学校の様子

念入り 歯みがき

 6月4日はむし歯予防デーです。そして6月4日~6月10日は歯と口の健康週間です。この期間に合わせて、本校の保体給食委員会(ほたきゅう)が歯みがき指導を行います。今回は重点的にみがく場所を曜日ごとに決めて、担当の子どもが指導を行います。今日は前歯のみがき方です。


【歯みがきの時間の半分はいつも通りみがきます】

 いつもは音楽をかけずに歯みがきをするのですが、今回は子どもたちが選んだ曲を日替わりでかけてリズムよくみがこうと話し合いました。今日は「ロミオとジュリエット」という曲でした。子どもたちが想像していた曲と違い、しっとりとした曲だったので「あれれ?」という表情の子どもやニコニコしながらみがく子どももいました。

 前歯は歯ブラシをくるくる回しながら2~3本ずつみがくことや、歯並びは個人差がありでこぼこしている場合もあるため、歯ブラシの向きを変えながら歯に合わせてみがくことを指導しました。「みんなのみがき方はどうかな?」とほたきゅうの子どもがひとりひとりチェックしていました。


【6年生はいつもていねいにみがいています。みんなのお手本です】


  【歯のみがき方チェック!】

 ほたきゅうの歯みがき指導は明日からも続きます。この機会に正しい歯みがきの仕方を習得して、毎日ていねいな歯みがきができるようにしましょう。歯みがきの時に流れる音楽も楽しみにしていてください。

梅雨の時期の過ごし方

 昨日は朝の時間に6月の全校朝会が行われました。まず、校長先生からのお話がありました。
 梅雨の時期は雨が多く外で遊ぶことができません。そこでこんな時こそ読書をしようと話をされました。昨年度から子どもたちにプレゼントをしている校長先生お手製のしおりも、今年度新たに新調してくださり、新しいしおりをプレゼントされました。そこには子どもたちの写真と「なせば成る なさねばならぬ何事も」と記されています。職員も年度当初、このしおりをいただいています。


【荒谷小全員がこのしおりを持っています】

 今回校長先生は「星の王子さま」という本の内容を、子どもたちに分かりやすく伝えてくださいました。その本の中に出てくる「大切なものは目にみえない」という言葉。「目に見えないものってなんだろうね?」と問いかけられました。子どもたちはじっと考え、「幸せ」や「仲良し」等意見がでました。子どもたちにまだまだある「目に見えないもの」を自分で考えるよう促されてお話が終わりました。先日、図書委員会の児童が、「5月は1年生の子が一番本を読んでいました」と発表していました。梅雨の時期ならではの楽しみを見つけ、読書にも励んでほしいです。

 次に養護教諭の先生から6月の月目標についてお話がありました。6月は「歯を大切にしよう」です。荒谷小では5月25日に歯科検診が行われました。その結果の詳細を子どもたちそれぞれに見せて、自分はどの歯がむし歯になりやすいかを確認させました。また、毎日口の中をチェックすることで、歯の変化を見つけることができるため、チェックを欠かさずしましょうとお話がありました。


【むし歯がなくても、歯垢がついていると指摘されている場合もあります】

 今年度の歯と口の健康週間(6月4日~6月10日)の標語は「おくりたい 未来の自分に きれいな歯」です。今の時期に歯みがきを習慣づけたり、歯や口への興味関心を高めたりすることで、子どもたちが大人になった時に健康な歯を保てることにつながると思います。子どもたちの歯の健康を保持増進するためにも、保護者の皆さまにもご協力いただけると有難いです。よろしくお願いいたします。

晴天のもと プールそうじ

  荒谷小は6月9日(火)がプール開きです。そこで、今日の2~3校時にプールそうじを行いました。13名の子どもたちはプールの床の泥をブラシでゴシゴシみがきました。太陽の光が降り注ぎ、気温も高くなりそうでしたので15分ごとに水分補給をしてプールをきれいにしていきました。

 プールサイドや更衣室前の通路にはたくさんの落ち葉が落ちていたり、溝には泥が溜まっていたりして、それらのそうじも大変でしたが、子どもたちが役割分担をしてテキパキと行動していたため、子どもたちが行うそうじは早めに終わり、その他の箇所まですることができました。


          【みんなで力を合わせてがんばろう】


 【泥を落とすには力がいります】

 しかし、コンクリート部分のぬるぬるした所はデッキブラシでいくらみがいても取ることができませんでした。本日のプールそうじで取れなかった汚れは、明日の奉仕作業で保護者の方々のお力をお借りすることになります。お忙しい中申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。


   【プールそうじ前】             【プールそうじ後】

命を救う 救急法講習会

 参観日、最後の時間は救急法講習会でした。昨日は日本赤十字社宮崎県支部の方が、わざわざ宮崎市からお越しくださいました。
 今回は、保護者の方9名と職員6名が参加して講習を受けました。まずは心肺蘇生の方法を教えていただきました。意識を確認する時の声の大きさは、始めは小さく、その後やや大きく、最後は大きな声にするという3段階だということや、胸骨圧迫は手のつけ根(手掌基部:しゅしょうきぶ)で少なくとも5㎝圧迫することなどていねいにご指導くださいました。実際に演習で胸骨圧迫をしてみると、心臓の位置が分かりにくかったり、身体が斜めを向いて圧迫しているため、しっかりと胸骨圧迫ができなかったりしました。


【肩を叩きながら意識の確認をします】

 その後、AEDの使い方も教えていただきました。ショックを与えるボタンを押す時には、周りを見ながら、傷病者に周りの人が近寄らないように手で制止しながら押すなど、傷病者も救い、周りの人の安全も確保することの大切さを学びました。

 時間をかけて演習まで行う救急法講習会は1年に1度です。毎年参加することで忘れていたことを思い出したり、新たな情報を知ることができたりする貴重な機会になると思います。次回は約30分という短い時間ですが、8月に行われるPTAバレーボール大会で救急法講習会を計画しています。地域の皆さまにもぜひご参加いただき、急な対応が必要な時の対処法を知り、命を救う手助けを身に付けていきたいものですね。


【のどに物が詰まった時の対処法もご指導いただきました】

おいしいな、給食試食会

 昨日の参観日では、保護者の方の給食試食会も実施されました。これは毎年行っているもので、普段の子どもたちの給食の様子を知ってもらったり、一緒に給食を食べていただき会話を楽しんでもらったりしています。
 今回も11名の保護者の皆さまがご参加くださいました。昨日の給食は「むぎごはん、牛乳、高野豆腐の卵とじ、和風サラダ」でした。「お父さんの小さいころは牛乳はビンやったとよ」とか「土曜日に出る三角の形のみかんジュースが嬉しかったがね」等、給食にまつわる話もたくさんしてくださっていました。
 野菜たっぷり、栄養たっぷりの給食に会話も弾み楽しい給食試食会になりました。


   【赤ちゃんも来てくれました】   【ALTの先生も一緒で一層賑やかでした】

警察署の方々と情報モラルの学習

 昨日の参観日に、日向警察署生活安全課少年係の方々にお越しいただき、情報モラルについて授業をしていただきました。全校児童と保護者の方々を対象に行ったこの授業は、「携帯電話の使い方を知ろう」というめあてを立てて進められました。
 まず、「携帯電話は何をするもの?」と警察の方が子どもたちに尋ねると「音楽を聞くもの」、「ゲームをするもの」、「動画をみるもの」、「メールをするもの」と意見が出ました。そして最後に「電話をするもの」という意見が出ました。携帯電話本来の電話という機能よりは、その他の機能で携帯電話を利用している子どもが多いようでした。


【私たちが思っていたより頻繁に携帯電話に触れているようです】

 スマートフォンの使い方では、メール等ですぐに返事が返ってこない時には「無視した」と思うのではなく用事があるのかなぁと相手の都合も考えることをご指導くださいました。これからインターネット上で顔の知らない人と知りあっても、その人とは会わない・信用しないということもご指導くださいました。

 また、ゲームについてもお話がありました。ゲームソフトの箱の裏面には年齢制限を示すマークがあることに触れられました。初めて見るマークだなぁと思っていると、多くの子どもたちはそのマークのことを知っていました。小さい頃からゲームをしていると、自分の世界とゲームの世界の境目が分からなくなることもあるそうです。そのため、年齢に合ったゲームを選ぶことが必要だとご指導くださいました。

 その後、おうちの方と子どもたちでにっこりトークを行い、家庭でのきまりを作りました。


【ゲームの時間やスマートフォンの使い方を話し合いました】

 おうちの方々と話し合った結果、「スマホを使う時は親がいる場所で使う」、「ゲームは1日30までにする」、「アプリを開く時は両親に相談する」等の約束事が発表されました。正しい知識をもって、上手にスマートフォンやゲームと付き合っていきましょう。

ハテナのひよこが生まれた!



 4月からわくわく学習が始まり、以前わくわくのたまごを作っていた3・4年生。このわくわくのたまごはわくわく学習(ウッジョブ諸塚)をがんばる人しか作れないものであり、林業のことを考えながら作成したそうです。そして、このたまごをうむ→あたためる(学習する)→ひびが入る→?をもったひよこが生まれる→?のひよこを育てる→何かが生まれるという過程をイメージしているようです。

 そのわくわくのたまご、とうとうひびが入り生まれました。「ひよこが生まれましたー!!」と嬉しそうに来た3・4年生。その日の1時間目に講師の先生からハテナの答えをたくさんもらい、自分たちの中でもっと学習したいこと(課題)が見つかったのです。


【「教頭先生!ひよこが生まれました-!」と職員室にも見せに来てくれました】

 校長先生や給食室の調理員の先生、そして授業をしている他の学年には邪魔にならないようにひよこを見せながらそーっとろうかを歩いて披露したそうです。このハテナのひよこには名前もついていて、自分たちの名前を1文字とって命名していました。子どもたちのわくわくが手に取るように分かり、楽しんで学習をしているんだなぁと嬉しくなりました。これらからの3・4年生のウッジョブにも期待が膨らみます。

 【ハテナのひよこの中身】

 ○ 木材について(種類や使われ方)
 ○ 林業のやりがいについて(選んだわけ・続けるわけ)
 ○ 安全について(安全ベルト・スパイク)

3・4年生のハテナを解決!

 今日の1校時に、森林体験学習(植林・挿し穂)でお世話になった講師の先生が荒谷小に来てくださいました。今日は3・4年生の林業に関するハテナに答えてくださるそうです。3・4年生が準備していたハテナは大きく2つのカテゴリーに分かれていました。それは①苗の植え方について②仕事のことについてです。

 1つ目の苗の植え方についてでは、「畑に2万本挿し穂するのに何日かかるんですか?」というハテナが出されました。


【質問は見える化で伝わりやすくしました】

 この「畑に2万本植える」とは、前回講師の方が学校に来てくださって話をしてくださった内容のひとつです。この挿し穂は2人体制で行い、1日1000本植えるそうです。2万本植えるためには2人で20日かかるとのことでした。その他にも、「林をする時に足で押さえてすぐ引っ張るのはなぜ?」や「挿し穂した苗は5月の暑さになぜ弱い?」などの質問が出されました。


【実際にスギの苗を持ってきてくださり、分かりやすく説明してくださいました】

 次に2つ目の仕事についての質問が出ました。子どもたちは、自分の質問の順番が今か今かと首を長くして待っており、自分の質問を講師の先生に聞ける順番になると目を輝かせて聞いていました。まずは「植林は雨の日でもするんですか?私の予想は雨の日はしないと思います。理由は危ないからです。」と話す子どもに講師の先生は「雨の日の方が苗が乾燥せずに枯れにくいので、少しの雨ならします。また、天気予報を見て次の日雨だと分かったらその日は植林をします。晴れの日は苗が乾くので、苗木袋に入れて苗が乾かないようにしています。」などと答えてくださいました。


【初めて知ることがたくさんで、子どもたちはとっても嬉しそう】

 その後「植林する時に危険なことはありますか?」とか「暑さで倒れることはないのですか?」、「山の中で迷子にならないのですか?」等たくさんの質問がでてきました。

 今回、たくさんのハテナを講師の先生にぶつけて、ひとつひとつていねいに答えていただきました。その時の子どもたちの表情は驚き、喜び、納得・・、様々な表情が1時間で出てきました。
 振り返りの時間では「植林をする時は、雨が降った方がいいということが分かった」、「地ごしらえの時には、植林をする時のことを考えて木を残しておき日陰をつくるということがびっくりした」、「山に慣れていれば迷子にならないのはなぜなんだろうと思いました」等、子どもそれぞれに振り返っていました。

 今回も子どもたちのハテナに真摯に向き合ってくださりありがとうございました。子どもたちは宝物をいっぱい見つけたようです。

 

読み聞かせ

 今日の朝の時間に読み聞かせが行われました。今回は保護者の方が3冊の絵本を準備してくださっていました。
 1冊目は「ノラネコぐんだん こうじょう」という本です。これはノラネコたちが夜中に工場に忍び込みパンを作るお話です。おいしいパンが焼きあがるのか、最後まで目が離せないお話でした。

【別のシリーズのお話もあるそうですよ】

 2冊目は「りゆうがあります」というお話です。これは今回読み聞かせをしてくださる保護者の方が去年「りんごかもしれない」という絵本を読んでくださったのですが、同じ作者の絵本でした。子どもが「ちゃんとしたりゆうがあれば鼻をほじってもいいのでは」と考え、普段は大人に注意されてしまうことでも、楽しい理由を考えていくお話でした。例えば、貧乏ゆすりをしているのは、その音がもぐら語になり、もぐらと話ができるとか、爪をかむのはカラスを退治するための音を出している等、面白い理由が次々と出てきました。


【「ぼくもそれやる!」と共感する子もいました】

 そして3冊目は「カッパもやっぱりきゅうりでしょ」という本でした。きゅうりを切らしたカッパがきゅうりの自動販売機に行き、きゅうりを買おうとするとかぜをひいた「でかいきゅうり」がいました。その「でかいきゅうり」を介抱して、いずれは食べてやろうと企てるカッパですが・・・。カッパの必死さと「でかいきゅうり」のマイペースさが面白い絵本で、子どもたちも笑いながら見ていました。


        【朝からたくさん笑って元気が出ましたね】

 今回、読み聞かせのために書店で3冊の本を購入してくださったようです。「この本は家でも読みたいからと言ってお母さんが買っていました」と子どもが話していました。毎回、色々なジャンルの本に出会える朝の読み聞かせ。自分ではきっと選ばない絵本にも会うことができる貴重な時間です。
 読み聞かせに来てくださった保護者の方、お忙しい中、朝早くからお越しくださりありがとうございました。

授業公開(5・6年生)

 今日の2校時に5・6年生でいじめ未然防止の取組の授業づくりの視点をもった授業公開が行われました。教科は算数です。
 5年生は少数÷少数の問題、6年生は分数×分数の問題でした。5年生は「2.4÷1.6の計算の仕方について考えよう」6年生は「4/5×2/3の計算の仕方について考えよう」というめあてでした。それぞれの学年で、授業の中ではにっこりトーク(話合い活動)があり、6年生では「ここは○○じゃない?」、「え、何で?」等形式に捉われずに話合い活動が行われていました。5年生も、自分の意見とは違うところには「○○ではないですか?」などと率直に意見をぶつけて、どのような考え方をしたらよいかを話し合っていました。


【授業の前には前もって板書の計画が書かれています】


     【どちらの学年も学習に対する意欲が感じられます】


【にっこりトーク:ざっくばらんに話し合える雰囲気がありました】

 この授業では、教師の発問(声かけ)や、授業の形態、にっこりトークの在り方、ふりかえりのさせ方等、職員同士が学ぶことも多くあり、大変有意義な授業公開でした。5・6年生の学習に対する姿勢もとても立派でした。ありがとうございました。

心地よい表現集会

 今日、朝の時間に表現集会が行われました。今回は5・6年生の発表です。
 いつものように、子どもたちが笑顔になる表現集会の歌から始まりました。3・4年生担任の先生の鍵盤ハーモニカの演奏に合わせて、全校児童で踊りながら歌います。


         【1年生もずいぶんと慣れてきましたね】

 その後、5・6年生の発表が始まりました。5・6年生は合奏「マルセリーノ」、作文発表という構成でした。まず、鉄琴・リコーダー・鍵盤ハーモニカで合奏をしました。どのような曲なのかなぁと楽しみにしていると、「マルセリーノ」と言う曲は聞きなれた曲でした。それは、毎朝5・6年生がこの曲をリコーダーで練習しているからです。荒谷小の職員室では毎朝この曲がBGMのように流れてきて、心地よく朝の時間を過ごしています。今回はそれに鉄琴や鍵盤ハーモニカも加わり、一層ステキなハーモニーを奏でていました。


              【優しい音が響きました】


   【5年生は鍵盤ハーモニカ】   【6人だけとは思えない合奏でした】

 合奏が終わると感想発表しました。するとすぐに4年生が手を挙げました。「とてもいい曲でした。家でもまねをしみてたいです」と感想を発表しました。その後3年生が「リコーダーや木琴、鍵盤ハーモニカを使ってすごい曲だと思いました。ぼくは今、リコーダーを練習しています。5・6年生のように弾けるようになりたいです。」と感想を発表しました。



【さすがは4年生。さっと手を挙げました】
 それから作文発表がありました。発表は5年生と6年生1名ずつ行いました。その内容は、5年生が植林体験のこと、6年生は諸塚の林業のことでした。5年生は植林体験の時に「できるかなぁ、大丈夫かなぁ」と不安だった気持ちが、講師の先生のアドバイスに勇気をもらい植林をできたことやその講師の方への思い、林業に携わる方々の苦労や工夫についてまとめていました。校長先生からは「この作文を読んだら講師の先生や地域の方々は感動されて泣かれるかもしれませんね」と、子どもの植林体験から林業に携わる方々への思いを作文に表現した5年生にお誉めの言葉をかけてくださいました。

 6年生は国語で学習しているイースター島のお話と諸塚の林業を比較して、諸塚の林業の素晴らしさを作文に表していました。例えば、諸塚の林業では伐採→植林→伐採を繰り返している。これは、次世代のことを考えているからであるということや、それを昔から繰り返していくれた祖先に感謝したい、そして今後自分たちが森を子孫につなげていくという力強い言葉も聞くことができました。高度な内容の作文で、作文を聞いている1~4年生には難しかったかもしれませんが、コツコツと学習を積み重ねていった5・6年生の姿が作文に表れていました。


   【体験や他の学習から、自分なりの考えを構築していっていました】

 最後に教頭先生からお話がありました。「とても堂々と発表をしていました。きっとこれまでたくさん練習してきたんだろうなぁということが分かります。最初の合唱は音が透き通っていました。これは、お互いが他の楽器の音を聞いて、自分の楽器の音を調整しているからだと思います。5・6年生のチームワークのよさを感じました。作文は色々な学習や体験から作文を発表してくれました。また、3・4年生も感想の発表をしようと一生懸命きいてくれました。1~4年生もありがとうございました。」とおっしゃいました。子どもたちのこれまでの学習や体験学習を近くで見てくださった教頭先生、子どもたちのがんばりをたくさん誉めてくださいました。


  【一生懸命さが伝わりましたね】

 今回、合奏と作文という表現集会でした。色々なパターンが考えられるこの表現集会。次回は1・2年生です。楽しみにしています。

待っていました やまびこ号

 今日は、県立図書館の移動図書館であるやまびこ号が荒谷小に来校する日です。やまびこ号で本を借りるのを楽しみにしている子どもたちは、早くから体育館に集まりやまびこ号を待っていました。緑色のやまびこ号の車が見えると「来たー!」と嬉しそうな声が職員室まで聞こえてきました。このやまびこ号、保育所生も本を借りることができます。


【本が倒れないように支えがしてありました】

 まずは、体育館ではじめの会が行われました。そこでは、校長先生から「色々な種類の本を手に取ってみてくださいね。おもしろいことがたくさん書いてあります。本を読んで心を豊かにしてください」とお話がありました。

 その後、県立図書館の職員の方からお話がありました。東京のある町に古本屋さんが集まった町があるそうです。その町の古本屋さんに行った時のこと、定価の約6倍で売られている本を見つけられたそうです。「古本なのになぜ?」と子どもたちの頭にはハテナが浮かんだことでしょう。実は、本は販売をしている時期に人気がないと本をたくさん作らないそうです。後になって、その本が欲しいと言う人が出てきた時に、あまり作られていなかった本は高値で売られることがあるそうです。新しい本の世界を教えていただきましたね。
 また「読書をすると宝物がいっぱいできます。この時間で宝物をいっぱい見つけてくださいね」ともお話くださいました。「宝物」というキーワードには反応する子どもたち。きっとこの言葉でわくわく度は一気に急上昇したことと思います。
 その後、児童代表のあいさつが行われました。「ぼくは理科に関係する本が好きです。今回は面白い本や他の本も借りたいと思います」とあいさつをしました。


  【毎年ありがとうございます】       【どんな本が待っているかな】

 そして早速やまびこ号に入って本を選びました。順番で中に入るので、順番を待っている子どもたちは外で本を読んで待ちます。


【布の絵本も見つけました】  【大きな絵本に釘付け】


【朝の読み聞かせでもあったバムとケロシリーズも見つけた!】【どれにしようかな】

 子どもたちが本に夢中になっている間、傍らで県立図書館の職員の方が本のチェックをされていました。破損がないかどうかを見てくださっているようです。本の中でも絵本は糸で縫って綴じられているので、その糸が切れるとページがバラバラになってしまうそうです。そのような本は修理の対象になるとのことでした。その修理の方法とは、ミシン糸の硬めのものを使って、手縫いで縫うそうです。とても細かく、根気のいる作業だろうなぁと想像します。紙が硬いため、縫う時にはても痛くなると話されていました。それでも、本を大切にして、たくさんの方々に読んでもらいたいという思いから修理をされているのだと思います。本への愛情もひしひしと感じました。


   【本のお医者さんですね】

 子どもたちも職員もやまびこ号から本を借り、最後に終わりの会を行いました。6年生が「ぼくは怖い本や物語が好きです。中学生になったらやまびこ号で本を借りることができなくなるので、次回はおすすめの本や新しいジャンルの本を教えていただき借りてみたいと思います」と話していました。


   【新しい本にも挑戦!】

 今回やまびこ号で借りた本は、校舎2階のやまびこコーナーに保管してあり、誰でも読むことができます。ぜひ、自分では選ばないような本を手に取ってみてくださいね。

大きな絵本の読み聞かせ

 今日の朝の時間は、読み聞かせの時間でした。今日はどんな絵本との出会いがあるのかな?

 今日は「すっぽんぽんのすけ」、「バムとケロのおかいもの」の2冊の絵本を用意してくださっていました。これらの絵本はとても大きな絵本でした。
 1冊目の「すっぽんぽんのすけ」は、「おふろにはいりなさーい」とお母さんから言われても入らなかった男の子が、すっぽんぽんのまま不思議な世界に飛び込んだお話でした。その世界では忍者がいたり、かあさんねこが登場したりしました。そこで活躍するすっぽんぽんのすけ、とてもたくましいけれどすっぽんぽんだから愛嬌があり、何だか面白いこの絵本、所々で笑いもあり楽しく聞いていた子どもたちでした。


【身のこなしも軽やかなすっぽんぽんのすけ】

 2冊目は「バムとケロのおかいもの」でした。このシリーズは子どもたちも大好きです。水曜日、バムとケロとカイちゃんが3人でお買い物に行きます。うさぎの八百屋さんに、「くるみ、てかがみ、どんぐり、オカリナ」と書いている不思議なお店、ゆかいな扉があるお店など個性豊かなお店で買い物をするバムとケロとカイちゃん。何でこんなものを買うんだろうと首をかしげるようなものを買ったケロ。その目的は・・・。友達同士の温かい友情を感じさせ、和やかな気持ちにさせてくれるような絵本でした。


   【大きな絵本は絵も見やすくて後ろの人もはっきり見えますね】

 今回、これらの絵本は県立図書館の移動図書館であるやまびこ号から借りてきてくださったそうです。1冊は子どもたちからリクエストがあったものを選んでくださったとのことです。毎回子どもたちのために、絵本選びから読み聞かせ、絵本の返却までしていただきありがとうございます。

いのちの学習

 昨日、風水害の避難訓練が行われました。台風が接近していることを想定しての避難訓練です。近年、ゲリラ豪雨と呼ばれる激しい雨や急な天気の変化で自然災害が多発しています。今回の避難訓練は保護者の方々の協力も得て、学校に迎えにきていただき、その後は無事に家に帰ったことを電話で連絡をするというところまでの学習でした。

 まずは、生徒指導主事の先生から避難の仕方についてお話がありました。はじめに、現在の状況や避難の方法を知らせた校内放送の聞き方です。放送は「静かに」聞くのではなく、「無言」で聞くことを確認しました。また、避難をする時の約束である「お・は・し・も」(おさない・走らない・しゃべらない・戻らない)の確認もしました。


【人の話を「無言」で聞く姿勢は避難訓練以外でも大切です】

 その後、校長先生から自然災害についてのお話がありました。まず、避難訓練は「いのちの学習」であることをお話されました。そして、スライドを用いて雨が降るまでの天気の移り変わりを見せてくださったり、平成17年の台風14号がもたらした諸塚村の被害を写真で見せてくださったりしました。普段は穏やかな流れの川が濁流になり、見覚えのある場所や商店街を飲み込んでしまっている写真を見ると、とても悲しい気持ちになりました。
 校長先生が写真や絵と一緒にご指導くださった内容は以下のとおりです。
 
 【激しい雨が降った時に注意すること】
 ○ 急に水かさが増えるため、小さい溝でも危険であるため近付かない
 ○ 外に出かけない
 ○ 外にいる時は雨やどりをする
 ※ 真っ黒い雲や雷の音は雨が降るサインであるため注意する

 【雷が鳴った時に注意すること】
 ○ 建物の中に入る
 ○ 雷がなったら、木には近付かない

 そして最後に大雨や台風のことを知って正しくおそれること(どのような被害が考えられるのか、どのような対応・行動をしたらよいのか、身を守ること等)が必要であるとお話をいただきました。自然の力を甘く見ることなく、自分の命を守る行動を考えて実践していけるよう継続的に指導をしていきたいと思います。


    【実際に被害の状況を見ると自然の猛威にあ然としました】

表現集会

 今日の朝、表現集会が行われました。今日は3・4年生の作文の発表でした。3・4年生は先日遠足で訪問した、せせらぎの里での出来事を作文にしていました。
 せせらぎの里で体験したことや、その時の気持ち、せせらぎの里の方への思いなど、子ども自身の言葉で、面白い表現も用いながら、大きな声でゆっくりと発表しました。子どもたちの率直な思いや、作文の中での場面が想像できるような表現を聞いて、時間がゆっくり流れているような、穏やかな気持ちになりました。
 3・4年生は全員で3名ですが、3名それぞれの個性が作文の中に散りばめられていました。この作文を聞いて5・6年生は、「心の動きを電気で表していておもしろい」、「大きくゆっくり読んでいた。前を見て読むともっといいと思う」、「題名を聞いてその作文を聞いてみたいと思った」など、感想やアドバイスも発表していました。


【表現集会のテーマソングから始まります】【とっても聞きやすい発表でした】


【作文を読む人、せせらぎの里で交流している写真を見せる人と役割分担していました】

 最後に校長先生からお話がありました。「作文には①言葉で伝える②作文の中身という2つの見方があります。1つ目の『言葉で伝える』は、ゆっくり大きく発表していました。ひとつひとつの言葉を大切にしているんだなぁと感じました。また、会話文では読み方が変わりましたね。工夫がみられる読み方でした。2つ目の『作文の中身』は、まずタイトルに工夫がありました。そして、『冷凍庫の氷のように心がカッチコチ』などイメージが豊かです。イメージが豊かだと文章が豊かになります。発表してくれた作文の中で、心と心の交流が表現されているものがありました。心と心がつながることはとても大切なことです。いい学習ができましたね」とたくさんのお誉めの言葉をいただきました。


【嬉しい言葉をたくさんいただきましたね】
 
 事前準備から当日の遠足、そして遠足後のふり返りを行って作文に表現した子どもたち。多くのわくわく・ドキドキを感じ、たくさんの学びがあったようです。来年の春の遠足も楽しみですね。

春の遠足

 先週の金曜日は、子どもたちが楽しみにしている春の遠足でした。今年度も、午前中はせせらぎの里に訪問させてもらい、午後からは池の窪グリンパークに行く計画になっていました。雨が心配されていたのですが、子どもたちの願いが届いたのか遠足当日は雨が降ることなく計画通りの遠足ができました。

 先日、せせらぎの里の職員の方々が荒谷小にお越しくださり、特別養護老人ホームとはどのような場所なのか、どのような職業の方々がおられるのか、施設に入所されている方とのコミュニケーションの仕方などたくさんのことを教えてくださいました。子どもたちは、今回のせせらぎの里への訪問で、その時に学んだことを活かしておじいちゃん・おばあちゃんとふれあい、元気を届けたいと考えています。そのために準備もたくさんしていました。

 せせらぎの里に到着すると、入所されている多くの方が、ホールで待っていてくださいました。ドアを開けて中に入る時は緊張していましたが、温かい拍手をいただくと笑顔がみられるようになりました。
 ホールに入ると、早速入所されている方々へ荒谷小の紹介をしました。校歌を歌ったり、荒谷小のクイズを出したり、荒谷小の1日を発表したりしました。その後「だれにだっておたんじょうび」を歌い、子どもたちの元気な歌声や笑顔を届けました。


【荒谷小ではおなじみの問題:イチョウの木は何歳?】


【歌って、飛び跳ねて、手拍子をして・・。元気いっぱい!】

 その後、子どもたちが準備をしたすごろくをしました。これは、入所されている方々に諸塚の地域のことを懐かしく思ってもらいたいという思いもあって作成したものです。スタート地点が荒谷小でゴールはせせらぎの里です。すごろくの途中には、お店や学校などもあり、イノシシが出てくるすごろくもありました。すごろくのコマも子どもたち手づくりの紙ねんどのコマです。


   【入所されている方々と子どもたちの距離が一気に近付きました】

 「サイコロ、ふれますか?」と聞いてみたり、サイコロの目を手で表して「4が出ましたよ!」と教えたり、足を曲げて顔を近づけて話したりする子どもたちもいました。一緒に楽しみたい、楽しんで欲しいという子どもたちの気持ち、きっと伝わったことでしょう。

 その後、みんなでゲームをしました。そのゲームとはお玉を使って卓球用のボールを隣の人へ渡していくリレーです。ボール以外にも鈴・お花の置物・おじゃみなども使って、落とさないようにリレーをしていきました。


【おじゃみは各チーム50個流れてきました】

 本校の子どもの中には、介護士になりたいという子もいました。この訪問で、介護士の方の仕事を直に見たり、入所されている方とお話ができたりしたのはとてもいい経験だったと思います。また、他の子どもたちにとっても関わり方を学ぶ学習の場になりました。

 せせらぎの里の職員の皆さま、事前の御指導から当日の運営までありがとうございました。入所されている皆様にも、温かく迎えていただき嬉しかったです。またお会いでいる日を楽しみにしています。ありがとうございました。


 その後、子どもたちはおいしいお弁当を食べ、池の窪グリーンパークでおもいっきり遊びました。とても充実した遠足になりましたね。


    【草スキーもしたよ】           【ゆらゆら揺れるよ~】


 【絶景をバックに「はいチーズ」】

森林体験学習(挿し穂編)

 長野の山から学校に帰ってきたのは11時頃でした。最後は学校のプールの横にある畑に挿し穂をします。まずは、挿し穂をする畑づくりをしました。この畑は1・2年生が草取りをして、掘り返し、その後肥料を撒いてくれたそうです。その後、5・6年生が土と肥料を混ぜたとのことでした。


   【側面をクワで押さえます】 【表面を板で押さえて平らにします】

 畑の準備ができたら、案内具で穴を開けます。案内具は10㎝間隔で釘のようなものが刺さっており、約10㎝~12㎝間隔でずらしていって、挿し穂用の穴を開けます。その後、水を入れたやかんで、挿し穂用の穴に水を注水していき、穴を大きくします。


【初めて見る器具に興味しんしん】【水を注水して、更に穴を開けます】

 その後、1本ずつ挿し穂をしていきます。この穂木は講師の方が用意してくださったものです。これらの穂木は講師の方が1週間ほど水につけてくださり、挿し穂に適した状態にしてくださっていました。


【ていねいに穂木を挿していきます】

 挿し穂をする時に気を付けることは、穂木が傾いている方を南側に向けるということだそうです。子どもたちは「体育館側に向けて植えればいいんだ」と話し、それを目安にみんなで挿し穂をしていきました。


  【どっちに傾いているかなぁ】        【注水作業も同時進行】


    【順調に進んでいます】     【「森みた~い」と3・4年生担任の先生】

 挿し穂が終わると、直射日光を避けるため日覆いをしました。これも子どもたち手づくりです。


【たるまないように、真ん中も固定】   【これで直射日光が避けられます】

 最後に1週間水に浸した穂木に加え、今日採取した穂木も5本だけ挿し穂してみました。成長の具合がどれだけ違うかを見てくださいと講師の先生からの提案でした。


【左側の3本と右側の2本は本日採取した穂木です】

 終わりに全員でふりかえりを行いました。「スギの木が大きくなるのをお世話したい」、「穂木を植える時は強く押しこむ、南の方に向かって挿す等の工夫が分かりました」、「コツを覚えるだけでどんどん植え付けができるようになった。大きくなるのが楽しみです」など、植林や挿し穂について色々なふり返りができていたようです。

 講師の先生からは、「昔は道路事情も悪く、荒谷からお弁当をもって苗木を背負って植林する山まで歩いていっていました。しかし、今は山があるところまで道路があり便利になっています。今日、体験をしたことで山が好きになるんじゃないでしょうか。山を一緒に育てていって欲しいです」とのお言葉をいただきました。
 本日はお忙しい中、長時間にわたって御指導いただきありがとうございました。子どもたちは、今回の体験学習で林業の基礎を学ぶことができましたし、新たな発見があったり林業に携わる方々の工夫を知ることができたと思います。これからもウッジョブ諸塚は続いていきます。子どもたちが林業を学ぶ姿を温かく見守っていただき、時には御指導いただけると大変有難いです。本日は本当にありがとうございました。


      【プロの方々に直接指導していただいた有難い時間でした】

 放課後、「スギに水をあげなくていいんですか?」と尋ねてきた2人。1・2年生担任の先生と一緒にたっぷり水をあげました。


【しっかり根をはって、大きく育ってね】

森林体験学習(穂木を採取編)

 続いて、挿し穂にするための穂木を採取する体験を行いました。まず、どのような穂木がよいのかを森林組合の方が説明してくださいました。

 ○ 枝は小指より大きいものを選ぶ
 ○ 枝が真っすぐしているものを選ぶ
 ○ 40㎝~50㎝くらいで切る

 これらの話を聞き、早速穂木の採取です。先日の森林体験学習の講話で「上から見て四方に広がっているものがよい」ということも学んでいた子どもたちは、その視点も加えて採取しました。分からないことは「○○さん、どこらへんまでむしればいいんですか?」等と積極的に聞き、5・6年生は1年生に教えながら行いました。スギのチクチクは結構痛いなぁとか、新芽はきれいだなぁなど間近で見て触って初めて感じることがありました。


【先端の白っぽく見えているものが新芽です】【穂木の採取は6年生も初体験】


【どんな穂木がいいか観察して切ります】

 5・6年生は5本、4年生は4本、3年生は3本、1・2年生は2本採取しました。採取した穂木の下の方の枝は取り除きます。はさみでも切ることはできますが、手で取った方が効率的であり、枝の皮が少し剥げても成長する過程でその部分が覆われたり根が出たりするそうです。

 これらの活動を通して、「どんな木をとればよいか分からなかったけれど、森林組合の方が優しく教えてくださったので、元気な穂が取れました」、「上手に取れなかった時、○○さん(6年生)が教えてくれました」、「新芽が出ているのを取ればいいとだけ思っていたけれど、曲がっていないものや小指より太いものを取るということが分かりました。また、作業の後に殺虫剤を服にかける工夫も初めて知りました」とふり返りを発表していました。

 短い時間でしたが、貴重な経験をたくさんして色々な発見がありましたね。次は学校に帰って挿し穂を行います。あとひと踏ん張りですね。

始まりました!森林体験学習(植え付け編)

 今日の午前中は森林体験学習を行いました。これは、耳川広域森林組合の皆様と苗木を育てていらっしゃる講師の方(本校児童のおじい様)の御協力のもと行われるものです。子どもたちが楽しみにしているウッジョブ諸塚がいよいよスタートします。

 今回のねらいは「わくわく学習において、ふるさと諸塚を支える基幹産業である林業の仕事の全体を捉え、もっと詳しく知りたいことや調べてみたいことなど問いをつかむきっかけとなるとともに、林業に携わる人々の工夫や努力にふれる」この日のために、4月30日(木)に校長先生と職員が森林組合諸塚支所へ伺い、打合せをさせてもらっていました。今日は森林組合の方が5名、そして講師の方々が2名、計7名もお越しくださり森林体験学習を行いました。

【朝、全員元気に集合しました】 【森林組合の方々も朝早くにお越しくださいました】

 いよいよ植林・挿し穂を採取する山へ出発です。今日は地域の方の山がある長野という場所まで行きました。途中までは整備された道だったのですが、所々に大きな石や枝が落ちているのを見て「あ!いのししの仕業だ」と話していたり、「この道は軽トラじゃないと無理やね」などと話しながら、ガタゴト上下左右に揺れる車内を楽しんでいました。


  【長野ってどんなところかなぁ】

 そして、約25分くらいすると長野にある山に着きました。まずは講師の先生からお話がありました。一番はじめにお話しされたことは「けがをしないように作業すること」ということでした。「けがをしたら元も子もありません。安全に作業しましょう」とおお話くださいました。その後、森林組合の方からもお話がありました。その中で「今日行う作業は基本中の基本の作業です」とおっしゃっていました。何でも基本というものは大切で、それを怠ってしまうと根幹が揺るぎうまく軌道に乗りません。その大切な基本の作業をひとつひとつていねいに行っていきたいと思います。


  【御指導よろしくお願いします】


【あの上まで登るよ~】  【急な斜面、気を付けてね】

 植え付けをする場所まで着くと、1年生が「すごーい!!」、「どうやって下りると?」等と嬉しそうに話していました。子どもの中には「枝にロープを付けてバンジージャンプができそう」と話す子もいました。
 そして早速、植え付けについての説明をしてくださいました。

 1 2mに切った竹の棒で距離を測る。この時竹の棒を水平にする
 2 植林する場所の枯葉などを取る。
 3 クワで土を掘る。(土がザラザラした所の方がスギが太る)
 4 10㎝~20㎝の深さまで掘る。
 5 スギの根っこが広がるように掘った所に置く。
 6 中の湿った土をスギの根元にかけ、少しスギの苗を引く。
 7 軽く踏む。
 8 もう一度土をかぶせる。
 9 スギを引きながらもう一度しっかり踏み固定する。


【斜面に沿って測るのではなく、水平に2m測ります】


【山から落ちないよう身体は上を向けて作業します】


  【力を入れて土を掘ります】        【根っこを広げてね】


【乾燥はよくないので湿った土をかけます】 【そして 踏み固める】

 【植え付け できあがり】

 これらのお手本を見て、いよいよ子どもたちが植え付けをします。植え付けをする場所には竹の棒を挿してくださっているのですが、そこに石があったり木の根っこがあったりして、苦戦する子どももいました。また、「面!面!こて!」などと掛け声をかけながら土を掘る子ども、土からひょっこり出てきたミミズを、植え付けるスギと一緒に土の中に帰してあげる優しい子どももいました。お手本はしっかり見たものの、実際に作業してみると掘る深さが分からず、「これくらいでいいかなぁ」と話す子どもには森林組合の方が「もうちょっと深く掘った方がいいね」とアドバイスをしてくださっていました。
 植え付けが終わると子どもたちは、「こんなに大変なんだ。1本植えるだけでも大変」とか「腰が痛い」など顔に汗を光らせつぶやいていました。


 【これでいいかなぁ】    【よ~し!ぼくが苗を入れるぞ】


       【今年度は1・2年生も植え付けに挑戦!】


  【1年生も上手にできたね】

 植え付けをした所から下りる時には、2年生の男の子が「カニさん歩きで行くとよ!」と教えてくれていました。「何で知ってると?」と尋ねると「むかばきの時に山が濡れている時とかはカニさん歩きって教えてもらいました」と話していました。1年前の学習もしっかり身に付いているんだなぁと感心しました。

 山から下りた後は、ふりかえりを行いました。「穴もほって植えることができた」、「急な斜面を歩いて作業をすることが分かった」と話す2年生、「苗の植え方がちゃんと分かった、家でも苗を植えてみたい」と話す4年生、「急な坂を上ること、植えることを初体験しました。山で働いている人の苦労が少し分かりました」と話す5年生、それぞれに体験してみて初めて分かったことがあったようです。

 その後、森林組合の方から毎日このような植え付けをしてくださっている方のお話を聞きました。作業班で植え付けをされる方々は1日に200本から250本の植え付けをされるそうです。状態のいいところだと300本も植え付けをすることがあるそうです。これから暑くなる季節になると、厳しい環境での作業になることと思います。その方々のご苦労や工夫を体験を感じることができたようです。体験がとてもいい学習になりましたね。


【わざわざ様子を身に来てくださってありがとうございます】

新体力テスト

 今日は3校時に新体力テストが行われました。今日は、50m走とソフトボール投げを行いました。
 ソフトボール投げでは、ついつい下の方にボールを投げてしまいがちになるため、「お空に向かって投げるんだよ」とか「日の丸の方をめがけて投げなさい」などと1・2年生担任の先生からアドバイスがありました。「おりゃー!!」という元気のいい掛け声とともにボールを投げる子ども、新記録を出して喜ぶ子ども、記録が伸びずに悔しそうな表情をする子どもなど様々でしたが、自分のもっている力を全力で出そうとする子どもたちの姿はとても気持ちのいいものだなぁと思いました。

 朝の読みきかせの体操の効果があったのか、6年生のソフトボール投げでは準備していた距離より長くボールが飛び、「おおっ!!」というどよめきもあった新体力テストでした。


【1年生は初めての新体力テスト】       【遠くに飛ばすぞ~】


【円のぎりぎりまで助走して「えい!」】    【やったぁ、新記録!!】