日誌

日々徒然

NRT

今日は、国語と英語のNRTが行われました。明日は社・理・数となっています。

NRTとは、「Norm-Referenced Test」の略で、集団基準準拠テストとも言われます。

このテストは、全国の多くの学校が行っているため結果の信頼度が高く、全国と比べて自分がどの位置にいるかを相対的に確認することができます。

また、小問ごとの分析表もあるため、自分の具体的につまずきのポイントが分かります。しっかりと結果を分析することで、どこを補充すればよいかなど、次の学習に活かすことができます。

教師にとっても、指導効果が上がったか、指導方法が適切だったかなどを確認することができますので、次の授業改善につなげることができる大切な情報となります。

結果が戻ってくるのは6月上旬頃です。

 

ちなみに、「NRT」で検索すると、成田国際空港がヒットします。(私の検索エンジンの場合です)

そのため、今回の内容について詳しく知りたい場合は「NRTテスト」と入力するとヒットします。「頭痛が痛い」と同じですが・・・。

ところで、英語では「Narita International Airport」だから、NITではないのかと思いますが、 空港コードがNRTだからのようです。

なぜNRTなのか気になるので、ChatGPT3.5に尋ねてみたところ、答えの1つに「"NaRiTa"から3文字を取ったものかもしれません。」というのがありました。

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入室の掟

先週1年生が、オリエンテーションで校内見学をしていました。

職員室前では、先生から「○年の□□□□です。△△先生に用があってきました。入ってもよろしいですか」という職員室へ入るための言い回しを習っていました。

自分が中学や高校生の頃は、何も考えずに呪文のように言っていた気がします。社会に出てから使うための練習と思っていました。

しかし、一般社会ではカウンターがあり、そこまで行けば誰かが対応してくれますし、部屋に入室する際はノックし「失礼します」と言う程度です。

大人が、中学生のように「自分の名前+相手の名前+入ってもよろしいでしょうか」を言う機会はあまりないと思います。

 

ある中学校で教務主任をしていたとき、教育委員会の指導主事に書類をもっていかなくてはならなくなりました。

初めての教育委員会だったのでドキドキしながら向かいました。

部屋の前に来たのですが、たくさんの方が黙々と忙しそうに業務に集中していました。緊張感の漂う入ってはいけない雰囲気に何と言えばいいのか言葉が浮かびません。しかも担当の方がどの席なのかもわかりません。

「どうしよう」と焦ってきます。

そこで出たのが、「○○中学校の中屋敷です。△△指導主事に用があってまいりました。よろしいでしょうか」でした。

当然、「何事だ?」と、一斉に皆さんの視線が向かってくる中、担当指導主事がニコニコしながら近寄ってきて文書を無事受け取ってもらえました。

冷静に考えたら、「△△指導主事はいらっしゃいますか」でよかったのですよね。失敗しました。

 

生徒が職員室に入るだけなのに、なぜ長いセリフが必要か。

職員室は個人情報であふれています。生徒の日記だったり、採点した解答用紙だったり、成績だったり、生徒に関する情報交換の話だったり。

「失礼します」だけで、職員が気づかないまま生徒が入室してしまうと、それらの情報に触れてしまう恐れがあります。

そういったことを防ぐためにも、この言い回しは重要です。

 

 

 

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実物

一日に1回は授業の見学をするようにしています。

今日は、2年生の理科を少し見学させてもらいました。

ちょうど、塩化銅の電気分解の実験中でした。

青い透明な水溶液に、炭素棒の電極を入れ、電源装置につないで電流を流します。

生徒達は興味津々で見ています。泡が出ていることに気づき、片方の極は茶色くなっているという声が上がります。

先生が、茶色いのは何でしょうかと問いましたが、迷っているのかすぐに答えません。

先生が「溶けている物質名を・・・」というと、生徒から「銅」という答えが返ってきました。

「プールの匂いがする」という生徒もいます。

実験の様子を目を輝かせながら確かめている生徒達の様子がとても印象的でした。実物を使った実験はそれだけで説得力があります。

今は、実験をしなくても動画でも確認することはできます。動画では、肉眼では不可能なくらい拡大したり、スローモーションやタイムラプスなどで速度を変えられたり、何度も繰り返し見ることができるなどの利点もあるので動画は動画の良さがあります。

しかし、匂いはわかりません。

実物の良さにはかないませんが、動画も、実際の実験と組み合わせ、動画にしかない利点を生かして学びを補完することにつなげられれは、その動画は実物ではありませんが、実物と変わりない価値があると思います。

難しい部分もありますが、生徒達には、まずはできるだけ実物に触れさせて欲しいと思っています。

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検食

校長の日常業務として、給食の検食があります。

東方地区にある給食センターから出発したトラックは、日によって若干異なりますが、おおよそ11時30分前後に中学校に到着します。

到着すると同時に、養護教諭先生と一緒にコンテナを受け取り、食缶等を取り出して準備完了です。

検食の盛り付けは自分でしています。食缶の全体の様子や漏れがないかを確認し、盛り付ける際にも、量や数、異物混入や変色などがないかをチェックします。

校長室に運んで実食となるのですが、一人で中身の確認をしながら食べるのが少し味気ないのが残念です。

そして、生徒が給食の準備を始めた頃に、教室に食器の返却に向かい、生徒達が手際よく配膳していく様子をしばらく眺めています。

そして、校長室に戻り、検食日誌を記入し押印するのが毎日のルーティンです。

この検食日誌のすべての点検欄の『適』に〇をするのが当たり前の状態なのですが、実はこれはすごいことです。

生徒や先生は毎回手洗いをしっかりやっています。

養護教諭の先生は、午前中にコンテナ室の周りや中の清掃等を行い、生徒の受け取りを誘導し、食器の返却を見届け、コンテナ車の積み込みを確認する業務を毎日行っています。

給食センターでは、毎日食中毒や異物混入の防止、アレルギーへの対応等をきめ細かに行っていただき、事故ゼロが続いています。

昔は何も考えずにおいしく食べるだけでしたが、今は多くの人の適切なかかわりがあって『何もない』が実現していることを実感します。

感謝感謝です。

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ひなたの学び

本日は第1回目の参観日でした。

参観授業後に、保護者の皆様に知徳体食の四分野について学校経営方針を説明しました。

特に重点事項として説明をしたのは、「学び方を身に付ける」「自己の強みを生かす」です。

自分に合った学び方を身に付けることが、基礎基本をしっかりと定着させ、学習への意欲を向上させ、学力向上につながると考えます。

学び方と言っても、生徒は一人一人個性が違います。

そのため、生徒が自分の持ち味に気づき、強みを知ることが、自分に合った学習への取り組み方を見つけ出すことにつながると思います。

県では、学びに向かう力を育む『ひなたの学び』を推進しています。学び方を身に付けることは、ひなたの学びを実現していくためのベースになる部分であると考えています。

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