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7月8日(金)、MS科の1年生が、学科研修で『知るを楽しむ』をテーマに、日向市の東郷メディキット、富士シリシア、延岡市の旭有機材、旭化成メディカル、旭化成マイクロシステムの5社を見学してきました。あいにくの雨でしたが、1年生にとっては初めての学科行事となり、真剣な眼差しで企業の方々の話を聞き、メモをとったり、質問をしたり、準備された製品等を使っての体験や製造工程の見学を行い、充実した1日を過ごしました。国内だけでなく、海外とも取引のある地元の最先端企業を訪問し、そこで働く人々の職業意識や志の高さを学ぶことで、これからの自分の進路を考える上で参考になることがたくさんあったのでないかと思います。11年目にして初めての雨だったそうで、大雨の中、工場を案内して頂いた方々、新しい実験を準備して頂いた方々等、お忙しい中、本校の生徒のために、時間を割いて頂き、本当にありがとうございました。感謝いたします。(MS科主任より)
12月17日(木)にMS科2年生84名が、旭有機材、富士シリシア、宮崎大学、九州保健福祉大学より6名の外部評価者を招いて、4月から取り組んでいた課題研究発表会を実施しました。生徒は7名の1グループとして、12のグループを作り、数学、物理、化学、生物の分野に分かれて、それぞれに研究したテーマをポスターセッションの形で発表しました。各班の研究テーマは以下の通りです。
数学:1班「延高の延高生による延高のための指数!!」
2班「Back to the Maaaath(日本の数学)」
3班「モンティ・ホール問題 ~あなたが手にするのは お金かたわしか~」
4班「鶴をどんげして折るか知っツル?」
5班「エバラ「バラ曲線の素」」
物理:6班「電気発電伝記」
7班「生卵、3階から落としてみた」
8班「ローリスクでハイリターン 低燃費で高飛距離」
化学:9班「とにかく溶けにくい氷
~安心してください これでもうあなたのジュースは薄まりません~」
10班「卵 + 温泉 → 黒卵」
生物:11班「そんなバナナ!? バナナをおいしく保存するヒ・ミ・ツ ♡」
12班「納豆菌による水質浄化・除菌」
各班とも、自分たちの研究の成果を堂々と説明している姿はたのもしく、成長したなぁと感じました。1年生も先輩達の説明する姿を真剣に聞き入っていました。来年は君たちの番ですよ。閉会式では「伝えるだけでなく、相手に伝わったか」「科学・科学技術は使い方を間違えると危険なことに繋がる」「一番面白い、興味を持ったことを絞り込んで伝える」「グラフに軸や数値がない。どれだけそのグラフに信頼性があるのか」などさまざま視点から講評を頂きました。最後に春田隼之介くんがの方々へお礼の言葉を述べました。どの班もすばらしい発表でしたが、審査の結果、最優秀賞は10班の「卵 + 温泉 → 黒卵」、優秀賞が7班「生卵、3階から落としてみた」に決まりました。この2班は、来年1月26日(火)に本校で開催される第2回宮崎県高等学校理数科系課題研究発表会に出場します。閉会式のあとも座談会に残っていただいた外部評価者の方々、貴重なお話を誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
12月16日(木)、先週に続き今回は、MS科1年生42名と普通科1・2年生の希望者17名を加えた59名でインターンシップ研修を県立延岡病院で行いました。天候にも恵まれ、救急救命用ヘリポートにも上がることができました。寺尾副院長のあいさつに始まり、本校OBでもある循環器内科の黒木医長による後輩への講話がありました。県北の医療を担うことの使命を知り、カテーテル治療について映像を交えて興味深く学びました。
施設見学では、4つのグループに分かれて、普段は見ることのできない医療の現場を目のあたりにし、真剣な眼差しで説明を聞いていました。医療は医者と看護師、患者だけで行われているのではなく、医師にもそれぞれの分野があり、それぞれの専門技士や技術者、色々な人々によって成り立っていることを実感できました。薬剤部では高額な薬や医療用の麻薬があること、看護師と薬剤師とが一つひとつ丁寧に確認しながら薬を確かめていること、放射線科では高額なMRIや放射線治療の機器など普段見ることができない現場を体験させて頂きました。寺尾副院長の講話の後は、「大きな病院と町の小さな病院との違いは何か」や「血液が苦手でも医療に従事できるか」など質問が沢山でました。最後に生徒を代表して藤川智帆さんが「私たちみんながお世話になっている病院が、色々な人々がいて初めて成り立っていることを知りました。これから1日1日を大事にして医療従事者になれるように挑戦していきたいです」とお礼の言葉を述べました。
このような研修を受けた生徒たちが近い将来県北地区の医療を支える人材になってくれることを期待しています。何より柳邊院長先生、寺尾副院長をはじめ県立延岡病院のスタッフの皆様、長時間にわたり本当にありがとうございました。
12月10日(木)、MS科1年生42名と普通科の希望者18名を加えた60名でインターンシップ研修を県立延岡病院で行いました。当日はあいにくの雨となりました。柳邊院長のあいさつ、本校OGでもある産婦人科・周産期科の山内綾医長の後輩への講話があり、やりがいをもって仕事をすることや延岡の医師・医療従事者不足のお話などがありました。
施設見学では、4つのグループに分かれて、普段は見ることのできない現場を目のあたりにし、真剣な眼差しで説明を聞いていました。薬剤部では高額な薬や医療用の麻薬があること、看護師と薬剤師とが一つひとつ丁寧に確認しながら薬を確かめていること、放射線科では高額なMRIや放射線治療の機器など普段見ることができない現場を体験させて頂きました。寺尾副院長の講話の後は、「この病院はなぜ2次医療が中心なのか」など質問が沢山でました。最後に髙田乃愛さんが「医師や看護師だけでなくたくさんの職種があったこと。これから目標に向かって頑張ろうと思いました」とお礼の言葉を述べました。
この県病院インターンシップは今年で5回目です。このような研修を受けた生徒たちが近い将来県北地区の医療を支える人材になってくれることを期待しています。
柳邊院長先生をはじめスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
12月1日(火)にMS科の2年84名と1年生2名、3年生1名が、東京大学工学系研究科・機械工学専攻 人間医工学研究のMs.Katie.R.Ryan(ケイティ・ライアン)博士先生の「引張応力および静水圧下における培養細胞の力学刺激受容の時空間的解析」をテーマとした講義を受講しました。イギリス出身で文化の話しでは、「イギリスは曇りの日が多くて、宮崎は青空がすばらしい」「各国の数の数え方の違い」「イギリスで人気の食べ物」などの話がありました。研究の内容は細胞生物学の分野で「人間とチンパンジーの遺伝子は98.8%一致し、バナナの遺伝子とも50%一致する」などすべて英語での講義でしたが、ケイティ先生がスライドで写真や図を示しながら話されたので概ね理解でき、生徒はイメージしやすかったのでは。これから大学で学んだり、研究したりしていくには英語でのコミュニケーションは大事であると実感したと思います。最後に永田和己くんが、英語でお礼の言葉を述べました。ケイティ先生も、講義の内容を概ね理解してもらえたようで、大満足で帰られました。また機会があれば来てくださいね。ありがとうございました。
11月26日(木)にMS科の1年84名と希望者13名が、宮崎大学医学部第一内科の山下靖宏先生を招いて、「腎性案内」というテーマの講義を受講しました。山下先生は本校のOBで、前半は「腎臓には多量の血が流れていること」「検尿の大切さ」「慢性腎臓病(CKD)は国民病で8人に1人がかかっていること」「日本の透析技術は世界一である」など腎臓の話、後半は「高校時代、負けず嫌いで毎日5時間以上勉強していた」など高校時代の話しや研修医時代の話しを交えながら、ユーモアたっぷり、あっという間の100分でした。最後に「他人と比べるのではなく、過去の自分より成長できていることの方が大事です」という後輩へのメッセージを頂きました。最後に深田琉生くんがが、お礼の言葉を述べました。期末試験が終わった後でしたが、さらに自分の夢に向かって頑張ろうと思ったのではないでしょうか。山下先生、講演本当にありがとうございました。
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