日誌

カテゴリ:高等学校

都城工業高校でジョブシャドウイングについて企業向け説明会を行いました

宮崎県立都城工業高校では、2年生にインターンシップを実施しますが、それに加えてジョブシャドウイングというプログラムを8名の生徒を対象に行います。

このプログラムを実施するため、今回は企業の人事担当の方を中心に説明会を行いました。


インターンシップは仕事を体験することが目的ですが、ジョブシャドウイングは、シャドウ=影のように仕事をしている方に密着して、観察から仕事とは何かを考えることを目的としています。実際の労働を近くで観察することで、仕事内容を理解するだけではなく、実際の業務の全体像を把握し、仕事に対する意識や必要なマインドを理解することができます。

今回、事前にジョブシャドウイング説明会を行い、学校と企業が同じ課題を共有し、共に考える機会になりました。

 

10月には生徒向けにジョブシャドウイングプログラムの説明会を予定しています。生徒たちがジョブシャドウイングによって将来、自分が働いている姿を具体的にイメージし、現場のリアルや魅力を感じ取ってくれることを期待しています。(コーディネーター 福島)

今年度も妻高校普通科2年生「妻みらい塾」が始まりました

今年度も6月23日より、妻高校普通科2年生(111名)の地域探究学習

「妻みらい塾」が始まりました。

 

行政関係者や地域の事業者さんを中心とした28名のメンターが

探究プロセスを通じて、生徒自身の主体的な学びが促進されるよう伴走します。

 

西都児湯エリア担当の福島は、「校則改定」をテーマに取り組む4名の生徒を担当します。

まずは、自己紹介から始まり

問いと仮説、思い(WHY)、ゴールはいつまでに何を設定するのかを確認しました。

生徒のモヤモヤを聞いていると

どこまでがよくて何がNGなのか、ボーダーが人によって曖昧なように感じる。(全体)

一度きりの高校生活。自分らしさを表現したい。(容儀関係)

思い出に残る行事のタイミングで、いろんな写真を残したい。(スマホ使用)

が出てきました。

「何かを変えるのはどうしてもハードルがある。

 小さく、短く、テスト的に実行することをパイロット的にやる、と言ったりするけど

 問題がないことを証明できるチャンスはどこかにあるかな?」

「この校則改定が人ごとでないのはどんな人だろう?」

「その人たちが守りたいものはなんだろう? 避けたいことはなんだろう?」

「それを確認するために、どんなアクションが考えられるだろう?」

と聞いてみると

それまで生徒だけにアンケートを取ろうと話していたグループでしたが

「この校則改定が人ごとでないのはどんな人だろう?」
妻高生だけでなく、先生や、地域の人、保護者、妻高校に入学を控えている中学生

 

「その人たちが守りたいものはなんだろう? 避けたいことはなんだろう?」
妻高校ってやっぱりいいよね、妻高校の生徒はちゃんとしてる というイメージは大事にしたい。

 

「それを確認するために、どんなアクションが考えられるだろう?」
生徒だけでなく、広くアンケートを取ろう。

 

と変わっていきました。

7月20日には中間発表、12月21日には最終発表を予定しています。

生徒たちのチャレンジをサポートできるよう、しっかりつとめさせていただきます。

 

高鍋高校 普通科CIクラス 1年生向け、人生100年時代のキャリアデザイン講話・ワークショップが実施されました

 

ーもし107歳まで生きるとしたら、何歳まで働きますか?同じ仕事をしていますか?

人生100年時代を受け入れ、キャリア形成をどのようにしていくかを考えるきっかけになればと「&ライフデザイン 自分の人生を生きよう」と題しての講話の後、対話で大人とこどもがつながるキャリア教育プログラム「ひなた場」の人生グラフワークシートを活用した無形資産の可視化ワークを、宮崎県立高鍋高等学校 普通科CIクラス 1年生43名と行いました。

一週間前に、幼少期から現在を振り返って人生グラフを書いていた生徒の皆さん。タブレットを使用しオンラインでのアンケートを実施したところ、半数以上の生徒が「楽勝!色々書けた」「割と書けたと思う」と感想を持っていました。初めて書く時は特に難しさを感じることも多いですが、しっかり書いていました。中学校でひなた場を経験した生徒もいたようです。

次に、人生100年時代に必要なキャリアデザインの視点の1つとして、無形資産(生産性資産、活力資産、変身資産)の概要を解説したのち、それぞれの人生グラフから3つの資産を掘り起こすワークを実施しました。「習い事は資産になる?」「友達と喧嘩した経験は?」「部活を変えたことは?」など質問もあり、自分の中に資産を見つけたトレジャーハンターがたくさんいました。

先生からのご感想・ご意見

 進路研究・進路選択をしていく中で、はじめに生徒自身がこれまでを振り返り無形資産を中心に自分の強みを考える貴重な時間となった。

 また、これまでを振り返る中で生徒同士でアウトプットすることで自分の一面をさらに広げる活動になったのではないかと思う。

 この経験を通じて自分の人生設計をより明確化し、その中で高校3年間のビジョンを描ける生徒になって欲しいと思います。

ご感想ありがとうございます。


高鍋高校 普通科CIクラスでは、児湯地域を中心に、様々な進路実現を果たした方々との対話が秋に計画されているそうです。今回、生徒自身がすでに持っている無形資産を掘り起こし、自分の強みや良さを見つけるための材料を少しでも多く集めることで、次につながるお手伝いができていれば幸いです。

高鍋高校1年生普通科・生活文化科の地域探究発表会が開催されました

高鍋高校1年生普通科・生活文化科の生徒による地域探究の発表が行われ

エリアコーディネーターの福島も講評に携わらせていただきました。

地域探究は、自分の生活する地域の現状を知り、発見した特性や課題の

20年後をイメージし、考えることで、課題解決能力や探究的な学習の

プロセスを身に付ける機会とするために実施されています。

東児湯5町(都農町、木城町、川南町、高鍋町、新富町)の地域講座を受け、

地域巡検の研修から、生徒たちは地域の課題や取り組みをまとめ

その現状から20年後をイメージし、「未来新聞」を作成、発表しました。

「盛り上がる」をテーマにまとめたグループ、

2030年ではSDGsの目標は達成していないのではないか?という仮説から

探究を進めたグループ、また東児湯5町の合併という未来を予測したグループなど

とてもユニークで面白い発表が並びました。

講評では、1年学年主任の甲斐先生が、

来年2年生になったときの探究を見通したお話をしてくださいましたので

エリアコーディネーター福島は、各グループのよかった点と、

学校の外から見た探究の意味、そして2年生での探究を深めるヒントを

フィードバックさせていただきました。

今はまだ起こっていないことを予測し、イメージを展開することに

チャレンジした1年生のみなさんの来年がまた楽しみです。

<文責:福島>

 

 

 

高城高校で1年生2年生合同探究発表が行われました

都城市にある高城高校にて、1年生~2年生の普通科・生活文化科合同での

探究発表会が行われました。

今年度は少し異なるそうですが、例年3-4割が就職希望。

進学希望の生徒においても、

専門学校など就職を見越した進路選択の生徒が多いそうで

探究テーマはずばり「業界研究」。

ペット業界、保育・幼稚園業界など様々な業界の中での仕事や課題を調べ、

課題に対するアイディアを提案する発表でした。

各クラスからの選抜グループが発表し、データの活用や業界周辺情報などまで

調べられているグループもありました。

1年生は、次年度も探究活動があります。

講評としては、良かった点、もっとよくできる点、そして

学校の外から見た探究の意義について触れさせていただきました。

検索をすれば、知りたい答えにすぐにアクセスでき、

ChatGPTを使えば小説さえかけてしまう世の中。

だからこそ、実践した経験から「自分だからこそ」語れる経験やストーリーを

もって、楽しみながら自信をつけていってくれることを願っています。

そんなあなたとだから一緒に手を組みたい、仕事をしたい、

と言われるキャリア形成にもきっとつながっていくことと思います。

<文責:福島>