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1月28日(木)、普通科2年「理数探究」における探究成果を発表する「中間発表会②(市へのプレゼン)」が開催されました。普通科2年生は、地域の課題解決を目指した「郷土探究」に4月から取り組んできました。8つの分野に分かれ、生徒は1名から6名で班を作り、それぞれが「問い」を立て、探究してまいりました。この探究活動は都城市役所にサポートいただきながら、令和元年から取り組んでいます。SSHの採択を受けたⅠ期生、現2年生からは、3年次まで探究を継続します。
この探究活動では、本校の身に付けさせたい資質能力「いずみGS」のすべてを体得できる活動が詰まっています。今回の発表ではその中の「コミュニケーション」のスキルアップの場として設定しています。自身の探究の成果を「自分の言葉」で相手に伝え、ポスターとして「的確に表現」し、市役所からのアドバイスや評価を「自分ごととして聞き」、よりよいものにするためにさらに探究を続ける。そういう機会になりました。
これまでの探究活動では多くの班が校外活動も実施し、多くの近隣の事業者、小中学校等、施設等に足を運んで得たデータを元に、科学的・統計的な分析を心がけてきました。探究の進め方等においても市役所担当者から多くのアドバイスをいただき、生徒達は学びの多い活動を行えました。
1月30日(金)には、この成果を後輩達へ発信する「SSH探究学習発表会」が開催されます。附属中、理数科全ての発表が一堂に会する発表会です。今回の指摘を受け、さらに発展させた発表が当日見られることを期待しています。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
本日、理数科2年生によるSSR(スーパーサイエンスリサーチ)の校内代表選考会が行われました。どの班の発表も完成度が高く、非常に充実した発表会となりました。
各班は明確な問題意識をもとに仮説を立て、検証を行うという探究の一連の過程を丁寧に踏み、独創的な視点で研究成果をまとめ、発表していました。また、審査員からの質問に対しても堂々と受け答えする姿が印象的で、昨年度からの大きな成長がうかがえました。
校長先生からの講評では、「本選考会が“答えのない問い”に真剣に向き合う貴重な機会であり、このような探究活動は、通常の授業の中ではなかなか十分に行うことが難しいものである。だからこそ一つ一つの機会を大切にしてほしい」との言葉がありました。また、今後の社会においては、正解があらかじめ用意されていない問いに挑み続ける姿勢が重要になると指摘され、そのうえで、自分たちの考えや成果を誰にでも分かりやすく伝えるプレゼンテーション力や、相手と意思疎通を図るコミュニケーション力を、今後さらに磨いてほしいとの期待が述べられました。
今回の選考会を通して、今後に向けた多くの課題も明らかになったことと思います。これらを踏まえ、1月30日に予定されているポスター発表や、外部コンテストへの積極的な参加へつなげていくことを期待しています。生徒一人ひとりの探究活動が今後さらに深化していくことを、楽しみに感じさせる選考会となりました。今後も楽しみながら探究活動を進めていきましょう。
【各分野代表班研究テーマ】
物理班「波のエネルギーによる発電の最適条件」
化学班「CNFを用いた釣り糸の開発」
生物班「ヤマビルの吸血可能な部位についての選定方法」
地学班「シラスと防虫」
数学班「パスカルの三角形の発展」
情報班「アンコンシャスバイアスを改善するアプリの開発」
12月17日から19日の2泊3日で本校理数科2年生8名(希望者)が参加し、これまで取り組んできた科学的探究活動をさらに深化させることを目的として、沖縄県内の高等学校および沖縄科学技術大学院大学(OIST)と連携した研修・交流事業を実施しました。本研修では、研究発表や意見交換を通して多様な視点・視座を獲得し、今後の探究活動の精度向上や学習意欲の向上を図りました。
【1日目】12月17日(水)
会場:沖縄県立球陽高等学校
初日は、開会行事およびアイスブレイクから始まり、生徒同士が互いの緊張をほぐしながら交流を深めました。
開会行事・アイスブレイク
生徒相互発表(英語によるポスター発表)
各校の生徒が、日頃の探究活動の成果を英語でポスター発表しました。質疑応答では、研究内容の妥当性や今後の発展性について活発な意見交換が行われ、研究を多角的に捉える力を養う機会となりました。
生徒間交流会・校内探究活動見学
球陽高校の探究活動の取組を見学しながら、研究テーマや手法、学校での学びについて意見交換を行いました。
宿泊は球陽高校内セミナーハウスを利用し、学校の枠を越えた交流が行われました。
【2日目】12月18日(木)
会場:沖縄科学技術大学院大学(OIST)
2日目は、世界最先端の研究が行われているOISTを訪問しました。
開会行事・OIST紹介
キャリアトーク
グローバルな研究機関で働く意義や、多様な進路・キャリアの可能性についてお話を伺い、生徒にとって将来を具体的に考える契機となりました。
キャンパスツアー
研究施設や国際色豊かな学習環境を見学し、研究者の働く姿を間近で感じることができました。また、実際の研究現場を見学し、探究活動と大学・大学院での研究とのつながりを実感する時間となりました。
生徒研究発表・質疑応答
本校生徒が、自身の探究テーマについて英語で発表し、OIST関係者に多くの助言をいただきました。オールイングリッシュで3ターム行われ、生徒たちは緊張で序盤ぎこちない雰囲気がありましたが、最後は堂々と英語で質疑応答までこなしていました。
【3日目】12月19日(金)
会場:沖縄県立向陽高等学校
最終日は、これまでの研修の成果を共有し合う場として、生徒主体の交流活動を行いました。
開会行事・アイスブレイク
生徒相互発表(ポスター発表)
球陽高校とOISTの2日間でいただいたアドバイスをもとに堂々と研究発表をする様子がありました。向陽高校の発表では1年生のアイディアや熱意に驚きながら自分たちの研究に対して更なる意欲が喚起されました。
生徒間交流会
研究内容だけでなく、宮﨑や沖縄両県の課題や進路観、将来の目標についても語り合い、互いに刺激を受ける機会となりました。
閉会行事・記念撮影
研修を終えて
本研修を通して、生徒は自らの研究を外部に発信し、専門的な視点から助言を受けることで、探究活動を客観的に見直す力を身に付けました。また、国際的な研究機関や他校生徒との交流を通して、将来の進路や社会との関わりについて主体的に考える貴重な機会となりました。今後もSSH事業の一環として、このような実践的・発展的な学びの場を大切にしていきます。
12月11日~12日にかけて東京大学 柏キャンパスに「東大ラボツアー」の名の下、泉ヶ丘の 1年生 20名が行ってきました。今回のツアーは、生徒たちが最先端の研究に触れることで「もっと知りたい!」という探究心を育てること、そして困難に粘り強く挑戦するレジリエンスを身につけることを目的に行いました。大学進学をゴールではなく通過点と捉え、学び続けた成果を社会に還元していく意欲を育むことも大きな狙いです。とにかく「ワクワク」が止まらない知的探究のツアーになりました。
【1日目】
まずは東京大学の先生方による特別講義を受けました。
講義1「ナノ世界を可視化する放射線科学」雨宮慶幸 名誉教授
放射光の仕組みやノーベル賞研究の紹介を通じて、宇宙の研究と素粒子の研究がつながる壮大なスケールを学びました。先生からは「知的好奇心を満たしてほしい」「心を磨き、自分の良さを生かしてほしい」という熱いメッセージもいただき、生徒たちは大きな刺激を受けました。
講義2「脳のシミュレーション ~人間のように考える人工知能を目指して~」小林亮太 准教授
中学校で習う数学を使った機械学習の基礎から、脳を数理モデル化する研究までをわかりやすく解説していただきました。講義後には「AIじゃんけんマシン」に挑戦するゲームもあり、会場は大盛り上がり! 生徒たちは楽しみながらAIの仕組みを体験的に理解しました。最後には泉ヶ丘高校の校歌を披露し、先生方から「まっすぐな歌声に元気をもらった」とのお言葉をいただきました。
座談会 脇参議院議員、雨宮名誉教授、迫園在京義友会様
雨宮教授にもお越しいただき、本校OBである脇参議院議員に、都城・宮崎・日本のこれからについて広い視野から語ってもらいました。迫園氏からは、宮崎の偉人であるビタミンの父・高木兼寛の話を伺いました。
【2日目】
翌日は研究所を巡るツアーと体験型ワークショップが行われました。
午前中は、原子や分子レベルで物質の性質を探る物性研究所を見学しました。
①低温液化室ではMRIやリニアモーターカーに使われる超伝導現象など、身近な技術と最先端研究のつながりを学びました。また、液体ヘリウムや液体窒素の管理を見学し、資源を再利用する重要性を理解しました。
②国際超強磁場科学研究施設では世界最高レベルの磁場を作り出す装置を見学。強磁場によって物質に新しい状態が生まれることを知り、極限環境での研究に驚きました。
③極限コヒーレント光科学研究センターでは「太陽より強い光」を作り出す超短パルスレーザーの技術を紹介していただきました。電子の動きを観測する最先端研究に触れ、高校で学ぶ物理や化学が未来につながることを実感しました。
午後は、宇宙線研究所でワークショップ。「重力波望遠鏡を組み立て、音楽を聴こう!」というユニークな体験をしました。光の干渉を使って鏡の振動を音楽に変えるデモを通じて、重力波観測の仕組みを楽しく理解。さらに、宇宙線研究所が世界で唯一「重力波・光・粒子」など複数の方法で宇宙の謎に挑んでいることを学びました。2016年の重力波初検出が新しい宇宙の扉を開いたことや、暗黒物質などの最先端テーマについても理解を深めました。
成果と今後の展望
このツアーを通じて、生徒たちは「自分の探究活動が大学や社会につながっている」という実感を得ました。雨宮先生の「知的好奇心を大切に」という言葉や、研究現場で目にした極限技術(絶対零度、超強磁場、超短パルスレーザー、重力波観測)は、生徒たちの視野を大きく広げました。今回の経験は、困難に挑む力を育てるだけでなく、「学び続け、社会に貢献する意欲」を形にしていく大きな一歩となったことでしょう。今後も学校での探究活動にこの体験を活かし、生徒一人ひとりが未来に向けて成長していくことを期待します。