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「探究って自分にとってなんだろう?」をテーマに県立宮崎東高校で進路フォーラムが開催されました

定時制夜間部で学ぶ生徒が、自己実現のために目標をもって努力し成長することを推進するため、総合的な探究の時間と進路について考える契機にしたい。

と企画された進路フォーラムが、12月15日18:40〜20:05、宮崎県立宮崎東高校で開催され、登壇者4名がお話しし、生徒約70名、保護者約15名の方が出席されました。コーディネーター福島は、ファシリテーターを務めました。

 

「探究って自分にとってなんだった?」と題したこのフォーラムの登壇者をご紹介します。

株式会社ベネッセコーポレーション・教育情報部教育情報センターでセンター長を務めていらっしゃいます、谷本祐一郎さん

宮崎東高校定時制夜間部卒業生で、現在バンド「namaru」で活躍されている、髙田さやかさん

同じく宮崎東高校定時制夜間部卒業生で、現在は香蘭ファッションデザイン専門学校に通い、ファッションビジネスの企業への就職が決まっている篠澤弥吹さん、そして現3年生の兒玉琉祐さんです。

探究の一般論ではなく登壇者の皆さんのストーリーから宮崎東高校での探究活動の特徴について紐解かれていくような時間でした。


この日の話の中から登壇者のみなさんの金言をいくつか抜粋してみます。


*学校の外の人に自分の伝えたいことが伝わり、影響力がもてたときに探究のアクセルが踏めた。

*ここでアクセル踏めた、ぐっと進んだというより一つ気になることを調べる、やりたいと思ったことを口に出す、外に出すの繰り返しで気づいたら進んでいった。

*こころが動いた瞬間を大事にしてほしい。意識しないと通りすぎてしまう。それはもったいないなって思っている。
*一生付きまとうのが探究(探求)。自分のやりたいことが本当は違うかもと思うときもあるけど、こころが動いた瞬間に向き合い続ける。

*目標とは、ときめくこと。立てていたときめく目標が叶ってしまったから、今また(自分の中のときめくことを)探究している。

*自分で食べていくために、食べられる仕事に妥協しようと考えたこともある。だけど本当にやりたいことをやらないと後で悔しいって思うだろうな、と思って決めた。

*ここ(宮崎東高校)では先生に否定されたことがない。一人の人間として対応してくれていると思えた。

 

キャリア教育を実践していく上で、身につけていくべきとされる「基礎的・汎用的能力」。基礎的・汎用的能力は、どの職業や分野においても自立するために必要な基盤の力で、人間関係形成・社会形成能力、自己理解・自己管理能力、課題対応能力、キャリアプランニング能力の4つに分けて考えられています。

この観点から

学校内外の人と意見交換をするにあたって、自分が意義を感じていることを深掘りしどうやって伝えるかを工夫したり、人と話して新しい視点が得られてブラッシュアップしたり、ゴール達成に向けて今まだできていない課題と向き合ったり、具体的にどんなアクションをとっていくのかを計画立てたりする事を通して、身についた力があるのだろうと推察します。

普段身近なところで生徒をサポートされている先生とどのように連携していくと、より基礎的・汎用的能力の向上に外部講師・外のメンターとして貢献できるのかということを今後も考えていきたいと思いました。

 

また、参加生徒から、たくさんの感想が寄せられました。全てご紹介したいところではありますが、一部抜粋してご紹介します。

<参加生徒からの感想>

*今後の進路に活かせる内容でした。自分の好きなことができるのはあたり前ではないし、見つけること自体も簡単じゃないんだなぁと思いました。

*自分も将来したい事について、つきつめている時に疲れたり、ときどきしなくなったりした時に好きなことをしているつもりなのに、本当にこれが好きな事なのかわからなくなることがありますが、講演の話を聞いて、先輩たちも同じ経験をしている様子だったので、安心したのと同時に、ちゃんと好きな事をできるんだなと自信がつきました。これからも好きだなと思ったことはつきつめていきたいと思います。

*東高を卒業された人たちの話を聞くと、自分の好きな事を将来に活かせているのがすごいなと思いました。とてもいい話ばかりで、自分自身も不登校だったので、進路フォーラムを聞いて本当に良かったなと感じました。活躍されている人を見て、自分も頑張ろうと思いました。

*将来の夢がなくても、趣味や好きな事を見つけてそこから始めれば良いんだ、今、夢や目標がなくても遅くないんだと思いました。

<コーディネーター 福島>

高鍋高校で普通科CI(キャリア情報)クラス1年生向けに「対話でぶつける日」が開催されました

9月22日、宮崎県立高鍋高等学校(以下、高鍋高校)で、児湯地域を中心に様々な進路実現を果たした14名の方に講師としてお越しいただき、普通科CI(キャリア情報)クラス1年生 2クラス(43名)との「対話でぶつける日」が開催されました。

 最初は会場に緊張感が漂っていましたが、対話を重ねる毎に生徒たちが活発にメモしたり質問する姿が見られ、会場全体の気温が上がったと感じられるほどに。実施後の生徒アンケートでは「25分の対話の時間があっという間だった」「もっと話したかった」との声が多く上がりました。

<生き生きとした表情溢れる生徒たちと、会場の外で撮影(左下の紹介ボードは誰のものでしょう?)>

 

「ひなた場」や「哲学対話」等、対話型プログラムのパッケージはすでに存在しますが、一貫してこだわってきた「対話でぶつける日」が、どのような背景で企画・準備されてきたのかに特にフォーカスを当て、報告します。


【背景】

 今年5月、高鍋高校の普通科CI(キャリア情報)クラス1年生のうち1クラスを担任している先生より「対話でぶつける日」の打診をいただきました。

上にも記載したとおり、「ひなた場」や「哲学対話」等、対話型プログラムはすでに存在します。そうした既存のプログラムを使った方が取り組みやすく、主な流れが決まっているため前後の見通しが立てやすいという意味で安心感もあります。対話にご協力いただく地域の講師14名の皆様をはじめ、関わってくださる方に向けての丁寧な説明や、生徒向けの準備、そのためのスケジュール確保も予想されましたが、それでもやるという熱意に、コーディネーターも覚悟をきめたのでした。


 対象となっている高鍋高校普通科CI(キャリア情報)クラスは、大学進学のみならず、専門学校進学、就職(公務員・民間就職)など多種多様な進路実現を目指す生徒が在籍しています。 その中で特に1年生は進路研究の初期にあたり、ぼんやりと夢を描いている生徒やまだ夢が見つかっていない生徒もいます。高校生活の早い段階から、目標やビジョンを持つことは将来に向けて具体的な行動を決める助けになります。こうした生徒たちの背景を考え、進路実現に向けて高校3年間のビジョンを描くことを目的として企画されました。


 この企画のコアビジョン

  • 進路研究を通じて自分を見つめる・見つめ直す
  • 対話を通して自分の強み・良さを見つける
  • 社会に参画する態度を育む
  • 地域の人と対話を通して地域の良さに気づく

 

【事前準備】

企画を実施するにあたって事前準備として実行したことは、大きく2つあります。


①講師向け

 1つ目は、開催背景やコアビジョンを含めこの企画の趣旨を講師の皆様に賛同いただいた上で、「キャッチコピー」や講師を表す「5つのキーワード」を事前にいただくことです。

講師の方々とはできる限り直接お会いして、お一人お一人に企画の主旨を説明し、ご協力をお願いしました。直接お会いできない県外の方にはオンラインで説明する時間をいただきました。

また、生徒たちと講師の方々をつなげるための工夫として、講師の方々には事前にキャッチコピーとご自身を表すキーワードをGoogleフォームに入力いただき、それを元に対話グループのマッチングを行いました。

<Googleフォームを使って、講師の方々にキャッチコピーとキーワードを入力いただきました>

 

②生徒向け

 2つ目は、生徒による自己の棚卸しです。

6月、人生グラフを基に自分の無形資産を考える時間をとり、過去の出来事の棚卸しを行いました。7月は職業ガイダンスに参加し、様々な職業に触れる機会を持ちました。また、得手不得手に関係なく対話にチャレンジできるよう、自己紹介ボードを作成し、当日も見ながら話せるようにしました。

<自己紹介ボードを使って、自分のことを講師やグループメンバーに紹介>

 

<企画立案から開催日までの大まかな流れ> ※Co:宮崎県キャリア教育支援センターコーディネーター

 

【開催日当日】

普通科CIクラス1年生2名による進行で、和やかに進みました。

 

<当日の進行・タイムスケジュール>

 

 山尾校長先生のあいさつからスタート。このような機会が生徒たちにとってはチャレンジであるかもしれない点について触れ、「ぜひ、引き出していただけないでしょうか」と講師の皆様へのお願いとしてお話しされました。

  対話の前には、バラの生産者兼フローリストとして花の魅力を発信する児玉 光世(こだま こうせい)様に、「働くこと」をテーマにした全体講話を行っていただきました。

働くというテーマと個人の幸せを結び付けて生徒たちに語りかけてくださり、対話に向けて生徒たちの期待が高まるのを感じました。


いざ対話へ・・・! の前に、企画者である井上先生(情報科)から「どんどん思いをぶつけましょう!」と熱いエールが生徒の皆さんへ送られました。まさに企画タイトルにもなっている「対話でぶつける日」らしい一幕。

いよいよ生徒は第一回目の講師の元へ。ご講演いただいた児玉様や、高鍋高校OB・OG、地域企業の皆様が生徒と向き合い、お話をしてくださいました。生徒たちはそれぞれに、計3名の講師との対話を通して色々感じていたようです。

 

生徒からの声を一部紹介します。

【振り返り】今回の企画全体を通して気づいたことや変化があったこと、これからに向けてについてまとめてください。


・今回の企画は実施していただいてとてもいい経験になったと思います。進路が何も決まっていない自分でも自分ならこういうことはできるんじゃないかとかたくさんの夢や希望を与えてくださいました。今からでもたくさん勉強して将来の選択肢を広げていきたいです。


・対話でぶつける日を通して新しいものの見方や考え方を知ることができたと思います。たった3人の方と対話をしただけで変わるものなんだなと思いました。ほんとは全員と対話したかったです。またやりたいなと思いました。


・まず、幸せになるために、何をすればいいのかを考えたときに、やっぱり、自分のことを知ることが大事だなと思いました。また、私は海外に行くことに対して、怖いイメージがありましたが、対話を通して、海外の経験も大事だと気付きました。


・それぞれいろいろな職業をやっていらっしゃる方々に話を聞けて、本当によかったなと思いました。最初は、何しゃべろうかすごく緊張していたけど、自分の将来の夢などいろんなことを話すうちに結構スムーズに会話ができるようになってとても楽しかったです。自分の世界がめっちゃ広くなったし、すごくワクワクしたし、これから先いろんな生き方ができるんだなと思いました。対話した方々にいろいろなアドバイスをもらったのでこれからは、そのことを生かしたり、考えたりしながら自分の進路についてよく考えていこうと思いました。それから、質問を考えるのが難しいなと思いました。

また、講師の方々からの実施後アンケートを見ると、この企画に興味を持ってくださっただけではなく「地域貢献」「高校生のリアルへの関心」「依頼主の熱量に心を動かされた」ことも、ご協力いただけた理由の一つになっていたことが分かりました。

 

学校では講師の方に時間を割いていただくことへの申し訳なさが根底にあるようで、依頼文書1枚お渡ししただけで当日を迎えてしまうこともあると学校現場から伺います。一方、講師より「会社にわざわざ足を運んで説明をしに来られたことに熱意を感じた」というコメントもいただきました。

言葉で書くのは簡単ですが、持続的な関係性を目指すためには、地域と学校が遠慮しながらでは限界があるのかもしれません。「WHAT」「HOW」の前に「WHY」も含めた思いのレベルで対話を促していくことも、コーディネーターに求められる役割かもしれないと感じました。改めて、ご協力してくださった皆様に感謝申し上げます。

 

【実施後1ヶ月経過】

R5年度第一号センター通信掲載の機会をいただきましたので、ご担当の井上先生にコメントをいただく流れで、振り返りと今後についてお伺いしました。インタビュー形式でお届けします。(右:高鍋高校・井上先生)

 

(コーディネーター 福島)

飯野高校2年生向けに「ひなた場」の事前研修、およびコミュニケーション研修を行いました

通常の対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」では、地域の大人と中学生が対話を行うことがスタンダードですが、今回大人の役割を飯野高校の学生が担います。

今回、飯野高校の2年生を対象に対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」の理解を深めるための事前研修とコミュニケーション研修を行いました。

事前研修全体は、長友コーディネーターが担当。ひなた場の概要説明・人生グラフを作成した後の、コミュニケーション研修を福島が担当しました。


ひなた場では保護者・先生をタテの関係、友達をヨコの関係、地域の高校生をナナメの関係と表現しています。

今回、飯野高校の2年生と対話を行うのは中学2年生です。

中学生にとって、ナナメの関係にある高校生は人生の少し年上の先輩として、今後の進路やキャリア形成について考えるきっかけを与える存在になります。

ひなた場のプログラムで中学生と繋がりを作るための準備として、コミュニケーション研修を実施しました。

最初に「自分よりも3つ年上の人がどのように接してくれたら嬉しいか?」というテーマでアイディア出しを行いました。

そのことを考えた上で、自分たちが中学生にどのように接したら良いか、マインドの部分を考えていきました。


その後、傾聴のスキルや手法をお伝えしました。取り入れたのは、即興演劇で用いられているコミュニケーションワークです。

話しやすい空気を作るために、お互いのニックネームを呼び合ったり、失敗を称賛するワーク、またリアクションの有無で話しやすさがどのように変わるのかを体感するワークを行いました。

ワークも盛り上がり、楽しい雰囲気の中、傾聴やリアクションの重要性を体感し、自分なりのコミュニケーション手法を見つけるための学びを深めていきました。

ひなた場の本番でも、中学生・高校生それぞれが有意義な時間を過ごせるよう、サポートして参ります。

(コーディネーター 福島)

 

宮崎県立都城工業高等学校2年生向けにジョブシャドウイングプログラムの事前学習を行いました

宮崎県立都城工業高等学校では2年生になるとインターンシップを経験しますが、今年度、建築デザイン学科のうち8名はジョブシャドウイングプログラムに参加します。

受け入れてくださるのは、宮崎県内の建設会社4社です。

ジョブシャドウイングとはインターンシップとは違い、作業は行いません。その代わり、影のように働いている人に同行し、仕事の観察を行います。

その際大切になるのが、ジョブシャドウイングを行う目的や、その観察によって何を吸収したいのかを明確にすることです。

事前学習ではワークシートを使って、ジョブシャドウイングの目的や学びたいことを書き出し、発表してもらいました。
職場の働きやすさや会社の中でのコミュニケーション、経営者視点でのリーダーシップを知りたいなど、それぞれの視点で目的を発表してくれました。


またジョブシャドウイングでの観察を効果的なものにするためには訪問先の企業の下調べが重要です。

訪問する企業の調査を行い、その上で、
「お客さんの要望に応えるために、どんな工夫がされていると思いますか?」
「同行する大人はどんな人(性格、能力、知識など)だと思いますか?」
という問いについて考えていきました。


訪問先の企業がどのようなサービスや価値を提供しているのか、担当してくれる方がどんな方なのかを想像しながらワークシートに記入します。

事後学習では事前学習で想定したことに対して、結果を記入する予定です。


企業も生徒たちの学びが深まるようにと、建設現場のマネージャー、人事、営業など様々な職種の方とマッチングできるようにしてくださいました。

中にはジョブシャドウイングの対象として、訪問する生徒のロールモデルとなるような方を選んでくださる企業もありました。

様々な業界で人材不足が叫ばれる中、建設業界も同様に、定着率を上げることが課題となっていますが、ジョブシャドウイングを通して、こうした課題を一緒に解決する人材を育てていきたいという企業の熱意も感じられます。

事前学習の最後にはジョブシャドウイングへの意気込みを発表しました。

「企業が抱える課題を見つけにいきたい」
「人間関係が大事だと思うので、働きやすい環境がどのように作られているか見に行きたい、その秘訣を知りたい」
など、それぞれの想いを話してくれました。


緊張しながらも期待に胸を膨らませて、ワクワクしている生徒たちの様子が印象的でした。

地域巡見を予定している高鍋高校普通科・生活文化科1年生向け「新聞講座」を行いました

「地域の今を調べ、歩き、20年後の未来新聞を作成する」

高鍋高校1年生普通科・生活文化科の特色ある地域探究活動も4年目となりました。

児湯郡唯一の普通科のある高校、高鍋高校では、1年生の普通科・生活文化科の生徒は

秋になると、5つの町の地域の方々にお越しいただき、町のことを教えていただいたあと

東児湯5町(高鍋町、新富町、川南町、木城町、都農町)へフィールドワークへ向かいます。

今年の地域巡見では、現地視察で生徒たちによるインタビュー企画を盛り込むという新しい試みが計画されました。

より有意義なインタビューとなるよう招聘されたのは、朝日新聞社で新聞記者や週刊誌編集長を務められたキャリアも持ち、今はフリーで記者・編集者をしながら、宮崎県キャリア教育支援にも携わる佐藤修史さん。

新聞の特徴や基本的知識をお伝えいただいたあと、インタビューに向かう前にやっておくべきこと、インタビュー後すぐにやっておくと良いこと、取材道具などの具体的なアドバイスや、新聞作成のための大事な視点をたくさん教えていただきました。

 

見学された先生や、新聞講座を受けた生徒たちからも「わかりやすかった!!!」という声だけでなく、

「1年生だけでなく2年生にも聞かせたい」「いや、全員に聞かせたい」と大絶賛の声でした。

生徒たちは、地域講座や今回の新聞講座を踏まえ、10月のフィールドワークに向けて準備中です。

東児湯の個性あふれる各町を、彼・彼女たちの感性で様々な角度から切り取り、未来を描き

「地域を編集」する面白さを感じながら探究を進めてもらえたら嬉しいです。(コーディネーター 福島)

 

都城工業高校でジョブシャドウイングについて企業向け説明会を行いました

宮崎県立都城工業高校では、2年生にインターンシップを実施しますが、それに加えてジョブシャドウイングというプログラムを8名の生徒を対象に行います。

このプログラムを実施するため、今回は企業の人事担当の方を中心に説明会を行いました。


インターンシップは仕事を体験することが目的ですが、ジョブシャドウイングは、シャドウ=影のように仕事をしている方に密着して、観察から仕事とは何かを考えることを目的としています。実際の労働を近くで観察することで、仕事内容を理解するだけではなく、実際の業務の全体像を把握し、仕事に対する意識や必要なマインドを理解することができます。

今回、事前にジョブシャドウイング説明会を行い、学校と企業が同じ課題を共有し、共に考える機会になりました。

 

10月には生徒向けにジョブシャドウイングプログラムの説明会を予定しています。生徒たちがジョブシャドウイングによって将来、自分が働いている姿を具体的にイメージし、現場のリアルや魅力を感じ取ってくれることを期待しています。(コーディネーター 福島)

今年度も妻高校普通科2年生「妻みらい塾」が始まりました

今年度も6月23日より、妻高校普通科2年生(111名)の地域探究学習

「妻みらい塾」が始まりました。

 

行政関係者や地域の事業者さんを中心とした28名のメンターが

探究プロセスを通じて、生徒自身の主体的な学びが促進されるよう伴走します。

 

西都児湯エリア担当の福島は、「校則改定」をテーマに取り組む4名の生徒を担当します。

まずは、自己紹介から始まり

問いと仮説、思い(WHY)、ゴールはいつまでに何を設定するのかを確認しました。

生徒のモヤモヤを聞いていると

どこまでがよくて何がNGなのか、ボーダーが人によって曖昧なように感じる。(全体)

一度きりの高校生活。自分らしさを表現したい。(容儀関係)

思い出に残る行事のタイミングで、いろんな写真を残したい。(スマホ使用)

が出てきました。

「何かを変えるのはどうしてもハードルがある。

 小さく、短く、テスト的に実行することをパイロット的にやる、と言ったりするけど

 問題がないことを証明できるチャンスはどこかにあるかな?」

「この校則改定が人ごとでないのはどんな人だろう?」

「その人たちが守りたいものはなんだろう? 避けたいことはなんだろう?」

「それを確認するために、どんなアクションが考えられるだろう?」

と聞いてみると

それまで生徒だけにアンケートを取ろうと話していたグループでしたが

「この校則改定が人ごとでないのはどんな人だろう?」
妻高生だけでなく、先生や、地域の人、保護者、妻高校に入学を控えている中学生

 

「その人たちが守りたいものはなんだろう? 避けたいことはなんだろう?」
妻高校ってやっぱりいいよね、妻高校の生徒はちゃんとしてる というイメージは大事にしたい。

 

「それを確認するために、どんなアクションが考えられるだろう?」
生徒だけでなく、広くアンケートを取ろう。

 

と変わっていきました。

7月20日には中間発表、12月21日には最終発表を予定しています。

生徒たちのチャレンジをサポートできるよう、しっかりつとめさせていただきます。

 

高鍋高校 普通科CIクラス 1年生向け、人生100年時代のキャリアデザイン講話・ワークショップが実施されました

 

ーもし107歳まで生きるとしたら、何歳まで働きますか?同じ仕事をしていますか?

人生100年時代を受け入れ、キャリア形成をどのようにしていくかを考えるきっかけになればと「&ライフデザイン 自分の人生を生きよう」と題しての講話の後、対話で大人とこどもがつながるキャリア教育プログラム「ひなた場」の人生グラフワークシートを活用した無形資産の可視化ワークを、宮崎県立高鍋高等学校 普通科CIクラス 1年生43名と行いました。

一週間前に、幼少期から現在を振り返って人生グラフを書いていた生徒の皆さん。タブレットを使用しオンラインでのアンケートを実施したところ、半数以上の生徒が「楽勝!色々書けた」「割と書けたと思う」と感想を持っていました。初めて書く時は特に難しさを感じることも多いですが、しっかり書いていました。中学校でひなた場を経験した生徒もいたようです。

次に、人生100年時代に必要なキャリアデザインの視点の1つとして、無形資産(生産性資産、活力資産、変身資産)の概要を解説したのち、それぞれの人生グラフから3つの資産を掘り起こすワークを実施しました。「習い事は資産になる?」「友達と喧嘩した経験は?」「部活を変えたことは?」など質問もあり、自分の中に資産を見つけたトレジャーハンターがたくさんいました。

先生からのご感想・ご意見

 進路研究・進路選択をしていく中で、はじめに生徒自身がこれまでを振り返り無形資産を中心に自分の強みを考える貴重な時間となった。

 また、これまでを振り返る中で生徒同士でアウトプットすることで自分の一面をさらに広げる活動になったのではないかと思う。

 この経験を通じて自分の人生設計をより明確化し、その中で高校3年間のビジョンを描ける生徒になって欲しいと思います。

ご感想ありがとうございます。


高鍋高校 普通科CIクラスでは、児湯地域を中心に、様々な進路実現を果たした方々との対話が秋に計画されているそうです。今回、生徒自身がすでに持っている無形資産を掘り起こし、自分の強みや良さを見つけるための材料を少しでも多く集めることで、次につながるお手伝いができていれば幸いです。

高鍋高校1年生普通科・生活文化科の地域探究発表会が開催されました

高鍋高校1年生普通科・生活文化科の生徒による地域探究の発表が行われ

エリアコーディネーターの福島も講評に携わらせていただきました。

地域探究は、自分の生活する地域の現状を知り、発見した特性や課題の

20年後をイメージし、考えることで、課題解決能力や探究的な学習の

プロセスを身に付ける機会とするために実施されています。

東児湯5町(都農町、木城町、川南町、高鍋町、新富町)の地域講座を受け、

地域巡検の研修から、生徒たちは地域の課題や取り組みをまとめ

その現状から20年後をイメージし、「未来新聞」を作成、発表しました。

「盛り上がる」をテーマにまとめたグループ、

2030年ではSDGsの目標は達成していないのではないか?という仮説から

探究を進めたグループ、また東児湯5町の合併という未来を予測したグループなど

とてもユニークで面白い発表が並びました。

講評では、1年学年主任の甲斐先生が、

来年2年生になったときの探究を見通したお話をしてくださいましたので

エリアコーディネーター福島は、各グループのよかった点と、

学校の外から見た探究の意味、そして2年生での探究を深めるヒントを

フィードバックさせていただきました。

今はまだ起こっていないことを予測し、イメージを展開することに

チャレンジした1年生のみなさんの来年がまた楽しみです。

<文責:福島>

 

 

 

高城高校で1年生2年生合同探究発表が行われました

都城市にある高城高校にて、1年生~2年生の普通科・生活文化科合同での

探究発表会が行われました。

今年度は少し異なるそうですが、例年3-4割が就職希望。

進学希望の生徒においても、

専門学校など就職を見越した進路選択の生徒が多いそうで

探究テーマはずばり「業界研究」。

ペット業界、保育・幼稚園業界など様々な業界の中での仕事や課題を調べ、

課題に対するアイディアを提案する発表でした。

各クラスからの選抜グループが発表し、データの活用や業界周辺情報などまで

調べられているグループもありました。

1年生は、次年度も探究活動があります。

講評としては、良かった点、もっとよくできる点、そして

学校の外から見た探究の意義について触れさせていただきました。

検索をすれば、知りたい答えにすぐにアクセスでき、

ChatGPTを使えば小説さえかけてしまう世の中。

だからこそ、実践した経験から「自分だからこそ」語れる経験やストーリーを

もって、楽しみながら自信をつけていってくれることを願っています。

そんなあなたとだから一緒に手を組みたい、仕事をしたい、

と言われるキャリア形成にもきっとつながっていくことと思います。

<文責:福島>

 

高鍋高校2年生就職希望生徒向け「3年生0学期」進路講演会が明倫の時間(進路探究)に開催されました

「まずは妄想しよう」
私たち、僕たちが生きる未来はこうあってほしい
こんな大人になりたい、を叶える進路に向けて。

12/9、宮崎県立高鍋高校にて、「3年生0学期」進路講演会と題し、
普通科キャリア情報コース・生活文化科2年生に向けての講話を
コーディネートさせていただきました。

本格的な進路実現に向けてのマインドセットをすることで
この2月3月に自分と向き合う意欲を育み、
自信をつけて自分で意思決定ができるようにステップを積ませてあげたい…
というリクエストをお聞きして、
今回、宮崎学園短期大学で現代ビジネスを教えていらっしゃる
伊形阿希子先生に依頼をさせていただきました。
伊形先生は、短大で教えながら全国の企業や多くの自治体、
政治家まで研修をしている研修会社の代表でもいらっしゃいます。

 

自分は絶対この仕事に就くんだ!ここに進学するんだ。だってこう生きたいから。
と、明確な目標がある生徒ばかりではありません。
キャリアの王道がありそれでよかった時代はとうに過ぎ去り、
今は多様な選択肢があるからこそ生徒たちは頻度高く
どう生きたいのかを問われることになって参りました。

 

そういった社会的背景やニーズ、ヒト、モノ、カネの流れ・構造を踏まえながら
未来を生きていく私たちは(社会の仲間として)
働く価値をどうつくっていこうか?何からやっていこうか?
と柔らかく問いつつも
まずは「どうなりたい?」「どんな社会になったらいい?」
「そのためには自分はどんなことができる?」
をこの時期に妄想してみよう!
というメッセージが詰まった講演でした。

みなさんが感じている不便さや
もっとこうなったらいいのに!はビジネスチャンス。
現状を変えられる力をつけるためにも、勉強や部活を頑張って。
というメッセージもありました。

定期考査が終わったあとの2月〜3月の間に、アンテナを張り
日常の中で消費者として使っている、触れているものへの視点を持つ過ごし方は
特別な「進路のための勉強」でなくても、情報収集につながります。

定期考査が終わった後とはいえ、部活等で何かと忙しい彼ら・彼女たちへ
視点をプレゼントいただいた時間となりました。

<文責:福島>

 

宮崎東高校定時制「総合探究成果発表会」が行われました

1月17日夜、県立宮崎東高等学校の定時制に通う生徒1〜4年生

各3名が代表として選ばれ、発表する「総合探究成果発表会」が開催されました。

探究活動に伴走支援されていた多数のゲストの方からの
愛ある質疑とともに公開型で開催され
ユニークに満ちた探究活動を生徒一人一人が進めている様子が感じられました。

また同時に、学年代表以外の生徒の活動も、各教室に展示され
学校外からの参加者が投票できる仕掛けもとても面白いものでした。

今年度、まだ過程重視の発表会も予定されている県立東高校定時制。
これからも楽しみです。

<文責:福島>

高鍋高校第9回課題研究発表会(探究プレゼンテーション)が開催されました

令和4年12月24日(土)、高鍋高校探究科学科の課題研究発表会が体育館で開催されました。

探究科学科2年生28名がそれぞれ進めてきた課題研究について

前半後半で計2回、ポスタープレゼンテーション形式で、

地域の方や保護者、中学生、中学校の先生も来場される中の発表でした。

また同科の1年生も「探究」というネームカードをつけて運営しながら

先輩たちの研究を聞き、質問をする様子がありました。

テーマカテゴリーは教育、社会、地域、地域と教育、自然科学、保健家庭に分かれ

「助産師になる」という夢を持った生徒の初産婦における産後のストレスに着目した研究や

ゲームが好きな生徒によるプログラミングを使った研究、

町立高鍋図書館をサードプレイス論を元にした研究など多岐にわたりました。

最後の講評では探究アドバイザーの中山隆さんが今後の研究継続にエールを送りました。

<文責:福島>

 

妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました

コーディネーターの長友、羽田野が県立妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました。

妻高校独自の課題解決型学習である「妻みらい学」、メンター来校日は今回で5回目です。2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて地域の課題を設定し、解決策を実行に移すまでの取り組みを行なっています。
各グループには、地域の大人がメンターとして一人ずつ配置され、高校生の活動を支援しています。
この日は12月22日に予定されている最終発表会のプレゼンの準備を行いました。

羽田野が担当しているグループのテーマは子育て支援。西都市内には日曜日に子どもの一時預かりをしてくれる場所がないということで、一時預かりのイベント※を2回実施しました。(※高校生だけでなく、保育士資格を持った方にボランティアで協力いただいています)

この経験を通じて学んだこと・気付いたことを聞いてみたところ、こんな答えがそれぞれから返って来ました。
・子供連れの人に対する見方が変わった。前はスーパーとかで見かけても何も思わなかったけど、大変なんだろうなと見るようになった
・経験する前は、泣いている子に対して何かすれば泣き止むのだと思っていた。実際には何をしても泣き止まないのだと知った。
・子どもへの対応について、ググればいいと思っていた。実際には検索する余裕なんてなかった。
・自分は子どもが好きで保育士に興味があったけど、子育て支援について調べていくと子育てに関して色々な見方や価値観を持つ人がいるということを知った。

どの気付きも素晴らしく、共感しかありませんでした。

(文責:羽田野)

宮崎県立都城商業高等学校のキャリア教育プログラム「ことのはプロジェクト」に参加してきました!

 人の心を種として言葉が生まれたように、生徒に何かが芽生えるような「きっかけ」を作ってもらいたい、企画した先生方の想いの詰まった都城商業高等学校の新たな取り組み「ことのはプロジェクト」に、コーディネーターの長友と福島がゲストスピーカーとして参加しました。

スピーカーとして集まった大人は33名、対象は1~3年の467名の全校生徒です。スピーカー1人に対し10~15名の生徒がブースに集まり、対話形式で話しを聞きました。スピーカーが自分の信念や最も大切にしていることを「キャッチコピー」で表現し、その一覧を見て生徒は話を聞くスピーカーを2名まで希望しました。選んだスピーカーの名前や職業は「ことのは」当日に会うまで分からない、そのことも生徒のワクワク感につながったと思います。

体育館で行われた生徒とスピーカーとの対面式が和やかな雰囲気で行われ、その後に各ブースに移動して講話が始まりました。

各ブース30分の対話が2回に分けて行われ、生徒は2名の大人との対話から生き方のストーリーにふれる時間でした。

都城商業高校では、事後アンケートも実施され、ことのはプロジェクトの前後での変化変容を記録されるなど、効果検証までしっかりと実施されている素晴らしい企画でした。

今後も、生徒一人一人のキャリア観の形成に向けてサポートできるよう伴走してまいります。

 <文責:長友・福島>

妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました

コーディネーターの長友、羽田野が県立妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました。

妻高校独自の課題解決型学習である「妻みらい学」、メンター来校日は今回で4回目です。2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて地域の課題を設定し、解決策を実行に移すまでの取り組みを行なっています。
各グループには、地域の大人がメンターとして一人ずつ配置され、高校生の活動を支援しています。

福島(本日は別の業務でお休み)と長友が担当するグループは「ゴミ拾いはスポーツだ!」を合言葉にチーム対抗の競技としてゴミ拾いを楽しむイベントの企画実施に取り組んでいます。この日は、妻高生徒会が実施するゴミ拾いボランティア「キラキラ大作戦」とタッグを組む企画、名づけて「スポキラ大作戦!」の実施に向けて、生徒会との打ち合わせの段取りや、参加者の募集の準備を進めました。いつものゴミ拾いボランティア活動が、競技型のイベントになることで、ボランティア意識がどう変わるか?と問いをたて、それを確認するための調査アンケートについても検討しました。

メンター来校日4日目

このような高校生のグループ活動に地域の大人がメンターとして伴走することで、活動の実現性の向上や学びの深まりに繋がるようにサポートしています。

(文責:長友)

県立飯野高校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」の事前授業を行いました

今日は県立飯野高校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」の事前授業を行いました。
講師はキャリア教育コーディネーターの羽田野と福島が務めました。

「ひなた場」は主に中学生を対象に、自分のこれまでを振り返る「人生グラフ」を使いながら先輩と対話をする新しい形のキャリア教育プログラム。通常、先輩役は地域の大人の方々が務めますが、えびの市では飯野高校の高校生が務めます。

今年はえびの市内4つの中学校全てで飯野高校生と中学生の「ひなた場」が実施されることとなり、先輩役として参加する高校生に向けてプログラムの内容や注意事項などをお伝えし、その準備を行いました。

(文責:羽田野)

高鍋高校で普通科・生活文化科1年生向け地域講座が行われました

各町テーマ別講座の様子

東児湯5町(都農町、木城町、川南町、高鍋町、新富町)から直接地域のことを教えていただく「地域講座」が行われ、高鍋高校 普通科・生活文化科1年生全6クラスが5グループに分かれ、受講しました。

2020年、2021年と継続してきた地域講座のテーマでしたが、今年は見直しも実施。

都農町-地場産業 木城町-地域の教育 川南町-地域の農業(就農)・漁業

高鍋町-地域の防災 新富町-地域の観光

をテーマにお話しいただきました。

今年は講義型だけでなく、ワークショップ型でも実施いただき、「地域の教育」講座に参加した生徒は、「魅力ある学校づくり」について考え周囲と共有するなど、自分ごとで考えるきっかけをいただきました。

約2週間後に行われるフィールドワークでは、今回学んだことをヒントにさらに深い学びへと繋げてくれることと思います。

(文責:福島)

日南高校の未来戦略課(探究)の研究発表会の審査員を務めました

今日はコーディネーターの羽田野が日南高校の未来戦略課(探究)の研究発表会の審査員を務めました。

7月に全グループの発表会が行われ、そこから選ばれた6チームによる最終発表会。
審査員は日南市長、教育長、宮崎大学地域資源創生学部の土屋先生、そこへ校長先生も加わり、最優秀賞となる市長賞を次点となる校長賞を選びます。

防災、教育、観光などの社会科学分野のほか、自然科学に関するテーマもあり、探究活動の拡がりを感じました。

(文責:羽田野)

妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました

今日はコーディネーターの羽田野、福島、長友が県立妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました。

「妻みらい学」とは、妻高校独自の課題解決型学習で、2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて地域の課題を設定し、解決策を実行に移すまでの取り組みです。
各グループには、地域の大人がメンターとして一人ずつ配置され、高校生の活動を支援しています。

羽田野が担当するグループは子育て支援をテーマに子どもの一時預かりの場づくりを計画しています。
この日は具体的な実施に向けて集客の方法や会場、準備事項の検討・確認を行いました。

学校の先生だけで全てのグループ活動をフォローすることには限界もありますので、地域の大人がメンターに入ることできめ細かなサポートができ、活動の実現性の向上や学びの深まりに繋がると考えています。

(文責:羽田野)

妻高校の探究活動にメンターとして参加をしました

今日はコーディネーターの羽田野、福島、長友が県立妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました。

「妻みらい学」とは、妻高校独自の課題解決型学習で、2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて地域の課題を設定し、解決策を実行に移すまでの取り組みです。
各グループには、地域の大人がメンターとして一人ずつ配置され、高校生の活動を支援しています。

この日は中間報告会も行われ、各グループが設定しているテーマや背景、取り組もうと思っている解決策についてプレゼン。メンターから質疑応答やコメントを行った後、グループに分かれて夏休みの活動計画などを検討しました。

文責:羽田野

本庄高等学校で探究学習についての全体像を話しました

2022年5月11日(水)、本庄高等学校の1年生を対象に「探究は楽しいのか?」をタイトルに、探究学習に必要な考え方や全体像を宮崎県キャリア教育コーディネーター宮崎市エリア担当の稲田が話をしました。

 

キャリア教育担当の先生より、探究学習における「問いの立て方」について話をしてほしいと連絡があり実施しました。この授業以降に、総合的な学習の時間で探究学習がスタートするため、事前に探究に対する姿勢を身につけるために実施しました。

 

問いを出すために、「聴く」をどうしたらいいかについて話をしました。今後も、本庄高等学校の探求学習を支援していきます。

(記載:稲田)

宮崎工業高校2年生「保護者向け就職啓発セミナー」

 11月17日(水)午後に、宮崎工業高校2年生の保護者を対象にセミナーが行われました。


これは、宮崎市(商業労政課)が毎年行っているもので、「生徒たちの未来の『働く』を考える」ためのセミナーです。保護者のみなさんに、就職活動状況の変化や、宮崎で働く魅力を知ってもらうために企画されています。48名の保護者の方々が参加されました。


 この日は、最初に戸敷市長から趣旨説明があった後、二つのセッションが行われました。

  1.講話1  「育むということ  未来を担う人財育成」

            水永正憲(宮崎県キャリア教育支援センター)

  2.講話2  「宮崎で働くということ」

            岩崎千恵子さん(株式会社 デンサン)

            西原麗華さん(同上 *宮崎工業高校卒OB)

  3.質疑応答


 双方向参加型によって、高校生保護者の就活の悩みを少しでも解決できればと、事務局では今回から新しい工夫がなされました。

セミナーの前に「就活に関するアンケート」(オンライン回答)をお願いし、当日は質疑応答や講師からのアドバイスを行っていただき、セミナーの後でアンケート結果や意見などを還元して、セミナーに参加できなかった保護者にも提供されました。


 「今日は、自分のことも含めて見直していかなければいけないことなど、教えさせられる機会になりました。家庭でもたくさん会話をしていきたいです。とても勉強になりました。」

といった声など、たくさんいただきました。


(文責:水永)


都城西高校とヨルダンを結んで SDGsセミナー パートⅢ

10月22日(金)15:00~(ヨルダン時間午前9時)から、都城西高校において、宮崎市出身で国連難民高等弁務官ヨルダン事務所(UNHCR Jordan)に勤務する進藤弘騎さんによるSDGsセミナーが開催されました。高校での開催は3校目です。

「国連を舞台に社会貢献を考える ~難民危機に立ち向かう国際社会~ 」というテーマで、1年生フロンティア科42名と3年生希望者13名の生徒が参加しました。

これまでの2校の場合と同様、事前課題の4本のYouTube動画を事前視聴しての講話でした。 

参加した生徒は、進藤さんの外務省職員としてアフガニスタンなど4か国での勤務経験やヨルダン事務所での仕事内容、国際貢献の意義等について熱心に聞き入っていました。

「海外での活動で日本とのギャップを感じた時、どう対応したか?」の生徒の質問に、「日本で当たり前と思っていることが、国によっては全く違う。違って当たり前と思うことも大事」という回答でした。

参加した生徒からは、「国際貢献は相手の立場にたって考える事が大切だと思った」、「やらない言い訳をつくらず、自分から行動できる人になりたい」等の感想も聞かれ、講話終了後も、国際貢献に興味関心を持つ3年生から多くの質問等が投げかけられて終了しました。

難民や貧困問題、児童婚の問題や国際貢献の在り方等、改めて考えさせる機会になったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(文責:西立野)

ひむか人財育成セミナー「教師みらいコース」で講話

 将来「教師」をめざす県内の高校生を対象に、「教師みらいコース」の3回目の講座が、10月2日(土)に、宮崎南高校を会場にして行われました。

7月に開講したこのコースは、11月までに4回の講座が行われます。県内各高校の会場と自宅からチャット参加する人をオンラインで結んで、ハイブリッド方式で実施されました。

県内の多くの高校生が受講登録していて、今回は県内各高校からのオンライン参加を含めて70人が参加しました。


 この日の第二講で、「求められる教師像  企業現場から見えるもの」 というテーマで、地域・企業から、教師をめざす皆さんに伝えたいことを話しました。


 「社会が成熟すると、人間の成熟には時間がかかる」 と言われています。


豊かで自由な社会に生まれ育ってきた子供たちには、多様で多数の大人たちが、「寄ってたかって」 関わっていくことが必要だと思います。

そして、「これまでの教え方育て方だけでは、将来子供たちは幸せをつかむことはできない」 と考えるべきで、「子供たちの育て方を変えてほしい!」 と話しました。


 感想文のなかに、「今回のセミナーを聞いて、子供たちを育てるのは教員だけでなく地域社会の力が必要であり、これからの時代は大人が子供たちに関わっていくキャリア教育が必要になってくることがわかってすごく勉強になった。」 という記述がありました。




(文責:水永)

延岡高校 普通科2年生 「課題研究」オンラインで探索

 普通科2年生の「SDGs課題研究」は、4月21日からスタートし、来年3月まで1年間を通して探究する計画です。4人前後で1グループを形成して、それぞれに設定した「課題」について探究をつづけています。 その中に、「空腹時のお腹の音」をテーマにしているグループがあります。自分ではどうしようもないお腹の音を何とかできないものか、というのがテーマ設定のきっかけでした。

空腹時にどうしてお腹の音が鳴るのか、少しでもその音を抑える方法はないのか・・・と本やネットなどを調べて検討をしてきました。
 しかし本やネットの知識だけではどうしても限界があります。医学の専門家に直接話を聞いてみたいということになり、9月29日(水)に、宮崎大学医学部病院 救命救急センターの金丸勝弘医師に、オンラインで直接お話をお聞きすることができました。金丸医師は宮崎県にドクターヘリを導入された先生です。当直明けの貴重な時間を提供していただいて、約1時間にわたって懇切に話をしていただきました。

(トータルコーディネーターの水永が、橋渡しのお手伝いをさせていただきました)
 生徒たちは、あらかじめ用意していた質問をもとに、積極的に質問や意見を述べていました。金丸医師は、医学的な話をされるだけではなく、逆に生徒たちに問いかけたりしながら、生徒たちの
探究心を刺激していただく、とても貴重な機会になりました。
この1回で終わることなく、引き続いて質問や意見交換がつづく可能性を感じました。



(文責:水永)

日向高校とヨルダンを結んで SDGsセミナー パートⅡ

9月24日(金)16:00(ヨルダン時間午前10時)から、日向高校において、宮崎市出身で国連難民高等弁務官ヨルダン事務所(UNHCR Jordan)に勤務する進藤弘騎さんによるSDGsセミナーが開催されました。

延岡高校に次いで高校での開催は2校目です。

同校のキャリア教育の一貫として開催され、1~3年生の希望者約80名が参加しました。

延岡高校同様、事前に指定されたYouTube動画(アフガニスタンの児童婚やロヒンギャ難民の現状に関する動画等)を視聴しての講話でした。 

UNHCRについて、SDGsとMDGsの関係、ロヒンギャ難民や児童婚の問題等、日ごろあまり考える事のないテーマでもあり、「難民と貧困問題」について改めて考えさせられる機会になったと思います。

「国際社会では様々な要因で支援を必要とする人がいる中で、改めて自分に出来る事、したい事は何かを考えるきっかけになった」という感想も聞かれました。

1時間余りの講話でしたが、終了後も多くの生徒が質問等を投げかけていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(文責:西立野)

延岡高校MS科1年生の「化学」 オンラインでメンター指導

 SDGsフィールドワークの、夏休み明け最初のメンター指導が、9月13日(月)に行われました。 メンターのお一人である道川功実子さん(旭化成メディカルMT株式会社 バイオプロセス技術開発部)が提示されたテーマは、「青果物中に含まれるビタミンCの定量」です。

 ビタミンCには、皮膚中のメラニン色素生成を抑えて日焼けを防いだり、ストレスや風邪などの病気に対する抵抗力を強める力があります。普段何気なしに口にしている青果物は様々な栄養素で構成されており、その中にビタミンCも含まれています。どんな青果物にどれくらいのビタミンCが含まれているのかを探ってみようというのが、このテーマのねらいです。 このテーマには、4班(1班4名で構成)が取り組み、それぞれ独自に挑んでいます。

 生徒たちは、6月28日に第一回のメンター指導を経て、夏休み期間を含めて研究をすすめてきました。そのなかで、研究計画を立て、仮説を立てて、大まかな研究日程を作りました。今回から、実際に定量の実験に取組み始めることになりました。 この日の授業は、道川さんのご都合により、リモート(オンライン)での指導になりました。

 化学の実験をオンラインで指導できるのだろうか、という心配もありましたがそれは全くの杞憂でした。先生方の工夫や挑戦により、ZOOMをセットしたノートパソコンが実験台の真ん中に置かれました。そして、生徒たちは実験をやりながらメンターの道川さんに問いかけたり、実験の様子を見ながらアドバイスされるメンターの道川さんの言葉に耳を傾けたりして実験をすすめました。リモートでありながらリアルにそばに居るかのような実験指導になったのです。

 トータルコーディネーターの水永は、メンター就任の依頼からお手伝いをさせていただきましたが、オンラインを活用してここまでできることに、大きな驚きと感銘を受けました。



(文責:水永)

延岡高校とヨルダンを結んで SDGsセミナー開催

 9月3日(金)17時(ヨルダンの現地時間午前11時)から、延岡高校において、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)ヨルダン事務所の進藤弘騎さんによるSDGsセミナーが、オンラインにて開催されました。コーディネーターの水永が橋渡しのお手伝いをしました。 

 進藤さんは宮崎市出身で36歳。外交官としてアルゼンチンとアフガニスタン大使館に勤務され、現地で襲撃され殉職された中村医師とも協働されていました。その後、難民救済にあたりたいと外務省を退職され、国連難民高等弁務官事務所に入られ、今年3月にヨルダンに赴任されています。

 事前に、指定された4本のYouTube動画(ロヒンギャ難民キャンプを訪ねる長谷部誠さん、その他)を視聴し、感想と質問を進藤さんに届けました。それらの質問を踏まえての講話でしたが、途中での質疑も交えながら、2時間があっという間でした。 冒頭での、日本人の難民は何人いると思いますか? という問いには、みな驚きを隠せませんでした。SDGsをその前のMDGsから歴史的に説き起こしていただいたり、ロヒンギャ難民にはミャンマーの民主政権でさえ解決できなかった政治的背景があることを語っていただくなど、「難民と貧困」について、日頃感じることも考えることもなかったことばかりでした。

 国際問題に関心を寄せる62名の生徒たちが、一日の授業の疲れもみせず、熱心に聞き入っていました。途中では積極的に質問も出され、セミナー終了後も何人もの生徒が残って質問を続けていました。生徒たちは、ただ答えを求めるのではなく、自分自身で自分事として考え始めたのではないかと思います。





(文責:水永)

日南高校の探究活動発表会にて審査員と講評を務めました

日南高校の未来戦略課(課題解決型の探究活動)の校内発表会にて、コーディネーターの羽田野が審査員と講評を務めさせていただきました。
発表は全2年生21グループ。午前から午後にかけて行われ、私の他に日南市役所の関係各課から職員の方々が来て審査を行いました。


最後の講評で伝えたのは2点。
1つめは「学力とは?」について。
学力とは「知識・技能」だけでなく、「思考力・判断力・表現力」といった能力や、「主体性・協調性・多様性」といった姿勢も含まれること。この活動でそれらが発揮されていたはずであること。発表会で終わりではなく、今後もそれらの力を伸ばして欲しいことを伝えました。

2つめは「社会との関わり方」について。
今回取り組んだような課題の発見や解決策の検討は社会に出てからも必要であること。誰かが作った仕組みやルールにただ従うのではなく、それかをつくる「社会のつくり手」になって欲しいこと。今後の学校生活(日々の生活、部活や委員会など)の中でも、受け身にならずに主体的に課題解決に取り組んで実践をして欲しいと話しました。

やって終わり、ではなく、今後の学校生活や進路選択にも結び付けてもらえれば、と思います。
(文責:羽田野)

延岡星雲高校F科2年生 探究学習のメンター指導が開始

7月8日に、延岡星雲高校フロンティア科2年生(40人)での探究学習の「メンター指導」がスタートしました。

来年3月まで、6回の指導が予定されています。メンターの方々へのお願いをトータルコーディネーターの水永が担当しました。

 

メンターの方々は次の通りです。

・岩井 公亮さん (旭化成株式会社 人事部 延岡人事室   )

・福﨑 正倫さん (延岡信用金庫 西階支店次長       )

・宮田あゆみさん (延岡市役所 障がい福祉課 自立支援係  )

・伊東祐一郎さん (延岡市役所 議会事務局 施策・調整係  )


 課題テーマは、「地域」 「防災」 「教育」 「環境」 「観光」 「医療福祉」 「社会」の領域に関するテーマで設定されました。

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延岡星雲高校普通科2年生 探究学習のメンター指導が開始

7月8日に、延岡星雲高校普通科2年生(160人)での探究学習の「メンター指導」がスタートしました。

来年3月まで、6回の指導が予定されています。メンターの方々へのお願いをトータルコーディネーターの水永が担当しました。


メンターの方々は次の通りです。

・有村 光生さん(株式会社有村鋼機商会 専務取締役)

・岸上光一郎さん(有限会社東九州交通 取締役部長)

・安田 さん(平玄株式会社 延岡営業所)

・下田 航(わたる)さん(九州保健福祉大学4年生)

・甲斐 日菜(ひな)さん(九州保健福祉大学1年生)


 課題テーマと分担は、次のように設定されました。

1)延岡の自然 下田さん 佐藤先生

2)延岡 街灯プロジェクト 有村さん 角田先生

3)延岡のPR(HP作成) 安田さん 河野先生

4)延岡のPR(ものづくり) 岸上さん 吉丸先生

5)延岡のPR(動画作成) 甲斐さん 森田先生


延岡高校SSH 普通科2年生 探究学習のアドバイザー指導が開始

6月30日に、延岡高校普通科2年生(4クラス、160人)での探究学習の「アドバイザー指導」がスタートしました。


アドバイザーとは、社会人(シニアの方々)に、月に1回位学校に出向いていただき、生徒たちの質問に応え、探究学習にアドバイスや指導をしていただくものです。来年3月まで、5回の指導を予定しています。アドバイザーの方々へのお願いをトータルコーディネーターの水永が担当しました。

 

アドバイザーの方々は次の通りです。

・小鍛治和美 (元 旭化成 繊維製造部門、サランラップ製造・経営部門)

・田近 克彦 (元 旭化成 研究部門、知的財産部門)

・金丸 正一 (元 旭化成 エンジニアリング部門)

・壱東  学  (元 旭化成 繊維製造部門、本社管理部門、情報システム部門)

・小野 雅史 (元 旭化成 営業部門、総務管理部門)

・水永 正憲 (元 旭化成 人事管理部門)


 生徒たちは、昨年1年生の時に「プレ課題研究」を通して、班毎に課題テーマを設定しています。「物理」「化学」「生物」「数学」「その他」の領域ごとに分かれた生徒たちから出された質問や相談を、アドバイザーが各班を巡回しながら、質問し・アドバイスし・共に考えていきました。

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延岡高校SSH MS科1年生 探究学習のメンター指導が開始

6月28日に、延岡高校メディカル・サイエンス科1年生(2クラス、79人)での探究学習の「メンター指導」がスタートしました。


 メンターとは、社会人の方々に月に1回位学校に出向いていただき、生徒たちの質問に応え、探究学習にアドバイスや指導をしていただくものです。来年3月まで、6回の指導を予定しています。メンターの方々へのお願いをトータルコーディネーターの水永が担当しました。

 

メンターの方々は次の通りです。

1) 長谷川幸樹さん (旭化成株式会社 セオラス技術開発部)

2) 阪田慶一郎さん (旭化成株式会社 不織布技術開発部)

3) 道川功実子さん (旭化成メディカルMT株式会社 バイオプロセス技術開発部)

4) 内村 任史さん (吉玉精鍍株式会社 技術部 開発技術係)

5) 児島 謙二さん (延岡市役所 水産課 水産振興係)


 1年生では、課題テーマをメンターの方々に設定していただきます。今回提示されたテーマは次のようなものでした。

 ・液体の不思議について科学する ~人間も液体の上を走れる!?~

 ・PETボトルから繊維をつくる

 ・青果物中に含まれるビタミンCの定量

 ・金属と抗菌性

 ・水産加工品の科学 ~冷解凍と塩分の作用に関する研究~


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(文責:水永)

高千穂高校の教員研修会にて講師を務めました

高千穂高校の先生方の研修にて、コーディネーターの羽田野が講師を務めました。
テーマは「キャリア教育について」
すごく広いテーマでしたが、基本的なところから目線合わせをしたい、とのことで、キャリア教育が必要な背景から文科省の定義、そこからの私なりの解釈、教科や総合的な探究との関わりについて、少しずつポイントを絞ってお話をさせていただきました。
1時間という限られた時間でしたが、変化していくキャリア教育の現在地が分かった、探究とキャリア教育はそれぞれ別でやらないといけないと思っていたが連動できると分かって良かった、といった感想をいただくことができました。
(文責:羽田野)

高校進路指導主事向け研修会にて講師を務めました

宮崎県の高校進路指導担当主幹教諭・進路指導主事会の研修にて、コーディネーターの羽田野がお話をさせていただきました。

いただいたお題は「面接(就活も受験も)のオンライン化にどう対応するか」
オンライン面接も多数経験されている、とある企業人事の方をゲストに、前半はお話いただき、後半は私や参加者からの質問をしつつ、私も経験や考えをお伝えしつつ、という形で進めました。

主題はオンライン面接でしたが、採用側は受験者の本質(その人らしさ)を見たいということで、小手先の対策だけではなく、キャリア教育や探究の意義についても話が及びました。
採用をする企業側の意見を聞く機会はなかなかないので、非常に有意義な場になりました。
(文責:羽田野)

延岡高校SSH MS科1年生で「連続講話」

延岡高校メディカル・サイエンス科1年生(2クラス、79人)では、令和3年度1年間を通して、「SDGsフィールドワーク」という探究学習に取組みます。その導入として、3つの「連続 講話」が行われました。


1. 5月10日(月)には、「探究するということ」というテーマで、県キャリア教育支援センタ

ーの水永正憲が講話をしました。

旭化成の変革と成長への挑戦、変化の本質は何か?と問う、探究とは何か・何故いま求められているのか、皆さんへのメッセージ・・・について語りました。

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2. 5月17日(月)には、「研究開発の現場から」と題して、旭化成メディカルMT株式会社 
バイオプロセス技術開発部の高園康隼さんに講話をしていただきました。

オンラインでの開催でしたが、大型ディスプレーに講師の姿も映し出され、臨場感あふ

れる取組みになりました。


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3. 5月24日(月)には、「サスティナビリティと企業」と題して、旭化成株式会社 サスティ

ナビリティ推進部長の徳永達彦さんに講話をしていただきました。

東京からのオンライン開催でしたが、講話後には生徒からたくさんの質問が出され、活発な意見交換が行われました。


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飯野高校のグローカルアントレプレナーシッププログラムに参加しました

コーディネーターの羽田野が宮崎県立飯野高校のE-GEP(グローカルアントレプレナーシッププログラム)に参加してきました。 
 このプログラムは2年間かけてえびの市の未来を創るビジネスモデルを作るというプログラムで、コーディネーターの羽田野が学びや成長の支援を担当しています。
 
この日は生徒たちと一緒に事業を作る伴走役の地域パートナーに向けて、事業プランや進捗を発表。質問に答えたり、アドバイスをもらったりしながら、より計画の具体性を高めました。
また、地域パートナーの方が取り組んでいる事業についてもお話いただき、交流も深めることができました。
(文責:羽田野)

飯野高校のグローカルアントレプレナーシッププログラムに参加しました

今日もコーディネーターの羽田野が宮崎県立飯野高校のE-GEP(グローカルアントレプレナーシッププログラム)に参加してきました。
このプログラムは2年間かけてえびの市の未来を創るビジネスモデルを作るというプログラムで、コーディネーターの羽田野が学びや成長の支援を担当しています。

この日は県外の講師の先生とオンラインで繋ぎながら、作成している事業計画の内容や春休みの行動計画についてプロジェクトごとにフィードバックを受けました。


飯野高校では校則の変更が行われ、必要であれば探究活動へのスマートフォンの持ち込みもOKになったとのこと。早速、各自の資料をLINEグループで共有して手元で見ながら進めるなど、スムーズな進行に役立っていました。
(文責:羽田野)

宮崎東高等学校でキャリア教育講話実施

日時:2021年3月9日 17:50~19:40
場所:宮崎東高等学校視聴覚室
内容:キャリア形成における働く・仕事・お金について考える


宮崎東高等学校の西久保先生より連絡がり、特別活動でキャリア教育についてお話をしてほしいと依頼がありました。夜間定時制の全学年対象に、「働く」「仕事」「お金」について考える時間を作って欲しいと依頼がありました。


宮崎市担当の稲田が訪問し、生徒向けにキャリア教育についてお話をしました。生徒の中には、アルバイトなどを行いながら学校に通っています。今回の時間で、生徒たちのキャリア形成につながる時間になればと思います。


(文責:稲田)

延岡高校MS科1年生へ探究学習の最終授業を行いました

延岡高校SSH(Super Science Highschool)では、メディカルサイエンス科1年生で「SDGsフィールドワーク」と位置付けて探究学習を行ってきました。
この1年間の探究学習の成果については、既に2月5日にポスター発表が行われています
今回は、3月8日に、この1年の締めくくりとして、半年間にわたって指導アドバイスをいただいた5名のメンターの方々に来校してもらい、これまでの振り返りと、次年度(2年生)の課題研究につなげていくための最終授業が行われました。

 
 メンターの方々からは、生徒たちへ励ましや助言の言葉をたくさんいただきました。
「答えのない問題や、解決の方法も決まっていない問題に取組むことの意義は大きい
「それぞれにオリジナリティを発揮できていたことは素晴らしい」
「興味をもって取り組んでいたので、きっとこれからに活きると思う」
「ネットでプロの研究論文を読むと、これからの研究のすすめ方の参考になると思う
「企業に入ると研究環境が整っているので、研究がさらにおもしろくなります」



 授業後に、メンターの方々と、先生方との意見交換が行われ、今年度の実施結果について様々な意見や今後への提言も出され、次年度につながる会合になりました。
トータルコーディネーターの水永も同席して、一緒に関わらせていただきました。
(文責:水永)

飯野高校のグローカルアントレプレナーシッププログラムに参加しました

昨日、今日の2日間で宮崎県立飯野高校のE-GEP(グローカルアントレプレナーシッププログラム)に参加してきました。
このプログラムは2年間かけてえびの市の未来を創るビジネスモデルを作るというプログラムで、コーディネーターの羽田野が学びや成長の支援を担当しています。

今週は高校入試のために授業はお休み。その時間を使い、学校近くの市民センターの会議室に集まって活動を行いました。
1日目は全員でのこれまでの活動の振り返りを行い、その後はプロジェクトごとに個別のフィードバック。2日目最後は協力してくださっている地域のパートナーの方々と集まって今後の関わり方について議論を行いました。

実際に起業するというハードル、どこまで口出しをするかという大人の距離感、卒業後の進路との兼ね合い、難しい部分はたくさんありますが、その中でも生徒さんたちの考え方や行動が変わってきている様子が見えた充実した2日間でした!
 
(文責:羽田野)

飯野高校のグローカルアントレプレナーシッププログラムに参加しました

飯野高校のグローカルアントレプレナーシッププログラム(E-GEP)にコーディネーターの羽田野が参加をしました。
9人の生徒さんがそれぞれ2年間かけてえびの市の未来を創るビジネスモデルを作るというプログラムで、羽田野は学びや成長の支援を担当しています。
1月は県の緊急事態宣言の影響でずっとオンラインでの参加だったため、久しぶりの対面となりました。



この日は参加者一人ひとりとの面談。プロジェクトの上手くいっていること、上手くいっていないこと、自分自身がどこまで成長したか、何を課題にしているのか、現状を振り返り、今後の方針を立てました。
1人につき10分ほどではありますが、それぞれの状況がある中で一人ひとりと話ができることはすごく大事だなと感じます。
(文責:羽田野)

延岡高校SSH 普通科・MS科1年生 発表会

延岡高校SSH(Super Science Highschool)は昨年4月にスタートした後、コロナ禍の様々な困難に直面しました。しかし、教職員の方々をはじめとして学校全体で、感染防止に最大限の配慮を行いながら、探究学習に取り組んできました。そして、この1年間の学びが、次の通り発表されました。

1.2月5日(金) MS科1年生(80名) 「課題解決型学習」ポスター発表会

昨年9月から、地元企業のメンターの方々(5名)のアドバイス指導を得ながら、次のような自然科学のテーマを設定して、学びを深めてきました。トータルコーディネーターの水永も、メンターの方々と一緒に関わってきました。
・延岡の川水を使って美味しい飲み水を作る    
・じゃがいも電池、フルーツ電池を用いたLEDライトの作成    
・人工臓器用高強度ハイドロゲルの開発    
・バークペレットの発熱量向上    
・新型コロナウイルス感染症の流行を数理モデルにより解析し対策を提案する


2.2月8日(月)普通科・MS科1年生(242名)「プレ課題研究」プレゼンテーション

昨年4月から、ミニ課題研究、アイデア捻出トレーニング、研究テーマの計画立案に取
組んできました。3~5人の班毎に、研究テーマを決定しプレゼンテーションが行われました。このテーマについては2年次に課題研究として取組む予定です。
(文責:水永)

延岡高校で「地域研究」発表会

2月1日(月)に、延岡高校普通科2年生(164人)による「山桜プロジェクト(地域研究)」の発表会が実施されました。

昨年5月からスタートした「探究学習」は、延岡市の長期総合計画をもとに地域の課題解決への提言を行うことを目標に、5つの研究課題に分かれて探究を深めてきました。
1.食・農  2.教育  3.医療・福祉  4.産業・工業  5.観光

延岡市役所の若手職員の方々(7名)がメンターとして、毎月1回学校に出向いてもらい、指導と助言をしていただきました。延岡市商工観光部(工業振興課)とトータルコーディネーターの水永が、メンターと先生方との橋渡し役となって、学びの深化を図ってきました。



校内発表会で選ばれた7チームが、読谷山洋司延岡市長に対して提言発表を行いました。
1.(教育)    「学力(特に英語)が上がることによって人口も増えるのではないか」
2.(観光)    「仕事ができて、親子で楽しめる場所」
3.(駅まち)   「Creation Nobeoka 私たちで創る延岡の未来」
4.(食農)    「企業を通じての延岡発展について」
5.(医療福祉) 「すべての人が幸せな老後を過ごすために」
6.(産業工業) 「延岡の学生に仕事を知ってもらおう!」
7.(産業工業) 「延岡に活気を! 商店街プロジェクト!」

読谷山市長からは、「いずれも的を得ていて延岡を良くしていける提案をいただいた。実際の市政に参考にしていきたい。」との講評がありました。
(文責:水永)

宮崎東高校 定時制夜間部 「総合探究成果発表会」

1月26日(火)に、宮崎東高校定時制夜間部(24人)では「総合探究成果発表会」がオンライン(リモート)で実施されました。

宮崎東高校では、「哲学対話」を提唱されている東京大学の梶谷真治教授のオンラインでのご指導を得ながら、哲学対話をもとにして探究学習を深めてきました。
 第一回  9月 8日 哲学対話で使用するコミュニティボールを作成
 第二回 10月 6日 哲学対話について説明。練習を行う
 第三回 10月20日 哲学対話 「いま何かはまっていることについて」
 第四回 10月27日 哲学対話 「バイト、仕事、働くことについて問いを出す」

以上の梶谷先生の指導を受けた後、テーマをしぼり、グループで意見交換し合いながら探究活動に取組みました。トータルコーディネーターの水永も、対話への参加と、発表会の審査を依頼され、第三回からオンラインで参加しました。

発表会では、予選を経て選ばれた9名から発表がありました。
「人として成長するには」「努力とは?」「私の3年間」「昔の相撲」・・・といった多彩なテーマでの発表が行われました。問いの立て方が、一人一人それぞれによく考え抜かれており「自分で考える」ということが哲学対話の経験を通して自分のものになっているのだと感じられました。

梶谷先生からは「探究学習がここまですすんできたのは、先生方のご努力の成果だと感銘を受けました。哲学対話もこれからさらに積み重ねていくことが大事です。」と講評がありました。

発表会には、県内だけではなく青森県、愛知県、東京都など全国各地からオンラインで観覧参加された方々がおられ、多くの所感が寄せられていました。
(文責:水永)

延岡星雲高校で「キャリア講演会」を実施しました

延岡星雲高校普通科ならびにフロンティア科1年生(200人)を対象に「キャリア教育に関する講演会」が実施されました。

普通科とフロンティア科では、9月からそれぞれに社会人メンターの指導を得ながら「探究学習」を行っています。トータルコーディネーターの水永が、メンターと先生方との橋渡し役となって、学びの深化を図ってきました。

先生方の工夫と思いにより実施された、生徒へのアンケートによりますと、
(1)仕事に対するイメージは、きつい・だるい・大変とネガティブに感じている生徒が、約8割もいることがわかりました。
(2)また、社会に出て働くことに不安を持っている生徒が、約7割もいました。

将来への不安やネガティブな考えを、何とか少しでも前向きにできないかと、講師を務めたメンターの4人の方々(地元で企業を経営されている若手経営者の方々です)が、事前に何度も議論し準備し、生徒代表の4名が司会進行を務める形で講演会は行われました。

講話も一方的に話をするのではなく、事前に全生徒から質問事項を出してもらい、それを生徒たちがまとめ、講師陣が集まって事前に議論検討して、わかりやすく生の事例などを交えながら、司会の生徒たちとやりとりする形ですすめられました。

 
(文責:水永)

妻高校にて探究活動「さいと学」の振り返りを行いました

コーディネーターの福島と羽田野がメンターとして関わらせていただいていた宮崎県立妻高校の探究活動「さいと学」。
11月に最終発表とチーム振り返りがなされ、最後の個人振り返りのパートを福島が担当させていただきました。

授業一コマの限られた時間ではありましたが、
・個人振り返り
・それをチームに持ち寄ってシェア
・チームメンバーから寄せ書き的にメッセージをもらう(他者視点でのフィードバックの意味)
の3つを実施することができました。

(文責:羽田野)

飯野高校のグローカルアントレプレナーシッププログラムに参加しました

今日はコーディネーターの羽田野が県立飯野高校でのグローカルアントレプレナープログラム(E-GEP)に参加しました。
9人の生徒さんがそれぞれ2年間かけてえびの市の未来を創るビジネスモデルを作るというプログラムで、羽田野は学びや成長の支援を担当しています。


今日は全員と1対1の面談を行い、自分自身の課題を整理。
例えば、人前で話すのが苦手、という場合も、その引っかかりの原因は様々です。
相手にどう思われるか考えてしまう、という場合もあれば、原稿があって準備すれば話せるけどアドリブが苦手、という場合もあります。
何にハードルを感じているかを分析し、乗り越えるために何をしていくのか、一緒に検討を行いました。
(文責:羽田野)

妻高校にて探究活動「さいと学」の審査員を務めました

本日はコーディネーターの福島、羽田野が県立妻高校の総合的な探究の学習「さいと学」の最終発表会に審査員として参加をしてきました。

「さいと学」とは、妻高校独自の課題解決型学習で、2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて課題を設定し、解決策を実行に移すまでを行っていきます。
各グループには、地域の大人や大学生がメンターとして一人ずつ配置され、私たち2人も約5ヶ月に渡って担当するグループの活動を支援してきました。

今年は新型コロナの影響があり、スタートが遅れたり、イベントが開催しにくかったりと思うように行かないことだらけでしたが、その中でも仮説を立て、試行をし、迷いながら学んできた様子を感じることができました。
発表会で一旦区切りとはなりますが、審査員の方々からのアドバイスを受けて、さらに活動は続きます。

(文責:羽田野)