新着情報
.

#図書館の日常

高2保健:「社会生活と健康」授業支援①

 7月後半から始まった高校2年保健:単元「社会生活と健康」。
 この単元を通して、生徒たちは自分のテーマを設定し、情報収集し、情報の整理・分析を行い、まとめ(パワーポイントやA4レポートなど)、プレゼンテーションをし、評価するという探究学習の一連の流れに沿って学びを深めていきます。

 図書館は、昨年度からこの単元の授業支援(協働)を行っています。
 それまで、生徒の調べる活動は「WEB情報(インターネット)」一辺倒だったそうです。学校司書の常駐とともに、図書資料を活用させたいという担当教諭からの相談が
あり実現することができました。

 2年目の今年度は、昨年度の生徒たちの様子から見えた課題をもとに担当教諭との事前の打ち合わせを密に行うことで新たな取り組みも取り入れました。
 ところで、生徒の要求に応えうる資料の充実は、図書館の心臓(核)でもあります。
設定テーマから必要な情報源がどの程度本校蔵書にあるかという洗い出しから、不足分は宮崎県立図書館のマイラインサービスをフル活用し、補うことができました。
豊富な情報資源を借りることで、本校の蔵書コレクションに追加する資料の購入にもつながりました。
 
 さて、今回図書館が行った新たな授業支援は「おためし読書(本の回転ずし)」と「点検読書」です。ざっくりとテーマ設定をしてはいますが、あらかじめ収集していた
関連図書を一人1冊(別のクラスは3冊)手元に用意し、5分間点検読書する。それから
ワークシートに出典(書名、著者名、出版社名)、NDC、評価(読みたい度5段階)を記入し、次の本を同じように点検読書するという内容です。
  *50分の時間で少なくとも4,5冊の本と出会う
  *その本の情報を短い時間のなかで少しでも読み取る方法を知る
  *情報の出典を明らかにする
 この3つの目的を生徒たちに達成してもらうのがねらいです。
 
 授業を通して、日ごろ手にすることのない資料(情報)と出会い、知識を得ることは
もちろんですが、新たな世界の扉を開けることで自分の世界が広がることにもつながります。もしかしたら、そこで興味の種を拾うことになるかもしれません。

 次回は、デジタルコンテンツの活用についてレクチャーする予定です。
 
 
 

図書館の日常をつづっていきます。

 今年度から、図書館通信Victoryとは別にこの『図書館の日常』ブログで
日々のあれこれを切り取って紹介していきます。
 本の情報、授業支援の様子、昼休みや放課後の様子など図書館から見える風景を不定期で発信していきます。

 さて、7月7日は七夕。今年も笹を図書館入り口に設置しています。
もう終わっているじゃないと思われるあなた、旧暦で飾っているので大丈夫。
ぜひ、短冊に願い事をしたためてみませんか?星に願いを。
 あなたの願いが叶いますように。