電子情報科のブログ

現地調整中・・・

 業界では、事前に準備した上で、導入される現地(現場)で調整していく作業のことを、「現調(げんちょう)」といいます。

 今日からは「現調作業」に入りました。

 この現調は様々な人が携わりますが、コンピュータに関するお仕事の種類で言うと、

 主に、機器類を設置したりするハードウェアの現調作業はCE(Customer Engineer)。

 主に、PCの中身の設定などのソフトウェアの現調作業はSE(System Engineer)ないし、場合によってはPG(ProGrammer)。

 の2つの職種の方が携わります。どちらも、自分が担当する設置・設定作業が終わったら終わり!という訳ではなく、1つのプロジェクトが完了してお客様にシステムを引き渡すまでは、互いの分野での不具合が出ないかを随時確認し合います。意外なトラブルもあったりもします。

 今日の作業はそのような作業でした。

 生徒機と先生機が揃い、ハード・ソフト両面で動き始めました。今日だけでも見た目にも充分に完成したように見えますが、一つの大きなシステムとしてはまだまだ未完成。明日以降、フィールドテストを行って不具合を洗い出していきます。

ものが届きました!展開作業中机が入りました!後ろから1PCが入りました!前から1後ろから2

 CEさん、SEさん、ご苦労様です。明日もよろしくお願いします。

今週末も工事中・・・

 今週は一般入学者選考試験があり、静寂を保つためにも一切の工事ができませんでした。と、いうことで、その期間は現場での作業ができませんので、パソコンの基本設定や導入ソフトの設定などをSE(System Engineer)さんが会社で行っていただきました。

 SEという仕事も本学科で学んで将来就くことができる仕事の1つですよ。

 

 というわけで、今日の現場では、先週一旦カーペットを敷き終わりしたが、その一部を剥がして、OAフロアという底上げされた床に「電源」「LANケーブル」を敷設していきました。また、フロアコンセントを設置していきました。凸凹も無く、スッキリとしたフロアが完成しました。導入予定のパソコンとモニタ、机を少しだけ並べてみて、完成イメトレ。

作業開始!天井作業あります床下もあります配線を通します

 一方天井付近では、大きな高輝度プロジェクターを天井吊りにするための工事が行われていました。

天井作業前プロジェクタ1プロジェクタ2プロジェクタ完成

 プロジェクタの相方、スクリーンも、天井から吊すために天井コンクリートに穴をあけ、支柱を伸ばしてそこに吊り下げるなど、大がかりな作業となりました。見えない天井裏の作業でも、できあがりはぴったり!さすが職人技!

スクリーン準備スクリーン位置スクリーン取り付けスクリーン完成

 そうこうしているうちに、電源、LANの工事が終わり、HUBを仮置きして通電。通電OK! ケーブルチェックOK! HUB同士の通信もOK! でした。

終了1終了2終了3終了4

 さぁ、明日は微調整があるとのことですが、月曜日からはいよいよ机・PCが搬入されます!

 

 今日の作業にあった、LAN工事は電子・通信のお仕事。電源工事は電気のお仕事になります。最近では、今回のように電源を引きつつ、LANの工事も一緒に行うことが多くなりました。なので、電気・電子・情報・通信という4分野は一緒に仲良く仕事をしなければ進まない分野になります。だからこそ、電子情報科ではこの4つの分野をまんべんなく学んでいきます。

 作業をする中では国家資格が必要な場面があります。通信工事を行うための「工事担任者」、電気工事をするための「第二種電気工事士」などが今回の作業では必要でした。

 この2つの資格を1人の人が持っているならば、今日の現場は2つの会社の2人の有資格者に頼まなくても1つの会社の1人の人で済むってことになります。そうやって、効率化やコストを下げるのも、大切なお仕事です。

 選ばれて仕事を任せられる人になるためには、有資格者である事も大切な1つですね。