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2024年2月の記事一覧

今年度4~6年生の最後の授業参観

 2月27日(火)は、令和5年度4~6年生の最後の授業参観でした。

 4年生は、10才を迎える学年ということで、ご家族を前にして2分の1成人式を体育館で行いました。

 オープニングで運動会で披露した「エイサー”三線の花”」を再度披露しました。その後、児童一人一人がご家族へ感謝の言葉を伝え、10才の記念に作った色紙を手渡しました。また、音楽科の時間を中心に、頑張って練習してきた合奏「水平線」や合唱「10才のありがとう」を披露しました。さらに、10才の今、自分が伝えたいこと(将来の夢など)を具体的に発表しました。参観された保護者の中には、これまでのいろいろな思い出が浮かんできたのでしょう、目をウルウルされていた方もいらっしゃいまいた。とても感動的な式でした。

 

 5年生は、「いいところ探し~なりたい自分になるために~」の学級活動をしました。最初に、自分のいいところ探しをしました。自分のいいところはどんなところなのか、じっくり自分の言動を振り返ったり、友達や家族から見たいいところを教えてもらったりしました。ちょっと恥ずかしがっている児童もいましたが、自分の長所を知るよい機会だったと思います。その上で、これからどんな人になりたいのか考えました。そして、なりたい自分になるためにはどんなことをこれから頑張らないといけないのか、自分で考えたり友達からアドバイスをもらったりしました。

 「こうなりたい!」と、まずは具体的なイメージをもち、それに向かって努力すること・・・とても素敵なことだと思います。この世に同じ人は一人もいません。一人一人によさがあって、一人一人が大切な存在なのです。

 

 6年生は、国語科でした。詩「いのち/小海 永二」を用いて、作者の伝えたいことについて考えました。

《いのち/小海 永二》

 花です/虫です/からだです

 鳥です/草です/こころです

 それらはみんないのちです

 いのちは/どれも/ひとつです

 いのちのふるさと

 地球もひとつ

 風が吹き/雲の流れる地球のうえに/要らないものなどありません

 互いに支えているんです/見えない手を出し 声を出し/互いに支えているんです

 どれもひとつで/どれにもひとつ/全部が大事ないのちです

 児童は、静かな雰囲気の中で、自分で考えたり、グループになって友達の意見を聞いたりして、「命は大事である。」「命は一つである。」「地球にあるものすべて大切で、要らないものなどない。」「命あるもの全てが、お互いに大切に思って、支え合って生きている。」「自分の命や他の人の命を危なくするようなことは、絶対にしてはいけない。」ということを作者は、強く伝えたかったのではないかという結論になり、学習の最後には、再度この詩を味わいながら、声に出して読みました。

 卒業を控えた6年生、自分の命や他の人の命の重みを改めて感じることができたと思います。

 

 4~6年生の授業参観も、1~3年生の授業参観に続いて、児童の成長を感じていただけた学習内容だったと思います。年度末が迫るお忙しい時期だったとは思いますが、たくさんのご家族の皆様が来校してくださり、ありがとうございました。 

第3回門川町立門川小学校学校運営協議会

 2月26日(月)の19時00分~20時30分は、「第3回門川町立門川小学校学校運営協議会」が行われました。

 門川小学校の協議の柱は、①防災教育(危険回避能力の育成)、②あいさつ(コミュニケーション力の育成)の2つであり、年間をとおしてこの2つの班に分かれて、協議・熟議を進めてまいりました。

 3回目の今回は、1年間の振り返りと今後の見通しについて、各班で協議・熟議を行いました。

 防災教育班では、下校時避難訓練において、「児童によるその場に応じた自主的な避難の様子が見られ、より、実践的な避難訓練になった。」「計画の段階から学校運営協議会委員も加わって、先生たちと一緒に実施方法を考えることができた。」など、嬉しいご意見がありました。そして、次年度に向けて、「学校のノーメディアデイの時に家族で防災会議をぜひ行ってほしい。」「親子で通学路を歩き、実際に大地震が来たときに、いま通った道がどうなるのか親子で想像力を働かせ、危機意識をもって、避難経路を親子で話し合ってほしい。」などのご意見をいただきました。

 あいさつ班では、「年々、先出しあいさつが向上してきている。気持ちがよい。」「地区の方々にあいさつエピソードを募集したところ、たくさんの返信があった。地区の方々にも、あいさつの励行に興味をもってくださっている。」という感想をいただきました。そして、「地区によって、あいさつ運動に差がある。」「あいさつ運動を展開するにあたって、どのように児童へ指導をしているのか、学校の指導方法を具体的に示してもらえると、地域も一緒になって児童に接することができる。」という次年度への向けた意見もいただきました。

 令和6年度も、防災とあいさつの2本柱で、児童の向上的変容をより一層図っていき、地域とともにある学校・地域に誇れる児童の育成を推進してまいります。

 学校運営協議会委員の皆様、令和5年度も、どうもありがとうございました。

最高学年引継式

 2月26日(月)は、5年生は、4月からは最高学年の6年生になるという自覚を高めるため、6年生は、最後の1か月を最高学年として恥じないように有終の美で終わろうとする気持ちの高揚を図るために、最高学年引継式を行いました。

 6年生と5年生が向き合うように座ってからはじめました。

 まず、6年生から5年生へ伝えたい以下の12個のことを、グループごとに発表しました。6年生がこの1年間最高学年として意識しながら取り組んできたことでした。どのように取り組んだか、どんな思いで取り組んだか等、具体的に発表し、とても分かりやすかったです。

 〇朝ボランティア  〇お手本  〇友情  〇何でも挑戦  〇あきらめないで頑張る  〇注意し合う

 〇無言  〇あしみえ(歩く、静かに、右側、会釈)歩行  〇あいさつ  〇協力  〇メリハリ

 〇考動(考えて動く)

 次に、6年生代表が5年生代表に、金色のバトンを渡しました。バトンを受け取った5年生代表は、以下のことを立派に述べました。

 〇 「今、6年生からバトンを受けとりました。6年生の話を聞いて、朝のボランティアや委員会活動、

  下級生のお手本になることを頑張りたいと思いました。もっと、この学校をよりよい学校にするために

  頑張ります。」

  5年生は、6年生の発表をよそ見せずに立派な態度で聞きくことができました。きっと、4月からすぐに最高学年として下級生のお手本になり、学校の顔になれると思います。とても期待しています。

見守り隊お礼の会

 2月26日(月)に、全校で「子ども見守りネットワーク」の皆様へ、1年間の感謝の気持ちを込めて、お礼の会を実施しました。子ども見守りネットワークの方々は、登下校の児童の様子を見守ってくださりながら、交通事故防止や不審者被害防止に活躍してくださっています。地域で子どもたちの安全・安心を支えてくださる皆様で、本当にありがたいです。

 会では、代表の方にお話をいただきました。その中で、「子どもたちの元気に登下校する姿や、気持ちのよいあいさつから私たちが元気をもらっています。」という内容がありました。門川小学校では、「先出しあいさつ」を学校内外で展開しています。毎日ボランティアとして道路の要所に立って見守ってくださる子ども見守りネットワークの皆様に対する感謝の表し方は、この「先出しあいさつ」だと思います。より一層、地域での「先出しあいさつ」をすすめていくとともに、見守ってくださるのが当たり前と思わない感謝の心を育てていきます。

 代表の方のお話が終わると、児童代表として6年生が、お礼の言葉をしっかりと述べました。

《お礼の言葉》

 「今まで登下校の時、見守りをしていただき、ありがとうございました。雨の日や寒い日も、僕たちの安全のために毎日見守ってくださいました。僕は、1年生から6年生まで見守り隊の方々にお世話になりました。6年間、ありがとうございました。これからも門川小学校の子どもたちのことをよろしくお願いします。」

 児童代表のお礼の言葉が終わると、全校児童で「ありがとうの花」という歌のプレゼントをしました。振り付けをしながら歌っている児童もいて、子ども見守りネットワークの方々は、目を細めて喜んでくださいました。

 子ども見守りネットワークの皆様、雨の日も寒い日も、門川小学校の児童のために登下校の様子を見守ってくださりありがとうございます。おかげさまで、今のところ、登下校中に大きな事故や事件に巻き込まれる事案が起こっておりません。これからもご自分のお体をいたわりながら、どうぞよろしくお願いいたします。

今年度1~3年生の最後の授業参観

 2月22日(木)は、令和5年度1~3年生の最後の授業参観でした。

 1年生は、入学してからこれまでにできるようになったことを発表しました。

 写真は、全員が鍵盤ハーモニカで「きらきらぼし」を弾いたり、グループ発表でけん玉の技を披露したり、自分が覚えた漢字を時間内に何個も美しく丁寧に書いたりしているところです。

 

 2年生は、生活科において、自分のこれまでの成長について、0歳の頃、1~2歳の頃、3~5歳の頃、1年生の頃と期間を区切ってまとめてきました。そこで、今回の授業参観では、みんなに知らせたい期間を自分で1つ選び、その時の写真をテレビ画面に映しながら発表しました。また、2年生でできるようになったことや、3年生で頑張りたいことも発表しました。

《ある児童の発表》

 私が0歳のころを紹介します。私は、夜泣きを毎日のようにしていたそうです。お母さんは、とても大変だったと思いました。お母さん、私を産んでくれてありがとうございます。

 私は、2年生でできるようになったことがあります。それは、「がんばるノート」を15分でできるようになったことです。初めて15分でできたときは、嬉しかったです。

 3年生になったら私は、わり算の式が書けるようになることと、その筆算のやり方を早く覚えたいです。その他にもたくさんのことを覚えて、もっともっと勉強を頑張りたいです。国語も頑張りたいです。これからも学校を頑張ります。

 

 3生は、総合的な学習の時間において、お魚の町である門川町について学習してきました。そこで、まとめたものをペアやグループで発表しました。門川町はどうしてお魚の町と言われるようになったのか、どんな魚が棲息しているのか、漁獲量が多い魚は何なのか、門川町で盛んな漁法はどんなものなのか、門川町の漁業の今と昔の違いは等、これまで門川町役場の方、漁業関係者の方、宮崎大学教授等から直接講話でうかがったり、図鑑や統計資料から得られたりした知識等を上手に絵や図表にまとめて発表しました。また、門川町の海を守るために私たちができることも発表しました。ご家族の中で、門川町出身者ではない方には、「なるほどね。」「そうだったのか。」と初めて知ることもあったようで、大きくうなずいている姿が見られました。

 1年間の児童の成長をご家族の皆様に実感していただけるように、学級担任それぞれが考えた授業内容でした。小雨の降る中、たくさんのご家族の皆様が来校してくださり、ありがとうございました。

総合的な学習の時間「私たちの将来を見つめて」№3(6年生)

 2月7日(水)の2・3校時は、世界のいろいろな国を一人旅された方に、6年生へ向けてご講話をいただきました。

 これまでに26か国を旅されて、その中からチェコ、オーストリア、クロアチア、スペイン、ポルトガル、モロッコ、キューバ、アメリカ、ガラパゴス諸島をバックパッカーとして旅をされたことを話してくださいました。

 それぞれの国の写真や動画を見せていただきながら、その国々を旅して興奮したことや感じたこと、子どもたちに伝えたいこと等を話してくださいました。

 

 興奮したことや感じたことについて(まだまだ、たくさんありました。その一部です。)

 〇 豪華ホテルのような図書館がありました。

 〇 アントニ・ガウディが設計した未完の教会『サグラダ・ファミリア聖堂』の美しさは、見る価値がとても

  あります。

 〇 屋根がすべてオレンジ色の都市や、街全体が青色で統一されいるような都市があり、絶景でした。

 〇 砂漠の中でも、水が豊富に使えて、Wi-Fiもきちんとつながるホテルもありました。

 〇 街中に平然と、動物園にいそうな動物がいて、人間と共生していました。

 〇 出待ちをしていたら、侍ジャパンで有名になったたMLBのラーズヌートバ選手が車をとめて、サインをし

  てくださいました。

 〇 外国の病院にかかったことで、日本の病院は、なんて親切なんだと感じました。

 〇 資本主義社会と社会主義社会の経済の違いを感じました。

 〇 実際、パスポートとお金とスマートフォンがあれば、旅ができると感じました。

 

 子どもたちに伝えたかったこと(まだまだ、たくさんありました。その一部です。)

 ◇ 世界中で英語を使っている人たちがとても多いので、私たちが英語が使えるということは、自信につながり

  ます。

 ◇ 日本のマンガやアニメは外国でも有名です。マンガやアニメをきっかけとして、コミュニケーションをとる

  ことができる場合もあります。世界に通じる日本文化の1つだと思うので、マンガやアニメの内容を、知って

  いた方がいいです。

 ◇ 日本人は自由だと感じました。ほとんどの外国に行くことができます。行動を起こして興味のあるのことに

  チャレンジし、夢を叶えてください。

 ◇ 旅に出て、見聞を広めてください。インターネット等を使って、確かにその土地の様子を頭で知ることはで

  きます。しかし、実際に旅に出て、その土地のにおい、聞こえる音、その場の雰囲気を感じてほしいです。そ

  して、改めて日本の良さを感じてほしいです。さらに、そこから、自分にたりないものも見つけ出し、これか

  らの人生の目標にしてほしいです。

 講師の方には、お忙しい中、お時間をつくって、海外旅行で気付いたことや思ったこと、6年生に伝えたいこと等を丁寧に話してくださり、本当にありがとうございました。きっと児童は、門川町又は宮崎県内のことだけでなく、世界にも目を向けるようになり、見聞を広めることに興味をもったことと思います。

令和6年能登半島地震支援募金

 新年の挨拶がためらわれるほどの元日からの能登半島地震。多くの方々が犠牲となり、今なお行方不明の方々や、苦しい生活を余儀なくされている方々がいらっしゃいます。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、1日も早く復旧と復興を心から願います。

 そのような中、複数の学級から「自分たちにも何かできるのではないか。」「何かしたい。」という声が、運営・集会委員会に寄せられました。互いを思いやる心や自分たちに何ができるのか考える主体性が、発揮されたのだと思います。

 そこで、運営・集会委員会で話し合い、任意での支援募金活動を行いました。児童は、お家の方々の許可をもらって持ってきたり、自分のおこづかいの中から、登校したら運営・集会委員が持っている支援募金箱に入れていました。集まった支援募金は、「石川県共同募金会」へ送り、被災された方々のために活用していただきます。

 支援募金に際しまして多くの善意、本当にありがとうございました。