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2023年7月の記事一覧

第1回 家庭教育学級 

 火曜日に、第1回家庭教育学級がありました。24名の保護者の方々がお忙しい中時間を作ってくださりご参加してくださいました。参加いただいた保護者の皆様ありがとうございました。

 今回の家庭教育学級では、現在、延岡市キャリア教育支援センター長のる水永正憲さんを講師に招き「20年後の未来を私たちはどう生きていけばよいのか?」を演題として保護者・教員に講演をしてくださいました。

 

【 今の若者について 】

 今の若者は『いい子症候群』である。これは、社会課題ではなく、社会現象である。

 〇 競争をしたがらない・目立ちたくない

 〇 失敗を強く恐れている

 その原因は、大人がそうであるから伝染している

 しかし、若者は「成長」を求めている

 

☆ 子どもたちへの接し方を変えなければならない

 

Q. なぜそう考えたのか?

 

A. 子どもたちが漕ぎ出す社会は、可能性に満ちている

 AIが進化してきていることにより今ある職業の半分くらいをAIが仕事をする世界になります。

 そのため、今の若者は「現在存在しない職業に就くことになるだろう」と考えています。

しかし、

「AIによって仕事がなくなる」という考えではなく

「AIが新しい仕事を生み出している」

これからの若者は

「ワクワクするような未来」があると考えることが重要です。

 ☆ 白紙の未来を、子どもたちは歩む

 ☆ 子どもたちと向き合い、共に歩んでいく社会

 

A.社会(将来)を考えさせきれていない学校と家庭の教育

  子どもの未来について「何のために学ぶのか」「何のために働くのか」「何のために生きるのか」を考えて子どもが自分で進路を選択することが大切です。

 現在の中学生は「とても幸せだ」と答えた生徒が約94%いると調査で分かりました。

 

 若者の失業率や離職率が高くなる原因として、「やりがいのある仕事を見つけられない」という背景があります。

 将来を考えるときに、「高校へ行く⇒大学へ行く⇒働く⇒幸せ」というゴールが『幸せになる』という考え方をします。

 しかし、水永さんの考え方では

『自分にとって、幸せとは何だろう』

『どんな生き方をしたいのか・何をやりたいのか(何のために働くのか)』

『足りいないことは何か?(何のために学ぶのか)』

『そのためにどんな進路で歩めば良いのか?(進路選択)』

という『幸せ』になるために何をすべきか考えて行動することを学びました。

 

 ☆   自分にとって『幸せ』とは何か?

 ☆ 『幸せ』は変わっていい

 

A. 地域で働き・暮らす魅力と課題を伝える

 地域の「働き」「暮らし」には多くの『魅力と課題』がある。

将来、この地域の「課題解決」に貢献したいと思う若者が生まれてくる

 

【 次世代を担う子どもたちに伝えていくべきこと 】

 ☆「働く喜びと苦労」⇒「大人が本気で語ること」

 

 今回の家庭教育学級では、「保護者」としての立場であったり「地域の方々」「企業として働く大人」の立場と様々な立場に立って様々な視点で考えることができました。

 これから明るい未来を生きる子どもたちを育てていく大人の考え方や接し方を学ぶことができました。

 水永様、とても素晴らしい講演をしてくださりありがとうございました。