陸上競技部のブログ

1年生大会 男女総合優勝!

 

梅雨も明けたと思える快晴の中、1年生大会が生目の杜運動公園陸上競技場で行われました。

 本陸上競技部に入部して約3ヶ月、強い先輩達ばかりで1年生の出番がなかなかありませんでしたが、その鬱憤を晴らすかのように今年も1年生が熱い戦いを見せてくれました。

 これまで1年生は先輩達のサポートに回る場面が多かったですが、今大会は逆に2・3年生が1年生のサポートに回り、補助員の傍ら、スタンドから応援やアドバイスを送る姿は実にすがすがしく頼もしいものでした。

結果は個々それぞれでありますが、終わってみれば男子は総合34連覇、トラック・フィールドの部も1位と、優勝旗を自分たちの手で守り獲った事は大きな自信となったはずです。女子は部員6名と少ないながらも5年ぶりの総合優勝、フィールドの部1位と男子以上の奮闘ぶりでした。指導者側としては女子部員は少ないため総合優勝は考えていなかったのですが、終わって総合優勝を知り選手達に申し訳なく感じた次第です。改めておめでとう!

 総合優勝はいつかは途絶えるもの。選手の調子もあがらず今大会はひょっとしたら厳しいかなと腹をくくって臨みました。また総合を意識させることは時に選手の力を閉じ込めてしまう可能性もあります。それもあり、今大会は1年生にはのびのびと競技をやって欲しいと願っていました。やっぱり陸上競技は、そして部活動は楽む事が原点だと思います。陸上競技は自分との戦いですからもちろん楽ではなく、楽しいことばかりではないですが、原点を指導者も再確認し、選手達には競技を部活動を楽しんで欲しいと改めて感じた1年生大会でした。

 

 

 

 

新体制スタート

 県高校総体、南九州大会、県選手権と前半の主要な大会も終わり、3年生の多くが進路実現に向けて一線を退く時期がきました。まだインターハイや国体、県高校駅伝など一部の3年生が出場する大会はありますが、陸上競技部は毎年この時期にキャプテンを中心に新しい体制がスタートします。

 本陸上競技部のキャプテンは1年生から3年生までの全員投票で選出されます。部員同士の話し合いや3年生からの指名、指導者側からの選出など他にも方法はあると思いますが、自分たちのチームですので、全員投票により自分たちで責任持って選出しています。

  新キャプテンの発表の前に、現両キャプテン(3年生)が退任の挨拶を行いました。伝統ある本陸上競技部のキャプテンという重責によく耐え、個性豊かで一騎当千の強者たちをよくまとめ上げてくれた二人には感謝の気持ちしかありません。またキャプテンとともに各ブロックをまとめてくれたブロック長にも心から感謝しています。リーダーとして仲間をまとめ後輩を育ててくれた君たちは、今後の人生では競技成績以上に人としての活躍をしてくれることでしょう。

 陸上競技者としての人生より、人としてこれから歩む人生の方が圧倒的に長いものです。一線を退く3年生は陸上競技をとおして学んだ事、本陸上競技部で培った力を自信に変え、まずは進学・就職試験に堂々と臨んでください。県内外の企業の皆様、大学関係の皆様、本校陸上競技部を3年間やり遂げた生徒たちは、競技成績に関わらず皆自信を持って送り出せる生徒ばかりです。暑い日も寒い日も、朝早くから日が暮れるまでこの3年間、プレッシャーに耐え、自分と向き合い、誘惑に打ち克ち、仲間と励まし合い、切磋琢磨しながらより高みを目指してきました。やり遂げた生徒たちは間違いない者ばかりです。これから本格的に就職・進学試験が始まりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 そしていよいよ新キャプテンの発表、新体制がスタートしました。

皆の投票で選ばれた両キャプテンです。キャプテンやブロック長など、一部のものだけに負担を強いるのではなく、皆でフォローアップし協力して先輩たちの代に負けない良きチームを目指して欲しいと思います。

 監督と肩書きはありますが、私のチームではなく皆のチームです。それぞれがチームを形成する一人という自覚を深め、高校生活や陸上競技がより楽しく充実したものになるよう、皆の手で更によきチームを作って欲しいと心から願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和5年度南九州大会(インターハイ地区予選)

 

6月16日(金)から19日(月)にかけて、鹿児島県の白波スタジアムで令和5年度全九州高等学校体育大会 第76回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 南九州地区予選大会が行われました。

  

  (桜島と白波スタジアム)

 今年の国民体育大会の会場となるこの競技場で、南九州4県の県大会を勝ち抜いた選手達が北海道でのインターハイを目指し熱戦を繰り広げました。

 

 (試合前の声出しの風景)

 

 

今年度より集団応援も解禁となり、試合の合間を縫って互いに応援・サポートをする姿を見て、ようやく高校生の大会が戻ってきたなと実感した大会でもありました。特にリレーの決勝では学校の枠を越えて宮崎県選手団全員で応援する事が恒例でしたが、コロナ禍で途絶えていたものが復活したことは全員にとってよき思い出、励みになった事と思います。普段は応援される側にある選手達は応援やサポートの大切さを実感し、改めて仲間や保護者の皆様、支えてくださっている方々に感謝したことと思います。結果はもちろんですが、寝食をともにし自分たちの力で戦い抜く事でまたひとつ成長する事ができたのではないでしょうか。

(招集所に入る前に気持ちを高めるマイルメンバー)

 

 

本校からは県予選を勝ち抜いた37名が参加、自己記録を更新した者、力を発揮出来なかった者、あと一歩で6位入賞を逃した者、アクシデントに見舞われた者など様々でしたが、結果は男子総合2位、インターハイ出場権は男子12名女子1名の計13名が獲得しました。残念ながら夢かなわず涙を飲んだ者もいますが、それぞれが力強く次の一歩を踏み出してくれることを願います。

(学校対抗総合2位の表彰)

 

チームとしては県選手権、1年生大会、インターハイ、新人戦とまだまだ戦いは続きます。また3年生は就職進学に向けていよいよ本気で取り組んでいきます。変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。

(女子混成を応援する本校選手達)

 

 

 

 

 

 

令和5年度 第50回宮崎県高等学校総合体育大会

 

 令和5年度第50回宮崎県高等学校総合体育大会 第76回陸上競技対校選手権大会が5月27日(土)から31日(日)までの四日間、宮崎市の生目の杜運動公園陸上競技場にて開催されました。

県総合運動公園が改修工事のため生目の杜運動公園での開催となり、ウォーミングアップ場や待機場所等が制限された中で一抹の不安を抱えながらの大会でしたが、大きな問題も無く無事四日間を終える事ができました。役員の皆様はもちろん、大会成功のために施設・設備を快くお貸し頂いた施設管理の皆様に心よりお礼申し上げます。

 さて、本陸上競技部員に限らず全国の運動部活動生にとって総体は最大の祭典で、特に3年生にとっては最後の総体、そして多くの選手は総体を最後に一線を退く大会でもあります。幼少の頃よりその競技に親しんできた選手、中学もしくは高校より競技を始めた選手など様々ですが、多くの選手達は高校卒業とともに競技を離れる傾向にあります。まさに集大成といえる大会が総体ですが、その想いにふさわしい熱戦が今年も繰り広げられました。

 厳しい校内選考を経て出場した本校の選手達ですが、ライバル達との真剣勝負の場に臨む姿、自身と戦う姿はアスリートとして、そして宮崎工業陸上競技部の代表にふさわしい実に堂々としたものでした。残念ながら試合に出られなかった選手達も、憧れと悔しさなど様々な感情が入り乱れる中でも、補助員のかたわら仲間を声がかれるまで応援し続ける姿は、戦う選手達以上に見る者に感動を与えてくれました。その想いを持ち続ければきっと道は開けることでしょう。

 

 さて、結果は陸協のHPにありますので詳細は省略いたしますが、主な結果と概要だけご報告いたします。

 男子総合優勝(215点) フィールド優勝(114点) トラック2位(93点) 混成2位(8点)

 女子総合5位(62点)  フィールド2位(51点)  混成3位(6点)

  *今年度より1位8点、8位1点となりました。

 男子個人 1位9種目 2位6種目 3位6種目 4位8種目 5位4種目 6位1種目 7位2種目 8位2種目

 女子個人 1位1種目 2位2種目 3位1種目 4位3種目 5位1種目 6位3種目 7位2種目

 

 

  

6位入賞(一部除く)は6月16日より鹿児島で開催される全国高校総体南九州地区予選大会に出場します。本校からは県総体出場者の約8割、37名が出場し、8月に札幌で行われる全国高校総体(インターハイ)の出場権を賭けてライバル達と戦ってきます。これから更に厳しい戦いが待っていますが、思う存分、力の限りを尽くして悔いの残らない戦いをしてきます。 

 応援よろしくお願いいたします。