日誌

校長のつぶやき(2016~2017年度)

2学期始動!

 今日8月28日(月)は、第2学期の始業日でした。
 宮崎県内では、早い市町村で25日(金)が始業日だったようですが、美郷町は本日一斉の実施となりました。38日間の夏休みでしたが、子どもたちに大きな事故等がなかったことが何よりでした。
 始業式では、3人の代表が夏休みの振り返りと2学期の目標を発表しました。

◇左:黒木小春さん(2年)・・・2学期の目標は「にっこりニコニコ元気で過ごす」こと。あいさつや姿勢(立腰と鉛筆の握り)、給食、読書にがんばります。
◇中:長田大成さん(6年)・・・①進んでチャレンジする ②仲間を信じる ③「美郷北学園」開校3年目の6年生としてあいさつや学校行事などで学園をリードする。
◇右:新田直子さん(9年)・・・運動会副団長として、全校生活委員長として、自分の果たすべき役割をしっかりと果たしたい。また、受験生として悔いのないように全力でぶつかっていきたい。

 3人とも素晴らしい発表でした。しっかりとした目標とその実現に向けた決意が感じられました。他の子どもたちもそれぞれに2学期の目標を立てたことでしょう。運動会や「北郷フェスティバル(学習発表会)」といった行事への取組をとおして、ひとまわりもふたまわりも成長することを願ってやみません。
 保護者の皆様、地域の皆様、全国でご活躍のOBの皆様、2学期も美郷北学園は「気風創造」を合い言葉に邁進します。ご支援のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。

1学期が終わりました。

 今日20日(木)は、1学期の終業日でした。
 3校時に全学園生が一堂に会しての終業式を行いました。4人の児童生徒が代表で「1学期を振り返って」発表しました。それぞれの発表内容は以下のとおりです。
◇ 甲斐輝さん(3年)・・・水泳と勉強をがんばった。繰り返し練習することとあきらめないことを学んだ。集中する力がついた。
◇ 佐藤健太郎さん(5年)・・・JRC活動と水泳にがんばった。今まで以上にがんばることができ、できることがたくさん増えた。
◇ 鴨田優佑さん(8年)・・・陸上部(部活動)でのスランプを経験し、悔しさを達成感に変えることを学んだ。後期ブロックとして「積極性」を高めることに努力したい。
◇ 海野紗香さん(児童生徒会)・・・みんなのために役立つことを意識して取り組んだ1学期だった。あいさつなど一人一人の心がけを促したい。今後も自覚をもって取り組みたい。 
 美郷北学園として3年目の春を迎えた1学期でしたが、子どもたちや保護者、地域の皆さん、そして何より教頭先生をはじめ積極的に学校運営にかかわってくださった先生方に、心より感謝いたします。解決すべき課題はまだまだ多くありますが、夏季休業中にしっかりと検討し2学期に生かしていきたいと思います。
 何はともあれ、何とか1学期が終わりました。本当にありがとうございました。全国でご活躍のOBの皆さん、暑い夏です。お体ご自愛ください。

七ツ山小学校PTAが来校されました


 お隣の諸塚村からPTA視察研修においでになりました。11名の皆さんでした。小中一貫校の現状をご覧になりたいとのことで、中学部教務主任の井上先生が学校の概要を説明した後、校舎施設等を見学していただきました。小学部宮本教頭先生の進行で進めた協議の中では、一貫校開校までの経緯やメリット・デメリットなどが話題となりました。児童生徒数の減少など、美郷町と同じような課題に直面している諸塚村でも、小中一貫教育は選択肢の一つとしてお考えなのかもしれません。学級長さんの「子どもたちの将来のために」という言葉が印象的でした。
 短い時間ではありましたが、とても熱心な皆さんと有意義な時間を過ごすことができました。ご来校いただき、ありがとうございました。

1学期最後の参観日


 今日11日(火)は、1学期最後の参観日でした。全学園を対象とした学園参観日でした。天気情報では終日「曇り」の予報でしたが、ありがたいことに真夏を思わせるような天気となりました。本日の計画は、
  2校時:一斉授業参観
  3校時:一斉学級懇談(5~9年生は、特別講師による命の授業)
  4校時:学校保健委員会(保護者対象の講演会)
となっています。「命の授業」及び学校保健委員会には、宮崎市立木花中学校教諭の藤田司先生を講師にお招きしました。詳しい内容は、「美郷北学園ニュース」でご報告いたします。

 参観授業は、
 幼稚部から小学部は、水泳学習の成果を披露する「水泳発表会」を行いました。うだるような暑さの中、気持ちよさそうに游ぐ子どもたちを汗だくで見守っていただいた保護者の皆様でした。どの子も学習はじめの目標を大きくクリアしました。一人一人の努力に拍手をおくります。

 7年生は、理科(原口亜希子先生)の学習で、「謎の物質Xの正体をあばけ!」というミッションを受け、物質の燃焼実験を行いました。原口先生の授業は、子どもたちの興味関心をグッと引きつける授業です。さすがです。

 8年生は、英語(井上敬康先生)で、「MUST]を使った義務や命令の表現について学習しました。ペアを組んでスピーチの練習をしながら理解を深めました。

 9年生は、社会(頼篤子先生)で国民生活と日本国憲法(公民)の導入の学習を行っていました。身近にある偏見(先入観)を洗い出し、憲法とのかかわりの中で問題意識をもたせようとするものでした。

 ちなみに、恒例になった8年生の教室前のプレートです。

 1学期は、大きな行事(修学旅行等)もありましたが、全学園生が元気に過ごすことができました。これもひとえに保護者や地域の皆様のご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます。ご多用な中、参観日においでいただいた保護者の皆様、本日は誠にありがとうございました。

7月に入りました。

 7月に入り、1週間が経とうとしています。明日は七夕です。
 今週は台風3号の接近に始まりましたが、ここ九州南部は大きな影響はなかったものの、昨日5日(水)の大雨の影響で九州北部には甚大な被害が発生したようです。特別警報も発表されました。心よりお見舞い申し上げます。
 さて、6月の全校朝会では子どもたちに少し発破をかけました。

 1学期はじめの緊張感が薄れ、行動やあいさつに元気や自主性が見られなくなりつつあったからです。こんなときは、得てして生徒指導上の問題等も気になるようになるものです。そこで、気分のメリハリを付け、物事に集中して取り組むようにと、

という言葉を示しました。特に9年生には、高校受験に向けてこの7月から真剣に切り替えてほしいという願いも伝えました。1学期も残り2週間です。気を引き締め、「やるときは やる!」気概をもって生活してほしいと思っています。

梅雨どきです

 先週から本格的な梅雨に入ったような九州南部地方です。とはいえ、沖縄地方はすでに梅雨明けし、奄美地方もそろそろだとか。九州南部の梅雨明けは、平年では7月14日頃だそうですから、もうしばらく雨とお付き合いというところでしょうか。北郷地区では、アジサイが見頃となりました。昨年ご紹介した椎野地区の観光名所「あじさいロード」は、思わぬ葉化病の蔓延で残念ながら今年は花が少ないようです。手塩にかけて育ててこられた地区の方の心中は、さぞ辛いものがおありでしょう。少しでも早くあの見事なアジサイが見られることをお祈りいたします。
 6月も今週までです。来週からはいよいよ7月です。1学期もまとめの時期となります。夏に向けての準備も始めなければならないようです。
 ところで、今年の美郷北学園の夏はひと味違うものになりそうです。夏休み中の取組に、少し工夫を加えることができそうです。 
 まずは、「うなま地蔵夏祭り」(8月5日土曜日開催予定)への参加です。これまでも学園としてオープニングセレモニーで合奏と合唱を披露してきましたが、今年はそれに加え ①テントブースを使ってのイベント ②会場内の清掃・管理 ③コンサートイベントでの会場設営 に児童生徒会を中心にかかわらせていただくことになりました。北郷商工会議所主管の企画会や実行委員会に参加し、「企画段階から町の行事にかかわること」で地域のためにできることを子どもたちと考えたかったからです。初めての取組ですのでどの程度地域に貢献できるのかは未知数ですが、しっかりと見届けたいと思います。

【うなま地蔵夏祭り実行委員会の様子】
 また、7月24日(月)には美郷町社会教育課が主催する「みさとでお仕事」という職業体験イベントが開かれます。そこに本学園の4年生を全員参加させる計画です。キャリア教育の一環として様々な職業を直に体験してほしいと思います。
 そのほか、沖縄県豊見城市との交流(5年生)や登校日の「ようこそ先輩」(8月21日予定)なども楽しみな行事です。子どもたちが、ワクワクするような夏休みになれば・・・と思います。

雨の日の過ごし方は

 梅雨入りした途端天気のよい日が続き「空梅雨」が心配されましたが、どうやら今日から数日間は梅雨らしい天気が続きそうです。とはいえ、沖縄地方では相当な豪雨で被害も出ている様子。心からお見舞い申し上げます。何事もほどほどがよいようです。
 さて、そんな中今日はブロック別集会が開かれました。本日より美郷町合同での修学旅行に出発した8年生が不在のため後期ブロックは中止となりましたが、前期ブロックは3年生の発表、中期ブロックは6年生の修学旅行の報告を行いました。

【前期ブロック集会】
 11年間という幅の広い美郷北学園ですから、子どもたちに具体的な話をする場合はこのブロック集会を活用しています。今日は、梅雨時期の室内での過ごし方についてもブロック長の井上愛先生からご指導いただきました。具体的には、

という「当たり前6か条」に示されています。4月以降、前期ブロックのきまりとして大切にされてきたものですが、今一度しっかりと理解し「実践」できるようになりたいものです。

英会話科授業研究会

 本日、美郷町教育委員会の主催による「英会話科授業研究会」を本校で実施しました。美郷町は、平成22年文部科学省から「教育課程特例校指定」を受け、町内すべての学校で「英会話科」を実施しています。コミュニケーション力を高めることを目的に、「話す・聞く」ことを重視した指導を推進しています。毎年この時期に、新しく町内に赴任した小学校の先生方と中学校英語科の先生を対象にしたこの「英会話科」の研修会が行われています。
 本日は、8年生の授業を見ていただきました。教室入り口には、いつものように子どもたちからのメッセージが掲げられていました。

今日の授業は、過去形や過去進行形を用いた自作のプレゼンテーションを紹介する内容でした。
 授業は、中学部英語科の井上敬康先生とALTのDavid先生が行いました。もちろんオールイングリッシュです。外国の土地や動物、音楽、スポーツなど自分の好きなものを伝えることを目的に、パソコンを使ってジェスチャーや笑顔をそえて一生懸命に取り組んでいました。

 次期学習指導要領からの小学校での教科化にともない改善すべき課題が山積ですが、教育委員会はもちろん中学部教員(特に井上先生)の協力を得て取り組んでいきたいと思います。「忙しい人間に仕事は回ってくる」といいますが、県の学力向上推進委員でもあり、あちこちで発表等が予定されている井上先生ですが、よろしくお願いします。

【井上敬康(いのうえ のりやす)教諭】

6月に入りました

 早いもので、新学期から2か月。1学期も折り返しに入りました。今年は梅雨入りが例年よりも遅れているようですが、週間予報を見るとそろそろなのかな・・・と思います。夏のような日差しもしばらくはお預けでしょうか。それでも、梅雨は農作物にとっては欠かせないもの。学校周辺の水田では田植えの準備が急ピッチで進んでいますし、農家の畑にもかぼちゃや茄子など露地物の苗が元気に育っているいるようです。
 ところで、花の栽培に関しての本校の課題は花壇が少ないということです。元々中学校(北郷中)の校舎を改築して造られているため、学級園や観察園などが不足していたのですが、情操教育を進める上で花壇は欠かせません。これまでプランターを活用して何とか対応してきたのですが、撒水等の管理が大変でした。「何とかならないものか・・・」と徳田技術員をはじめ事務室の先生方と検討してきました。その結果、「ないなら造ろう」と立ち上がった事務室トリオです。
 まずはじめに、玄関脇にテストピースを並べて、わずかな広さながら立派な花壇ができあがりました。
 続いて中庭にも素晴らしい半円形の花壇が登場です。
 3人の素晴らしい点は、熟慮の上決断したら速攻でとりかかるフットワークのよさです。いろいろな知恵を出し合って、よりよいものをつくり出そうとするところです。今回の花壇も、スペースを考慮して半円形のステキなものができました。もちろん教育委員会の了解もしっかりと得ています。

 アイデアもさることながら、見事に仕上げる技術も目を見張ります。学校においでの際は、ぜひご覧ください。また、事務室トリオに一声かけていただければ幸いです。
 これからの夏の花がとても楽しみです。ありがとうございました。

【事務室トリオ】 左から 西副主幹 徳田技術員 日髙主事

修学旅行あれこれ

 5月24日(水)から26日(金)までの3日間、美郷町内3校の小学校合同での修学旅行に行ってきました。美郷町では、道路事情や活動内容等を考慮して、通常の1泊2日を2泊3日に延長して修学旅行を実施しています。前日までの天気予報があまりよくなく、雨が心配されたのですが、1日目の活動の一部(吉野ヶ里遺跡)で小雨に降られただけで、2日目以降は暑すぎるくらいの好天で、全員よく日焼けをして帰ってきました。
 1日目は、新幹線乗車体験(熊本駅~新鳥栖駅)と吉野ヶ里遺跡の見学、佐賀県立宇宙科学館の見学でした。

 吉野ヶ里遺跡は、大規模な遺跡だけにじっくりと時間をかけて学習させたいのですが、移動時間との兼ね合いでわずか1時間足らずの見学でした。その後の宇宙科学館も同様で、素晴らしい施設と内容に対して時間が不足しました。限られた時間を有効に活用するためにも、次年度は少し工夫が必要です。

 2日目は、今回の修学旅行の中でも重要な位置付けをした1日でした。

 まず初めに「平和学習」です。長崎原爆平和公園で平和祈念セレモニーを行った後、原爆資料館を見学しました。同世代の子どもたちの犠牲について、真剣に考える姿が見られました。自分たちの果たさなければならない「平和の遵守」についてじっくりと考えるよい機会となりました。

 また、3校合同で作製した「折り鶴」を資料館におさめさせていただきました。

 その後、長崎駅前で「美郷町PR活動」を行いました。
町や自作のパンフレットを配りながら、長崎県民や観光客の皆さんに美郷町の特産物や観光地を宣伝しました。はじめはなかなか大きな声が出なかった子どもたちも、時間が経つにつれ積極的になりました。ふるさと美郷を堂々と語る姿は、見ていて頼もしいものでした。相手に「聞いていただく姿勢と言葉遣い」が今後の課題となりそうです。
 その後の班別自主研修は、長崎駅前からグラバー園までをそれぞれの班の計画に沿って路面電車を使って移動しながら行いました。途中昼食も自分たちで考えてとるようにしましたが、事前にインターネットで検索してお目当ての食事を楽しんだようです。

 3日目は、グリーンランド(熊本県荒尾市)で半日楽しく遊びました。天気にも恵まれ、所期の目的を十分に達した修学旅行でした。日程や行程等検討課題も多くみつかりました。次年度に向けて改善していきたいと思います。
 2日目のホテルを出発する際に、ホテルの担当の方に「こんなに礼儀正しく、きまりを守る生徒さんは初めてでした。そのことをぜひお家の方や先生方にも伝えてください。」とほめていただいたことが、今回の旅行のすべてではなかったでしょうか。ご指導いただいた先生方に深く感謝申し上げます。

地産地消・美郷の日

 今日16日(火)は、「地産地消・美郷の日」です。毎日おいしい給食で、子どもたちも大満足なのですが、今日は特別な日です。山の幸にあふれているここ美郷町ですが、旬の味はまた格別です。最近では、農業技術の進歩で一年中いろいろな食材が食べられるようになりましたが、やはり季節の味は大切にしたいものです。特に学校給食においては、「食文化を学ぶ」という点からも重要なものといえます。地域でとれた新鮮な食材を、地域の方の手で調理していただき、できたてをいただく。何と幸せなことでしょう。
 さて、今日のメニューは・・・
【麦ごはん 美郷野菜のそぼろ煮 なめこ汁】
でした。「あつあげ、とうふ、たまねぎ、しいたけ」が北郷産です。写真を見ただけでおいしさが伝わってくるのではないでしょうか。和のテイストに心も体も癒されます。
 生産者の皆様、調理員の皆様、栄養教諭の黒木先生、ごちそうさまでした。とてもおいしかったです。幸せです。

パワーアップタイム

 本学園の学力向上対策の一つに「パワーアップタイム」があります。学習内容の基礎基本の定着を目的に、朝の活動時間を利用して小学部・中学部ともに一斉に実施しています。
 できる限り習熟度別の個別指導を行っています。指導者も学級担任だけでなく、副担任(小学部も副担任制を採っています)や管理職も参加し、全職員体制で臨んでいます。

 わずか20分程度の時間ではありますが、子どもたちのウィークポイントを克服するために、学習指導部の計画のもと少しずつ効果を上げています。

 中学部では個別指導を充実しています。(写真左は国語科の指導の様子)
 また、中学部教員による「一部教科担任制度」を導入していることから、このパワーアップタイムでも、小学部児童に中学部教員が指導を行っています。(写真右は中学部理科教員による6年生の指導の様子)ここにも、「全員体制による学力向上」があらわれています。

 なお、いよいよ受験の年を迎えた9年生(中3)は、同時間帯に「セミナー」による徹底指導を行っています。朝から先生方の気合いの入った声が校舎内に響く美郷北学園です。

1か月が過ぎました

 新学期から1か月。大型連休中も大きな事故やけがの報告がなく、ほっとひと安心でした。それでも、連休明けの子どもたちはどことなく疲れている様子です。(大人も同じかもしれませんが・・・)せっかく身に付いた学校生活のリズムを少しでも早く取り戻してほしいものです。
 さて、メディアの報道では、北海道で30度を超える暑い日が記録されるなど、春を通り越したような陽気が続いているようです。大雨や冷夏など、今後の社会生活に影響が出ないことを祈るばかりです。
 学園では、そうした様子とは裏腹に、春の花が満開です。

 技術員である徳田先生の渾身の作品が、校内の至る所で見られます。先日は、「とてもきれいですね。しばらく鑑賞させてください。」と通りすがりの方が立ち寄られました。
 
 PTAニュースでご紹介した田島さんにご寄贈いただいたチューリップは、今年も見事な花を付けました。子どもたちも、花壇やプランターの風に揺れる花々を見て、どことなくうれしそうです。

 移動教室の際には、「次の授業もがんばってね!」と励ましているかのようです。

 もちろん、読書活動推進を図る本学園では、図書の紹介とともに美しい花も添えられています。子どもたちの豊かな情操の育成にも大きく寄与している花たちです。

小学校合同修学旅行

 5月に入りました。週末は、初夏を通り越して夏を思わせるほどの陽気でした。そういえば、昨年も春の暖かさを味わうことなく一気に夏を実感したことを思い出します。これも異常気象なのでしょうか。
 さて、美郷町では4年ほど前から町内の3小学校が合同で修学旅行に出かけています。本年度も5月24日(水)から26日(金)までの2泊3日で予定されています。通常よりも1日長い旅行です。今日1日(月)は、全児童が田代小学校に集合して「事前学習会」を行いました。

 自己紹介をした後、行程や準備物、平和学習の在り方、集団行動の仕方、保健面等の指導を行いました。また、生活班の班編制や役割分担等について班ごとの打ち合わせも行いました。
 せっかくの機会ですので、3校の26名全員と友達になれるよう引率の先生方もきめ細かな配慮をしています。安全で学習効果が深まる楽しい旅行になるよう、準備をしっかりとしたいものです。

 なお、主な行程は以下のとおりです。
①24日(水)1日目
 美郷町→新幹線乗車体験(熊本~鳥栖)→吉野ヶ里歴史公園→佐賀県立宇宙科学館→ホテル(長崎市泊)
②25日(木)2日目
 ホテル→長崎原爆資料館・平和公園→長崎駅前(美郷町PR活動)→班別自主研修(長崎市内)→ホテル(熊本泊)
③26日(金)3日目
 ホテル→グリーンランド→美郷町
 2日目の長崎市での平和学習と美郷町PR活動が大きな取組となります。PR活動では、手作りのパンフレットを手渡しながら道行く人に美郷町を紹介する計画です。同様の取組は、中学2年生が同じ合同修学旅行(京都市)でも行っています。活動時間は、10時15分から11時までの予定です。お近くにお住まいの方やその時間に長崎駅前においでの方は、ぜひお立ち寄りいただき激励していただければ幸いです。
 修学旅行の様子は、後日ご報告いたします。

異学年交流活動

 本学園の特色ある活動の一つが、幼稚園生から9年生までの全学園生で行う異学年交流活動です。全学年を縦割り班にした「じぃ~ぞ班」がその母体。「じぃ~ぞ」とは地域の宇納間地蔵尊の「お地蔵様」が由来だとか。
 本日、そのじぃ~ぞ班の顔合わせ会を行いました。

 一人一人自己紹介をした後、第1回目の活動である「歓迎遠足」(5月2日実施予定)に向け、気持ちを高めました。歓迎遠足では、じぃ~ぞ班対抗のウォークラリーが計画されています。チームワークが大切ですが、さてさて中学生がうまく幼稚園生までをリードできるか・・・。とても楽しみです。

初めての参観日

 今日22日(土)は、今年度第1回の学園参観日を実施しました。幼稚部から中学部までの一斉参観日です。小学部のみや中学部のみの参観日も設定していますが、年間に数回地域の方もお招きしてのオープンスクール形式での全校参観日です。
 新学期が始まっての初めての参観日。子どもたちは少し緊張気味でしたが、どの学年も落ち着いた参観授業を行っていました。授業は、幼稚園が「制作」活動を、小学部は全学年「国語」を、中学部は7年生が「数学」8年生が「道徳」9年生が「学級活動」をそれぞれの教室にて行いました。
 
8年生の教室入り口には、こんなプレートが掲げてありました。
 参観授業の後学級懇談会、そしてPTA総会が開催されました。宮本教頭先生と宇都宮教頭先生の下準備とPTA役員の皆様のご協力により、予定されていた審議がすべて滞りなくなされました。
 校長の学校経営ビジョン説明においては、次の3つをお願いしました。
① 宮崎県が目指す「日本一の読書県」実現に向けての家庭読書(家読)の充実
② 学力向上のための家庭学習の場づくりと見届け
③ 親の背中で語るキャリア教育の推進を目指すPTA活動への積極的な参加協力
 美郷北学園PTAとして3年目を迎えます。活動が定着し、美郷北PTAならではの取組ができますよう、現会員はもとよりOBの皆様もご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

朝の光景

 新学期が始まって2週間が経ちます。
 幼稚部、小学部、中学部のそれぞれが、落ち着いた雰囲気で過ごした2週間でした。小学部1年と7年(中学部1年)でのプロブレムやギャップは、一貫校の本学園ではまず見られません。上級生の姿をしっかりと見る機会が日常的に多くあるからでしょう。何はともあれ、好調なスタートに胸をなで下ろしているところです。
 ところで、本学園の特色ある活動の一つに「JRC活動」があります。アンリ・デュナンの遺志を受け継いだ「青少年赤十字」の取組です。本学園では、基本的にはボランティア活動に重点を置いていますが、毎朝のボランティア清掃もその一つです。
 朝、登校した子どもたちから順に箒を手に手に教室前の廊下や渡り廊下、玄関先をはいたり、ペットボトルに水を汲み植木鉢やプランターの花に散水したりと、自分にできるボランティアに取り組みます。個人の時間がなかなかとれない中で、子どもたちには定着してきた活動です。キャリア教育を標榜する本学園では、勤労精神も大切に育てたいと考えています。

美郷の恵みに感謝

 今日17日(月)の給食は、「地産地消献立・美郷の日」でした。これまでもこのコーナーでご紹介してきましたが、毎月1回地域の食材をふんだんに使ったうれしいメニューが立てられます。子どもたちも職員も大変楽しみにしている給食です。
 さて、今日のメニューは・・・

【じとっこの炊き込みごはん 牛乳 きびなごフライ スナップえんどうのマリネ あおさ汁】
でした。美郷産の食材は、地頭鶏、豆腐、スナップえんどう、椎茸でした。中でもスナップえんどうは、北郷産で最近生産者が力を入れている作物の一つだそうです。時代とともに消費者の好みに合わせて、多様な作物作りにチャレンジしていらっしゃる農家の皆様には感心するばかりです。
 今日もおいしい給食に感謝します。ごちそうさまでした。

全学園生がそろいました。

 昨日12日(水)に「入学式」を、本日13日(木)には「入園式」を実施しました。
 新1年生13名と幼稚園ほし組(年中組)7名が新しく仲間入りし、全学園生105名となります。5年生と6年生に転入があったため、うれしい「複式学級解消」が実現されました。幼稚園2学級、小学部7学級(うち特別支援学級1)、中学部3学級の12学級でのスタートとなります。職員は、幼稚部4名、小学部16名、中学部14名、調理員6名の40名の大所帯となります。全職員で子どもたちを支援していきたいと思います。

【新1年生 入学式】

【ほし組 入園式】
 4・3・2のブロック制を採っている本学園では、ほし組と新1年生の入園・入学式のみを行っています。7年生(新中1年生)は、中学部の制服を着て新1年生と入学式に手をつないで入場しました。校長式辞の中で全体へのお披露目をしましたが、新しい気持ちで臨めたようです。

【新7年生と学級担任、副担任】入学式の後で記念写真。
 本年度の職員(業務の都合上、調理員を除く)です。平均年齢42歳の勢いと実力のある充実したスタッフです。心強いばかりです。全職員「一丸」となって開校3年目にチャレンジしていきます!

平成29年度がスタートしました!

 今日4月10日(月)は、美郷町公立小中学校の始業の日でした。
 子どもたちは、体育館に登校した後事前指導を受けて「新任式」「始業式」に臨みました。ほし組(幼稚園年中)と新1年生がまだそろっていませんが、全員そろうと105名の全学園生となります。新任式では、新しくおいでいただいた先生方をご紹介しました。

小学部教頭 宮本 一郎 先生(宮崎市立清武中学校から)
中学校体育 原口 朗 先生(宮崎市立本郷中学校から)
中学校理科 原口 亜希子 先生(宮崎市立宮崎西中学校から)
中学校国語 加治屋 慶史 先生(川南町立唐瀬原中学校から)
栄養教諭 黒木 亜紀 先生(綾町立綾小学校から)
 このほか、広島大学教育学部を卒業されたばかりの 時松 尚也 先生の合計6名の先生方です。お一人お一人に新任のご挨拶をいただきました。
 引き続き、始業式を行いました。

 3名の代表児童生徒が新学期の抱負を発表した後、ブロックリーダーとなる4年生・7年生・9年生の紹介が行われました。自分たちの果たすべき役割をしっかりと自覚し、「がんばろう」という意欲にみなぎっています。頼もしい限りです。

 校長講話では、1年間の目標をしっかりともつこととその実現に向けた具体的な手立てを準備し実行すること(構えをもつこと)を話しました。また、学園の教師と子どもたちの合い言葉である「気風創造」を今年も目指すこと、そのサブテーマに「わたしたちが創る理想の学園」を添えたことを伝えました。
 開校3年目を迎えた美郷北学園です。保護者や地域の皆様、全国でご活躍のOBの皆様のご期待に添えるよう、全職員一丸となって邁進して参ります。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。