お知らせ

活動の様子

宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会 第4回 研修会

令和6年2月9日に宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第4回研修会が実施されました。

 

1 発表検討会


 来年度、九難言沖縄大会で発表される竹田先生が、第5分科会「連携」で発表される「理解ある環境をつくるために~担当者としてできること~」の原稿を発表されました。
 児童の学習環境をより良いものにしていくため、より良い指導体制を作っていくために、竹田先生が実践されたことをまとめていらっしゃいました。宮崎県内に、構音訓練について相談できる場所が少ないことが問題であると言う点が浮き彫りになりました。参加した先生方から、アドバイスがたくさん出されました。さらにブラッシュアップされた発表になることと期待されます。

また、再来年度、九難言熊本大会で発表される南郷小学校の上村先生も、発表内容について構想を話されました。竹田先生の発表のように、充実したものになると思われます。

2 資料集作成


 「きこえ・ことばの教室資料集」を作成しました。それぞれの会員が、実践をした資料を持ち寄って、資料集を作成しました。先生方がそれぞれ普段から使われている資料ですので、大変実践的で、役に立つものばかりでした。冊子にした後、それぞれの資料をもとに、テーマごとにグループ協議を行いました。言語障がい通級指導教室の担当者は少ないため、貴重な情報交換の場となりました。

3 専門部会及び全体会


 それぞれの専門部会ごとに今年度を振り返りました。それぞれの業務内容を洗い出し、来年度に向けて引き継ぐ準備を進めました。全体会では、それぞれの部会から出された検討事項について話し合いました。全体での話合を通して、共通理解をしながら会を運営していくことができました。

 今回で、今年度、計画していた研修会のすべてを終了しました。次年度は5月の下旬に1回目の会を開く予定です。今年度も事務局をはじめ会員の皆さんのご協力で、実りのある研修を実施できました。次年度も、共に学び合い、高め合う機会となるよう会員の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

令和5年度第3回宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 研修会

令和5年12月7日(木)に、宮崎県立図書館にて、第3回研修会を開催しましたので、研修内容についてお知らせいたします。

 

【  研修① 全難言及び九難言大会報告会 】

○ 全難言埼玉大会発表者 明道小学校 春山 咲希子教諭

  全体会、分科会での発表や講義、また、オンデマンドの内容についてまとめた資料をもとに報告してくださいました。全体会で、宮崎県教育委員会作成のユニバーサルデザインの視点を取り入れた『「分かる!」「できる!」学校全体で取り組む授業の土台づくりハンドブック』の紹介があったそうです。

 

○ 九難言長崎大会発表者 小林小学校 三浦 弘子教諭

 三浦先生は欠席のため、大会に参加された竹田先生より報告がありました。多様なニーズに応えるための支援を生かした連携について、内容、プレゼンと素晴らしく、とても分かりやすいと好評だったとのことです。

 

 お二人の先生方、当日の発表、発表までの準備と大変お疲れさまでした。ありがとうございました。

 

【 研修② 九難言沖縄大会 発表検討会 】  

 発表者 川南小学校 竹田 泰代教諭

 事前のZOOM会議で、「つなぐ」ために必要なことを整理するとわかりやすくなるのではないか、という意見が出されたとのことでした。その意見を取り入れた今回の発表は、とても分かりやすいものになっていました。今回の検討会では、子どもの姿が見たい、連携を受けたことによってどう感じたか、変わったか、言葉や感動が伝わるとよい、とのアドバイスがありました。

 竹田先生、お疲れさまでした。

 

【 研修③④ 講義 】

 「難聴・言語障害教育担当者として大切にしたいこと」

     国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員 牧野 泰美先生

  

 牧野先生の穏やかでユニークな語りに引き込まれ、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。「子どもたちの自己肯定感を支えるものとは」「気持ちを重ね合わせることができるコミュニケーションの時間」など通級指導担当として本当に大切なことを考える時間でもありました。通級指導担当として、これでいいのだろうか、この子のためになっているのだろうかと悩むことも多い日々ですが、先生のお話は明日からの励みにつながるものであり、これからの指導・支援に活かせる多くの学びがありました。ありがとうございました。

 

【 研修⑤専門部会・全体会 】

 各専門部会で話し合い、その内容についての報告を行った後、全体会を行いました。              

 全体会では、長崎大会事務局からの提案を受け、九州各県で通級指導教室の学級数や担当者数等の実態が異なる中、「今後の九州大会はどうあるべきか」、「宮崎県としてはどうしていくか」について意見を出し合いました。

 また、来年度の本会の部会の体制の在り方についても、意見が交わされました。

 

第47回 九州地区難聴・言語障害教育研究会 長崎大会

 令和5年8月3日(木)~8月4日(金)に、長崎市民会館にて、標記の研究大会が行われました。

 大会主題は、「これからの難聴・言語障がい教育のあり方を考える ~子どもや保護者のニーズに応える支援や連携をめざして~」でした。

 令和2年度の大分大会以降、新型コロナウイルス感染拡大により開催中止が相次いだため、今大会は4年ぶりの参集型での開催となりました。

   

 

≪1日目 8月3日(木) 長崎市民会館(文化ホール)にて≫

 開会行事、総会終了後、記念講演が行われました。

  【演題】「もう迷わない!ことばの教室の吃音指導」

  【講師】九州大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 医師 菊池 良和 先生

  現在、アメリカ留学中の菊池先生ですが、長崎大会のために一時帰国されての今回の記念講演でした。

 吃音ドクターとして、ご自身の吃音体験やドクターとしての臨床場面での経験をもとにお話しいただきました。ご講演の中で沢山の情報提供をしていただきましたが、最後に、吃音指導におけることばの教室の意義ということで、「①吃音を“治す”のではなく、“うまく付き合う”ことを学ぶ」「②話すのが不安・恐怖となるため、“つまっても言いたいことを言う”ことを支援」「③保護者に吃音のリスクマネジメント・合理的配慮の知識を持たせる」というまとめ(Take home message)で締めくくられました。

 

 講演会終了後は各県代表者会、夜には交流会があり、九州各県の現状について情報交換を行う場となりました。

 

≪2日目 8月4日(金) 長崎市民会館、長崎市男女共同参画推進センター(アマランス)にて≫

 「構音」「吃音」「言語発達」「聴覚」「連携」の5つの分科会に分かれ、提案や研究協議、助言者によるレクチャーが行われました。

 そのうち、第5分科会「連携」では、本県を代表して、小林市立小林小学校の三浦弘子教諭が「多様なニーズに応えるための支援体制を生かした連携」というテーマで、吃音とコミュニケーション障がいのある子どもの事例をもとに、宮崎県及び小林市や校内の支援体制を生かした連携について提案発表をされました。司会は、えびの市立飯野小学校の鶴留陽子教諭でした。

 研究協議では、他の課題をあわせもつ子どもをどのように支援していくかについて、活発な協議が行われました。就学前からのサポート、校内支援体制づくり等に関する各県それぞれの取組を知る機会となりました。

 

 

 また、今回の長崎大会では、CD-ROMが配布されました。難聴・言語の指導に関する手作り教材や学級経営についての参考資料が集録されています。県内の先生方と情報共有すると共に、今後の指導に活かしていきたいと思います。

 

 

 来年度の研究大会は全国大会と同時開催で、沖縄県にて行われます。分科会では、本県からも提案発表を行う予定です。来年度も充実した会となることが期待されます。みなさんも、参加されてみませんか?

 【期日】令和6年8月9日(金)~8月10日(土)

 【会場】那覇文化芸術劇場 なはーと

令和5年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第2回研修会

令和5年6月30日(金)に、新富町総合交流センターにて第2回研修会を開催しました。

 

1 【発表検討会①】  

   第5分科会  「多様なニーズに応えるための支援体制を生かした連携」

                     発表者 小林市立小林小学校 三浦弘子先生

 第47回九州地区難聴・言語障害教育研究会長崎大会(8月3,4日)で発表される内容について最終確認を行いました。これまで検討を重ねてきたため、実践内容がより精選され、聞いた方々に三浦先生の思いが伝わる内容になっています。

2 【発表検討会②】

   第5分科会 「その子の笑顔を未来へとつなぐために ~ 担当者としてできること~」

                     発表者 川南町立川南小学校 竹田 泰代先生

 次年度開催の九州地区難聴・言語障害教育研究会沖縄大会で発表されます。子ども達への支援と関係機関とのつながりを丁寧に説明していただきました。今後はより充実した支援を行っていくとのことでした。

 

 お二人の先生方、大変おつかれさまでした。

3 専門部会及び協議

  各専門部で集まり、今年度の計画について再度、確認や共通理解を図りました。

4 【講話】

  「難聴・言語障がい通級の在り方」

                  都城さくら聴覚支援学校 指導教諭 高橋 尚樹先生

 聴覚障がいについて、専門的な内容をわかりやすくお話していただき、大変勉強になりました。昨年度に続き、今回も宮崎県立さくら聴覚支援学校と宮崎県立しろやま支援学校(聴覚部門)が来てくださり、補聴器の体験等を行うことができました。体験を通して聴覚に困難さがある児童の気持ちにより近づくことができたように思えます。

 

5 全体会・情報交換

 各専門部で話し合った内容を全体で共通理解しました。また、次年度に向けて各部の編成等について話し合いを行いました。

 

 今回の研修も、今後に生かせる多くの学びがありました。児童の思いに寄り添いながら、よりよい指導、支援につなげていきたいと思います。

 

 

 

 

 

令和5年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第1回研修会

令和5年5月26日(金)に、新富町文化会館にて第1回研修会を開催しました。

 

1.【令和5年度総会】

  昨年度の事業報告、決算報告・監査報告、本年度の事業計画、予算などについて議事を行いました。

 

2.【発表検討会①】

  第52回 全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会全国大会

  第55回 全国情緒障害教育研究協議会全国大会埼玉大会     

  第2分科会「構音障害」に関する指導・支援

   「ことばで表現することが上手なAさんから学んだ自己肯定感を高める構音指導」 

                       都城市立明道小学校 春山咲希子先生

   特別支援教育総合研究所で学んだことを元に取り組んだ内容です。子どもとの心のつながりを大切にした関り 

  方や構音指導を丁寧に説明してあり、先生の思いがあふれた発表になっています。

 

3.【発表検討会②】

  第47回九州地区難聴・言語障害教育研究会長崎大会

  第5分科会 家庭・親の会・関係機関 との連携

   「多様なニーズに応えるための支援体制を生かした連携」

              小林市立小林小学校 三浦弘子先生

   吃音とコミュニケーション障がいの事例を通して、地域の支援体制や校内支援体制を生かした内容です。通級

  担当者として、多様化しているニーズに、柔軟な見方や考え方と調整力をもって、子どもや保護者を中心にした

  連携を大切に取り組まれています。

     

4.専門部会及び協議

   今年度、最初の専門部会なので、今後の方針や計画など、一堂に会して協議し、意思疎通を図ることができて

  良かったです。

 

 今年度も、この会を通じて、通級担当者同士や他機関との連携を図るとともに、専門性の高い研修によって、通級担当者としての資質の向上を目指していきたいと思います。

 

令和4年度宮崎県 難聴・言語障がい研究会 第5回研修会

2月14日に研修会を行いました。

 

◎ 研修① 講義

 

前々回に続き、全難言協より言語聴覚士の西田立郎先生に宮崎、県、教育研修センターにおいでいただき、講義をいただきました。

具体的な指導方法や参加者を子どもに見立てた模擬授業を通して、実際の指導の様子をお伝え下さいました。

さらに、個別に相談をかけてくださる時間を設けてくださいました。

詳しいお話を聞く機会をいただき、大変参考になる充実した時間でした。

 

◎ 研修②③ 九難言発表検討会

 

令和5年度は長崎県、令和6年度は沖縄県で九州難聴・言語障がい教育研究会が行われます。

発表者となっている小林小学校の三浦先生と川南小学校の竹田先生が研究発表についての経過をお知らせ下さいました。

 実態に基づいた大変詳しい発表になりそうです。

 

◎ 研修④ 実践事例集の製本

それぞれの先生方がされた実践についてまとめた実践事例集を作成しました。

実践を持ち寄り、それぞれの知識を共有化し、よりよい難聴・言語障がい教育を進めていけるよう、研修を深めていきたいと思います。

 

◎ 研修⑤ 専門部会、全体会

専門部会では、それぞれの専門部がこれまで実践してきた事を集約し、全体で共通理解を図りました。

来年度に向けて、今年度の実際の成果と課題を明らかにすることができました。

 

今回は、宮崎県立都城さくら聴覚支援学校と宮崎県立しろやま支援学校(聴覚部門)の先生方が参加し、きこえの教育相談を受けてくださいました。

きこえの教育相談は、随時受けてくださるそうです。

連絡先は、県北と県南、それぞれ次の通りです。

◯ 宮崎県立都城さくら聴覚支援学校

(宮崎市、都城市、小林市、えびの市、日南市、串間市、東諸県郡、西諸県郡、北諸県郡)

★電話番号 0986-22-0685

◯ 宮崎県立延岡しろやま支援学校(聴覚部門)

(延岡市、日向市、西都市、西臼杵郡、東臼杵郡、児湯郡)

★電話番号 0982-29-3715

令和4年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第4回研修会

新富町総合交流センターで、研修会を行いました。

 

 

研修①講義「構音指導の実際」講師 山下 優子先生

前回の講義に続き、構音指導の技術を伝授してくださいました。

前回の研修で出た質問に答えてくださり、大変充実した研修となりました。

出席者の指導技術のひきだしが増えたのではないかと思います。

  

研修②全難言発表検討会

明道小学校の春山先生の発表内容について検討しました。

言語障がい通級指導教室担当1年目から3年目の先生のためになる具体的な実践内容でした。

 

研修③九難言発表検討会

小林小学校の三浦先生の発表内容について検討しました。

「子どもや保護者の多様なニーズに応えるための支援体制を生かした連携」について、具体的な事例を挙げながら紹介してくださいました。

 

④専門部会、全体会、グループ協議

各専門部で集まって、それぞれの担当業務について話し合いました。

最後に全体で進捗状況について確認し、最後に全体で進捗状況等について確認しました。

令和4年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会

 令和4年10月27日(木)、宮崎県教育研修センターにて、第3回研修会が開催しました。今回は、言語聴覚士の西田先生を講師に迎えての講義が行われ、とても実りある研修会となりました。

 

①    講義  「きこえ・ことばの教室の指導について」

   初心(はじめ)のいっぽ、もういっぽ  ~心を育てる構音指導~

        講師  元埼玉県白岡市立篠津小学校教諭  言語聴覚士  西田 立郎先生

    講義では、指導者としての心の在り方や音作りの指導法について、実際の指導の映像を交えながら、とても分かりやすくお話してくださり大変勉強になりました。事前のアンケートにも、ユーモアを交え一つ一つ丁寧に答えてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。 西田先生が繰り返し仰られていたしっかりと定着するまでは「進まない勇気」、定着しないと感じたら「戻る潔さ」の合い言葉が心に残りました。何とか改善したいと気持ちが焦り、ついつい先々に進みたくなってしまいますが、一音ずつしっかり練習していくことの大切さを痛感しました。また、正しい構音を導くテクニックや舌の操作をしっかり見ることなど指導者としての技能や技術を高めることの必要性も実感しました。この講義で学んだことを生かし、今後の指導・支援に励んでいきたいと思います。

   講義の続きを動画で挙げてくださるとのこと、とても有難いです。しっかり勉強させていただきたいと思います。

 

②    発表者検討会

 ・全難言埼玉大会発表者: 明道小学校  春山 咲希子先生

 春山先生は、初任の時の迷いや悩み、Aさんとの出会いを通して学んだことについてまとめた内容を発表されました。 Aさんに対して、段階を追って丁寧に指導された内容や様子を詳しくまとめられていました。

 

 

 

 ・九難言長崎大会発表者: 小林小学校  三浦 弘子先生

 三浦先生は、子どもや保護者が安心できる支援体制づくりと関係機関との連携について発表されました。検討会では、通級教室担当と特別支援教育コーディネーターの立場での支援の在り方が話題に挙がりました。

 

 

 

 お二人の先生方、大変お疲れさまです。次回は、お二人の先生方の発表検討会が主な研修内容となります。

 

 ③    専門部会、全体会、情報交換

 最後に、各専門部で話し合い、これまでの活動や今後の動きなど必要な事項を確認しました。

 

 今回の研修では、今後に生かせる多くの学びがありました。きこえ及びことばの教室担当者として、今後の指導・支援につなげていきたいと思います。

 

 

令和4年度 第24回 宮崎県特別支援教育研究連合研究大会

 令和4年7月29日(金)、令和4年度第24回宮崎県特別支援教育研究連合研究大会が開催されました。今回も「サテライト式オンライン研修」で、午前の部が児湯るぴなす支援学校が主体の講演、午後の部が各障がい種別に分科会講演等を行いました。

【午前の部】                 

 講演 「次への意欲につなげるために」

 講師 香川大学教育学部教授 香川大学教育学部附属坂出小学校・付属幼稚園校園長 

                                    坂井 聡 氏

 講演では、「障害とは何?」という問いに対して考えることから始まり、「発達性協調運動障

害」の状態を実際に行うことで、児童の困難さ、教師側の支援の仕方を改めて考えさせられまし

た。児童の考えや苦手さ等を把握し、環境を整えて参加・活動につなげていくこと、教師が様々

な視点・技術をもち、児童の意欲を高めていくことの大切さを再認識する内容でした。

演習

【午後の部】

 講演 「難聴・言語障がい教育における子ども理解や子どもとの関わり、子どもを支える教室

     運営の在り方」

           講師 国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員 牧野 泰美 氏

  きこえ、ことばの教室における指導・支援の視点について具体的に話がありました。通級指

 導教室担当者として「どうあればよいのか」「どう関係をつなぎ、深めればよいのか」といっ

 た、担当者としての在り方を改めて考えさせられました。これからも「一緒に考える、学ぶパ

 ートナー」として、児童と共に成長していきたいと感じる内容でした。 

  今回の研修で学んだことを生かし、今後もきこえ及びことばの教室担当者の資質向上を目指

していきたいと思います。


 

 

 

 

 

令和4年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第2回研修会

 

 令和4年6月24日(金)、新富町総合交流センター内生涯学習センターにて、第2回研修会を開催しましたので、お知らせいたします。

 

 5月にあった第1回研修会は、「サテライト式オンライン研修」だったので、一堂に会しての研修は、今年度初でした。

  内容は、以下の通りです。

① 講義「構音指導の実際」 講師:山下 優子氏

 講義では、発語器官の名称や構音点、教育相談の時の検査方法、また、さ行や側音化構音障がいなどの指導の具体的な手技や観察のポイントを丁寧に教えていただきました。演習では、参加者全員の舌の形や呼気の出し方を、チェックしてくださいました。初めて言語の通級を担当する先生だけでなく、参加者全員にとっても、すぐに指導に生かせることが多く充実した研修となりました。

      

② 専門部会

  研修部、広報部、連携推進部、調査統計部、事務局に分かれて協議し、全体会で報告しました。

 

③ グループ協議

 グループ協議では、吃音の指導や支援についての協議を行いました。また、他市町村の情報を得ることもできたので、とても良い情報交換の場となりました。

 

 今後も、通級に通う子どもさんに寄り添い、こまやかな指導・支援ができるように、きこえ及びことばの教室担当者の資質向上を目指していきたいと思います。

令和4年度宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第1回研修会

 令和4年5月27日(金)に、第1回研修会を開催しました。

 今回は、新型コロナウイルス感染拡大が懸念されている状況にあることから、地区ごと(県央/県北/県西/県南/児湯・日向・入郷)にサテライト会場を設けての「サテライト式オンライン研修」となりました。オンラインで行うのは今回が初の試みでしたが、会もスムーズに進み、今後に繋がる試みとなりました。昨年度、一昨年度は新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた会もあり、限られた回数しか研修会を開くことができませんでしたが、今後はオンラインでの研修も選択肢の1つとなりました。

 

 午前中は、総会や専門部会の引き継ぎを行いました。昨年度の経過報告、本年度の活動計画、引継事項について協議しました。

 

 午後は、令和4年度第46回九州地区難聴・言語障害教育研究会鹿児島大会の分科会で提案予定のレポート発表がありました。

 ● 発表者:宮崎市立小戸小学校 教諭 矢動丸 博子

      「通常の学級に在籍する聴覚障がいのある子どもへの対応

       ~子どもや保護者の思いに寄り添った支援体制や環境整備について~」

 今年度の鹿児島大会は誌上発表となったため、今回が対面での最終発表の場となりました。矢動丸先生の様々な取組を通して、それぞれの通級で関わっている難聴児の事例や、啓発授業についてなど、意見交換も行われました。まとめとして、いろいろな子どもたちの教育的ニーズに応えるためには、担当者自身がコーディネーターとなり、いろいろな方たちと繋がりながら、いろいろな方の力を借りることが大事なのだということを再認識したところでした。

 

 最後に、専門部会・全体会で今年度の方針について協議した後、閉会となりました。

 

 今年度も、この会を通じて、様々な方々との繋がりを深め拡げていくと共に、より一層の専門性の向上を目指したいと思います。

              

令和3年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第4回研修会

    師走を迎え、冬本番の季節となりました。
 12月10日(金)に第4回研修会を、新富町総合交流センターで行いました。
全員参加できたことを喜び合いました。内容は、以下の通りです。
 ① 講義「きこえの教室、ことばの教室における言語指導について」
                           講師 山下 優子氏

   講義では、構音指導、その前に!、側音化構音の具体的指導、その構音の誤り
  があ場合の指導について、初担当者はもちろん、全参加者から「なるほど。その
  ように指導すれば、改善できるんだ。」等、即実践に移せる指導法をわかりやす
  く熱心に教えて頂きました。
② 令和4年度 九州鹿児島大会発表原稿検討・・・第4分科会「難聴障害」
                       発表者 矢動丸 博子(小戸小)
  「通常の学級に在籍する聴覚障害のある子どもへの対応」
   ~子どもや保護者の思いに寄り添った支援体制や環境整備にについて~
   発表者から提案があった後、質問・協議等活発に検討がなされました。
③ 専門部会、全体会、情報交換
 
 今回の研修が、予定通り無事実施できたことに感謝しつつ、2月に予定している最後の研修会も行われることを願っています。
研修会の様子宮崎大会要項の活用

令和3年度第3回宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 研修会

令和3年10月8日(金)新富町総合交流センターにおいて、第45回九州地区難聴・言語障害教育研究会宮崎大会実行委員会および研修会を行いました。 


 午前中は、誌上発表になりました九難言宮崎大会の振り返りやまとめ、引継ぎ事項について話し合いました。完成しました大会要項を読む時間も設定され、各県の提案者の取組をとおして、今後の指導に役立つヒントをいただきました。また、午後からは、令和4年度の九難言鹿児島大会の発表についての簡単な説明や、各専門部会等を行いました。
 ことば・きこえの教室の担当者が集まって会を開くことができるか心配でしたが、無事に開催できて、多くの情報を得ることができた有意義な会となりました。

 


令和3年度宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 研修会の開催

令和3年6月25日(金)に研修会を開催することができました。
新型コロナウイルス感染症の予防のために、一堂に会しての研修会は久しぶりでした。
新富町総合交流センター内生涯学習センターは会場も広く、約30名の会員が新型コロナウイルス対策を十分行った上で安心して研修に取り組むことができました。
九州地区難聴言語障害教育研究会宮崎大会実行委員会、県難言研総会や専門部会について、共通理解を図りながら進めることができました。
延岡市立恒富小学校のことばの教室担当者による実践報告も参考になるものでした。
本年度も、充実した研修で、きこえ及びことばの教室担当者の資質向上を目指したいと考えています。
研修会の様子

九州地区難聴・言語障害教育研究会に向けて


 
 令和2年10月22日、西都原考古博物館において、「第45回 九州地区難聴・言語障害教育研究会宮崎大会第3回実行委員会」と「令和2年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会」が行われました。

 午前中は、令和3年7月29日~7月30日に行われる九難言研宮崎大会に向けて、各専門部からのこれまでの報告と今後の見通しについて話し合いました。
 午後は、九難言研宮崎大会の発表原稿(言語発達)について検討を行いました。
 
 コロナ感染拡大予防を考えながらの大会準備となるため、これまでと違ったことも考える必要がありますが、少しずつ準備を進めています。

宮崎県難聴・言語障がい教育研究会研修会

全体会

  午前中は、令和2年度宮崎県特別支援教育研究連合聴覚・言語障がい教育研究部会
第1回 学校代表者会・研修会が行われました。本年度の取り組みの話合いや吃音についての研修を行いました。
  午後は、宮崎県難聴・言語教育研究会の総会、令和3年度第45回九州地区難聴・言語障害教育研究大会宮崎大会の準備及び情報交換でした。難聴・言語障がい教育に関わる専門性のある研修を深め、日々の指導に生かしていきたいと思います。
  新型コロナウイルス感染予防のため配慮行った上での研修会でした。

宮崎県難聴言語障がい教育研究会 第5回研修会

令和2年2月14日(金)みやざき歴史文化館で宮崎県難聴言語障がい教育研究会 
第5回研修会が行われました。

1) 第45回 九州地区難聴・言語障害教育研究会 宮崎大会に向けて 
 令和3年度に開催される九州地区難聴・言語障がい教育研究会 宮崎大会の第2回運営委員会、第3回実行委員会を行いました。



全体会の後、組織ごとに分かれ、今後の取組について具体的に話し合いました。

2)グループ協議
 各校のきこえとことばの通級指導教室で作成・活用している文書や様式(理解啓発文書や自立活動の個別の指導計画等の様式、学級担任等との連絡ノート、引継文書等)をもとに5つのグループに分かれ、情報交換および協議を行いました。各校での取組を共有したり、課題解決に向けてアドバイスし合ったりすることで、今後の指導支援の充実に繋がる機会となりました。

3) 令和2年度 九難言研 大分大会発表レポート検討
 「吃音のある自分と向き合う児童」にどう向き合うか
   ~人と人をつなぐ あたたかく しなやかに かろやかに~ 
   日南市立飫肥小学校 須崎 典子 教諭



 令和2年度 九州地区難聴言語部会 大分大会で発表するレポートの検討を行いました。須崎先生の想いがたくさん詰まった取組をよりよい形にしようとみんなで意見を出し合いました。

4) 専門部会、全体会、情報交換

本研修会で利用させていただいていたみやざき歴史資料館が本年度で閉館するということで、名残惜しさを感じつつ、それぞれが帰路につきました。

令和元年度 宮崎県難聴言語障がい教育研究会 第4回研修会

 令和元年度 宮崎県難聴言語障がい教育研究会 第4回研修会 開
    令和元年  12月 6日(金)  みやざき歴史文化館

1) 第45回 九州地区難聴・言語障害教育研究会 宮崎大会に向けて 
 午前中は 令和3年度に開催される九州地区難聴・言語障がい教育研究会 宮崎大会の
第1回運営委員会、第2回実行委員会を行いました。

全体会の後、組織ごとに分かれ、具体的に今後の取組について話し合いました。

2) 講義「どもる子どもたちとの対話」  鹿児島市立 名山小学校 溝上 茂樹先生
 午後からは、鹿児島市立名山小学校で言語通級指導教室を担当されている溝上茂樹先生の講義をうかがいました。
「変えようと思わない、へえ、そういうこともあるんだという子ども自身の気づきとあいまいさを大切にしたい」という、子どもたちとの対話を重視される先生の実践にたくさんのことを学びました。
「吃音キャラクター」「メッセージボード」参考書籍のご紹介など、学級に取り入れたいヒントをたくさんいただきました。

 講義の後も、先生の前に会員が集まり、熱心なお話が続きました。

3) 令和2年度 九難言研 大分大会発表レポート検討
4) 専門部会、情報交換

宮崎市言葉の教室グループ学習

宮崎市ことばの教室 第3回グループ学習
 宮崎市のことばの教室では、吃音のある子どもたちや保護者を対象として、年に5~6回「グループ学習」を計画しています。友だちと活動したり話し合ったりすることで、自己を理解し、自信をもつことができ自己肯定感を高めることをねらいとしています。
自己紹介の様子すごくすごろく
 第3回目のグループ学習は、「なかよく遊んで友だちをつくろう。」をめあてに、じゃんけん列車、自己紹介「もし100万円持っていたら・・・」、たこつりゲーム、「すごくすごろく」を行いました。
 振り返りカードには「一位になれなかったけど楽しかったです。」「みんなとしゃべれてよかったです。」「グループの人と会話ができてうれしかったです。」など友だちどうしが交流できたことや話し合いができたことへの感想がありました。
 今回は、宮崎言友会の日高さんも参加されて交流できました。これから、人と人との輪が広がっていくことをみんなで楽しみにしています。

聴覚・言語障がい教育研究部会 第2回研修会


1115日(金)に都城さくら聴覚支援学校で、研修会が行われました。

 

   授業見学 幼稚部から高等部まで

○ 視覚情報があふれる教室設営や廊下の展示物は、季節感満載でした。

○ 授業は1対1、少人数対1で行われ、一人一人に丁寧な指導がされていて、大変勉強になりました。

   研究発表 都城さくら聴覚支援学校 幼稚部 有川加奈子教諭

「障がい認識の視点からみた幼稚部段階における環境の設定や指導の在り方について~肯定的な自己像の発達を目指して~」
○   幼稚部から「障がい認識」の視点に基づいた指導が、段階的
   に行われていました。

○ 職員同士の共通理解を図るために文献の読み合わせやKJ法を用いての協議、保護者へのアンケートやエピソードの共有などを通して、研修を重ねられたとのことでした。

○ 幼児にとっては授業だけでなく生活すべてが学びであり、幼児と関わるすべての人が幼児の育ちに大きな影響を与える環境であるという考え方がまさに実践されていました。    

 

   講演 鹿児島国際大学 福祉社会学部福祉学科 蓑毛良助教授

    「聴覚障がい児の学力育成の基本となる構文指導について」

 ○ 「言葉の指導」の前に①全身のコントロールができているか②指が動くか③相手の動きを真似ることができるか④見分けることができるか⑤聞き分けることができるかなどについて指導者が把握することが大切であるというお話がありました。

 ○ 聴覚障がい児の指導は、本人の苦手なところからのスタートになる点が難しいこと、助詞、助動詞を聞き取れないことから生じる困難さもあるということを改めて認識しました。

 ○ 言語には伝達機能、思考機能、行動調整機能という3つの機能があることも詳しくお話しいただきました。

 ○ 今田真由美さんの著書「18歳 青春まっしぐら」が印象的でした。