お知らせ

活動の様子

聴覚・言語障がい教育研究部会 第2回研修会


1115日(金)に都城さくら聴覚支援学校で、研修会が行われました。

 

   授業見学 幼稚部から高等部まで

○ 視覚情報があふれる教室設営や廊下の展示物は、季節感満載でした。

○ 授業は1対1、少人数対1で行われ、一人一人に丁寧な指導がされていて、大変勉強になりました。

   研究発表 都城さくら聴覚支援学校 幼稚部 有川加奈子教諭

「障がい認識の視点からみた幼稚部段階における環境の設定や指導の在り方について~肯定的な自己像の発達を目指して~」
○   幼稚部から「障がい認識」の視点に基づいた指導が、段階的
   に行われていました。

○ 職員同士の共通理解を図るために文献の読み合わせやKJ法を用いての協議、保護者へのアンケートやエピソードの共有などを通して、研修を重ねられたとのことでした。

○ 幼児にとっては授業だけでなく生活すべてが学びであり、幼児と関わるすべての人が幼児の育ちに大きな影響を与える環境であるという考え方がまさに実践されていました。    

 

   講演 鹿児島国際大学 福祉社会学部福祉学科 蓑毛良助教授

    「聴覚障がい児の学力育成の基本となる構文指導について」

 ○ 「言葉の指導」の前に①全身のコントロールができているか②指が動くか③相手の動きを真似ることができるか④見分けることができるか⑤聞き分けることができるかなどについて指導者が把握することが大切であるというお話がありました。

 ○ 聴覚障がい児の指導は、本人の苦手なところからのスタートになる点が難しいこと、助詞、助動詞を聞き取れないことから生じる困難さもあるということを改めて認識しました。

 ○ 言語には伝達機能、思考機能、行動調整機能という3つの機能があることも詳しくお話しいただきました。

 ○ 今田真由美さんの著書「18歳 青春まっしぐら」が印象的でした。




令和元年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会

  

令和元年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会開催

 

期 日  令和元年 1018日(金) 10:00~16:00

   会 場  みやざき歴史博物館

 

  【研修内容】

 ① 45九州地区難聴・言語障害教育研究大会宮崎大会に向けて

     
  令和3年度に開催予定の宮崎大会の運営概要等の確認をしました。

② 専門部会、専門部会報告

 ③ 講 義 「子どものことばを支えるために大切にしたいこと」
   
            ~吃音を中心に~

    講師 国立特別支援教育総合研究所 
        上席総括研究員 牧野 泰美 氏

 

   

   『 吃音のある子どもは、担当者のまなざし(吃音観、世界観)
  を
通して、自分を見つめることになる。担当者が子どもと対話する
    で一緒に考えたり
学んだりすることが大切である。それが、自己肯定感
    や立ち直る力を高める
ことにもつながる。』 など、
  様々な視点から吃音について多くのことを学ぶことができました。 

 

④ 令和2年度九難言大分大会レポート検討・・・吃音指導について

⑤ 難聴・言語障がい通級指導教室の指導、経営についての情報交換 

九州地区難聴・言語障害教育研究会


 令和元年7月29日~7月30日、第43回九州地区難聴・言語障害教育研究会福岡大会が開催されました。

【1日目 7月29日(月) 福岡リーセントホテルにて】
 総会終了後、記念講演が行われました。
 【講師】九州大学病院耳鼻咽喉科 医学博士 菊池 良和 先生
 【演題】「吃音の合理的配慮を考える」

  吃音の合理的配慮の例を具体的に示しながらお話をされました。講演が終わると、質問の時間を設定していただき、会場に来ていた通級指導教室に通う子どもたちからの悩みや質問にも答える場面がありました。



 夜には、交流会が行われ、九州各県から参加した先生方と通級指導教室の現状について情報交換をすることができました。また、来年度研究会開催の大分県の紹介もありました。

  

 【2日目 7月30日(火)クローバープラザにて】
 5つの分科会に分かれ、提案や協議、ミニレクチャーが行われました。
 第1分科会では、宮崎県を代表して、都城市立明道小学校の関屋香代子教諭が発表されました。司会をえびの市立加久藤小学校の三浦弘子教諭が務められ、「構音に誤りのある子どもをどうとらえ、どう支援していくか」について活発に協議がなされました。




 記念講演や分科会、交流会において、教育実践の成果や課題をはじめ、各県の実態、菊池先生の貴重な話などを聴くことができ、有意義な2日間となりました。
 県内の先生方に報告するとともに、今後の指導に活かしていきたいです。

第1回 言友会 宮崎の「わ」の御案内

吃音 宮崎のつどい 
第1回 言友会 宮崎の「わ」の御案内

吃音のつどいのお知らせ
2019年8月3日(土)
宮崎県福祉総合センター 2階 セミナールーム
14:00~16:00
参加費200円
お問い合わせ・申し込み先:090-5083-1569(日高さん)
7月26日までに申し込みをお願いします。

宮崎県ことばを育む親の会総会及び交流会

交流を図ることができました
~宮崎県ことばを育む親の会レクリエーション~

令和元年7月15日、生目の杜 遊古館にて宮崎県ことばを育む親の会総会及び交流会が行われました。
午前中は、親子で土笛作りにチャレンジしました。でき上がった土笛にそっと息を吹き入れ、「鳴った。」と音の響きに耳を傾ける子どもたちもいました。

土笛作りの様子
午後は、宮崎県ことばを育む親の会総会、そして構音、吃音、聴覚に分かれた分科会で情報交換ができました。子どもたちは、体育館で玉入れや魚釣りゲームや的当てや作戦を立てて工夫する遊びなどを楽しみ、友だちの輪を広げることができました。
総会の様子子どもたちの交流
充実した親の会レクリエーションになりました。

宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第2回研修会


 令和元年6月28日(金)の午後、宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第2回研修会が、みやざき歴史文化館で行われました。

 【日程】
 ① 研修① 専門部会

 
 ② 研修② 全体会

 ③ 研修③ 平成31年度九難言福岡大会レポート検討
     第1分科会「構音」
     提案「構音に誤りがある子どもの指導~子どもができたと実感できる指導の工夫を通
         して~」
     提案者 都城市立明道小学校 関屋 香代子 教諭


  ④ 研修④ 令和2年度九難言大分大会レポート提案
      提案「吃音指導について」
      提案者 日南市立飫肥小学校 須崎 典子 教諭

 ⑤ 研修⑤ 情報交換


 【内容等】
  はじめに各専門部会を行い、全体会において今後の各部の実践内容について確認をしま
 した。特に、7月15日に行う「宮崎県こどばを育む親の会総会及び交流会」について細かい
 提案がありました

  次に、研修③では、7月29日・7月30日に行われる「九州地区難聴・言語障害教育研究
 会福岡大会」の第1分科会で発表する関屋香代子先生の発表内容について検討をしまし
 た。

  最後に、研修④では、令和2年度の「「九州地区難聴・言語障害教育研究会大分大会」の 
 第2分科で発表予定の須崎典子先生から、現段階で考えていることや悩み等を伺いまし
 た。

第1回学校代表者会・研修会


 令和元年6月28日(金)に「宮崎県特別支援教育研究連合 聴覚・言語障がい教育研究部会」が、みやざき歴史文化館で行われました。

 【日程】
 ① 開会行事

 ② 学校代表者会(総会)


 ③ 事例発表「赤江小学校ことばの教室 実践報告」
   発表者 吉本 聖子 教諭
       

  

④ 閉会行事 

  【内容等】
   学校代表者会では、平成30年度事業報告や決算報告及び監査報告、令和元年  
  度事業計画案審議等が行われました。

   事例発表では、赤江小学校吉本聖子先生から、実際に子どもと指導者のやりと  
  りをやって見せてくださったり、タオルを使った「犬のマスコット」の作り方を  
  教えてくださったりと、アイデアいっぱいの実践内容を教えていただきました。  
  すぐにやってみたくなる実践ばかりでしたので、先生の実践を参考に明日からの 
  指導に活かしたいと思いました。

宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第1回研修会

 令和元年5月16日(木)に「宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第1回研修会」がみやざき歴史文化館にて行われました。
 
 【研修日程】
 ① 開会行事

 ② 総会

 ③ 講義「これからの特別支援教育と難聴・言語障がい通級指導教室」
   講師 宮崎県教育研修センター 教育支援課 教育相談担当  
      後藤 あらた 指導主事  
   
    

 ④ 講義「構音指導の実際」
   講師 元富田小学校 ことばの教室担当 山下 優子 先生

   

 ⑤ 専門部会
  
  【内容等】
  午前は、宮崎県教育研修センターの後藤あらた指導主事からご講義いただきまし    
  た。通級による指導に関する国の最新の動向や県の動向についてお話を伺うことが  
  できました。
  
  午後からは、長年本県のことばの教室にてご活躍されていた山下優子先生から、 
  構音指導について具体的な内容を演習を交えながら伺うことができました。自分 
  の教室に通う児童のことを想いながら講義を受け、より一層自分自身の専門性を高 
  めていかなければと思いました。
  
  専門的な内容や実践にふれることができ、有意義な一日を過ごす事ができまし  
  た。

第5回研修会


   第5回研修会

   平成31年2月22日(金)に、第5回研修会が行われました。
   今年度最後の研修会では、1年間の実践をまとめる実践事例集の作成と発表や、来年
  度に向けて各専門部会、全体会を行いました。
   実践事例の発表では、言語発達遅滞、構音指導、吃音等の内容に合わせて小グループ
  を作り、これまでの実践について発表し合いました。小グループで行ったことで、具体的な
  指導について詳しく話を聞くことができました。
  各専門部会では1年間の反省をまとめ、全体会では来年度に向けての引継ぎを行いまし
  た。来年度からは、2021年の九州地区難聴・言語障がい教育研究会宮崎大会に向けて
  の活動も始まります。
   この1年の研修を通して先生方と学んだことを生かし、子ども達と共に成長していきたい
  と思います。
  

第4回研修会

 平成30年12月20日(木)に、「宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第4回研修会」が、みやざき歴史文化館にて行われました。
 
 【研修日程】
  ① 開会行事

  ② 専門部会及び報告会
 
  ③ 平成31年度九難言福岡大会レポート検討
     「構音に誤りがある子どもをどうとらえ、どう支援していくか」
       ~子どもがで実感できる指導の工夫をめざして~
       都城市立明道小学校 ことばの教室  関屋 香代子 先生

  ④ 講義 「通級指導教室の指導の在り方」
     講師 国立特別支援教育総合研究所情報・支援部主任研究員 滑川 典宏 氏

  ⑤ 閉会行事

 午前中は、明道小学校の関谷先生の九難言福岡大会のレポート検討を中心に研修を行いました。[ス・ツ・ザ・ズ・ゼ・ゾ]音に置換があり、サ行・ナ行に歯間化構音の見られる児童に対する構音指導ついての報告でした。指導の実際の「主体的に構音改善の練習を行うための指導の工夫」や「構音の改善を促すための指導の工夫」を中心に活発な質疑応答が行われました。

 午後からは、「通級指導教室の指導の在り方」と題して、国立特別支援教育総合研究所情報・支援部主任研究員 滑川典宏先生による講義がありました。「宮崎県の難聴・言語障がい教室の先生方が担当者として大切にしていることは何ですか」という問いかけから始まり、「自分が通級に来て良かったこと」等ご自身の体験談を交えながら、支援に関わる教師にとって必要な子どもの多様な見方や子どもに向けるまなざしの大切さ、子どもへの関わり方について教えていただきました。途中休息を挟み、3時間30分あまりという長時間でしたが、内容の濃さからアッという間に過ぎてしまった気がします。
 今日の講義で学んだことを、さっそく実践で生かしていきたいと思います。 
 滑川先生、本当にありがとうございました。