2025年8月の記事一覧
県北地区高校 就職面接(グループワーク) 演習
8月23日(土)に、富島高校にて、県北で就職を予定している富島高校、日向工業高校、門川高校の生徒たち(13人)を対象に、就職試験で予想されている「グループワーク」を実際に体験する演習が行われました。
これは、就職支援エリアコーディネーターの企画で、講話と講評を依頼されましたので、水永が担当したものです。
グループワークに先立ち、講話では次のような話をしました。
「高校時代、いちばん打ち込んだことは何ですか?」
大切なことは、何故・どうして、それに打ち込んだのかを、よく考え抜いてみること
そして自分の「言葉」にしてみる、さらに紙に書いてみること
それを実現するために、人に言われたからではなく、自分から「これをやりたい!」と思
えたはず。それが、「打ち込んだ」ということのはず
「そして、それをストーリーにする」
1.自分が一番大事にしたいこと
2.そのために、これまで(高校時代)やってきたこと(あるいは、まだやり残したこと)
3.社会に出て、やりたいこと、めざしたいこと
(何故この会社を選んだのか、この会社でどんなことをやりたいのか)
「自分にとって、幸せとは何だろう? と問いかけてみる」
そして、自分の頭で考える機会をつくる。そして、それを自分の言葉で言ってみる
それを、親や先生に本気で聞いてもらう
「グループワーク面接で大切なこと」
*自分で体験したことを話すこと
(頭で考えたこと、人に言われたこと・・・ではダメ。必ず面接官には見透かされている)
*相手の意見を否定しない
(先ずはしっかりと気持ちを集中して何を言いたいのだろうかと、相手の気持になって聴く)
*必ず自分の考えていることを言う(動く)
(ただ聞いているだけではなく、初めにあるいは途中からでも頃合いをみて、必ず発言する
(行動する))
「面接では、決して焦ったり、落ち込んだりしなくていい」
*難しいテーマでも焦らない
・正しい結論を出すことが目的ではない
・チームワークを発揮することが大事、みんなで協力してまとめていく姿が見られている
*発言するのが苦手な人も大丈夫
・誰かの意見に賛成・反対の意思を示したうえで、自分の考えを述べればいい
グループワークでストロー組立をする生徒たち
参加した生徒からは次のような感想が寄せられました。
・今までの幸せって何だろうって考えた時に、私がどう幸せなら嬉しいかなって考えることがほとんどだったので、話を聞いて、感謝されること、人のために幸せを与えるのが幸せ、と聞いてこれまで考えていた幸せの定義が、私の中で大きく変わりました。
・自分が今までどんなことに力を入れてきたのかや、社会に出たらどんなことをやりたいかを考えることができ、グループワーク、グループディスカッションで大事なことを知ることができて、とても勉強になりました。
・一番頭に残っているのは、私自身が発信するのが苦手な方なので、無理に発言しなくても良いということに安心しました。とても良い機会になりました。
(トータルコーディネーター 水永)
延岡市立南方小学校 教職員「キャリア教育研修」で講話
8月4日(月)に、南方小学校の教職員を対象(30名参加)としたキャリア教育研修で、「今なぜキャリア教育が必要なのか」と題して、水永が講話を行いました。
いま何が問題で、どう向かい合うべきか。次の4つの視点を提起して話しました。
1.高い早期離職率
・やりがいのある仕事が見つけられないと苦悩している若者たち
2.引きこもりの増加
・「孤立無業」が増えている
3.ネット社会がもたらすもの
・対面によるコミュニケーションが苦手になる子供たち
4.将来に希望を持てない子供たち
・「今は幸せだと」答える中高生の背景
これからの時代に求められるキャリア教育とは、次のよう考えます。
1.「将来どう生きるか」(働く意味)を、小中学校の時から、深く考えさせる
2.「この地域で働き・暮らす魅力と課題」を伝える
3.地域(企業)と、学校・家庭とが「協働」して、子供たちを育む
南方小学校では、昨年11月の日曜日に、全学年で学級毎に「よのなか教室」を実施し、保護者の方々も参観日として来校され、子供たちと一緒に講師の話を聞いていただきました。
今年も、11月16日(日)に計画されています。
講師の方の職場に、事前に担当の先生方が訪問して意見を交換し、当日に備える予定になっています。
(トータルコーディネーター 水永)
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