日誌

日々徒然

検食

校長の日常業務として、給食の検食があります。

東方地区にある給食センターから出発したトラックは、日によって若干異なりますが、おおよそ11時30分前後に中学校に到着します。

到着すると同時に、養護教諭先生と一緒にコンテナを受け取り、食缶等を取り出して準備完了です。

検食の盛り付けは自分でしています。食缶の全体の様子や漏れがないかを確認し、盛り付ける際にも、量や数、異物混入や変色などがないかをチェックします。

校長室に運んで実食となるのですが、一人で中身の確認をしながら食べるのが少し味気ないのが残念です。

そして、生徒が給食の準備を始めた頃に、教室に食器の返却に向かい、生徒達が手際よく配膳していく様子をしばらく眺めています。

そして、校長室に戻り、検食日誌を記入し押印するのが毎日のルーティンです。

この検食日誌のすべての点検欄の『適』に〇をするのが当たり前の状態なのですが、実はこれはすごいことです。

生徒や先生は毎回手洗いをしっかりやっています。

養護教諭の先生は、午前中にコンテナ室の周りや中の清掃等を行い、生徒の受け取りを誘導し、食器の返却を見届け、コンテナ車の積み込みを確認する業務を毎日行っています。

給食センターでは、毎日食中毒や異物混入の防止、アレルギーへの対応等をきめ細かに行っていただき、事故ゼロが続いています。

昔は何も考えずにおいしく食べるだけでしたが、今は多くの人の適切なかかわりがあって『何もない』が実現していることを実感します。

感謝感謝です。

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ひなたの学び

本日は第1回目の参観日でした。

参観授業後に、保護者の皆様に知徳体食の四分野について学校経営方針を説明しました。

特に重点事項として説明をしたのは、「学び方を身に付ける」「自己の強みを生かす」です。

自分に合った学び方を身に付けることが、基礎基本をしっかりと定着させ、学習への意欲を向上させ、学力向上につながると考えます。

学び方と言っても、生徒は一人一人個性が違います。

そのため、生徒が自分の持ち味に気づき、強みを知ることが、自分に合った学習への取り組み方を見つけ出すことにつながると思います。

県では、学びに向かう力を育む『ひなたの学び』を推進しています。学び方を身に付けることは、ひなたの学びを実現していくためのベースになる部分であると考えています。

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部活動

本日の午後、西諸県地区中学校体育連盟の第1回評議員会が行われました。

よく「中体連の夏の大会」とか「中体連の秋の大会」と言ったりしますが、それぞれ正式な大会名があります。

今年の場合、夏は「西諸地区中学校第75回総合体育大会」、秋は「西諸地区中学校第48回秋季体育大会」です。

秋は秋季ですが、夏は夏季ではなく、総合となっています。

 

須木中は現在全校生徒22名ですが、以前は生徒数も多く、複数の部活動が行われていました。

平成元年の卒業アルバムを見てみると、部活動として、男子バレー、女子バレー、ソフトテニス、剣道、サッカー、音楽がありました。

隣のページには、ソフトボール、テニス、卓球、音楽、そしてパソコン&囲碁、ハンドボール&科学、家庭&体力つくりという名前があり、一瞬、文化部と運動部が融合したような部活動も行っていたとは!と、その先進性に驚いたのですが、よく見ると以前学校で行われていたクラブ活動の紹介でした。

 

現在、小林市内でも生徒数の減少に伴い、部活数も減り、やりたい部活動ないという問題が出てきています。

小林市ではその対策の1つとして、拠点校部活動方式を本年度からスタートさせました。

部活動に取り組みたいと思っている生徒たちの活動の場が得られるのは大変ありがたいことだと思います。

 

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校歌

須木中学校の校歌の歌詞をじっくり読んでみました。作詞は黒木清次さんです。

とても感動したので感じたことを書いてみようと思います。(素人の感想ですので的外れな点はご容赦ください)

歌い出しは「山脈ふかく 雲を呼び 紫映ゆる 朝ぼらけ」です。須木の夜明けが色彩豊かに目前に広がります。

この「朝ぼらけ」の意味が分からないと、この歌詞から想像される情景の味わい深さは想像できません。生徒達のほとんどは校歌を学ぶときにはじめて意味を知るのではないでしょうか。

また、「知るや君」「明日をになわん」などの言いまわしが歌の格調高さを醸し出しているなあと思います。

冬から春へ季節が変わり、新緑が萌え、きらきらとした素晴らしい須木地区の中で、希望に満ちて育っていく生徒達が、「真理の道」「理想の道」「英知の道」へ向かって進む姿と、「都に里に 海の外に 明日をになわん 若人が」と、世界に向かってはばたく姿を織り込んでいる素晴らしい歌詞だと思います。

このような校歌をもつ生徒達は幸せです。

 

須木村出身で作家、作詞家として作品を残し、宮崎日日新聞社社長、FM 宮崎社長も務められました。

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学びたい度

15日は20日の参観日の振休でしたのでお休みでした。

さて、今年度1回目の学びたい度を全校生を対象に調査しました。

学びたい度は、以下の4項目について、5:とてもそうだ、4:どちらかというとそうだ、3:どちらでもない、2:あまりそうではない、1:そうではない の5段階で自分の現在の思いを解答する内容です。各項目の平均値は次のとおりです。

(1)学校に行くのは楽しい       ・・・ 4.4
(2)将来の夢や目標を持っている     ・・・4.2
(3)地域や社会のことに関心がある ・・・3.6
(4)人の役に立つ人間になりたい  ・・・4.6

全体では4.2となりました。

須木中の生徒達は、それぞれの項目について、高い意識を持っていることがわかります。

ただ、(3)について4以下となっているのが気になるところです。学校の行事を含め、地域に関わる機会は少なくないと考えられますので、どちらかというとそれ以外の社会一般的なこと知る機会が少ないのではないかと考えられます。

昨年確認したところ、実際に新聞やテレビニュースを見ている生徒は少なく、ネットを頻繁に利用していても、ニュース等社会の状況がわかるサイトを見る機会は少ない状況でした。

どうやれば生徒の地域や社会への関心を高めることができるか。

それにはきっかけが大切だと思います。

私は教諭時代は、理科の授業内容と関連する時事問題や話題があれば、授業の導入で使ったり、まとめの際にネタに使ったりしていました。

教師が教科の専門的な立場から、生徒と社会を繋ぐコーディネーター的な役割を担うことも大切ではないかと考えます。

 

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受け継ぐ

今日は須木小学校の入学式に出席しました。

4名の可愛らしい新入生は、どの児童も、大きな声でとても良い返事をし、座っているときもしっかりと前を向いて話を聞き、立った時はしっかりとあいさつができる、とても立派な態度でした。

また、在校生の児童の皆さんの式の間背筋をしっかり伸ばし、両手を膝に置いて凛とした姿で座っている様子から、式に臨む心構えや、新入生をしっかりと迎え入れる気持ちを感じました。

これも、保護者の皆様や小学校の先生方がしっかりと育て、導いてこられたからでしょう。とても素晴らしい入学式でした。

さて、中学校の1年生は、今日が初の通常登校でした。

朝、駐車場の落ち葉を掃いていると、登校してきた1年生が大きな声であいさつをしてくれました。また、既に登校していた1年生がわざわざ教室から外に出てきて「おはようございます」と元気な挨拶をしてくれました。感動しました。

新入生が身に付けてきた良さを、中学校でもしっかりと伸ばしていく責任があると強く感じたところでした。

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誓い

■本日の入学式では、9名の生徒がそれぞれ立派にしっかりとした態度で誓いの言葉を述べました。概要は以下のとおりです。

 ・当たり前のことを自分で考え、できるようにしたい。

・国語の読解力や語彙力をつけたい。数学を頑張りたい、伸ばしたい。苦手教科を減らしたい

・英語を頑張りたい。体育を頑張りたい。勉強を頑張りたい。

・部活動を頑張りたい、精神力を身に付けたい。

・タイピングを身に付けたい。

・信頼される人になりたい。

 

新入生の前向きな気持ちが伝わってくる内容です。

早速、式後の終礼では、我々教職員も、子どもたちの誓いの実現のために取り組んでいくことを確認しました。

 

■校長式辞の中では、「桜梅桃李」を引用し以下の内容を伝えました。

・私たち人も、他人と比べることなく、自分自身の個性という花を咲かせることが大切であること。

・何事にも挑戦し、その中で得意になれるかもと感じたら、それが皆さんが咲かせる花のつぼみになること。

・中学校は挑戦する場所考え、様々なことに取り組んでほしい。

新入生だけでなく2、3年生も、家庭はもちろん勉強や部活動や学校行事等をとおして、ぜひ自分の強みを見つけ、自分だけの花を咲かせてほしいと思います。

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挑戦

今日は、小林秀峰高校の入学式に出席してきました。

入場してきた新入生を見て、緊張しているからかもしれませんが、とても先月まで中学生だったとは思えない、すでに高校生の雰囲気になっていることに驚きました。返事をする声や起立の仕方、礼の仕方など、さすがだなと思わせる素晴らしい入学式でした。

 さて、明日は須木中学校の入学式です。須木小学校を卒業した9名の生徒が入学してきます。

式では、一人一人が自分の決意を述べる場面があります。春休み中に、一生懸命に練習したに違いありません。緊張するとは思いますが、中学校での初めての「挑戦」です。自分らしく自信をもって思いを伝えて欲しいと思います。

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タブレット

放課後、生徒会役員の生徒達が、4名の執行部を中心に新入生歓迎会に向けて準備をしていました。

タブレットパソコンを活用しながら、生徒会活動紹介の動画づくり、先生紹介を兼ねたクイズづくり、全校レクリエーションの企画などに取り組んでいました。

プレゼンテーションのスライドづくりなどはお手のもので、あっという間に仕上げます。さらに動画編集までこなすのですから、もう私などはついていけそうにありません・・・。

このように生徒達は授業中はもちろん、様々な場面でタブレットパソコンを使いこなしています。すごいです。

導入初期は慣れることが目標でしたが、今では特別なものではなく、違和感なく学校生活に溶け込んだ道具になっています。

しかし、昔ながらのアナログな道具と違い、タブレットパソコンはディスプレイに表示されていない裏側では何をしているのかわからないブラックボックスです。インプットとアウトプットの間が見えません。

見えなくても、使うことができれば問題はないと言われれば確かにそうです。

ただ、専門的には説明できなくても、何をやっているのかを想像したり予想したりできることも大切です。

その入り口の1つがプログラミングの学習になると思います。

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力を引き出す

 今日は始業日でした。
最初に新任式を行ったのですが、その際、生徒代表が原稿なしで歓迎の言葉を述べてくれました。
そのあとの始業式では、新2,3年生代表の2人も、同じく原稿なしで自分の目標や意気込みを語ってくれました。

何も見ずにきちんとした内容を話すことはとても大変なことですが、3人とも立派にやり遂げました。
自分が中学生だったらとてもできる自信がありません。

生徒の持つ底力のすごさを感じます。

別の面から見ると、指導を担当した先生方がしっかりとかかわってくださったことがわかります。
生徒の持っている力は、それが目に見える形になるまでは本人も周りも気づきません。
それを見つけ出し、本人に合った方法でかかわりながら力を引き出す。これこそが教師の力だと思います。

そういえば、春休み中に何度か学校に来て、先生と打ち合わせをしていました。

須木中には、このような丁寧な指導をしてくださる先生方がいてくださることが本当にありがたいです。

今年の須木中は、生徒達がどのような未知の力を見せてくれるか楽しみです。

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