日誌

2023年8月の記事一覧

都城工業高校でジョブシャドウイングについて企業向け説明会を行いました

宮崎県立都城工業高校では、2年生にインターンシップを実施しますが、それに加えてジョブシャドウイングというプログラムを8名の生徒を対象に行います。

このプログラムを実施するため、今回は企業の人事担当の方を中心に説明会を行いました。


インターンシップは仕事を体験することが目的ですが、ジョブシャドウイングは、シャドウ=影のように仕事をしている方に密着して、観察から仕事とは何かを考えることを目的としています。実際の労働を近くで観察することで、仕事内容を理解するだけではなく、実際の業務の全体像を把握し、仕事に対する意識や必要なマインドを理解することができます。

今回、事前にジョブシャドウイング説明会を行い、学校と企業が同じ課題を共有し、共に考える機会になりました。

 

10月には生徒向けにジョブシャドウイングプログラムの説明会を予定しています。生徒たちがジョブシャドウイングによって将来、自分が働いている姿を具体的にイメージし、現場のリアルや魅力を感じ取ってくれることを期待しています。(コーディネーター 福島)

延岡市立 南方小学校 「教職員キャリア教育研修会」 で講話

8月2日(水)、南方小学校ですべての教職員(35人)を対象に「キャリア教育研修会」が行われ、90分間、講話をしました。校長先生から提起されたテーマは、「なぜ今、キャリア教育の推進が必要であるのか?」 さらに「子どものキャリア意識の形成における小学校段階での役割について」でした。

 

途中で、3回グループワークを行っていただきましたが、最後の回のテーマは「これから、南方小学校でどんなキャリア教育をすすめていきたいと思われますか」でした。職員室で、学年毎のテーブルで行われましたので、それぞれに活発な意見が出されて盛り上がりました。

 

「よのなか教室通信」から、名水小学校・南小学校・浦城小学校・延岡小学校・港小学校・一ヶ岡小学校・岡富小学校の実践事例を紹介した部分と、「おしえて! よのなか先生in延岡」(ビデオメッセージ紹介のリーフレット)とを、全ての先生方に配布して、講話の中で紹介し説明しました。

 

来年度から本格的にキャリア教育に取り組むことになりました。子どもたちだけでなく、同時に保護者へもキャリア教育を伝える場を設けていくことも提案いただきました。来年度に向けて、今年度2学期には、どこかの学年・学級で、小さくてもいいので新しい挑戦をしていければと願っています。

                                    (トータルコーディネーター  水永)

職員室で行われた「キャリア教育研修会」

                        職員室で行われた「キャリア教育研修会」

昨年に続き、西都市内6中学校の学びの共有「さいと学アワード」2回目が開催されました

今年で2年目となる、「さいと学アワード」。

「さいと学アワード」では西都市内6中学校(妻中学校、三財中学校、穂北中学校、都於郡中学校、三納中学校、銀鏡中学校)が学校の枠を飛び越えて、探究活動の学びを共有しています。

学校選抜で選ばれたグループの中から決勝まで勝ち抜いたグループが「さいと学アワード」で発表を行います。

審査員には妻高校3年生や教育委員会の方々、他にも様々な有識者の方が参加されました。

西都市にある中学校の生徒たちが地域の課題発見と解決のため、それぞれの視点で試行錯誤を繰り返し、取り組んできました。

優勝に輝いたのは、三財中学校。

ゴミ問題の解決に向けて、PDCAを繰り返した継続的な取り組みに賞賛の声が上がりました。
中でも「この探究には愛がある」という審査員の言葉が印象的でした。

探究活動の中で、問い作りから始め、仮説を立て、実行し、その結果に基づいて問いを作り直すというPDCAのサイクルを回しながら、課題解決に励んできました。

はじめに取り組んだのは住みやすい街にするためのゴミ拾いでした。多くの人にこの活動に参加してもらうための呼びかけも積極的に行なっていました。しかしゴミ拾いを繰り返す中で、拾い続けてもゴミが落ちている状況を目の当たりにします。さらに街を綺麗にするためには、「ゴミに価値を感じてもらうことが大切である」という答えに辿り着きました。

「普段なら捨ててしまうゴミも価値のあるものならば捨てない」という仮説のもと、堆肥農家へのインタビューも行いました。ゴミ問題を解決する取り組みの一つとして、コンポストを制作し、地域のお祭りではコンポストキットを販売する計画も立てています。(コーディネーター 福島)