2025年12月の記事一覧

〈　麦ごはん　牛乳　ちゃんこなべ　酢みそ和え　〉

○給食一口メモ

　「ちゃんこ」と聞くと「ちゃんこ鍋」を思い浮かべる人が多いのではないかと思いますが、実は相撲部屋の力士が作るすべての料理を「ちゃんこ」と言うそうです。つまり、「カレーライス」や「すき焼き」なども力士が作ったものであれば「ちゃんこ」となるようで、その中でも力士が作る鍋のことを「ちゃんこ鍋」というそうです。今日は、調理員さんが力士になった気持ちで愛情を込めて「ちゃんこ鍋」を作りました。味わって食べてください。

〈　減量ゆかりごはん　牛乳　炒めビーフン　フルーツヨーグルト　〉

○給食一口メモ

　お米は世界中で食べられています。日本では漢字からも分かるように８８の手がかかるといわれ、大切に食べられてきました。「米」や「飯」ではなく「お米」や「ご飯」と丁寧に言われることが多いことからもお米がいかに大切にされてきたのかが分かるのではないかと思います。他にもお米からできたものをあげると「おもち」「おにぎり」「おかゆ」「おせんべい」など「お」がつく物が多いですね。日本だけでなく外国でも幸せを運ぶ穀物と言われて大切にされてきたそうです。ちなみに今日のビーフンもお米からできた中国生まれの麺です。

〈　麦ごはん　牛乳　タラときのこのみそがらめ　けんちん汁　〉

○給食一口メモ

　今日は、冬野菜の代表ともいえる大根についてのお話です。大根には、でんぷんの消化酵素であるアミラーゼ(ジアスターゼ)がたっぷり含まれています。そのため、でんぷんをたくさん含むお米と一緒に食べると消化をよくするのです。日本の食卓によく見る「ごはんにたくあん」や、お正月の「おもちにおろし大根」という組み合わせは理にかなったものです。昔の人は、胃がもたれたり胸焼けする場合はおろし大根の活用したそうですよ。

〈　麦ごはん　牛乳　高野豆腐と昆布の炒り煮　ひじきとごぼうのサラダ　〉

○給食一口メモ

　ひじきと言えば鉄分が多いというイメージを持っている人もいるかもしれません。昔はそうでしたが、今は違います。ひじきは原料の海藻を煮て渋みをとり、乾燥して作られます。以前はひじきを煮る際に、鉄製の釜が使われました。しかし、近年、鉄製からステンレス製に変わったため、ひじきに含まれる鉄が減ったということです。つまり、ひじきの鉄含有量が多かったのは鉄釜のおかげだったというわけです。鉄が減ったのは残念ですが、カルシウムや食物繊維などは多いので進んで食べてほしい食材です。