活動報告
延岡市立旭中学校3年生課題学習「あさひタイム発表会」
10月4日(金)に、旭中学校3年生(3クラス、82人)の課題学習「10年後の世の中と私 -SDGsを通して考える」の発表会が行われました。
5月17日のオリエンテーションを受けて、6月7日からスタートした6名のメンターの方々の指導が、6月から9月の間に4回行われました。そして、この日の発表につながっています。
メンターから生徒たちに提示されたミッションは次の通りでした。
「林業」 延岡市で林業をする魅力を明らかにし、山や林業に関心を持ってもらうためにはどのように
PR・発信をしたらいいか
「工業」 延岡に企業を誘致するために効果的なPR内容を考える
「商業」 延岡の中心市街地が持続的に発展していくために、どのような問題があるかを考え、その問題
を解決するための方法を提案する
「観光」 延岡はどんな街? そして10年後の延岡はどんな街になっている?
「医療福祉」 10年後の延岡でも安心して医療を受けるために、どのような課題があるかを考え、その解決
方法と自分たちには何ができるのかを考えてみよう
「スポーツ」 1班) スポーツキャンプ時に来場者を増やすには?
2班) 国スポ・障スポの来場者に、大会終了後また延岡に来てもらえるようにするには?
3班) 延岡西日本マラソンで交流人口を増やすには?
司会進行も生徒たちで行い、各班毎に発表
ある班では、アンケートを2回とってその差異を分析して新しい発見をしていました。
また、アンケートをとった上で、さらにインタビューを行ってアンケートとは異なる具体的な意見に出会った班もありました。一回立てた仮説が、いくつかの検証の結果ずれていることを発見して仮説を作り直した班もありました。
これまでは、「延岡を知る」という考えで行動してきたが、今回「延岡を自分たちが変える」と考えたのは初めてだったので大変苦労しました。しかし、今まで考えなかったことに気付いて新しい発見がありました、という班の発表には大変感銘を受けました。
タブレットを使ってグラフを工夫して発表する班も 休み時間にメンターの所に集まって御礼を述べる生徒たち
(トータルコーディネーター 水永)
延岡市立南中学校「家庭教育学級」で講話
9月30日(月)に、南中学校「家庭教育学級」が開催され、「育むということ」と題して講話を行いました。
これから子供たちが漕ぎ出していく社会の様子をお伝えしたいと思いました。
金沢大学の金間大介さんが書かれた「先生どうか皆の前でほめないで下さい -いい子症候群の若者たち」の中で紹介されている若者の姿は次のようでした。
それは、「目立つことが恐怖(浮いたらどうしよう、と常に考えている)」「自分で何かを決められない」「競争より協調、協調より同調」だと指摘されています。
そして衝撃的だったのは、「大人たちがそう思っているからこそ、若者に感染している!」という言葉です。上の世代が変わらなければならないのです。しかしこれが難しい!。
今、企業の管理職は自分たちが育ってきたやり方ではない方法で部下を育てなくてはならない。
これが “きわめて難しい” んです。
産業界(企業)で抱える問題は、「家庭」でも「学校」でも同じです。
子供たちへの接し方を変えなければならない。「これまでの教え方、育て方だけでは、将来子供たちは幸せを掴むことができない」と考えるべきだと思います。
「教え、導くだけでなく」 ➡ 「寄り添い、伸ばす」
「ああしろ! こうしろ!」「あれはダメ、これはイケナイ」 ➡ 「何がやりたいの?」「何か手伝うことはある?」 と変えていくことが必要ではないでしょうか、と提起しました。
遅い時間にかかわらず参加いただいた保護者のみなさんたち
(トータルコーディネーター 水永)
都城青年会議所 「例会」で 講話
9月24日(火)に、都城青年会議所「例会」(参加者50人)で、「これからの時代に求められるキャリア教育」と題して講話をしました。 井ノ上コーディネーターも参加し、地元都城の高校での取組を紹介し、講話後の質疑応答と意見交換を一緒に行いました。
都城青年会議所では新しいビジョンを、「めぐるまち、都城」とされています。これは、人が行き交う(巡る)、地域資源が循環する(廻る)、思いやりが連鎖する(恵る)という想いが込められているのだそうです。
さらに4つの分野で具体的なスローガンを定めておられます。
・人材 個性と情熱がかけめぐるまち
・経済 景気がめぐるまち
・社会 ハートがめぐるまち
・環境 地域のめぐみがめぐるまち
このようなビジョンの実現のために、昨年7月には、工藤勇一さんを東京からお招きして、「大人が変わる。誰一人取り残さない社会を創るために」と題して教育対談を開催されています。
今年は、11月4日に地元の高校生たちとクロストークを計画して準備中です。
キャリア教育とは何か? 私は二つの視点で提起しました。一つは、「将来どう生きるか(働く意味)を小中学校の時から深く考えさせること」。 二つは、「この地域で働き・暮らす魅力と課題を伝えること」。
子供たちを育てるのに、家庭(親)と学校(先生)だけでは難しい時代になっていると言われています。そのためにもいま、社会(企業)の力が求められていることを強く伝えました。
これから、高校で必要なキャリア教育には、進路指導(進学や就職)に加えて、将来「生きる、働く」意味を考えさせる機会が少しでも設けられることが求められており、そのために青年会議所の方々と協働させていただきたいとお願いしました。
井ノ上コーディネーターと二人で参加しました たくさんの質問と意見が出されました
(トータルコーディネーター 水永)
延岡市立土々呂中学校1年生「延岡を知る 6連続よのなか教室」
土々呂中学校1年生(4クラス、131人)は、総合的な学習の時間において、6月~9月に6回の「よのなか教室」を通してふるさと延岡について学んでいます。
(先生から要請のあったテーマにもとづき、講師の選定依頼は延岡市キャリア教育支援センターでサポートしました)
1)テーマ 「延岡を知る・自分たちの生きる社会について考える」
2)ねらい
地域学習として「延岡を知る」というテーマで、生徒がさまざまな方々から、延岡について最新の話を
聞くことで延岡の魅力と将来を考えることができる機会としたい。
3) 「延岡を知る 連続6回よのなか教室」 具体的計画 (時間は13:40~14:30)
5月 8日(水) オリエンテーション
6月 21日(金) 講話1~3に向けて(延岡を知る・導入授業)
6月 28日(金) 第1回 「まちづくり」
杉田清志さん (延岡市 企画課 課長補佐兼企画調整係長)
7月 5日(金) 第2回 「観光」
山口実織さん (延岡観光協会 観光事業課 課長補佐)
7月 12日(金) 第3回 「スポーツ」
中島弘貴さん (延岡市 教育委員会 アスリートタウン推進課)
7月 19日(金) 講話4~6に向けて(延岡を知る・導入授業)
9月 20日(金) 第4回 「歴史」
日高保彦さん (RIK株式会社 代表取締役・日高家住宅)
9月 27日(金) 第5回 「福祉」
宮田千晶さん (延岡市 健康福祉部障がい福祉課自立支援係)
9月 30日(月) 第6回 「職業・新しい働き方(移住者、起業家)」
橋本幸乃さん (延岡市 北方総合支所北方町地域おこし協力隊)
10月 1日(火) 発表準備
10月 4日(金) 発表準備
10月 7日(月) 発表準備
10月 8日(火) 発表準備
10月 12日(土) 文化発表会
9月20日(金)に第5回が開催されました。テーマは「歴史」でした。
土々呂中学校の校区内である赤水地区の「日高家住宅」(地元では“ぶり御殿”の名で親しまれています)の6代目当主である日高保彦さんにご講話をいただきました。
初代当主の日高亀市翁が、「日高式大敷網」(現在の大型定置網の原型)を日本で初めて開発されます。近海に近付いてくるブリの大群を漁獲できるこの画期的な発明は世界に注目され、後にイギリスで開催された日英博覧会にも出品され1等賞を獲得しています。
明治29年に建設された「日高家住宅」は、令和5年に、国の重要文化財に指定されました。
明治時代にこのような新しい網や漁法を開発するのは並大抵ではなかったそうです。
しかし、「挑戦を一度もあきらめたことがなかった」から度重なる失敗を乗り越えて成功に至ることができたのですと語られました。
そして、白熱電球を発明するまでに2000回以上も失敗を重ねたエジソンが言ったといわれる 「2000回の失敗ではなく、2000個のうまくいかない方法を見つけたのだ」という言葉を紹介しながら、新しいことに挑戦する大切さを語り、生徒たちへエールをおくられました。
日高さんの熱のこもった話を一心に聞く生徒たち
(トータルコーディネーター 水永)
学びの多様化学校で「ひなた場」が実施されました
9月20日(金)に、延岡市立南浦中学校 「学びの多様化学校」 分教室 熊野江教室で、「ひなた場」が実施されました。
参加した生徒は5名(内一人はオンライン参加)でした。次のようなすすめ方で行われました。
① 導入説明、 移動 (20分)
② 班内(生徒2人)で自己紹介 (10分)
③ 班内(生徒2人)で大人が人生グラフを用いて人生を語る (10分)
④ 対話と紙芝居 15分×2回=(30分)
休 憩 (10分)
⑤ 紙芝居 (もう一人の紙芝居を聞く) 15分×1回=(15分)
⑥ これからどんな大人になりたいか考える (15分)
⑦ まとめ (10分)
<合計 120分>
和やかに対話がすすんでいました
普段はあまり接することのないナナメの関係の大人の人たちから自由に話を聞き、自分の思うところを何でも話してみてほしいとお願いしました。
人間は極めて多様であること。そして世の中には実に多様な働き方をしている大人がたくさんいること。人生には多様な生き方があり、多様な働き方があること・・・。
私が会社で人事の仕事をしている時にいつも心掛けていたことは、「人は上から下から横から斜めから見ると実に多様な面と力を持っていることに気付くこと」だったという経験も紹介しました。
今日は普段接してこれなかったような多様な大人の人たちに参加していただいていますので、
この大人の人たちの話を聞いたり対話をすることで、多様な生き方や考え方があることに気付いてもらえるといいなと思いますと話してスタートしました。
対話は、二つの教室に分かれて行いましたので、講師と生徒の二人だけで静かに話を交わすことができました。外から見ただけですが、時折笑い声が聞こえてきたり、とても和やかに対話がすすんでいたようでした。
紙芝居を担当いただいた方は、ご自身の不登校経験もすべて開示して語られました。
中学校時代に学校に行けなかった時の経験は辛かったけれど、今思えば「必要な経験」だったとふりかえられました。生徒たちへの心温まるメッセージになったことと思います。
最後のまとめでは、「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎著)に書かれている「雪の日の出来事」の中での主人公のコペル君の物語を紹介しながら、あやまちや失敗を恐れなくていい、何か新しいことに挑戦してみてほしいとエールをおくりました。
終了後の意見交換では講師の方々から次のような感想や意見をいただきました。
・自分の人生をふりかえって人に話すような機会はこれまで無かったのでいい経験になりました
・最初は対話ができるだろうかと不安だったが生徒たちがよく話をしてくれてとても新鮮だった
・生徒たちが自分の進路についてもしっかり考えていたのでいい対話ができた
先生方からも次のような感想と意見が出されました。
・楽しみにしていた子もいて、笑顔もみられて、自分の考えていたことがさらに深まったようだ
・人間関係に苦労しているので、ナナメの関係の大人との対話はいい経験になったと思う
・始まるまでは生徒たちが話ができるか不安もあったが、よく話せていて良かった
参加した生徒たちからは次のような感想が寄せられました。
・できることをコツコツと1個ずつ増やしていきたい
・自分のことも大切にしながら、周りの人のことを考えたり行動できるような人になりたい
・自分の好きなことや興味があることを持つことが大切だと知ることができた
和やかに語っていただいた ふりかえりを書く生徒たち
(トータルコーディネーター 水永)
延岡高校SSH普通科2年生「中間発表」が行われました
9月18日(水)に、延岡高校SSH 普通科2年生(165人) 「SDGs課題研究」の中間発表が行われました。この課題研究は、4月にスタートし、来年2月に最終発表を予定しています。
1年次の「プレ課題研究」で決定した研究テーマについて、5つの分野に分かれて課題研究を行います。 物理9、化学4、生物10、数学2、人文社会科学16 (合計41グループ)。 生徒165人が、上記の41グループに分かれて研究にあたります(1グループは3~5人)
4月17日(水)* オリエンテーション
講義①「研究の方法・すすめ方」 大倉正道(九科大教授)
4月23日(火)18:00~ 「交流懇親会」 (コーチと先生方との事前打合せを兼ねて実施)
4月24日(水)*
5月 1日(水)* 講義②「研究結果の分析方法・まとめ方」 竹澤眞吾(九科大教授)
5月15日(水) 第1回(生徒・コーチ・先生方との顔合わせ)
5月22日(水)
6月 5日(水)
6月12日(水)1時限 <萌樹祭(文化祭):6/20、21>
6月26日(水) 第2回 コーチング
7月16日(火) <3年生 SSH成果発表会 見学>
7月17日(水) 第3回 コーチング (夏休みの計画検討)
<夏休み:7/29~8/30><体育大会:9/9>
9月 4日(水)
9月11日(水)
9月18日(水) 第4回 コーチング (中間発表)
9月25日(水)
10月 9日(水)
10月16日(水)
10月23日(水)*
10月30日(水)*
11月 6日(水)* 第5回 コーチング
11月13日(水)* 講義③「ポスターの作成方法」 大倉正道(九科大教授)
11月20日(水)*
11月27日(水)
12月 4日(水) 第6回 コーチング
12月11日(水) <修学旅行:12/15~20>
1月 8日(水)
1月15日(水) 第7回 コーチング
1月22日(水)
1月29日(水) 発表リハーサル
1月31日(金)1時限
2月 3日(月)4時限 第8回 コーチング (課題研究発表会・ポスターセッション)
2月12日(水) ふりかえり
2月26日(水)* 第9回 コーチング (ふりかえり)
3月14日(金) 県北地区課題研究発表会
上記の時間帯は14:20~16:10(110分) *は短縮授業で13:55~15:35(100分)
日常的には、教職員12名が分担して指導されますが、加えて社会人の方々に「コーチ」としてコーチングにあたっていただきます。今年度のコーチの方々は次の通りです。
1.田近 克彦 (旭化成OB 研究部門・知的財産部門) 自然科学
2.井上 光正 (旭化成OB エンジニアリング部門・環境管理部門) 同上
3.田部 豊 (旭化成OB エンジニアリング部門・化学プロセス) 同上
4.山本 卓也 (旭化成OB 研究部門・管理部門) 同上
5.白波 和郎 (旭化成OB 製造・生産管理部門) 同上
6.水永 正憲 (旭化成OB 人事・総務管理部門) 人文科学
7.上ノ原一道 (延岡市役所OB 消防長他) 同上
8.小野 雅史 (旭化成OB 営業・総務部門) 同上
コーチの方々には、生徒の主体性を重んじ、生徒からの相談等に応じる形でコーチングしていただきます。コーチは、生徒たちとディスカッションしながら、「本質的なことは何なのか」「論理的に考えられているのか」「何をやりたいのか」などについて問いを発し、答えを上から目線で示すのではなく、生徒自らで「何をすべきか」という考えが引き出せるよう寄り添います。
問題解決のためには、「どこに行くといいか」、「誰に聞くといいか」などについても助言をします。
また、担当の先生とは、授業の前後で情報を共有し意見交換を密に行ってすすめていきます。
コーチングの後にふりかえりを行うコーチのみなさん
作年までは「アドバイザー」でしたが、今年からは「コーチ」とした理由は下記の通りです。
(5月15日の「生徒とコーチの顔合わせ」の場で生徒たちには次のように説明しました)
1)今年から「アドバイザー」でなく「コーチ」と名称を変更しました
2)コーチングとは、「答えを与える」のではなく、みなさん自身が「答えを創り出す」サポートをし
ます。ティーチングは、普段先生が行われています。正解があって、それを身に付けることです。
これはとても大事な基礎基本です
3)アドバイスは、正しい答えに近付けるように細かい助言をし教えたり導いたりすることです
コーチングは、みなさんが自分で考える「きっかけ」や「ヒント」を与えることです
4)コーチングでは、「答えは生徒のみなさん自身の中にある」と考えます
したがってみなさん自身が持っている力を最大限に発揮できるようにサポートし、コミュニケー
ションを大事にしていきます
5)コーチングの場では、生徒のみなさんが質問や意見を我々コーチにぶつけてください
みなさん自身が考えたこと、わからなくなったことなどを、どんどん質問したり、意見を投げか
けてきてください。そうやってコミュニケーションが深まっていくことを目指したいと思います
9月18日(水)14:20~16:10に2時限を使って「中間発表」と「第4回コーチング」が行われました。分野毎に4つの部屋に分かれ、各グループが発表と質疑を含めて約10分位ですすめられました。
コーチ、他班のメンバー、参観に来た1年生の前で「中間発表」をする2年生
終了後のコーチのふりかえりでは毎回様々な意見が交わされます。
・自分が少ししゃべり過ぎた。発言する人が1人か2人で他は発言しない
・次の展開が見えていないようだ。テーマについてKJ法のブレーンスト―ミングを30分位でも
いいのでやって意見を出し合うのもいいかもしれない
・質問攻めにした。考えるポイント、ルートなどのヒントを与えた
原理原則を調べ、考えることが大事
・黙って聞いてあげる事を通じて生徒自身が気がつくのがベストだが実際にやるのは難しい
・探究学習も後半に入り残る時間も限られてきたのでアドバイスをし過ぎたかもしれない、コー
チングを超えたかもしれない
➡コーチングの要諦は「生徒達がおもしろい!と思えるものを見つける」ように寄り添い自
ら考え行動できるよう支援すること。「おもしろい!」と思えるものが見つかれば、その
後はアドバイス的な指導助言もあっていいのではないか
・メンタリング(コーチング)とは、「相手の話を真剣に聞いて、これまで自分が経験してきたこ
とをベースにして思ったこと、考えたこと、感じたことを言葉にして伝える」こと(「老いの失敗
学」畑村洋太郎著 から)
(トータルコーディネーター 水永)
延岡市立南中学校1年生「企業訪問学習」を実施
南中学校1年生(4クラス、132人)は、総合的な学習の時間で「地域を知る」をテーマに取組んでいます。そのために、9月6日(金)に一日をかけて実際に工都のべおかの企業を訪問しました。生徒たちは、4つのグループ(33名ずつ)に分かれてバスに分乗し市内の企業を訪ねました。
(訪問先の選定と依頼は、延岡市工業振興課と延岡市キャリア教育支援センターでサポートしました)
1)テーマ 「地域を知る」
2)ねらい
・総合的な学習の時間「南風」のふるさと学習で学んだことや調べたことを、実際に見学したり
話を聞いたりすることで延岡への興味関心を深めるとともに、これからの活動への意欲を養う
・ふるさと延岡についての知識・理解を深める (延岡の歴史を知る)
3)具体的な訪問先
<Aグループ> 33名 引率: 佐藤弘樹先生、 武田基宏先生
8:30 (30分) 学校出発 ・ 移動
9:00~10:00(60分) 旭化成株式会社 延岡支社 展示センター(DVD視聴と見学)
10:00~10:30(30分) 移動
車中で市の工業政策、クレアパーク概要を説明 (工業振興課・川﨑秀樹さん)
10:30~11:30(60分) 株式会社 中園工業所 (クレアパーク)
11:30~12:00(30分) 移動
12:00~13:30 (90分) 昼食 (城山公園)
延岡城・内藤記念博物館 (野口遵記念館は外観から)
13:30~14:00(30分) 移動
14:00~15:00(60分) 有限会社 桐木工作所 (クレアパーク)
15:00~15:30(30分) 移動 (学校へ)
<Bグループ> 33名 引率: 和田理沙先生、 柳田英人先生
8:30 (30分) 学校出発 ・ 移動
車中で市の工業政策、クレアパーク概要を説明 (工業振興課・川﨑秀樹さん)
9:00~10:00(60分) センコービジネスサポート株式会社 (クレアパーク)
10:00~10:30(30分) 移動
10:30~11:30(60分) 旭化成株式会社 延岡支社 展示センター (DVD視聴と見学)
11:30~12:00(30分) 移動
12:00~13:30 (90分) 昼食 (城山公園)
延岡城・内藤記念博物館 (野口遵記念館は外観から)
13:30~14:00(30分) 移動
14:00~15:00(60分) ミツワハガネ 株式会社 (クレアパーク)
15:00~15:30(30分) 移動 (学校へ)
<Cグループ> 33名 引率: C-1: 井上由理奈先生、 C-2: 鈴木 先生
<1班(C-1)> <2班(C-2)>
8:30 (30分) 学校出発 ・ 移動 (INOBECH・旧鉄工団地へ)
9:00~10:00(60分) 向陽プラントサービス(INOBECH) 池上鉄工所(INOBECH)
10:00~10:30(30分) 移動
10:30~11:30(60分) 吉玉精鍍 (INOBECH) 県機械技術センター(INOBECH)
11:30~12:00(30分) 移動
車中で市の工業政策、クレアパーク概要を説明 (工業振興課・川﨑秀樹さん)
12:00~13:30 (90分) 昼食 (城山公園)
延岡城・内藤記念博物館 (野口遵記念館は外観から)
13:30~14:00(30分) 移動
14:00~15:00(60分) センコービジネスサポート 株式会社 (クレアパーク)
15:00~15:30(30分) 移動 (学校へ)
<Dグループ> 33名 引率: D-1: 濱川莉緒先生 D-2: 笹野祥代先生
<3班(D-1)> <4班(D-2)>
8:30 (30分) 学校出発 ・ 移動 (INOBECH・旧鉄工団地へ)
9:00~10:00(60分) 吉玉精鍍 (INOBECH) 県機械技術センター(INOBECH)
10:00~10:30(30分) 移動
10:30~11:30(60分) 向陽プラントサービス(INOBECH) 池上鉄工所(INOBECH)
11:30~12:00(30分) 移動
12:00~13:30 (90分) 昼食 (城山公園)
延岡城・内藤記念博物館 (野口遵記念館は外観から)
13:30~14:00(30分) 移動
車中で市の工業政策、クレアパーク概要を説明 (工業振興課・川﨑秀樹さん)
14:00~15:00(60分) 株式会社 中園工業所 (クレアパーク)
15:00~15:30(30分) 移動(学校へ)
INOBECHの企業の工場を見学する生徒たち
(トータルコーディネーター 水永)
延岡市立旭中学校1年生「延岡を知る~働く人の話を聞く」を開催
旭中学校1年生(2クラス、58人)では、令和6年度の 「あさひタイム」(総合的な学習の時間)において 「延岡を知る」 をテーマに取組んでいます。
1.ねらい
・延岡のまちづくりに対する探究活動を通して、延岡の良さや課題を見つける力を身につけさせる
・職業について調べ、地域で働く人にインタビューしたり講話を聞いたりすることで、働く人の想いを
学び、自己の生き方を考える態度を育てる
2.今年度の計画
1)「~自分の未来を考える~ 延岡の良さを知ろう」
生徒の希望にもとづき、次の4つのテーマに分かれる
各テーマ毎に4グループ(3~4人)で取組む
・第一次産業 (農業、水産業) ⇒ 各2グループ×2
・第二次産業 (工業、商業 ) ⇒ 同上
・観 光 (自然、 食 ) ⇒ 同上
・医療・福祉、スポーツ ⇒ 同上
2)壁新聞をつくり(パソコン・タブレットを使用)、10月の旭祭で発表する
3.つながり
旭中学校では、「地域学習」に3年間を通して取組んでいます
1年生 「地域とつながろう」 延岡の魅力を知り、将来を考える
2年生 「他地域とつながろう」 他地域に触れて、将来を考える
3年生 「将来とつながろう」 10年後の世の中と私を考える
4.全体計画
5月17日(金) オリエンテーション(事前に「延岡についてのアンケート」を実施)
5月24日(金) ビデオメッセージ「おしえて!よのなか先生」を視聴、導入授業
5月31日(金) 課題設定・方法の計画、情報取集(役割分担しパソコンで情報収集)
6月 7日(金) 「新聞のつくりかた」夕刊デイリー新聞 記者
6月14日(金) 課題追究① (課題について情報収集する)
6月21日(金) 課題追究② 「延岡の良さを知る」(講話Ⅰ)
・第一次産業、第二次産業、観光、医療・福祉 の4名
7月 5日(金) 課題追究③ (調査したことを整理分析する)
7月12日(金) 課題追究④ (調査したことを整理分析する)
7月19日(金) 中間発表 (テーマ毎に中間発表する)
<夏休み>
9月 6日(金) 課題追究⑤ 「働く人の話を聞く」(講話Ⅱ)
・農業、水産業、工業、観光(自然)、観光(食)、医療・福祉、スポーツ の7名
9月13日(金) 課題追究⑥ まとめと表現(わかったこと・課題を表現する)
9月27日(金) 課題追究⑦ まとめと表現(わかったこと・課題を表現する)
10月 4日(金)
10月11日(金) 学年で発表(旭祭で発表する代表を決める)
10月18日(金) 旭祭 リハーサル
10月19日(土) 午前 「あさひタイム」発表 (代表グループが発表)
11月20日(水) 「第一次産業(水産業)の視察」
6月21日(金)14:35~15:25には、講話Ⅰ「延岡の良さを知る」で4名の講師にお話を聞きました
<第一次産業> 久保田匠眸さん (延岡市 林務課 林業振興係)
<第二次産業> 川﨑 秀樹さん (延岡市 工業振興課 企業立地係)
<観 光> 橋本 大貴さん (延岡市 観光戦略課 物産振興係)
<医療・福祉・スポーツ> 鈴木 伸宮さん (延岡市 地域医療政策課 地域医療対策係)
9月 6日(金)14:35~15:25には、講話Ⅱ「働く人の話を聞く」として、1学期に調べ学習をしてきましたので、今回は実際にその仕事をされている方にお話しを聞いて考えを深めました
(生徒数)
①農 業 8人 牧野 哲郎さん (JA延岡 営農相談員)
②水産業 6人 岩切 秀徳さん (延岡水産開発 株式会社)
③工 業 14人 黒木 雄介さん (株式会社 昭和 専務取締役)
④観光(自然) 8人 馬場 和久さん (ひむか感動体験ワールド(ノベスタ)事務局長)
⑤観光(食) 8人 竹内 圭介さん (味処国技館 社長)
⑥医療・福祉 6人 延岡市社会福祉協議会(高齢者体験)
⑦スポーツ 8人 串間 信之さん (延岡市 国スポ・障スポ推進課競技係 総括主任)
講師の方々には次のようなお話をお願いしました
生徒たちは事前に調べ学習をしており質問したいことも明らかになっていますので、質疑応答の時間を多めにとって、講話30分、質疑応答20分ですすめました
・この業界(業種)の延岡での状況や課題について
・ご自身のお仕事の紹介、この仕事に就かれるまでの経緯、働く喜びと苦労
・延岡でのこの仕事の魅力と課題、これからの夢と思い
・中学生へのメッセージ
これから壁新聞をつくり(パソコン・タブレットを使用)、10月11日に学年で発表して全体発表チームを決めて、10月19日(土)の旭祭での発表につなげていく予定です
11月20日(水)には、一日をかけて普段なかなか見ることのない北浦漁港を訪問し、延岡の 第一次産業(水産業)を知る機会をつくる予定です
北浦漁港では、実際の魚の水揚げの様子や、魚の加工場を見学し、北浦漁協の職員の方にお話を聞くことにしています
(トータルコーディネーター 水永)
富島高校で就職面接に備えた「グループワーク演習」
8月31日(土)に、富島高校で、就職面接を控えた日向・門川地区の高校生(22名)に「グループワーク演習」が行われました。これは就職支援エリアコーディネーターが事務局を務めておられ、支援の依頼がありましたので講話と講評を担当しました。
講話では、面接で大事なことは、たとえば 「高校時代、いちばん打ち込んだことは何ですか?」という質問があった場合に、それに答えた後、「何故、どうして、そう考えて行動したのですか」という問いに、自分の言葉で具体的に語れるかどうかが大きなポイントになると話しました。
そのためには
1.自分が一番大事にしたいこと(自分にとって幸せとは何か)を考え抜くこと
それを実現するために、自分から「これをやりたい」と思ったことは何だったのか
それが「打ち込んだこと」になったはずで、これまで高校時代に打ち込んできたことになる
・・・という順番で考え、ストーリーにして、紙に書き、練習して、語る
2.就職面接をゴールと考えないこと
ゴールは「社会に出て何をやりたいか」だと考える
そう考えることができれば、就職面接は「プロセスの一つ」であると思うことができ、様々な質問にも
落ち着いて答えることができるはず
あなたの大きな力に間違いなくなると思います
講話の後には、ストロータワーの作成というグループワークが行われました。
参加した生徒からは次のような感想がありました。
・「なぜ、どうして、それに打ち込んだのかが大事」というところに気付かされるいい機会でした
・自分にとって幸せとは何か、一番大切にしたいことは何か、を考えて物語にして面接でも話せるようにこれから
努力していきたいと思います
・グループワークでは相手の意見を大切にしつつ自分の意見も言う事が大事だと分かりました
・グループワークを初めて体験することができていい経験になった
グループワークでストロー組立をする生徒たち
(トータルコーディネーター 水永)
宮崎経済同友会「キャリアデザイン委員会」で講話と交流
8月26日(月)に、宮崎経済同友会 キャリアデザイン委員会で 「みやざきのキャリア教育」と題して50分間の講話(26名参加)をしました。
キャリアデザイン委員会は今年度から創設され、次のようにテーマ設定されています。
「県内学校のキャリア教育の現状を知り、産官学連携による生徒向けのキャリア支援(出前授業や探究学習など)を通して将来県内へ就職し活躍できる人材を増やす」
講話の後ではたくさんの質問と意見をいただきました。
・200人を超える「よのなか先生」をどうやって集めたのか
⇒一本釣り、建設業界、市役所連携協定
・福井県や富山県の県内就職率はどうして高いのだろうか
⇒NHK TV宮崎の取材での話
・普通科高校の先生からはキャリア教育の話はしないで欲しい(大学進学が第一)と言われたことがある。
今はどうなのだろうか
⇒モデル高校を5校決めて取組をはじめた
偏差値教育だけでなく探究学習など潮目が変わりつつあると実感している
・保護者、生徒、社会人とが一緒になって話を聞いたり対話したりする機会が必要ではないか
⇒保護者への講話を通して子育てに苦労されていることを実感、一緒の対話が大事
・子供たちにどういう成果が残っているのか
⇒財光寺小の6年生が18才になった時に集まって当時の「よのなか教室」で聞いた話をよく覚
えていると話していた
・経済同友会には小中高大生のどこに重点的に関わってほしいか
⇒高校生をお願いしたい
ネット社会になり、他人や社会との関わり方が難しくなっています。また一方で、日本は30年以
上も産業活力がなくなっており、これからどう力をとり戻せるのかという課題もあります。
そういう社会に漕ぎ出していく子供たちに、できるだけ多様な多くの大人に触れさせてやりたいと
強く思います。
人財育成に強い関心を持たれ、産業界を代表する方々が集まっておられる宮崎経済同友会の
方々との連携をこれから強めていければ大変心強い限りです。
(トータルコーディネーター 水永)
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