部活動

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第32回中学校選抜バレーボール鹿屋大会

 ゴールデンウィークの前半の29日に、鹿児島県鹿屋市で行われた鹿屋大会に参加させていただきました。この大会は鹿児島県の1・2位をはじめ、素晴らしいチームが参加するとてもレベルの高い大会です。榎原中としては、なんとかベスト4をかけて鹿児島県1位の宮之城中と対戦し、今のチーム力がどこまで通用するのかを知ることが目標でした。結果は以下の通りです。

 第1試合
 榎原中 2(25-15,25-15)0 上小原・細山田中
 準々決勝(ベスト8)
 榎原中 0(20-25,13-25)2 宮之城中(鹿児島県1位)

 初戦が第4試合ということもあって、午前中は別会場にていつも通りに練習をしましたが、練習の雰囲気がいまいちで、まったく考えて行動することができていませんでした。そのような雰囲気の中迎えた初戦では、県選抜スタッフのS先生率いる上小原・細山田中の勢いに押され、中盤までは互角の展開でした。最終的にはサーブで押し切って勝つことができたのですが、内容はほとんどなく、まったくかみ合っていない状況でした。

 そんな中迎えた宮之城中戦では、2セットとも10点までにタイムを使い切るという、最悪なスタートでした。とにかくサーブキャッチが入らず、ミスをしない相手に対し、まったくバレーをさせてもらえない試合となりました。
 その原因は、すべてにおいて準備不足だったということです。心技体すべてにおいて、中途半端な状態では通用しない相手に対し、いつも以下の準備で試合に臨み、心の面では最初から名前負けしてしまい、技の面ではサービスエースを何本も取られ、中途半端な攻撃は相手に拾われ、頼みの綱のサーブもミスのオンパレード、体の部分では朝からの調整がうまくいかずベストコンディションにはほど遠いといった感じでした。
 目標としている宮之城中と公式戦で対戦するというとても貴重な機会を無駄にしてしまったことが残念でなりません。しかし、これまでの自分たちの甘さに気づくことができる、必要な刺激だったのではないでしょうか。九州大会でもう一度勝負する機会を得るために、地区大会、そして県大会を勝ち上がる断固たる決意を固めてほしいと思います。

 終了後は、審判を上小原・細山田中に変わっていただき、練習試合をさせていただきました。鹿児島県ではこのような細やかな配慮を当たり前にして下さいます。そのおかげで得た4セットの練習試合では、第一鹿屋中・鹿屋東中・上小原・細山田中に勝利しましたが、宇都中には完敗しました。内容としても結局この日はかみ合うことがなく終わってしまいました。
 大会はもちろんですが、このような練習試合でも、周囲の方々の温かい心づかいがあってさせていただいているということに感謝して、もっと1つ1つのことを大切にしていかなければ、これ以上の成長は望めないのではないでしょうか。
 
 結局、決勝戦は接戦となりましたが、宮之城中が福島中を破り優勝し、九州大会のリベンジを果たしました。福島中が決勝戦をしている間、榎原中は練習試合と片付けをし、その後観戦をしましたが、いったいどのような気持ちで見ていたのでしょうか。
 一年前の鹿屋大会でも、シード校ながら初戦で敗れ、最後に“氣”の話しをしました。(http://cms.miyazaki-c.ed.jp/4225/htdocs/index.php?key=jo39s64os-133#_133)この時期はどのチームも一生懸命頑張っています。後はそこにどんな“氣”を込めることができるかです。なんとかなるではなんともなりません。もう一度、個人の人間力、そしてチームの結束力に磨きをかけるために、“氣”の入った練習および生活を送りましょう。
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