日誌

中学生のようす

中学生 平和学習

7月16日(金)
 戦争体験についてのお話をしていただくために、高千穂町在住の奈須印史様に来ていただきました。太平洋戦争時の満州での生活、引き揚げ船、高千穂町での生活、沖縄から疎開してきた児童との話など、教科書や資料だけでは伝わらない生の声を聞かせていただきました。
 
 自己紹介の後、幼少期を過ごした満州でのことから話されました。
 日本人の意識、戦国時代からつながる戦(いくさ)に対する考え方、武士というものについて説明した後、太平洋戦争の話をしてくださいました。


 沖縄疎開船で攻撃によって沈没した対馬丸のことにもふれ、通っていた押方小学校にも沖縄から疎開してきた児童がいたこと。体育館に寝泊まりして過ごしていたことなど、当時のことを詳しく教えてもらいました。


 生徒たちは、真剣に話を聞いていました。とても貴重な経験になったようです。


 終戦の放送がラジオから流れるときのことを、そのときの戦況(硫黄島、沖縄戦)にもふれながら話されました。
 戦争はしてはいけない。そう強く感じさせるお話でした。


 お礼の言葉を生徒代表が伝えました。


 講話の後、社会科担当から上野地区にも残されている戦争と関連する碑や案内板などについて補足を行いました。