日誌

2021年2月の記事一覧

後川内中学校の立志式で講演を行いました

高原町立後川内中学校の立志式にて、コーディネーターの羽田野が講演を行いました。
実は昨年度も講演の依頼をいただいており、立志式に向けて2回の事前授業・ワークショップを行っていたのですが、肝心の本番は新型コロナの影響で中止に。1年越しにお話することができました。

テーマは「正解のない社会の歩き方」
①正解のない社会とは?
②仕事は「選ぶ」から「つくる」へ
③正解のない社会を歩くために
の3つの小テーマを設けて、これからの社会の変化や私自身のキャリアについて話をさせていただきました。


後川内中学校の2年生は全部で6名(この日は1名欠席)。他の学年の生徒や保護者の方も見守る中で、立志の誓いの発表があったり、生徒全員での和太鼓の演奏があったり、とアットホームな雰囲気の立志式でした。


(文責:羽田野)

延岡星雲高校1年生の探究学習発表会が開催されました

延岡星雲高校1年生 フロンティア科(40人)ならびに普通科(160人)では、この1年間をかけてそれぞれに探究学習に取り組んできました。その成果を発表する会が、2月25日に開催されました。

トータルコーディネーターの水永が、先生方と協議を重ねメンターの確保等にあたり、実現しました。




1.フロンティア科
昨年までは2年生にメンターを配置して探究学習に取組みましたが、今年度は1年生に社会人メンターを配置し、先ずは課題探究の練習を行うという位置付けで取組むことになりました。1学期には探究の基礎として「学びみらいPASS(河合塾)」を活用。2学期から月に1回、メンター(4名)による指導を開始しました。はじめに、メンターの方々に課題テーマを設定していただき、生徒は8班に分かれて探究に取組みました。

この日、発表された課題テーマは次の通りでした。

・ボランティアの現状と課題を分析し、今後のあり方を考える

 ・介護施設に従事する介護職員の離職率の高さ、人手不足をどうすれば解消できるか

・コロナ禍の中、環境に配慮した新たな生活様式をどう作っていくか

 ・ゴミの減量化等を世代間交流により取組み、地域の自治会活性化に繋げられないか

・自然災害が多発する中、安全にくらしていくためにできることは何か

 ・自転車事故を減らすにはどうすればいいか

・延岡に作るべき最適な商業施設は何か

 ・延岡にプロスポーツチームを誘致するにはどうしたらいいか


発表会は2時間をかけて行われ、生徒同士からも活発な質疑が交わされました。その後メンターからの意見とアドバイスも提起され、多くのメンターの方々から、この半年間の成長ぶりに感銘を受けたと、評価の声をいただきました。


2.普通科

1年生では探究についての基礎を学び、2年生での本格的な探究学習(課題研究と提案)につなげていくことになりました。その一助として社会人メンター(4名)に就いていただき助言・指導をいただくことになりました。1学期には、新聞記事やSDGsを通して社会問題を知る学習等が行われ、2学期からテーマについて探究学習を開始し、メンター指導も開始されました。

生徒をランダムに8つのクラスに分け、次に例示したような8つの大きなテーマが設定されました。そして5~6人位の班(全部で28班)に分かれて、各クラス毎に同じテーマについて探究に取組みました。指導は、各クラス毎に担当の先生が就かれ、社会人メンターがそれぞれ2クラスの指導にあたりました。

   ・延岡の海(長浜海岸、ウミガメ等)のPRを考える

   ・ドイツとの交流・イベントを企画する

   ・ICTを活用した優しいまちづくりを考える

   ・延岡の川の汚染状況を調査し改善方法について提案する

   ・若者目線から延岡のPV(プロモーションビデオ)を企画する


発表会は、体育館でポスターセッション方式で実施されました。
1時間という短時間ながら、発表する生徒、それを聞く生徒、質問や意見を交わす先生方やメンターが入り混じって、賑やかな発表会になりました。


(文責:水永)

日南市立飫肥中学校の「立志式」にて講演を行いました

2月12日(金)飫肥中学校2年生(2クラス、64名)の「立志式」が行われました。
飫肥中学校2年生は、この1年間を通して「働くこと」について考えを深める取組みを重ねてきました。1学期から、全員で「働くこととは?」というテーマで考えを深め、発表も行い、共有してきました。そして昨年12月18日には、羽田野コーディネーターの支援も得て、5名の講師を交えた「キャリア教育ワークショップ」が行われています。 
校長先生の話のあとに、「太郎の手紙」への返事を、生徒代表の6人が発表しました。(将来はお笑い芸人になりたいと夢を持っている太郎。勉強は嫌いなので勉強なんかしなくたってお笑い芸人にはなれるよね、勉強の意味がわからない、と問いかける太郎に、親の立場から返事を書くという設定です)



立志式では生徒全員が一人ずつ「誓いの言葉」を述べました。そのあとに、トータルコーディネーターの水永が「君たちはどう生きるか(そのⅡ)」と題して講話をしました。昨年7月の第一回につづけて次のようなメッセージを送りました。 
・世の中には実に多様な仕事や働き方をしている大人たちがいること   
 ①昨日まで世界になかったものを創り出したいと懸命に生きている人たち   
 ②縁あってめぐりあった仕事を一生懸命にやるという人たち   
 ③自分の思いを深く見つめて、決してぶれないで生きている人たち   
 ④人のためになるのがカッコイイと思っている若者たち 
・世の中の「変化」の本質を考えるということ
(トヨタが、自動車を作る会社から移動サービスの会社に変身しようとしている理由) 
・自分にとって幸せとは何だろう、と考えてみましたか?

「立志式」と題した冊子には、全員の文章が掲載されています。一人ずつそれぞれに深い考察が感じられ、この1年の学びが素晴らしいものだったことがよくわかります。
・「自分のこれからの生き方についての決意」
・「太郎へ」(太郎の手紙への返事)
 
(文責:水永)

飯野高校のグローカルアントレプレナーシッププログラムに参加しました

飯野高校のグローカルアントレプレナーシッププログラム(E-GEP)にコーディネーターの羽田野が参加をしました。
9人の生徒さんがそれぞれ2年間かけてえびの市の未来を創るビジネスモデルを作るというプログラムで、羽田野は学びや成長の支援を担当しています。
1月は県の緊急事態宣言の影響でずっとオンラインでの参加だったため、久しぶりの対面となりました。



この日は参加者一人ひとりとの面談。プロジェクトの上手くいっていること、上手くいっていないこと、自分自身がどこまで成長したか、何を課題にしているのか、現状を振り返り、今後の方針を立てました。
1人につき10分ほどではありますが、それぞれの状況がある中で一人ひとりと話ができることはすごく大事だなと感じます。
(文責:羽田野)

日之影中学校1年生で探究学習と対話授業

日之影中学校1年生(24名)は、この1年間、「総合的な学習の時間」に、校内ハローワークや高校生との協働によるGIAHS(世界農業遺産)アカデミーへの参加、GIAHSの視点を加味した「ふるさと探訪」などに取組んできました。 

2月9日(火)には、伊東校長先生による「Society5.0で活躍するために」と題した講義のあとに、トータルコーディネーターの水永との対話授業が行われました。 
・社会人として一番求められることは何ですか。  
・新しいことに挑戦して失敗したらどう乗り越えてきたのですか  
・旭化成ではSDGsを実践しているのですか
質問の前に、先ず自分の意見をはっきり述べてから質問をする姿に、大変感銘を受けました。短時間ではありましたが、大変有意義な対話になりました。日頃からの先生方のご指導の力を感じました。 

日之影中学校では昨年末に生徒全員に一人一台のタブレットが配布されています。そして1年生も、ネットを積極的に活用して、次々に探究テーマを提案し始めています。
朝の会では、順番にテーマを決めて、調べてきたことを発表していて、この日は、「お正月について」というテーマで、日本のお正月行事の内容や歴史やおせち料理の由来など、ネットを使って調べたり家族や地域の人に聞いたりした発表がありました。一旦調べて終わりではなく、「なぜ日本は正月行事が多いのだろう」という疑問点も提示され、次への探究のつながりもできていました。

(文責:水永)