お知らせ

活動の様子

宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第4回研修会

  令和8年2月6日、新富町総合交流センター「きらり」にて、宮崎県難聴・言語障がい研究会(通称:県難言)の最後の会が開催されました。昭和46年の創立以来、長年にわたり活動を続けてきた本会の閉会にあたり、参加した教職員からは、これまでの歩みを振り返りつつ名残惜しさを感じる声が聞かれました。今後は、さらなる「親睦・連携」を図ることを目的に、令和8年度から『みやざき難聴・言語障がい教育研究会』として新たな一歩を踏み出します。会員相互の課題解決に向けた情報交換を深めながら、宮崎県における難聴・言語障がい教育の一層の充実と振興を目指して活動していきます。

 

【情報交換会】

 今回の情報交換会は、分野別・地区別・地区ミックスの3つのパターンで構成され、多くの先生方が幅広く交流できるよう工夫されていました。分野別の情報交換では、「吃音」「促音化構音」「言語発達」「難聴」「その他」に分かれ、それぞれ自分の実践と比較・検討しながら話を聞くことができました。指導実践の具体的なアイデアや悩みへの解決のヒントが示され、「学校に戻ったら試してみよう」という意欲が高まったという声も聞かれました。どの分野においても高い専門性が求められるため、日々の指導の中で悩みを抱えることも少なくありません。今回の情報交換会では、活発な意見交換を通して互いに励まし合い、参加者が元気をもらえる有意義な時間となりました。

 情報交換の中では、教材・教具を具体的に紹介してくださった先生もおられました。下学年の児童にとってはより楽しく、上学年の児童にとっても遊びながら、いつのまにか構音練習を重ねることができる、工夫された絵本やカード、おもちゃなどが紹介されました。多くの先生方が実際に手に取って確認しながら熱心にメモを取る姿が見られました。

 

 

 

 

 

 

 

【全体会・専門部会】

 令和8年度から発足する『みやざき難聴・言語障がい教育研究会』の新体制について、提案および説明が行われました。来年度以降は、県央地区の小学校が事務局を担当し、その他の専門部については2年ごとの輪番制とすることが確認されました。また、全難言・九難言との連絡窓口は宮崎小学校が担当することとなりました。

 

 

宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第3回研修会

 9月26日(金)に、新富町総合交流センター「きらり」で第3回の研修会が行われました。

 夏休みが終わって、約1カ月、ほとんどの小学校では残暑厳しい中、運動会の練習が始まったころです。

 暑さにバテバテの私達研修メンバーでしたが、1年に1回しかお姿を見られない牧野泰美先生のお話が聞けることを楽しみに集まりました。

研修の主な内容は

① 吃音者の理解の講話(国立特別支援教育総合研究所 牧野泰美先生)

② 九難言熊本大会発表報告(上村先生・春山先生)

③ 九難言熊本大会各県代表者会報告(宮崎小 牧野校長)

④ 「令和8年度以降の本会の運営について」(宮崎小 牧野校長)

⑤ 専門部会及び地区別情報交換会

でした。

 牧野先生の講話では、吃音の症状のある方々に対する、温かな目線を感じるお話をたくさん聞くことができました。吃音の症状がある児童が安心して学校で過ごし、言いたいことを彼らなりに伝えていく方法を探していく力をつけさせるために、私たちことばの通級担当ができることはまだまだあることを改めて感じました。

 上村先生・春山先生は最後の宮崎県代表の発表ということで、昨年度から準備に大変頑張ってこられました。ありがとうございました。

 ③④の牧野校長の説明では、令和8年度から始まる新しい組織としての会の運営について聞くことができました。県教委が主体となって研修が行われるようになったと聞き、安心しました。

 次回の第4回研修会をもって、県難言研が会員で行ってきた研修が終わります。

 これまでには夏の親子キャンプや九州大会の開催がありました。数々の思い出なども、次回の研修会で会員の方々と共有できたらと思った研修会でした。

第49回九州地区難聴・言語障害教育研究会 熊本大会

 8月7、8日に第49回九州地区難聴・言語障害教育研究会熊本大会が熊本市民会館を中心に行われました。

 昨年の沖縄大会では、前日に宮崎で大きな地震があり宮崎の様子を心配しながらの参加でしたが、今回は、豪雨で九州のあちらこちらの状況を心配しながらの参加となりました。

 

〔7日 大会初日〕

開会行事・総会                                                                                                                                                                                全体会(記念講演)                                                                      子どものことばを育むために-「きこえとことばの教室」が教えてくれたこと-                                        【講師】東京都世田谷区立鳥山北小学校 きこえとことばの教室 主任教諭 阿部厚仁先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 特別支援教育に関わってこられた阿部先生の長い経験の中から、これからの私たちに必要なことをたくさん伝えてくださいました。

 〔8日 大会2日目〕

〈分科会より〉

第一分科会「構音」                                                                           《テーマ》構音に誤りのある子どもをどうとらえ、どう連携し、どう支援していくか 

○長崎県からの提案                                                                                    平戸市立紐差小学校 末長悦子教諭                                                                   「舌の動きの安定を図る舌癖改善トレーニング~歯間化構音の改善を目指して~」  

 現在は、学級担任をされているという末長先生が、言語の通級指導の中で出会った歯間化構音の児童について発表されました。

 

○宮崎県からの提案                                                                           日南市立南郷小学校 上村 聡子教諭                                                                            「児童が学習意欲を持続することができる構音指導を目指して」

  上村先生は、これまでの準備を生かして落ち着いた態度で発表をされました。他県の参加者から質問が出される場面では、司会の春山先生とともに的確に答えていらっしゃいました。児童の実態に合わせた豊富な教材や児童の成長を認める先生の温かい姿勢が、参加者から称賛されました。

 

 

   その後の研究協議では、長崎県の提案にあった難聴・言語障害教育研究会の先生方との連携、校医である歯科医師との連携がまず話題になりました。長崎県の難聴・言語障害教育から生まれた教材についての話は、大変興味深いものでした。

 また、各県の言語通級についての現状、指導するにあたっての困難、悩みなどで話が進みました。助言者の こぞの言葉のクリニック代表小薗真知子先生からは、学校現場とは違う構音訓練の話を伺うことができました。実り多い時間となりました。

 

 

分科会の後は、

 「構音障害のみかた」~発音だけにとらわれない視点~                                                   こぞの言葉のクリニック代表 小薗真知子先生

 このような内容でミニレクチャーが行われました。

 

 2日間の熊本大会が無事に終わりました。来年度は、佐賀大会ということで、紹介がありました。上村先生、春山先生、素晴らしい発表になりました。お疲れ様でした。

宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会 第2回研修会

令和7年6月26日(木)に、新富町総合文化センターにて第2回研修会を開催しました。

【発表検討会】

第49回九州地区難聴・言語障がい教育研究会 熊本大会(8月7・8日) 第1分科会 構音

    「児童が学習意欲を持続することができる構音指導を目指して」

          ~サ行音とザ行音の指導を通して~

             日南市立南郷小学校 きこえとことばの教室 上村 聡子 先生

 熊本大会で発表提示する資料の内容について、これまで本会で検討を重ね、最終検討となりました。今回の上村先生の発表では、熊本大会事務局からの連絡により、提示資料の内容を変更する点や変更理由等の説明がありました。変更点については、本会でも再検討し、よりよい内容へと練る事ができました。上村先生が子どもの実態を把握して実践されたことが、さらに分かりやすいものに精選されました。私たち会員にとっても、今後の指導実践に役立てられる内容です。

 

【講話】

            「構音」  講師:箕輪 友英 氏(串間市民病院 言語聴覚士)

 箕輪先生から、構音する場合の口腔内がどうなっているのか、舌の位置や動きがどうなっているのか、「構音点や構音法」の図表を見せていただきながら、分かりやすく説明していただきました。実際に、自分たちも声帯の動きを感じたり、舌の動きを変えて声を出したりしながら、構音の状態を確認していきました。

  構音の改善には、発音明瞭度の向上を図ることが最終的な目標になります。その目標に向けて、子どもたちが安心して取り組める雰囲気や環境を作りながら、構音訓練を行っていくことが大切であることを再認識することができました。専門的で質の高い研修を受けることができ、大変充実した時間となりました。指導に生かしていきたいです。

 

【専門部会、全体会】

 各専門部で集まり、今年度の計画について、確認や共通理解を図りました。各部で、県内の「ことばやきこえ」に関わる担当者の知識や技能を高めていくためには、来年度以降、本会をどのように運営していくかということが話の中心でした。

 必要なことは、私たち通級担当者同士や他機関との連携を図ること、子どもたちによりよい指導・支援を行うことができるように専門性の高い研修を受けることであること等が出されました。

 来年度に向けて、本会の在り方をどのようにするかについて、少しずつ話が進んでいます。

 

令和7年度宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第1回研修会

 令和7年5月13日(火)に、新富町総合交流センター内生涯学習センターにて第1回研修会を開催しました。今年度最初の会ですので、「宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会総会」も行っています。

【宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会総会】【専門部会】

 本年度の役員紹介、令和6年度事業報告、令和6年度会計報告から始まり、令和7年度の事業計画がそれぞれ報告され ました。令和8年度以降の本会の在り方についても提案がありました。

そのあと、総会での提案事項を受けて、一部で引き継ぎ会とそれぞれの部での本年度計画を話し合いました。 

【発表検討会】

 第49回九州地区難聴・言語障害教育研究会 熊本大会 第1分科会「構音」

 「構音に誤りがある子どもをどうとらえ、どう支援していくか~児童が学習意欲を持続させることができる構音指導 を目指して~」

発表者 日南市立南郷小学校 きこえとことばの教室 上村聡子先生

 令和6年度最後の検討会を受けて、変更したところを含め、当日の発表時間に合わせて、発表されました。前回よりさらに内容が精選され、分かりやすいものになっていました。提示資料の締め切りが近いということで、提示資料から検討し、具体的な発表の仕方まで進めることができました。私たち研究会会員にとっても今後の指導に十分生かせる内容になってきています。

 

 

 

 

 

 

 

【情報交換会】【全体会】

 第1回研修会ということで、情報交換会は地区別の協議になりました。終了後、全体に共通理解を図りたいことを伝えて、今後の会の在り方についても現在考えられることを確認しました。

 

 

 

 

 

 

 

 本年度もこの研修会を通して、学担や通級担当者同士の交流や、他機関との連携を図った専門性の高い研修によって、担当としての指導力の向上を目指していきたいと考えています。第2回は、6月26日(木)の予定です。