活動の様子
第48回九州地区難聴・言語障害教育研究会 沖縄大会
8月9日・10日に、第53回全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会 全国大会と共同開催として、「那覇文化芸術劇場 なはーと」で、沖縄大会が開催されました。
8日に宮崎で大きな地震があり、宮崎空港は前日の便が利用できなかったお客さんでごった返していましたが、本県からの参加者5名は予定通り沖縄行きの飛行機に乗り、無事那覇空港に到着。宮崎よりも少し、日差しがまぶしい気がしましたが、風にはわずかに潮の香りが感じられ、沖縄に来たことを実感することができました。
会場「なはーと」のロビーです。
北海道から九州・沖縄まで、会場は大勢の参加者でにぎわっていました。令和7年度の全国大会が開かれる東京からもたくさんの先生方が来られ、楽しいPR動画で会場を盛り上げてくださいました。
〔9日 大会初日〕
〈記念講演〉
「難聴・言語障害教育において大切にしたい視点ー「今ここ」、そして「生きるかたち」ー
講師 牧野泰美 先生
〈基調講演〉
「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への指導・支援の充実」
講師 村上 学 先生
宮崎にも度々講師として来てくださっている牧野先生。先生のお話を沖縄でもお聞きすることができ、参加者一同ほっとする時間となりました。
〔10日 大会2日目〕
〈分科会・午前の部より〉
「吃音」分科会
諫早市立諫早小学校(長崎県)の小柳先生と、熊本市立東町小学校(熊本県)の才所先生が発表され、仲野里香先生(ことばの相談nakano代表)をコーディネーターに迎えた研究協議が行われました。8月6日の小林先生(金沢大学)の研修を受けてすぐだったこともあり、改めて吃音の児童生徒の指導の難しさと重要性について考えさせられました。
〈分科会・午後の部より〉
「連携」分科会
竹田先生が発表される「連携」分科会は午後の部に行われました。発表前の最終チェックも無事に終わり、分科会が始まりました。
宇佐市立宇佐小学校(大分県)の信國先生に続いて、いよいよ竹田先生の発表です。竹田先生は、これまでの実践をプレゼン資料を使いながら落ち着いて発表されました。
その後の研究協議では、「どこと(誰と)どのように連携するか」が話題となりました。担当としての思い、立場等、それぞれの担当者の思いを共有するとともに、各県の現状についても知ることができました。 竹田先生は、コーディネーターの大城政之先生(浦添市教育委員会学校教育課特別支援教育コーディネーター)や会場の先生方からその実践を高く評価され、本県代表としての責務をしっかりと果たされました。
2日間の沖縄大会が無事に終わりました。県難言研の先生方のサポートのおかげで、私たち参加者にとって大変充実した研修となりました。
ありがとうございました。
令和6年度 宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会
宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会 第1回 研修会
令和6年5月14日(火)に、宮崎県県立図書館にて第1回研修会を開催しました。
【令和6年度総会】
昨年度の事業報告、決算・監査報告、本年度の事業計画、予算などについての議事を行いました。
【発表検討会】
第48回九州地区難聴・言語障害教育研究会 沖縄大会
(第53回全国公立学校難聴・言語障害研究協議会 全国大会を兼ねる)
第5分科会 「連携」
「子どもの心を見つめて
~理解ある環境をつくるために担当として取り組んだこと~」
川南町立川南小学校 竹田泰代先生
竹田先生は言語通級担当として、専門機関、保護者、校内等、子どもの実態にそった連携を図ってこられました。九州(全国)大会では、竹田先生の実践事例を発表してただきます。今回の検討会では、発表原稿をチェックしたり、プレゼンテーションの構成などについての意見を出し合ったりして発表内容についての協議を行いました。子どもの心に寄り添い、子どもの心を大切にした担当としての関わりが丁寧に説明されており、竹田先生の温かい思いがあふれた発表となってます。
【専門部会引継ぎ会、専門部会、全体会】
令和6年度は、各地区における担当の専門部がかわる年になります。本研究会の運営が円滑に行われるように、昨年度所属していた専門部から次の担当の専門部への引継ぎがなされました。専門部会では、各部で本年度の方針や計画などを協議し、新メンバーで意思疎通を図ることができました。全体会では、各専門部で協議された内容の共通理解を図りました。
本年度もこの研修会を通して、学担や通級担当者同士の交流や、他機関との連携を図った専門性の高い研修によって、担当としての指導力の向上を目指していきたいと考えています。
宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会 第2回 研修会
和6年6月25日(火)に、新富町総合文化センターにて第2回研修会を開催しました。
【発表検討会①】
第5分科会 「連携」
「子どもの心を見つめて
~理解ある環境をつくるために担当として取り組んだこと~」
川南町立川南小学校 竹田泰代先生
第48回九州地区難聴・言語障害教育研究会 沖縄大会(8月9・10日)で発表する内容について最終確認を行いました。これまで、本研修会において発表の検討を重ねてきた結果、竹田先生の実践がより分かりやすく整理され、具体的なエピソード等が盛り込まれた充実した発表内容となりました。
【発表検討会②】
第1分科会 「構音」
「構音に誤りがある子どもをどうとらえ、どう支援していくか
~サ行音とザ行音の指導を通して~
日南市立南郷小学校 上村 聡子先生
令和7年度の九州地区難聴・言語障害教育研究会熊本大会に向けての発表検討会を行いました。今回は、上村先生から現在の構音指導の概要について説明していただきましたが、今後は、子どもの実態をさらに詳細に把握しながら、より効果的な構音指導・支援を行っていきたいとおっしゃっていました。
【講話】
「構音指導の実際」 講師:山下優子 氏
昨年度に引き続き、山下先生に講師として来ていただき、置換している子どもの口腔内がどうなっているのか、舌の位置や動きがどうなっているのかについてのお話を聞かせていただきました。「構音位置と構音操作と音」の表を見せていただきながら説明してくださったので、とても分かりやすかったです。また、ストローで息を吹いたり、鏡に自分の舌を映したりする具体的な指導の仕方も教えていただきました。専門的で質の高い研修を受けることができ、大変充実した時間となりました。
【専門部会、全体会】
各専門部で集まり、今年度の計画について、再度、確認や共通理解を図りました。
今回の研修も実りある、多くの学びがありました。児童の思いに寄り添いながら、学びで得たことを実践で生かし、よりよい指導・支援につなげていきたいと思います。
宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会 第4回 研修会
令和6年2月9日に宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第4回研修会が実施されました。
1 発表検討会
来年度、九難言沖縄大会で発表される竹田先生が、第5分科会「連携」で発表される「理解ある環境をつくるために~担当者としてできること~」の原稿を発表されました。
児童の学習環境をより良いものにしていくため、より良い指導体制を作っていくために、竹田先生が実践されたことをまとめていらっしゃいました。宮崎県内に、構音訓練について相談できる場所が少ないことが問題であると言う点が浮き彫りになりました。参加した先生方から、アドバイスがたくさん出されました。さらにブラッシュアップされた発表になることと期待されます。
また、再来年度、九難言熊本大会で発表される南郷小学校の上村先生も、発表内容について構想を話されました。竹田先生の発表のように、充実したものになると思われます。
2 資料集作成
「きこえ・ことばの教室資料集」を作成しました。それぞれの会員が、実践をした資料を持ち寄って、資料集を作成しました。先生方がそれぞれ普段から使われている資料ですので、大変実践的で、役に立つものばかりでした。冊子にした後、それぞれの資料をもとに、テーマごとにグループ協議を行いました。言語障がい通級指導教室の担当者は少ないため、貴重な情報交換の場となりました。
3 専門部会及び全体会
それぞれの専門部会ごとに今年度を振り返りました。それぞれの業務内容を洗い出し、来年度に向けて引き継ぐ準備を進めました。全体会では、それぞれの部会から出された検討事項について話し合いました。全体での話合を通して、共通理解をしながら会を運営していくことができました。
今回で、今年度、計画していた研修会のすべてを終了しました。次年度は5月の下旬に1回目の会を開く予定です。今年度も事務局をはじめ会員の皆さんのご協力で、実りのある研修を実施できました。次年度も、共に学び合い、高め合う機会となるよう会員の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
令和5年度第3回宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 研修会
令和5年12月7日(木)に、宮崎県立図書館にて、第3回研修会を開催しましたので、研修内容についてお知らせいたします。
【 研修① 全難言及び九難言大会報告会 】
○ 全難言埼玉大会発表者 明道小学校 春山 咲希子教諭
全体会、分科会での発表や講義、また、オンデマンドの内容についてまとめた資料をもとに報告してくださいました。全体会で、宮崎県教育委員会作成のユニバーサルデザインの視点を取り入れた『「分かる!」「できる!」学校全体で取り組む授業の土台づくりハンドブック』の紹介があったそうです。
○ 九難言長崎大会発表者 小林小学校 三浦 弘子教諭
三浦先生は欠席のため、大会に参加された竹田先生より報告がありました。多様なニーズに応えるための支援を生かした連携について、内容、プレゼンと素晴らしく、とても分かりやすいと好評だったとのことです。
お二人の先生方、当日の発表、発表までの準備と大変お疲れさまでした。ありがとうございました。
【 研修② 九難言沖縄大会 発表検討会 】
発表者 川南小学校 竹田 泰代教諭
事前のZOOM会議で、「つなぐ」ために必要なことを整理するとわかりやすくなるのではないか、という意見が出されたとのことでした。その意見を取り入れた今回の発表は、とても分かりやすいものになっていました。今回の検討会では、子どもの姿が見たい、連携を受けたことによってどう感じたか、変わったか、言葉や感動が伝わるとよい、とのアドバイスがありました。
竹田先生、お疲れさまでした。
【 研修③④ 講義 】
「難聴・言語障害教育担当者として大切にしたいこと」
国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員 牧野 泰美先生
牧野先生の穏やかでユニークな語りに引き込まれ、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。「子どもたちの自己肯定感を支えるものとは」「気持ちを重ね合わせることができるコミュニケーションの時間」など通級指導担当として本当に大切なことを考える時間でもありました。通級指導担当として、これでいいのだろうか、この子のためになっているのだろうかと悩むことも多い日々ですが、先生のお話は明日からの励みにつながるものであり、これからの指導・支援に活かせる多くの学びがありました。ありがとうございました。
【 研修⑤専門部会・全体会 】
各専門部会で話し合い、その内容についての報告を行った後、全体会を行いました。
全体会では、長崎大会事務局からの提案を受け、九州各県で通級指導教室の学級数や担当者数等の実態が異なる中、「今後の九州大会はどうあるべきか」、「宮崎県としてはどうしていくか」について意見を出し合いました。
また、来年度の本会の部会の体制の在り方についても、意見が交わされました。
第47回 九州地区難聴・言語障害教育研究会 長崎大会
令和5年8月3日(木)~8月4日(金)に、長崎市民会館にて、標記の研究大会が行われました。
大会主題は、「これからの難聴・言語障がい教育のあり方を考える ~子どもや保護者のニーズに応える支援や連携をめざして~」でした。
令和2年度の大分大会以降、新型コロナウイルス感染拡大により開催中止が相次いだため、今大会は4年ぶりの参集型での開催となりました。
≪1日目 8月3日(木) 長崎市民会館(文化ホール)にて≫
開会行事、総会終了後、記念講演が行われました。
【演題】「もう迷わない!ことばの教室の吃音指導」
【講師】九州大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 医師 菊池 良和 先生
現在、アメリカ留学中の菊池先生ですが、長崎大会のために一時帰国されての今回の記念講演でした。
吃音ドクターとして、ご自身の吃音体験やドクターとしての臨床場面での経験をもとにお話しいただきました。ご講演の中で沢山の情報提供をしていただきましたが、最後に、吃音指導におけることばの教室の意義ということで、「①吃音を“治す”のではなく、“うまく付き合う”ことを学ぶ」「②話すのが不安・恐怖となるため、“つまっても言いたいことを言う”ことを支援」「③保護者に吃音のリスクマネジメント・合理的配慮の知識を持たせる」というまとめ(Take home message)で締めくくられました。
講演会終了後は各県代表者会、夜には交流会があり、九州各県の現状について情報交換を行う場となりました。
≪2日目 8月4日(金) 長崎市民会館、長崎市男女共同参画推進センター(アマランス)にて≫
「構音」「吃音」「言語発達」「聴覚」「連携」の5つの分科会に分かれ、提案や研究協議、助言者によるレクチャーが行われました。
そのうち、第5分科会「連携」では、本県を代表して、小林市立小林小学校の三浦弘子教諭が「多様なニーズに応えるための支援体制を生かした連携」というテーマで、吃音とコミュニケーション障がいのある子どもの事例をもとに、宮崎県及び小林市や校内の支援体制を生かした連携について提案発表をされました。司会は、えびの市立飯野小学校の鶴留陽子教諭でした。
研究協議では、他の課題をあわせもつ子どもをどのように支援していくかについて、活発な協議が行われました。就学前からのサポート、校内支援体制づくり等に関する各県それぞれの取組を知る機会となりました。
また、今回の長崎大会では、CD-ROMが配布されました。難聴・言語の指導に関する手作り教材や学級経営についての参考資料が集録されています。県内の先生方と情報共有すると共に、今後の指導に活かしていきたいと思います。
来年度の研究大会は全国大会と同時開催で、沖縄県にて行われます。分科会では、本県からも提案発表を行う予定です。来年度も充実した会となることが期待されます。みなさんも、参加されてみませんか?
【期日】令和6年8月9日(金)~8月10日(土)
【会場】那覇文化芸術劇場 なはーと
令和5年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第2回研修会
令和5年6月30日(金)に、新富町総合交流センターにて第2回研修会を開催しました。
1 【発表検討会①】
第5分科会 「多様なニーズに応えるための支援体制を生かした連携」
発表者 小林市立小林小学校 三浦弘子先生
第47回九州地区難聴・言語障害教育研究会長崎大会(8月3,4日)で発表される内容について最終確認を行いました。これまで検討を重ねてきたため、実践内容がより精選され、聞いた方々に三浦先生の思いが伝わる内容になっています。
2 【発表検討会②】
第5分科会 「その子の笑顔を未来へとつなぐために ~ 担当者としてできること~」
発表者 川南町立川南小学校 竹田 泰代先生
次年度開催の九州地区難聴・言語障害教育研究会沖縄大会で発表されます。子ども達への支援と関係機関とのつながりを丁寧に説明していただきました。今後はより充実した支援を行っていくとのことでした。
お二人の先生方、大変おつかれさまでした。
3 専門部会及び協議
各専門部で集まり、今年度の計画について再度、確認や共通理解を図りました。
4 【講話】
「難聴・言語障がい通級の在り方」
都城さくら聴覚支援学校 指導教諭 高橋 尚樹先生
聴覚障がいについて、専門的な内容をわかりやすくお話していただき、大変勉強になりました。昨年度に続き、今回も宮崎県立さくら聴覚支援学校と宮崎県立しろやま支援学校(聴覚部門)が来てくださり、補聴器の体験等を行うことができました。体験を通して聴覚に困難さがある児童の気持ちにより近づくことができたように思えます。
5 全体会・情報交換
各専門部で話し合った内容を全体で共通理解しました。また、次年度に向けて各部の編成等について話し合いを行いました。
今回の研修も、今後に生かせる多くの学びがありました。児童の思いに寄り添いながら、よりよい指導、支援につなげていきたいと思います。
令和5年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第1回研修会
令和5年5月26日(金)に、新富町文化会館にて第1回研修会を開催しました。
1.【令和5年度総会】
昨年度の事業報告、決算報告・監査報告、本年度の事業計画、予算などについて議事を行いました。
2.【発表検討会①】
第52回 全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会全国大会
第55回 全国情緒障害教育研究協議会全国大会埼玉大会
第2分科会「構音障害」に関する指導・支援
「ことばで表現することが上手なAさんから学んだ自己肯定感を高める構音指導」
都城市立明道小学校 春山咲希子先生
特別支援教育総合研究所で学んだことを元に取り組んだ内容です。子どもとの心のつながりを大切にした関り
方や構音指導を丁寧に説明してあり、先生の思いがあふれた発表になっています。
3.【発表検討会②】
第47回九州地区難聴・言語障害教育研究会長崎大会
第5分科会 家庭・親の会・関係機関 との連携
「多様なニーズに応えるための支援体制を生かした連携」
小林市立小林小学校 三浦弘子先生
吃音とコミュニケーション障がいの事例を通して、地域の支援体制や校内支援体制を生かした内容です。通級
担当者として、多様化しているニーズに、柔軟な見方や考え方と調整力をもって、子どもや保護者を中心にした
連携を大切に取り組まれています。
4.専門部会及び協議
今年度、最初の専門部会なので、今後の方針や計画など、一堂に会して協議し、意思疎通を図ることができて
良かったです。
今年度も、この会を通じて、通級担当者同士や他機関との連携を図るとともに、専門性の高い研修によって、通級担当者としての資質の向上を目指していきたいと思います。
令和4年度宮崎県 難聴・言語障がい研究会 第5回研修会
2月14日に研修会を行いました。
◎ 研修① 講義
前々回に続き、全難言協より言語聴覚士の西田立郎先生に宮崎、県、教育研修センターにおいでいただき、講義をいただきました。
具体的な指導方法や参加者を子どもに見立てた模擬授業を通して、実際の指導の様子をお伝え下さいました。
さらに、個別に相談をかけてくださる時間を設けてくださいました。
詳しいお話を聞く機会をいただき、大変参考になる充実した時間でした。
◎ 研修②③ 九難言発表検討会
令和5年度は長崎県、令和6年度は沖縄県で九州難聴・言語障がい教育研究会が行われます。
発表者となっている小林小学校の三浦先生と川南小学校の竹田先生が研究発表についての経過をお知らせ下さいました。
実態に基づいた大変詳しい発表になりそうです。
◎ 研修④ 実践事例集の製本
それぞれの先生方がされた実践についてまとめた実践事例集を作成しました。
実践を持ち寄り、それぞれの知識を共有化し、よりよい難聴・言語障がい教育を進めていけるよう、研修を深めていきたいと思います。
◎ 研修⑤ 専門部会、全体会
専門部会では、それぞれの専門部がこれまで実践してきた事を集約し、全体で共通理解を図りました。
来年度に向けて、今年度の実際の成果と課題を明らかにすることができました。
今回は、宮崎県立都城さくら聴覚支援学校と宮崎県立しろやま支援学校(聴覚部門)の先生方が参加し、きこえの教育相談を受けてくださいました。
きこえの教育相談は、随時受けてくださるそうです。
連絡先は、県北と県南、それぞれ次の通りです。
◯ 宮崎県立都城さくら聴覚支援学校
(宮崎市、都城市、小林市、えびの市、日南市、串間市、東諸県郡、西諸県郡、北諸県郡)
★電話番号 0986-22-0685
◯ 宮崎県立延岡しろやま支援学校(聴覚部門)
(延岡市、日向市、西都市、西臼杵郡、東臼杵郡、児湯郡)
★電話番号 0982-29-3715
令和4年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第4回研修会
新富町総合交流センターで、研修会を行いました。
研修①講義「構音指導の実際」講師 山下 優子先生
前回の講義に続き、構音指導の技術を伝授してくださいました。
前回の研修で出た質問に答えてくださり、大変充実した研修となりました。
出席者の指導技術のひきだしが増えたのではないかと思います。
研修②全難言発表検討会
明道小学校の春山先生の発表内容について検討しました。
言語障がい通級指導教室担当1年目から3年目の先生のためになる具体的な実践内容でした。
研修③九難言発表検討会
小林小学校の三浦先生の発表内容について検討しました。
「子どもや保護者の多様なニーズに応えるための支援体制を生かした連携」について、具体的な事例を挙げながら紹介してくださいました。
④専門部会、全体会、グループ協議
各専門部で集まって、それぞれの担当業務について話し合いました。
最後に全体で進捗状況について確認し、最後に全体で進捗状況等について確認しました。
令和4年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会
令和4年10月27日(木)、宮崎県教育研修センターにて、第3回研修会が開催しました。今回は、言語聴覚士の西田先生を講師に迎えての講義が行われ、とても実りある研修会となりました。
① 講義 「きこえ・ことばの教室の指導について」
初心(はじめ)のいっぽ、もういっぽ ~心を育てる構音指導~
講師 元埼玉県白岡市立篠津小学校教諭 言語聴覚士 西田 立郎先生
講義では、指導者としての心の在り方や音作りの指導法について、実際の指導の映像を交えながら、とても分かりやすくお話してくださり大変勉強になりました。事前のアンケートにも、ユーモアを交え一つ一つ丁寧に答えてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。 西田先生が繰り返し仰られていたしっかりと定着するまでは「進まない勇気」、定着しないと感じたら「戻る潔さ」の合い言葉が心に残りました。何とか改善したいと気持ちが焦り、ついつい先々に進みたくなってしまいますが、一音ずつしっかり練習していくことの大切さを痛感しました。また、正しい構音を導くテクニックや舌の操作をしっかり見ることなど指導者としての技能や技術を高めることの必要性も実感しました。この講義で学んだことを生かし、今後の指導・支援に励んでいきたいと思います。
講義の続きを動画で挙げてくださるとのこと、とても有難いです。しっかり勉強させていただきたいと思います。
② 発表者検討会
・全難言埼玉大会発表者: 明道小学校 春山 咲希子先生
春山先生は、初任の時の迷いや悩み、Aさんとの出会いを通して学んだことについてまとめた内容を発表されました。 Aさんに対して、段階を追って丁寧に指導された内容や様子を詳しくまとめられていました。
・九難言長崎大会発表者: 小林小学校 三浦 弘子先生
三浦先生は、子どもや保護者が安心できる支援体制づくりと関係機関との連携について発表されました。検討会では、通級教室担当と特別支援教育コーディネーターの立場での支援の在り方が話題に挙がりました。
お二人の先生方、大変お疲れさまです。次回は、お二人の先生方の発表検討会が主な研修内容となります。
③ 専門部会、全体会、情報交換
最後に、各専門部で話し合い、これまでの活動や今後の動きなど必要な事項を確認しました。
今回の研修では、今後に生かせる多くの学びがありました。きこえ及びことばの教室担当者として、今後の指導・支援につなげていきたいと思います。
令和4年度 第24回 宮崎県特別支援教育研究連合研究大会
令和4年7月29日(金)、令和4年度第24回宮崎県特別支援教育研究連合研究大会が開催されました。今回も「サテライト式オンライン研修」で、午前の部が児湯るぴなす支援学校が主体の講演、午後の部が各障がい種別に分科会講演等を行いました。
【午前の部】
講演 「次への意欲につなげるために」
講師 香川大学教育学部教授 香川大学教育学部附属坂出小学校・付属幼稚園校園長
坂井 聡 氏
講演では、「障害とは何?」という問いに対して考えることから始まり、「発達性協調運動障
害」の状態を実際に行うことで、児童の困難さ、教師側の支援の仕方を改めて考えさせられまし
た。児童の考えや苦手さ等を把握し、環境を整えて参加・活動につなげていくこと、教師が様々
な視点・技術をもち、児童の意欲を高めていくことの大切さを再認識する内容でした。
【午後の部】
講演 「難聴・言語障がい教育における子ども理解や子どもとの関わり、子どもを支える教室
運営の在り方」
講師 国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員 牧野 泰美 氏
きこえ、ことばの教室における指導・支援の視点について具体的に話がありました。通級指
導教室担当者として「どうあればよいのか」「どう関係をつなぎ、深めればよいのか」といっ
た、担当者としての在り方を改めて考えさせられました。これからも「一緒に考える、学ぶパ
ートナー」として、児童と共に成長していきたいと感じる内容でした。
今回の研修で学んだことを生かし、今後もきこえ及びことばの教室担当者の資質向上を目指
していきたいと思います。
令和4年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第2回研修会
令和4年6月24日(金)、新富町総合交流センター内生涯学習センターにて、第2回研修会を開催しましたので、お知らせいたします。
5月にあった第1回研修会は、「サテライト式オンライン研修」だったので、一堂に会しての研修は、今年度初でした。
内容は、以下の通りです。
① 講義「構音指導の実際」 講師:山下 優子氏
講義では、発語器官の名称や構音点、教育相談の時の検査方法、また、さ行や側音化構音障がいなどの指導の具体的な手技や観察のポイントを丁寧に教えていただきました。演習では、参加者全員の舌の形や呼気の出し方を、チェックしてくださいました。初めて言語の通級を担当する先生だけでなく、参加者全員にとっても、すぐに指導に生かせることが多く充実した研修となりました。
② 専門部会
研修部、広報部、連携推進部、調査統計部、事務局に分かれて協議し、全体会で報告しました。
③ グループ協議
グループ協議では、吃音の指導や支援についての協議を行いました。また、他市町村の情報を得ることもできたので、とても良い情報交換の場となりました。
今後も、通級に通う子どもさんに寄り添い、こまやかな指導・支援ができるように、きこえ及びことばの教室担当者の資質向上を目指していきたいと思います。
令和4年度宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第1回研修会
令和4年5月27日(金)に、第1回研修会を開催しました。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大が懸念されている状況にあることから、地区ごと(県央/県北/県西/県南/児湯・日向・入郷)にサテライト会場を設けての「サテライト式オンライン研修」となりました。オンラインで行うのは今回が初の試みでしたが、会もスムーズに進み、今後に繋がる試みとなりました。昨年度、一昨年度は新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた会もあり、限られた回数しか研修会を開くことができませんでしたが、今後はオンラインでの研修も選択肢の1つとなりました。
午前中は、総会や専門部会の引き継ぎを行いました。昨年度の経過報告、本年度の活動計画、引継事項について協議しました。
午後は、令和4年度第46回九州地区難聴・言語障害教育研究会鹿児島大会の分科会で提案予定のレポート発表がありました。
● 発表者:宮崎市立小戸小学校 教諭 矢動丸 博子
「通常の学級に在籍する聴覚障がいのある子どもへの対応
~子どもや保護者の思いに寄り添った支援体制や環境整備について~」
今年度の鹿児島大会は誌上発表となったため、今回が対面での最終発表の場となりました。矢動丸先生の様々な取組を通して、それぞれの通級で関わっている難聴児の事例や、啓発授業についてなど、意見交換も行われました。まとめとして、いろいろな子どもたちの教育的ニーズに応えるためには、担当者自身がコーディネーターとなり、いろいろな方たちと繋がりながら、いろいろな方の力を借りることが大事なのだということを再認識したところでした。
最後に、専門部会・全体会で今年度の方針について協議した後、閉会となりました。
今年度も、この会を通じて、様々な方々との繋がりを深め拡げていくと共に、より一層の専門性の向上を目指したいと思います。
令和3年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第4回研修会
師走を迎え、冬本番の季節となりました。
12月10日(金)に第4回研修会を、新富町総合交流センターで行いました。
全員参加できたことを喜び合いました。内容は、以下の通りです。
① 講義「きこえの教室、ことばの教室における言語指導について」
講師 山下 優子氏
講義では、構音指導、その前に!、側音化構音の具体的指導、その構音の誤り
があ場合の指導について、初担当者はもちろん、全参加者から「なるほど。その
ように指導すれば、改善できるんだ。」等、即実践に移せる指導法をわかりやす
く熱心に教えて頂きました。
② 令和4年度 九州鹿児島大会発表原稿検討・・・第4分科会「難聴障害」
発表者 矢動丸 博子(小戸小)
「通常の学級に在籍する聴覚障害のある子どもへの対応」
~子どもや保護者の思いに寄り添った支援体制や環境整備にについて~
発表者から提案があった後、質問・協議等活発に検討がなされました。
③ 専門部会、全体会、情報交換
今回の研修が、予定通り無事実施できたことに感謝しつつ、2月に予定している最後の研修会も行われることを願っています。
令和3年度第3回宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 研修会
令和3年10月8日(金)新富町総合交流センターにおいて、第45回九州地区難聴・言語障害教育研究会宮崎大会実行委員会および研修会を行いました。
午前中は、誌上発表になりました九難言宮崎大会の振り返りやまとめ、引継ぎ事項について話し合いました。完成しました大会要項を読む時間も設定され、各県の提案者の取組をとおして、今後の指導に役立つヒントをいただきました。また、午後からは、令和4年度の九難言鹿児島大会の発表についての簡単な説明や、各専門部会等を行いました。
令和3年度宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 研修会の開催
新型コロナウイルス感染症の予防のために、一堂に会しての研修会は久しぶりでした。
新富町総合交流センター内生涯学習センターは会場も広く、約30名の会員が新型コロナウイルス対策を十分行った上で安心して研修に取り組むことができました。
九州地区難聴言語障害教育研究会宮崎大会実行委員会、県難言研総会や専門部会について、共通理解を図りながら進めることができました。
延岡市立恒富小学校のことばの教室担当者による実践報告も参考になるものでした。
本年度も、充実した研修で、きこえ及びことばの教室担当者の資質向上を目指したいと考えています。
九州地区難聴・言語障害教育研究会に向けて
令和2年10月22日、西都原考古博物館において、「第45回 九州地区難聴・言語障害教育研究会宮崎大会第3回実行委員会」と「令和2年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会」が行われました。
午前中は、令和3年7月29日~7月30日に行われる九難言研宮崎大会に向けて、各専門部からのこれまでの報告と今後の見通しについて話し合いました。
午後は、九難言研宮崎大会の発表原稿(言語発達)について検討を行いました。
コロナ感染拡大予防を考えながらの大会準備となるため、これまでと違ったことも考える必要がありますが、少しずつ準備を進めています。
宮崎県難聴・言語障がい教育研究会研修会
午前中は、令和2年度宮崎県特別支援教育研究連合聴覚・言語障がい教育研究部会第1回 学校代表者会・研修会が行われました。本年度の取り組みの話合いや吃音についての研修を行いました。
午後は、宮崎県難聴・言語教育研究会の総会、令和3年度第45回九州地区難聴・言語障害教育研究大会宮崎大会の準備及び情報交換でした。難聴・言語障がい教育に関わる専門性のある研修を深め、日々の指導に生かしていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染予防のため配慮行った上での研修会でした。
宮崎県難聴言語障がい教育研究会 第5回研修会
第5回研修会が行われました。
1) 第45回 九州地区難聴・言語障害教育研究会 宮崎大会に向けて
令和3年度に開催される九州地区難聴・言語障がい教育研究会 宮崎大会の第2回運営委員会、第3回実行委員会を行いました。
全体会の後、組織ごとに分かれ、今後の取組について具体的に話し合いました。
2)グループ協議
各校のきこえとことばの通級指導教室で作成・活用している文書や様式(理解啓発文書や自立活動の個別の指導計画等の様式、学級担任等との連絡ノート、引継文書等)をもとに5つのグループに分かれ、情報交換および協議を行いました。各校での取組を共有したり、課題解決に向けてアドバイスし合ったりすることで、今後の指導支援の充実に繋がる機会となりました。
3) 令和2年度 九難言研 大分大会発表レポート検討
「吃音のある自分と向き合う児童」にどう向き合うか
~人と人をつなぐ あたたかく しなやかに かろやかに~
日南市立飫肥小学校 須崎 典子 教諭
令和2年度 九州地区難聴言語部会 大分大会で発表するレポートの検討を行いました。須崎先生の想いがたくさん詰まった取組をよりよい形にしようとみんなで意見を出し合いました。
4) 専門部会、全体会、情報交換
本研修会で利用させていただいていたみやざき歴史資料館が本年度で閉館するということで、名残惜しさを感じつつ、それぞれが帰路につきました。
令和元年度 宮崎県難聴言語障がい教育研究会 第4回研修会
令和元年 12月 6日(金) みやざき歴史文化館
1) 第45回 九州地区難聴・言語障害教育研究会 宮崎大会に向けて
午前中は 令和3年度に開催される九州地区難聴・言語障がい教育研究会 宮崎大会の
第1回運営委員会、第2回実行委員会を行いました。
全体会の後、組織ごとに分かれ、具体的に今後の取組について話し合いました。
2) 講義「どもる子どもたちとの対話」 鹿児島市立 名山小学校 溝上 茂樹先生
午後からは、鹿児島市立名山小学校で言語通級指導教室を担当されている溝上茂樹先生の講義をうかがいました。
「変えようと思わない、へえ、そういうこともあるんだという子ども自身の気づきとあいまいさを大切にしたい」という、子どもたちとの対話を重視される先生の実践にたくさんのことを学びました。
「吃音キャラクター」「メッセージボード」参考書籍のご紹介など、学級に取り入れたいヒントをたくさんいただきました。
講義の後も、先生の前に会員が集まり、熱心なお話が続きました。
3) 令和2年度 九難言研 大分大会発表レポート検討
4) 専門部会、情報交換
宮崎市言葉の教室グループ学習
宮崎市のことばの教室では、吃音のある子どもたちや保護者を対象として、年に5~6回「グループ学習」を計画しています。友だちと活動したり話し合ったりすることで、自己を理解し、自信をもつことができ自己肯定感を高めることをねらいとしています。
第3回目のグループ学習は、「なかよく遊んで友だちをつくろう。」をめあてに、じゃんけん列車、自己紹介「もし100万円持っていたら・・・」、たこつりゲーム、「すごくすごろく」を行いました。
振り返りカードには「一位になれなかったけど楽しかったです。」「みんなとしゃべれてよかったです。」「グループの人と会話ができてうれしかったです。」など友だちどうしが交流できたことや話し合いができたことへの感想がありました。
今回は、宮崎言友会の日高さんも参加されて交流できました。これから、人と人との輪が広がっていくことをみんなで楽しみにしています。
聴覚・言語障がい教育研究部会 第2回研修会
11月15日(金)に都城さくら聴覚支援学校で、研修会が行われました。
① 授業見学 幼稚部から高等部まで
○ 視覚情報があふれる教室設営や廊下の展示物は、季節感満載でした。
○ 授業は1対1、少人数対1で行われ、一人一人に丁寧な指導がされていて、大変勉強になりました。
② 研究発表 都城さくら聴覚支援学校 幼稚部 有川加奈子教諭
「障がい認識の視点からみた幼稚部段階における環境の設定や指導の在り方について~肯定的な自己像の発達を目指して~」
○ 幼稚部から「障がい認識」の視点に基づいた指導が、段階的
に行われていました。
○ 職員同士の共通理解を図るために文献の読み合わせやKJ法を用いての協議、保護者へのアンケートやエピソードの共有などを通して、研修を重ねられたとのことでした。
○ 幼児にとっては授業だけでなく生活すべてが学びであり、幼児と関わるすべての人が幼児の育ちに大きな影響を与える環境であるという考え方がまさに実践されていました。
③ 講演 鹿児島国際大学 福祉社会学部福祉学科 蓑毛良助教授
「聴覚障がい児の学力育成の基本となる構文指導について」
○ 「言葉の指導」の前に①全身のコントロールができているか②指が動くか③相手の動きを真似ることができるか④見分けることができるか⑤聞き分けることができるかなどについて指導者が把握することが大切であるというお話がありました。
○ 聴覚障がい児の指導は、本人の苦手なところからのスタートになる点が難しいこと、助詞、助動詞を聞き取れないことから生じる困難さもあるということを改めて認識しました。
○ 言語には伝達機能、思考機能、行動調整機能という3つの機能があることも詳しくお話しいただきました。
○ 今田真由美さんの著書「18歳 青春まっしぐら」が印象的でした。
令和元年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会
令和元年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会開催
期 日 令和元年 10月18日(金) 10:00~16:00
会 場 みやざき歴史博物館
【研修内容】
① 第45回九州地区難聴・言語障害教育研究大会宮崎大会に向けて
令和3年度に開催予定の宮崎大会の運営概要等の確認をしました。
② 専門部会、専門部会報告
③ 講 義 「子どものことばを支えるために大切にしたいこと」
~吃音を中心に~
講師 国立特別支援教育総合研究所
上席総括研究員 牧野 泰美 氏
『 吃音のある子どもは、担当者のまなざし(吃音観、世界観)
を通して、自分を見つめることになる。担当者が子どもと対話する
で一緒に考えたり学んだりすることが大切である。それが、自己肯定感
や立ち直る力を高めることにもつながる。』 など、
様々な視点から吃音について多くのことを学ぶことができました。
④ 令和2年度九難言大分大会レポート検討・・・吃音指導について
⑤ 難聴・言語障がい通級指導教室の指導、経営についての情報交換
九州地区難聴・言語障害教育研究会
令和元年7月29日~7月30日、第43回九州地区難聴・言語障害教育研究会福岡大会が開催されました。
【1日目 7月29日(月) 福岡リーセントホテルにて】
総会終了後、記念講演が行われました。
【講師】九州大学病院耳鼻咽喉科 医学博士 菊池 良和 先生
【演題】「吃音の合理的配慮を考える」
吃音の合理的配慮の例を具体的に示しながらお話をされました。講演が終わると、質問の時間を設定していただき、会場に来ていた通級指導教室に通う子どもたちからの悩みや質問にも答える場面がありました。
夜には、交流会が行われ、九州各県から参加した先生方と通級指導教室の現状について情報交換をすることができました。また、来年度研究会開催の大分県の紹介もありました。
【2日目 7月30日(火)クローバープラザにて】
5つの分科会に分かれ、提案や協議、ミニレクチャーが行われました。
第1分科会では、宮崎県を代表して、都城市立明道小学校の関屋香代子教諭が発表されました。司会をえびの市立加久藤小学校の三浦弘子教諭が務められ、「構音に誤りのある子どもをどうとらえ、どう支援していくか」について活発に協議がなされました。
記念講演や分科会、交流会において、教育実践の成果や課題をはじめ、各県の実態、菊池先生の貴重な話などを聴くことができ、有意義な2日間となりました。
県内の先生方に報告するとともに、今後の指導に活かしていきたいです。
第1回 言友会 宮崎の「わ」の御案内
第1回 言友会 宮崎の「わ」の御案内
2019年8月3日(土)
宮崎県福祉総合センター 2階 セミナールーム
14:00~16:00
参加費200円
お問い合わせ・申し込み先:090-5083-1569(日高さん)
7月26日までに申し込みをお願いします。
宮崎県ことばを育む親の会総会及び交流会
~宮崎県ことばを育む親の会レクリエーション~
令和元年7月15日、生目の杜 遊古館にて宮崎県ことばを育む親の会総会及び交流会が行われました。
午前中は、親子で土笛作りにチャレンジしました。でき上がった土笛にそっと息を吹き入れ、「鳴った。」と音の響きに耳を傾ける子どもたちもいました。
午後は、宮崎県ことばを育む親の会総会、そして構音、吃音、聴覚に分かれた分科会で情報交換ができました。子どもたちは、体育館で玉入れや魚釣りゲームや的当てや作戦を立てて工夫する遊びなどを楽しみ、友だちの輪を広げることができました。
充実した親の会レクリエーションになりました。
宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第2回研修会
令和元年6月28日(金)の午後、宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第2回研修会が、みやざき歴史文化館で行われました。
【日程】
① 研修① 専門部会
② 研修② 全体会
③ 研修③ 平成31年度九難言福岡大会レポート検討
第1分科会「構音」
提案「構音に誤りがある子どもの指導~子どもができたと実感できる指導の工夫を通
して~」
提案者 都城市立明道小学校 関屋 香代子 教諭
④ 研修④ 令和2年度九難言大分大会レポート提案
提案「吃音指導について」
提案者 日南市立飫肥小学校 須崎 典子 教諭
⑤ 研修⑤ 情報交換
【内容等】
はじめに各専門部会を行い、全体会において今後の各部の実践内容について確認をしま
した。特に、7月15日に行う「宮崎県こどばを育む親の会総会及び交流会」について細かい
提案がありました
次に、研修③では、7月29日・7月30日に行われる「九州地区難聴・言語障害教育研究
会福岡大会」の第1分科会で発表する関屋香代子先生の発表内容について検討をしまし
た。
最後に、研修④では、令和2年度の「「九州地区難聴・言語障害教育研究会大分大会」の
第2分科で発表予定の須崎典子先生から、現段階で考えていることや悩み等を伺いまし
た。
第1回学校代表者会・研修会
令和元年6月28日(金)に「宮崎県特別支援教育研究連合 聴覚・言語障がい教育研究部会」が、みやざき歴史文化館で行われました。
【日程】
① 開会行事
② 学校代表者会(総会)
③ 事例発表「赤江小学校ことばの教室 実践報告」
発表者 吉本 聖子 教諭
④ 閉会行事
【内容等】
学校代表者会では、平成30年度事業報告や決算報告及び監査報告、令和元年
度事業計画案審議等が行われました。
事例発表では、赤江小学校吉本聖子先生から、実際に子どもと指導者のやりと
りをやって見せてくださったり、タオルを使った「犬のマスコット」の作り方を
教えてくださったりと、アイデアいっぱいの実践内容を教えていただきました。
すぐにやってみたくなる実践ばかりでしたので、先生の実践を参考に明日からの
指導に活かしたいと思いました。
宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第1回研修会
【研修日程】
① 開会行事
② 総会
③ 講義「これからの特別支援教育と難聴・言語障がい通級指導教室」
講師 宮崎県教育研修センター 教育支援課 教育相談担当
後藤 あらた 指導主事
④ 講義「構音指導の実際」
講師 元富田小学校 ことばの教室担当 山下 優子 先生
⑤ 専門部会
【内容等】
午前は、宮崎県教育研修センターの後藤あらた指導主事からご講義いただきまし
た。通級による指導に関する国の最新の動向や県の動向についてお話を伺うことが
できました。
午後からは、長年本県のことばの教室にてご活躍されていた山下優子先生から、
構音指導について具体的な内容を演習を交えながら伺うことができました。自分
の教室に通う児童のことを想いながら講義を受け、より一層自分自身の専門性を高
めていかなければと思いました。
専門的な内容や実践にふれることができ、有意義な一日を過ごす事ができまし
た。
第5回研修会
第5回研修会
平成31年2月22日(金)に、第5回研修会が行われました。
今年度最後の研修会では、1年間の実践をまとめる実践事例集の作成と発表や、来年
度に向けて各専門部会、全体会を行いました。
実践事例の発表では、言語発達遅滞、構音指導、吃音等の内容に合わせて小グループ
を作り、これまでの実践について発表し合いました。小グループで行ったことで、具体的な
指導について詳しく話を聞くことができました。
各専門部会では1年間の反省をまとめ、全体会では来年度に向けての引継ぎを行いまし
た。来年度からは、2021年の九州地区難聴・言語障がい教育研究会宮崎大会に向けて
の活動も始まります。
この1年の研修を通して先生方と学んだことを生かし、子ども達と共に成長していきたい
と思います。
第4回研修会
【研修日程】
① 開会行事
② 専門部会及び報告会
③ 平成31年度九難言福岡大会レポート検討
「構音に誤りがある子どもをどうとらえ、どう支援していくか」
~子どもがで実感できる指導の工夫をめざして~
都城市立明道小学校 ことばの教室 関屋 香代子 先生
④ 講義 「通級指導教室の指導の在り方」
講師 国立特別支援教育総合研究所情報・支援部主任研究員 滑川 典宏 氏
⑤ 閉会行事
午前中は、明道小学校の関谷先生の九難言福岡大会のレポート検討を中心に研修を行いました。[ス・ツ・ザ・ズ・ゼ・ゾ]音に置換があり、サ行・ナ行に歯間化構音の見られる児童に対する構音指導ついての報告でした。指導の実際の「主体的に構音改善の練習を行うための指導の工夫」や「構音の改善を促すための指導の工夫」を中心に活発な質疑応答が行われました。
午後からは、「通級指導教室の指導の在り方」と題して、国立特別支援教育総合研究所情報・支援部主任研究員 滑川典宏先生による講義がありました。「宮崎県の難聴・言語障がい教室の先生方が担当者として大切にしていることは何ですか」という問いかけから始まり、「自分が通級に来て良かったこと」等ご自身の体験談を交えながら、支援に関わる教師にとって必要な子どもの多様な見方や子どもに向けるまなざしの大切さ、子どもへの関わり方について教えていただきました。途中休息を挟み、3時間30分あまりという長時間でしたが、内容の濃さからアッという間に過ぎてしまった気がします。
今日の講義で学んだことを、さっそく実践で生かしていきたいと思います。
滑川先生、本当にありがとうございました。
宮崎県特別支援教育研究連合 聴覚・言語障がい教育研究部会第2回研修会
平成30年11月30日(金)に、「平成30年度宮崎県特別支援教育研究連合 聴覚・言語障がい教育研究部会 第2回研修会」が、宮崎県立延岡しろやま支援学校にて行われました。
【研修日程】
①開会行事
②聴覚障がい教育部門の授業見学
③事例発表
「ことばと学ぶ力を育む通級指導教室を目指して
~学級担任や保護者と連携するための手立てと工夫を通して~」
川南町立川南小学校 ことばの教室 須賀田 和子 先生
④説明
「延岡しろやま支援学校聴覚障がい教育部門について」
部門主任 黒木 光博 先生
⑤講演
「構音障がいのある子どもたちの理解と支援」
九州保健福祉大学言語聴覚療法学科 言語聴覚士 戸髙 翼 先生
⑥閉会行事
聴覚障がい教育部門の授業見学では、子どもたちが季節に関する制作をしている姿やICTを活用した教科学習の様子をみることができました。事例発表では川南小学校の須賀田和子先生が、子どもの分析・自己分析をもとに考えられた指導の手立てと工夫、保護者や学級担任との連携に努められたこまやかな実践を報告してくださいました。午後の九州保健福祉大学の戸髙翼先生の講演では、構音障がいの基本的な知識の部分だけでなく、実際の構音評価のポイントや指導方法、教材・教具などを伺うことができ勉強になりました。このように、たくさんの情報を得ることができ、大変充実した研修会となりました。
事務局として運営してくださっている宮崎県立都城さくら聴覚支援学校の皆様、会場の宮崎県立延岡しろやま支援学校の皆様、ありがとうございました。
第3回研修会
午前中は、専門部会が行われました。専門部ごとに今後の取り組みの検討や確認を行いました。
午後からは、はじめに、宮崎市総合発達支援センターで言語聴覚士として御活躍されている原澤奏子先生を講師にお招きして「側音化構音指導の実際」とのテーマのもと、ご講義いただきました。構音指導について原澤先生からご講義いただくのは、今年度2回目でした。今回も「新版 構音検査」を基に専門的なお話を伺うことができました。原澤先生は、側音化構音指導にあたって、舌の緊張を取ることの大切さを繰り返し話されていました。子どもとの信頼関係を基にリラックスさせながら、脱力したやわらかい舌を使って、正しい構音点や構音方法を身につけさせていくことの大切さを学ぶことができました。
つぎに、平成31年度九州地区難聴・言語障がい研究大会福岡大会に向けてレポートの検討を行いました。福岡大会は、都城市立明道小学校ことばの教室の関谷香代子先生が第1分科会(構音)の提案者となっています。これまでの取組の報告を受け、会員間で意見交換を行いました。関谷先生の子どもと共にある丁寧な指導を学ぶことができました。
専門的な内容や実践にふれることができ、有意義な一日を過ごすことが出来ました。
第42回 九州地区難聴・言語障害教育研究大会 佐賀大会
7月30日(月)に予定されていた大会1日目(開会行事、総会、代表者会等)は、台風12号接近のため中止になり、2日目のみの開催となりました。2日目については、当初は分科会のみの予定でしたが、講師の先生のご厚意により、日程を変更し、1日目に行われる予定であった記念講演も行われることになりました。
宮崎県からは14名の参加でした。
大会主題は、「これからの難聴・言語障害教育のあり方を考える~子どもや保護者のニーズに応える支援や連携をめざして~」でした。
記念講演では、東京都杉並区立済美教育センター指導教授と早稲田大学教育・総合科学学術院非常勤講師を兼任されている月森久江先生より
「つまずきのある子どもたち(発達障害)への指導・支援の在り方~認知の偏りと子どもの特性について~」を演題としたお話を伺いました。
ボーダーラインの子どもたちも含め、つまずきのある子どもたちに対する見取り方や関わり方、指導・支援方法を具体的に提示していただく中に、月森先生の温かい眼差しや熱い思いを感じるお話でした。
分科会は、「構音」「吃音」「言語発達」「聴覚」「連携」の5つに分かれて行われました。
そのうち、第1分科会「構音」において、本県の高鍋町立高鍋東小学校の三角由美教諭が「構音に歪み音がある児童に対して、どのように指導・支援していけばよいか~主体的に練習する中で、改善の定着を促し、日常の会話につなげる工夫を通して~」をテーマに報告しました。司会は、宮崎市立赤江小学校の吉本聖子教諭でした。助言者である佐賀整肢学園からつ医療福祉センター診療部リハビリテーション課技術監の橋本紀子先生のミニレクチャーもあり、充実した研修となりました。
第2回研修会
平成30年6月29日(金)みやざき歴史文化館において、第2回研修会行いました。講師に都城さくら聴覚支援学校の高橋直樹指導教諭をお迎えし、「難聴・言語障がい通級の在り方」についてお話いただきました。内容としては、「1 通級指導の対象となる児童の実態」、「2 通級指導教室における指導・支援の考え方」、「3 通級指導に関する情報として」の3つの観点からお話下さり、「1~3才までの個人差が大きい。ことばが育ちやすい環境をいかにして作るかが大切」とのお話でした。また、九州保健福祉大学の戸高翼先生による「言語発達障がいの評価に使用することが可能な検査リスト」も提供していただきましたので、目の前にいる子どもたちへの指導・支援につなぐために、役立てていきたいと思います。
専門部会・全体会の後、平成30年度九難言佐賀大会に向けて、高鍋町立高鍋東小学校ことばの教室の三角由美先生のレポート発表や来年度の熊本大会に向けての提案がありました。参加された先生方との質疑応答では、活発な意見交換が行われました。
午前中は、平成30年度宮崎県特別支援教育研究連合聴覚・言語障がい教育研究部会第1回学校代表者会・研修会が行われ、総会の後、「児童の自立を促すための支援と連携」と題して、えびの市立加久藤小学三浦弘子先生が事例発表されました。
先生方の素晴らしい実践に触れ、有効な指導・支援についての情報交換の機会となり、有意義な一日となりました。
平成30年度宮崎県ことばを育む親の会キャンプ(日帰りレクリエーション)
午前中は、タマネギの皮を使ってエコバッグを草木染めしました。ビー玉や輪ゴムで模様作りをして、染色、触媒、水洗いを繰り返すときれいな黄色に染まりました。道具を外すと、きれいな模様が出来上がっていて、歓声が各テーブルから上がっていました。
午後からは、子ども達はチャレンジラリーでミニゲームを、保護者の方は親の会総会と・情報交換会を行いました。子ども達は、楽しい時間を共有できたようでたくさんの笑顔が見られました。保護者の方は、日頃の様々な思いを情報交換し、新たなつながりができたところも多かったようです。
年に1回のこの会ですが、とても充実した会になりました。
平成30年度 第1回研修会
午前に総会が行われ、本年度の本会の活動について協議いたしました。
その後、宮崎県教育委員会 特別支援教育課の井上秀和指導主事よりご講義いただきました。特別支援教育の最新動向、高等学校における通級による指導の制度化、そしてこれからの通級による指導について具体的なお話をお伺いすることができました。
午後からは、宮崎市総合発達支援センター 言語聴覚士の原澤奏子先生より「構音指導の実際」と題しまして、ご講義いただきました。「新版 構音検査」を基に丁寧にご説明いただきました。経験や勘でなく、科学的な根拠に基づいた指導の大切さを教えていただきました。
最後に、専門部会を経て、閉会となりました。
本年度も計5回の研修会を予定しております。
会員一同、お互いの横のつながりを深めるとともに、より一層の専門性の向上を目指していきたいと思います。
「第2回みやざき吃音のつどい」のご案内
「第2回 みやざき吃音のつどい」のお知らせを紹介します。
日時 : 2018年3月24日(土) 12:30~15:30(受付12:00~)
場所 : みやざき NPO・協働支援センター
(JR 宮崎駅前 )
〒880 -0811
宮崎市錦町 1-10 宮崎グリーンスフィア壱番館(KITEN)3F
* たくさんのご参加をお待ちしています。
案内はこちら
第2回みやざき吃音のつどい.pdf
<宮崎県内のことばの教室、きこえの教室の先生方へお願い>
上記の案内文書を印刷の上、通級児童および関係の方へ
配付お願いします。
2月19日 宮崎市ことばの教室グループ学習
2月19日月曜日
第5回宮崎市ことばの教室グループ学習を行いました。
今回の内容は、次の通りです。
① アイスブレーキング
② 自己紹介
③ 吃音クイズ、話し合い
④ 卒業おめでとうメッセージ~この春、中学校に進学する6年生に
メッセージを伝えることができました。
⑤ 振り返り
⑥ 永山校長先生のお話
振り返りでは、
○ 最後のグループ学習でした。一回一回学習が楽しみでした。
ここで学んだ ことを、これからの中学に生かしていきたいです。
1年間、ありがとうござ いました。(6年)
○ 最初は、みんな緊張していてあまり話してなかったけど、1年間を
通して仲良くなれたのでよかったです。 5年さいごのグループ学習
が笑顔で終われてよかったです。 6年生になったら、司会をするの
で、楽しく進行できればいいと思いました。(5年)
○ ずっと吃音なおるかなと思っていたけど、グループ学習をして、気持ち
がほぐれました。(2年)
○ 話し合ってわかったことがあって、よかったです。また、話し合いたい
です。(3年)
などの感想がが出ました。
今回のグループ学習は、子どもたちの中で話し合いが進められ自分の考えを伝えたり、友だちの話を聞いたりする姿が印象的でした。
第5回研修会
午前中は平成29年度に取り組んだ各校の実践事例集作成を行った後、九州地区難聴・言語障がい研究大会佐賀大会の第2回目のレポート検討を行いました。
佐賀大会では、高鍋東小の三角由美教諭が「構音に歪みのある児童に対して、どのように指導・支援していけばよいか~主体的に練習する中で、改善の定着を促し、日常の工夫につなげる工夫を通して~」について報告されます。検討会では、資料についての改善点や「主体的と意欲的」などの言葉の使い方について提案がなされました。
午後からは、専門部会での話し合いと事例研究が行われました。
専門部会では、今年度の反省と次年度の活動の確認を行いました。本年度は、2年間担当する中の1年目ということで、次年度も部がかわらないため各部ともスムーズに話し合いを進めることができていました。また、事例研究会では、構音や吃音、難聴等のグループに別れ、それぞれのグループで実践上の疑問や課題を出し合い、それについて話し合う中で明日からの指導のヒントをもらうことができました。
宮崎市 ことばの教室 グループ学習
<ねらい>
・吃音があることでの悩みやその解決法などをお互い話し合い、
共感し合うことができる。
ことができる。
・どもっても自分の思いや気持ちを最後まで伝えることができ
る。
ことができる。⇒各児童が、在籍するクラスの友だちとの関わ
りへの発展
「ピザはものすごくおいしかったです。
しかも、みんなとなかよくなれました。」(2年)
12月19日、今回は、本年度4回目の活動でした。ピザ作りをしました。
「みんなでピザを作って、みんなとより深く交流できたのでよかったです。」
「初めて参加したけど、思ったより人が少なくて安心して活動できました。」
「次の機会があればまた参加したいです。」
などの感想がでました。
また、2年生のお友だちが作った「吃音クイズ」にもチャレンジしました。
活動を通して、友だちとの関わりやコミュニケーションの場になりました。
<吃音クイズ:みんなで考えました><協力し合って作りました>
みやざき吃音のつどい
平成29年12月2日(土)、宮崎市青少年プラザで「みやざき吃音のつどい」が行われました。福岡言友会の立川さんが中心になり、この会が開催されました。
九州には、福岡、北九州、熊本、鹿児島、大分、琉球言友会があります。今回の、宮崎での開催は大きな一歩です。
当日の内容は、「アイスブレイク」「言友会の紹介」「体験談発表」「グループディスカッション」「まとめの会」でした。
今回は約30名が参加し、宮崎県内のことばの教室の担当者や、通級児童、保護者の方の参加もありました。
人と人とのつながりが新たに生まれるきっかけになる、「みやざき吃音のつどい」になりました。
第4回研修会
午前中は専門部会及び報告会が行われた後、平成30年九州地区難聴・言語障がい研究大会佐賀大会のレポート検討を行いました。
高鍋東小学校ことばの教室の三角由美先生が、第1分科会(構音)の提案者となっています。「構音に歪みのある児童に対して、どのように指導・支援していけばよいか~主体的に練習する中で、改善の定着を促し、日常の工夫につなげる工夫を通して~」について報告します。
本番と同じように報告してもらい、それを受けて会員間で意見交換を行いました。三角先生の日常の丁寧で温かい指導を学ぶ良い時間となりました。
午後からは、国立特別支援教育総合研究所 牧野泰美先生による、「難言教育における子どもとの関わり及び教室運営の基礎・基本」という演題で講義がありました。
「ことばの教室がなぜ学校にあり、なぜ教員が担当するのか」「通級だからこそできること」「ことばを使う楽しさ、感覚をどこまでことばの教室でやれるか」など、指導・運営の基本的なことを再認識することができました。
「できるように(自己有能感)なることも大切だが、OKと思えること(自己肯定感)はもっと大切。」牧野先生の言葉です。子どもたちが、今を生きることに勇気をもらえる「ことば・きこえの教室」が運営できるようこれから励んでいきたいと強く思う充実した研修会となりました。
第3回研修会
10月19日(木)に第3回研修会(年5回)を開催しました。
午前の部では、夏季休業中に行われた各研修会の参加者からの報告があり
「吃音指導の実際」として、吃音指導の教材の一つである「吃音クイズ」の作成、
吃音すごろく」の演習に取り組みました。具体的な支援の手だてを体験しながら
学ぶことができました。
午後の部では、各専門部会や情報交換会が行われた後、九州保健福祉大学
教授の内勢由美子先生による「教育現場で使える作業療法の見方 人~環境
~作業」という演題で講義がありました。
作業療法の見方をもとに、支援が必要な子どもに対して、どのような視点をも
って対応していけばいいのか等、たくさん学ばせていただきました。また教室で
すぐ活用できる多くの教材、書籍、ホームページ等の紹介もありました。
支援のスタートは「できない」と思われていることの中から「できること」を探す
こと、支援を段階付けるスモールステップの大切さを再認識することができた充
実した研修会になりました。
宮崎県ことばを育む親の会(日帰りレクリエーション)の中止のお知らせ
台風21号の接近のため、みなさまの安全を考慮し、中止することになりました。
天候の都合とはいえ、ご参加を楽しみにしておられたみなさまには、心苦しい限りですが、
ご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。
不明の点につきましては、各校通級担当までお問い合わせいただきますよう、お願いいたします。
宮崎県ことばを育む親の会 会長 谷口洋子
第41回九州地区難聴・言語障害教育研究会熊本大会
8月8日(火)に、熊本県熊本市熊本市国際交流会にて、第41回九州地区難聴・言語障害教育研究会熊本大会が行われました。
8月7日(月)に予定されていました大会1日目(開会行事・総会・記念講演など)は、台風5号接近のため中止になり、2日目(分科会)のみの開催となりました。
大会主題は「これからの難聴・言語障がい教育のあり方を考える~子どもや保護者のニーズに応える支援や連携をめざして~」でした。
第2分科会「吃音」において、本県の宮崎市立宮崎小学校の髙橋知子教諭が「吃音と向き合い自分らしさを肯定的にとらえることができる児童を育むために~児童一人一人の思いを受け止めた吃音指導の実践~」をテーマに報告しました。司会は、小林市立小林小学校の永久井加代子教諭でした。助言者の九州大学病院耳鼻咽喉科の菊池良和先生のお話を聞くこともでき、充実した研修となりました。
平成29年度 第2回研修会
平成29年6月30日(金)の午前中、みやざき歴史文化館で、宮崎県特別支援教育連合 聴覚・言語障がい教育研究部会第1回学校代表者会・研修会が開かれました。平成29年度の事業計画等を審議した後、新富町立富田小学校の山下先生による事例「聞く、話す、理解することに困難さをもつ児童の指導について」が発表されました。
また午後からは、難聴・言語障がい教育研究会第2回研修会が開かれました。10月22日(日)実施のキャンプ(日帰りレクリェーション)等についての打合せを行いました。また、平成30年度九難言で発表される高鍋町立高鍋東小学校の三角先生による「構音指導」についてのレポート検討も行いました。活発な意見が出され、終日を通し充実した研修会となりました。
平成29年度 第1回研修会
第1回研修会を行いました。
まず開会行事では、出会者の自己紹介を行いました。
宮崎県では、今年度よりことばの教室が3校増えました。
都城市の志和池小学校、美郷町の田代小学校、椎葉村の椎葉小学校です。
次に総会を行いました。
平成28年度の事業報告、決算報告ならびに
平成29年度の事業計画審議ならびに予算審議、役員改選が主な議題でした。
午前中の最後は、
「平成29年度九州地区難聴・言語障がい教育研究大会(略称:九難言)」の
レポート検討を行いました。
宮崎小学校ことばの教室の高橋知子先生がレポート発表者になっております。
「吃音と向き合い自分らしさを肯定的にとらえることができる児童を育むために
~児童一人一人の思いを受け止めた吃音指導の実践~」について報告します。
本番と同じ形態で発表をし、会員間との意見交換により、
検討を深めることができました。
午後は宮崎県教育委員会 特別支援教育室の井上秀和指導主事による講義を受けました。
特別支援教育の最新動向、特に高等学校における通級による指導の制度化についての話題、そしてそれを受けて、これからの通級による指導の展望について
具体的なお話を伺うことができました。
その後、専門部会を経て、閉会となりました。
今年度も計5回の研修会を予定しております。
会員一同、より一層の専門性の向上を目指していきたいと思います。
平成28年度 第5回研修会
平成29年2月16日(木)、みやざき歴史文化館で研修会を行いました。
午前中は、今年度の研究集録の作成を行った後、各専門部で来年度への引継ぎを行いました。
午後は、来年度の九州地区難聴・言語がい教育研究大会熊本大会のレポート検討で、提案者の宮崎小学校の高橋知子教諭に「吃音のある子どもの指導」について発表していただき、それに基づいて参加者みんなでさまざまな意見を交わしました。
今年度の研修会は今回で最後でした。通級指導教室を担当する仲間どうしで、日ごろの悩みを分かち合ったり、情報を交換したりして、多くのことを学べる研修会となりました。
平成28年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第4回研修会
専門部会及び報告、難聴・言語指導についての研修会に引き続き、鹿児島市立名山小学校の溝上茂樹教諭を講師に迎え、「吃音について考え、表現する活動への取り組み~子どもが自分らしく暮らしていくために」というタイトルで、講義をしていただきました。
溝上先生自身が吃音があり、吃音と共にいかに生きるか、そして指導者として子どもたちにどう向き合ってきたかというお話は、多くの示唆に富んだ内容でした。特に「ナラティヴ・アプローチ」については、詳しく説明がありました。また、「子どもの自動充電システムを育てる」「子どもの声を聴くときの心構え」のお話は、わたしたち指導者が一番大切にしなければならないことを改めて教えていただきました。
県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会
10月7日(金)に県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会が開催されました。
各種研修会の参加者報告や情報交換が行われた後に、国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センター統括研究員の牧野泰美氏による「子どもや保護者を支える関わり~吃音を中心に~」と題した講義がありました。
第40回 九州地区難聴・言語障害教育 沖縄大会
8月4日(木)・5日(金)に、沖縄県那覇市にて標記の研究大会が行われました。
宮崎県から9名参加しました。
大会主題は「これからの難聴・言語障害教育のあり方を考える~子どもや保護者のニーズに応える支援や連携をめざして」でした。
第1日目には、開会行事、総会、記念講演、交流が行われました。
記念講演では、沖縄県島尻特別支援学校校長である大城政之先生より
「多様なニーズへのアプローチ~特別支援教育の視点~」を演題としたお話を伺いました。
「ニーズは多様であるが、全てに応えようとするのではなく、優先順位をつけ、いくつか選択する、選択した具体的な手立てに集中して取り組むとよい」というお言葉が印象的でした。
第2日目は、分科会が行われました。
宮崎県ことばを育む親の会療育キャンプ
宮崎県特別支援教育連合 聴・言部会研修会、県難言研修会
平成28年7月1日(金)の午前中、みやざき歴史文化館で、宮崎県特別支援教育連合 聴覚・言語障がい教育研究部会の第1回学校代表者会・研修会が開かれました。平成28年度の事業計画等を審議した後、小林市立小林小学校の地村先生による事例「ことばの通級指導教室における指導実践例」が発表されました。
また午後からは、難聴・言語障がい教育研究会の第2回研修会が開かれました。7月10日(日)実施の療育キャンプ(日帰りレクリェーション)等についての打ち合わせを行いました。また、新富町立富田小学校の山下先生による吃音指導についての講義や情報交換で研修を深めることができました。
平成28年度宮崎県難聴・言語障がい教育研究会 第1回研修会
平成28年5月17日(火)、みやざき歴史文化館で本年度第1回目の研修会を行いました。午前中は、会長挨拶、総会が行われ、本年度の本会の活動について協議しました。
宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第5回研修会
「宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第5回研修会」
平成28年2月19日(金)、みやざき歴史文化館で研修会を行いました。
午前中は、研究集録の作成を行ったのち、専門部ごとに1年間のまとめと次年度の方向性を確認しました。
報告 全国公立学校難聴言語障害教育研究協議会
宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第4回研修
平成27年12月4日(金)、みやざき歴史文化館で研修会を行いました。
午後は、「児童の思いに寄り添い、自己理解を深める指導の在り方」について高千穂小学校の佐藤教諭の実践報告をもとに研修を行いました。
宮崎県特別支援教育研究連合 難聴・言語障がい教育研究会 研修会報告
平成27年11月20日(金)、都城さくら聴覚支援学校で第4回研修会を行いました。
午前中は、開会行事、学校見学の後、高鍋東小学校三角教諭による事例発表がありました。
午後は、鹿児島第一医療リハビリ専門学校の押川亘氏に「言語発達と障がい」という演題で御講演いただきました。
言語発達についての新しい考え方を御紹介いただき、多くの示唆を得ることができました。
平成27年度 県難聴・言語障がい教育研究会 研修会報告
平成27年10月20日(火)、みやざき歴史文化館で第3回研修会を行いました。
午前中は、会長挨拶、親の会会長からの「平成27年度宮崎県ことばを育む親の会研修会」の説明、そして、研修報告(九州地区難聴・言語障がい教育研究会長崎大会、全難言協「はじめのいっぽ」など)、専門部会(広報部、連携推進部、研修部、調査統計部、事務局)からの報告や提案が行われました。
午後は、九州福祉保健大学 保健科学部 言語聴覚療法学科の倉内紀子教授をお招きし、「発達に課題のある児童の言語・コミュニケーション支援」をテーマにご講義いただきました。「からだや情緒が育てた上にことばの発達が保障される。」「指導・支援の最終的なねらいはQOL(生活の質)の向上である。子ども達だけでなく、支援者や家族のQOLを伸ばすことも大切である。」など、ことばの発達についての基礎的な内容や支援者としての基本的な心構えを伺うことができました。
NPO法人全国ことばを育む親の会 第26回全国大会佐賀大会
第26回全国大会佐賀大会報告
平成27年8月8日~9日
佐賀県立男女共同参画・生涯学習センター「アバンセ」で行われました。佐賀県を中心に九州各県の協力のもと、保護者、教師、通級生OB、医療関係者など多くの立場からの情報が得られた大会となりました。
長崎大会報告
レクリエーションがありました
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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