日誌

2024年5月の記事一覧

須木んShip

昨日、第1回の家庭教育学級(須木んShip)で校長講話を行いました。

中身は、あるWebサイトが行った、『令和時代を生きる子供に親が望むこと』についての、以下の調査結果が元になっています。

・失敗しても立ち直れて成長できること   46.0%

・自分の力で道を切り開けること   38.9%

・世界の人とつながり協同できること      5.6%

・AIに負けない考える力を持つこと      3.3%

この調査に参加した8割以上の保護者が、子どもに「失敗しても立ち直る力」と「道を切り開く力」をつけてほしいと期待しています。

なかなか興味深い結果です。なるほどと思う反面、どうやってその力を身に付けさせればよいのかと聞かれると、なかなか難しい気もします。

まず「失敗しても立ち直り成長する」を次のように言い換えてみます。

「問題が発生したとき、自ら解決するために努力し、そこで得た経験や反省を次に生かす」

少し具体的になったでしょうか。

実際に問題を解決するときに、ゲーム機のリセットボタンを押すようにはいきません。状況で対応は違うかもしれませんが、「現場」で「現物」を確認して「現実」を正しく認識上で解決を図る必要があります。

この時、自分のあらゆる知識と経験を総動員する必要がありますし、それが不足している場合は、調べたり相談したりしなければなりません。

この時に問題に対応した経験は得難いものです。次に問題が起きてもそれに正面から立ち向かえる「自信」と解決する「力」になると言えます。

しかし、まだ大人ではない生徒が大人が経験するような問題に直面する可能性は低いと考えられます。ですが、働き始めたらいつ直面するかわかりません。

その為にも、今のうちから小さな解決できる失敗を多く経験していくことが大切だと思います。保護者がその場面をどれだけ作れるか。

失敗でなくても、大変だったりやったことがないことを経験させることも大切だと思います。

例えば、手伝いであったり、 動物や植物を育てたり、段や級の検定を受けさせたり・・・。

将来経験することになる失敗が何かを知ることはできません。

ですから、今のうちから様々なことに挑戦し、失敗し、工夫してやり切る経験を積み重ねていくことが大切だと思います。

そして、その姿を保護者が暖かく見守り、励まし、認めてあげることで子供たちが前に進んでいけるのではないでしょうか。

 

というような話をしました。

 

後半は時間が余りましたので、予備で準備していた「本物にふれる大切さ」がテーマの音楽鑑賞をしました。

令和6年1月の学校通信で紹介した吉村妃鞠さんの「ツィゴイネルワイゼン」とバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 アダージョ」を聴いていただきました。

ツィゴイネルワイゼンは演奏時8才、バッハは12歳(おそらく)の時の演奏です。

まだ若いながらも、類まれなエレガントな表現力をもつ妃鞠さんの演奏に何か感じていただけたのではないかと思います。

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討議

今日は、生徒総会に向けた学級討議を行いました。

1年生は初めての生徒総会ですので、生徒会や生徒総会について担任の先生が丁寧に説明をしていました。

須木中の生徒会は積極的にボランティア活動に参加する等、、少人数ではありますがよく取り組んでいます。

今日の討議では、学校生活についてよくできている点や、逆に課題がいくつも出されたようです。(具体的な内容は集約が終わっていないのでまだ確認できていません)

出された課題等を元に、生徒総会の議題を決めていくわけですが、本番ではよりよい学校となるように前向きに話し合いを進めていってくれるといいなあと考えています。

昨年度は、校則について熱い議論が交わされました。

今年も期待しているところです。

生徒総会に向けての情報は随時発信していきます。

 

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思い出

午前中に来客がありました。

聞くところによると、昭和45年度の須木中の卒業生で、現在は関西地方にお住まいの方でした。

校舎内外の様子や、校長室内の学校沿革史、校長やPTA会長の写真を、大変懐かしそうにご覧になっていました。

 在校生もいずれ卒業していきますが、彼らの良き思い出の場所となるようにしていきたいです。

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始動

本講では、5月13日の日記でご紹介したように、本年度の研究で、『学び方』を身に付けることで学力の向上を目指しています。

授業と朝学習を中心に研究を進めていく予定でしたが、朝学習についていよいよ具体的に動き始めました。

今日は、学び方を身に付けることの意義の説明や、自分の学習スタイルの確認を行い、実際の朝学習にどのように取り組むか、計画を立てるところまで行いました。

 

朝学習は、約2週間取り組み、その結果等を検証し改善・変更をしていくという形で行っていきます。

この取り組みを通して、生徒たちに「できるようになった」実感と学び方についての気づきが生まれて欲しいと思っています。

 

学習スタイルのアンケートは、タブレット入力を活用して行いました。

今後は、ICTの活用も様々な場面で広げていきたいと思います。

 

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安全確保を

「お知らせ」に掲載した通り、明日は通常どおりとなります。

お住いの地区によっては河川の氾濫や土砂災害などの危険性が高まる恐れがあります。今後の大雨に関する警報や避難情報に十分注意をしていただき、早めの安全の確保をお願いいたします。

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復活

本日の運動会では、コロナ禍以来久しぶりにPTA団技(競技)が「綱引き」として復活しました。

当日はどの程度参加していただけるかは未知数でしたが、本番では教職員を含め、多くの方に参加していただきました。

中でも、来賓として会場におられた小林市長様にも綱引きに加わっていただき(右側)、大いに盛り上がりました。

以下の画像はその時の様子です。

スタートのピストルが鳴ると一斉に引き合います。

打ち合わせが悪かったのか、なかなか終了のピストルが鳴りません。

生徒の時よりも長いのでは・・・とひやひやしていたら、やっとピストルが鳴りました。

ちなみに、生徒の綱引きの1回の競技時間は15秒です。

試合を2回行いましたが、2回目も結構長く感じました・・・・。

 

競技が終わって、ご自分の所に戻られるときには息が上がっている方も多かったのではないでしょうか。

参加された皆様、なかなか終わらなくてご迷惑をおかけしました。

来年の競技時間はもう少し短めに設定できたらいいなと思っております。

 

久々のPTA団技でしたが、地域と保護者と学校の一体感を感じられるとても貴重な時間になりました。

 

生徒はというと、PTA団技の間はテントの中で給水をしたり休憩をとって休みながら、保護者の頑張る姿を見て応援をしていました。少し体を休ませられる良い時間にできました。

 

 

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まねぶ

今日の運動会の前日準備では、PTAの保体部の皆様を中心に20名ほどの方にご協力いただき、生徒ではできない杭打ちやテントの固定、入退場門の設置等をしていただきました。

ご多用な中、早い時間からお集まりいただき、ご協力ありがとうございました。

 

設置頂いた入退場門は、2本の柱に「須木小・中合同運動会」と書かれた横断幕を渡す形になっているのですが、括り付けるところが思いのほか高所にあり、調整を脚立のみで行うのは難しい高さでした。

お父さん方に相談をしたところ、軽トラや脚立を組み合わせてあっという間に設置するだけでなく、インパクトドライバで角材をしっかり固定するなど、プロの技は一味違うなあと感動しました。

その様子を近くにいた数名の生徒は真剣なまなざしで見ていましたが、お父さんたちの凄さを感じてくれたかな・・・、その仕事ぶりを学んでくれたかな・・・。

 

古語では「学ぶ」を「まねぶ」と読みます。

まねぶは名詞の「まね」に動詞をつくる接尾語「ぶ」がついたものです。つまり「まねぶ」とは「まねる」(模倣する)という意味です。

 

 

中学生は学ぶために1日の中で7時間以上学校にいまが、目覚めている時間の多くを学校で過ごしていることになります。

その間、目にする大人は教職員だけがほとんどです。生徒達は知らず知らずのうちに、教職員の振る舞いを大人の振る舞いとして学ぶことになります。

私たちは、生徒にとってまねぶ対象として価値がある存在でいられるようにしっかりと意識して取り組んでいく必要があるなと思ったところでした。

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コンプラ

本日はコンプライアンス研修に出席しました。

報道などで学校職員の不祥事のニュースを見る度に、子どもや保護者、地域の方々の信頼を裏切っていることにとても残念な気持ちになります。

特に、子どもに対する不適切な対応は許されることではありません。

今日の講師の先生が、体の傷と違い心に受けた大きな傷は時間が経ってもなくならないと話していましたが、全くその通りだと思います。

私たち教職員は、「他校で起きたこと」ではなく、自分ごととして、日々コンプライアンスの遵守に努めなければなりません。

校長としても、このことを常に念頭に、学校運営を行っていきたいと考えています。

 

現在学校では、県の取組をうけ、以下の項目でコンプライアンス推進プログラムを進めています。

1 セクハラ・わいせつ行為の防止

2 飲酒運転の防止

3 体罰・暴言等の防止

4 準公金等の不適正な取り扱い防止

5 個人情報の流出防止

6 その他(交通法規の遵守、パワハラの禁止等)

これらにつながる行為について、教職員全員が常に意識し、発生防止と被害拡大防止のために小さな変化を見落とさないように取り組んでいく決意です。

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課題対応

今日の午前中は市の校長会があり、先日就任された、新教育長の講話がありました。

その中に、「キャリア教育の充実」がありましたのでそれについて考えてみたいと思います。

キャリア教育について、文科省のサイトでは以下のように説明されています。

人が生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分との関係を見いだしていく連なりや積み重ねが、「キャリア」である。

一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育が「キャリア教育」である。

キャリア教育で身に付ける能力は多岐にわたりますが、その1つに「課題対応能力」があります。課題を発見・分析し、適切な計画を立てて解決できる力です。

将来、何れかの仕事に就いても必ず課題に対応し解決する力が必要となります。

学校では、学習でも、係活動でも、部活動や生徒会活動でも、そこで生じた課題に対してそれを解決しなければならない場面があります。それらの場面をとおしてこの力を身に付けていくことが重要です。

よく言われるように、ICTやAIの発達によって、10年後の将来もどうなるか想像がつかない状況です。

10年後は、同じ職業でも全く新たな「課題」が生じることも考えられます。

教師が授業中だけでなく、学校の日常の中にたくさんある課題解決が必要な場面を見逃さず、目的をもって生徒達に経験させていくことが大切だと考えます。

 

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学習スタイル

今日の3時間目に、研究内容について検討する研究推進委員会が行われました。

以前ご紹介したとおり、本校の本年度の研究は、『学び方』を身に付けることで学力の向上を目指しています。

今日の研究推進委員会では研究主任から新たな資料が追加されました。

生徒自身が、自分を4つの学習タイプのどれに当てはまるかを知るアンケートを行うという内容にアップグレードです。(前回は3つのタイプでした)

その4つの学習タイプとは以下の分類となります。(④が新たに追加された項目です)

①ビジュアル型 ②視覚型 ③読み書き型(言語型) 体験型 

いくつかの設問に答えることで、どのタイプに近いかがわかり、それに応じた学習スタイル(方法)がいくつか提示される形になっています。

あくまで「傾向」です。そのため、『自分は〇〇タイプだ』と決めつけたり、過信したりするのではなく、様々な学習スタイルに挑戦することが大切だと考えます。

過去の経験から、生徒と学習に関する話をした際、「勉強の仕方が分からない」という発言を多く聞きました。本人たちは頑張っているけどなかなか成績や結果に結びつかない・・・。そういった部分を少しでも解決できればと思います。

まずは自分の学習タイプを参考に、いくつかの学習スタイルを試行し、どれか1つの教科でもかまわないので自分に合った学習の仕方が見えてきたら大成功ではないでしょうか。

6月中には朝自習の時間の学習で実践をスタートしていく予定です。

今後、どのように生徒が変容していくか興味深い研究だと考えています。

 

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連相報

社会人になると、「ほう・れん・そう」が大切だと習います。

すでにご存知のとおり、報告・連絡・相談のことですが、この言葉を初めて聞いたとき、報告と連絡の違いは何だろうと思いました。

どちらも情報伝達の手段ですが、以下のような違いがあります。

 「報告」・・・業務の進行状況や結果等を伝えることが目的で、詳細な内容が求められる。

 「連絡」・・・主に情報の共有や事実を伝えることが目的で、意思疎通を図ること。

 

個人的な考えですが、報告はフィードバックであり、内容の正確性と行うタイミングが重要だと思います。

例えば、上司への業務の進行状況の報告内容が、「半分くらい終わっています」では不十分ということになります。業務の内容の詳細を伝えないと上司は判断に困ります。

連絡はスピード感のある情報共有が重要です。

状況が変化する中で、柔軟に対応していくためには情報共有の即時性が命です。まわりとの信頼関係を深め、組織としてのとして動きをスムーズにするためにも情報共有をすることは大切になります。

 

報告と連絡については、行う側の対応が重要となりますが、「相談」については、人間関係ができていないとなかなか相談がしにくい面があります。その点から考えると、相談を受ける側の日頃の対応を含めた人間性が重要になってくると思います。

 

学校では「連絡」がとても重要だと考えています。

それは、具体的なことが起こっていなくても、いつも接している教師が気付くことができる小さな「変化」が現れるときがあるからです。

その時「いじめられているのかも 」「虐待かも」と感じても、きちんと情報を集めて報告しなければと考えているうちに問題が深刻になっていくかも知れません。

私は詳しい報告も重要ですが、まずはその感じた「変化」について情報共有の方が重要だと思います。

早く情報共有されれば、それだけ早く動けます。

心配した内容が「空振り」(例えば、昨晩ゲームで夜更かししたため寝不足なだけ等)でも良いのです。知らないとバットを振ることさえできないからです。

 

そういった意味で学校では「連相報」かなと思ったりします。(報連相の並びが、起こすべき行動の順番を表しているわけではないですが)

 

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実践

今日の風は台風並みに強かったですね。

運動場にいると、校内の樹木の枝が葉をつけたまま折れたものが多数飛散していました。農家の皆様は、ハウスなどへの被害、果樹の枝葉の損傷は大丈夫だったでしょうか。また、建物への被害などはなかったでしょうか。

 

本日は強風の中、8時30分から11時過ぎまで中学校の運動場で小中合同体育を行い、開会式や閉会式、団技(団体競技)、リレー、エール交換、応援練習等を行いました。

特に朝方は強い風もあって体感温度が気温よりもずいぶん低く感じられましたが、子ども達は元気に練習に取り組んでいました。

 

中学生は団長を中心に、団員をしっかりとリードして応援練習に頑張っていました。運動会に向けての練習を始めてしばらくたちますが、特に3年生の団長の成長ぶりはすごいなあの一言です。

 

先日、3年生はリーダーについて学ぶ授業がありましたが、学びを生かして自分なりのリーダーとしてのあり方を考え、実践しているのだろうなと感じました。

 

 

 

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決意

本日の午後から、須木商工会の総会にお招きいただきました。

総会の後は、会の皆様との懇親会に参加させていただきました。

お話しさせていただいた中には、中学校にお孫さんがおられる方や、学校がお世話になっている方々とつながりのある方がいらっしゃいました。

多くの方が須木中学校出身で、須木中の2階建ての校舎ができた時の様子や、生徒が多かったころのこと、昔の職員との交流のお話など、興味が尽きない内容ばかりでした。

子どもさんが中学校を卒業されて十年、二十年たった今でも、中学校に寄せる思いは変わらず、学校愛があふれておられました。

「須木中の生徒のために頑張らねば!」という気持ちが湧いてくる皆さんの熱いお話を聴くことができました。

商工会の皆様、ありがとうございました。

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晴天

今日は気持ちの良い晴れの日でした。

中庭から校内の木々や遠くの山がとても美しく見えます。

写真では小さくて見えにくいですが、ちょうど月が映り込んでいました。

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学び方

本校の本年度の研究では、『学び方』を身に付けることで学力の向上を目指しています。

今日の研究主任との打ち合わせの中で、自分の学習の特徴をチェックするという内容を協議しました。

いくつかの項目に応えていくことで、自分は以下の3つのどの感覚が優位なのかがわかるアンケート的なものです。

・「視覚優位」・・・見たものを見たとおりに記憶するのが得意

・「言語優位」・・・文章を読んで情景や状況をイメージしたり、文章内容を自分なりに図式化したりするのが得意

・「聴覚優位」・・・耳から入る情報を処理・記憶するのが得意

 

今後は、アンケートの結果をもとに生徒と担任・副担任が面談を行う中で自分に合った学び方を相談していきます。

そして実践の場として、まずは朝自習の取組を変えていこうと考えています。

これまでのように全員同じ内容を同じ教材でやるのではなく、個人に合った方法を選択して取り組めるようにしていく予定です。

同時に、各教科の授業でも、個人の強みを生かした取り組みができないか研究していこうと考えています。

 

すぐに目に見える成果が出るかは、やってみないとわかりませんが、生徒達が少しでも「こうやればいいんだ!」という実感が得られるように頑張りたいと思います。

そして、生徒が自分の強みを生かして、自分により合った学び方を身に付け『ひなたの学び』に近づいてくれたらと考えています。

 

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花弁

1年生の理科の授業を覗いてみると、合弁花類と離弁花類についての内容でした。

素晴らしいのは、合弁花類は・・・、離弁花類は・・・・と教師がいきなり説明をしないところと、教科書やタブレットで安易に調べさせないところです。

 

まずは文字を見て、どのようなつくりなのかを班ごとに発表していました。

・いろいろな花のつくりがセットになっているものと単品のもの

・ひまわりのように種が密集しているものと、タンポポのように種が飛んで離れていくもの

・・・など

生徒の発想は予想外で驚かされます。

これまでに学習したことや自分の経験・知識をもとに様々な意見を出し合っています。

他の班の意見を聞きながら、さらに自分たちの意見を協議する姿もあります。

 

先生も、様々な意見をうまく受け止めて必要に応じて補足したりと、意見が出易くしています。

 何と言っても先生の「間違ってもいいんだよ」という言葉がいいんです。

目の前の事象について、一生懸命に考えた意見であれば、たとえ間違っていたとしてもかまわないんです。

お互いの意見を参考に、思考を重ねるうちに間違いに気づくこともあります。

間違いと気づきの繰り返しが、理科的思考力を育てることにつながると思います。

 今日の理科の授業は、『ひなたの学び』に近づいているなあと感じたところでした。

 

さて、生徒達は「弁」の意味が分からず悩んでいました。

弁護士の弁だよね~と言いながら、うまく植物に結びつかないようです。

これまで「花弁」などという言葉は聞いたことがなかったのかもしれません。

生徒達が「弁」が花びらのことだと知ったときの反応が見てみたいです。

これがわかれば離弁花・合弁花の理解がさらに深まるでしょうね。

理科に限らず、日本語の日本語訳はとても大切だと思います。

語句を漢字として覚えることは必要ですが、この言葉を漢字のもつ意味をとおして日本語で説明できるようになることは、さらに新しい言葉を理解するときにも役立つものではないでしょうか。

 

 

※ 私も、弁の漢字について改めて調べてみましたが、本来別の意味の四つの字を「弁」にまとめたものだったということを初めて知りました。

 (A)[辨] わきまえる。わける。処理する。「弁証」「弁別」

(B)[]はなびら。また、液体や気体の出入りを調節するもの。「弁膜」「花弁」旧字体のため表示されません。実際の漢字は最後にのせておきます。

(C)[辯] かたる。話す。述べる。説きあかす。また、言葉づかい。「弁解」「答弁」

(D)[弁] かんむり。「武弁」

 

 

 

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耕運

時々、実家に帰り、トラクターで畑や田んぼを耕運することがあります。

耕地整理がされていない様々な形をしている土地を、耕し残しを出さずに耕すのはなかなかコツが必要です。

何度も同じ場所を上書きして耕していくならいくらでもやりようがあります。

ただ、時間がかる・燃料の無駄などが発生します。

 

ではどうしたらよいか。一度耕して通った場所を2度と通らないようにすればよいわけです。

しかし、これが難しいのです。特に四隅の部分や先細りになっている畑の場合です。

事前に計算して、どこから初めてどのルートを・・・と計画しておく必要があります。

しかし、実際に2度と通らないように耕すのは素人には至難の業で、手に負えません。

父が生きているうちに習っておけばよかった・・・と後悔しています。

 

今は、ネット上に、畑を耕す方法を説明した動画がたくさんあります。

いろいろと見てみたのですが、様々なやり方があるものだなあと感心しました。

これで勉強すれば何とかなりそうです。

農家の方には常識なのかもしれませんが、ハウスの中を残さずきれいに耕す方法などは目からうろこでした。

 

結局、ただ耕すだけであればどんなやり方でもよいのですが、「効率的に無駄なく」とか「速く」等の条件が入ってくると、何らかの創意工夫や学びと実践が必要になってきます。

 

 

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原点

今日の3時間目に3年生の道徳で「風に立つライオン」を取り上げていました。
さだまさしさんの楽曲の題名であり、後に映画になった作品です。
この曲は、現在(2017年)は宮崎市の老健施設「サンヒルきよたけ」の施設長を務めていらっしゃる柴田 紘一郎(しばた こういちろう)さんという方が、医師としてケニアに派遣され現地医療に従事していた時のエピソードにインスパイアされて制作した楽曲です。

長崎大学病院のサイトに柴田さんのお話が掲載されていました。

※ 申し訳ありませんが、内容はリンク先でお読みください。『「LOVE」の気持ちを忘れずに』という項目以降の部分です。

 

同じ先生と呼ばれても、医者と教師では職業として異なる部分も多いですが、『LOVE』をもって接することについては、患者を生徒に置き換えると、ほとんどそのまま教師にも当てはまると感じました。
私も自分を振り返ってみると、未熟さのために生徒を傷つけたり、支えられなかったりしたことが思い出されます。
過去は変えられませんが、教師の原点に立ち返って生徒のために頑張ろうと思います。

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団技

昨日で連休も終わり、生徒達が登校してきました。

連休中は大きなケガや事故、事件などもなく、生徒達が無事に過ごせたことが何よりでした。

 

さて、5月25日の運動会では団技として『竹取物語』を行う予定です。

皆さんはお分かりだと思いますが、一応説明をすると、この競技は、運動場の中央に長さ3m程の孟宗竹を複数本置き、両側にいる白団と赤団が竹を引っ張って自分の陣地の中までもっていく競技です。

今年は生徒数が増えて、竹の本数が足らなくなったため補充が必要になりました。

竹は手に入れたのですが、そのままでは使えません。繊維が硬くささくれ立っていると危険なので、節の部分を含め、表面全体を滑らかに削っておく必要があります。

そこで、今日は体育主任と教頭先生に、電動のやすりを用いて滑らかに削る作業を行っていただきました。

本番までに、安全面に関してはこのような細かい作業も必要になります。(二人に感謝!)

 

ところで、比較的有名な話ですが、県外では「団技」という呼び方は一般的ではなく『団体競技』または『団体種目』と呼ぶこともあるようです。

実際に、今書いているパソコンで「だんぎ」と入力して変換しても「団技」が候補にないところを見ると、一般的に認知されていないのでしょうね。。

白団、赤団も県外では『白組』『赤組』と呼ぶことも多いそうです。

赤組・白組、団体競技・団体種目という言い方に、何か堅いイメージがするのは私だけでしょうか。

個人的には、団技や赤団・白団の方が生徒達のまとまりがイメージされ、運動会という雰囲気が出ているように思います。

 

生徒達が今後県外に出て運動会の話になった際、『団技』が通じないという経験をするかもしれませんが、誇りをもって宮崎のローカルな呼び名を広めてほしいなあと思います。

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リーダーシップ

今日は3年生の授業に参加しました。

テーマはリーダーについてです。

事前学習で、リーダーについて考えてきてくれていました。

○私が考えるリーダー

・信頼され、みんなに親しまれる人 ・皆に指示が出せる人 ・皆をまとめられる人

・先陣を切ることができる人 ・誰にでも気を配ることができる人 ・皆を支えられる人

・先を見て行動できる人 ・皆を支え、応援したり声をかけたり自分で動く人

・自分から進んでやり、みんなをまとめ、信頼できる人

・皆から親しまれていて信頼されている人 ・誰よりも早く行動し、引っ張っていく人

・皆のお手本になる人 ・皆を信頼して前向きな言葉でみんなを引っ張っていく人

 

みんなよく考えています。感心しました。 

校長として彼らに話すことはないなあ・・・と思ったのですが、それではちょっと悔しいので2つ話を紹介しました。

1つ目は、木下晴弘著 「涙の数だけ大きくなれる!」 (フォレスト出版)からの引用です。

世界中から見学に来るソニーの最新鋭の工場のトイレの落書きの話です。井深大さんが何とかやめさせたいと指示を出し、工場長も頑張ったが全く改善されませんでした。あきらめていたところ、工場長から「落書きがなくなりました」との連絡が入ったそうです。どうやったのか尋ねると「パートのトイレ掃除の女性が、『落書きをしないでください ここは私の神聖な職場です』と書いたものをトイレに張ったところ、ピタッと無くなった」とのことでした。

「私も工場長もリーダーシップをとれなかったのに、パートの方に巻けた。その時にリーダーシップとは上から下への指導力や統率力だけではなく、『影響力』だと考えるようになった」という内容です。

2つ目は、1187年に源義経が北陸から東北に逃げる際の出来事です。

関所で義経一行ではないかとの疑いを何とか収め、無事通過できそうになった際、最後尾にいた荷物持ち役に扮した義経が「義経ではないか?」と疑われます。その際、筆頭にいた弁慶が機転を利かせ、主君である義経を殴りつけ事なきを得たという話です。

立場としては義経がリーダーですが、危機に際して、弁慶が一行を守るために自律的に判断しリーダーシップを発揮し、最善の選択をしたという話です。

責任者として活躍することの多い3年生が、リーダーシップについて様々な視点から考え、発揮してくれることにつながればと思います。

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化石

社会科は週末課題として新聞記事の読み取り・まとめの課題を出しています。

今回は、4月25日の「インカクジラの新種」の記事でした。

これは、群馬県立自然試泊部t間の常設展示のクジラの化石が実は新種だったという話です。

 

社会科の教諭が、提出された課題から、生徒の感想の部分を集めて見せてくれるのですが、なかなか興味深い内容です。

欲しい化石の一番人気はアンモナイトでした。ティラノサウルスも出てきました。

有名どころですから、多くの人が知っている生物名ですよね。

 

しかし、中には「サカバンバスピス」、「メガロドン」、「ディメトロドン」、「ヘリコプオン」の化石をあげていた生徒もいました。(それぞれ別の生徒です)

驚きました。中学生からこれらの名前が出てくるとは・・・。この4つの生物名を聞いて姿が思い浮かぶ人は、それほどいないと思います。

どこかで目にして印象に残ったのでしょうね。テレビや新聞、教科書や資料集で目にしたのかもしれません。

 

今回は、化石について感想を書く機会があったからこそ、生徒の新たな一面を知ることができました。

次の課題の内容が楽しみです。

 

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