2022年9月の記事一覧
学校のきまりとは
9月15日に学校運営委協議会が開かれました。この会では、学校生活に関わることについて協議をしていますが、今回はタイトルにある「学校のきまり」について協議しました。
そもそも学校のきまりとは何ぞやということですが、中学校ではよく「校則」と呼ばれます。小学校では「よい子のきまり」という呼び名が多いのではないでしょうか。具体的には、登校時刻や登校方法、学用品に関することなどです。つまり、学校という集団生活を送る中で、児童の安心安全を保障するための学習上、生活上の規律と言えます。ただし、その規律(きまり)が児童の主体性や個性の伸長を阻害してはなりません。また、児童の内省を促し、主体的・自律的に行動することができるようにするなど、教育的効果を持つものとなるよう配慮しなければならないと考えています。
そこで、今回は運営協議会の方々と、今の学校のきまりと、すでに見直しをしていること、今後の学校の考え方について説明・協議しました。
まず学校で見直した内容を説明しました。下校時の荷物についてです。ランドセルの中身が重く、現在はタブレットの持ち帰りも行っていきます。お茶も毎日持ってきています。そこで、あらためて持ち帰る荷物の基準を決め、児童の体への負担を軽減できるようにしました。この例をもとに、「学校を取り巻く社会環境や児童の状況は変化するため、校則の内容は、児童の実情、保護者の考え方、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえたものになっているか、絶えず積極的に見直さなければならない」ということをお話させていただきました。
現在は、現行のきまりをもとに学校経営をすすめていますが、見直しの際には、児童が話し合う機会を設けたり、PTAにアンケートをしたりするなど、児童の内省を促し、主体的・自律的に行動することができるようにするなど、教育的効果を持つものとなるようにしていきたいと考えております。
追伸 この日は「最近、ハチが多く、通学路近くの空き家にハチの巣があること」を委員の皆様にお話しさせていただいたところ、早速、ご対応いただきました。感謝です。ありがとうございます。
2学期最初の参観日、ありがとうございました!
9月15日は2学期最初の参観日でした。お盆明けの感染拡大に伴い、実施できるか心配しておりましたが、校内の状況を踏まえた上で感染対策を徹底して実施できました。平日の午後にもかかわらず、多くの皆様に御来校いただき感謝申し上げます。ありがとうございます。
今回も人数制限と、廊下からの参観+隣空き教室からのオンライン参観というハイブリッド型参観ではありましたが、新学期に入ってからの子供たちの様子を見ていただくことができてよかったなあと思っております。
廊下からの参観です。本校の窓は、すりガラス+数が少なく壁面が多いため、ドアを取り外して参観いただきました。
隣教室ではミニター越しに参観いただきました。正面からの子供さんの様子が見れると評判でした。
これは道徳の授業ですね。道徳でもタブレットは必需品です。自分の心情をハートの色を選択して示しています。
全員が意思表示して参加できるように工夫しています。
この日は、タブレットケース等の実物展示も行いました。本校ではタオルにくるんで図書バックで持ち帰るスタイルで行っていましたが、常時持ち帰ることからケースの紹介もさせていただきました。
近年、参観日の中止が続いていましたが、本年度は順調に実施できています。10月の運動会もバッチリ準備していきますのでどうぞよろしくお願いします。参観、ありがとうございました。
ちょっと学習の日常風景を紹介
今日は特段めずらしい記事ではありません。日常の学習風景をパチリと撮ってきました。
どの学級でもデジタルとアナログの組み合わせが日常風景になっています。
例えば、2年生!
もとになるデジタルは左側。まとめる活動ではノート(アナログ)が右側
列の子供はみんな同じお動きをしています。
これは6年生。もとになるアナログ(教科書)は右側。まとめるデジタル(PC)は左側。
どの学年でも、目的に応じて2つを使い分け、学習を進めています。少し前までは「えっ、タブレット?」と驚いていましたが、普通の風景です。
今日は日常風景を紹介しました。
防災の日(避難訓練)高崎小の避難訓練は日々、変化しています!
9月1日の防災の日の次の日でありますが、地震を想定した避難訓練を実施しました。ちなみに防災の日とは、1923年の関東大震災の教訓を忘れず防災意識を高めることを目的に設定されています。台風が多く発生する、この時期に防災意識を高める意味も含まれています。また被害を最小限に抑える減災という考え方からも、避難訓練は大変重要になります。
そこで、本校の避難訓練。命に関わる大切なものですので、毎回、実施後の反省をもとに改善(進化)しております。今回も都城消防署の方々の協力をいただいて実施しました。次の写真が改善の見えるものになっています。分かりますか?
どの学校もで避難場所は運動場の中央が定番です。ですから、そこに至るまでの経路も学校の敷地内を通るケースがほとんどです。この写真は学校外の道路を通っています。これまでは体育館の横を通っていましたが、体育館には窓ガラスが多く、ガラスの破片が飛び散っている、あるいは倒壊の恐れなどあることから変更しました。そして、経路の変更とともに、まずは職員が経路の安全を確認し、通れる経路を選択して避難するという方法をとりました。また避難している児童の様子にも変更点が隠されています。そうです。ランドセルカバーですね。これも今回、改善したものです。これまでは教科書を持っていましたが、安定感という点で不十分でした。また、より頭を守る、さらには首を守る、転倒時の衝撃を和らげるなどから、ランドセルを背負い、カバーを頭上に引っ張って避難するという方法にしました。避難訓練では、避難の仕方が身につくように同じことを繰り返し練習することも大事ですが、より実践的なものへと改良を続けることも大事です。消防署の方々と話し合いながら日々より良いものへと変えています。
今回は、コロナ感染拡大防止の手立てとして、運動場に避難後、全体での話は教室に戻りオンラインで行いました。消防署の方にも避難するときに気を付けること、訓練の様子について話していただきました。消防署の方からは「こんなに静寂の音が聞こえるぐらいの素晴らしい訓練は見たことがない。動画にとって他で見本として見せたい」というお褒めの言葉をいただきました。
担当職員の話です。訓練の約束事「おはしも」の話がありました。
私からは、東日本大震災のあと11年5カ月ぶりに避難解除された福島県双葉町の話や、教室以外の場所での避難の仕方や経路のことをプレゼンをもとに話しました。教室の涼しい環境ということもあり、いやそうでなくてもいつもなのですが、静かーに、そして真剣に話を聞いていたそうです。その様子が次の写真です。
避難後の全体指導は運動場ではなく、教室の方がいいかもしれないと思ったところです。
実施後は、消防署の方々と、よりよい避難の仕方について協議しました。安心・安全な学校をつくるために今後も改善を図ってまいります。消防署の皆様、ありがとうございました。
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