部活動

2015年7月の記事一覧

カウントダウン

 いよいよ明日で1学期が終了し、県大会まで残り3日となりました。県大会を控えた最後の3連休は、土・日は練習試合で最終確認をし、月曜日はその修正練習をしました。

 土曜日は、榎原地区体育館に福島中に来ていただき、試合を通しながらいろいろと確認をしました。福島中は裏エースとキャプテンがようやくプレーできる状態になっており、前回より随所にいいプレーが見られました。11セットやって結果は全勝でしたが、やはりつまらないミスが多く、まだまだ甘さがプレーに出てしまう内容でした。新チームでまだ基本練習ばかりでフォーメーションもままならない時期に、わざわざ榎原に来ていただき、調整を手伝ってくださった福島中の方々にしっかりと感謝をし、南那珂地区の代表として堂々とプレーしてほしいと思います。

 日曜日は、鹿児島市の西紫原中にうかがって練習試合をさせて頂きました。西紫原中のY先生に無理を言ってお願いしたのですが、朝の出迎えから昼食の準備、そして最後の見送りまでとても手厚い歓迎を受けました。
 練習試合のほうも休みなくずっと試合をやらせていただき、
鹿児島県1位の西紫原中に3敗、鹿児島県ベスト8の吉野東中に4勝、鹿児島市代表の清水中に4勝1敗という結果でした。すべてのチームに対して、相手に合わせることなく、県大会を意識して裏ローテの強化や、戦術面での約束事を意識して臨んだ割にはまずまずの結果だと思います。

西紫原中との試合では、23-25、23-25、19-25というスコアでしたが、1・2セットとも23-23からミスで連続失点して敗れてしまいました。前回の木花中戦と同じで、接戦で終盤に持ち込んでも、相手のギアが一段上がったときに、もともとの自力の差やそれまでの消耗によって食らいつけずに終わってしまいます。どうしてもこのレベルの相手とのゲームとなると、お互い崩し崩されで、ラリーが続くことが多くあります。そうなると高さのない榎原中はなんとかレシーブを上げることはできるのですが、つなぎがうまくいかず、スパイクを打ちきれずにラリーを取られてしまいます。その後も粘り強く一生懸命プレーを続け、なんとか23-23までこぎつけるのですが、そのころには疲れ切ってしまい、あと一歩およばないという感じです。

 このあと一歩を越えるためには、コースを限定するブロック力、どんなボールもセッターに入れるレシーブ力、難しいボールもスパイカーに打たせきるトス力、どんなボールも相手コートにたたきこむスパイク力というバレーボールに必要なすべての“技”を上げなければなりません。また、最後まで消耗しないような持久力や、強いボールを打ちきったり止めたりするパワーや高さといった“体”も必要です。これらの能力は、当然あと3日で大幅に上げることができるものではありません。
 しかし、この4つの力を総合的にアップさせることができる力があります。それが“心”です。チームを少しでも楽にさせたい、チームのために少しでも力になりたい、このチームで少しでも長くバレーを続けたいなど、個人ではなくチームを思う気持ちが高まれば、これらのすべての足りないところをカバーしてあまりあるプラスが生まれてくると思います。

 これは、特に3年生の2人のいままでのバレーに対する取り組みが問われています。YとIの代がどのような榎原中バレー部をつくり上げることができたか。それが問われる3日間になると思います。3連休の最終日は、昨年のキャプテンと副キャプテンが忙しい合間をぬって練習にかけつけてくれました。これまでの榎原中の伝統や先輩たちの思いを引き継ぎつつ、自分たちの代オリジナルの榎原バレーを発揮できるように、あと3日過ごしてほしいと思います。


0