2016年6月の記事一覧
自信
中総体地区大会を1週間後に控えた先週末は、土曜日が高原中と、日曜日が本郷中・本庄中との練習試合でした。最後の調整は、この一年間とても御世話になった高原中と本郷中と一緒にやりたいという気持ちから、無理を言ってお願いし、その後本庄中から連絡をもらったという形です。両日通して、榎原中は、もちろん課題もありましたが、ほぼ完璧な内容で、地区大会に向けて万全の調整をすることができた2日間となりました。本当にありがとうございました。
土曜日は午前中が試合形式、午後は合同練習で行いましたが、特に午後からの練習は、両チームでペアを組み、コミュニケーションをとりながらの練習を行うことができ、お互いにとてもいい刺激になったのではないでしょうか。その後のフォーメーション練習も、自分のチームだけではできない練習だったので、両チームともぜひこの練習の成果を地区大会で発揮し、今度は県大会に向けてまた一緒に練習をさせていただきたいと思います。
日曜日は3チームで練習試合を行いましたが、それぞれカラーが違うチームだったので、とてもいい練習になりました。本郷中はテーマをもって試合に臨んでおり、午前中はうまく合わない部分があったものの、午後からはしっかりと自分たちの形が作れていました。本庄中とは3連敗した正月合宿以来でしたが、相変わらず訓練されているとてもいいチームでした。本庄中は榎原中と似た状況で、まずは県大会出場を勝ち取るために全力を尽くしているところだと思うので、お互いに良い報告ができることを願っています。
そして決戦が数日後にせまった現在、もうできることは限られているので、どうすれば自分たちのもっている力を出すことができるか、つまり、どれだけ集中できるかをテーマに練習をしています。そして、バレーボールの中で、最も集中力を必要とするのが、サーブとレセプションだと思います。それは、プレーする前に準備をする(考える)時間が多くあるからです。
この中のレセプションでの集中について考えてみると、
①相手のサーバーについて…サーバーの心理状態、これまで打ってきた得意なコース、目線や身体の向き、トスの上がり方など
②自分のチームについて…レセプションフォーメーション、セッターの位置、スパイカーの攻撃など
③相手チームについて…ブロックの位置、レシーバーの位置、切り返しからの攻撃など
④自分について…心理状態、できることの確認、できなかった場合の対処など
⑤その他…点数やセットカウントなどの状況、照明などの環境など
ざっとこのようなことが判断材料として考えられ、そしてその中でベストだというプレーを決断することで、その1プレーに集中して取り組むことができるのだと思います。
こうやって見てみると、やることがたくさんあって大変なようにも思えますが、このようなことは、点を取るために、勝つためにどうすればよいかを考えれば自然とできることです。決断が遅かったり、何も考えずいつも通りやったり、目の前のことに行き当たりばったりな対応をしたりしてしまうと、すべてが後手後手に回ってしまいます。
このようなプレーが、福島中や佐土原中、そして昨年の三股中などは当たり前にできています。これらのチームに共通することは、圧倒的な技術や豊富な経験を背景とした自信(余裕)があるということです。榎原中にはこれらのチームのような圧倒的な技術や豊富な経験はありませんが、信念をもって、どこにも負けない準備をしてきた自信があります。
先日、来る地区大会に向けて、3年生全員が気合いの入った髪型にしてきました。すべてを自分たちの目標に捧げ、目の前のことだけに集中する、そんな意気込みが感じられ、これまでの彼らとは違う、断固たる決意を感じることができました。
すべては学び
すべては準備
すべてに感謝
あと3日間、今の最高の状況をさらにレベルアップさせて、大会に臨みたいと思います。
土曜日は午前中が試合形式、午後は合同練習で行いましたが、特に午後からの練習は、両チームでペアを組み、コミュニケーションをとりながらの練習を行うことができ、お互いにとてもいい刺激になったのではないでしょうか。その後のフォーメーション練習も、自分のチームだけではできない練習だったので、両チームともぜひこの練習の成果を地区大会で発揮し、今度は県大会に向けてまた一緒に練習をさせていただきたいと思います。
日曜日は3チームで練習試合を行いましたが、それぞれカラーが違うチームだったので、とてもいい練習になりました。本郷中はテーマをもって試合に臨んでおり、午前中はうまく合わない部分があったものの、午後からはしっかりと自分たちの形が作れていました。本庄中とは3連敗した正月合宿以来でしたが、相変わらず訓練されているとてもいいチームでした。本庄中は榎原中と似た状況で、まずは県大会出場を勝ち取るために全力を尽くしているところだと思うので、お互いに良い報告ができることを願っています。
そして決戦が数日後にせまった現在、もうできることは限られているので、どうすれば自分たちのもっている力を出すことができるか、つまり、どれだけ集中できるかをテーマに練習をしています。そして、バレーボールの中で、最も集中力を必要とするのが、サーブとレセプションだと思います。それは、プレーする前に準備をする(考える)時間が多くあるからです。
この中のレセプションでの集中について考えてみると、
①相手のサーバーについて…サーバーの心理状態、これまで打ってきた得意なコース、目線や身体の向き、トスの上がり方など
②自分のチームについて…レセプションフォーメーション、セッターの位置、スパイカーの攻撃など
③相手チームについて…ブロックの位置、レシーバーの位置、切り返しからの攻撃など
④自分について…心理状態、できることの確認、できなかった場合の対処など
⑤その他…点数やセットカウントなどの状況、照明などの環境など
ざっとこのようなことが判断材料として考えられ、そしてその中でベストだというプレーを決断することで、その1プレーに集中して取り組むことができるのだと思います。
こうやって見てみると、やることがたくさんあって大変なようにも思えますが、このようなことは、点を取るために、勝つためにどうすればよいかを考えれば自然とできることです。決断が遅かったり、何も考えずいつも通りやったり、目の前のことに行き当たりばったりな対応をしたりしてしまうと、すべてが後手後手に回ってしまいます。
このようなプレーが、福島中や佐土原中、そして昨年の三股中などは当たり前にできています。これらのチームに共通することは、圧倒的な技術や豊富な経験を背景とした自信(余裕)があるということです。榎原中にはこれらのチームのような圧倒的な技術や豊富な経験はありませんが、信念をもって、どこにも負けない準備をしてきた自信があります。
先日、来る地区大会に向けて、3年生全員が気合いの入った髪型にしてきました。すべてを自分たちの目標に捧げ、目の前のことだけに集中する、そんな意気込みが感じられ、これまでの彼らとは違う、断固たる決意を感じることができました。
すべては学び
すべては準備
すべてに感謝
あと3日間、今の最高の状況をさらにレベルアップさせて、大会に臨みたいと思います。
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集中
以前、“強い気持ちとは”(http://cms.miyazaki-c.ed.jp/4225/htdocs/index.php?key=joj2xvizw-133#_133)で集中についてはまとめているのですが、大事な一戦を目の前にして、まだまだチームとしての雰囲気が上がってこず、集中力がいまいちである場面が多くあります。
そこでいろいろ悩んでいたところ、脳科学者の茂木健一郎さんの“この法則でゾーンに入れる!-集中「脳」のつくり方”という本を見つけました。スポーツだけではなく、ビジネスや勉強などについてもたくさんの理論や方法が書いてあります。
集中力というものは誰もがもっている。そして集中している状態というのは、一般的に思われているような1点のみに集中している状態ではなく、心身ともにリラックスしている状態で、何かをしている自分と、それを客観的に見ている自分を同時に感じているときは、うまく集中できている状態である。この集中力は意思決定によってなされるので、何に集中するか、何を捨てるかを判断する「決断力」を養うことが大切である。
集中している状態は、ゾーンに入っている状態とも言われ、誰もがその経験をしている。例えばゲームをしていたり、音楽を聞いているときはゾーンに入っている状態である。このゾーンに入るカギとなるものに、「フロー理論」がある。これは課題とスキルが高いレベルで一致し、集中しているけれどもリラックスしていることである。トップアスリートがなぜ集中できるのかは、「オリンピックやメダルを目標とすることではなく、その競技ができる喜びや幸せを感じる」からである。積極的に行動して幸せを得る、その自主性がフローの状態を生み出していく。
集中力を高めるためには、何事も「お祭り」のように、楽しみながら集中力を磨く、脳を普段とは違うモードに入れる、つまり自分で自分を盛り上げることが大切である。その際、ルールと報酬を明確にするとよいが、その報酬を決めるのは自分である。自分のやりたいことを思い描くことは、何に集中するかを決める意味でとても重要なことである。また、失敗をする状況下であればあるほど、集中力をうまく働かせることができるようになっていく。つまり、緊張を楽しむ経験が集中力を高めるためのひとつの方法である。
集中力がある人は、ガットフィーリング、簡単に言うと直感や第六感のことで、「何となくこうしよう」と感じるようなときに、ある種の確信がある。周辺視野が広く、本質をしっかりと見抜いており、持てるものを全てひとつのことに投入することができる。また、優先順位の意思決定ができる人は、集中することが簡単であり、どんなことにも惑わされずに、1つのことに集中することが、結果としてやがて大きな身を結んでいく。そして自分自身が集中する環境は、結局は習慣の蓄積でしか整っていかない。集中する能力は、集中する対象を切り替える能力とも関係している。
以前のエントリーで、集中力とは記憶力で量ることができるという一応の結論を出しましたが、あらためて集中力について様々なことを知ることができました。
そして、結局は自分自身でしっかりと考えて、その物事に対して真摯に取り組み、楽しむことができているかということが大切だと思いました。
すべては学び
すべては準備
すべてに感謝
チームのために、支えて下さるすべての方々のために、そして自分のために。魂を込めて日々の生活を送ってほしいと思います。
そこでいろいろ悩んでいたところ、脳科学者の茂木健一郎さんの“この法則でゾーンに入れる!-集中「脳」のつくり方”という本を見つけました。スポーツだけではなく、ビジネスや勉強などについてもたくさんの理論や方法が書いてあります。
集中力というものは誰もがもっている。そして集中している状態というのは、一般的に思われているような1点のみに集中している状態ではなく、心身ともにリラックスしている状態で、何かをしている自分と、それを客観的に見ている自分を同時に感じているときは、うまく集中できている状態である。この集中力は意思決定によってなされるので、何に集中するか、何を捨てるかを判断する「決断力」を養うことが大切である。
集中している状態は、ゾーンに入っている状態とも言われ、誰もがその経験をしている。例えばゲームをしていたり、音楽を聞いているときはゾーンに入っている状態である。このゾーンに入るカギとなるものに、「フロー理論」がある。これは課題とスキルが高いレベルで一致し、集中しているけれどもリラックスしていることである。トップアスリートがなぜ集中できるのかは、「オリンピックやメダルを目標とすることではなく、その競技ができる喜びや幸せを感じる」からである。積極的に行動して幸せを得る、その自主性がフローの状態を生み出していく。
集中力を高めるためには、何事も「お祭り」のように、楽しみながら集中力を磨く、脳を普段とは違うモードに入れる、つまり自分で自分を盛り上げることが大切である。その際、ルールと報酬を明確にするとよいが、その報酬を決めるのは自分である。自分のやりたいことを思い描くことは、何に集中するかを決める意味でとても重要なことである。また、失敗をする状況下であればあるほど、集中力をうまく働かせることができるようになっていく。つまり、緊張を楽しむ経験が集中力を高めるためのひとつの方法である。
集中力がある人は、ガットフィーリング、簡単に言うと直感や第六感のことで、「何となくこうしよう」と感じるようなときに、ある種の確信がある。周辺視野が広く、本質をしっかりと見抜いており、持てるものを全てひとつのことに投入することができる。また、優先順位の意思決定ができる人は、集中することが簡単であり、どんなことにも惑わされずに、1つのことに集中することが、結果としてやがて大きな身を結んでいく。そして自分自身が集中する環境は、結局は習慣の蓄積でしか整っていかない。集中する能力は、集中する対象を切り替える能力とも関係している。
以前のエントリーで、集中力とは記憶力で量ることができるという一応の結論を出しましたが、あらためて集中力について様々なことを知ることができました。
そして、結局は自分自身でしっかりと考えて、その物事に対して真摯に取り組み、楽しむことができているかということが大切だと思いました。
すべては学び
すべては準備
すべてに感謝
チームのために、支えて下さるすべての方々のために、そして自分のために。魂を込めて日々の生活を送ってほしいと思います。
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