2023年7月の記事一覧
「横市の子供の声を聞く会」・・・たくさんの方々に知っていただきたい意見
7月8日(土)は、横市地区青少年育成協議会主催による「横市の子供の声を聞く会」が開催されました。
横市地区の小学校2校と中学校1校の代表児童が、意見発表をする会です。
この会には目的があります。次の通りです。
「横市地区の児童生徒が、日ごろ感じていることや将来の夢などについて広く社会に訴えることにより、社会の一員としての自覚と責任感に目覚めるため」
どの発表も、高いレベルでこの目的を達成しているのではないかと感じました。
本校の代表児童の作文を紹介します。
たくさんの子供や大人に聴いていただきたいと思える素晴らしい内容でした。
意見発表後に、西小学校の校長先生が講評をしてくださいましたので、あわせて紹介いたします。
今日は、5年生代表の中尾啓一さんの作文を紹介します。(6年生代表の作文は明日紹介します。)
平和を守るために、ぼくにできること
都城市立 明和小学校 五年 中尾 啓一
ある国の人たちに、ある質問をしたとき、次のような答えが返ってきたそうです。
「家族が安全なとき」
「学校に行けること」
「ぐっすりねむれること」
中にはこんな答えもあったそうです。
「そんな言葉は、意味が分からない。」
どんな質問をしたと思いますか?
先ほどしょうかいした答えは、「平和とは?」という質問をウクライナの人々にしたときに返ってきた答えです。
僕は、「平和とは?」と聞かれたとしたら、
「差別や戦争などがなくなって、ひとびとが安心して生きていけて幸せにくらしていくことがつづいていくこと」
と答えていたと思います。
この答えもまちがえではないと思います。しかし、先ほどの答えを聞いたとき、僕にとって、あまりにも当たり前のことすぎて、びっくりしました。
平和ではなくなることが、わたしたちの生活から多くの当たり前をうばい去るということに、あらためて気づかされました。
今、ロシアとウクライナが戦争をおこしていて、いつか日本にえいきょうをおよぼすかも分からないし、最近は、北朝鮮がうったミサイルが、いつ日本におちてくるか分からなくなっています。いつ平和がくずされるかも分かりません。
歴史をふり返ってみても、人間は戦争をくり返しています。同じあやまちをくり返す弱い生き物だと言えます。だからこそ、当たり前の日々をみんなで守っていく努力をしていかなければ、平和はかんたんに失われてしまいます。
ウクライナの戦争を終わらせる力は、ぼくにはありません。でも、平和を守ることならできそうな気がします。平和を守ることは、当たり前を守るということです。
そこで、ぼくの生活の中にある当たり前を考えてみました。
たとえば学校の生活の中にある当たり前です。
〇人の話をしっかり聞く
〇みんなで使うろうかは静かに歩く
〇トイレのスリッパをならべる
人の話をしっかり聴くことは、相手を大切にするということです。相手を大切にする人が戦争をおこすはずがありません。
みんなで使うろうかを静かに歩くということは、自分勝手をしないということです。自分勝手でない人は、自分だけの正義で相手をきずつけたりしないはずです。
うまくおりあいをつけて、おたがいに少しづつがまんして争うことなく生活していけると思います。
トイレのスリッパをならべるということは、次使う人への思いやりです。思いやりのある人が、戦争なんてするはずがありません。
このように考えると、ぼくらが学校生活の中で当たり前のようにがんばっていることは、平和を守る力をつけることにつながっていると言えると思います。一人一人がもつ力は、小さくても、みんなが気持ちよく生活するための当たり前を守る行動がつみ重なれば、ぼくたちの平和は、ずっと続いていくと思っています。
これからも、当たり前をしっかりやっていきます。
この発表に対する講評を紹介します。
中尾さんの発表は、最初に質問に対する答えが出てきて、「どんな質問をしたんだろう」と興味をもって聞くことができました。その質問は、ウクライナの人々に「平和とは」という内容でした。
中尾さんは、平和について、「当たり前」をキーワードに自分にできることを考えています。
学校生活の中にある「人の話をしっかり聞く」「みんなで使うろうかは静かに歩く」「トイレのスリッパをならべる」という3つの当たり前から、平和の考えが深まっています。
「話を聴く」ことからは、相手を大切にすること。「廊下を静かに歩く」ことからは、自分だけの正義で相手を傷つけないこと。「スリッパをならべる」ことからは、思いやること。
学校生活の当たり前を平和を守ることにつなげ、最後に「これからも、当たり前をしっかりやっていきます。」と締めくくった言葉に、意思の強さとたくましさを感じました。
七夕の願い事
学校内を回ると、短冊が飾ってある学級が多いです。
本日は、7月7日ということで、多くの学級で願い事を書いた短冊を掲示していました。
いずれも素敵な願い事が書かれています。
本日は、子どもさんに願い事を聴いてみてはいかがでしょうか。
4年生の福祉体験学習②・・・手話学習と軽スポーツ
昨日の福祉体験学習(車いす体験、アイマスク体験、福祉講話)に続き、本日も体験学習を行いました。
本日は、手話学習を1時間、軽スポーツを2時間行いました。
手話学習では、手話だけではなく様々なコミュニケーションの方法を体験してもらいました。
口の形を見て、伝言ゲームができるかを体験しました。
実は、上の言葉は、ほとんど同じ口形になるため、区別がつきません。
口形を見るだけのコミュニケーションの難しさを感じたと思います。
いろいろなジェスチャーや手話も学びました。
同じ花火でも種類が違うと手話も変わります。
打ち上げ花火はこれ
線香花火はこれだそうです。
聴覚障害者の方のコミュニケーション方法についてたくさん学べた1時間でした。
体育館では、軽スポーツを学んでいます。
4つの種目を楽しんでいました。
両端におもりがついたひもをはしごに巻き付ける「ラダーゲッター」
上のはしごに巻き付いたら3点、真ん中が2点、下が1点です。
次は「ボッチャ」
これは「オーバルボール」真ん中に行けば得点が高いのですが、ボールが楕円形なので、結構難しいです。
ディスクを飛ばして板を抜く「ディスゲッター」
軽スポーツはサッカーや野球などの一般的なスポーツと比べて、体への負担も少なく、ルールも簡単で、老若男女問わず誰でも楽しめるスポーツです。
この4年生が行っている福祉体験学習を見ていて、次の言葉が浮かんできました。
「人を思いやる心を持ち、ともに歩んでいける社会をつくりましょう。」
都城市民憲章の2つ目の言葉です。
まさに、そんな社会をつくるために必要な学習だと思いました。
4年生の福祉体験学習
4年生は、総合的な学習の時間に福祉体験学習をしています。
本日は、「車いす体験」「アイマスク体験」「福祉に関する講話」を行いました。
指導してくださるのは、五十市地区社会福祉協議会、都城市社会福祉協議会、ウエルライフの方々です。
車いす体験では、止まるときはブレーキ、下り坂はバックでゆっくりと、というように慎重に動かしていました。
少しの段差でも大きく感じます。
アイマスク体験では、介助する人の声掛けの大切さも学んでいました。
「あと1mで階段だよ」「あと〇段で階段は終わりだよ」のように、声をかけていました。
福祉講話では、身の回りにある福祉に関する施設や物について、スライドをもとに具体的に話をされていました。
トイレシャワーにある点字、多目的トイレにあるもの、シャンプーとリンスの違いなど、身の回りには、福祉に関する様々なものがあることを教えてくださいました。
なお、明日は、軽スポーツや手話学習をする予定です。
2日間の体験で、多くのことを学び、感じてくれることと思います。
指導してくださる五十市地区社会福祉協議会、都城市社会福祉協議会、ウエルライフのみなさま、ありがとうございます。
1年生が朝顔の観察をしています・・・タブレットの活用
1年生がアサガオの観察をしていました。
観察した後、絵にかきたいアサガオを写真に撮ります。
描きたい構図を考えて撮っています。
この後、タブレットを見ながら描いていきます。
自分の机で、じっくり見ながらかけます。
タブレットで撮影するいいところは、これまでの生長がよくわかるところでしょうか。
1年生のタブレットにある記録写真を見せてもらいました。
次のような写真が残っています。
子葉(双葉)が出てます。次は・・・?
本葉が出ています。
上の写真のように、ずいぶん大きくなりました。
このように、自分で撮った写真として記録が残っているので、成長の様子がより分かると思います。
明和っ子は、学習のツールとして、タブレットを日々使っています。
雨の中ありがとうございます。
毎月第一月曜日は、地区の民生委員・児童委員の方々が朝の挨拶運動をしてくださっています。
今朝は、強い雨もときおり降る天気でした。
雨の中ありがとうございます。
このような天気の中でも、交通指導もしていただいております。
ありがとうございます。
職員も駐車場で交通整理をしていました。
安全に登校できるための取組です。
ありがたいです。
梅雨明けが待ち遠しいです。
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