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2025年度

11月14日(金)

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

 

「一尾ずつはささやかですが、お客さんが召し上がるときは貴重な一尾です」(竹中史朗)

 

 世の仕事の多くは同じことの繰り返しですが、たまたま手を抜いたその一回が、それを享受する誰かにとって一生に一度の貴重な体験になり得ます。この言葉は、日々の作業に細心の注意を払う自己制御力の重要性を示しています。

 本校が基盤とする非認知能力の育成では、学習や活動において、手を抜かず地道な努力を続ける粘り強さ(グリット)を徹底します。また、自分の行動が他者に与える影響を深く考える責任感貢献感を養います。9年間を通して、すべての「一尾」に価値を見出し、質の高い仕事ができる人財を育てます。

11月13日(水)

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

「すべてにおいて感謝されなあかんねんわ」(木村晧一)

 木村氏が語るこの言葉は、見返りを求めずに行動することが、結果として人からの心からの信頼と感謝を生み、その感謝の輪が自らの生きる力となることを示唆しています。そこに「下心があったら、できひん」という純粋な思いがあるからこそ、人は感動し、感謝します。

義務教育学校では、9年間を通して、自分の存在や行動が他者や社会に良い影響を与えていると感じる貢献感を育みます。この経験が、周囲の評価に依存しない確かな自己肯定感や、人間関係を円滑にする共感性といった非認知能力の土台となります。感謝の連鎖を生み出す人を目指します。

11月12日(水)

なぞかけ編

「AIとかけまして、

   病院の看護師と解く。

    その心は、いつでも寄り添ってくれます。」

 このなぞかけは、AIの「(デジタルでの)献身的なサポート」という機能と、

 看護師の「(現実での)献身的なケア」という役割を、「寄り添う」という心温まる言葉

 で結びつけています。
いかがでしょうか?

(調理実習の様子)

11月11日(火)

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

 

「努力の方向性だけは見誤らないようにしたい」(宮本慎也)

 新しいことに挑戦する際、無計画な努力は徒労に終わりがちです。この言葉は、努力を始める前に、目標達成に最も効果的な手段と方向性を深く考え、意識的に戦略を立てることの重要性を強く訴えかけています。

 義務教育学校の9年間では、探究活動の計画段階で徹底的な内省と情報収集を促し、挑戦の「軸」を見定める学習を繰り返します。これにより、目標に対して合理的な計画を立てる思考力や、常に立ち止まって方向性を修正するメタ認知能力といった非認知能力を育成します。賢く努力する「自走できる学習者」を目指します。

11月10日(月)

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より
「噛むのは食べ物を細かくすることより 唾液を出すことに意味がある。」(巽 一郎)

 この言葉は、「なぜそうするのかという理屈」、すなわち本質的な意味や原理を理解したうえで、手間や時間のかかる「手順をきちんと踏む」ことの重要性を示します。深く噛むという地道な行為は、消化という良い効果をもたらします。

義務教育学校の9年間では、探究活動を通して、原理原則を深く考察する思考力を育てます。目先の効率にとらわれず、地道な努力を続ける粘り強さ(グリット)や、その努力がもたらす長期的な効果を信じる自己肯定感といった非認知能力を育成します。理屈を知り、手順を大切にすることで、確かな力を身につけさせます。

11月9日(日)

整いました。

「ネコとかけまして、

   シャネルの娘と解きます。

    その心は、どちらも、気ままな人生を楽しんでいます。」

 このなぞかけは、「気まま」という共通のイメージで二つの全く異なる対象を結びつけています。

ネコ=自由奔放でマイペースな振る舞い。
シャネルの娘(ここでは、シャネルというブランドや創業者ココ・シャネルのイメージから連想される、優雅で自由な女性)=裕福で制約の少ない、気ままな生活。
 このように、イメージや概念を結びつけるのは連想力を鍛え、地頭を鍛える上で非常に重要となります。
みなさんもいかがでしょうか?

(学園祭~北郷幼稚園園児)

11月7日(金)

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

「中小企業が生き残るには、前衛でなければならない」(佐久間良博)

 「前衛」とは、柔軟性と機動力を生かして常に革新に挑み地域社会の課題に真っ先に価値提供する姿勢です。大企業とは違う、地域との密接な関係こそが、生き残りの鍵となります。

 義務教育学校では、小・中9年間を通じ、地域への社会的意義や貢献を考える探究活動を重視します。目先の評価ではなく、目の前の課題解決に創造性を持って取り組む力、そして変化に素早く対応する適応力といった非認知能力を育成します。生徒一人ひとりが、将来、社会の「前衛」として貢献できる人材となることを目指します。

11月6日(木)

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

「人というのは複雑で 多面的な存在でそうそう簡単に切り捨てられるものではない」(福田和也)

 この言葉は、私たち一人ひとりが、表面的な評価や一時的な失敗だけでは測れない、奥深い複雑さを持っていることを示しています。誰もが多様な側面や可能性を秘めているのです。

 義務教育学校の特色である9年間を見通した教育では、他者を多面的に理解し、安易なレッテル貼りをしない姿勢を育みます。また、自分の多面性を肯定的に受け止める自己受容の力や、他者の複雑さを認め、協働する共感性といった非認知能力を深く育成します。すべての児童生徒の持つ可能性を尊重し、伸ばしていきます。

11月5日

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

「優勝は目指さない方がいいよ」(塙亘之)

 優勝という外部の絶対的な結果や価値観にこだわりすぎると、他人やライバルを真似てしまい、自分本来の持ち味や個性を失うことが一番の問題である、という示唆に富んだ言葉です。

 義務教育学校の9年間では、多様な学習活動や異年齢交流を通して、自分だけの「持ち味やよさ」を深く理解させ、それを伸ばしていこうとする姿勢を育みます。

 結果に一喜一憂せず、個性を貫く確かな自己肯定感や、独自の目標に向かう内発的な意欲といった非認知能力を大切にすることで、児童生徒一人ひとりが人生の勝者となる土台を築きます。

 

11月4日

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

 

「人生に火のもたらす(齎す)功徳はまことに(寔に)量り

    知られぬものである」(鏑木清方)

 ここでいう「火」は、情熱を持って一つのことに打ち込む熱意、予期せぬ困難、そして新たな分野への挑戦を意味します。人生において、魂を燃やすような情熱を傾けたり、試練に直面したりする経験は、その瞬間の大小に関わらず、計り知れないほどの価値と教訓を生み出します。

 義務教育学校の9年間(本校11年間)で、多様で深い探究活動を通して、子どもたち一人ひとりの内なる情熱に火をつける機会を意図的に提供します。困難に直面しても逃げずに立ち向かい、乗り越えようとする粘り強さ(グリット)や意欲といった非認知能力を根気強く育てることが、子どもたちの豊かな人生に確かな功徳をもたらすと信じています。 

11月2日

整いました。

「仕事とかけまして、
   モーニングコールが聞こえないと説きます。

      そのこころは、夢中になると聞こえない」

 

仕事に「夢中」になって取り組む(ポジティブ)こと
モーニングコールが聞こえないとは「夢中」(=夢の中)にいて聞こえない(ネガティブ)ことをかけてみました。

なるほど!と、思っていただければありがたいです!

(ウェイクボード体験の様子)

11月1日

整いました!

「スマホとかけまして、三原じゅん子元大臣とときます。

  その心は、どちらもハイスペックな能力が求められています。」

 

「スマホ」の高性能(ハイスペック)な機能と、

「三原じゅん子元大臣」の俳優・政治家としてのキャリアの多岐さ(ハイスペックな経歴・能力)という

共通のイメージで結びつけてみました!

(摂南大学の学生が授業を行っている様子)

10月31日

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

 

「とるに足らないと思われるかもしれない「うれしさ」や「悔しさ」が じつは重大な意味と価値をもっている」(日高敏隆)

 

 一見小さな「うれしさ」や「悔しさ」は、探究の出発点です。なぜそう感じたかを深掘りすることが、真の学びへ繋がります。

 義務教育学校では、9年間(本校11年間)を通して、この感情の機微を尊重し、多様な価値観を理解する力を育みます。他者の小さな感情に寄り添うことで共感性が高まり、非認知能力が育まれます。自分の心に誠実に向き合い、その意味を深く考える習慣作りをしてまいります。

10月30日(木)

10月30日 宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

 

「緊張しない奴は成長性ない」(久米宏)

 

 緊張は、現状の自分の能力を超える少し高い目標に挑んでいるサインです。緊張しないのは、慣れた範囲で満足している状態とも言えます。

 義務教育学校では、「手が届きそうで届かない」挑戦的な目標設定を推奨します。緊張を受け入れ、それを力に変えて一歩踏み出すことは、粘り強さや自己肯定感といった非認知能力を高めます。緊張を恐れず、常に成長の場を選びましょう。

10月29日

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より
「小言は一世紀近く生きてから口にしたほうが賢明だと思います。」(春日武彦)

 人生という道のりは長く、今正しいと思えることも、将来変わるかもしれません。この言葉は、短期的な正しさに固執せず、謙虚に学び続ける姿勢の重要性を示唆したことばと理解しています。

 義務教育学校では、9年間(本校は11年間)を見通し、「未熟であること」を恐れず挑戦する意欲を育てます。未完成な自分を認め、小さな失敗から学び、時間をかけて真理を探る「粘り強さ(グリット)」という非認知能力を大切にします。
 焦らず、自分の成長に気付き、楽しく続ける子どもを育成していきます。

10月28日

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

 

「そもそも世の中の人、そんなに君をみてないよ」

 

 この言葉は、他者の目を気にせず、自分らしく主体的に行動する大切さを伝えます。

 11年間の一貫教育の中で、小さな失敗を恐れず挑戦し、自己肯定感を育むことが、目標に向かう非認知能力の基盤となります。他者の期待ではなく、「自分がどうしたいか」を大切に。私たちは、生徒が安心して「自分」を出し、多様な可能性を切り拓ける学校づくりを進めます。

 

10月6日のつぶやき

今日の宮崎日日新聞の「ことば巡礼」より

「見ないのではなく、見ていないふりをしてみているということが重要」


「子どもが水泳を始めたら読む本」という本の紹介をしている。
その中にあるエピソードにも、「なるほど!」と納得させられる言葉がたくさん記載してありました。

 

「見ていないふり」その後で「フィードバック」後に「過程を賞賛する言葉を伝える」と、子どもは「意欲」が湧いてきます。

目の前で起こったことを客観的に捉え、客観的に判断し、子どもの思いに寄り添った言葉を伝える。そこに成長があると思います。

まずは、「なぜ、その行動を選択したのか」を行動から類推して、「見ていない」呈で、寄り添い、言葉かけをしていくことから始めていくことが重要ではないでしょうか?

7月18日のつぶやき

本日で、1学期が終了します。
その節目として、終業式を行いました。

児童生徒の発表を聞き、先生方の指導がきちんと入いり、児童生徒の思いが詰った文章を聞くことができ、今までの学校生活・家庭生活を自分なりにフィードバックしていることが分かり、とても嬉しかったです。

自分を振り返ることで、少しずつメタ認知能力が身に付き、客観的な見方ができるようになっていきます。

私は、事前に学級担任の先生方にそれぞれ成長したことや嬉しかったことをお聞きし、その内容を園児・児童・生徒に伝えました。

きちんとした態度で聞く姿が見られ、本当に嬉しかったです。

8月27日2学期に登校してくれることを楽しみにしております。

7月9日のつぶやき

先日、9年生の朝の会に参加させてもらいました。

司会者を立て、会が進行していました。

「聞く姿勢」がとても良いですね。

正しい姿勢があるからこそ、正しい理解・正しい捉え方ができると思います。

教室後方の掲示物は素晴らしいですね。子どもたちの躍動感あふれる写真が並んでいました。学級に行きたい気持ちになりますね。

目指す学級に明確にありました。

私が一番目を引いたのは、

「みんなから応援され、愛されるために全力を尽くす学級」

筋肉も筋トレをして負荷をかけて強くなります。

心も自分に軽度のプレッシャーをかけて強くなります。

その方法として一番は、「今の自分の全力を尽くす」ことが負荷になります。

自分で、自分に負荷をかけられる社会人に成長してほしいと願っています。