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陸上競技部のブログ
池下選手金メダル、おめでとう!
8月1日から6日にコロンビアのカリにて行われた第19回U20世界陸上競技選手権大会において、本校卒業生の池下航和選手(現環太平洋大学2年)が4×100mリレーの第一走者として出場し、見事金メダルを獲得、U20において世界一となりました!
大会前の7月に代表に選考された事を報告に来てくれた際、帰ってきたら後輩達に是非いろんな話をしてくれとお願いしていたのですが、(失礼ながら)まさか金メダリストとなって帰ってくるとは予想もしていませんでした。インターハイや国体合宿などが続いていたので、お盆休み明けの17日に本校のウエイトトレーニング場で、ささやかながら祝勝会と報告会をさせていただきました。U20とはいえ短距離種目でメダル獲得は快挙ですし、本県の過去を遡っても世界と名のつく大会での短距離種目での金メダリストは恐らく初めての快挙ではないでしょうか。
本校からも過去は多くの先輩たちが日本代表に選出されてきましたが、近年では久しぶりの日本代表選手でした。
池下先輩に現地での報告をして貰った後、後輩達から質問の時間としたのですが、あこがれの存在ということもあり多くの質問がありました。短距離部員はもちろん、投擲選手や長距離選手にとっても、頂点を極めた者から学ぶことは数多くあったと思います。池下選手の強さの背景には、自分が納得するまでやり抜く力があると思います。目標達成のためには妥協せず、信念を貫く強さがあるからこその結果だと思います。
パリから東京へと、今回の快挙も池下選手にとってはまだ通過点のことだと思います。果てしない夢に向かって更に力強く一心不乱に走って欲しいと願います。
令和4年度 徳島インターハイ
8月3日から7日にかけて、徳島県鳴門市のポカリスエットスタジアムで令和4年度全国高等学校総合体育大会陸上競技対校選手権大会が開催されました。今年もコロナ禍の中での開催となりましたが、本校生徒はもちろん、全ての参加選手は、ここに至るまで数多の困難を乗り越えてこの時を迎える事が出来ました。選手はもちろんの事、大会の開催・運営にご尽力された全国高体連、日本陸連、徳島陸協含め関係者の皆様へ厚く御礼申し上げます。
さて、本校からは県予選及び地区予選を勝ち抜いた男子7名、女子4名の合計11名が参加させていただきました。
長いインターハイにも関わらず、大会期間中は大きく天候が崩れることがなく、ほぼ毎日抜けるような青空のもと選手達は熱戦を繰り広げました。そのような中本校選手たちは全力を尽くして戦ったのですが、やはり全国の壁は厚く高いものであり、この場において十分に戦わせて貰う事が出来ませんでした。
そのような中、本チームとして最終日となった6日、女子キャプテンである古川楓奈選手が女子やり投において見事6位入賞を果たし、有終の美を飾ってくれました。大会前のランキングでは7位でしたので十分入賞の可能性があったのですが、予選は力みからか本来の投擲をすることが出来ず、予選通過記録こそ突破出来なかったものの、かろうじて全体の12番目で何とか決勝に進出することが出来ました。決勝では予選の緊張から解放され、あこがれであった決勝の舞台を楽しんで挑めたようでした。12位での決勝進出でしたが、決勝ではのびのびとやりを投げ、徳島の青空にまさしくビッグアーチを描ききりました。度重なる故障や女子キャプテンの重圧にも負けず、ここぞという場面で力を発揮できたのは本当の強さがあったからだと思います。また、投擲を担当する吉野先生にとっても、指導2年目にして初の全国入賞のプレッシャーがかかる中、コーチとしてその重責を果たせた事は、ホッとしたとともに大きな自信になった事だと思います。両名おめでとうございました!
また、1年生ながら八種競技に参加した(混成競技において1年生で参加するのは非常に困難)三森選手は、初日を7位で折り返し、総合12位(5305点)でした。この5305点は高校1年生歴代6位であり、今後が非常に楽しみであります。今回八種競技で優勝した選手は昨年も1年生ながら優勝しており、当然来年は3連覇を目指していることでしょう。相手にとって不足無しです。最終種目の1500mまで優勝争いがもつれ込むような戦いを期待します。
今回は個人種目のみでの参加となり人数も少なく、宮工陸上競技部としては寂しさもありました。
来年も古川先輩の活躍に続くとともに、来年は今年の悔しさを倍にして返します!!
高校総体終了~南九州大会(インターハイ地区予選)
5月28日(土)から31日(日)までの4日間、県総合運動公園陸上競技場にて第49回宮崎県総合体育大会 第75回宮崎県高等学校陸上競技選手権大会(全国高校総体県予選)が行われました。
新型肺炎の影響により参加出来るかどうかの瀬戸際で、大会直前まで非常に困難な状況におかれ、始まる前は総合優勝を逃し、連覇が途切れることを覚悟しました。
結果的に男子総合45連覇、女子も総合2位と選手たちは力戦奮闘、困難な状況でもそれぞれが持てる力を発揮し、宮崎工業陸上競技部の誇り高めてくれました。また、6月16日より沖縄で開催される南九州大会への出場権を、男子27名、女子12名、計39名が獲得しました。
困難な状況でしたので、直前に次の3つを目標とし大会に臨みました。
1.エントリーした全員(特に3年生)が大会に出場。
2.練習不足のため、怪我や事故なく無事大会を終える。
3.今考えられるベストをそれぞれの立場で尽くす。
大会直前に新型肺炎の影響で5月に入って二度目の練習中断となり、一時は出場すら危ぶまれましたが、何とか全員が出場できた事、怪我無く終えた事は、連覇を成し遂げたとことよりも嬉しかったです。
困難な状況の中だったからこそ、今大会を通じて改めて感じた事がいくつかありました。
一つ目は生徒と伝統の底力です。特に短距離ブロックは5月に2回新型肺炎で練習を中止し、まともに練習が出来ませんでした。冬季練習も新型肺炎の影響で十分が積めないままシーズンインを迎えたため、5月はしっかり練習を積みたかったのですがそれもままならずの総体でした。困難の連続でありましたが、チーム全体の危機意識が高まったことにより、短距離ブロックはもちろん、投擲ブロックと長距離ブロックがその分をカバーすべくこれまで以上に練習に熱が入り、大会でも大きな成果を出してくれました。生徒一人一人が宮崎工業陸上競技部の一員であるという自覚と誇りが高まった事も、自身のパフォーマンスを引き上げる一つの大きな要因であったと思います。伝統は時に重く感じるものですが、その重さを誇りとし、力に変えた選手の強さを改め感じた次第です。
二つ目は見ている景色の大切さです。困難な状況下でもハイパフォーマンスで戦えた者に共通していると感じたのは、普段見ている景色が、高くはっきりしているという事です。ハイパフォーマンスで戦えた選手は、高く明確な目標を持ち、具体的な努力を行ってきた者たちでした。これまでの過程がしっかりしていたからこそ、ぶれることなく、大きく落ち込むことなく戦う事が出来たのではと感じました。壁の向こう、山の向こうに広がる景色を見るためには壁を越え、山を登らなければなりません。向こう側に広がる景色をイメージし、見ることを渇望し、困難を乗り越え続ける不断の努力こそが何よりの根拠であり、最大の力であったといえるでしょう。
三つ目は「天知る地知る、よって救われる」という事です。「四知」ではありませんが、誠実に誰よりも努力してきた者は、それが今この時ではなくても最後は報われると感じました。力があるにも関わらず、怪我の影響で南九州大会どころか予選通過すら危ぶまれた選手がいたのですが、最後の最後で何とか救われました。力はもちろん、これまでの努力と真摯な姿勢は誰もが知るところです。ベストからはほど遠い結果に終わりましたが、救われた後巡ってきたチャンスを自身の力でしっかりつかみ取った事は、必ず次につながると信じます。
四つ目は「良きライバルあってこそ」という事です。良きライバルがあるからこそ、知恵を絞り、工夫し、努力を重ね、結果的に自身が高まるという事です。「敵は己にあり、ライバルは良き友である」。今更ではありますが、総体終了時に改めて実感し、心の中で感謝した次第です。
また、特に3年生の保護者の皆様にとって、今大会は格別な大会になった事と思います。振り返ればこの3年間、新型肺炎の影響で多くの大会が無観客となり、我が子の応援もままならず忸怩たる思いをされてきたと存じます。特にホームストレートで行われる走競技や跳躍競技の保護者の皆様にとって、最後のチャンスである高校総体が一部制限があったとはいえ、スタンドから間近で応援できたことは何よりではなかったでしょうか。スタンドからの応援が選手への大きな力と励みになったことは間違いありません。そして、それに応えた選手たちは本当に素晴らしいですね。
最後になりますが、それぞれが早速次の一歩を力強く歩み出しました。本校陸上部を応援してくださっている皆様におかれましては、今後も変わらぬ応援と、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
陸上競技部 投擲ブロックです!
皆さんこんにちは。
宮崎工業高校陸上競技部 投擲ブロックです。
長かった冬も終わりを迎え、徐々に気温も上がり桜も咲き始めました。
投擲ブロックの生徒達もコロナ過で思うように練習できないという精神的にも辛い冬期練習を乗り越え、徐々にではありますが練習の成果を発揮しつつあります。
昨年は本校の短距離勢が全国高校総体・4×100mリレーで2位という素晴らしい成績を残し、伝統ある宮崎工業高校陸上競技部としての誇りを繋いでくれました。
次は投擲ブロックの番です。
まず、投擲は陸上競技の中でも高校生から本格的に始まる種目が多く(特に円盤投、ハンマー投、やり投)、陸上競技未経験の生徒が多数います。そのような生徒のほとんどが3年後にはインターハイへと駒を進めるのが本校の特徴です。
本校の現状としては、冬季練習明け3月に行われたチャレンジスロー記録会、第3回宮崎県陸上記録会において、専門種目、他種目で、すでに90%以上の選手が自己ベストを更新しました。しかし、中には思うような結果が出ずに悔し涙を流す生徒もいました。私はその涙を見た時にもっともっと強くなると確信しました。涙を流せるほど熱中できることがあるのはとても素晴らしいことだと思います。その選手にはその涙を糧に、あの時失敗して良かったと思えるくらい飛躍してほしいと思います。
シーズンはまだまだ始まったばかりですが、既に多数の生徒が自己ベストを更新している要因として、やはり生徒達が練習に真摯に取り組み、仲間同士で支え合い、時に鼓舞し合いながら日々を積み重ねてきた結果だと思います。私がまだ教員になって1年目ということもあり、至らない点も多々ありましたが生徒達は愚痴1つこぼさずにしっかりとついてきてくれました。私はそんな生徒達を誇りに思うとともに、これからも教育者として生徒達の可能性を高め、周りの人たちに感動を与えられるような1投を目指し、チーム一丸となって日々邁進していきます。
中々なじみのない投擲という種目ではありますが、興味を持たれた方は動画等をご覧ください。
令和3年度宮崎県高校30傑ランクイン 及び 各種表彰
今年度も多くの選手が県高校30位以内にランクインしました。
在籍している部員のほぼ全ての選手がランクインしています。
宮崎県高体連表彰スポーツ賞
【団体の部】
宮崎県高等学校総合体育大会 男子総合 44年連続優勝
【個人の部】
全国高校総合体育大会 4×100mR 第2位 40秒35
星田大地(3)、杉田博紀(2)、中原佑(3)、藤本唯楓(3)
全国高等学校総合体育大会南九州地区予選大会 200m 第1位 21秒63
中原 佑(3)
全国高体連陸上競技専門部表彰
(特級=全国ランキング15位以内、1級=30位以内、2級=60位以内)
特級 4×100mR 40秒35 星田・杉田・中原・藤本
特級 100m 10秒53 杉田博紀(2)
特級 100m 10秒55 中原 佑(3)
1級 100m 10秒60 星田大地(3)
2級 400m 47秒81 藤本唯楓(3)
2級 やり投げ 45m86 古川楓奈(2)