日誌

2016年8月の記事一覧

防災の日直前の避難訓練

 防災の日を直前にした8月30日(火)、朝から避難訓練を実施しました。
「訓練です。訓練です。只今、強い地震が発生しました。大変危険です。机の下にかくれて、次の放送を待ちましょう。」
と緊急放送が入り、先生の指示を受けて子ども達は自分の机の下にもぐりこみ、両手で机の脚をにぎりしめていました。
「地震の揺れはおさまりましたが、津波警報が出されました。屋上へ避難しましょう。」
と二次放送を聞いた子ども達は、受持ちの先生を先頭に、各棟の屋上へ向けて移動をするのでした。

 本校には4棟の校舎があります。各棟に非常階段が設置されて、子ども達は順番に列をくずさず速やかに屋上へ避難することができました。
 起きないでほしい自然災害ですが、願いとは関係なく、各地で思いの外災害が発生している今日。安直な学校生活を送っていては、いざというときに動けない学校になってしまいます。災害に直面した各地での避難のノウハウを本校で生かし、いざというときへの備えだけはしておかなくてはなりません。・・・というものの、心のどこかには「訓練で終わりにしたい」という願望があります。

本校教育の伝統!?

 今年の夏は、雨が少なく快晴の日が続いています。夏休みに入った子ども達は、精力的に屋外に繰り出し、朝のラジオ体操、地域の祭り、地区のイベント等に参加しているようです。日常では体験できない、夏休みだからこそ経験できることを体感し、身になる勉強を続けているようです。
 実は、子ども達が学校に通わない間、リフレッシュした所があります。それは、下の写真の所です。

 本校の廊下には、「カメ」と「カメのタマゴ」が描かれています。道路で言う中央分離帯に描かれて、左右の区別をつけています。高鍋町は、ウミガメの産卵地としても知られています。(目に優しい色を選択し)アカウミガメとは言えませんが、このカメ達を足で踏みつけることはしないだろう、ましてやタマゴを踏むことはしないだろうという願いを込めて、校内のほとんどの廊下はカメとタマゴで描かれています。
 「カメとタマゴ」を大切にしてほしいという地域の願い、整然とした廊下歩行にしていきたいという本校の教育的ねらいをドッキングした工夫ある取り組みだと言えます。だからこそ、過去、本校に勤務された先生方の取組が今に残されています。また、今、勤務している先生が色を塗り、リフレッシュした廊下にしています。このように、真摯に受け継いでいこうとする取組に、本校の教育の伝統を感じるのでした。