学校の様子

荒っ子トレーニング

 毎週火曜日と木曜日は荒っ子トレーニングの日です。この荒っ子トレーニングは、子どもたちの体力向上を図るために行っています。トレーニングのメニューは、立ち幅跳び・うんてい・反復横跳び・タイヤ跳び・イチョウの木のロープ登り等です。これらのメニューが運動場に散りばめられており、運動場1周すると終了です。
 運動場を一周して、「終わった~」とホッとしている子どもたちに新たなメニューが発表されました。それは坂道ダッシュです。約10メートルの坂道を3回ダッシュします。順番を待つ子、走り終わった子たちは「がんばれー!」、「ラストー!」等友達の走りを応援していました。


       【2~3人1組でメニューをこなしていきます】 


【すいすい進む2年生に「すご~い!」と上級生がびっくりしていました】


【体育主任の先生から「懸垂に挑戦してみて」とアドバイス】【反復横跳びはリレーゾーンを使って】

 坂道ダッシュはきついようでしたが、荒っ子トレーニングが終わってからも「練習しよう!」と言って自主的に練習する子どももいました。久しぶりの晴れ間、外で体を動かしていい汗をかきました。


  【自主練をする6年生】

欠席ゼロ更新中

 荒谷小の子どもたちは、始業式から今日まで1日も欠席をしていません。今日で今日で連続欠席ゼロ16日目です。この欠席ゼロが毎日更新できるように、給食時間に子どもたちに話をしました。
 
 昨年度のこの時期の連続欠席ゼロは4月6日(始業式)から5月8日までの21日間でした。ゴールデンウィーク明けに体調を崩す子どもが何人かいたためです。4月の疲れとゴールデンウィークの疲れが出るのがこの頃なのかもしれません。お休みの間も1日1日を規則正しく過ごしましょうと話しました。ちなみに、昨年度の連続欠席ゼロの最高記録は9月4日~12月4日の60日でした。また、連続欠席ゼロの日を1年間で合計すると170日もありました。荒谷小の子どもたちは、全員がそろって学校に来ている日がこんなにたくさんあるのです。それだけ、みんなでたくさん勉強をしたり、遊んだりして学校の中で充実した時間を送ることができています。


【学校に来たらホカホカのおいしい給食もお腹いっぱい食べられます】

 金曜日からゴールデンウィークに入ります。お休みが続くと生活リズムが乱れがちになりますが、しっかり食べて、しっかり休養をとって欲しいと思います。

第1回表現集会

 今日は、今年度初めての表現集会が朝の時間に行われました。この表現集会のねらいは「手紙文、作文、詩、俳句、絵など国語や生活などの学習で学んだことを全体の前で発表し合うことにより、表現力を高めることができるようにする。また、それらの作品を宮日新聞などの作品募集に応募することで、表現する意欲を喚起することができるようにする」です。今日は表現集会のオリエンテーションを行いました。子どもたちには、表現集会を通して「友達のいいところを見つけたり、お互いの発表を見て学び合ったりすることが大切です」と5・6年生の先生からお話がありました。

【毎回、表現集会のテーマソングを歌って踊ってスタートします】

 その後、表現集会の担当の先生から1年間の見通しを教えていただきました。今日の表現集会を合わせて全部で9回表現集会が計画されています。内容は各クラスの発表が2回ずつとスケッチコンテストが2回です。スケッチは昨年度から取りくんでいるものです。昼休みの後にスケッチブックを持って自分の好きな場所に出かけてスケッチをしたり、時には図書室でモデルを模写したりすることもありました。このスケッチで絵のかき方を学んだり、色々な見方があることを学んだりしています。


【昨年度はフォトコンテストでしたが、今年度はスケッチコンテスト】

 それから、今年度の表現集会のスローガンを考えました。子どもたちでにっこりトークを行い、スローガンに入れたい言葉を考えました。
◯ 楽しく
◯ 協力
◯ 笑顔
◯ 仲良く
◯ 学び合う
◯ 元気
◯ 見つける

 これらの言葉が出てきた後、仲間分け(類型化)をして2つのスローガンが決定しました。
「みんなのいいところを見つけて学び合おう」
「笑顔で協力し合って元気にがんばろう」
です。表現集会を通して、知っているようで知らなかった友達の魅力を見つけられるといいですね。

【進行の6年生がうまくまとめてくれました】

 次の表現集会は5月にあります。トップバッターは3・4年生です。どのような発表をしてくれるのか楽しみです。

嬉しい再会

 今日の3時間目に、昨年度まで荒谷小で教務主任をされていた先生が子どもたちに会いにきてくださいました。3時間目は全校体育のため、体育館で学習をしている子どもたち。◯◯先生がちょっとだけその様子を見て、すぐに姿を隠すと「え!?」、「いまの??」、「あれ?」と嬉しそうな表情で◯◯先生が立っていた方向を見ていました。


【「あれ?」と子どもたちが振り向きました。右側は姿を隠しているところ】

 その後子どもたちが駆け寄り、顔をほころばせて◯◯先生と話をしていました。


【もっと話がしたくてたまらない様子の子どもたちでした】

 4時間目は、それぞれのクラスで授業です。その様子も見てくださっていました。「◯◯、目が近いよ、立腰」とか「鉛筆の持ち方が違うがね」等、昨年度まで教えていた子どもたちに、指導をしてくださっていました。3・4年生の担任の先生によると、子どもたちは、朝「去年は◯◯先生とこんな面白い話をしてたよね~」等と今日来てくださった先生との思い出話をしていたそうです。今日◯◯先生が、荒谷小に来てくださることは誰も知らなかったのですが、子どもたちの中で何かを感じていたのでしょうか。


【2年生もすっかり頼もしく、3年生も下学年のリーダーです】

 予期していなかった◯◯先生の訪問に、子どもたちも職員も元気をもらいました。給食時間には「◯◯先生変わってなかったね~」、「髪型が変わってなかった?」、「めがねが変わっちょったよ」等と楽しそうに話していました。

 今週は週のはじめから嬉しい再会があり、1週間のエネルギーが満タンになりましたね。雨の中、わざわざ来てくださりありがとうございました。

心電図検査

 今日の午後、諸塚小で心電図検査が実施されるため、荒谷小の1年生2名はタクシーに乗って諸塚小まで行きました。心電図検査前の緊張はあまりないようで、「年長さんのころはももぐみでした」とか「ぼくはさくらぐみ」など話をしているとあっという間に諸塚小に着きました。

 諸塚小に着くと、外に校長先生がいらっしゃいました。「荒谷小はどうね?」と話しかけてくださる校長先生に「体育があるから楽しい」と答えていました。全校児童で行う体育が1年生にとっては楽しみなようです。

【諸塚小に向かうタクシーの中】【諸塚小も楽しいよとお話しくださいました】

 その後、保健室に行きました。すると検査の準備が着々と進められていました。1年生は興味津々で廊下からじーっと見ていました。


【ここで検査をするのかぁ】 【諸塚小の保健の先生にもごあいさつ】

 そして、いよいよ検査が始まります。荒谷小の子どもたちを最初にさせてくださいました。ベッドに横になると、大きな洗濯ばさみのようなものや吸盤のようなものを体につけていきます。「つめたい!」と言いながらも、目をつぶって静かに横になっていました。「上手だね~」と検査をする方に誉めていただき、心電図検査は終了しました。

 帰りのタクシーの中でも、「好きな動物は、ライオンとトラとチーターと、コアラとゾウとキリンとイノシシ・・・」と言う1年生に、「めっちゃあるやん!」と言うもう一人の1年生。すっかりリラックスモードでした。あいさつも上手でしたし、話を聞く態度も上手でした。100点満点の心電図検査でした。


【荒谷小に帰ります】

「エンジョイ 荒谷」

 今週の水曜日、職員研修(主題研究)を行いました。この日の主題研究の目的は「現時点での教師としての課題等について協議し、研究の方向性をもつ」ということです。本校は完全複式であるため、どの先生も複式指導に携わります。今まで複式指導の経験がない先生も、経験をしている先生もその指導の方法については課題をもっておられます。また、総合的な学習の時間(わくわく学習:ウッジョブ諸塚)の取組についても協議が必要です。子どもたちが夢中になれるような楽しい学校を目指すために、主題研究の時間にこれらのことを話し合っていきます。

 
【課題を類型化し、キーワードを考えます】

 教師が日々の授業を進めていく中で、よりどころとする理念に「教師が授業を楽しめているか」、「子どもが夢中になっているか」、「日々の生活と子どもたちの学びがつながっているか」等が出されました。常に自分自身をふりかえり、子どもの姿を通してふりかえり、教師も子どもも夢中になる学校を目指しています。それが今年度の荒谷小のスローガン「エンジョイ 荒谷」という言葉に込められています。

 校長先生は「主題研の時間を特別な時間と捉えず、日常の延長と思って欲しい。そして、この時間に話し合ったことを日常に戻していって欲しい」と話されました。率直な意見や疑問点などが出し合えるこの時間を大切にして、次の日には昨日よりも少し自信をもって子どもたちに接することができるといいなぁと思います。


【教師がこの時間も楽しめるように】

一輪車デビュー

 今日の朝の時間は「のびのび」という時間でした。この時間は体力向上のために運動をする時間です。今日は一輪車の練習をしました。1年生は一輪車デビューの日です。一輪車があちらこちらに動き、思うようにサドルにお尻を乗せることができません。そんな1年生に「失敗してもやり続けてごらん」と担任の先生が言葉をかけると、やる気を出して一輪車の練習を続けていました。

  【まずは一輪車にまたがることから練習します】


【鉄棒を使ってバランスを取ります】

 2~6年生は、昨年度自分が使っていた一輪車より少し大きめの一輪車を使っています。そのため、高さが合わなかったり、思うように乗れなかったりしていました。


     【高さを調節してもらって乗ってみました】


    【5分間走やアイドリングの練習をしました】


【これから少しずつ技を習得していきます】

 初めて一輪車に乗った時は誰も乗れませんでした。今の2年生も3年生も、毎日のように練習して1メートル、5メートル、30メートルと少しずつ乗れるようになりました。今ではスイスイ乗ることができます。そんな子どもたちの様子を見ていると、諦めずにコツコツと練習することが一輪車に乗れる一番の近道だと思います。1年生の成長、そして2~6年生の飛躍を楽しみにしています。

雨の昼休み

 今日は朝からずっと雨が降り続いています。運動場には霞が出てきたり消えたりしています。

【雨が降り続くとこのような景色が見られます】

 雨の日の昼休み、子どもたちは全校児童で体育館で遊びます。今日はドッヂボールをしている子どもたちとバスケットのシュートの練習をしている子どもたちがいました。ドッヂボールでは1年生は2回当たったら外野に行くという特別ルールを設けて、みんなが楽しめるように工夫していました。バスケットでは、何度も何度もシュートの練習をして技を磨いていました。


    【雨の日には雨の日の楽しみ方がありますね】


       【バスケットのシュート練習】

 しばらく天気の悪い日が続くようですが、読書をしたり体育館で遊んだりして、昼休みを楽しく過ごして欲しいです。

読み聞かせ スタート!

 本日、今年度初めての読み聞かせが朝の時間に行われました。先日のホームページの記事にも載せておりますが、この読み聞かせは家庭教育学級の取組の一つです。保護者の方9名に加え、荒谷小を卒業したお子さまの保護者の方々10名もご協力くださり、19名で1年間の読み聞かせを行ってくださいます。

 今日は1年生にとっては初めての読み聞かせだったので、来てくださった卒業生の保護者の方が自己紹介をしてくださいました。また、1年生も自己紹介をして名前と顔を覚えてもらいました。


【昨年度卒業をした卒業生のお母さんです。よろしくお願いします】

 今日は2冊の絵本をお持ちいただきました。
 1冊目は「コんガらガっち ぬきあし さしあし すすめ!の本」です。この絵本の主人公は「いぐら」。イルカともぐらがこんがらがってできた生物だそうです。この絵本は3つのストーリーから構成されていました。「『いぐら、にんじゃに なって ぬきあし さしあし すすめ!』のまき」と「『いぐら、どうぐを つかって すすめ!』のまき」と「『いぐら、いいにおいを さがせ!』のまき」です。
 「『いぐら、にんじゃに なって ぬきあし さしあし すすめ!』のまき」では、悪者が盗んだ「ひでんのまきもの」を探しにでかけます。途中、道が分かれていて、上の道に進むか下の道に進むかを自分で決められます。それぞれの道で「いぐら」を待ち構えているものが違っています。また、「わるもののこぶんたち」に見つからないように道具を選んで忍術で隠れます。その道具には「まるた」や「しろいかみ」、「いわ」、「ダンボール」等があり、何を選ぶかは読んでいる子どもたちの自由です。「これ、おもしろーい!」と聞きながら感想を言う子どもたち。子どもたちの心をグッとつかむ絵本だったようです。


【「私は上の道、僕は下の道」等口々に言いながら聞いていました】

 2冊目は「小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。」です。インパクトのある題名と絵に「どのようなお話なのだろう」と思ったのか、先ほどまでの雰囲気とは違う雰囲気に包まれました。このお話は、今から約30年前に四国の徳島県阿波市土成町という町とその周辺であった本当のお話だそうです。「ボク」が生まれたのはお母さんが40歳、お父さんが50歳くらいの時だったそうです。このお家は農家でナスビを作っていました。決して裕福ではないけれど、お母さんの笑い声がいっぱいのお家です。しかし「ボク」が10歳くらいのころ、お母さんが鬼の形相で、市場で売れないナスビを「これひとりでひとふくろ100円で売ってきなさい!」と言いました。それまでいつも笑っていたお母さんが、急に鬼のようになってしまった理由は・・・。親が子どもを思う気持ちと、子ども時代の切ない気持ち、大きな壁を目の前にした時の気持ち等、心にじーんとくるお話でした。

 本日は、朝早くからお越しくださりありがとうございました。2冊の絵本で色々な気持ちが教室中にめぐった時間になりました。また、この2冊の絵本は荒谷小に寄贈してくださいました。本当にありがとうございました。

 【大切に読ませていただきます】

「みんなのけんこう」リニューアル

 荒谷小には1階に「みんなのけんこう」というコーナーがあります。そこには木札がかけてあり、木札には子どもたちの名前が書いてあります。登校をしたら、その木札をひっくり返します。すると誰が登校をしていて、誰が欠席なのかが一目で分かります。

 本日、その木札をリニューアルしました。校長先生が木を切ってくださり、かけられるように針金も通してくださっています。清掃後、新しい木札に吸い寄せられるように子どもたちは「みんなのけんこう」の前に集まっていました。1年生は初めて使うものなので、校長先生に使い方を教えていただきました。


【あれ?朝と違う木札になってるなぁ】【校長先生を見つけて駆け寄りました】


【さあ、使い方を教えてあげますね】【今日の下校の時はひっくり返してね】

 「何の木だろう?」、「かるーい」、「かけやすい」と子どもたちは嬉しそうでした。また、木の香りを確かめる子どももいました。
 
  木札の色が、白っぽいので玄関が明るい雰囲気になりました。荒谷小にお越しの際には、リニューアルした木札もご覧ください。

諸塚学校給食の日

 今日は、4月の「諸塚学校給食の日」です。目的は「地元の食材を使った給食を実施することで、食を通した人とのつながりを深めるとともに、ふるさと諸塚を思う心を育て、人づくり村づくりの根本理念である『ともに支え合い、協力し合い、助け合うというふれあい教育の精神』を大切にする心を育てる」ことです。

 この日の活動として、給食には諸塚村内産の食材を50~60%使用する、または3~5品目使用することがあります。今日の献立は「とうきびごはん、ぶたじる、しいたけなんばん、牛乳」です。

【わりとうきびが入ったごはんは彩りがきれいでした】

 今日は、お米・椎茸・大根・ねぎ・豆腐・わりとうきびの6品目が諸塚産でした。椎茸は南川の方、大根やねぎは戸下の方、豆腐は子どもたちもよく知っている地元の豆腐屋さんのものです。

 今日は学級給食でしたので、各学級をのぞいてみました。1・2年生に今日の給食で好きなものを尋ねると「しいたけなんばん!」と答える子や「なば!」と答える子もいました。担任の先生は給食のおかずを見ながら「なば?」と不思議そうな表情をしていました。今回、椎茸のことを「なば」とも言うことを子どもから教わったようでした。

【今日は1年生にとって初めての学級給食でしたね】

 3・4年生も大好きな「しいたけなんばん」をおいしそうに食べていました。やはりこのクラスでも「しいたけなんばん」は人気です。片時も給食を口から離したくない様子で、もりもり食べていました。


【給食を食べて更にパワーアップ】

 5・6年生も「しいたけなんばん」が大好物のようでした。「全部おいしいです!」という嬉しい言葉も聞こえてきました。地元の新鮮な食材を使って給食に出してもらえる幸せをこれからも感じて欲しいです。また、7月・12月には生産者や関係者をお招きして「諸塚学校給食の日」の会食を行います。食を通して、人とのつながりを深めていって欲しいと思います。


【5・6年生はごはんの量もたくさんですが、ペロリと食べてしまいます】

参観日・PTA総会

 今日は、参観日とPTA総会が行われました。参観日に先駆けて、家庭教育学級の開級式も行われました。本校の家庭教育学級では年間を通して、子どもたちに読み聞かせを行ってくださったり、「ミラクルパワーズ」の活動として月に1回程度学校に集まり、合奏の練習をしたりします。その合奏は2月の学習発表会で披露します。子どもたちがとても楽しみにしている読み聞かせ、「ミラクルパワーズ」の一体感、家庭教育学級の方々が行ってくださる活動は荒谷小にとって大切なものばかりです。


【今日は今年度の活動計画をたてました】

 そして、3校時は参観授業です。1・2年生は学校探検をしました。2人1組で学校の中の教室や特別教室等を探検します。その教室にしかないものを探しながらの探検です。1年生が「あ、金庫がある」、「パソコンもある」、「もしもし(聴診器)もある」等、色々なものに気がつき、それを2年生が書き出していきます。1年生が入学して、2年生はすっかり頼もしいお姉さんになりました。


【学校探検にレッツゴー!】 【職員室は何をするところかな?】


【校長室の金庫 何が入っているかな?】

 3・4年生は算数の学習を行っていました。学び方を知っている子どもたちは、担任の先生が片方の学年に指導に入っても、自分たちで課題に取り組んでいました。3・4年生はとても元気がいいので、隣のクラスにいても発表の声や話し合っている声が聞こえてきます。今日もいつもの元気のいい声が響いていました。


          【意欲満々です】

 5・6年生も算数の学習をしていました。5年生は「体積を計算で求める仕方を考えよう」、6年生は「点対称な図形の性質を調べよう」というめあてで進められていました。こちらもいつも通りメリハリのある学習です。


【5年生が先生から指導を受けている間も、6年生は集中を切らしません】

 そして、午後からはPTA総会が行われました。本日は26名もお越しくださり、たくさんの方々と協議をすることができました。
 校長先生の学校経営方針説明では、流れゆく時代の中にあること、その中で子どもたちにどのような教育をしていくべきかというお話がありました。


【子どもたちが夢中になるような学校に】

 その後、PTA総会で協議が進められ今年度の各部の活動計画の見通しももつことができました。議事を進める方からは「楽しく進めていきましょう」とお言葉をいただきました。地域の皆様・保護者の皆様・学校が今まで以上につながり、有意義なPTA活動が進められるといいなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


     【多数のご参加ありがとうございました】

いろいろ 金曜日

 今日は金曜日、子どもたちにも1週間の疲れが出てくる頃ですが、今日は朝からたくさんの行事がありました。
 朝は、身体計測・視力検査・聴力検査を行いました。給食時間には、計測結果を見せて、昨年度の身長や体重と今日の身長・体重がどれくらい伸びたり増えたりしたかを比べました。
 給食の時間には、本日誕生日を迎えた子どものお祝いをしました。「今日は◯◯市から誕生日のお祝いに友達が来てくれるんです」と嬉しそうに話していました。給食時間には、昨日の地震の話題にもなりました。「ベッドがグラグラ揺れたよ」とか「剣道で疲れて眠ってました」等と話していました。大きな地震に子どもたちはビックリしていたようでした。

 【お誕生日おめでとう】  【この日は華やかなバッチをつけられます】

 お昼休みは保育所生と一緒に「しっぽ取り」をして、汗びっしょりになりました。その後は内科検診です。この保健行事も保育所生と一緒に行います。自分の名前をはっきりと言って、あいさつも大きな声でできていました。子どもたちの動きがスムーズだったので、あっという間に終わりました。


 【保育所生→1年生→2年生・・・の順に検診をします】

 6校時、子どもたちの様子を見てみると1・2年生は静かに宿題タイムでした。横1列になって、もくもくと問題を解いていました。3年生は図書室で宿題タイムでした。「『あかねこスキル』と『うつしまるくん』と漢字プリントがあるんです。あ!そうだ。今日算数を終わらせて、明日国語をしよう!」と計画を立てながら取り組んでいました。


【鉛筆の音しか聞こえない1・2年生】【担任の先生がいなくても宿題タイムができる3年生】

 4年生は先生と1対1で算数の授業です。3・4年生の担任の先生が寄り添いながら指導してくださっているので、4年生はとっても嬉しそうでした。

 【顔がほころんでいました】

 5・6年生は調理実習をしていました。めあては「卵をゆでよう」です。子どもたちは「ゆで時間とかたまり具合にはどのような関係があるか」というテーマでにっこりトークをしていました。「ゆで時間が長いほど黄身が黄色くなったり、白身が増えたりしています」等と話しながら、意見をまとめていっていました。


【3分、5分、10分、15分とゆで時間を変えたゆでたまご】

 朝から色々なことがあった金曜日。どのようなことにも楽しそうに取り組む子どもたちを見ると、疲れもどこかに飛んで行ってしまいそうです。来週の月曜日は参観日です。生き生きとした子どもたちの様子をどうぞご覧ください。

かわいい お客さん

 「こうちょうせんせい おはなを つんでも いいですか?」
 今朝、保育所生の子どもたちが学校にやってきて、校長先生にお願いをしていました。近頃、保育所で流行っている「色水」を作るために、お花を摘みにきたようです。校長先生は「いいですよ~」と優しく答えてくださいました。そして、早速花壇や鉢植えのお花を摘み始めました。どんな色水ができるのかなぁ。

    【色の濃い花が色水に適しているようです】


 【たくさん摘んでね】
 それから約5分後、またしても校長先生を訪ねて、かわいいお客さんがやってきました。それは今週の月曜日に入学をした新1年生です。1時間目は自己紹介をする学習のようです。人数が多ければ子ども同士で自己紹介をするのですが、2人しかいないので、校長室や職員室、保健室にいる先生たちに自己紹介をして回りました。
 校長先生には「名前は◯◯です。好きなアニメはドラゴンボールです」と紹介をしていました。


              【校長先生もドラゴンボールを見ていたそうです】

 職員室では「名前は◯◯です。好きな動物はきょうりゅうです」と自己紹介していました。事務の先生が「先生の名前を覚えた?」と聞くと、「◯◯◯先生」ときちんと名前を言えました。名字を教えると「◯◯◯ ◯◯◯先生」としっかり言えました。

     【事務の先生の名前もバッチリ覚えられたね】
 
 そのほかにも、「好きな動物はチーターです」と言う1年生に「どんなところが好きなの?」と尋ねると「鳴き声が好きです」とか「好きな遊びはおにごっこです」、「昨日とおとといしました」等と答えることができていました。

 朝のかわいいお客さんの訪問に、1日の活力を貰ったような気分になりました。今日も欠席ゼロで、子どもたちは元気に学習をしています。

準備運動はダンス

 今日の3校時、全校体育が行われました。例年、運動会に向けて4月からの全校体育では準備運動にダンスを取り入れています。今年度も、昨年度の運動会で踊ったダンスを準備運動で踊りました。しかし、忘れている部分も多く「あれ?どうやったっけ?」と言いながら踊っていました。4月に転入してきた子どもや1年生は初めて見るダンスに戸惑いながらも、見よう見まねで踊っていました。
 これから少しずつダンスの振り付けを変えていきながら、運動会には完成したダンスを披露することになります。これからの子どもたちのアイディアに期待です。


【人数が少なくなったけど、大きい動きでダイナミックに踊ってね】


【全校体育の積み重ねでダンスの基礎ができてきます】

お誕生日給食 入学・進級お祝いメニュー

 今日の給食は入学・進級お祝いメニューでした。献立は、赤飯・若竹汁・ロースカツ・ブロッコリーのごまあえ・牛乳・お祝いデザートです。



 また、本日お誕生日を迎えた児童もいます。本校ではお誕生日の日に全員で牛乳乾杯をします。保健体育給食委員会(通称:ほたきゅう)の児童が「今日は◯◯さんのお誕生日です。かんぱーい!!」と言うと、全員でお誕生日を迎えた児童のところへ行き乾杯をしました。お誕生日にお祝いメニュー、嬉しい偶然でしたね。


        【お誕生日 おめでとう】


 今日の献立の赤飯ですが、調理員の先生に尋ねると給食であまり出したことはないそうです。子どもたちの中には赤飯が苦手な子どももいて、いつもより食べるペースがゆっくりになっていました。赤飯が苦手な上級生が1年生に独自の赤飯攻略法を教えていました。給食では色々なメニューが出てきます。子どもたちは、給食を通して食べられるものが増えたり、新しい料理を知ったりすることができます。1年生も、これからもりもり食べられるようになると思います。


【明日はミートスパゲティが出るよ】

入学式 その後

 第70回入学式が終わった後は、子どもたちと片付けです。昨年度より少し少ない人数での片付けですが、役割分担をして4時間目終了時には体育館内の全ての片付けが終わりました。
 ところが昼休みに外から、ゴトッゴトツという音が聞こえます。その音をたどってみると、教頭先生がプランターを洗ってくださっていました。プランターを洗う音が校舎の中にも聞こえてきていたのです。今回、入学式の花のお世話を一手に引き受けてくださっていた教頭先生、後片付けもしっかりしてくださっています。子どもたちは、この教頭先生の背中を見て大切なことを学んだのではないでしょうか。
 
 再びピカピカになったプランターは、来年の春に活躍すると思います。


【いつもありがとうございます】

平成28年度第70回入学式

 本日、荒谷小の平成28年度第70回入学式が行われました。真新しいランドセルを背負って、保護者の方々と登校する姿はすっかり一年生です。
 入学式には、保護者や新入児童の関係者の方々、たくさんの来賓の方々がご出席くださいました。「新入生入場!」という声が響き渡ると、2名の新入生が入場をしてきました。1年生になれた嬉しさと、ドキドキする気持ちが入り交じったような表情での入場です。


        【しっかりと前を向いて入場しました】

 入学式では「新入生氏名点呼」があります。2名の新入生は、担任の先生に名前を呼ばれると、とても元気な声で返事をしました。

【すがすがしい返事でした】

 その後、校長先生や教育委員会の方、PTA会長さんからお祝いの言葉をいただきました。その中で、新入生は校長先生と3つの約束をしました。1つ目は「友達と仲良くして命を大切にすること」、2つ目は「元気なあいさつをすること」、3つ目は「楽しく勉強をすること」です。「楽しく勉強すること」のコツとして「話をする人の方を見てしっかり聞くこと」を教えてくださいました。この3つの約束は1年生だけでなく上級生のみんなにも必要な力です。また、中学校、高校そして社会に出てもとても大切なことです。3つの約束、守れるようにいつも意識していきたいですね。


【「荒谷小の大切な1年生です」とお話しくださいました】

 教育委員会の方からは、身近な友達と仲良くし、諸塚村、宮崎県、日本全国、そして世界の方と仲良くなれるようにしてくださいとお話がありました。また、PTA会長さんからは「後ろにはにこにこ笑顔の上級生がいます。また、地域の方が見守ってくれています」と学校だけではなく、地域の力強いサポートがあることをお話しくださいました。


【諸塚には、応援してくれる人がたくさんいることが分かりましたね】

 その後、在校生から歓迎の言葉のプレゼントです。1年生が入学してくるのを首を長くして待っていた在校生、2名の入学の喜びを言葉に乗せて伝えました。


【11人で荒谷小を盛り上げていくぞー】

 そして、保護者の方にも思いを伝えました。「荒小には、私たちや先生、地域の方々などたくさんの味方がいます。たくさんの応援があります。みんな仲間です。」在校生の頼もしく嬉しい言葉に、保護者の皆様も安心していただけたのではないでしょうか。

  【「ぜーんぶ どーんと まかせて ください」】

 そして、最後に1年生が「ちかいのことば」を発表しました。大きな声でゆっくりと落ち着いて発表できました。


【勉強も遊びもがんばってくれるようです】

 たくさんの方々とたくさんの花々に囲まれて行われた第70回入学式は、荒谷小らしい心温まる元気いっぱいの入学式になりました。

 今日から全校児童11名での出発です。保護者の皆様、地域の皆様、今年度も荒谷小の子どもたちのために、ご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。


 【ご入学 おめでとうございます】

好きな食べ物と算数(授業編)

 昨日、2年生が全校児童と職員に好きな食べ物を2つ書いてもらいました。今日の3校時はそれを使った算数の授業が行われました。
 めあては「みんなのすきなたべものをしらべよう」です。子どもたちは、どの料理が人気があるかを予想しました。「カレー」と「とんかつ」が人気があると予想した子どもたち。さて、結果は・・・。
 まず、どのように結果を調べるかを考えました。すると「好きな料理ごとに分けて数える」という意見が出ました。早速、数えてみます。


  【どれが多いかなぁ】

 いつもは大人しい2年生が、「わ!カレーの方が多い!!」と大きな声を出して驚いていました。他の料理も全て数を数えたのですが、数え終わって「じゃあ『やきそば』は何人だった?」と先生から質問がくると答えられません。「もう1回数えよう!」という2年生に、担任の先生は「一目で誰が何を好きかが分かる方法」を教えてくださいました。それは「絵グラフ」というものです。


【「絵グラフ?」一体どんなものなのでしょう】

 このグラフに写真を貼り付けることで、誰が何を好きかが一目で分かるのです。早速子どもたちは料理名ごとに写真を貼り付けていきました。


【校長先生は『とんかつ』だから・・・ここ!】

 ていねいに写真を貼る子どもたちのそばで見守っていた先生に、2年生はさりげなく写真を渡しました。すると「ん?これは先生に貼ってということ?」と1・2年生の担任の先生が聞くと「だって、先生がのりを持ってるから~」と可愛い笑顔でお願いをしていました。始業式から3日目ですが、1・2年生の担任の先生と2年生の距離はぐっと近付いているように思いました。

 そしてグラフができあがりました。

【「たべものしらべ」の絵グラフ】

 これを見れば一目瞭然、誰がどの料理を好きなのかが分かります。「◯◯先生の好きな食べ物は?」との質問に「カレーととんかつ!」とすぐに答えられるようになりました。

【「字もていねいで書くのも速い」と誉められていました】

 来週の月曜日は入学式です。1年生の2人にも学校のこと・学習のことをたくさん教えてあげてくださいね。

入学式に向けて

 4月11日(月)は入学式です。今年度は2名の新1年生が入学をします。花いっぱいの入学式にするために、教頭先生がお花のお世話をしてくださっています。昨日はプランターを洗ってピカピカにしてくださっていました。そして今日は、ペチュニアの花を摘んでくださっていました。ペチュニアは枯れた花を摘んであげると、もっと花がたくさんつくそうです。
 また、昨年度から子どもたちが可愛がってお世話をしていたサイネリアの「ベジータ」も入学式を祝うかのように花を咲かせています。花いっぱいの荒谷小に入学してくる1年生を私たちは心待ちにしています。


【大切に花を扱ってくださっています】【プランターが白さを取り戻しました】

【「ベジータ」もようやく花が開きました】

好きな食べ物と算数

 今日の午前中、2年生が校長室や保健室、職員室にやってきました。恥ずかしそうな2人は「算数の授業で使うので、この中から好きな食べ物を2つ選んで書いてください」とそれぞれの先生の写真が印刷された2枚の紙と、料理名が書かれた紙を持って来ました。書かれていた料理は「カレー」、「ハンバーグ」、「ラーメン」、「とんかつ」、「やきそば」、「うどん」です。

【この中から2つ選んで書きます】【事務の先生は何が好きなのかなぁ】

 昼休みにも、調理員の先生に同じ紙を持って来てお願いをしていました。すると、1・2年生の担任の先生から「すみません、『やきそば』でお願いします」とリクエストがありました。

 この算数の授業は明日行われるそうです。一体どのような授業なのか楽しみです。


【「やきそば」とあと一つは何にしようかな】【明日の授業、見せてくださいね】

新任式・始業式

 今日は平成28年度新任式・始業式が行われました。2~6年生の子どもたちは元気に登校し、いつものように校長先生に「今日がんばること」や「自分のいいところ」などを話して新年度をスタートしたようです。

 1校時は新任式・始業式です。保育所生も参加して新しく荒谷小学校へいらしゃった先生をお迎えしました。今回は小学校に3名の先生方、保育所に1名の先生がいらっしゃいました。
 新任の先生方のあいさつでは、①子どもたちのあいさつが素晴らしいこと②自然が豊かであること③諸塚のこと、荒谷小のこと等、様々なことを知りたいというお話がありました。子どもたちのよさや、諸塚が誇る自然を感じてくださっていること、また「もっと知りたい」とおっしゃってくださるお気持ちがとても嬉しかったです。


【いよいよ28年度のスタート】【校長先生の名前も覚えてね】


【色々な地名が出てきました】【昨年度までは宮崎ではない場所で勤務されていました】

 その後、代表児童があいさつをしました。「荒谷小の友達のいいところ」というテーマでのあいさつです。「荒谷小の友達のいいところ」は①相手意識をもっている②協力する優しさがある③ゴミがあったら拾うという3つを紹介してくれました。


【自分たちのよさ、きちんと分かっていますね】

 また、この新任式では嬉しい転校生の紹介と荒川保育所の新しい先生の紹介もありました。この春、新しい先生や新しい友達と出会い最高のスタートを切ることができたのではないでしょうか。これからの学校生活がワクワク楽しみになりました。


【ようこそ 荒谷小へ】【とても元気な保育所の先生です】

 その後、始業式が行われました。まずは校長先生のお話です。校長先生は夢についてお話しくださいました。夢は変わるかもしれないこと、それもいいことであること、そして夢を実現するために今日から何をしたらよいのかを話されました。夢への一歩のためにできること、それはは目標を立てて気持ちを新たにすることだそうです。新しい学年になって初めての日、この特別な日に目標を立てそれに向かって努力していくことの大切さを教えてくださいました。

【宮日新聞に掲載された児童の作文も紹介してくださいました】

 その後、児童代表のことばです。6年生が代表して作文を読みました。題名は「やる」です。
 この児童は2つの「やる」を見つけたようです。1つ目は「リーダーシップを高める」ことです。卒業生の姿を見たり言葉を聞いたりして、「荒谷小を引っ張っていって欲しい」というメッセージが伝わってきたそうです。卒業生のように姿や言葉、そしてこの児童の持ち味である笑顔で引っ張っていくので、付いてきて欲しいと下級生に思いを伝えました。


【全身からやる気が溢れだしているようでした】

 最後に一言発表です。この一言発表では今年がんばることを発表しました。

【2年生】
◯ かけ算九九(2年生になったら習うためがんばりたい)
◯ 漢字(2年生で出てくる難しい漢字の「とめ」などを意識したい)


【もうすぐ1年生も入ってきます。よろしくお願いしますね】

【3年生】
◯ あいさつ、笑顔(元気よくあいさつ、笑顔をたくさん)
◯ チャレンジ(水泳:昨年58m泳げたため65m泳げるようになりたい、剣道:2回優勝したため今年は3回優勝したい、なわとび:前二重跳びができたため、後ろ二重跳びに挑戦したい)

【4年生】
◯ あいさつ(下級生に教えたい)


【3・4年生は男の子3人!元気がいいです】

【5年生】
◯ リーダーシップ(入学式、むかばきなどで引っ張っていく。卒業生のように自分からみんなを集める)

【6年生】
◯ リーダーシップ(卒業生のようにみんなをまとめていきたい)
◯ リーダーシップ(入学式の準備等では行動で、入学式の練習では声で引っ張っていきたい。自分の朝のあいさつの声はみんなと比べて小さいと感じた。明日からはもっとおおきな声であいさつをしたい)

【5・6年生は全員が「リーダーシップ」を意識しいます】

 今日の子どもたちは、昨年度の子どもたちとは別人のようにしっかりとした顔つきをしていました。やる気、自信、期待、喜びが表情に出ているように思いました。

 荒谷小の新年度、とびきり最高の船出となりました。

新年度のスタート

 4月1日、荒谷小のサイネリアや菜の花・パンジー・ペチュニア等の花々は満開に咲き誇り学校に彩りを添えてくれています。
 今日から新年度のスタートです。荒谷小にも3名の新しい先生方がお越しくださり、新たな気持ちで出発することができました。これから始業式までの間、子どもたちを迎えるための準備が進められていきます。始業式の日には、子どもたちが元気よく登校してくれることでしょう。楽しみにしています。
 今年度も、地域の学校である荒谷小学校へのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。


  【桜も満開です】  【これらのお花には教頭先生がお水をあげてくださっています】


【玄関までフラワーロードができています】

お別れ式・離任式

 今日は、本校を転校する3年生児童のお別れ式と離任式が行われました。
 まずはじめにお別れ式です。3年前に諸塚に引っ越してきて、たくさんの方々と関わり、諸塚が大好きになったこの3年生。あいさつでは2つのことを話しました。1つ目は「大きな声で発表できるようになった」ことです。たくさんの方々と接する中で、自信がつき積極的になったようです。今では、自分の意見をみんなに聞いて貰うことに喜びを感じている姿も見られます。2つ目は「自分からあいさつができるようになった」ことです。諸塚に引っ越してくるまでは恥ずかしいという気持ちもあり、あいさつが自分からできなかったそうです。しかし、周りの友達や地域の人たちの姿を見て、「自分も負けていられない!」と思ったそうです。そして今では、いつでもどこでも自分からあいさつができる立派な3年生になりました。この児童が諸塚をふるさとと思ってくれていることがとても嬉しかったです。

【3年間ライバルとして親友として過ごした3年生ともお別れです】

 その後、離任式が行われました。今年度は校長先生、1・2年担任の先生、3・4年担任の先生の3名が異動されます。教頭先生から3名の先生方の紹介がありました。キーワードはそれぞれの先生の「音や言葉」。

 【「音や言葉」、どんなことが思い出されますか?】
 
 まず、校長先生は「よっ社長!」という言葉です。これは校長室にあるチャレンジに掲示している子どもたちの目標が達成された時のかけ声です。達成できたら、校長室の校長先生のイスに座ることができ、子どもたちと校長先生から「よっ社長!」と呼ばれるのです。校長先生は目標もつことの大切さや、努力することの大切さを子どもたちに教えてくださっていました。
 次に岡村先生です。岡村先生からは「ポケット!」という言葉が思い出されました。運動会の練習や長距離走大会の練習の時など「ポケット!」と声を出して全ての子どもたちを応援していました。これは手をポケットに当てるような気持ちで腕を振るとより速く走ることができるという岡村先生の指導です。「いつも誰かのために仕事をされる岡村先生」という言葉にみんなが納得したと思います。
 最後に北村先生です。北村先生は表現集会の度に鍵盤ハーモニカでテーマソングを演奏してくださいました。子どもたちはその歌を歌って踊ることで楽しい気持ちで表現集会に臨むことができていました。また、運動会のスターウォーズの音楽、365日の紙飛行機の音楽、それらを聞く度に熱心に指導された北村先生の姿が目に浮かびます。

 その後、離任される先生方からあいさつがありました。
 校長先生は以前「諸塚がすごかった、ここにいらっしゃる方々がすごかった、もともとここにあったものがすごかった」とおっしゃっていました。今回のお話でも「諸塚では心と心が通じ合うことが当たり前です。この素晴らしい場所で成長できること、巣立つことができることを誇りに思ってください」とお話しくださいました。また、「諸塚の幸せを探すためにウッジョブの学習をしました。そこで逆手に見るという視点も学習しましたね。不便さは幸せに変えることができます」と、これから新たなステージに立つ子どもたちに考え方の道筋を示してくださいました。

【たくさんの宝物を残してくださいました】

 次に1・2年担任の先生です。1・2年担任の先生には夢が3つあるそうです。1つ目は息子さんのテニスの指導をすること、2つ目は書道教室に通うこと、3つ目は4月から勤務される学校を日本一の小学校にすることだそうです。きっと1・2年担任の先生ならこの3つの夢を実現できると思います。私たちも負けないように荒谷小を日本一の小学校にすべく努力していきたいと感じたお言葉でした。

【陰の仕事も進んでしてくださいました】

 最後に3・4年担任の先生です。3・4年担任の先生はこの3年間で2つの「好き」ができたそうです。1つ目は「林業が好き」ということです。林業を知らなかった3・4年担任の先生、しかしウッジョブ諸塚で林業の学習をしていくうちに、その魅力を知り大好きになったそうです。そして「林業はかっこいい」とも思うようになったとお話しくださいました。2つ目は「人が好き」です。たくさんの人たちと関わり、その人たちを「好き」になると、「がんばろう」、「大切にしよう」という気持ちが芽生えたそうです。子どもたちに「だいすき」をいっぱい作ってくださいとあいさつされました。そして困難なことでも見方を変えて、それを大好きに変えてくださいとも話されました。

【みんなに元気と笑顔をくださいました】

 それから児童代表あいさつです。今日は卒業生が中学校の制服を着て離任式に参加してくれていました。その卒業生からのあいさつです。校長先生には、難しいことを教える時の工夫を教わり、1・2年担任の先生には正直でいることの大切さ、3・4年生担任の先生には笑顔が人を幸せにしてくれることを教わったとあいさつをしました。子どもたちは先生方の特徴や言葉、そして指導の方法などをつぶさに見てくれていたことに驚きと有り難い気持ちになりました。


【大変立派なあいさつでした】

 その後花束贈呈が行われました。一言では言い尽くせない子どもたち、離れがたい気持ちが伝わってきました。


【一人一人思いを込めて別れの言葉を言いました】

 3年間荒谷小で子どもたちのために、そして地域の皆様のためにお力を注いでくださった先生方、本当にありがとうございました。先生方が残してくださった宝物を大切にして、次年度からも子どもたちの成長のため荒谷小一丸となって教育活動に取り組んでいきます。ありがとうございました。


 【これからも諸塚に、荒谷小に遊びにきてくださいね】


  【保育所生の子どもたちもありがとうございました】


   【元気でね】     【本当にありがとうございました】


【保護者の皆様 お越しくださってありがとうございました】


【新天地でのご活躍をお祈りしています】

サプライズ!

 今日の夕方、卒業式にお越しくださった写真家の方が荒谷小にいらっしゃいました。手にはたくさんの写真。この写真家の方は、卒業式の日に子どもたちの様子や卒業式の様子を写真に収めてくださっていました。その写真をプリントしてくださり、400枚もの写真を持って来てくださったのです。このサプライズに感動・感激でした。
 写真は、卒業生の分と5・6年生の担任の先生分、そして校長先生分、学校分と7セット準備してくださっていました。明日は離任式です。卒業生たちも荒谷小にやってきます。この嬉しいサプライズにきっと喜んでくれることでしょう。
 本日はわざわざお越しくださりありがとうございました。そして、写真・アルバムを準備してくださってありがとうございました。1日の終わりに嬉しいお客様でした。


    【ステキな写真ばかりでした。ありがとうございました】

吉野宮座頭神祭り

 毎年3月28日は吉野宮座頭神祭りが行われます。今日はその3月28日、吉野宮へ出かけてみました。標高が650メートル程ある吉野宮、いいお天気でしたが、風が強く参加した子どもたちも寒そうにしていました。子どもたちはこのお祭りで神楽や箕舞を舞います。また地域の方々も神楽を3番舞います。この神楽は夜神楽の時と秋祭りの時、そしてこの吉野宮祭りの時に舞うそうです。


【奉納神楽といって3番舞うそうです】【中学生と一緒に神楽を舞いました】


【箕舞 学習発表会では囃子は録音のものを使いますが、今日は生の囃子でした】

 荒谷や南川の方々だけでなく、北郷からのお客様や日南、熊本からのお客様もいらっしゃっていて、とても賑やかな祭りでした。
 神楽・箕舞が終わると子どもたちは山のてっぺんにのぼって「お別れ会」をしました。一体何が行われるのか子どもたちに聞いてみると、「地元の林業会社の社長さんが毎年プレゼントをくれます」と話をしていました。まだかまだかと子どもたちがワクワクして待っていると、地元の林業会社の方が来てくださいました。

【子どもたちのためにこの企画を毎年してくださっているそうです】

 まずは卒業生が一言ずつ発表をしました。「中学校では上下関係が今よりも厳しくなるのでそれを大切にしていきたい」、「文武両道を目指し、目標をもって生活していきたい」、「夢を叶えるためにコミュニケーション能力をもっと伸ばしていきたい」と発表しました。そして、ビンゴゲームをして景品を貰いました。

 【中学生になってもみんなの応援隊はたくさんいますよ】

 地域の方々からたくさんの祝福を受けて次のステージに上がる卒業生、いつまでも見守っています。

【お祭りで地元の婦人会の皆様が作られたおそば、手作りの温かい味がしました】

花まる修了式

 3月25日(金)には、修了式が行われました。荒谷小ではこの日は毎年、前日に卒業した卒業生も学校に来てくれます。今年も卒業生4名が朝9時頃に来てくれて、修了式にも参加しました。
 修了式では、まず校長先生のお話がありました。校長先生のお話は3つ。
 1つ目は「なせば成る」についてです。校長先生は1学期に「なせば成る なさねばならぬ何事も」が書かれたお手製のしおりを子どもたちにプレゼントしています。そして、目標をもつことの大切さを常々指導されてきました。「なせば成る」は目標につながっていること、小さな目標を達成することで自信がつくことをはなされました。これからも目標を設定する時には、あまりにも早く達成できてしまうような目標や到底達成できないような難しい目標を設定していないということをご指導くださいました。
 2つ目はあいさつについてです。これまで子どもたちの課題として学校外でのあいさつがあげられていました。「とにかく『あいさつ人間』になれ」という言葉も掲示されています。積極的な人間になるためには、あいさつをすることが不可欠であることをご指導くださいました。
 3つ目は読書についてです。今年度一番本を読んだ児童は245冊もの本を読んだそうです。読書は自分から働きかけて行うものです。本を読んで、その内容を頭で想像することで、豊かな感情や考え方が身に付くそうです。意識して読書をする児童が増えてきたことを誉めていただきました。
 これらの3つのお話から校長先生は「みんなに花まるをあげます!!」とおっしゃってくださいました。修了式の日に校長先生からそのような言葉をいただき、子どもたちは1年間がんばってきたことに自信をもてたと思います。

【「千里の道も一歩から」「なせば成る」これからも大切にしていきたい言葉です】

 次に一言発表です。1・2年生は3学期に頑張ったことを発表しました。「学習発表会で『おおきななば』をしました。その時に大きな声を出したら、卒業式でも大きな声が出ました」、「『おおきななば』では責任者になりました。まとまってできました。3年生になったら下学年の中心になってがんばりたいです」などと次の学年を見据えた発表をする子どももいました。

【来年度は新1年生をよろしくお願いしますね】

 次に3・4年生です。3・4年生は1年を漢字一文字に表しました。
◯ 力・・・一輪車で半回転がどうしてもできなかったが、練習をつづけていたらできるようになった。あきらめない力がついた。
◯ 笑・・・友達といっぱい遊んでいっぱい笑顔になった。
◯ 森・・・ウッジョブの学習で地元の林業会社の方にも協力してもらって学習したことで、森が大好きになった。

【毎日楽しく過ごした3・4年生】

 最後は5年生です。5年生は3学期に身につき始めた力を発表しました。「リーダーシップが身に付きはじめました。自分からみんなを集めて話合いができました。しかしふりかえりができていないことがあったので、これからはふりかえりをきちんとしていきたいです。」、「積極性が出てき始めました。卒業式の準備やお別れ遠足の準備など率先して行動ができました。6年生のような最上級生になりたいです」と2名の5年生が発表しました。2人とも6年生をお手本にして、その姿に近づきたいという気持ちが言葉から伝わってきました。次は自分たちがリーダーであるということを自覚している5年生、とっても頼もしいです。


【リーダーたち、頼りにしています】

 最後に、代表児童(2年生)が作文を発表しました。「1年間をふりかえって」という題の作文です。プールやかけっこ、長距離走大会など様々な行事を頑張った2年生児童、その中でも一番がんばったことはプールだったそうです。はじめは5mしか泳げなかったこの児童。その原因は手のかき方にあったそうです。そのため、手のかき方を意識して泳ぎました。すると25m泳げるようになったそうです。あきらめなければできるようになることを実感した出来事でした。これからは、あいさつを学校以外の地域や剣道の時にでも積極的にしていくことを目標にしていました。

【次年度も期待しています】

 1年をふりかえることで、できるようになったことを自分で自覚し、次のステップを考える。その繰り返しをすることで、着実に子どもたちは成長していくのだなぁと感じた「花まる修了式」でした。

 1年間、本校の教育活動にご支援・ご協力いただいた保護者の方々をはじめ、地域の方々、林業関係者の皆様、本当にありがとうございました。


【卒業生もありがとうございました】

第69回卒業式

 3月24日は、荒谷小で平成27年度第69回卒業式が行われました。この日は卒業をする4名を祝福するために、たくさんの来賓の方や保護者の皆様がお越しくださいました。体育館のステージ中央に鎮座している「ラスカル」、その隣には「亀仙人」、新しく名前がついた「ラッキー」、壁際にそっと置かれている「ベジータ」などたくさんの花々に囲まれての卒業式が始まります。


【色とりどりの花々がステージを華やかにしてくれます】【こちらは「ラスカル」】


【桜の木の下に置いているのが「ベジータ」】


【卒業式前の保護者の皆様 この日子どもたちからサプライズがあったそうです】


【「卒業式の前までに読んで」と、朝、手紙が渡されたそうです】

 「卒業生入場」という声とともに、4人の卒業生が入場してきました。堂々と前を見て入場する子、目をうるうるさせながら入場する子など思い思いの表情で入場してきました。

 昨日まで一緒に学校で勉強をして、昼休みは外で遊んでいた6年生が今日は全く違う雰囲気で座っていることに感激もあり、淋しさもありました。立腰の姿勢を崩さない卒業生、その姿にならい在校生も立腰の姿勢のままピクリとも動きません。子どもたちみんなが卒業式に集中をしていました。
 PTA会長さんのあいさつでは「ウッジョブ諸塚で身に付けられてきた力は人間力といえる」と話されていました。また、教育委員会の方のあいさつでも「先日の学習発発表会での発表は本当に素晴らしかった」と話をしてくださいました。「ウッジョブ諸塚」と銘打って進めてきた2年間の学習が子どもたちを変えたこと、それを職員だけでなく、保護者の方や地域の方が認めてくださっていることは大変喜ばしいことだと思いました。

【卒業生から手作り帽子かけ、ブルーシートが記念品としていただきました】
 
 式も終盤になり、いよいよ別れの言葉。子どもたちの言葉に気持ちが乗って、一言一言が重みのある言葉になっていました。卒業生は保護者の方へ思いを伝える時に堰を切ったかのように涙があふれ出して止まらない様子でした。家族の方々にたくさんの愛情を注がれて、大切に育てられたことが子どもたちの言葉からも、保護者の方々の言葉からも感じることができました。


【今までの思い出が甦ってきました】

 みんなで作り上げた感動的な卒業式、きっとこれからも卒業生の胸にも残る卒業式だと思います。保護者代表あいさつでは、①6年生は日本一の6年生であること②ウッジョブ諸塚で培った力を感じていること③永久に荒谷小が続いて欲しいことが話されました。子どもたちも職員にとっても、とても嬉しいお言葉でした。

【4人の卒業生 卒業おめでとう】

 卒業式後、正門前では恒例となりつつあるエール交換が行われました。今回は3年生の男子がエールを言います。伸びのある力強い声、「これからの荒谷小は任せて」と言わんばかりのエールでした。


【手をつないで歩きました】 【在校生から卒業生へエール】

【卒業生からエール 迫力満点でした】

 感動的な卒業式にしてくれた卒業生、在校生、来賓の皆様、保護者の皆様、本当にありがとうございました。卒業式を通して、子どもたちが一歩また一歩と成長していく様子を見ることができました。これからも荒谷小学校、そして荒谷小学校の卒業生をどうぞよろしくお願いいたします。


      【卒業 おめでとう】

校長先生から5・6年生へ

 今日の3校時に5・6年生教室で校長先生の授業が行われました。卒業式前日の今日、校長先生が5・6年生に伝えたいことは・・・。

 めあては「『にっこりトーク』のこつ、『つまり』や『例えば』の役割を考えて要旨をまとめよう」です。茂木健一郎さんの「感情」という説明文を教材に、子どもたちは「つまり」や「例えば」の役割を考えていきます。説明文の中には「喜びや希望のような感情ばかりだったら、毎日はもっと楽しくなるように思えます。」、「なぜ、わたしたちには不安や後悔などの、楽しさをそこなうような感情があるのでしょうか」という問題提起がありました。それに対し、不安や後悔などのマイナスだと捉えられる感情に対して、それらの感情が私たちに教えてくれているものが書かれていました。子どもたちは説明文を読んで「例えば」や「つまり」を手がかりに筆者が言いたいことを読み取っていきました。

 その後、日頃から実践している「にっこりトーク」の場でよく出てくる「例えば」や「つまり」の役割を考えました。「例えば」を使うことで、実際の具体的なことを言えば相手が分かりやすいとの意見がありました。「つまり」は言いかえたり、まとめたりする役割があります。それは「つまり=結論」であるということが分かりました。最後にこの教材文のキーワードをもとに、130文字で要旨をまとめました。

 子どもたちは、校長先生から「にっこりトーク」は説明文とつながりがあること、これから生きて働く力になることを教わりました。毎日積み重ねてきた「にっこりトーク」それが、子どもたちの力になり自信にもなっていると思います。

 ふりかえりでは、「文章の中で『例えば』や『つまり』を探すことで、筆者の考えを簡単に探すことができるので、今度からやってみたい」、「『にっこりトーク』と説明文がつながっていることが分かった。これからも『例えば』や『つまり』を使って相手を納得させ、自分の考えを確かにしたい」、「文章の中に『つまり』がなくても、自分で『つまり』を入れることで、分かりやすい文章になることが分かった」などが発表されました。今回、日頃何気なく使っていた言葉の役割を学習したおかげで、それらの言葉の効果を理解して使うことができるようになるのではないでしょうか。すると、もっともっと話合いが充実したり、説得力のある話合いができたりするのだと思います。
 また、負の感情=悪いということではなく、様々な感情をもつことがこれから進む道を豊かにしてくれるということも子どもたちは理解したことでしょう。

 小学校を卒業する6年生に対し、また次年度は荒谷小を背負って立つ5年生に、生きていく上で大切な考え方を教えていただきました。

  【校長先生から授業のプレゼントをいただきましたね】

「都道府県まつり」

 本校では、月に1回「漢字まつり・計算まつり」というものが開催されます。これは例えば、漢字だったら決められた50問を毎月練習して、その問題を「漢字まつり・計算まつり」の時に解き100点を目指しています。子どもたちのモチベーションも高く、毎月頑張っています。

 今日の3校時は「漢字まつり・計算まつり」ならぬ「都道府県まつり」というものが開催されていました。対象は3~6年生で、都道府県の地図を見て、それぞれ都道府県の名前を書いていくものです。都道府県については4~5年生で学習をするようで、中学校に入るまでにはきちんと頭に入れておかなければならない内容の1つだそうです。鉛筆の音だけが響く教室、さて、都道府県を全部書けるかな?
 プリントを見てみると、6年生は滋賀県の「滋」の字や岐阜県の「岐」の字を試し書きしている子どももいました。本校の「まつり」シリーズで子どもたちが意欲をもって取り組んでくれるといいなと思います。

【3年生には予習になりますね】

ラスカル ベジータ

 卒業式に向けて、式場に飾る花を1・2年生の担任の先生が毎日毎日お世話をしています。1年がかりで育ててきた花々。近頃、教室やランチルームにサイネリアを置いて育てています。この花は寒いところに置いておくといけないそうです。そのサイネリア、1・2年生の担任の先生が話すには、「他の花より小さくてなかなか育たんかったのが1つあってね、それに『ラスカル』っていう名前をつけたとよ。そして『いいぞラスカル』って励ましながら育てたら、一番大きくなったわ」とのことです。また「育っているのになかなか花をつけないのには『ベジータ』ってつけたとよ。『ベジータ』は気難しいとよねぇ」と話されていました。1・2年生も「一輪も花を咲かせてないとよ!」と他の子どもたちに教えていました。他にも「亀仙人」と名付けられたサイネリアもあるそうです。これは大きくそだっているからだそうです。

  【薄いピンクが「ラスカル」】    【まだ花が開かない「ベジータ」】

 教室の中で、子どもたちが成長を楽しみにしている様子が目に浮かびます。1・2年生の担任の先生が毎日毎日水をあげ、草をとり、時には花の芽を摘んで愛情深く育てられた花々たちが卒業式を彩ってくれると思います。
 みんなで声をかけて育てた「ラスカル」は式場の中央に置く予定だそうです。


【縁が紫だったり青だったりして見れば見るほど美しい花ばかりです】

 また、今日は1・2年生がしいたけを持って来てくれました。大豊作の秘密はやっぱり毎日のお世話ですね。


【肉厚のしいたけがたくさんでした】

卒業式予行練習

 今日の2~3校時、卒業式の予行練習が行われました。これまで、朝の時間等を使って毎日のように練習をしてきた子どもたち、予行練習ではどのような姿をみせてくれるのでしょうか。
 本番通りに粛々と進む予行練習、程よい緊張感があり子どもたちも真剣です。別れの言葉もほぼ完璧に言うことができます。ただ、まだ6年生が卒業をするという実感がないのか、気持ちの入れ方が難しいようでした。卒業式まであと9日となりました。そのうち学校に登校するのはあと6日です。「残りの時間を大切にして、6年生とたくさん遊んで思い出を作ってください」と校長先生からお話がありました。


    【在校生も卒業生も立派な態度でした】


【ハキハキと言葉を言えました】

 また、今朝は卒業写真を撮影しました。みんないい表情をしています。
 卒業式まであと少し、1日1日をていねいに過ごしていきましょうね。

      【家族のような写真です】

宮崎大学の先生方が来校

 今日は、学習発表会にもお越しくださった宮崎大学の先生方と学生の方が荒谷小にお越しくださいました。なぜ、行事も何もない日に来校されたのでしょう。その理由は、複式指導の様子をご覧になるためにわざわざお越しくださったのです。朝8時過ぎには荒谷小に来られ、1時間目から4時間目まで授業の様子をご覧になられました。子どもたちは緊張するかなぁと思っていましたが、いつも通り楽しそうに学習をしていました。

            【3時間目 全校体育の様子】

 また、給食も一緒に食べてくださいました。今日は6年生のリクエストメニューです。「登校する時はどれくらいの時間をかけて歩いてくるの?」、「どんな給食をリクエストしてみたい?」、「先生の弟も林業をしてるよ。ヘルメットをかぶってチェンソーを持って。夏には下草刈りもしてるよ」と子どもたちに話しかけてくださっていました。子どもたちも「僕のお父さんは森林組合の所長をしていたので、僕も将来森林組合の所長になるんです」、「春休みはしいたけのこま打ちをずっとします。1年間で2万本くらいするんです」、「給食のしいたけ南蛮が好きです」など、物怖じすることなく話をしていました。


【いつもよりとってもとっても賑やかで、嬉しそうに会話を楽しんでいました】

 大学の先生方や学生の方は、昼休みも外に出て子どもたちと話をしたり、遊んだりしてくださっていました。色々な方に出会うことが多い荒谷小の子どもたち。お陰様で、どのような方にでもハキハキと話ができたり、話を聞く姿勢が身についてきたりしているようです。

新入学児童体験入学

 昨日、新入学児童体験入学が行われました。
 今回は、1・2年生と一緒に椎茸を収穫する体験をしたり、学校探検をしたりしました。今年度2回目の新入学児童体験入学とあって、1・2年生も慣れた様子でお世話をしていました。また、今回は男の子が体験入学に来てくれたので、2年生の男子が張り切って手取り足取り教えていました。
 給食の時間には配膳の仕方を教えてくれたり、給食の流れを教えてくれたりしていました。昨日の給食は、子どもたちが大好きなカレーです。これは給食調理員の先生が新入学児童体験入学に合わせて献立を考えてくださいました。このおいしい荒谷小の給食を体験入学にきた男の子はペロリと食べてしまいました。頼もしい姿でした。


【お手本になってくれる上級生がたくさんいるから安心してね】

 この春、新1年生になって荒谷小に入学してきてくれるのをみんなで楽しみに待っていますね。

リクエスト給食

 今日は6年生のリクエスト給食でした。荒谷小では、毎年3月に、6年生が食べたい給食をリクエストして、その献立を給食に出してもらうことができます。今年度は6年生が4名なので、3月に4回のリクエスト給食があります。1回目のリクエスト給食にはあげパンが出ました。今回は2回目のリクエスト給食、さて、今日の献立は・・・。

【むぎごはん、皿うどん、しいたけなんばん、りんご、牛乳】

 椎茸は嫌いでも、「しいたけなんばん」は好きと話す子どももいるくらい、「しいたけなんばん」は給食の人気メニューです。そして「皿うどん」。通常であれば、「皿うどん」が献立に出てくる時にはパンが出るのですが、今回はごはんです。その理由は「『皿うどん』にかけるあんかけは、ごはんにかけたら中華丼になるからです」とリクエストをした6年生が話していました。
 5・6年生の教室をのぞいてみると、「皿うどん」として食べていたものをごはんにかけてみた子どももいました。「そばめし」のようなものになっていました。


  【残り少ない荒谷小の給食、味わって食べてね】

 3月14日(月)と3月18日(金)にもリクエスト給食があります。何が出てくるかお楽しみに。

お別れ遠足

 先週の木曜日は、昼休み晴れでも誰も子どもたちは出てきません。そのとき1~5年生は、6年生に向けての出し物の練習やプレゼントの品物を作っていたからです。また6年生は6年生で下級生への出し物の練習やプレゼント作りをしていました。それをお互い秘密にしてやっていました。そんな中でお別れ遠足当日を迎えました。天気は晴れで温かく、風もありません。上々の天気に恵まれ、いざ出発。まず徒歩で3.5km離れた国道327号線荒谷バス停まで。途中ちり拾いをしていきました。早く着いてバス停で待つこと30分。そこでも楽しいことを始めた子どもたち。誰か一人が「リズムに合わせて、パンパン、パン。さいとうさん。」そうするとみんなが、「さいとうです。」と楽しく遊び始め盛り上がっていました。約40分間のバス旅を終え、石峠レイクランドに着きました。

     【バス到着。わくわくいっぱい。】

 着いたら早速出し物です。この日のために2人の5年生を中心に児童会でいろいろ準備をしてきました。まず、1・2年生の発表です。なんと3・4年生が得意としている「あらもん、あらもん、・・・」で肩でもってつなぎ、あらもん電車で入ってきました。まず一人一人に紙皿で作った感謝のメダルをかけプレゼントです。事前に6年生一人一人に聞いて作った3択クイズが出し物です。「○○さんはスポーツ万能ですが今したいスポーツは何でしょう?」「1番バドミントン、2番テニス、3番卓球」「答えは卓球です。」などと進めていきました。4人の6年生のクイズで終わったかと思ったら、サプライズがありました。今度転出する3年生の女の子へ紙皿メダル渡し、クイズしてくれました。「○○さんが行きたいところは?」「1番USJ。2番スカイツリー。3番ディズニーランド。」答えは1番と3番だそうです。お父さんお母さん連れて行ってあげて下さい。続いて、3~5年生です。歌のプレゼント「365日の紙ひこうき」を歌いました。これには6年生も一緒に見ながら歌ってくれました。続いて「クイズ優しいね」。「○○さんの弟は、○○さんから家である優しいことをしてもらってます。それは何でしょう。」「答えは宿題の丸付けです。」という風に。そして思い出の写真と寄せ書きが詰まったミニアルバムが手渡されました。帰りのバスを待ちながらそれをじいっと見つめ笑顔で見ていた6年生でした。そして、最後は6年生の番です。6年生4人は、得意の芸を披露しました。ジャグリング、けん玉、手品、一発ギャグ5連発でした。秘密裏に練習してきたようで楽しかったです。次は、「あったかいんだからぁ」の歌のプレゼントで盛り上がりました。
 
【「人生は紙ひこうき~」一緒に手話して】

 続いて、「宝探し」。今年の宝探しは豪華で、お菓子や文房具の入った袋です。その袋には、鯖、鮪など魚の名前が入ってます。事務の先生と養護教諭の先生が用意して下さいました。前もって校長先生が「不自然なところにあります」のヒントで、「なんであんなところに手袋があるんだろうか」という下にあったりして、楽しんで見つけ宝を手に入れた子どもたちは喜んでいました。日陰を選んで、みんなでお昼ご飯を食べました。「この卵焼きはぼくが作ったんですよ。」「まっくろくろすけのおにぎりです。」など言いながら楽しく食べ、食べ終わったらお菓子へ手が伸びていました。お菓子やキンカンを入れ替わりもってきてくれ先生達もおなかいっぱいになりました。おなかいっぱいになったら、5年生2人が主導して遊びに移りました。お別れ遠足名物の「全力かくれんぼ」です。まず、6年生4人が鬼です。トンネル滑り台の中や遊具の下など真剣に隠れます。小さい1年生が時間内に見つからず、喜んで出てきたりしました。楽しく過ごした後はちり拾いをしてまた、帰りのバスの乗って帰りました。
 行きは、おいしい弁当とお菓子をいっぱいにリュックに詰めて、帰りは楽しい思い出をいっぱい胸に入れました。後もう少しで卒業です。1~5年生は、やさしくて頼りになる6年生との一緒の学校生活を、また月曜日からがんばっていくことでしょう。

【「6年生はかっこいい~」のかけ声で全員写真】


 

中学校の音楽の先生と歌の練習

 今日の2校時、諸塚中の音楽の先生が荒谷小にお越しくださいました。この音楽の先生は子どもたちに卒業式の歌の指導をしてくださるのです。歌を歌う前のウォーミングアップでは、姿勢や表情、息の吸い方などをご指導くださいました。

◯ 歌を歌う時は、ほっぺたの一番高いところを高くする
◯ にっこり笑顔で歌うが、目はパッチリ開ける
◯ 顔の筋肉がほぐれるように、ほっぺたや額を揉んでほぐす
◯ 息を入れる時には、お腹に風船を作るようなイメージ(下腹から息を吐き、空気がなくなってきたなぁと思ったら力を緩める。すると自然にお腹や背中に息が入る)

 このようなことを意識して、発声練習からのスタートです。その後、卒業式の歌を歌いました。「『うららかに はるの ひかりが~』の『が』を優しく歌ってください」とか、「高学年さんは息の使い方が上手」、「低・中学年さんは元気のよさが素晴らしい」など、ポイントを教えてもらったり、たくさんの褒め言葉をもらったりしました。子どもたちは、先生の言葉に応えるように気持ちよさそうに歌っていました。


【音楽の先生の伸びやかな歌声ステキですね】【ウォーミングアップ中】


【口は縦に開けて奥歯まで見せるような気持ちで】

 本日は、わざわざお越しくださりありがとうございました。冷たい風も吹き飛んでいってしまうような、子どもたちの歌声になりました。

3・4年生と保健の授業

 今日の2時間目、3・4年生が養護教諭の先生と保健の学習をしました。今日は「思春期にあらわれる変化2」という単元です。小学校中学年から中学生くらいまでが思春期といわれています。今回は体の中で起こっている変化と心の変化について学習しました。5・6年生のにっこりトーク(話合い活動)でもみられましたが、3・4年生のにっこりトークでも、友達の意見で分からないところがあったら聞き直したり、「こういうこと?」と言い換えたりしてきちんと理解しようとする姿がみられます。どのような時でも前向きで、元気で、一生懸命な3・4年生と授業をするのはとても楽しいものです。また、担任の先生は、養護教諭の先生が説明した内容を分かりやすく言い換えてくださったり、にっこりトークでは子どもたちの意見を引き出してくださったりしました。

 保健の授業も来週で最後になります。自分の体を知り、健やかに成長できるよう一緒に学んでいきましょう。


       【やる気まんまんで、元気をくれる3・4年生です】

授業公開(5・6年生)

 今日の2時間目いじめ・不登校対策の視点に立った5・6年生の授業公開が行われました。今日は社会の授業です。5年生は「お医者さんは電子カルテを使ってどんなことを実感しているだろう」、6年生は「なぜ3回も裁判を受けることができるのか」というめあてで授業が行われました。
 5年生の授業では電子カルテのメリットを考え、キーワードを出していきました。また、デメリットにも着目して注意していかなければならないこと(個人情報の流出等)の学習もしていました。まとめでは、先生がまとめを導き出すのではなく、子どもが授業の中で出てきたキーワードをつなげてまとめを考えていました。

【今日は先生と一対一のにっこりトーク】
 
 6年生は、「なぜ3回も裁判を受けることができるのか」をにっこりトークで考えました。その中で「争い方によって判決が違う時があるので3回裁判をする」という発表がありました。すると、「『争い方によって判決が違う』という言葉をもっと詳しく教えてください」との意見がでました。この「争い方によって判決が違う」という言葉は資料集に載っていた言葉のようでした。発表した子どもがどう答えたらよいか考えていると、質問をした子どもが「『争い方によって判決が違う』とはどういうことだと思いますか?」と質問のニュアンスを変えました。そうすることで、「例えば◯◯くんが犯罪をおかしたのに、◯◯さんが犯人だと思われているというように、正しくない判決が人の見方によって出てくるということです。」と答えられていました。そして、「つまり人の見方によって判決が違うことがあるので裁判を3回するということですか?」と質問をした子どもがお返しの言葉のプレゼントをしていました。6年生のにっこりトークは言いっ放しで終わることがありません。質問をしたり、答えたり、答えた内容に対して自分なりの解釈を伝えたりする練り合いが行われています。聞いていてとても面白いにっこりトークです。日々積み重ねている話合いのスキルが身に付いているんだなぁと思いました。


【理論的に堂々と自分の意見を発表できるのは6年生の立派な力ですね】

 他の先生方の授業を見ることで、職員も学ぶことがたくさんあります。この学びを日々の授業に活かすことができるので、年間を通して行われているこの授業公開は貴重な時間です。

読み聞かせ

 今日の朝の読み聞かせは、1年生の保護者の方がお越しくださいました。この読み聞かせをするのは初めてで、どのようにしたらよいのか、どのような雰囲気なのか不安に思われていたようです。

 読み聞かせが始まると、子どもたちも保護者の方にも笑顔が溢れ、とても和やかな雰囲気で子どもたちと対話をしながら読み聞かせをしてくださいました。1冊目は「ふまんがあります」という絵本です。この絵本のシリーズ本に「りゆうがあります」という絵本や、同じ作者の絵本で「りんごかもしれない」という絵本も読み聞かせで読んでいただいたことがあります。そのため、子どもたちは今回はどのような内容なのかワクワクしている様子でした。この本は、大人が子どもにすぐに言ってしまいがちな言葉(例:「いそがしい」、「また後でね」など)をユニークな理由をつけて子どもに説明しています。例えば「夏は暑い、冬は寒いと言って一緒に遊んでくれない」という「ふまん」に対して、「冬に外で遊ぶと北極グマから北極に連れて行かれるから」とか「『早く寝なさい』と言うのは、夜、サンタさんのところからたびたび小人がやって来て、早く寝ているかチェックするから」など、クスッと笑ってしまうような理由を言います。普段、口ぐせのように言ってしまっているような言葉、少し見直してみようかなぁと思える本でした。


【大人はウインナーを2本も食べられる理由は?】

 2冊目は「ともだち」でした。「ともだちはいっしょに帰りたくなる人」、「みんながいっちゃった後も待っていてくれる人」、「言葉が分からなくてもともだち」など、その一つ一つの文章をもう一度繰り返し読んでみたくなるような本でした。先生方の中には「授業で使いたいので貸してください」とお願いされている先生もおられました。本の中にでてくる「ともだち」のようになれたらステキだなぁと思った絵本でした。

 時間の関係で残りの絵本は読めませんでしたが、その他にも2冊の絵本をご準備くださっていました。「クレヨンからのおねがい」と「だじゃれ日本一周」です。「だじゃれ日本一周」の絵本は楽しく都道府県を覚えられそうな絵本で、早速2年生は本を開いて声に出して読んでいました。「それで都道府県の勉強をしてね」と「だじゃれ日本一周」の絵本を学校に寄贈してくださいました。ありがとうございました。


【残り2冊の絵本を読みたくて子どもたちが押し寄せました】

 本日は、朝早くからお越しくださりありがとうございました。楽しく、また勉強になる読み聞かせの時間でした。

いよいよ しいたけのこま打ち

 今日の5時間目、しいたけ博士が荒谷小にお越しくださり、しいたけのこま打ちが行われました。まずはじめにしいたけ博士のお話です。


 まず、しいたけの原木の種類についてお話しくださいました。今回、原木は2種類あるそうで、ナラとクヌギの木だそうです。「ナラは繊維が縦に走っているので、菌が回りやすいです。クヌギは繊維がつぶつぶしていて菌が回りにくいです。でも椎茸がたくさんとれます。これらの木は広葉樹です。」とそれぞれの原木の特徴を教えてくださいました。また、今回使うたねごまの品種や、手をかけたほど椎茸はたくさん収穫できるとのお話もありました。

【見た目も全然違う2つの原木でした】【たねごまは「にく丸 森290号」】

 その後、子どもたちから3つ質問が出されました。
「なぜ 椎茸のことを『なば』と呼ぶんですか?」という質問には、「昔、諸塚の椎茸を福岡の大名に献上していたそうです。そこに『名葉』と書いてあったそうです。それで『なば』と呼ぶようです」とお答えいただきました。また、「たねごまが入っている袋を捨てたらいけないと家で聞いたのですがなぜですか?」とか「来年も教えてくれますか?」などの質問も出ました。来年もしいたけ博士は椎茸のことを教えに来てくださるそうです。一安心ですね。
 
 それから、しいたけのこま打ちが始まりました。しいたけ博士が椎茸たねごま用ドリルで穴を開け、子どもたちがたねごまを打っていきます。

【華麗なドリルさばきです】    【とんとん】


【手際よく打っています】【「木を押さえるとずれないよ」と教えていました】


【こま打ち用の袋 大活躍だね】【保育所生も初めてのこま打ち】

 一つのこまを穴に入れてトントンと打つ子どもや、一列にこまを入れてしまってそれをトントントントンと打っている子どももいました。家でもこま打ちをしたことがある子どもたちもいるため、スムーズに進んでいきました。

 そして、6年生はドリルを使って穴開けに挑戦です。原木に対して直角に穴をあけることや、穴と穴の間隔を保つことが大切なようです。しいたけ博士は軽々と穴を開けていましたが、それは熟練の技だからなのでしょう。実際に穴を開けようとするとなかなか難しいようでした。


【直角に穴を開けるのって難しいね】【寝かせるとやりやすいね】


   【ドリルを持っても怖がらない子どもたち】


  【次年度に向けて4・5年生もドリルに初挑戦!】


  【先生方も挑戦!「勘がいい」と誉めてもらいました】

 しいたけ博士は、「穴を開けるときには性格がでるとよ~」と話されていました。確かに、すごく慎重にする子どももいれば、おそるおそる開ける子ども、思い切りリズムよく開ける子どもなどドリルの使い方は様々でした。

 しいたけのこま打ちが終わると原木を運びました。この原木は校舎裏に置いておき、しばらくそのままにしておくそうです。すると、こまを打ったところから白い菌が出てくるそうです。そのような状態になったら原木を四角に組んでおくと教えてくださいました。(5月ごろ)


【6年生は重たい木を率先して運びます】

 椎茸のこま打ちが終わり、児童代表の2年生児童がしいたけ博士にお礼を言いました。「2年間◯◯◯先生(しいたけ博士)に椎茸のことを教えてもらいました。今年はたくさんの椎茸がとれました。来年度は僕たちが1年生に教えていきたいです」と頼もしい言葉でした。

【突然の指名でも堂々と発表】【1・2年生が愛情深く育てている椎茸】

 終わりの会の後、3年生の児童がしいたけ博士に質問をしていました。「たねごまって何の木なんですか?」という質問です。「これはブナの木でできているよ。いい質問やね~」と答えてくださっていました。また、もう一人の3年生はこま打ちをした後の木のくずの香りを確認していました。もしかしたら枕のヒントになるのかと考えていたのかな?子どもたちの木に対する関心の高さが垣間見られた場面でした。
 
 今回こま打ちしたものは、今の4年生が6年生になった秋ごろにしいたけが出てくるそうです。


【しばらくおやすみなさい】

 今日はお忙しい中こま打ちのご指導をしていただき、ありがとうございました。今年度のウッジョブでは椎茸については1・2年生が学習しており、3~6年生は知らないことばかりです。しかし、モザイク林相とか広葉樹と針葉樹など、椎茸と関連した学習をしているため、こま打ちを通して木に対する学びが深まったことと思います。また、1・2年生も自分たちが育てている椎茸の原点を振り返る時間にもなったと思います。本当にありがとうございました。

しいたけの原木

 今日、PTA会長さんがしいたけの原木を学校に持ってきてくださいました。これは荒谷小で2月22日(月)にしいたけのこま打ちが行われるため、PTA会長さんの山から切ってきてくださった原木だそうです。持ってみるとずっしり重たい原木、1・2年生も力を合わせて運びました。
 昨年度は今の1年生の保護者の方から原木をいただきました。「去年はリヤカーで運んだよね~」と1・2年生の担任の先生と2年生は懐かしそうに話していました。
 地域の方々に支えられている学校というのを今日もまた感じることができました。大切な木を切り、運んでくださりありがとうございました。大切に使わせていただきます。


【よいしょ!がんばれ!!】  【たくさんの原木です】

【22日までもう少し待っててね】

世界で一つのこま打ち袋

 荒谷小では、この時期に給食調理員の先生から1年生にプレゼントが贈られます。それは、椎茸のこま打ち用の袋です。こま打ちをする時には、こまが入った袋を腰に下げて行います。この袋を毎年給食調理員の先生が手作りで作ってくださるのです。こま打ち用の袋をプレゼントされる時に、一緒にはんこも貸してくださいます。このはんこは布用のはんこでかわいい絵柄がたくさんです。こまうち用の袋に好きなようにスタンプを押して、世界で一つだけのこまうち用の袋が出来上がります。ピンク色で春を思わせるようなこま打ちの袋、2月22日(月)に行われる椎茸のこま打ちが楽しみですね。

【写真右 腰につけているのがこま打ちの袋です】

わくわく学習発表会(ポスターセッション・パネルディスカッション)

 その後、3~6年生のポスターセッションが行われました。3学期はこの発表を行うための練習を積み重ねてきました。7分間という時間があるため、言葉を精選し、簡潔に分かりやすく自分の伝えたいことをまとめました。また、聞いている人にしっかりと伝わるように資料を工夫したり、掲示資料を工夫したりしました。たくさんの人を前にポスターセッションをするのはとても緊張することだと思いますが、子どもたちは自分の学習してきた過程や学びをしっかりと発表できていました。


【3・4年生「わくわくひよこ」とともに学んだ過程を発表】


  【学校外の方々ともたくさんつながった5・6年生】

 真剣に耳を傾けてくださる方々に応えるように、子どもたちはしっかりと前を向いて発表し、発表後の質疑応答にも資料を活用しながら的確に答えていました。今回のわくわく学習発表会には宮崎大学の先生方や研修センターの先生方、また国内研修でお世話になった東京の家具屋さんや、昨年12月に実施した「はるちゃんツアー」に参加してくださった福岡の大学生等、諸塚村外からもお越しいただきました。子どもたちにとっては、自分の発表に対して、直接質問を受けたりアドバイスいただくという貴重な経験になったと思います。


【東京の家具屋さんの方々からは、CMについての質問をいただきました】

 その後は、パネルディスカッションです。今回は新たな試みで、コーディネーターを6年生児童が務めます。パネラーは5年生・6年生の代表が各1名、わくわく学習応援隊、特別わくわく学習応援隊、3・4年生担任という10名で構成されています。1つ目のテーマは「林業立村を持続するために必要なこと、大切なことは何か」です。それに対してパネラーが一人ずつ考えを発表していきました。
◯ FSC発信
◯ 人の幸せを願う
◯ 絆
◯ 人と金
◯ 縁
◯ 想像力
◯ つながり
◯ 人と人とのつながり、人材確保
◯ 発信
◯ すき
というキーワードが出てきました。「人と金」では、「森林所有者が森林に目を向けていないことや、木材価格の低迷がある」とのお話がありました。「想像力」では、「どんな暮らしをしているのか想像しながら考えることが大切である。夢が大きければ大きいほど未来は変わっていく」、「つながり」ではウッジョブの学習の継続の必要性などをお話いただきました。それぞれの立場で考えられることを発表していただき、林業立村の持続について様々な角度から考えることができました。また「縁」・「絆」では地域の誇り、しきたり、伝統など一緒に生活をしていくことで育まれることを子どもたちに教えていただきました。


【コーディネーター初挑戦】  【6年生代表パネラー】


 【5年生代表パネラー】   【お世話になった農林振興局の方】


【わくわく学習応援隊の方々 これまで講話をしていただいたりアドバイスをいただいたりしました】


【東京の家具屋さんともつながりました】【応援隊の方 写真を提供してくださったり、実行組合の歴史を教えてくださったりしました】


【地元の林業会社の方 伐採現場を見せてくださったり、学校でインタビューを受けてくださったりしました】

【「しいたけ博士」1・2年生にしいたけのいろはを教えてくださいました】


【3・4年生担任 子どもたちを色々な方とつないでおられました】


 このような意見を聞き、子どもたちからはたくさんの質問が出てきました。「『想像力』とありましたが想像していたことと実際に違っていたことはありますか?」や「『すき』とありましたが、どのようなことをしたら好きが増えると思いますか?」など鋭い視点からの質問です。また、フロアからも林業立村を持続するための意見が
発表されました。

◯ PRすること
◯ 林業という職業で生活ができないと成り立たない
◯ 人材確保が大切
◯ 林業に対する思いを全国へ発信する
◯ ホームページ等のインターネットツールを活用する

 「林業立村の持続のために」たくさんの方々が真剣に考え、知恵を出し合いました。そのたくさんの意見をコーディネーターの6年生がまとめました。

① 発信(FSCや椎茸、神楽)
② 興味をもつ(人や木が好き、想像する、興味)
③ 絆(人とお金の絆、縁という絆、つながりという絆)

意見を聞きながら、メモをとり、まとめていくという作業をし、このようなすばらしいまとめを発表してくれました。コーディネーターの児童はもちろん、パネラー、フロアにいた子どもたちもこの時間で一回りも二回りも成長をしたと思います。


    【ご協力ありがとうございました】

 次にテーマ2「ウッジョブ諸塚はどんな力を身に付けることができるか」です。このことについては子どもたちとパネラーの方とでにっこりトーク(話合い活動)を行いました。また、フロアの方々にもどのような力がつくのかを考えていただきました。


【この学習で身に付いた力を話しました】

 フロアの方々に聞いてみると次のような意見が出てきました。

【ウッジョブ諸塚で身に付けることができる力】
◯ 興味をもつ → 想像力がつく → 実行力が備わる
◯ 色々なことに興味をもてるようになる
◯ 夢につなげていく力をもてるようになる
◯ 人に興味をもてるようになる
◯ 人と人とのつながりを大切にできるようになる

  【様々な立場の方からお話しいただきました】


【めんぱのことでご協力いただきました】【ツアーでつながった大学生】


【大学の先生や研修センターの先生】【東京の家具屋さん】


【保護者の方々も子どもたちの成長を実感されているようでした】

 この「ウッジョブ諸塚」の学習で、子どもたちが将来必要とされる力が身に付けられるという有り難い意見ばかりでした。また、大学の先生方や研修センターの先生方からは、「本質的なものを見抜いていく力と続けていく力が身に付けられる。目の前の言葉に飛びつくのではなく、ものごとを深く考えるということもできるようになると思う」、「課題を見つけて解決する力、発信する力、ふるさとを大事にする力が身に付いている」とお話しいただきました。その他にも、「震いたたせられた。とびきり輝いている学校だと思う。この探究する学びを小・中・高・大学とどう引き継ぐかこれは大人たちの課題である。」、「荒谷、学校、自分が大好きだという思いが伝わってきた」などとお言葉をいただきました。


  【宮崎大学の先生方 ありがとうございました】

 1年を通して学習してきた「ウッジョブ諸塚」、この学習は学校の中だけではできない学習です。地域の方々が応援してくださったり、協力してくださったり、時には学校にお越しくださって講話をしてくださったりしたおかげで、今回の発表にたどり着きました。この「ウッジョブ諸塚」が円滑に進むのは、地域の方々のお力添えのお陰です。子どもたちはこの学習を通して、他では学び得ないことが学べたのではないでしょうか。この1年で子どもたちもすっかり頼もしく、たくましくなりました。

 1年間、ご支援・ご協力ありがとうございました。

わくわく学習発表会(豚汁・「おおきな なば」)

 午前中のプログラムが終わり、午後からはわくわく学習発表会が行われます。その前に、楽しみにしていたお昼ごはんです。持参したお椀にあつあつの豚汁をたっぶり入れてもらいます。もくもくとたつ湯気と豚汁のいい香りに誘われ、多くの方々が集まりました。


【豚汁が食べられない方に普通のお味噌汁もご用意してくださいました】


【宮大の先生や研修センターの先生方もお越しくださいました】

 具がたっぷり入った、おいしい豚汁と各家庭から持ち寄ったおにぎりでお腹いっぱいになりました。

 そして、わくわく学習発表会が始まりました。1・2年生の発表からスタートです。1・2年生は「おおきな なば」という劇です。これまでに800個の椎茸を収穫した1・2年生、これまでの椎茸のお世話の過程を発表しました。また、地元の加工グループの方々と調理実習をした様子も紹介しました。その後、「最新の椎茸の様子をお知らせします」と言い、ステージに「おおきな なば」が登場しました。それを取ろうとしますが、大きすぎて1人では取れません。

    【「おおきな なば」 なかなか取れません】

そこで、クラスのみんなと一緒に力を合わせますが、それでも取れません。子どもたちだけでは、取れないのでお世話になった「しいたけ博士」にお手伝いをお願いすることにしました。「◯◯◯せんせ~い!」と1・2年生が呼ぶと「しいたけ博士」がステージに上がってきてくださいました。


【うんとこしょ どっこいしょ それでも なばは 取れません】

 「しいたけ博士」と一緒に引っ張っても取れない「おおきな なば」、次に1・2年生は乾燥椎茸のことを教えてもらったり、干し柿の作り方を教えてもらったりした事務の先生を呼ぶことにしました。「料理上手の◯◯せんせ~い!」と呼ぶと大きな声で「は~い!!」と返事がありました。さあ、助っ人2人と1・2年生が力を合わせます。

 【よし!は取れるかなぁ】

 しかし、「おおきな なば」はビクともしません。どうしたらいいか考える1・2年生。会場からは「次は校長先生やろ」との声も聞こえてきました。ところが1・2年生が呼んだのは「じいじ~!!」でした。予想だにしていなかった助っ人に、会場の皆さんはビックリ。1年生のおじいちゃんがステージに上がってきてくださいました。

【次こそは!「うんとこしょ どっこいしょ」】

 それでも「おおきな なば」は取れません。ここで、最後の助っ人として1・2
年生が呼んだのは校長先生です。「こうちょうせんせ~い!」と大きな声で呼ぶと「仕方ないなぁ~」と言いながら校長先生がジャケットを脱いでお手伝いに来てくださいました。

【これでやっと取れる  はず】

 「うんとこしょ、どっこいしょ」と言って引っ張ります。もう取れるだろうと思っていたこの「おおきな なば」、なんとまだ取れませんでした。そこで、1・2年生は会場の皆さんに一緒にかけ声をかけてもらうことにしました。全員で「うんとこしょ どっこいしょ」と力を込めます。しかし、まだ取れません。「そんな声ではだめです。もっと大きな声を出して!」と1年生が言うと、会場全体が一つになり「うんとこしょ どっこいしょ!!」と大きな声で応援しました。するとようやく「おおきな なば」が取れました。


 【みんなの力で「おおきな なば」、無事に取れました】

 1・2年生はたくさんの方々に支えてもらっていること、椎茸を育てるためにはお世話をたくさんしないといけないこと等をわくわく学習(ウッジョブ諸塚)で学んだようです。学習発表会が終わっても、毎日しいたけの観察をしている1・2年生。乾燥を防ぐために椎茸に袋をかけてあげています。学習発表会で終わりではなく、学び続けている1・2年生、学校の中では1・2年生が「しいたけ博士」です。

学習発表会

 2月14日(日)は、「平成27年度 創立126周年記念 荒谷小学校・荒川保育所 学習発表会並びにわくわく学習発表会」が行われました。この日のために子どもたちは、登校後の朝の時間を活用して合奏・合唱の練習をしたり、授業の時間を使って発表の練習をしたりしていました。子どもたちは日頃の成果を発表できる大舞台にわくわくしていることと思います。
 この日の楽しみの一つであるお昼の豚汁の振る舞い、その仕込みのために朝早くからお父さん・お母さん方が家庭科室で準備をしてくださいました。だしの香りやしょうがの香りが廊下に漂ってきて、家庭科室に吸い寄せられました。

   【お父さん方が腕を振るってくださいました】

 手作りのお味噌に、地元で作られた豆腐、新鮮な野菜がたっぷり入った豚汁は、学習発表会が始まる頃には出来上がりました。

 午前9時、いよいよ学習発表会が始まりました。まずは保育所生の発表からスタートです。保育所生は、年少々・年少・年中の女の子4人でのダンス、男の子たちのダンス、そして年長さんの踊りを発表しました。衣装がとっても似合っていた保育所生、堂々とした発表に体育館が大きな拍手に包まれました。


【かわいいミニーちゃんたち】【忍者になりきって手裏剣シュシュシュ】


【かっこいい年長さんの踊り】

 その後、1・2年生の発表がありました。1・2年生は、まずこの1年で頑張ったことを発表しました。1年生は「一輪車をがんばりました。2年生ではループに入りたいです」、「なわとびの二重跳びをがんばりました。2年生では二重跳びを連続10回できるようになりたいです」と発表しました。2年生は「かけ算九九をがんばりました。7の段と8の段が苦手だったけど、家でも練習をしてスラスラ言えるようになりました」、「三角形と四角形の勉強をがんばりました」と発表していました。その後、「はるがきた」の朗読をしたり鍵盤ハーモニカで演奏したりました。マット運動やかけ算九九も披露し、1年間の成長を堂々と見せてくれました。


【同じ教室で勉強しているので、1年生もかけ算九九が言えます】

 次の3・4年生の発表では、学校の1日を劇で紹介しました。体育の授業風景では、前転や後転、連続技などを披露しました。また、理科の授業風景では理科室の模型を転校生の役にして楽しい理科の授業を再現していました。「ほねほねくん」と名付けられたこの模型、会場のみんなとじゃんけんをして仲良くなりました。社会では、会場の方々に地図記号の問題を出したり、都道府県クイズを出したりしました。会場を巻き込む楽しい発表になりました。


【「ほねほねくん」と対面の時】

 その後5・6年生の発表が行われました。5・6年生は「朝の会」の発表です。英語でのあいさつや、毎朝欠かさず行っているリコーダーや鍵盤ハーモニカの練習風景を発表しました。また、古文の暗唱では戸下神楽で実際に受け継がれているものを暗唱しました。最後に「にっこりトーク」(話合い活動)の様子です。今回は「地域のよさ」を話し合いました。「第4部消防団」、「150年も前から山を守る実行組合」、「箕舞などの伝統」、「神楽や祭りなどでのつながりの深さ」、「絆が強い。みんな仲良し」、「優しさ」などが出されました。この朝の会に、子どもたちが学習してきたものが凝縮されているなぁと思える発表でした。


【地域のことを学習し、よさを実感していますね】

 その後、「箕舞」の発表、保育所生の劇、ミラクルパワーズ(地域の方々と職員から構成されるグループ)の演奏が行われました。「箕舞」の発表では、地域の方に太鼓を叩いてもらい、舞い手の子ども以外は囃子をします。学習発表会までに1回だけの練習でしたが、子どもたちはしっかりと舞っていました。ポイントをしぼって、ご丁寧にご指導くださった地域の方々のお陰です。ご指導ありがとうございました。


【下級生もこの舞いを見て、「次は自分だ」と思っていることでしょう】

 そして、毎年恒例の「懐かしの先生紹介」です。今年度も。以前荒谷小に勤務されていた先生が学習発表会を見に来てくださっていました。「ここには、変わらないものと進化しているものがあります」と地域の方々の温かさや伝統、そして子どもたちの学びの幅が広がったことをお話しくださいました。


【いつもお越しくださりありがとうございます】

 そして、午前中最後のプログラム「人生は紙飛行機」です。これは合唱・合奏・劇をコラボレーションしたプログラムです。小学生は自分たちの夢を一人ずつ発表するのですが、その夢が次から次へとつながっていき、この子どもたちの夢が実現すれば、諸塚はもっともっと魅力あふれる村になるなぁとその夢を思い描きながら聞きました。諸塚を思う気持ちと自分の夢、それが身近にありつながっていることがとても嬉しかったです。


【保育所生は鈴とトライアングル】【鍵盤ハーモニカ たくさん練習しましたね】


【いい音色を奏でていました】【年長さんも鍵盤ハーモニカを弾きました】

【木琴はリズムが速く難しいけれど完璧でした】

 子どもたちの真剣な表情、言葉、歌、とても感動的なプログラムでした。

 午後からは「わくわく学習発表会」が行われます。

おかえり!

 今日、5年生は延岡に劇団四季の公演を見に行きました。そのため、給食時間は5年生の仕事を4年生がしてくれたり、6年生がフォローしてくれたりしていました。教頭先生も引率に行かれたため、今日の給食はガランとした雰囲気です。14時過ぎ頃、そろそろ帰ってくるかなぁと待っていると、バスの音が聞こえてきました。すると、校舎からは「おかえりー!」の声。今か今かと待っていた他の学年の子どもたちが教室から5年生と教頭先生に声をかけていました。
 5年生の様子を見に行くと、「おもしろかった~」、「歌がうまかったよね」、「ゾウがすごいんですよ」等、興奮気味に話してくれました。今まで学習発表会の準備に大忙しだった5年生、気持ちがリフレッシュできたのではないでしょうか。また、6年生の卒業が迫ってくる中で、5年生は日に日に存在感を増していたんだなぁと、5年生がいない1日を過ごして思いました。


【通常の「ただいま!」】 【「ただいま!」ミュージカル風】

パネルディスカッション練習

 今日の1時間目は、3~6年生が体育館でパネルディスカッションの練習をしました。まずは全員がそれぞれ発表をして、声の響きや重なりはどうかの確認をしました。その後、3・4年生と5・6年生の代表児童が発表をしました。どちらの発表者とも聞いている人たちを見ながら大きな声で堂々と発表していました。この発表に自信をもっている様子が伝わってきました。また、発表を聞いている子どもたちも、自分の学習とつなげて感想を話したり、これからの課題について質問をしたりしていました。

【どんな発表なのか、聞いている子どもたちはワクワク】
 会場の設営も整ってきました。今日と明後日は学習発表会の練習や準備に忙しいと思いますが、体調を整えて14日に臨んでくださいね。

読み聞かせ

 今日の朝の時間は読み聞かせが行われました。今回も、昨年度卒業生の保護者の方がお越しくださいました。
 今日は2冊の本を準備してくださっていました。1冊目は「やさいのせなか」です。この本を読んだことがある子どもはいなかったようで、子どもたちはどんな絵本なのか真剣に見入っていました。これは野菜の背中に紙を乗せて、クレヨンでこすると出てくる模様から何の野菜かを考えるものでした。「せなかが ゴツゴツ」や「するする ざわ」、「がたがた がったん」など、野菜の背中をこすって出てくる模様を言葉で表します。「これなんだと思う?」と子どもたちと対話をしながら読み聞かせをしてくださり、その絵を見て子どもたちは「きゅうり?」、「じゃがいも?」、「キャベツ?」など考えながら見ていました。

 【「やさいのせなか」という発想、おもしろいですね】

 読み聞かせを聞いて、色々な野菜の背中をこすってみたくなりましたね。この絵本には「やさいのおなか」というシリーズもあるそうです。ぜひ、読んでみたいです。

 次に「からすのパンやさん」という絵本を読んでくださいました。からすが営むパンやさんに4つ子の赤ちゃんが生まれて「ちょこちゃん」、「りんごちゃん」、「おもちちゃん」、「れもんちゃん」と名付けられました。仕事と子育てが忙しいからすのお父さんやお母さんが焼いたパンがひょんなことから人気になり、パンやさんはみるみる繁盛していきます。たくさんのパンが出てくるこの絵本、こんがり香ばしい香りが漂ってくるような読み聞かせの時間でした。


【「のこぎりパン」、「てれびパン」、聞いたことのないパンがた~くさん】

 今日もまた新しい絵本に出合えた読み聞かせの時間でしたね。この読み聞かせをきっかけに、もっと今日の絵本を読んでみたいと思い図書室や図書館で手に取ることがあると思います。
 本日は、朝早くから子どもたちのためにお越しくださりありがとうございました。