宮崎県の理科教育、これからも楽しみですね!!






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さくらサイエンスプランに採択されました(4年連続, 5回目)!!

宮崎北高校が令和2年度も「さくらサイエンスプラン」に採択されました!
4年連続、通算5回目の採択となります。

さくらサイエンスプランとは、アジアなどの若者を日本に招き、
日本の科学技術を体験してもらう事業です。
科学技術振興機構(JST)が推進しています。


通常、留学生を招いての国際交流には多額の費用がかかります。
この事業に採択されることで、国からの助成を受けて国際交流の経験を積めるのです!
(さらに、日本の技術を広めることで国際的な社会貢献にもなります。)

しかし、そのためには日本の科学技術を学ぶ研修プランを提案する必要があります。


※昨年の国際交流の様子です。この時は、スマート農業について学んでいます。

どうすれば、国際交流をしながら科学技術を学べるのか…
教育開発部の先生が、プランを一生懸命練り上げました。

そして見事、提案したプランが国に採択されました!


今回、宮崎北高校が提案したプランは
「廃棄物活用の最新科学技術を体験しゼロエミッション社会を実現する4カ国交流」

ゼロエミッション社会とは、ざっくり言えば「廃棄物を出さない社会」です。

宮崎県には、廃棄物活用をしている機関が沢山あります。

今回は・・・
①農業廃棄物から燃料を創り出す研究をしている「宮崎大学農学部」
②農業廃棄物から製薬などに用いる機能性脂質の開発を研究している「宮崎県工業技術センター」
③バイオマス発電でゼロエミッションを実現し、日本最大級のリサイクルプラントを有する「霧島酒造」

以上、産官学の3つの機関で研修を行います。

さらに、宮崎北高校で生徒とディスカッションや実験を行うことで、理解を深める計画です。

廃棄物を削減することは、アジア圏の国々にとっても興味深いことであり、
非常に有意義な国際交流が期待できます!

今回は、産業廃棄物の削減に興味のあるタイ、台湾、ベトナム
高校生たちを招き、宮崎北高校の生徒達と4カ国交流を行います!

今年度の国際交流、ぜひお楽しみに!!




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ACT-SI2が始まりました!

ついに本校の科学探究「ACT-SI」が始まりました!!

校訓の尚志(Ambition)・創造(Creativity)・連帯(Togetherness)の
頭文字を組み合わせた科学探究(Science Inquiry)がACT-SIです。

今回は2年生のACTーSI2が始まりました。


サイエンス科では2年生から「総合実験室」に自分たちの研究スペースが与えられます。
この部屋は3年生とのシェアなので、学年間の交流もあります。

 

さて、本日は久しぶりのACTーSIなので
オリエンテーションを兼ねて、ラボノートや各種申請書の配布が行われました。

昨年度、半年間かけて研究テーマを決め、実験計画を立て、実験器具の注文を行ったのに
新型コロナウイルスの影響で、予備実験が出来ないまま今年度になってしまいました。
そこで、届いている器具の受け取りや、実験計画の再確認もおこないました。



また、班によってはスムーズに研究を進めるため、先生と相談しているところも。
・・・しかし、先生はやるべき事をそのまま教えてはくれません。
逆に質問をされています。

「なぜこれをするの?」

「どうやってするの?」

「何が必要なの?」

質問に一生懸命に答えるうちに、自分たちの研究計画の見直し点や
初めにやるべき事に気づいていきます。

みんな、頑張れ~!!




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研究発表大会のファイル

本日は教育開発部に用意された生徒用スペースについて紹介します。


サイエンス科の生徒は科学探究で様々な研究を行っていますが
その成果を外部に発表したい!と思う事がよくあります。

しかし、生徒達は初めのうちはどんな大会があるのかよくわからないし、先生達も全ての研究チームにピッタリの大会を案内するのは難しいです。


そこで、こちらのスペース!!


学校に案内された各種研究発表大会や、ジュニアセッションを含む学会全てファイリング!!

 

黄色のファイルは、サイエンスキャンプなど科学系イベント。
赤色のファイルは、研究発表や学会などです。

さらにラベルの色で、世界大会の予選(赤)全国大会・学会(白)九州地区大会(青)県大会(黄)と分けられており、

その下のシールで物理(黄)化学(青)生物(緑)地学(赤)その他(白)と、大会の分野シールが貼られています。


一番上の数字は、申し込み締め切りの月を記載しています。
申し込みの近い大会は、このように前面に配置されています。

生徒達は、これらのファイルを自由に閲覧し、自分たちが出場したい大会を申請する仕組みとなっています。

発表の場があれば、研究の良い目標となりますね。

もちろん、自分たちがインターネットなどで調べてきた大会も、ファイリングしてもらうことが可能です。


さぁ令和2年度、宮崎北高生はどのような活躍を見せてくれるのでしょうか!?

下中科学研究助成金に採択されました!

本校の助成金採択についてお知らせします!

本校教諭の研究が、公益財団法人下中記念財団の第58回下中科学研究助成金(30万円)に選ばれました。

下中科学研究助成金では、学校教育に携わる先生等の教育のための研究(主に自然科学教育)を募集していました。

今回選ばれたのは「高校生への星食観測指導と天文学への貢献」です。

星食とは、月や小惑星が恒星を隠す現象です。
この現象の詳細な観測により、星表の補正ができる等、天文学への貢献が可能です。



昨年度は、上の写真のように科学部地学班の生徒が星食観測を行っていましたが、機材は大学から期間限定でお借りしたもので、返却せねばなりませんでした。


今回の助成金で、生徒達は精度の高いGPS時計や高感度CCDカメラ、丈夫な赤道儀を自由に使えるようになりました。

これから、観測データと経験値をどんどん溜めてくれることでしょう!!

中谷財団の助成金に採択されました!

宮崎北高校と宮崎海洋高校の共同研究への助成金採択についてお知らせします。
公益財団法人中谷医工計測技術振興財団の科学教育振興助成事業より高い評価を受け、
プログラム助成(100万円×2年間)に選ばれました!

中谷医工計測技術振興財団では、科学教育振興のために
「複数校の生徒が主体的に共同で行う2年間の取り組み」を募集していました。

今回選ばれたのは「宮崎近海の海洋マイクロプラスチックの共同研究」

宮崎北高校と宮崎海洋高校は13年間に亘って、海洋研究者の育成を目標に共同事業を行ってきました。その一環がサイエンス科で行っている海洋実習です。

生徒達は、2年前からマイクロプラスチックの研究に取り組んでいます。
マイクロプラスチックとは、海洋を漂流する非常に細かいプラスチックゴミで、近年、生態系への深刻な影響が危惧されています。
宮崎北高校は、海洋実習で採取した海水と砂から、マイクロプラスチックを確認。
今後は宮崎海洋高校との共同研究で、非常に広範囲の(宮崎海洋高校はハワイまで!)海水や砂を採取して、マイクロプラスチックの分布や量を明らかにしていきます。


昨年の海洋実習の様子。宮崎海洋高校の「進洋丸」で採水する生徒たち。


本校2年生のマイクロプラスチック研究チーム。
代表して助成金の贈呈証を手にしています。
その重みに緊張…?

他にも1年生の海洋実習などで、本研究に取り組みます。
2年間の助成金を有効に活用していきます!


 

教育開発部の紹介

本日は、本校のSSH事業の企画立案を行っている
「教育開発部」を紹介します。

本年度より12名の先生が配属され、開発部の部屋には11名の先生が常駐しています。



実は、常駐の人数が大幅に増えたので、部屋のレイアウトを大きく変更しました。



モニターのスペースでは日々テレビ会議が行われています。

教育開発部の棚には、開発されたSSH事業ごとに教材や資料がまとめられています。
プログラミングに関する書籍も多いです。

各種助成金の案内もファイリングされ、先生達が教育開発に必要な助成金をいつでも申請できるようにしています。
(はじめての先生も安心。申請書のマニュアル本もあります。)


新任の先生に、本校の探究活動の説明が行われています…。


昨年度末から新型コロナウイルス感染拡大の影響で、様々な行事が中止になっており、現場はとても混乱しています。
一刻も早く収束して欲しいです。

負けずに今年も頑張るぞ~!!

SSH第4期2年目スタート!

4月10日に入学式が行われ、宮崎北高校の新年度が始まりました!
SSH事業も第4期2年目がスタートし、ますます充実していきます!

今回は理科棟の1階に展開されている展示スペース
(通称 サイエンスロビー/Science lobby)を紹介。

こちらはサイエンス科生徒の研究作品が展示されており
学年の垣根を越えて、お互いの研究を見学することができます。


陽当たりの良い過ごしやすいロビーに並ぶ多くのポスター作品。
サイエンス科の生徒が、科学探究の時間に取り組んでいるものです。


こちらは新2年生が1年生の時に研究した作品。まだ模造紙ですね。
実はこれは"研究計画"なのです。
たくさんのアイデアを議論し、ブラッシュアップして
予備実験を行い、2年生につなぎます。


新3年生が2年生の時に研究した作品がこちら。
多くの実験を経て、ポスターにまとめています。
サイエンス科は「オープンラボ」という制度があり、
放課後にも実験室を使うことができます。
コツコツと行ってきた2年間の成果がココにまとめられています。


こちらは2年生が作成した英語版のポスターです。
※みやざきSDGsコンソーシアムの大会(MSECフォーラム)等で発表を行う予定です。


こちらが卒業した3年生の作品です。
3年間の集大成とも言うべきデータ量のポスターです。
1,2年生の中には、これらの研究を引き継いでいるチームもいます。


こちらは展示スペース。
サイエンス科の研究が受賞したトロフィーや盾などが展示されており
生徒達は「自分たちもこの中に!」と日々情熱を燃やしています。
また、地質標本や触って学べる物理実験器具なども展示されています。

このように、サイエンス科は1~3年の縦の繋がりで科学探究を進めています。

令和2年度も、これらの研究がさらに進化していくことでしょう


※なお今回からサイエンス科blogの記事に投票ボタンを付けました。
 押して頂けると教育開発部のメンバーが嬉しくなります。→

グローバルプログラミング講座

本校、宮崎大学、地元企業の連携事業として、グローバルプログラミング講座が実施されました。本事業はバングラディッシュからの留学生がTAとして入り英語でプログラミングを学ぶ講座です。
また、講座終了後には国際交流として、本校生徒が留学生に対して本校の案内をしました。