日誌

校長のつぶやき(2016~2017年度)

今日は、「美郷の日」でした。

 今日の給食は、毎月恒例の「地産地消献立 美郷の日」でした。子どもたちも職員も楽しみにしているスペシャルメニューです。さてさて、今日のメニューは・・・

【美郷の山の栗おこわ 牛乳 きゅうりのツナ和え タラの三平汁】
でした。美郷町産の食材は「たけのこ こんにゃく 米 栗」でした。どれもおいしくて大満足でしたが、やはり「栗おこわ」は格別でした。ホクホクとした栗が、ほどよい粘りのおこわとベストマッチです。そして、美郷産のお米が本当によい演出をしています。これほどクオリティの高い給食もそうはないでしょう。
 秋の美郷は、少しずつ冬に向かっています。今が旬の食材を楽しみながら、厳しい冬に備えたいものです。今日も「美郷の日」に、生産者や調理にかかわっていただいたすべての皆様に感謝します。ごちそうさまでした。

北郷フェスティバル(学習発表会・文化祭)のお知らせ

 運動会と並んで学校行事の中でも大きなものに学習発表会(文化祭)があります。本学園では、「北郷フェスティバル」と呼んでいます。9月18日(日)の運動会が終わった直後から、担当職員を中心に準備を進めています。内容は、総合的な学習の時間の発表や劇、合奏・合唱などが中心となりますが、幼稚園児から中学生までが在籍しているので多彩なものとなります。お時間の都合がつくようでしたら、ぜひとも足をお運びください。全学園をあげて歓迎いたします。
  日時  平成28年11月12日(土)  8:30 開会   15:10 閉会
  会場  美郷北学園体育館
  ※ 駐車場は、旧北郷小学校跡地をご利用ください。  
 ポスターを添付しますのでご覧ください。なお、このポスターは9年生の大和久悠さんが作成したものです。
第2回北郷フェスティバル ポスター1.pdf

楽しく、しっかり学ぶ

 いつもと変わらない週末金曜日の2時間目。日課の校内観察に向かうと、オープンスペース「光の庭」から何やら賑やかな声がします。
 近づいてみると、小学1年生の「算数」の学習でした。

 H先生「う~ん、困ったなあ・・・。この2つの容器はどっちの方がたくさん水が入るのかなあ。」と、大きさはほぼ同じだけれど形の異なる容器を提示。子どもたちは、ああでもない、こうでもないと比べる方法を協議開始。すると、「別の容器にそれぞれ移して比べれば?」とIくん。「おおっ、いいねえ」と賛同の声。早速確認実験。一同納得した様子。
 「じゃあ、他に容器がなかったら・・・どうする?」と、新たな発想を求めてH先生。今度はしばらく「う~ん・・・」子どもたちの目はキラキラしっぱなしです。これです。学ぶということは。きっと脳の中のシナプスがグングン活動していることでしょう。
 そして、「分かった!」とYさん。「片方にいっぱいにためた水を、もう片方に移してみればいいんじゃない?」と発言。しばらくの静寂の後、「そうか!すげ~っ!」と拍手喝采。満面の笑みのYさん。この最高の瞬間に立ち会えた私も幸せ。

 全国どこの学校でも、こうした光景は毎日見られるはずです。子どもたちとともに先生方も丁寧にそして一生懸命に学びを深めています。子どもと先生の信頼関係が、手に取るように感じられます。もちろん本校でも、すべての学級で同じように「生きる学び、つながる学び」が展開されています。機会を捉えてご紹介いたします。
 折しも昨日(29日)には、全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。本校でも今後の在り方についてしっかりと検討し、学力向上に努めていきたいと思います。
 ちなみに、子どもたちが座っているベンチは、本校の教頭先生とお父さん方のボランティアが作ってくださった手作りベンチです。効果的に活用させていただいています。

学校関係者評価委員会

 本日、学校関係者の皆様においでいただき評価委員会を開催しました。
 本年度の学校評価に向け、学校経営方針を説明した後に授業の様子を観ていただきました。2月の評価の時期までに学校の様々な行事を観ていただき、子どもたちや職員の様子について、また私の学校経営についてのご意見を頂戴することになっています。
 協議では、
 ① 通学路の安全確保  ② 子育ての在り方  ③ 伝えたい伝統技術
などが話題となっていました。共通したのは、保護者や地域の大人が率先して子どもたちにかかわること、そして背中でその姿をしっかりと見せ生き方を伝えること、体験や多くの経験を通して「生きる力」を身に付けさせること・・・でした。
 そのためにも、現在進行中の「美郷北学園 学校支援ボランティア」の組織を確立し、子どもたちを地域で育てる町づくりに取り組んでいくことが求められていると考えます。多くの示唆を与えていただいた委員の皆様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
【委員の皆様】大野さよ美さん、小田哲義さん、山田恭一郎さん、井上千穗子さん、竹原栄蔵さん(左から)

秋の風物詩

 彼岸花が校庭やその周辺に咲き始めました。
 この花を見ると、妙に心寂しくなります。鮮やかな色の花なのになぜか、もの悲しくなるのです。これといった思い出があるわけではないのですが・・・。子どもの頃に見た「日本むかし話」の影響でしょうか。唯一思い出せるのは、小学校のときに下校途中の道すがらに咲いていたことくらいです。5~6㎞ほどの道を毎日歩いて通学していました。田舎の田んぼの畦道や土手には、いつの時期も季節の植物が満載でしたが、彼岸花もその一つでした。夏から秋に変わる空気とともに現れるこの花に季節の移り変わりを見ていたのでしょうか。
 ところでもう一つ。
 本校の校庭には、大きなイチョウの木があります。

 堂々としたその立ち姿は、いつも子どもたちをおおらかに見守っているかのようです。じきに鮮やかに色づくことでしょう。そのときはまたお知らせしたいと思います。
 ところで、校庭に出るとこの木の方から独特な臭いがしてきます。この木が大好きな子どもたちも、さすがにこの時期はあまり近づかないようです。その原因は、

 大量のギンナンが落ちているからのようです。食材としてはとても重宝なのですが・・・。そういえば、ずっと以前勤めた職場では夕方になると地域の方が通りがかりに拾っている姿を見かけることもありました。古き良き時代だったのでしょうか。
 さて、このギンナンをどうするか。これはこれで思案どころです。