日誌

カテゴリ:中学校

延岡市立旭中学校2年生「職場訪問」

 旭中学校 2年生(65人)では、コロナ禍で職場体験が難しくなったため、替りの体験学習として12月10日(金)午前中の4時間をつかって「職場訪問」(バスで)を実施しました。


昨年は中止せざるを得なかった体験学習を、形を変えてでも何とか経験させてやりたいという先生方の強い思いから実現したものです。


 学びを深めるため、「働く人々を観察し、インタビューして次を探る」というテーマを設定しました。

   ・どんな様子で働いているか(働く姿)

   ・働く人はどんなことに気を配っていたか、どんな工夫をしていたか




 訪問先は次の企業でした。

  Aグループ   旭化成株式会社 延岡支社 展示センター

          ミツワハガネ株式会社

          富士チタン工業株式会社

  Bグループ   株式会社中園工業所

          センコービジネスサポート株式会社

            旭化成株式会社 延岡支社 展示センター


移動するバスの車内では、延岡市工業振興課の職員の方が、延岡市の工業政策について話をしていただきました。


 訪問先企業の選定や依頼などを、コーディネーターの水永がお手伝いさせていただきました。

(文責:水永)

高鍋西中学校とヨルダンを結んで 「SDGs×平和」学習セミナー開催

 

 12月10日(金)13:30(ヨルダン時間午前6時30)から、高鍋西中学校において、宮崎市出身で国連難民高等弁務官ヨルダン事務所(UNHCR Jordan)に勤務する進藤弘騎さんによるオンライン講座が開催されました。

ヨルダンと結んでのオンライン講座は中学校初開催です。

高鍋西中学校2年生2クラス73名の生徒が、各教室で「進藤さんから難民などの世界状況を聞き、自分の生き方を考えよう」というテーマで、後半の質疑応答も含めて1時間40分にわたり、予定時間を10分程度オーバーする程の生徒からの質問等も多くありました。

この日に先立つ8日(水)には、各クラスで事前課題の動画(アフガニスタンの難民少女を扱った動画)を視聴し、感想をまとめたり質問等を事前に考えたりする時間も設定されました。

これまで総合的な学習の一貫で、1年時には「SDGs×環境」を、2年時には、「SDGs×平和」をテーマに学習を深めてきており、そのまとめとしてオンライン講座でした。

現在、学校で実施している「はがき集め」や「募金活動」等も含めて、さらに自分達に出来ることは何か、また、将来の自分の生き方を改めて考えさせる良い機会になったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(文責:西立野)

日南市立飫肥中学校1~3年生「生きかたよのなか教室」

 11月26日(金)午後に、1~3年全学年(186名)を対象に「よのなか教室」が行われました。



各学年で同じ学びをしても、それぞれの成長段階で違う気付きがある。上の学年になって同じ体験をしても新しい発見があり、「学びは変化する」。  

だから1~3年の間で、同じテーマで何度も学びを積み重ねていって、3年経った時に、生徒一人一人が何らかの「つながり」を生み出せるようにしてやりたい、というのが先生方の願いでした。


 3年生には、昨年2年生の時に、職場体験の前に、「働く意味を考える」講話を行いました。

その後、立志式では、「太郎の手紙」の発表を聞いて、「様々な働く大人の姿」を紹介しました。

 2年生は、今年職場体験に備えて、昨年の2年生と同じく「働く意味を考える」講話を行いました。




 そして、今回ですので、3年生には3回目、2年生には2回目の出会いになります。

教務主任の湯川先生と、事前に何度も打合せを行いました。そして、今回は私の実の体験を語ることになったのです。このような話をするのは私にとって初めてのことでした。


 私自身の42年間の会社生活をふりかえってみますと、「失敗」や「挫折」のくりかえしでした。

それを正直に語ってみようと思いました。「失敗を恐れないでほしい」というメッセージをおくりたいと思ったのです。


 生徒たちの感想文の中に次のようなことが書かれていました。

「失敗を通して得るものがあるということが心に

残りました。これから私は失敗を恐れず何事にも挑戦していきたいです。」

「一番印象に残ったことは、嫌なことは嫌と思ってするのではなく、自分の経験と思ってすること。

という言葉でした。」


 (文責:水永)

延岡市立旭中学校2年生「旭化成の繊維 ベンリーゼを知る」

 旭中学校 2年生(65人)では、総合の時間で「進路指導」をテーマに取組んでいます。

職場体験が難しい状況にありますので、12月に職場訪問バスツアーを行うことになりました。

それに備えて、10月8日にオリエンテーションが行われ、引続いて「延岡の工業の特色を知る」ための職業講話が企画されました。




 延岡市の旭化成で製造されているベンリーゼは、海中で微生物により分解される性質を高水準で満たしているとして、国際機関の認証を受けました。SDGsを先取りした「メードイン延岡」の製品がベンリーゼなのです。そのことが折よく8月25日の宮日新聞で紹介され、先生方から是非生徒たちに話を聞かせてやりたいということになりました。


 この日は、ベンリーゼ製造部長の金田真幸さんに学校に来ていただき、実際にベンリーゼでできているフェイスマスクも生徒たちに配られました。



延岡で研究開発と生産をされているベンリーゼについてお話しいただいたあと、延岡でのものづくりの歴史や現場の話をしていただきました。生徒たちはベンリーゼについて詳しく知るとともに、延岡全体でのものづくりの状況を学ぶことができました。


 先生方のご要望をふまえて、コーディネーターの水永が、旭化成へのお願いなどお手伝いさせていただきました。

(文責:水永)

西都市立三財中学校で職業講話を実施しました

午前中3-4限目。西都市立三財中学校での職業講話にお邪魔しました。


まずはこの場をみんなで作っていくということと、11月の職業人リモートインタビューにむけてのゴールの共有。

そのあと、付箋に「はたらく」のイメージをみんなに書いてもらいました。


「仕事とは●●だ」の●●にはいる言葉を入れていきます。


仕事とは、人の役に立つことだ

仕事とは、稼ぐことだ

仕事とは、家族を養うことだ


また、中には

好きなことを仕事にする

という意見もありました。


その出た意見の結論は出さずに、3名の職業人とリモートでつなぎデモインタビュー。


五島列島でYoutuberをしている玉井さん。

東京で私立の小学校の先生をしている加藤さん。

NGOで人材育成と広報を担当している河野さんの3名の職業人が協力してくださいました。


みなさんに「今やってる仕事の好きなところと嫌い、不満、悩みは?」という質問をしていきました。


付箋に書いた仕事のイメージと比べて同じ?違いはある?


稼ぐ、って自分はどれくらいあると稼げたって思うのかな?


などなど、職業人の話してくれた内容の要点をピックアップして、生徒たちに問いかけながら進めていきました。




職業人が話してくれたことはどれも興味深かったのですが、共通点のひとつに

「休みと仕事の区別がつかない」

けど

「仕事への自由度が高くて体調や気分で働く量を自己決定できる」

ということがでてきました。


自由度が高いけど毎日働いてる感覚

自由度は低いけど、仕事とプライベートを分けて働く

だとしたら、どちらのほうが自分に合ってると思う?


と生徒たちに尋ねるとうーん。。。と考えているような顔をしている生徒たちが多かったです。


自分で人生を選択していくためにも、学ぶ意味、新しいことに出会う意味、自分について考えるヒントにしていただけたらと思います。


2コマの中で、先生でもある加藤さんが、ご自身のお仕事について話してくださった後、3年生の担任の先生にも「共通点などありますか?いかがですか?」とお尋ねしたところ、先生自身の言葉ではたらく喜びや大変さについて語ってくださいました。その中には、生徒たちへの熱い思いが・・・

生徒たちは、先生の思いを受け取ったのではないかなぁ、と感じる心温まる時間でした。


先生たちと共に創る。

これからも大事にしていきたいです。

(文責:福島)