陸上競技部のブログ

令和4年度卒部式

 2月25日(土)、本校グラウンド及び実習室にて令和4年度の卒部式が行われました。

新型コロナの感染状況も随分と沈静化し、以前の生活に戻りつつある中での卒部式でしたが、従来どおりの会食を伴い大人数、長時間の中での卒部式は大事をとって今年度まで見送らせて頂きました。

 改めて振り返ってみますと、この学年はコロナに始まりコロナで終わる3年間でした。入学とともに感染が拡大し、1年目は高校総体やインターハイも軒並み中止、2年目は大会こそ開催されたものの厳しい制限の中での活動、3年目こそ多くの制限が随分と緩和されましたが、最後までマスクを着用して高校生活を終えることになりました。学校行事も多くが簡素化されたり、日々の部活動も活動の制限があったりと我慢を強いられる毎日で、更には大会前(中)には感染により出場停止とならないよう不要なストレス(通常であれば大会そのものに専念できるものができないという意味)など、困難の連続でした。

 今年本校グラウンドを去る男子10名、女子8名の卒業生はこれまで数多の試練を乗り越え本日の卒部式を迎えました。コロナ禍の困難を乗り越えたからこそ、強くたくましく育った事と思います。いよいよ旅立ちの時が来ました。部活動、陸上競技をとおして学んだ事培った力を自信とし、胸を張って堂々と自身の信じた道を歩いてください。

 

 

練習前に3年生を囲み全員で最後の円陣(声出し)、その後各ブロックに分かれ3年生とともに最後の練習を行いました。(長距離ブロックは、前日の雨でグランド状況が悪かったためロードで練習)

 

投擲ブロック

 

 棒高跳びブロック

 

走高跳びブロック

 

走幅・三段ブロック

 

 

ハードルブロック

 

短距離ブロック

 

練習の合間に部員と談笑される中馬光久名誉顧問(来賓として毎年ご参加頂いています)

 

 

 

練習を終えて卒部式を学校で行いました。役員の皆様、朝早くから会場準備有り難うございました。

 

 

中庭に移動し、「成せばなる」から校歌斉唱、最後のエール

 

部員全員で集合写真

 

「勇往邁進」 自分の目標に向かって恐れることなくひたすら前進すること

「切磋琢磨」 仲間同士が競い合い励まし合って共に向上すること

「温厚篤実」 暖かい人柄で誠実なこと 性格が穏やかで情が深く誠実身に溢れていること

「為せば成る」 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

       やろうとすれば何でもできる やらなければ何も始まらない できないのはやろうとしないからだ

 

なお、卒業記念品として壊れていた冷蔵庫を買い換えて頂きました。この場をお借りしてお礼申し上げます。有り難うございました。末永く大切に使わせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

県高校新人陸上競技大会

 台風の影響で順延となっていた県高校新人戦が、9月15日から17日までの3日間、県総合運動公園で無事開催されました。本県はもとより、九州・全国各地に大きな被害をもたらした台風14号ですが、多くの方々が被災されている中において開催できた事に感謝しつつ、被災され未だ復旧に尽力されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 本大会は新チームとなって初の対校戦でした。強かった3年生が抜けた分力不足が懸念されましたが、終わってみれば男子総合、トラック、フィールドの3部門で完全優勝、選手達は十分力を発揮し圧倒的な強さを示してくれました。個々の力はもちろんですが、学校対校戦である県総体、1年生大会、新人戦の3大会を長く連覇しているという、宮工陸上競技部員の一員としての誇りと自覚が、選手達を更に一段高く引き上げてくれた結果でもあると考えます。コロナ禍のため以前のような集団応援が禁止されている事も一つの要因ですが、本競技部含めどのチームも横の繋がり、チーム力が低下傾向にあるように感じます。限られた活動の中ではありますが、選手達がそのチーム力を維持し高める努力をしてきた結果でもありました。個人競技とはいえ、やはり仲間の力や帰属意識などは代えがたきものであり、良き方向に向かえば個人の能力を引き出す大きな力になると再認識した次第です。今後も更によきチームとなっていくよう努力してまいります。

決勝結果     男子トラック(総合1位)      男子フィールド(総合1位)       

         100m1位            走高跳2位、4位       

         200m1位            棒高跳2位、3位、4位

         400m1位            走幅跳2位、6位

         800m4位            三段跳4位

         110mH1位           砲丸投5位、6位           

         400mH2位、3位、4位     円盤投3位、4位、5位

         5000m競歩1位、2位、4位   ハンマー投1位、2位

         4×100mR2位          やり投1位、3位、4位

         4×400mR1位          混成競技1位

 

         女子トラック            女子フィールド(総合3位)

         100m8位            砲丸投1位

         200m7位            円盤投5位、8位

         400mH6位           ハンマー投4位、5位

         4×100mR4位          やり投4位

 

九州新人大会には3位までに入賞した23名が出場します。宮崎県代表として、更には来年の南九州大会・インターハイを目指してしっかり力を発揮し戦ってきます。応援よろしくお願いいたします。

      

 

 

 

部活動オープンスクール

8月17日に本校にて部活動オープンスクールが開催されました。

(注 この取り組みは学校としての取り組で、中学生が自分で申し込むものです)

 昨年はコロナの影響で中止となり、今回が初めての実施となりました。

短距離ブロック7名、跳躍ブロック5名、ハードルブロック2名、投擲ブロック4名、中長距離ブロック5名の合計23名(うち女子6名)が参加してくれたのですが、今回は初めての取り組みということもあり、在校生が中学生に教えるという内容で行わせて頂きました。これにより、より雰囲気を知ることができたのではないでしょうか。

 せっかくの機会でしたが、翌日から本校選手は九州選手権を控えていたため、あまり時間をかけて接することが出来なかったことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。また、スケジュールの都合上、ちょうどこの日に池下先輩の祝勝会・報告会を行ったため、始まりがバタバタしてしまい申し訳ありませんでした。

 17日と18日が学校設定日となっていたのですが、次年度以降はもっと参加しやすい日程を考えたいと思います。

(しかし、中学校の大会(全中)や高校の大会(IH)の日程を考えるとなかなか厳しいですね...)

 

宮崎工業陸上部に興味があるけれど、今回は参加し損ねた!部活動オープンスクールがあることを知らなかった!!という中学生もいると思います(いやきっともっといる)。

   ↓↓↓↓   

そのような君に朗報です。

   ↓↓↓↓

いつでもオープンスクール(いつでも部活動オープンスクール)というものを本校は行っています。

学校・学科のオープンスクールに参加出来なかった中学生は、本校教務部に連絡してもらえれば、”原則いつでも”個別対応しています。部活動だけ見てみたい、参加してみたいという生徒も同じく教務部に連絡してもらえれば対応しています(実際昨年はこの個別対応のオープンスクールを利用して、入学・入部を決めた生徒がいます)。

   

   いつでもどうぞ!!

 

池下選手金メダル、おめでとう!

 8月1日から6日にコロンビアのカリにて行われた第19回U20世界陸上競技選手権大会において、本校卒業生の池下航和選手(現環太平洋大学2年)が4×100mリレーの第一走者として出場し、見事金メダルを獲得、U20において世界一となりました!

 大会前の7月に代表に選考された事を報告に来てくれた際、帰ってきたら後輩達に是非いろんな話をしてくれとお願いしていたのですが、(失礼ながら)まさか金メダリストとなって帰ってくるとは予想もしていませんでした。インターハイや国体合宿などが続いていたので、お盆休み明けの17日に本校のウエイトトレーニング場で、ささやかながら祝勝会と報告会をさせていただきました。U20とはいえ短距離種目でメダル獲得は快挙ですし、本県の過去を遡っても世界と名のつく大会での短距離種目での金メダリストは恐らく初めての快挙ではないでしょうか。

本校からも過去は多くの先輩たちが日本代表に選出されてきましたが、近年では久しぶりの日本代表選手でした。

 池下先輩に現地での報告をして貰った後、後輩達から質問の時間としたのですが、あこがれの存在ということもあり多くの質問がありました。短距離部員はもちろん、投擲選手や長距離選手にとっても、頂点を極めた者から学ぶことは数多くあったと思います。池下選手の強さの背景には、自分が納得するまでやり抜く力があると思います。目標達成のためには妥協せず、信念を貫く強さがあるからこその結果だと思います。

 パリから東京へと、今回の快挙も池下選手にとってはまだ通過点のことだと思います。果てしない夢に向かって更に力強く一心不乱に走って欲しいと願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和4年度 徳島インターハイ

 8月3日から7日にかけて、徳島県鳴門市のポカリスエットスタジアムで令和4年度全国高等学校総合体育大会陸上競技対校選手権大会が開催されました。今年もコロナ禍の中での開催となりましたが、本校生徒はもちろん、全ての参加選手は、ここに至るまで数多の困難を乗り越えてこの時を迎える事が出来ました。選手はもちろんの事、大会の開催・運営にご尽力された全国高体連、日本陸連、徳島陸協含め関係者の皆様へ厚く御礼申し上げます。

 さて、本校からは県予選及び地区予選を勝ち抜いた男子7名、女子4名の合計11名が参加させていただきました。

 

 長いインターハイにも関わらず、大会期間中は大きく天候が崩れることがなく、ほぼ毎日抜けるような青空のもと選手達は熱戦を繰り広げました。そのような中本校選手たちは全力を尽くして戦ったのですが、やはり全国の壁は厚く高いものであり、この場において十分に戦わせて貰う事が出来ませんでした。

 そのような中、本チームとして最終日となった6日、女子キャプテンである古川楓奈選手が女子やり投において見事6位入賞を果たし、有終の美を飾ってくれました。大会前のランキングでは7位でしたので十分入賞の可能性があったのですが、予選は力みからか本来の投擲をすることが出来ず、予選通過記録こそ突破出来なかったものの、かろうじて全体の12番目で何とか決勝に進出することが出来ました。決勝では予選の緊張から解放され、あこがれであった決勝の舞台を楽しんで挑めたようでした。12位での決勝進出でしたが、決勝ではのびのびとやりを投げ、徳島の青空にまさしくビッグアーチを描ききりました。度重なる故障や女子キャプテンの重圧にも負けず、ここぞという場面で力を発揮できたのは本当の強さがあったからだと思います。また、投擲を担当する吉野先生にとっても、指導2年目にして初の全国入賞のプレッシャーがかかる中、コーチとしてその重責を果たせた事は、ホッとしたとともに大きな自信になった事だと思います。両名おめでとうございました!

 また、1年生ながら八種競技に参加した(混成競技において1年生で参加するのは非常に困難)三森選手は、初日を7位で折り返し、総合12位(5305点)でした。この5305点は高校1年生歴代6位であり、今後が非常に楽しみであります。今回八種競技で優勝した選手は昨年も1年生ながら優勝しており、当然来年は3連覇を目指していることでしょう。相手にとって不足無しです。最終種目の1500mまで優勝争いがもつれ込むような戦いを期待します。

 

今回は個人種目のみでの参加となり人数も少なく、宮工陸上競技部としては寂しさもありました。

来年も古川先輩の活躍に続くとともに、来年は今年の悔しさを倍にして返します!!