カテゴリ:ボランティア活動

縁の下の力持ち

雨が続いたここ数日。
雨雲が空を覆っていて日が暮れるのを早く感じる、そんな最近の出来事です。
夜19時半頃だったと思います。

帰宅しようと駐車場まで歩いていたら、3年棟の前にある花壇の近くで何かがモゾモゾと動いているのに気がつきました。

よく見ると、若手の男性職員が薄暗い中しゃがみ込んで何かをしていました。(怖っ!!)

「何をしてるんですか?」と尋ねてみたところ、花植の時期が近づいてきたので花壇整備を生徒としていたが間に合わないと思い、仕事が終わってから草抜きをしていたら日が暮れてしまった、とのこと。

よく見るとその職員、靴が泥だらけ。手も、使っていたクワも泥だらけ。
(…先生、泥だらけじゃないですか。)

日を改めてその先生が草抜きしていた花壇を撮影してみました。
都農高校 3年花壇の様子
まだ少し、草が残っていますが、土も掘り起こされ次の作業がすぐできるように準備されています。

そして本日、花壇整備の日です。
都農高校31HRの花壇
生徒と一緒に、残っている草を全て抜き土を耕しました。

花壇整備
生徒と、花をどのように植えるか相談しています。

花壇整備2
どうやら花の形にした様子。

写真を撮っていると、生徒が「ほら、先生」と手を差し出してきました。
生徒の手
一生懸命に花壇整備をした手は泥だらけでしたが、ステキな手をしているなぁと思いました。

生徒が校内で活動する時、それを影ながら支えている先生がいる。
勉強だけでなく心の成長にも全力で取り組む、それが都農高校の職員のスタンダードです。

福祉系列の都農高生による「特別講演」!

9月16日(水)、都農町塩月記念館で行われた
「平成27年度宮崎県市町村ボランティア連絡協議会県央ブロック研修会」
において、福祉系列3年の生徒2名が特別講演を行いました!


今年度、都農高校が行ってきたボランティア活動を報告しました。
タイトルは「Challenge to Change~都農高校は変わる、成長する~」


都農南小学校での「アイマスク体験」や「学習ボランティア」について報告。


また、地域のイベントに積極的に参加したことも話しました。


3年生の二人は、堂々と都農高校の活動を話してくれました。
また、その言葉を協議会の方が手話に翻訳して下さいました。


最後は、これからの決意表明です。

以下は、講演を行った3年生男子の感想です。
「都農高校による地域ボランティアの活動状況を発表することで
地域に貢献しながら、都農町を盛り上げている都農高生の姿を
見ていただくことができました。

皆さんに見ていただくことで、都農高校の良さもアピールできたと思います。
大変、良い体験ができました。

発表を身に来て下さった方に、「頑張ってるね」と声をかけていただきました。

自分も嬉しかったし、都農高校を気にかけてくださっていると実感しました。

今まで地域ボランティアの活動に参加して、本当に良かったです。」

都農神社大祭!!

8月1日(土)の都農神社大祭では、都農高生が様々な活動に参加しました!

神輿担ぎ、
清掃ボランティア、
夏祭りの野外ステージ運営スタッフ・・・etc

特に神輿担ぎは、都農中学生、都農高校生、職員、町民の皆様が
一丸となって町内を練り歩く一大イベントでした。

都農神社にて、出発前の集合写真。


当日は、雲ひとつない晴天!!
生徒も、職員も、町民の皆さんも一丸となって炎天下を練り歩きました。


滝のように汗が流れ出します。
しかし、これが本当に気持いい!!
「ワッショイ!ワッショイ!」と腹の底から大声を出します。


丸一日かけて、都農町内を練り歩きますが
途中の御神幸所では、町民の皆様からたくさんの差し入れを頂きました。
本当にありがとうございます!


保護者の皆様も給水活動にご協力いただきました。


「浦安の舞」を担当した本校生徒。
凛とした舞が奉納されました。かっこいいですね!


都農神社の禰宜の方によると、神輿担ぎには厄除けの御利益があるそうです。
都農高校が、そして都農町が、これからもどんどん発展してほしいです。

早くも来年が楽しみになってきました!

都農南小で学習ボランティアをしてきました。

夏季休業中の本校。

今日から3日間、十数名の生徒が都農南小学校で学習サポートのボランティアをします。

初日だった今日は、13人の生徒が参加しました。

控え室で本校生徒と一緒に待っている時に、ボランティア参加の目的を聞いてみました。
「将来医療系に進みたいと考えており、子供との関わり方をボランティアで学びたかったから」
といった理由を述べる生徒もおり、目的を持って参加していることが分かりました。

小学生は40名ほどが参加し、夏休みの宿題に取り組んでいました。
都農南小学校で学習ボランティア
とても真剣に取り組んでいて、本校生徒も一生懸命教えていました。
都農高校生徒が教える風景
「分かりたい」という想いに応えるために、高校生も教え方に工夫していたようです。

小学校と高校の取り組み
少人数制の学習スタイルで、みんなで一緒に勉強しました。

普段、自分たちが使っている言葉でも小学生にとっては難しいものもありました。
「なんて言ったら分かってくれるかな?」と教え方が分からなくて悩んでいた生徒もいました。

学習ボランティアの別れ際
はじめの頃は、恥ずかしくて話しかけられなかった小学生も、高校生が帰る頃にはすっかり仲良くなっていて、帰りを引き留められる高校生もいました。

明日の勉強会はもっと仲良く、効率よく勉強ができることでしょう。
本校生徒も、教える活動を通して、伝え方の工夫と相手への思いやり・気遣いを学んでくれたらと思います。


昨年から始まったこの都農南小学校での学習ボランティア。

その他にも、本校では今年、夏季休業中に8つのボランティア(等)への参加を計画しています。
ほとんどの本校生徒が最低1つ、活動のどれかに参加するのですが、中には複数のボランティアを体験する生徒もいるようです。


頑張れ都農高生!!(・∀・)b


都農南小でアイマスク体験授業をした話。

みなさん、こんにちは。

広報担当です。

7月10日(金)に本校の福祉系列生徒が、都農南小のアイマスク体験活動のお手伝いをしました。

小学校へ行ったのは福祉系列の3年生8名と、普通系列・商業系列の生徒3名。

都農高校 福祉系列 アイマスク体験活動の様子

まずは、視覚障がい者に関する説明をしました。

それからアイマスクを用いて、視覚障がいがある人の私生活を疑似体験しました。
体験授業の前半では3つの活動を行いました。

1つめは紙コップに飲み物を注ぐ(今回はビーズを注ぐ)活動。

2つめは似顔絵を描く活動。
3つめは折り紙を折るという細かい作業を体験する活動でした。

どれも本来ならば、目で確認しながら行う作業ですが、アイマスクを着けての作業は難しかったようです。


折り紙の説明をする都農高校 福祉系列の生徒
折り紙で財布を折る説明をしている本校生徒。

小学生の似顔絵 アイマスク体験活動
小学生がアイマスクをつけて描いた似顔絵。
目に頼らずに描くのはとても難しかったそうです。

高校生と小学生の取り組む様子
「高校生でも目を使わずに絵を描くのは難しいよ。」
ということを実際に絵を描いて教えました。

都農小学校児童の取り組む様子
都農小の児童も説明をしっかりと聞きながら、障がいのある人と一緒に何かをする時に、どう伝えれば分かりやすいかを考えることができたと思います。


授業の前半が終わり、小学生が休憩している間に本校生徒は福祉系列職員と一緒に次の活動に関する注意点などを再確認していました。

次はアイマスクをつけたまま校内を歩いて回るという体験活動でした。
先生による解説 歩行訓練

実際に活動がはじまると児童たちはアイマスクを着けたまま恐る恐る歩いていました。
補助をしている児童は、本校生徒のアドバイスを受けながら、「あと○○歩で階段が終わるよ。」「○○歩進んだら右に曲がるよ。」「右側に手すりがあるよ。」といった具体的な声かけをしていました。



教室での振り返りの時間では、本校生徒が都農南小の児童に「ぜひ、視覚障がいのある方にはいろんな言葉がけをして欲しい。」と伝えました。

「『外は曇っていますね。』と言えば、その言葉から外の様子をイメージすることができます。」
「少しの段差でも教えてください。1㎝の段差でも怖いと感じます。」

アイマスクで体験した似顔絵描きも顔の輪郭や目・鼻・口がズレてしまい、上手に描けませんでした。
目で確認できないことが大きなズレを生み、歩行や手先の作業では、気をつけなければケガや事故に繋がることも考えられます。

今回のアイマスク体験活動で、実際に体験した都農南小の児童はもちろん勉強になったと思いますが、実際に授業をした本校生徒たちにとっても大変勉強になった体験活動になりました。

都農南小の先生方をはじめ、一緒に勉強した児童のみなさん。
また、取材に来てくださった都農役場の担当者様と宮日新聞社の担当者様、
ありがとうございました。m( _ _ )m