学校の様子

3学期始業式

 今日は始業式、今朝は巡回指導といって教師が子どもたちと通学路の点検を行いながら登校しました。欠席0の荒谷小の始業式、よいスタートが切れました。
 1時間目は体育館で始業式が行われました。
 まずは校長先生のお話です。新年のお話は、ラグビーで活躍されている五郎丸選手のお話でした。先日、テレビで五郎丸選手が2月にオーストラリアで行われるスーパーラグビーに挑戦するという報道があったそうです。それに挑戦する理由は「成功が楽しみなのではない。失敗することで成長できるから」と話されていたとのことです。そのように思ったきっかけは挫折を経験して、努力することの大切さを実感したからだそうです。「努力は自分を裏切らない、努力は自分に自信をもたせます」と校長先生はお話されました。また、努力した結果に一喜一憂するのではなく、努力したことを振り返ることが大切だともお話されました。


【努力することがinputで、その結果はoutput。inputが大切】

 その後、代表児童が作文を発表しました。題名は「3つのやくそく」です。3年生の児童は残り3ヶ月の諸塚での生活を有意義なものにするため、自分自身に「3つのやくそく」をしたそうです。1つ目が「学校を休まないこと(健康)」、2つ目が「あいさつをすること」、3つ目は「ありがとうを1日3回言われるようにすること(友達)」です。大好きな諸塚で過ごす最後の3ヶ月だという意識が児童の中にはしっかりあり、「諸塚の人が忘れても私は諸塚のことを忘れません」という言葉が印象的でした。


【きっとみんなも忘れません】

 次に、一言発表です。ここでは代表児童以外の児童が3学期に頑張ることを発表しました。
【1年生】
◯ なわとび(上手になりたいから)
◯ 漢字(2年生になって新しい漢字を習う時に早く覚えたいから)

【2年生】
◯ かけ算九九(全部言えるが、間違うこともあるため)
◯ 学習発表会(元気に楽しく発表し、お父さん・お母さん・地域の方々に楽しんでもらい、笑顔にしたいから)


【元気よく発表ができました】

【3年生(意気込みを漢字一文字に表すと)】
◯ 心(あきらめない心をつけたい)

【4年生(意気込みを漢字一文字に表すと)】
◯ 忍(苦しいときも頑張る)


【次の学年を見据えています】

【5年生】
◯ リーダーシップ、努力する力、コミュニケーション力をもっと高めていきたい。(コミュニケーション力では学習発表会でたくさんの質問をしたい)
◯ リーダーシップ(学校生活、学習発表会、卒業式で発揮したい)

【6年生】
◯ つなげる(後輩につなげる、学習をつなげる)
◯ 持続する(学習したこと、わくわく学習での学び)
◯ 教える=学び(残していきたいものを伝える)、質問を大切にする(なぜ?を学びにする)
◯ 続ける(これまでの学習、健康習慣、次の学年に向け教えること)

【学校のことを考えて目標を立てていました】

 どの学年も、3学期の目標と手立てが具体的にイメージができていました。とても頼もしい13名の児童です。

 始業式が終わると、生徒指導主事の先生からお話がありました。①あいさつ②そろえる③習慣④文化の4点についてでした。特に③習慣については、以前校長先生のお話でもあった「習慣が第2の自分をつくる」ということを指導されました。「どこにいてもあいさつをするという習慣ができれば、あいさつができる人という自分になれる、はきものを揃えることを習慣にすれば、自分ははきものを揃えることができる人という風に第2の自分をつくることができます」と話されました。また、④文化については、神楽についてです。今までウッジョブ等でつながった地域の方々が神楽はどのようにつながっているのかを考えてみると新たな発見があるかもしれないと話されました。


【習慣がなりたい自分になれるコツかもしれませんね】

 とても寒い体育館の中でしたが、子どもたちは集中して話を聞いていました。子どもたちのやる気が感じられた始業式でした。

今日も訓練

 今朝も朝早くから、消防団の方々の元気なかけ声・足音が聞こえてきました。昨日の春を思わせる陽気から一転、今日は曇り空で寒い日となりました。小雨が降る中、部長を中心にキリリとした動きで訓練を行っていました。昨日に引き続きOBの方の見守りもあり、所々アドバイスをされていました。


     【それぞれの持ち場で力を発揮します】


【訓練の後は運動場をきれいにならしてくださいます】


【「右向け右」、部長が列は乱れていないか確認】【OBの方も1日がかりです】

 いよいよ明日は出初め式。諸塚村のグラウンドで行われるそうです。天気が心配ですが、第4部消防団の方々の力が存分に発揮されることを願っています。


【荒谷・南川のみなさんが応援しています】

 職員室では、新学期の準備が進められています。1月8日が始業式です。みんな揃って元気に登校してきてくださいね。


  【待っていますよ】

新年の幕開けは第4部消防団とともに

 今朝、学校に来る途中に運動場からもくもくと煙が上がっていました。何の煙だろうと不思議に思って学校に行くと、運動場には第4部消防団のみなさんが集まっていらっしゃいました。運動場の煙は暖をとるために火をおこしていたのものだったのです。今日は1月6日に行われる出初め式のために、操法の訓練が一日中行われるそうです。9時前になると、消防服を着ていない方々も続々とお越しになっていて消防団員の動きを見守っておられました。


【消防服を着ていない方々は消防団OBの方々です】

 「点検報告!」「放水はじめ!」「よし!」等の威勢のいいかけ声、きびきびとした動き、真剣な眼差し、新春の荒谷小に清々しい風が吹き込んできたようです。


      【毎年好成績を残す、第4部消防団】

 消防団の操法の訓練を見守りに来られたOBの方は「第4部消防団は去年は宮崎県で2位やったとよ。過去には2度全国大会に行ったこともある有名な消防団やとよ」と話してくださいました。その強さの秘訣を尋ねると「今の団員に教えることはもう何もないとよ。でもOBの人たちはみんな指導することができるとよ。どこを教えたらいいかみんな分かっちょるから」と話されていました。また「諸塚には消防署がないから、消防団員が頑張ってもらわんとどうにもならんとよ」とも話されていました。消防団OBの方々をはじめ、地域の方々からの期待を一身に背負っているのが、諸塚の消防団なのだと感じました。
 朝早くから操法の訓練をする消防団員の方々、そしてそれを見守るためにお越しくださっている消防団OBの方々、このチームワークのよさ・つながりが第4部消防団の強さにつながっているのかなぁと思いました。


      【全速力で重たいホースを運びます】


       【脇を固める団員・OBの方々】

 今日は、春のような陽気で消防団員の方々には光る汗が見えました。「毎年、この訓練をする時には霜柱を踏みしめて、びちょびちょになりながらするっちゃけどねぇ。やっぱり今年はあったかいわ」と話されていました。毎年恒例の操法の訓練ですが、第4部消防団そして荒谷・南川地区の結束力を見せてもらった貴重な時間になりました。


【この物差しで足の位置を正したり、「休め」の時の足幅を確認したりするそうです】


         【お昼は青空の下で】


 【午後からの練習に向けてしっかり食べてくださいね】


 【明日も練習があります】

新年を迎える準備

 今日から冬休み、学校でも新年を迎える準備が始まりました。その一つに門松づくりがあります。12月過ぎた頃から2つの門松が正門前に置いてありました。そこの立っているのは「なば木」。その「なば木」からはしいたけがにょきにょき出てきていました。昼休みに、保育所生が門松の近くに集まり「しいたけが生えてる~。取りた~い」と言ってみんなで収穫していました。


【諸塚らしい門松ですね】   【わ~い、しいたけ~】

 そこに、「ゆずりは」や「ウラジロ」を持った教頭先生がいらっしゃいました。この「なば木」だけの門松に飾りをつけてくださるのです。この飾りは、事務の先生が用意してくださったものらしく色鮮やかで大変大きなものでした。


 【門松作り 初挑戦です】

 強い風が吹き付ける中、門松作りをしてくださった教頭先生、荒谷小にも新年を迎えるための門松が出来上がりました。


【ウラジロとゆずりはの生命力を感じる門松になりました】


 今年も、保護者の皆様、地域の皆様、わくわく学習応援隊の皆様等たくさんの方々にお世話になりました。お陰様で、子どもたちの成長は子どもしっかりと自覚していますし、職員も子どもたちの成長に手応えを感じております。これも皆様のお力添えのおかげだと感謝しております。本当にありがとうございました。
 
 来年も荒谷小の子どもたちのためにご協力いただきますようお願い申し上げます。
 
 よいお年をお迎えください。

「教頭先生、早い!」

 今日は2学期最後の給食でした。子どもたちは給食にクリスマスケーキが出ることを楽しみにしています。今日の献立はチキンライス、こんさいスープ、オムレツ、クリスマスデザートです。


【今日はクリスマスメニューです】

 おいしく給食を食べていると、職員室でお仕事をしていた教頭先生がランチルームへ来られ一緒に給食を食べました。「サンタさんって煙突から入るとよね。煙突って細いのにどうやって入るんだろう?」と話をしながら食べていると、教頭先生がクリスマスケーキを食べ始めていることに子どもたちは気づきました。「え!!早い」、「教頭先生、早い!!」と口々に言う子どもたち。もちろん教頭先生は給食を全部食べた上でクリスマスケーキを食べようとしているのです。後から来られたのに、もう給食を食べ終えていることにびっくりした子どもたち。隣のグループからも教頭先生の給食をのぞきに来る子どもたちが続出しました。

【そんなに見られると照れます】

 教頭先生はお仕事が忙しいので、給食も早めに食べてお仕事に戻られるのです。クリスマスムードの教室に数分間のざわめきがありましたが、その後子どもたちは自分の選んだケーキをおいしく食べていました。ごちそうさまでした。

2学期終業式

 今日の2校時、2学期の終業式が行われました。
 まず、みんなの発表です。ここでは全校児童が2学期にがんばったことや身に付いた力をホワイトボードに書いたものを用いて発表しました。

 1年生は、まず長距離走やなわとびを頑張った子どもの発表です。「長距離走では笑顔で走ったら最高記録が出ました」、「なわとびは160回も跳べました」と嬉しそうに発表していました。次に一輪車となわとびを頑張った子どもの発表では「転んでも転んでも挑戦しました」とくじけずに頑張る姿を発表していました。

 2年生はなわとびを頑張った子ども、かけ算九九を頑張った子どもがいました。なわとびでは特に二重跳びを頑張ったそうで「練習をすることで、2回、3回、4回、7回と跳べる回数が増えました。練習をたくさんすればできるようになることを学びました」と発表しました。かけ算九九を頑張った子どもは「身体を使ってかけ算を言うようにしました。7の段を言います」と言って、7の段の九九を言い始めました。「7×1が7 7×2=14・・・・」どこで身体を使うのかと楽しみにしていたら、「7×6=42」の時にニコッとして顔や身体を横に傾けて「しじゅう に~」と言っていました。また、「7×7=49」の時にはお腹を抱えて「しじゅう く~!」という方法を披露してくれました。


【1年生もハキハキと発表できました】

 3年生は読書を頑張った児童の発表です。2学期までに100冊を目指して取り組んでいたけれど、現在までに92冊というあと少しのところまできています。冊数は到達できませんでしたが、選ぶ本の種類が変わってきたようで5・6年生が読むような本にも挑戦しているそうです。そして「本がもっと好きになりました」と発表していました。もう一人は「あきらめない心」が身に付いた児童です。運動会や長距離走大会で苦しいときもあきらめずに頑張ったことから、強い心が育ったと自覚していました。

 4年生は一輪車の半回転を頑張ったそうです。地道な練習を積み重ねることで「忍の力」が身に付いたそうです。「『忍』とはつらい時も悲しい時もがんばることです」と発表していました。


【心が育った3・4年生】

 5年生は「①努力する力②リーダーシップ③コミュニケーション能力が身に付きました」という児童の発表から始まりました。ホワイトボードに言葉と図で表現し、分かりやすいように説明していました。例えば①努力する力では、体育でかべ倒立の学習をしている時に、何度も何度も失敗したけれど一生懸命練習をしてできるようになったと発表していました。
 もう一人の5年生は、「コミュニケーション能力」が身に付いたと発表していました。ウッジョブやこぶとこじいばあスクールでの経験から「ゆっくり話すこと」や「話題を準備しておくこと」等コミュニケーションに必要な技術も理解したようでした。

 6年生は「①聞く力、話す力②思いやり③見通す力が身に付いた」児童から発表しました。①聞く力、話すちからは、ウッジョブやにっこりトークで培ったそうです。また、②思いやりは「思いやり=相手意識」と捉えていると発表し、相手意識をもって行動することを心がけたとのことでした。
 次に「①つなげる力②にっこりトーク③活かす力④探究心⑤見える化⑥あいさつ、会釈」という6つが身に付いた児童の発表でした。それぞれの項目について根拠を示し発表しました。たくさん身に付いたものがあると自分で思えることは、充実した日々を過ごすことができた証なのかもしれません。
 その後、「①積極的になった②コミュニケーション能力がついた③体力がついた」の3点を発表した児童は身に付くためのコツも教えてくれました。「積極的=発表をする」と捉えて行動したこの児童は、運動会でも団長で団をまとめたり、にっこりトークでも聞くだけに終わるのではなく、発表に対しての意見や質問を言ったりすることを意識していたそうです。コツは「聞きながら考える」ことだそうです。②コミュニケーション能力では、はるちゃんツアーや岡山での発表、ウッジョブでの取材を通して、話題をもっておくことや笑顔がコツだと話してくれました。③体力がついたでは、運動会や長距離走大会で諦めることなく力を出しきりました。自分の中でライバルを見つけることがコツだそうです。

【筋道がしっかりとしたふりかえりでした】

 その後、代表児童(6年生)が作文を読みました。この児童は「切磋琢磨」、「コミュニケーション」という視点でまとめていました。「切磋琢磨」では、昨日の自分と戦う、ライバルをつくる等、自分の中で常に目標を掲げて様々な活動に取り組んだようでした。「コミュニケーション」では、ウッジョブなどの取材を通して相手の考えを引き出すような会話ができたそうです。「もしかしたら、アナウンサーになれるかも・・」という自分の新たな一面も見つけることができたと発表していました。


【秘めた力が出てきました】

 その後、校長先生からのお話がありました。今日は「成長」と「生かす」というお話しでした。
 「成長」では、これまでの行事での成長やウッジョブでコミュニーション能力を身に付けたこと、また読書では1・2年生が平均179冊という驚異の冊数を記録したこと、宮日新聞の掲載が13編となったことなど、子どもたちの成長を振り返ってくださいました。
 「生かす」では、冬休みは今まで学習してきたことを「生かす」場であるとお話しくださいました。家庭や地域でのあいさつや片付け・清潔などのことについてお話しされました。大晦日の大掃除、片付け、感染症にかからないための身体の清潔、どれも大切なことですね。


【「習慣は第2の自分をつくる」】

 それから生徒指導主事の先生からのお話です。生徒指導主事の先生がお話を用意していた内容は校長先生がお話しくださった内容とほとんど同じだったそうです。あいさつについては、「あいさつ+にっこりトークをしてください」とお話がありました。これは「こんにちは」だけで終わるのではなく、笑顔も一緒に「こんにちは」とあいさつをし、その後の一言にも挑戦するものです。例えば「元気でしたか?」とか「今日は寒いですね」とか「会いたかったです」等の言葉です。この一言があるだけで、あいさつした人同士の距離がぐっと縮まるような気がします。


【ゲームは時間を決め、ゲームをしたら読書もすることも話されました】

 最後に表彰です。たった13名の子どもたちですが、読書感想文や読書感想画、造形展など様々な分野で活躍をしています。たくさんの表彰が行われました。


【まずは長距離走大会】    【多読賞(1~4年生)】


【多読賞(5・6年生)】  【東臼杵地区子ども造形作品展】

【県読書感想文コンクール】 【県読書感想画コンクール】


 子どもたちの成長を、みんなで共有した終業式になりました。

ウッジョブふりかえり

 今日の3・4校時、5・6年生はウッジョブ諸塚の学習を行いました。2学期最後のウッジョブ、子どもたちは自分の課題に向かってこつこつと作業を進めていました。そして、最後の25分でふりかえりを行いました。
 ツアーを行った児童は「このツアーを行うことでコミュニケーション力と郷土愛が身に付きました」と話していました。そのことについて他の児童から「どのようなことからコミュニケーション能力がついたと思うんですか?」と質問がありました。すると「始めは関係機関の方々と打ち合わせをする時は校長先生に頼り切っていたけれど、ツアーの時には自分のツアーだという責任感がでてきました。また、参加してくださった方々とも自然に話ができたことからコミュニケーション能力がついたと思いました」と話していました。
 他の児童は、「こぶとこじいばあスクールに行って、『木のフレームは角を丸くした方がいい』とアドバイスをもらいました。今度はもっとコミュニケーションがとれるように工夫したいです」と発表していました。それに対して「どのような工夫をするのですか?」と鋭い質問が返ってきました。すると「学校のことを話すなど話題を準備したいです」と答えていました。

【発表に対して、的を射た質問がたくさん出てきていました】


 ウッジョブを通して林業のことを学習していますが、その学習を通して様々な力が子どもたちには身に付いているようです。それを子どもたちはしっかりと自覚しています。2学期、たくさんの方々にご協力いただいたおかげで、子どもたちのウッジョブ諸塚は進めることができました。3学期はまとめの時期になります。これまで学習してきた内容をふりかえりながら、子どもたち自身が1年間の集大成として学習発表会で発表できるよう準備していきたいと思います。関係者の皆様、本当にありがとうございました。

雪がちらちら

 今日は朝から雪がちらちら舞い、冬らしい寒さとなりました。給食後、運動場を見ると雪など関係ない様子で、子どもたちは元気に遊んでいました。イチョウの木のロープに遊んでいる子ども、キャッチボールをしている子ども、走り回っている子ども、それぞれ身体を動かして冬の寒さと仲良くなっていました。


    【押すよ~】     【1年生も外が大好き】


   【野球の練習】

読み聞かせ

 昨日の朝の時間は、読み聞かせが行われました。昨日は本校の保護者の方がお越しくださり3冊の本を用意してくださっていました。
 1冊目は「つみきつんで もっとつんで」という絵本です。つみきが大好きな男の子、つみきを高く高く積んでいきます。すると窓を超え、屋根を越え、木を超え・・・。ネコやりすもお手伝いして積み木を積み上げます。どこまで高くなるのか。積み木から広がる世界を子どもたちは頭の中に広げていったと思います。

    【種類の違う3冊を選んでくださいました】

 2冊目は「ママがおばけになっちゃった」です。この絵本は車にぶつかっておばけになってしまったママが、一人息子のことを心配してこの世界に戻ってきたお話です。はじめのうちはママがおちゃめな表現をし、面白くクスッと笑うような内容でしたが、おちゃめな表現をしていたのはきっと心の中の淋しさや無念さを隠していたのだと思います。もっと一緒にいたかったし、もっと色々なことを教えたかったママ、ママを亡くしておばあちゃんと2人の生活に淋しさを感じる男の子を想像すると涙が出そうになります。ママの「『生きている時にこうしえおけばよかった』と思う人がおばけになるのよ」という言葉も印象的でした。読み聞かせに来てくださった保護者の方は「みんなのお母さんも同じ気持ち(子どもを大切に思う気持ち)をもっているよ。みんなもお家の人にいつもありがとうって伝えてね」と話してくださいました。

 3冊目は「サンタクロースはおもちゃはかせ」という本でしたが、残念ながら時間の都合でこの時間は読めませんでした。「いい子には白いサンタ、悪い子には黒いサンタが来てお仕置きをするんだって」と少し話をしてくださり、本も置いて帰ってくださいました。そして、その後2年生が読み聞かせをしてくれたそうです。

 周りにいる人たちを大切にしようと改めて思える読み聞かせの時間でした。本当にありがとうございました。

林業アピールツアー ~山師と語ろう~ その2

 伐採現場見学の後は、諸塚村の黒原(くろばる)にある「よしや」に移動して、夕食の準備をしました。そこでは竹を切って串をつくり、猪肉やピーマンを刺していろりで焼く準備をしたり、かまどでごはんを炊いたり、猪鍋を作ったりしました。


【手作りの串、おいしいでしょうね】【かまどで猪鍋づくり】

 主催者児童のお母さんもお越しくださり、猪鍋づくりをしてくださいました。ご自宅でもお正月などは人数が多くなるので、かまどで茶碗蒸しを作ったりにしめを作ったりされるそうです。ごうごうと燃える炎、たくさんの具材、白い湯気が食欲をそそりました。

 夕方になると、ハチ料理の名人もきてくださいました。周りの方からは「シェフ」と呼ばれるほどの腕前だそうです。大量のハチを素揚げしてくださいました。また、ハチそうめん担当の方も大きな鍋にハチや野菜、そうめんを入れてことこと煮込んでくださいました。

【ハチそうめんの下ごしらえ】【左がハチそうめん、右がハチの素揚げです】


【自分の仕事を全うする火の番担当】

 たくさんの方々の力を借りて、ようやく夕食ができあがりました。
【メニュー】
 ◯ かまどで炊いたごはん
 ◯ 猪鍋
 ◯ ハチそうめん
 ◯ ハチの素揚げ
 ◯ ハチの炒め物
 ◯ シカの刺身
   など

    【これは猪鍋】

 山の恵みを囲んで、みんなで林業について語り合いました。子どもたちも自分の夢などを話していたようです。この語らいの場があるからこそ、参加者と主催者とが打ち解けることができ、色々なお話ができます。子どもたちも臆することなく話をすることができていて、このツアーでまた成長をしたのではないでしょうか。

 このツアーを企画・実行するにあたり、諸塚村観光協会や地元の林業会社のみなさん、「よしや」を経営されている皆様など多くの方々にお力添えをいただきました。お陰様で大成功のツアーになったと思います。本当にありがとうございました。

 12月14日(月)、このツアーで参加者からアンケートを書いていただいたものを校長先生から児童に手渡されました。この児童にとってはきっと宝物になると思います。参加された皆様、ご協力ありがとうございました。


【どのような感想か楽しみですね】

林業アピールツアー ~山師と語ろう~

 12月12日(土)12時から「林業アピールツアー ~山師と語ろう~」が開催されました。12時からのスタートでしたが、ツアーに参加してくださる方々の中には早くから学校に来てくださり、校長先生とお話をしたり、昼食作りのお手伝いをしたりしてくださいました。

【猪汁を作る準備を率先して手伝ってくださいました】

 ツアーの参加者は全員で9名です。8名が現役の宮崎大学や九州大学の大学生や大学院生、そして諸塚村から緑のふるさと協力隊の方1名という方々です。

 まず、はじめに自分のニックネームを名札に書き、ツアー中はその名前で呼ぶという工夫がありました。この方法で、ツアー参加者と主催する子どもたちとの距離を縮めようとのアイディアです。そして、はじめの会が始まりました。まずは参加者のみなさんの自己紹介です。「実際の林業の現場に触れたい」、「現場の方の生の声を聞きたい」、「諸塚にはもう何度も来ている」という方もいらっしゃれば、「諸塚村に来るのも伐採現場を見るのも初めてです」とおっしゃる方もいらっしゃいました。どの方も、林業について学ばれている方々でしたので今回のツアーには大変興味をもってくださっていました。
 次に子どもたちの自己紹介です。今回のツアーで一人一役は担っている子どもたち、ツアーの成功に向けての意気込みを語りました。

【主催者の児童からはじめのあいさつ】【大学生を前にしても堂々の発表です】


【ウッジョブでは主催者の児童を指導された校長先生からもあいさつがありました】

〈子どもたちの目標〉
 ◯ 役目を果たしたい(火の番)
 ◯ 伐採現場やモザイク林相のことを教えたい
 ◯ 笑顔で関わりたい
 ◯ 諸塚や林業のよさを発信したい
 ◯ コミュニケーション力を高めたい
 ◯ 笑顔をわすれないようにコミュニケーションしたい

 という目標をそれぞれ発表していました。その後、子どもたちのウッジョブ諸塚での活動を発表し、いよいよランチルームでの昼食です。昼食にはほかほかのおにぎり、つけもの、にしめ、猪汁、みそ等のたくさんの料理が並んでいました。ツアーの主催者である児童のおばあちゃんやお父さんも準備を手伝ってくださり、おばあちゃん特製にしめには、肉厚のしいたけやぜんまいがあり、とってもおいしかったです。お父さん担当の猪汁にはたくさんの猪肉や野菜が入っていて「買ったのはとうふくらいです」と話されていました。それ以外の具材は自家製の野菜のようです。諸塚の食材で作られたお昼ごはんを食べながら、子どもたちも大学生と次第に打ち解けて話をしていました。

 その後、伐採現場に移動です。荒谷小学校から10分ほどの場所に地元の林業会社の方々が待っていてくださいました。まずは社長さんからお話がありました。今回伐採する木は植林してから40年~50年経ったものだそうです。大きな木を切るところを初めて見るツアーの参加者の方々は目をキラキラさせていました。


     【急な斜面に立っている木を伐採します】


【去年まで伐採の仕事をしていた主催者の児童のおじいちゃんもお越しくださいました】

 ヘルメットをかぶって、伐採現場の見学です。受け口を切り、追い口を切って、くさびを入れるという、以前森林体験学習で見せていただいた伐採現場の時と同じような手順で進められました。くさびをとんとん叩いていくうちに、大きなきが少しずつ傾きどしーんと地面に倒れていきました。大きな音ですが、山に吸い込まれるようなやわらかい音です。1本の木の伐採が終わると拍手の音で伐採現場が包まれました。何本か伐採をした後、特別にツアーの参加者の1人に伐採の体験をさせてもらえることになりました。初めてする伐採に手が震えたそうです。


 【貴重な体験です】

 その後、質問の時間が設けられました。安全旗についての質問も出たため、この会社で毎日されている事故を防ぐための声かけを実際にしていただきました。


    【安全第一】

 質問の中には、林業を学んでいる方ならではのものもありました。専門的な言葉が出てきたり、質問の切り口が違ったりして、そのような質問ができる大学生のみなさんをすごいなぁと思いました。
 普段見ることのできない伐採現場、わざわざツアーのためにご協力いただいた地元の林業会社の皆様、ありがとうございました。この林業会社の方々には、後に計画されている「~山師と語ろう~」の時間にもお越しいただきました。


【他では味わえない貴重な経験でした】

もちつき大会・長距離走大会

 先週の金曜日に、長距離走大会ともちつき大会が行われました。
 長距離走大会では、これまで自分たちが出してきた記録の更新にむけて保育所生と小学生が円陣を組み、かけ声をかけて始まりました。


 【自分の記録に挑戦!】

 保育所生、1・2年生、3・4年生、5・6年生の順に走ります。保育所生の年長さんは今回1・2年生と同じコース、同じ距離を走りました。保護者の方からの応援や子どもたちの応援を背に、勢いよく走って行く子どもたち。いつもよりも足が軽いように見えました。途中、転んでしまったり、コースの間違えなどのハプニングもありましたが、全員が力を出し切ってゴールまでたどり着きました。見応えのある長距離走大会になりました。


 【スタートラインに立つと胸がドキドキしましたね】

 午後からはもちつき大会です。この日のために保護者の皆様は前日からお手伝いに来てくださっていました。当日も臼を運んだり、火を炊いたりして、もちつき大会に備えてたくさんの準備をしてくださいました。


【色々とお世話をしてくださった家庭教育学級長さん】

 ぺったん、ぺったんもちつきが始まると、子どもたちはウズウズ。子どもたちがつけるような状態になるまで、お父さん方が力強くついてくださいました。それを見ていた子どもたちは「早くつきた~い」、「もうすぐかなぁ」とおもちをつく順番がくるのを今か今かと待っていました。そして、いよいよおもちをつく番になりました。息を合わせてぺったん、ぺったん。途中でおもちが杵にくっつきうまくつけないときは、「杵を水につけてん」とアドバイスをいただき、またぺったんぺったん。やわらかくておいしそうなおもちが出来上がりました。


【「面!」というかけ声も聞こえてきました】

 体育館の中では、お母さん方と子どもたちでおもちを丸めていました。小学生が保育所生に丸め方を教えてくれて、色々な形のおもちが出来上がりました。


【黄色いおもちも丸めました】

 本校では毎年、白いおもちやピンクのおもち、黄色や緑、茶色のおもちなど色とりどりのおもちが出来上がります。全部で500個以上のおもちができました。
 待ちに待った試食の時間、家庭教育学級長さんが毎年持ってきてくださるきゅうりの漬け物を中心に、子どもたちの円ができました。あんこが入ったおもちを選ぶ子、ピンクのおもちを選ぶ子等、自分の食べたいおもちを選びみんなで「いただきます」をしました。つきたてのおもちはとってもおいしくて、あっという間に子どもたちのお腹の中に入っていました。まだ余力がありそうな子どもたちを見て、家庭教育学級長さんが「まだ食べたい人?」と聞いてくださり、なんとおかわりができました。嬉しそうにおもちまで駆け寄る子どもたち。2つめのおもちもぱくぱく食べて大満足の様子でした。

 
【給食もしっかり食べたけどおもちが入るスペースはちゃんと残っていました】

 最後に、保護者の方々へお礼を言いました。また、6年生は田んぼを貸してくださった地域の方におもちを持ってお礼を言いました。保護者の方だけでなく、地域の方にもお世話になってできたもちつき大会、とても賑やかで感謝に包まれた時間になりました。ありがとうございました。

林業アピールツアー 荒谷小までのアクセス

 いよいよ明日は「林業アピールツアー 山師と語ろう」が行われます。そこで、一つお知らせがあります。昨日の大雨で日向市東郷町福瀬~日向市美々津間が通行止めになっているそうです。そのため、宮崎市方面から高速を使ってお越しいただく皆様は日向ICで下りて国道327号線を通って来られることをお勧めします。

 遠方からお越しくださる方が多くいらっしゃいます。道中、気をつけてお越しくださいね。お待ちしております。

林業アピールツアーについて

 昨日、ウッジョブで子どもたちに発表した、12月12日(土)に行われる林業アピールツアーについての詳しい計画をホームページでも紹介します。

 H27.12.9更新

「林業アピールツアー山師と語ろう」の計画案

                            

1、日程案

 ア 事前準備

  昼食は晴れたら外で、曇りなど肌寒かったらランチルームでします。

  昼食のメニューは、おにぎり、つけもの、おばあちゃん特製にしめです。

  ご飯炊きや会場の準備をしますので、11時に集合して下さい。

  ご飯炊き(8合)できたら、おにぎりを作ります。

  緑のふるさと協力隊の方が早く来て手伝ってくれます。

  早く仲良くなる方法 その 名札を用意。それにニックネームなど書いてほしい。

(例えば、「はるちゃん」とか。そして、ツアー中はその名で呼ぶこと。)

  (参加者が来られたら、名札にニックネームなどで書いてもらう。名札、マジック準備)

 イ 12月12日12時 荒谷小到着・・・体育館へ案内、車の案内(駐車場へ:〇〇くん)・・撮影係:〇〇さん

  始めの会【司会〇〇さん】

  あいさつ【〇〇】

  あいさつ【校長先生】

  自己紹介(参加者には、なぜこのツアーに参加したかを交えて紹介してもらう。小学生は自己紹介とニックネームを言う。)

  日程説明(〇〇さん)

ウ ランチルームの中、または外で食事 【天気次第】

みんなで楽しみましょう。みんなで準備や片付けをしましょう。

13:30学校出発

現場へ:白鳥神社を通って長野の途中です。

車で移動(校長先生の車と担任の先生の車に5・6年生はのる。)

5・6年生でウッジョブの取組を発表するときに使うものがあったらそれも車に乗せる。

 エ 伐採現場を見学・インタビュー 【14時~15時】

   進行:〇〇さん

   社長に伐採の時のお話をお願いする。

   伐採が終わったら、参加者から質問を受け、山師に答えていただく。〇〇さん:撮影の趣旨を話し、みんなに協力をしてもらう

オ 古民家よしやに到着15:00予定

  予定を話す。

  管理人さんを紹介する。

  早く仲良くなる方法 その夕食作りをみんなでする。

  メニュー  猪鍋、釜でご飯を炊いて、おにぎりにする。

  食材の提供:イノシシは私のおじいちゃん

      野菜は〇〇さんの作った黒原の野菜

  猪鍋の指導は、山師 〇〇さんと〇〇さん

  〇〇さんのしいたけを作っているところの参観もいいですよ。

  暖房のため、暖炉でまきを燃やす。(火の当番:〇〇君)

カ 山師と語ろう 【17時~20時】

山師の皆さんと語り合いましょう。

 ・ 司会(〇〇さん)

  あいさつ(〇〇)

  乾杯のあいさつ(社長)

  食事(今日のメニュー紹介 イノシシ:〇〇さん、米:〇〇家、野菜:〇〇さん、しいたけ:〇〇さん)

  自己紹介

(5・6年生はウッジョブで取り組んでいることを紹介する~3分間)

(山師は林業のやりがいを話す。)

(参加者は、伐採体験の感想などを話す。)

  6年生の飲み物はペットボトル1本。分かれて座り、取材をしたり、山師との対談を聞いたりして、後日文書で報告する。~(感想文を書いて下さい)

  振り返り:7時45分になったら、5・6年生は今日の振り返りをする。

  お礼とアンケート依頼(〇〇)

  万歳三唱(〇〇さん)

  子どもは解散(大人はまだまだゆっくり)

2 参加者(12/4現在9名)

  宮崎大学農学部 5名の学生さん

  緑のふるさと協力隊 1名

  九州大学 3名の学生さん      

前日から来村(迎え12/12 8:00しいたけの館 校長)


 なお、この計画案はウッジョブのコーナーでもPDFファイルを添付しています。
ウッジョブ 

 最後に、九州大学からお越しいただく3名の学生の皆様、連絡をとって確認させていただきたいことがございます。荒谷小学校にお電話かメールをいただければ大変有り難いです。よろしくお願いいたします。

 諸塚村立荒谷小学校  電話 0982-65-1120
           メール ara-syou@m-link.jp


【皆さんに会える日を首をなが~くして待っています】

 

 

 

5時間目もウッジョブ!(林業アピールツアー編)

 5校時は、12月12日(土)に行われる林業アピールツアーの説明がありました。担当の児童が計画案を作成し、ツアーの流れを細かく説明します。
 事前準備から始まり、5・6年生の役割分担、伐採現場の見学方法、古民家よしやに到着してからの段取り、山師の方々と語り合う時の流れなど、しっかりと計画ができあがっていました。


【たくさんの方々のご協力のおかげでツアーができます】

 それから、ツアーに来てくださる方々と早く仲良くなる方法も確認したり、他の児童がインタビューする段取りを確認したりしました。綿密な計画で、その日が待ち遠しくなるようでした。今回のツアーには、現在9名の方が参加してくださる予定になっています。

 これらの計画を聞いて、他の児童は「多くの人と関わって時間や内容が細かく出されていました。私もパンフレット作りをがんばりたいです」とか「仲良くなるための方法を聞いてなるほどなと感じました。ツアーを成功させるためにがんばります。」など応援の言葉も発表していました。また、発表をした児童からは「諸塚に貢献したいという気持ちを改めて見直すことができました。今回、みんなに協力をしてもらうので、私もみんなのウッジョブに協力していきたいと思います」と発表がありました。このツアーの計画を聞いて、自分の学習内容のヒントになるものもあれば、刺激を受けてもっと自分の学習内容を充実させたいと思った児童もいると思います。

【みんなで協力して成功させましょう】

 最後に校長先生から「今回の学習ではコミュニケーション能力をどう高めるかが課題です。大事な言葉(キーワード)を入れて話す、相手の言葉を聞く、笑顔を忘れないなど、コミュニケーションで必要なことを忘れずに新たな世界に挑戦してください」とお話がありました。12日のツアーでは初めて会う方々ばかりだと思いますので、ぜひこれらのスキルを使ってコミュニケーションを図ってくださいね。そうすることで、ツアーに参加された方々も楽しく過ごせると思います。

ウッジョブ!

 今日の4校時、5・6年生はウッジョブの学習を行いました。今回はめんぱ作りをされている地域の方と、諸塚村内のことに詳しい保護者の方を講師にお招きして、子どもたちにアドバイスをいただきました。
 パンフレットに木のよさをまとめようとしている児童は、内容の一つにめんぱ作りを入れています。そこで、めんぱ作りの名人である地域の方に、めんぱの作り方やよさなどをインタビューしていました。

【1時間、ずっとインタビューをしていました】

 もう一人の児童は、二度見するようなパンフレットを目指して内容を考えています。そこで、村外でのイベント等でも活躍されている保護者の方にアドバイスをいただき、どのような表現を用いるとよいか等を考えました。


【面白いパンフレットができそうですね】

 地域の方や保護者の方が貴重な時間を子どもたちに使ってくださること、本当に有り難いことです。諸塚村や林業に貢献できるよう、これからも行きつ戻りつ学習を積み重ねていきましょう。本日はありがとうございました。

諸塚学校給食の日 ふれあい会食

 今日は諸塚学校給食の日のふれあい会食が行われました。本年度最後のふれあい会食です。今回は諸塚村のしいたけ部会から2名の生産者の方がお越しくださいました。また、実行委員の方1名を合わせて合計3名のお客様が来校されました。
 今日の献立はむぎごはん、ぶたじる、キャベツのオイスターソースいため、牛乳でした。今日は、キャベツ、とうふ、にんじん、だいこん、ねぎ、しいたけ、お米が諸塚産のものでした。子どもたちは、生産者の方や実行委員の方に「昔はどんな給食だったんですか?」とか、「しいたけがあまり出てこないけどなぜですか?」などと質問をしてながらお話も楽しんでいました。生産者の方々は、「昔は週に1回しかごはんはなかった。後はコッペパンとマーガリンやったよ」、「今年は暖かいからしいたけがあんまり出てこんとかもしれん」等とお話しくださいました。

 ごはんによく合うおかずばかりで、子どもたちはいつもにも増してモリモリ食べました。普段一緒に給食を食べる機会がない方々と給食を食べることで新たな発見があったり、今まで知らなかった世界をしることができました。本日はお忙しい中お越しくださりありがとうございました。

     【しいたけ作りの工夫も聞くことができましたね】


【実行委員の方にもお世話になりました】【次年度もよろしくお願いいたします】

林業アピールツアーにイノシシを

 本日、保護者の方が嬉しいお知らせをもって学校にお越しくださいました。そのお知らせとは「約60㎏くらいあるイノシシが捕れた」ということでした。このイノシシを12月12日に行われる林業アピールツアーで調理して食べてもらったらどうでしょうかとお話しくださいました。冷凍をすることなく、生のものを調理することができるとあって、とても貴重な体験になると思います。このツアーの成功に向けて、多くの方々の支えがあることを改めて感じ、学校職員も子どもも大変嬉しく思っております。本当にありがとうございました。


【ツアーに参加してくださる方が喜んでくださると思います】

1・2年生公開授業

 今日の1校時、1・2年生の算数の公開授業が行われました。1年生は「たすのかな ひくのかな そのわけもかんがえよう」、2年生は「三角形や四角形を見つけよう」というめあてです。
 にっこりトーク(話合い活動)では、1年生は緊張のせいか普段通りの話合いが難しかったようですが、席を近づけたり、どちらが正しいかを考えたりして自分たちの意見が出し合えるように工夫しました。


   【緊張している様子が表情から見えてきました】

 2年生は、1年生から積み重ねてきたにっこりトークの方法が身に付いているため、自分たちの意見が言えたり、違いを考えたりしていました。そして、間接指導(担任の先生が1年生を教えている間)の時には自分たちで意見をまとめ、答えを導き出していました。

       【2年生、とても頼もしく見えました】

 
 後から1年生に、授業の感想を聞くと「緊張しました~」と言っていました。それでも、一生懸命問題に向かっている気持ちはしっかり伝わってきましたよ。特に「分かった!」と声を出す時の表情がとても生き生きとしていて、授業に対しての意欲が高まっている様子が分かりました。

ほたきゅうプロデュース

 今日の朝の時間は「のびのび」の時間でした。この「のびのび」の時間では、身体を動かして体力向上を目指しています。2学期も残りわずかになったのですが、終業式までの「のびのび」の時間は「ほたきゅう(保健給食体育委員会)」の児童が内容を考えました。
 まず一つ目はなわとびです。今日は大縄を使ってみんなで8の字で跳んでいきました。高学年はタイミングをはかりうまく跳べるのですが、低学年ではタイミングが分からないようです。そこで1年生の後ろには6年生がつき、縄に入るタイミングを教えて跳ばせていました。


     【今朝は曇り空、一段と冷えました】
 
 次に一輪車の練習です。運動会では見事な演技を見せた子どもたち。その後一輪車に乗る機会は少なくなっているようですので、技術の維持・向上を目指して「一輪車アゲイン」というテーマで一輪車の練習をしました。本日はウォーミングアップのように個人で乗っていましたが、これからは運動会で披露した技をもう一度再現してみることにも挑戦してみる計画です。
 寒さに負けず朝から元気に身体を動かして、すがすがしい一日のスタートになりましたね。


【1年生も転ばずスイスイ。もう自分のものになりましたね】

12月の全校朝会

 昨日は12月の全校朝会が行われました。今月の校長先生のお話は①目標づくりのむつかしさ②わくわく学習の2つでした。
 本校では、毎月チャレンジすることを一人一人が紙に書き、校長室に掲示をしています。そのチャレンジがなかなか達成できていないという現状から、「目標つくりのむつかしさ」についてお話しくださいました。「小さな目標をもち達成することで自分に自信をもったり、自分に見通しをもったりすることができる」、「もう少し努力したら達成できるものを目標にすること」を目標づくりのヒントとして教えていただきました。その他にも、毎日努力できるものか、1ヶ月くらいで実現できるものか、達成したら嬉しいものかを考えて目標を作ることも教えていただきました。


【小さな目標を達成することで、生きる力をつけるための道具が揃っていくそうです】

 2つ目はわくわく学習についてです。わくわく学習では学校外の方々とも積極的に関わり、ご支援・ご協力をいただいています。校外の方とコミュニケーションを図る時のポイントとして、「私はあなたに興味がありますよ」、「私はあなたとお話がしたいです」という気持ちを表情や態度で示すことを教えていただきました。コミュニケーションを図る際、おそらく多くの子どもは緊張をしていると思います。その緊張を「声が出ない」、「苦しい」等とネガティブに捉えるのか、それとも緊張の状態をポジティブに捉え、心と体の準備ができたと捉えるのかでコミュニケーションに向かう態度も変わってくるそうです。やはり大切なのはポジティブに考え、「笑顔」を忘れないこと、ポイントとしてはコミュニケーションを図る際のはじめと終わりには「笑顔」でいることを教えていただきました。
 これからも様々な方々との関わりがあります。緊張を前向きに捉え、「笑顔」を意識してコミュニケーションを図っていきましょう。

 次に教務主任の先生からお話がありました。12月の目標は「友だちを大切にしよう」です。そこで「ありがとうを1日3回『言われる』」ことを目標にしようとお話しくださいました。「ありがとう」と言うことも大切ですが、周りの人のことを考えて行動し「ありがとう」という言葉をプレゼントしてもらえるような関係になると、豊かな人間関係を育むことにつながると思います。


【感謝すること、感謝されること、どちらも大切ですね】

春に向けて

 今日の3時間目、1・2年生が各学年の学級園に苗を植えていました。リビングストンデイジーという花で、春には可愛い花が咲くそうです。スコップで穴を掘り、苗の根っこをほぐして真っ直ぐ植えます。担任の先生が近くにいなくても、2年生がリーダーシップをとって進めていました。6年生が卒業する時には、学校を花いっぱいにして祝福したいという思いがあるそうです。
 一生懸命植えていると色々な発見があるようで、土を掘り返すとサツマイモがでてきたり、アナグマが花を掘り返している痕跡を見つけたりしていました。

 春に咲く花々に、1・2年生と担任の先生の思いが込められていることを6年生が知ったら、とても喜ぶことでしょう。それまで、水やりや草取り、たまには声をかけてあげて、大切に育ててくださいね。


【1・2年生のペアで作業しました】【早く終わったペアが手伝いにきました】


【右側にあるのがサツマイモ、「焼き芋にするとよさそうやね」と話していました】

すきまウッジョブ3

 今日の3時間目、すきまウッジョブが行われました。今回のテーマは「インタビューすること」です。11月~12月にかけて子どもたちは、林業のプロの方々に自分たちの課題解決のためにインタビューをして、そのインタビューをもとに自分なりの考えを深めていきます。そこで、日本と外国の文化の違いから学習し、私たちの考え方にはどのようなよさがあり、どのような弱点があるのかを考え、それを知った上でどのような方法でインタビューをしたらよいのかを学びました。


【来週から取材が始まります】

 まず、明治維新後の考え方を学習しました。明治に欧米の文化が入っていくると日本語を話すことをやめるのではなく、欧米の言葉に漢語をあてはめてきたそうです。「音楽」、「具体」、「判断」、「文化」等、日本の近代化のために用意された新造漢語が約1万あったそうです。それでも間に合わない場合はカタカナ表記をしたそうです。
 また、英語は自分は他人と違うという意識をもち、自分と他者はわかり合えないという意識から出発するそうです。そのため、言葉を尽くして相手に伝えようとする文化であること。一方日本では、「察し~わざわざ言葉にしなくてもわかってくれるだろう」という日本人のコミュニケ-ションがあります。これは、想像力を働かせることができるという強みにもなれば、意思をはっきり言葉にしないという弱みにもなります。このような日本人の特性を知り、インタビューの中で、強みは生かしつつ、弱みをカバーできるような方法を考えていきました。


【質問に答えてくださる方がいらっしゃるという幸せ、有り難いですね】

 インタビューのコツとしては「目的をはっきりとさせること」が一番大切なことです。「分かったふりをしない」、相手の答えに対して自分なりの見解を示し、その上で分からないことやもっと聞きたいことを聞くということを目指します。
 真摯に向き合い、思いや考えを引き出すことができるよう、「あれ?」と思ったこと、心が動いたことなどの言葉には、もっと深く聞く勇気をもちたいですね。

 来週からわくわく学習応援隊の方々をはじめ、多くの方々に子どもたちがインタビューをさせていただきます。お忙しい中、申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いいたします。

読書集会

 今朝は、体育館で読書集会が行われました。今回の内容は、図書委員会による「うまいもの山」という紙芝居を用いた劇でした。まず、図書主任の先生から「想像しながらお話を聞こう」というめあてが示されました。その後、「うまいもの山ってどんな山だろう?」と子どもたちに質問をしました。すると「ハンバーグの山」、「チョコレートの山」、「わたあめの山」、「キャンディの山」、「ジュースの山」など、本当にあったら毎日でも通いたいなぁと思うような山がたくさん出されました。



 そして、いよいよ劇の始まりです。ぐうたら生活をしている「もさく」を見かねたおとうさんとおかあさんが、殿様だけが食べられるアケビと松茸がある「うまいもの山」に誘い出します。急な山道を軽快に上っていくおとうさんに比べ、「もさく」は「もっとゆっくり歩いてくれ~」と息を切らせながらどうにか着いて行きました。ようやく山にたどり着いた「もさく」ですが、お目当てのアケビがありません。「1日遅かったかぁ~」としたり顔のおとうさん。その後も松茸を探しに山に入りました。ぐうたら生活をしていた「もさく」、「うまいもの山」に行ったことで本当の「うまいもの」を見つけられることができたのでしょうか。


【ぐうたらの「もさく」をおとうさん、おかあさんが山に連れ出す作戦を立てました】


 【ナレーターも楽しそう】

 劇が終わると、図書主任の先生が「読書をすると想像力がつくといいますが、その『想像力がつく』とは『心の目がよく見えるようになる』ということだそうです」と
お話をしました。その「心の目」とは何かをみんなで話し合いました。「心の目」とは、「気持ちを見ること」、「心で見て、文章の一つ一つを感じる」、「相手の気持ちも見える」、「目に見えないものが見える」等と発表をしていました。
 図書主任の先生はそれ以外にも「『心の目』が見えることは、相手の表情や仕草から、何かをしてあげたくなる、優しくなれるということでもあります。読書は知識という面だけでなく、優しくなれるという心の面でも大きく役立っています」とお話くださいました。
 今回の読書集会では、読書がもたらす効果を違う視点から知ることができた時間になりました。

ローマ字表片手に

 6校時、職員室に入るといつもとは違う雰囲気を感じました。そこには、3年生がローマ字表を片手に、パソコンの前に座って何かを一生懸命うっている姿がありました。近づいて見ると、ノートに下書きしたメッセージをメールで送るためにパソコンに向かっているようでした。「読点ってどうやって書くんですか?」と聞いたり、教頭先生が打ち方を教えてくださったり、時に頭を抱えたりして、5行の文章をおよそ20分かけて打っていました。大変な作業だったと思います。このメールをもらう方がうらやましく感じられるくらい一生懸命で新鮮な姿でした。


【ウッジョブの途中経過を大分の木材会社にメールしていました】

読み聞かせ

 昨日、朝の読み聞かせが行われました。今回も地域の方がお越しくださり、「ちがうねん」、「小さいのが大きくて 大きいのが小さかったら」、「さんかんびにありがとう」という3冊の本を読んでくださいました。

 「小さいのが大きくて 大きいのが小さかったら」では、ミミズなどの虫やネズミ、リスなどの小動物が大きくなり、ネコやニワトリなどの動物が小さくなって登場してきました。そのような世界だったら、今まで見えていた世界と違う世界が見えるという、見方・考え方の絵本でした。

【乾燥しいたけの置き場が少し変わった1・2年生の教室で読み聞かせ】

【この日は雨。本が似合うお天気ですね】

 「さんかんびにありがとう」では、おとうさんが参観日に来てくれるかハラハラして待っている女の子が登場します。なぜハラハラしているのか・・・、お父さんが参観日に来てくれたら、きっといい知らせを聞くことができるからなのかもしれません。女の子の揺れ動く気持ちに、見ている子どもたちもハラハラドキドキでした。

 
【参観日にハラハラする体験、みんなもあるかな】

 この朝の読み聞かせは隔週で行われています。地域の方々には、貴重な時間を子どもたちのためにお使いいただき本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 

森のふれあいフェスティバル

 11月17日(火)は、諸塚小で森のふれあいフェスティバルが行われました。これは、村内の小学校3~6年生と中学生が総合的な学習の時間で学習した内容を発表する場です。本校はウッジョブ諸塚の発表をしました。
 3・4年生は発表の中に振り付けを加えながら、わくわくひよこと一緒に自分が探求している活動の内容や実際に製作しているものを見せました。中学生や地域の方々もたくさん見てくださっている中での発表でしたが、臆することなく堂々と発表していて、この状況を楽しんでいるような余裕も感じられました。


【試行錯誤しながら考え抜いたものだから自信をもって発表できましたね】

 5・6年生は体育館での発表です。本校5・6年生のウッジョブは、11月~12月が実践の時期ですので、今回はこれまでの経過とこれからの展望を発表しました。他の学校も同じような学習をしているため、これから実践する子どもたちにとってはヒントになるものもたくさんあったのではないでしょうか。

 荒谷校区からもわざわざ子どもたちの発表を見に来てくださった方もいらっしゃいます。お世話になっている方々を見て、子どもたちも心強かったと思います。ありがとうございました。


【それぞれの計画をしっかり伝えられました】

戸下加工グループのみなさんと

 今日は1・2年生が先日収穫したサツマイモやしいたけを戸下の集会所に持って行き、戸下加工グループのみなさんと調理をしました。今日は、おいもスティック、茶巾しぼり、さつまいもの天ぷら、しいたけ南蛮を作り、その他にも簡単しいたけ料理を披露していただきました。

 茶巾しぼり作りでは「この芋はきれいなね~」と言いながら茶巾しぼりに使うサツマイモをつぶし、茶巾しぼりを知らない子どもたちに「丸めてギュッとしぼるとよ」と教えてくださっていました。「昔はこれがおやつやったとよ。これよりもっと大きかったわ。赤とか青の色をつけて、赤を食べていいよとか言われたもんよ」と小さい頃のお話もしてくださいました。昔はツルムラサキという植物を使って色をつけることもあったそうです。また「これは、えれ-大きいね。校長先生のじゃね~」と子どもたちの作る茶巾しぼりを楽しそうに見てくださっていました。


【色をつけたかのように黄色いおいもでした】

 その間に、おいもスティックを作りました。「最後に熱い温度で揚げるとカリッとなるとよ」とコツも教えていただきました。その後、しいたけ南蛮用のしいたけも素揚げしました。「しいたけはなかなか揚がらんとよ~。私はね漬け物をつける時にしいたけを揚げるけど30分も40分もかかるとよ」とか「(茶色くて)チョコレートを揚げてるみたいやろ」等と話していると「あちっ!!」と言って手を押さえる2年生がいました。「あんた、どっか当たったっちゃない?」と声をかけてくださる戸下加工グループの方に「フライパンにあたった」と話す2年生、まるで本当のおばあちゃんと孫のような会話でした。


【1年生も揚げ物に挑戦】    【やけどに気をつけてね】

 おいしいにおいが調理場の中に漂うと、自然に揚げたてのおいもや茶巾しぼりに子どもたちの手が伸びました。揚げたて、できたての味は格別でしょう。加工グループの方も「料理する人は味見が楽しみやとよ」とも教えてくださいました。


      【控えめに味見をしていました】


  【味見はまかせて!】  【たくさんの料理ができました】

 料理を作っている間、レンジでチンするだけのしいたけ料理を作ってくださいました。しょうゆ、砂糖、みりん、ごま油を混ぜた調味料をしいたけにかけてレンジでチンをするだけでおいしいしいたけ料理ができていました。
 「上品に言うと『しいたけ』うちへんは『なば』って言うと」と笑いながら話してくださったり、「学校の放送はうちの家まで聞こえてくるよ~」と話してくださったりして、楽しい和やかな時間を過ごすことができました。また、子どもたちが料理をしている間、静かに洗い物をしてくださっている加工グループの方もいらっしゃいました。料理を通して、昔のお話や料理の知恵を聞いたり、戸下加工グループの方々の温かさを感じたりすることができたと思います。


【女の子用、男の子用のスリッパもわざわざ準備してくださいました】


【洗い物、ありがとうございました】【技が凝縮された料理ができました】

 本日は、朝からお昼近くまで子どもたちのためにご指導くださり、ありがとうございました。調味料や油、調理器具等もご準備いただきました。お陰様で、楽しく賑やかな、そして学びのある時間を過ごさせていただきました。また、この時間の中で戸下加工グループの皆様の笑顔や明るさや活気が印象的で、元気を注入してもらったような気がしました。たくさんの料理は学校に帰って、他の学年の子どもたちや職員にも振る舞われました。おいしくて愛情のこもった味でした。本当にありがとうございました。

【1年生の児童のおばあちゃんにも参加していただきました】

※ 11月17日にアップしています記事に、林業アピールツアーが載っています。多くの方々のご参加をおまちしております。参加希望される方はメール又はFAXでお申し込みください。

 

「林業アピールツアー 山師と語ろう」について

 昨日、お伝えした「ウッジョブ」の中にあるツアーの詳細が端末によっては見られないようですので、こちらに詳細を載せました。多くの皆様の参加をお待ちしております。よろしくお願いいたします。               


「林業アピールツアー 山師と語ろう」
                                                 企画:荒谷小6年 はるちゃん
1 ツアー名 山を敬い、山に感謝する、誇り高き山師の姿    the伐採

 ○ 迫力満点 プロの山師が伐採する瞬間を見学しよう
 ○ この時期しか見られない山の絶景を満喫しよう
 ○ 食べよう 語ろう 知ろう 山師のプロと話してみよう

2 私がこの企画を考えたわけ

 先日、新聞に、「少子高齢化が進み、林業をする人が減っている」という記事が載っていました。森林組合の作業員が2000年の530人から現在320人にまで減少したのだそうです。この記事を読んだ瞬間、このままでは、諸塚の林業が、そして森林がなくなってしまうかもしれないと思い、とても不安になりました。
諸塚の林業は、このままでよいのでしょうか。森林はどうなるのでしょうか。
 わたしは、この問題をどうにかして解決したいと思いました。諸塚の森林は私たちの生活をずっと昔から支えてきました。今こそこの森林に恩返しをし、これから先もずっと自慢の森林であり続けてほしいと思いました。そして、どうすればこの問題を解決し、私なりに諸塚に貢献できるのか考えました。諸塚に住みたくなる、諸塚で林業をしたくなるにはどうしたらよいか。考えに考え見つけた解決策が「林業アピールツアー」です。まずは、諸塚の林業の担い手、山師の仕事と山師を知ってもらおうと考えました。また、このツアーでしか味わえない「わたし」ならではの諸塚めぐりをやりたいと考えました。そして、ツアー後は、参加者にアンケートをとり、人材を確保する資料としてまとめ、報告します。
 私の夢は、この諸塚村で保育士として子どもたちを育てることです。子どもたちに諸塚のよさをたくさん味わわせたいと思います。そして、諸塚の木のように元気よく育てます。だから、この森林を守り育てる人を確保することは、将来にわたって諸塚が輝く続けるとともに、未来の子どもたちにとってとても大切なことだと考えるのです。

3 期日   平成27年12月12日(土)

4  対象者:20代の男女

5 日程
 ○ 諸塚村立荒谷小学校  集合  12月12日12時 
 ○ 始めの会の後、私のおばあちゃんたちが準備した昼食を堪能
   (しいたけ寿司、ししなべなど)
    ○ 近くの伐採現場へ移動~見学とインタビュー
    ○ 古民家よしやで焼き肉&山師と語ろう(17時~20時)
      (私達5、6年生6名の持続可能な林業立村への取組をお聞きください。)
      (山師の方と語りましょう。山師の用意したはちソーメンもありますよ。)
   ○ 次の朝はそれぞれで解散です。日曜日ですので、復興した諸塚商店街や諸塚の晩秋の景色を堪能ください。

6 申し込み  ※ 12月4日(金)までにお申し込みください。
  ○ 別紙申込書に必要事項をお書きの上、FaxまたはEmailにてお申し込みください。
     住所 〒883-1301宮崎県東臼杵郡大字家代6159番地 
 諸塚村立荒谷小学校 
     ℡    0982(65)1120   Fax 0982(65)1138
     Email  ara-syou@m-link.jp        
 ホームページ http://cms.miyazaki-c.ed.jp/1674/htdocs/?page_id=13

7 その他
   ○ 古民家「よしや」は8名泊まれます。8名以上の場合は、池ノ窪グリーンパークログハウスをご案内いたします。
      ・古民家「よしや」一人一泊3000円
        http://www.morotsuka-tourism.jp/private-house.php#ID8
      ・池ノ窪グリーンパーク   ログハウス
       http://www.morotsuka-tourism.jp/log-house.php#ID68
                「林業アピールツアー 山師と語ろう」
申込みをされる場合は
1 申込期日
2 参加者氏名連絡先(携帯電話等)
3 お聞きされたいことやメッセージ
※ 複数で参加される場合は参加される方全員のお名前をお願いします。その際、代表者の方が分かるよう明記していただけると助かります。


【児童が作成したツアーの広告です】

「ウッジョブ諸塚」

 今日から本ホームページのトップメニューに、新しく「ウッジョブ」の窓が登場しました。この中には、ウッジョブに関する記事や資料を載せて行く予定です。今回は、「林業アピールツアー 山師と語ろう」というツアーの詳細を載せています。子どもがウッジョブで企画したツアーがとうとう実現するのです。ぜひ、そちらものぞいていただき、ご都合のつかれる方はツアーに参加していただけるととても嬉しく思います。子どもが一から考えた諸塚を満喫できるツアーになっています。どうぞよろしくお願いいたします。

 今日も、いもほりの後のすきまの時間を利用して「すきまウッジョブ」を行いました。内容は今回のツアーに関することです。平成27年12月12日12時集合のツアー、本校の5・6年生の子どもたちも応援するため参加する予定です。


  【みんなで協力し合って、いいツアーにしましょうね】

「ウッジョブ諸塚」へはこちら

おいもがいっぱい!

 今日の3校時~4校時は、先週の金曜日にできなかったいもほりを行いました。どれくらい大きくなっているかなぁ、おいしいおいもになっているかなぁなど、おいものことを考えながら地域の方が貸してくださっているおいも畑へと向かいました。


 まずは、おいものつるを取る作業をします。長く伸びたおいものつるを引っ張ると「おいもが出てきそう~」と心配そうでした。しかしながら、土深くに眠っているおいもはまだまだ出てきません。その後、マルチを取り除きました。全部で4畝ある、おいも畑、そのうちの1畝はとってもおいしいおいもの苗を植えているそうです。そのため、その1畝は最後に掘ることにしました。


【なが~いつるを取り除きます】【早速おいもをみいつけた】

 手で掘ったり、スコップを使ったりして、おいもに傷をつけないように慎重にいもほりをしました。おいもが顔を出すと「あったー!」と大興奮の子どもたち。「これは双子かな?いや三つ子だった」と喜ぶ子どももいれば、「これはおいしいサイズだ~」と中くらいのサイズのおいもを掘って嬉しそうにしている子どももいました。中には「私が掘ろうと思うところには必ずおいもがあります」と鋭い嗅覚の持ち主もいました。


【おいもが見えても深く深く掘らないとなかなか出てきてくれません】


    【堀り始め】       【掘った後】

 たくさんのおいもを見ると、次はどんな風に食べるかが話題にのぼっていました。「スイートポテトはもう何回も食べたから別のがいいな」とか「今日はおいもごはんするよ」などと話していました。

 いもほりが終わると、この畑を貸してくださった地域の方のお家に5・6年生が伺って、収穫したおいものお裾分けをしました。地域の方には毎年お世話になっており、いもの苗植えをした後も電柵をはってくださったり、定期的に見に行ってくださったりしていました。こんなに立派なおいもがたくさん収穫できたのも、地域の方にお力添えいただいたおかげです。ありがとうございました。


【いつもありがとうございます】

 学校に戻り、給食の時間になると台の上に大きな炊飯器が登場しました。実は3・4年生が、朝お米を研いでいてくれておいもを収穫した直後にごはんと一緒に炊いておいもごはんを作ってくれていたのです。なんと1升炊いたそうです。給食もあるので、ほくほくしたおいもを給食のごはんの上に乗せておいもを味わいました。新鮮であま~いおいもに食欲もそそられ、あっという間においもを食べてしまっていました。給食を全部食べた児童には、おいもごはんのおにぎりのおかわりがありました。残ったおにぎりはみんなでお家に持って帰ります。


【ごはんの左にある黄色く見えるものがサイコロ状のおいもです】

 春に植えた苗が大きくなり、秋になって収穫し食べられるというありがたさ、それまでの苦労、その後の畑の世話など、おいもを通して学ぶことがいっぱいありそうです。地域の方には本当にお世話になりました。無事にいもほりを終えることができました。ありがとうございました。

かわいいお客さん

 今日の3校時、「とことことこ」とかわいい足音が聞こえてきました。その足音の主はかわいい保育所生です。今日は七五三のお参りをするはずが、雨のために行くことができずゲームをすることになったそうです。それで教頭先生を訪ねてやってきたのです。

 教頭先生とじゃんけんをして勝つとかぼちゃのシールがもらえます。真剣にじゃんけんをする保育所生、なかなか教頭先生にじゃんけんに勝つことはできません。何度も何度もじゃんけんをした結果、ようやくみんなじゃんけんで勝つことができました。「ほら、こんなに集まったよ」とカードに貼ったシールを見せてくれる子がいたり、「中くらいの(大きさの)シールがいい」とリクエストをする子がいたりして、和やかな時間が流れました。


【負けたら列の一番後ろに並び直します】

 本校も、本日いもほりの予定でしたが雨のため延期になりました。そのため、月曜日にいもほりをする予定です。大きなおいもができているかなぁ。

わくわく学習応援隊のみなさんとC学習発表会リハーサル

 11月9日(月)は、C学習発表会のリハーサルを行いました。今回は、わくわく学習応援隊の皆様にもお越しいただき、子どもたちの発表にアドバイスをいただきました。
 まずは3・4年生の発表です。3・4年生は現在の進捗状況を発表し、それぞれ作成している「安全ヘルメット」、「木の香りのする枕」、「林業のやりがいカルタ」について説明をしました。
 「安全ヘルメット」では、ヘルメットに付属しているタッチパネルが視界に入って見えにくいのではないかとか、ヘッドホンは耳に固定できるよう工夫をしてみてはどうか等のアドバイスをいただきました。また、以前地元の林業会社の社長さんから、ヘルメットに笛もつけるとよいというアドバイスをいただいていたので、笛もつけています。その笛の使い方について新たなことを教えていただきました。
◯ 笛をはじめに1回鳴らす・・・周囲に木を倒すことを知らせる
◯ 次に3回鳴らす    ・・・木を倒したことを知らせる
◯ 最後に1回鳴らす   ・・・その木の伐採が終了したことを知らせる
 という使い方だそうです。安全に作業をするために笛は大切な役割をしていることを学びました。また、ヘルメットの色や切りすぎ予報(伐採中、自分の方に木が倒れてくることを防ぐためのもの)については分かりやすい表示が必要であることもアドバイスいただきました。


【試作品にたくさんのプレゼント(アドバイス)をもらいました】

 3年生の「木の香りのする枕」については、香りがなくなった時に取り替えられるようなグッズがあるとよいということをアドバイスいただきました。また、「林業のやりがいカルタ」には、札の言葉に昨年度の6年生が林業のやりがいポスターを作成した際に林業関係者の方々が書いてくださった言葉を活用してもいいのでは等の新しい提案もしていただきました。


【さらに進化できそうですね】

 その後、5・6年生の発表です。5・6年生は現在、自分の課題に向かって情報収集をしたり構想を練っていたりする段階で、具体的なものはまだできていません。今回は、自分たちが表現したいものを発表し、そのためにどのような考え方が必要なのかを考え、それを解決するためのヒントを得るため応援隊の方々に質問を考えてきました。
 まず、「永久に続け 林業立村」がテーマの5年生です。この児童は「もし、林業がなくなったら」、「林業をなくさない工夫」、「もし天然林だけだったら」、「人工林を増やす方法」などを質問し、それらを四角いポスターにまとめて、林業を発信します。「もし、林業がなくなったら」という質問には「宮崎県自体が機能しなくなるかもしれない」、「森林の役目は国土の保全であるから、国土が壊れていく恐れがある」などの答えをいただきました。また、林業のやりがいについて「諸塚が好き、山が好き、自分たちが切った木で家が建てられているのを見ると感慨深く、特別な仕事をしているのだと実感します」ともお話いただきました。


【自分なりに答えがまとめられそうですね】

 次に「絆プロジェクト」がテーマの5年生の発表です。この児童は諸塚ならではの人と人のつながりに着目し、木で絆を深めることを考えています。特別な絆を深めるため、木の種類やフレームの形を選べるオーダーメイドの木のフォトフレームを計画しています。そこで、応援隊の方々からは「クリやナラは香りには期待できません。ヒノキやマツは香りがいいです」、「台はヒノキにして、他の部分は他の木を使って色々な種類の木を用いたフォトフレームもいいかもしれない」等のアドバイスをいただきました。また「プレゼントをする時に意味づけをして贈るといいですね」ともお話しいただきました。どのような思いがあってできたフォトフレームなのか、それが伝わると互いの絆も深まるのかもしれません。


【どのように意味づけをするのか】

 その後は6年生の発表に入りました。
 まずは林業のよさをCMで発信する児童の発表です。自然や人を守る林業をヒーローと捉え「林業はヒーロー」というテーマができました。そのヒーローがピンチな状況にあることや、国内研修で出会った方の「林業は人と人とをつなげてくれる」という言葉の意味をもっと知り、CMに生かしたいという思いがあります。応援隊の方からは「諸塚では個人で山を持っていたり、共同で持っている山があったりします。一緒に汗を流してそれらの山を手入れするのです」、「一緒に木を育てて価値を育てる。林業は人と人をつないでいる一番肝心なものです」、「仕事は違えど、一緒に生活するのが林業であり、森林です」など、今まで知らなかった林業と人と人とのつながりが見えてきました。


【どのような映像でそれを表現するか】

 それから「人材を確保せよ」というテーマでパンフレットを作成する児童の発表です。この児童は、まず諸塚村の欠点を出し、それを逆手に見たらどのような見方があるかを考えます。例えば「諸塚村は人口が少ない」という欠点に対して、それを逆手に見たら「知らない人がいない」という見方だそうです。その後にも、林業の魅力や未来の林業の姿などをパンフレットにまとめます。この児童は「林業についた理由」を応援隊の方々に質問しました。すると「山が好きだから中学の頃から林業に就くと考えていた」、「小さい頃からの夢ではなかったが、林業に携わるにつれてのめり込んだ。人とのつながりが面白い」等のお答えをいただきました。


【欠点を逆手に見る考え方が面白いですね】

 次は「諸塚ツアー 林業のよさを発信」を考えている児童の発表です。「山を敬い、山に感謝する、誇り高き山師の姿!the伐採」をテーマにツアーを組み立てています。迫力満点の伐採見学や、学校での地元の食材をふんだんに使った昼食、山師の方々との語らいの場を設定するなど、楽しみな企画がたくさん用意されたツアーです。「伐採の瞬間を見られる場所はどこですか?」との質問に「12月には荒谷の現場に行きますよ」と嬉しい答えをいただきました。また「コミュニケーションがとれる場を確保できれば大成功だと思います」等のアドバイスもいただきました。


【対象は20代の男女!女性もぜひ!!】

 最後に「木材のよさを発信」をテーマにパンフレットで科学的に木材のよさを伝える計画の児童の発表です。五感で感じた木のよさや、木の実験、「なぜ諸塚のめんぱは木でできているの?」等の内容を盛り込みます。お弁当箱にめんぱを使っている方は「温かみがあったり、香りがいいんです。また、ごはんがおいしいですよ」とお話しくださいました。また、この児童は木の紙でパンフレットを作りたいと考えていますが、耐久性に問題がでてくるのではと心配をしています。どのような方法で木をパンフレットに活用するかも課題のようです。


 【行きつ戻りつですね】

 今回、ウッジョブでの学習内容をプロの方々に見ていただき、新たな視点からアドバイスや助言をいただきました。子どもたち一人一人が考えた計画に多くの方々と関わっていただくことにより、様々な知恵や工夫を加えることができました。そして、課題も出てきました。子どもたちは、学校以外にも自分たちを応援してくださる方々がいることを心強く思っていると思います。今後もお願いすることが多いかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

 ご多用の中、長時間の発表をお聞きくださりありがとうございました。

イチョウが降り注ぐ

 昨日の昼休み、1・2年生の先生がイチョウの木周辺で遊んでいた子どもたちを写真に撮りました。地面には、ひらひらと落ちた黄色いイチョウがたくさん敷き詰められています。それを手にし、空に向かって舞い上げる子どもたち。イチョウが生き返ったように空を舞い、子どもたちの上に降り注ぎました。秋ならでは、荒谷小ならではの贅沢な遊びです。


     【保育所生も一緒にイチョウと戯れました】

「すきまウッジョブ」

 5・6年生は11月から「すきまウッジョブ」というものを行っています。これは、1時間の授業ではなく、すきまの時間を使って森林に関する知識を学ぶものです。なぜ、学ぶのか。それは、現在進めているウッジョブ諸塚の学習の内容に、拠りどころとなる知識があれば、更に活動の幅が出てくるからです。この「すきまウッジョブ」、今回は第2回になります。

 「すきまウッジョブ」子どもたちも職員もすきまの時間を使って学習するものと思っていたのですが、実はもう一つの意味があるそうです。それは「すきま=好き!まぁ」という意味です。ウッジョブの学習を今よりももっと好きになって欲しいという願いが込められているのかもしれません。

 さて、今回のテーマは「森の恵み!一体何が恵み?~50にも及ぶ恵み、一人10役以上の働き、環境という視点」です。11項目にも及ぶ森の役割を校長先生が一つずつ教えてくださいました。
① 気温を和らげる
② 湿度を和らげる
③ 風を防ぐ
④ 霧を防ぐ
⑤ 自然災害を防ぐ
⑥ 防火
⑦ 防音効果
⑧ 二酸化炭素の吸収・貯留
⑨ 動物を守る
⑩ 教育の場
⑪ 文学、絵画、音楽等の題材
です。その他にも森林の空気の作用や日本料理に用いられる葉っぱ等の作用もご指導くださいました。


【改めて一つ一つ学ぶと森に助けられて生きていることが分かりますね】

 また、「休む」という字は「人」と「木」が合わさったもので、もともとは人が木陰で休むという意味があるそうです。また、forest(森林)にはfor(~のために)+rest(休む)休むためのもの=森林という造語もあるそうです。この「すきまウッジョブ」には、これからの林業の未来を考えたり、人工林と自然林の関係を考えたりするヒントもたくさんありそうです。新たな知識を得て、それを生かして自分の課題解決に取り組んで欲しいと思います。


【自然体験豊かな子どもたちは、森林の恩恵を肌で感じていました】

初めて出会う絵本

 今日の朝の時間は地域の方による読み聞かせでした。教室のシンボルのような干ししいたけがある1・2年生教室での読み聞かせです。まず「今日は読み聞かせには色々な種類があるということを知ってもらいたくて選んできました」とお話くださいました。一体どのような本が出てくるのか興味津々の子どもたちです。
 1冊目は「あいうえおおきなだいふくだ」という絵本です。この絵本はあいうえお作文で構成されていて、「あ」から「ん」までの50音を使っておおきなだいふくを食べるまでの動物たちの試行錯誤をリズミカルに聞ける絵本でした。


【事務の先生に「上等!」と太鼓判を押してもらった干ししいたけ】

 2冊目は「きもち」という絵本です。この絵本には文章が書いてありません。絵を見て気持ちを想像する絵本でした。子どもたちが経験しそうな場面がたくさんあり、このような時どのような気持ちになるのか、子どもは子どもの目線で大人は大人の目線で考えた絵本でした。

【自分と他の人との気持ちは違うもの】

 3冊目は「ギャロップ」という絵本でした。これはしかけ絵本になっていて、ページをめくるたびに馬が走っているように見えたり、猿が動いているように見えたりして、子どもたちは「すごーい」、「どうなってるっちゃろう」、「紙の中にしかけがあるのかなぁ」などと感想を言いながら絵本に近づいて見ていました。


【不思議な絵本に身を乗り出して見ました】

 最後に、絵本ではなく手袋を使ったお話やエプロンシアターを紹介してくださいました。子どもたちが知っているお話「うさぎとかめ」を手袋の中で表現していたり、エプロンの中で表現していたりするものです。人の身体に身に付けることによって、そのお話に愛着も湧き、温かい気持ちになるのだなぁと感じました。
 次回はシアターパネルというものを紹介してくださるそうです。来年が待ち遠しく感じられる読み聞かせの時間でしたね。


【手袋にエプロンシアター。次回は体験ができるかもしれません】

 本日はお忙しい中、朝早くからお越しくださりありがとうございました。子どもたちは、絵本の中身がそれぞれ違うものに出会い、また絵本を使わないお話の方法を知り、充実した読み聞かせの時間になったと思います。読み聞かせの後、廊下ですれ違った男の子は「あ~楽しかった」と話していました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

11月の全校朝会

 今朝は11月の全校朝会が行われました。今日は曇り空のせいか気温が低く、冬の訪れを感じるような寒さです。
 まず、校長先生のお話です。今月は、子どもたちが今学習していることは何のためにしているのか、何を目指しているのかというお話でした。今、子どもたちは①読書②地域であいさつ③わくわく学習(ウッジョブ)④スケッチなど教科の学習以外にも様々な学びをしています。これらは主体的・能動的な学習です。反対にテレビを見ることやゲームをすること、スマホで遊ぶこと等は子どもたちにとって受け身になるものです。将来、今よりもずっと人工知能が広がり、生活環境が今とは違うものになっていることが予想されます。その中で大切なことが「見方や考え方を鍛える」ということだそうです。それらを鍛えるために、①読書で新しい考え方や今まで知らなかった世界に触れたり、②地域であいさつをすることでコミュニケーションの第一歩が踏み出せたりします。また③わくわく学習(ウッジョブ)で様々な見方や考え方を知り、④スケッチで四季の移り変わりを五感で感じることができます。


【ゴールは「見方や考え方を鍛えること」】

 次に図書主任の先生から11月の学習目標についてのお話がありました。11月は「読書に親しもう」です。そこで、本の選び方についてお話くださいました。「心の栄養」である本をバッグの中にぎっしり持って来てくださっていた図書主任の先生。これはあるテーマを考えて選んだ本なのだそうです。そのテーマとは・・・。


【「あ!分かった」とすぐにひらめいた子もいました】

 「あぶくたった」、「くだものさん」、「くだものだもの」、「おかしなおかし」、「おしくらまんじゅう」・・・これらは食べ物をテーマにして選んだ絵本だそうです。このようにテーマを決めて本を選ぶと選びやすかったり、楽しかったりするそうです。そして、今日は特別に図書主任の先生の読み聞かせが行われました。


   【目がキラキラ】 

 テーマをもって本を選ぶという方法があれば、読書に親しむきっかけになると思います。嬉しそうな子どもたちの表情が印象的でした。

 その後、表彰が行われました。作文や新体力テストの体力賞、陸上教室の表彰が行われました。表彰を受けていない子どもでも、挿絵が掲載されたり新聞で詩が掲載されたりして様々な分野で活躍しています。


        【文集「ともだち」の表彰】


    【作文の表彰】      【新体力テスト】


    【陸上教室】

 日に日に寒さが身にしみるようになりますが、子どもたちのがんばりや元気が震える身体に力をくれるような気がしました。

鑑賞教室

 先週の金曜日、諸塚中学校で鑑賞教室が行われました。今回は劇団こふく劇場の「野原の麦わら帽子」という劇です。この劇には鑑賞している小学校1年生から中学校3年生までの児童生徒そして教職員のうち、希望をした5名が壇上に上がり劇に参加をしました。夏の日に現れた不思議な学校、そこで繰り広げられる楽しい授業が子どもたちの心をつかみ、終始笑いに包まれた鑑賞教室でした。本校の2年生も劇に参加をして、タヌキの役をしました。とっても似合っていましたし、元気に答えたり踊ったりしていました。カワウソが先生の不思議な学校、また見てみたいですね。
 


   【はじめはどんな劇なのかドキドキしましたね】


      【タヌキの役、貴重な経験でしたね】

ハロウィンパーティー

 今日はALTの先生がお越しくださり、保育所生と小学生でハロウィンパーティーを行いました。これまで、このハロウィンパーティーのために、手作りの衣装を作ってきた子どもたち。この日が待ち遠しかったようです。
 はじめにハロウィンについて、ALTの先生からお話がありました。日本ではあまりなじみのなかったハロウィンですが、近年多くの行事が開催されているようです。それから、ハロウィンにちなんだカルタをしました。魔女やガイコツ、おばけなどの札があり、それをALTの先生が英語で言って子どもたちが札をとります。

【ハロウィンってなあに?】   【カルタ対決 5・6年生】

 カルタでは保育所生から「すご~い!おにいちゃん」と応援の声が出てきたり、1枚の札に何人もの手が重なったりして白熱していました。
 その後、衣装に着替えて「むらまつり」をみんなで踊りました。保育所生はたくさんのお姫様がいたり、警察官がいたりしました。小学生も手作りのものを1つは持って出てきました。鎌を持っている子ども、段ボールで作った爪をつけている子ども、マントを着けている子どもなど、子どもたちのこだわりの衣装やアイテムがたくさんありました。


【「むらまつり」は保育所生が運動会で踊ったダンスです】

 その後、みんなで「むらまつり」の曲に合わせてダンスをして、最後に校舎の中で「trick or treat!」と言って、お菓子をもらいに行きました。今年度は「trick or treat!」の後に「お菓子をくれないと〇〇しちゃうぞ!」と一言つけることになりました。子どもたちは「お菓子をくれないとカエルにしちゃうぞ」、「お菓子をくれないと魔法をかけちゃうぞ」、「お菓子をくれないとメロメロにしちゃうぞ」などかわいいことを言っていました。

 この活動で、小学生は常に保育所生優先の行動を心がけていました。また「see you」や「thank you」等、自然に英語が出ていて楽しみながら英語に触れていました。明日の給食はハロウィンにちなんでカボチャのメニューが出ます。楽しみにしていてくださいね。

寿会のみなさんと

 昨日は寿会のみなさんとふれあいの集いが行われました。毎年行っているこのふれあいの集いですが、子どもたちは一人一人目標をもって臨んでいます。多くの子どもたちが、おじいちゃん・おばあちゃんとコミュニケーションをとること(自分から話しかけること)を目標にしています。

 今回も、おじゃみ作り、竹鉄砲、竹とんぼ、おりがみの4つに分かれて、寿会のみなさんに作り方を教えていただきながら製作をしました。寿会のみなさんは、竹や布、鈴玉などの材料をたくさん持ってきてくださいました。それらを使って製作をしながら、「おじゃみに入れるものはあずきよりも鈴玉の方がいいんですよ。虫が食わないからね」とか「おじゃみでジャグリングをしてたもんです」などとお話をしてくださいました。またおじゃみに使用する布は、着なくなった洋服を裁断して持ってきてくださった方もいらっしゃいました。作り方を教えていただきながら、また昔の話を聞きながら製作をする時間はとても貴重な時間です。


         【針と糸でちくちく】


【どこを縫えばいいかなぁ】 【竹とんぼ、飛ばすのが楽しみ】


 昔は与えられたものではなく、自然にあるものを自分たちで工夫し、活用して遊びを作り出していたようです。自然豊かな荒谷ですのですぐにできそうな遊びばかりです。昔の方々の知恵や生活に触れて、有意義な時間を過ごしたことと思います。
 来年どうぞよろしく願いいたします。

読み聞かせ

 昨日の朝の時間は地域の方がお越しくださり、読み聞かせをしてくださいました。
 今回は3冊の絵本を読んでくださいました。1冊目は、「へのかっぱ」という絵本です。この絵本の中には「きつねにつままれる」、「鳥肌が立つ」等の慣用句が載っていて、それを絵や文で分かりやすく説明しています。1~3年生はそのような慣用句を使ったことがない子どもばかりでしたが、4~6年生になると慣用句の意味を知っていたり、使ったりしている子どももいました。


【干ししいたけを作っている1・2年生教室で読み聞かせです】

 2冊目は「ムニャムニャいきのバス」という絵本です。ムニャムニャ行きとは一体どういうことなのか。興味津々に絵本を見ていると、運転手やお客さんはいないのに、そのバスからは三角定規が降りてきたり、トマトが降りてきたりしました。予想外のものが降りてくるバスに子どもたちは笑ったり、歓声を上げたりしていました。


【思いもよらないものが降りてきましたね】

 3冊目は「シニガミさん」という絵本でした。人の寿命を決める「シニガミさん」、こぶたとオオカミの寿命が残り少ないことを知っています。そのこぶたとオオカミのやりとりを見ていて、「シニガミさん」の気持ちはどのように変わっていくのか。弱ったこぶたにオオカミの優しさが見えてくる嬉しい絵本でした。

 言葉の勉強になる絵本や楽しい絵本を読んでくださった地域の方、朝早くからお越しくださりありがとうございました。子どもたちは新しい本との出会いに目を輝かせていました。ありがとうございました。


【読んでくださった3冊以外にも絵本を用意してくださっていました】

表現集会(5・6年生)

 今朝の表現集会は5・6年生の発表でした。今回は「カノン」という曲をリコーダーで演奏し「明日を信じて」という歌を歌いました。「カノン」の演奏は、毎朝5・6年生の教室から職員室まで聞こえてきます。職員室でその演奏を聞いていても上手だなぁと思うのですが、子どもたちの演奏する姿を見るとその音色は格別でした。


  【今月も表現集会のテーマソングからスタートです】


【途中から2部に分かれての演奏でした】
 「明日を信じて」の合唱は、大きな声で真っ直ぐ前を向いて歌っていました。真剣な表情、大きく口を開ける姿に引き込まれるようでした。


【この調子だと駄賃付け唄も堂々と歌えそうですね】

 次に、図工で製作した「コマコマアニメーション」を披露してくれました。これは自分たちで作った動物をコマ送りになるよう写真を撮ってアニメにしたものです。動物の関節や体が動くようになっているため、コマ送りで見ると本当のアニメのようでした。作品にはそれぞれ「ひよこ魚をつる」、「決戦」、「でっかいりんごを食べて喜ぶくまさん」、「I Love くまさん」、「モンキーの挑戦」、「海の底」というタイトルがつけられていました。ヒヤヒヤするもの、ハラハラドキドキするもの、自然と笑顔になるもの、しかけがあるものなどそれぞれの個性が光る作品ばかりでした。
 

スケッチブックを持って

 毎週月曜日、昼休みの後にスケッチをする時間を設けています。今日は、先日届いたスケッチブックを持って外に出かけました。自分が描きたいと思った場所に行き、静かにスケッチをします。遠くに見える山の稜線を見て「山を描いたんですけど、同じ高さに電線があったのでこれは電線にします」と話しながら描く子ども、珍しくスケッチの中に子どもの姿があったので「誰を描いたの?」と尋ねると「(保育所生の)妹と○○ちゃんです。もういないけど」と少し寂しそうに話す子どももいました。また、山を描いている男の子の絵を見て「○○くんの絵にはイノシシがいるね~」と感想を言い合っている場面も見られました。山の稜線がイノシシの形に見えるという新たな発見もありましたね。時の流れ、自然の変化、これからも子どもたちのスケッチブックの中に蓄積されていくことでしょう。


    【どんな風景が見えているのかな】


 【1年生が描いているのは・・・・色鮮やかな南天】


【奥の方に見える山もスケッチしました】

ミニクイズ

 昨年度は、給食の時間に食に関するクイズを行っていました。今年度は身体に関するクイズを出題しています。10月の保健目標は「目を大切にしよう」なので、目に関するクイズを出題しました。今日は目の慣用句のクイズです。
 「目は○○ほどにものをいう」の○○は何でしょう?という問題。1~4年生には少し難しかったようです。また、「○○に角を立てる」の○○は?という問題も難問でした。ほんの2~3分のミニクイズですが、この時間を通して今までよりも身体に興味や関心をもつようになってほしいと思います。「すべての土台は健康」ということを子どもたちに伝えていきたいと思います。


【今日もみんな完食でした】

 そして、給食の後3・4年生教室の前を通ると魔法使いのような子どもたちがいました。


     【えい!】

 来週、ALTの先生が来校される日にハロウィンパーティーが計画されています。その時の衣装を手作りで作っているのです。お家に衣装がある子どもは持ってきていますが、必ず一つは何かを作ります。一体どんな衣装が出来上がるのか楽しみです。また、ハロウィンについてもどのような日なのかしっかり学びましょうね。

むらまつり

 今日の4時間目「どんどんひゃらら どんひゃらら~」と元気な歌声が聞こえてきました。1・2年生が音楽の授業で「むらまつり」を歌っていたのです。朝、2年生が健康観察簿を届けに来た時に「今日、むらまつりの合奏が楽しみです」と話していたことを思い出し、1・2年生教室を覗いてみると太鼓や木琴、鉄琴を使って合奏を始めていました。間奏では跳んだり動いたりする振付もあり、とっても楽しい合奏になっていました。この時期にぴったりの音楽ですね。


【木琴や鉄琴は楽譜があるけれど、太鼓の楽譜はないので自分で考えて叩くそうです】
 

7名の荒谷小

 今日から金曜日(23日)まで、5・6年生は2泊3日の修学旅行です。学校に残った1~4年生は、自分たちが学校をまとめていくという心構えでいます。
 給食の時間は、1名を残して他の子どもたちは全員給食当番です。今まで持ったこともなかった食缶、配膳したこともない大きいおかず、初めてのことばかりでしたがみんなで協力して取り組んでいました。

 今日の給食はハンバーガーでした。ハンバーグやスライスチーズのおかわりがあったため「スペシャルバーガーや!」と嬉しそうにハンバーグを2枚挟んで食べていました。また、スライスチーズを細かくちぎって山もりにして挟んでいる子どももいました。このような自分たちで作る献立の場合、その子の個性が顕著に見られる面白い時間です。5・6年生がいない給食でしたが、いつものように元気な声が聞こえる給食時間でした。


  【今日は片方のテーブルだけで給食を食べます】


          【おいし~ね】


【嬉しくて思わず立ってしまうね】

イチョウと一緒に

 今日の給食は、学級単位で食べる学級給食でした。1・2年生は外に出かけてイチョウの木の下で給食を食べていました。イチョウの陰になって、ちょうどいいスペースになっています。今日の給食の大きいおかずはワンタンスープでしたが、「水ギョウザの肉が出てきた!」と言っていたり、「ギョウザって中国の食べ物だよね。中国の名物と言えば?」「肉まん」「パンダ」「シューマイ」等と楽しい会話をしながら食べていました。
 1・2年生は3時間目にも外に出て「秋のはてな」や「イチョウのはてな」を探したそうです。一体どんな「はてな」が生まれたのでしょう。自然との関わりを多くもっている1・2年生、荒谷小では毎日のように1・2年生が外で活動している元気な声が聞こえています。


【先輩方が残してくれた手作りのいすやテーブルも大活躍】

移り変わる自然を残す

 少しずつ紅葉を見られるようになった10月、1週間違えば周りの風景もずいぶんと違い、今だけしか見られない風景もたくさんあります。それらを自分たちの目で見て、お気に入りの風景をスケッチするという取組が先週から行われています。今日も子どもたちは、探検バッグに画用紙を挟んで荒谷の自然の中に飛び出していきました。
 学校からさつまいも畑に通じる小道を上り、お茶畑のところから風景をスケッチしている子どもがいたり、学校の下の道から向かい側の山を書いている子どももいたりしました。何気なく見ていた風景に「描きたい」という気持ちを込めることで、自然の変化や美しさを感じたり、新たな発見をしたりする時間になるのではないでしょうか。


   【今日はとっても気持ちのいい秋晴れでした】


  【同じような場所でも、見ているものは違います】

 運動場に戻ると、砂場にお団子がいっぱい並んでいました。ほとんどが昼休みに1年生の女の子が作ったものだそうです。どんなおしゃべりをしながら作ったのかなぁ、一列に並べたのには理由があるのかなぁ等、このかわいらしいお団子を見ていると、その時の様子を想像したくなりました。
 また、風に吹かれて舞う落ち葉を見て「落ち葉が追いかけっこしてるみたいや。かわいい~」と6年生の女の子が言っていました。とってもステキな見方だなぁと思いながら、落ち葉の追いかけっこをみんなで見ていました。


【まあるい、おいしそうなお団子】

 お団子がある砂場から空を見上げると、イチョウの葉が空を隠していました。直視できない太陽も、イチョウの葉を通して見ると所々キラキラ輝いています。外に出たからこそ感じられることを、この豊かな自然の中で五感を使ってたくさん感じて欲しいと思います。


【秋が深まるとイチョウの葉も紅葉してくることでしょう】

久しぶりのお誕生日給食

 今日は、3ヶ月ぶりのお誕生日給食でした。8月生まれの2名の子どもと、本日誕生日を迎えた子どもを合わせて合計3名のお誕生日給食です。久しぶりの牛乳かんぱいに、誕生日を迎えた子どもたちはとっても嬉しそうでした。子どもでも大人でも、誕生日を祝ってもらえるというのは嬉しいものです。これからも、先輩方を見習って元気にすくすくと成長していって欲しいと思います。
 お誕生日おめでとう!


【1年前より、ぐ~んとお兄ちゃん、お姉ちゃんになりました】

ウッジョブで所長さんに質問

 今日の1校時、3・4年生はウッジョブの学習をしました。本日は、3・4年生のために耳川広域森林組合諸塚支所の所長さんがわざわざお越しくださいました。そして子どもたちに、「今、みなさんが勉強していることは、これからの模範となるものだと思います。必ず残るものですので、まずはやってみましょう。やってみないと分からないことはたくさんあります」とエールの言葉をいただきました。

【うれしいお言葉でした】

 早速、授業のスタートです。この時間のめあては「所長のお話をしっかり聞いて次の活動につなげよう」です。子どもたちは自分たちの計画を発表したり、所長さんに質問をしたりしました。

 まずは、安全のためのヘルメットを考えている4年生の発表です。「安全くん」と名付けられたこのヘルメット、「切りすぎ予報」や「天気予報」、「時刻予報」がヘルメットに付けられているタッチパネルで知らせてくれます。また、地元の林業会社の社長さんから、ヘルメットに笛を入れてみてはどうかとアドバイスももらったそうです。これは伐採の合図の時に使用するもののようです。
 この「安全くん」について、所長さんは「林業はとても危険な仕事です。崖の所だったり、傾斜が違ったりして、絶えず違う場所での仕事になります。ありとあらゆるところでその環境に適応しながら仕事をしなければなりません」と林業と安全は切っても切り離せないものだということを教えてくださいました。4年生が考えた3つの「予報」の中全てにアドバイスをいただきましたが、特に「天気予報」について多くのアドバイスをいただきました。「天気予報」に熱中症の要素も取り入れたらもっとよいものになるとのことです。夏場の暑さによる熱中症対策は、林業の世界でも重要なこととされているそうです。そこで、体温計や身体の水分量が分かるようなものがあるといいのではとご指導くださいました。また、ヘルメットには①安全を守るもの(強固なもの)②かぶりやすいもの(かぶっていて負担にならないもの)が求められるとのお話もしてくださいました。

      【ぼくの「安全くん」どうですか?】

 次に、スギで枕を作る3年生です。試作品を作ったようで、スギを板状のチップにしたものと、のこくずにしたもの2種類を作ったそうです。スギの香りを生かしたいため、ネット状のものに入れていました。板状にしたものは、実際に寝てみると硬くて頭が痛かったそうです。また、のこくずにしたものは、くずが落ちてしまうという欠点があるとのことです。そこで、枕にするにはチップとのこくずのどちらがよいかを質問しました。すると「まず、試作品を作ってみて問題がでてきたことがいいことです。」と、子どものやる気・行動力を誉めてくださいました。そして、「スギやヒノキには吸水性があり、枕の材料にはいいと思います。燃料ボイラー用のチップ(丸いチップ)というものもあります」と、アドバイスをくださいました。


     【左がのこくず、右が板状のチップです】

 最後に、林業に関するカルタを作成している3年生です。この児童は林業のやりがいについて学習をしています。5・7・5で林業に関する言葉を考えているのですが、50音全ては考えることが難しく、現在難航しているようです。そこで、森林組合の皆様のお力もお借りしてカルタを作りたいとのことでした。また、カルタは木で作りたいようです。しかし、木で作ると乾燥した時に裂けてしまいます。木の香りも残したいという思いもあり、どのようにしたらよいかを所長さんに訪ねました。すると「名刺用の薄い木を使うといいかもしれません。これは紙に薄い木を貼り付けるので、裂けることはありません。」とのアドバイスをくださいました。また、丸いカルタを考えているという意見にも「年輪を生かすといいかもしれないね」とも教えてくださいました。


【カルタのお手伝い、どうぞよろしくお願いいたします】

 子どもたちや職員が考えても出てこなかったアイディアをプロの方に伝授していただき、子どもたち、そして3・4年生の担任の先生の目はキラキラ輝いていました。また、子どもたちが行っている活動や計画を認めてくださり、応援してくださるお言葉に子どもたちの意欲はかき立てられたのではないでしょうか。ふり返りでも、「夏に熱中症が多いように、冬はかぜが多いから、ホッカイロをいれようかなとも思いました」といただいたアドバイスから、自分なりの考えを深めている児童がいたり、「自分が考えていた生地が本当にあったんだなと思いました」と、自分の考えに自信をもったりしている様子がうかがえました。

 本日は、子どもたちと一緒に悩んでくださり、そこから色々なアイディアを出してくださいました。私たちだけでは分からないことを具体的に教えてくださり、子どもたちにとっても職員にとっても林業の学びの楽しさを感じることができる時間でした。お忙しい中、お越しくださり本当にありがとうございました。これからも、一所懸命ウッジョブに取り組む子どもたちを応援してくださいますようお願い申し上げます。本日はありがとうございました。

荒谷の味覚

 今日の4時間目、家庭科室で3・4年生が何かをしていました。家庭科室の前を通ると「誰か来た!」と言って、何をしているか見られたくない様子です。給食の時間「家庭科室で何をしてたの?」と聞きたい気持ちを抑え、午後職員室にいると3・4年生がおにぎりを持ってやってきました。「登下校中に拾った栗で栗ごはんを作りました!」と嬉しそうに話していました。3・4年生で20個以上の栗を拾ったそうです。きれいな黄色い栗がところどころに見えるおにぎり、全校児童分あるようです。
 秋の味覚、荒谷の味覚をいただきますね。ありがとうございました。


【栗ごはん いただきまーす】

宮崎大学の先生と大学生が荒谷小に!

 昨日、1年生の国語の研究授業が行われました。その研究授業やその後の研修に参加してくださるため、宮崎大学の先生と大学生3名が荒谷小にお越しくださいました。
 4時間目は、3・4年生の複式指導を参観されました。大学生の方々は複式指導を初めて参観するとのことでした。人数の多い学校とは違う雰囲気や指導法を見ていただいたと思います。


【大学生のみなさんも熱心に参観されていました】

 給食は子どもたちと一緒に食べてくださいました。「大学の先生って教科で違うんですか?」との質問に「例えば国語だったら、国語の先生だけでも4人くらいはいらっしゃるよ」と話してくださったり、子ども同士で「どこの大学に行きたい?」と話したりしていました。大学というまだ見ぬ世界に憧れを抱いているようでした。

 そして5校時、研究授業が始まりました。「サラダでげんき」という物語文の学習でした。めあては「ありが でてきたときのようすを よみとろう」でした。一つ一つの言葉にこだわり、言葉の意味を確認しながら、場面の様子を読み取っていました。例えば、「こそこそ」という言葉の意味を捉える時には、一度ろうかに出て「こそこそ」教室に入ってくるよう指示がありました。2名の1年生はにっこりトーク(話合い活動)をしながら、実際にそろりそろりと歩いて「こそこそ」を表現するために、何度も何度も静かに歩いていました。その他にも「ずらり」や「ちょっぴり」の意味を押さえ、どのような読み方をすればよいかを考えました。2人の息の合ったにっこりトークに思わず顔がほころびました。


【はじめは緊張していた1年生】  【「こそこそ」ってどんな歩き方?】


【砂糖を使ってちょっぴりを表現】 【言葉の意味を理解した後の音読は工夫がいっぱい!】
 
 1学期の国語の授業の時と比べると、大きく成長していた1年生。その姿から、私たちが学ぶことがたくさんありました。1年生よくがんばりましたね。ありがとうございました。


【大学の先生の貴重なご意見をいただき、また大学生の積極的な発言も勉強になりました】

今日は学校評議員さんも参観日

 今日は参観日でした。3校時に参観授業、4校時に懇談が行われました。いつもと違うのは、今日は学校評議員さんがお越しくださっていることです。3時間目の参観授業には、保護者の皆様と一緒に各クラスの授業の様子を見ていただきました。


【10時前からお越しいただき、校長先生や教頭先生のお話を聞いていただきました】


       【2年生はにっこりトーク(話合い活動)をしているところです。】


               【3・4年生 いつもやるき満々です】


               【5・6年生 学び方を心得ています】

 おうちの方々が来られるだけでも緊張すると思いますが、今日はそれよりもたくさんの方々に学習している様子を見ていただきました。いつものように、熱心に学習に取り組んでいましたね。

 そして、給食の時間になりました。今日は給食を評議員の皆様と一緒に食べました。評議員さんは、「パンは週に何回あると?」、「席替えは月に何回あると?」等と子どもたちに話しかけてくださっていました。また、授業を見て「複式やと、片方の授業をしていても、もう片方がどんなことを話しているか聞いとかんといかんよね。こっちで授業をしているのに、向こうで話し合っていたことをちゃんと聞いてたからすごいなぁと思ったよ」と感想も話してくださいました。また、「子どもたちがやる気があるのが分かる!」とお褒めの言葉もいただきました。


               【色々な話ができてよかったですね】

 学校評議員さんは朝早くから、保護者の皆様も午前中、学校にお越しくださりありがとうございました。日頃から子どもたちは、勉強に運動に遊びに全力投球です。いつも生き生きとした表情で学校生活を送っています。これも、皆様のお力添えの賜物だと思っております。これからも学校評議員さんや地域の方々、保護者の皆様には色々とご協力をお願いするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

ようこそ荒谷小へ(M2学習)

 10月8日(木)~10月9日(金)は、第4回M2学習(集合学習)です。低学年は七ツ山小、高学年は諸塚小、そして中学年は荒谷小に集合します。
 3・4年生は荒谷小で諸塚小や七ツ山小の友達を迎えることを楽しみにしていました。昨日の8時過ぎに、諸塚小・七ツ山小の子どもたちを乗せたバスが到着すると大きな声で「おはようございまーす」とあいさつをしていました。


    【待ってました~!!】

 昨日は、2~3時間目にミニ運動会を行いました。教頭先生から「運動会で身に付けた力が発揮されるのはこのような時です」とお話がありました。運動会当日は何度も何度も練習をしてきた成果を発表するため、どのような動きをすればよいか分かっているでしょう。しかし、場所が変わり、周りの友達が変わった時に、自分がどのような行動をとればよいかは、子どもたち一人一人が考えなければなりません。その時に運動会で培った力を生かせばよいとのお話でした。
 団長は、赤団・白団ともに諸塚小の子どもでした。その団長の指示のもと、応援も元気にしていました。荒谷小の子どもたちも、周りの子どもたちの動きを真似ながら、一生懸命応援します。他の学校の応援を知り、次年度の運動会の参考になるいい機会だと思いました。


 【団長をした子どもたちは、運動会でリーダーを経験した子どもたちのようです】

 それから、徒競走や台風の目、綱引きに全員リレーなどを行いました。綱引きの綱はやっと子どもたちが入りきる長さでした。どちらも全く譲らない勝負に、見学にきていた保育所生たちも一生懸命応援していました。


【台風の目 大逆転の末、白団が勝ちました】【徒競走:荒小の運動会では使わなかった3コースも使いました】

 秋晴れの下、無事にミニ運動会は終わりました。競技の部は赤団の優勝、応援の部は白団が優勝しました。最後に、赤団の団長からふりかえりの言葉がありました。「今日初めてみんなでミニ運動会をしたのに、動きが揃っていてびっくりしました」と話していました。それが、はじめに教頭先生が話されていた、運動会に至るまでの練習や運動会を経験した子どもたちについた力なのだと思いました。子どもたちに、あきらめない心や協調性が育ち、体力もついてきていると感じたミニ運動会でした。

 本日もM2学習が行われています。いろいろな刺激を受けられる貴重な時間がもう少し続きます。

稲刈り

 今日の2~3校時は稲刈りが行われました。5・6年生が5月に田植えを行い、その稲が実り稲を刈る丁度よい時期になったのです。
 田んぼを貸してくださっている地域の方は、「今がちょうど稲刈りにいい頃です。ここの稲は育ちがよくて100点満点中70点です。農業に100点はありません。それくらい奥が深いものです」とお話しくださいました。子どもたちはそれぞれ目標を決めていて、「鎌を安全に使う」、「(田んぼを貸してくださった)○○さんに感謝の気持ちをもって稲を刈る」、「昨年はお米が田んぼに落ちていたので、今年は1粒も落とさないように落ちている一本一本の稲を拾う」等の発表をしていました。「安全」と「感謝」、「大切に扱う」という目標をもって、稲刈りのスタートです。
 「鎌は30度くらいに傾けて使うとよ~」、「刃物は引いて使うとよ」等と地域の方からアドバイスをいただき、まずは田んぼの端の方の稲を刈りました。それを聞くと、子どもたちの刈り方もスピードアップしました。その後、稲刈り機を使って稲を刈っていきます。この機械を使って稲を刈ると、お米が一定の量になるとヒモで括りつけ、ポンッと出てきます。


        【切れ味のいい鎌とそうでない鎌があるようです】

 稲刈り機で刈っている間、多くの子どもたちはそれを見ているだけになっていたので、地域の方が手で刈る部分を残してくださいました。おかげで稲刈り機を押す子どもと、手で刈る子どもに分かれたり、稲をあぜに置く子どもや、落ちている稲を拾う子どももいたりして、同じ時間に様々な活動をすることができました。特に6年生は、稲運びを率先してしていましたし、稲を1本も残さないように、地面に目を光らせていました。


        【カーブの時には少し力を入れるそうです】


  【小学校最後の稲刈りです】        【荒谷小での初稲刈りです】


【落ちている稲をていねいに拾いました】

 予定より早く終わり、子どもたちは稲刈りのふりかえりをしました。その中で、「鎌を下から上に向けて切ると切りやすかった」、「誰かが稲刈り機を使っている時は、稲を運んだり、拾ったりしている人がいてそれぞれ自分にできることができていた」との発表がありました。

 最後に地域の方からは、「この電柵は先生たちにも手伝ってもらってつけました。みんなに感謝して、次はもちつきをしてください」とお話がありました。
 
 地域の方は、田植えの後から今まで、そして稲刈りの後も田んぼの管理をしてくださいます。また、昨日は学校から田んぼまでの道の草を刈ってくださったり、田んぼのあぜの草も刈ってくださったりしていました。今日の朝も草を刈ってくださっていたそうです。子どもたちは、とても幸せな環境で稲刈りができていると思います。たくさんの方々への感謝の気持ちをもって、今度はもちつき大会に力を注いでもらいたいです。

 今日の下校指導では、校長先生から「1粒もお米が落ちていなかったことに、みなさんのやる気を感じました」とお誉めの言葉をいただきました。米という字はその字が表す通り、88の手間がかかると言われているそうです。その中で子どもたちが携わったものは2つだけです。残り86は地域の方が担ってくれていたことを忘れないようにとお話がありました。

 地域の方、今日は朝早くから子どもたちのために準備をしてくださりありがとうございました。けがもなく無事に稲刈りを終えることができて本当によかったです。子どもたちは、今度はいもほりを楽しみにしています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


   【立派なお米をありがとうございました】


 

表現集会

 今日の朝の時間は表現集会が行われました。今日は3・4年生の発表でした。3・4年生は運動会の作文を書いていて、それぞれ「運動会の宝物」、「ゴールテープ」、「つらいときこそ忍」という題名をつけていました。
 それぞれの子どもたちの作文を聞いて、運動会で一番がんばりたいところ(目標)を決めていて、自分の思い描いた自分になれるように一所懸命努力していたことが分かりました。また、「空につきささるように」とか「雲がパッと晴れたように」等の表現が作文を聞いている私たちの想像を膨らませてくれました。

【運動会を通して、諦めない心や練習を続ける大切さを学んだようです】


【「つらいときこそ忍」これからも胸に置きたい言葉ですね】

 作文を聞いていた子どもたちは感想を発表しました。主に高学年が発表しましたが、高学年の発表の内容は「○○がぐっときました。○○さんが言っていた『一生懸命』とはどのようなことですか?」などと、感想の発表だけでなく質問も入っていました。それに答える3・4年生ですが、うまく答えられない時は「例えば○○のようなことです」などと、質問された人が答えやすいように5・6年生が付け加えました。3・4年生が質問に答えると5・6年生は「つまり○○さんは~ということですね」と3・4年生の答えを自分なりに解釈して伝えていました。

 荒谷小ではにっこりトーク(話合い活動)を充実させるために、日々子どもたちも職員も修行中です。今回の表現集会で3・4年生担任の先生のアドバイスを聞きながら、3・4年生が答えたり、5・6年生が質問の内容を分かりやすくしたりして、言葉のやりとりが続いていきました。そうすることで、一つの言葉の裏側にあったものが見えてきて、よりその児童が言いたいことが伝わってきたように思います。授業中だけでなく、1日の学校生活を通してにっこりトークをすることで、自然と子どもたちの中にそのスキルが身につき、話し合うことの楽しさも味わえることにつながることを感じました。


【質問された人が答えやすい表現を考えました】

 最後に、1・2年生担任の先生が講評を話されました。3・4年生の表現方法がとても素晴らしいということを誉めてくださいました。5・6年生もこのような表現方法で作文を書くそうです。1・2年生もたくさん勉強して、3・4年生のような表現ができるようにがんばるそうです。


【とっても充実した表現集会でしたね】

できたー!

 今日の1時間目から4時間目まで、とんとんとんとん金づちを打って、はてなひよこの基地や船を作っていた子どもたち。講師である3年生児童のおじいちゃんのご指導のおかげで、無事に出来上がりました。
 3・4年生教室に行ってみると、できあがった基地や船を使ってかくれんぼをしていました。「これは、はてなひよこの枕です」と見せてくれた枕は、ビニール袋の中に木のくずが入ったものでした。はてなひよこの大きさに合わせて、小さな枕でした。はてなひよこに関するグッズがたくさん出来上がっている3・4年生教室はテーマパークのようになっています。

         【学習したもので囲まれた教室になっていますね】


【船の先はちゃんととがっていました】

 講師の先生には、子どもたちと一緒に給食も食べていただきました。隣に座った子どもはとっても嬉しそうでした。
 今回の授業で、講師の先生をはじめ、朝早くから材料を準備してくださった保護者の方、ありがとうございました。おかげ様で、子どもたちの意欲は高まり、よい学びの時間になったと思います。本当にありがとうございました。


【給食も一緒に食べてくださいました。ありがとうございました】

とんとんとんとん

 今日は3・4年生の図工の学習にスペシャルゲストが来てくださいました。それは、ウッジョブでもお世話になっている3年生児童のおじいちゃんです。今回は、はてなひよこ(3・4年生のウッジョブから生まれたひよこ)の船や基地を作るそうです。そのために、4年生の保護者の方がたくさんの木材を準備してくださいました。とってもきれいな板で、「家ができそうなきれいな木材です」と校長先生もおっしゃっていました。


              【様々な大きさの板がたーくさん】


【先生とギコギコ、奥では船の形を考える4年生】【尺目で測ると測りやすい!!】


【金づちが指に当たるけど、慎重にとんとん】【船の先をとがらせて、海賊船にしたい】

 「のこぎりはまっすぐ引くとよ」と教えてもらったり、とんとんとんとんと金づちの音が響くと「お!調子がでてきたな!!」と言葉をかけてもらったりして、はてなひよこの船や基地が少しずつ少しずつ形になっていました。
 さて、どんなものが出来上がるのでしょうか。完成が楽しみです。

ウッジョブ諸塚 中間報告会

 今日の1~2校時、5・6年生はウッジョブ諸塚(わくわく学習)を行いました。今日は、これまで考えてきた企画をプレゼンする時間です。めあては「計画(企画)をプレゼンを通して再構築しよう」です。自分の企画のアピールをして、それを聞いている子どもたちや先生方から質問や意見をもらいます。担任の先生は「自分がウッジョブの会社の社員として企画をプレゼンしてください」とお話がありました。

 子どもたちの多くが林業に携わる方々の人材確保というテーマですが、その切り口は様々です。ツアーを企画したり、パンフレットを作成したり、手軽に見られるものを考えていたり、CMを発信したりするという内容です。また、木のよさを発信する、木材がつなぐ人と人とのつながりを提案するという企画もありました。どれも子どもたちの思いの詰まったものばかりです。プレゼンをした後は、たくさんの質問もでました。具体的に考えなければならないところや、計画を練り直さなければならないところなど、発表者と対話をしながら一つ一つの計画を考えていくことで、次にするべきことが見えてきました。
 また、子どもたちは単に質問をするだけでなく、質問に答えた発表者の発表について自分なりに「つまり~ですね?」と聞き直していました。そして、発表者が考えている内容に対して、自分たちの経験から「○○のような方法はどうですか?」、「今日○○をしたので、方法は分かります」等、建設的な意見を述べていました。とても質の高い話合いでした。


     【場数をこなしている子どもたちは発表も堂々たるものでした】


【担当の先生方からも助言をいただきました】

 計画を綿密に作り方向性を示すことが、問題解決学習をする際の拠りどころになると思います。今は産みの苦しみがあるかもしれませんが、考え抜いて自分たちにできる林業への貢献・発信を見つけて欲しいと思います。

10月の全校朝会

 今日の朝の時間は10月の全校朝会が行われました。今日の校長先生のお話は「自然について考えよう」でした。秋になり、彼岸花が咲いたり、山々が少しずつ紅葉してきたりしています。これまでに撮った自然の写真を見せてくださり、四季のうつろいを感じました。
 また、宮沢賢治の「序」を読んで聞かせてくださいました。童話作家である宮沢賢治は自然や風景を心で感じ、それを物語の中で表しています。その一つである「いちょうの実」を読んでくださいました。そして、子どもたちにも手や肌、目、におい、息などで感じて想像して欲しいとお話がありました。学校にもいちょうがあります。いちょうの実やいちょうの木、物語と実際のいちょうが重なって、普段は何気なく見る学校のいちょうも違って見えきそうです。


          【秋は自然の変化を目にしやすい季節です】

 その後、生徒指導主事の先生から10月の目標についてお話がありました。10月は「物を大切にしよう」という目標です。特に記名と用具の後始末に重点をおきます。用具の後始末では6年生がぞうきんのかけ方について教えてくれました。ぞうきんの角を合わせてかける方法と、角を合わせずにかける方法のどちらがよいかを尋ねました。もちろん子どもたちは、ぞうきんの角を合わせてかける方法がいいと理解しています。
 角をそろえてかけると見た目もいいし、かけたところから落ちにくくなります。生徒指導主事の先生からは、「見た目の中には心が入ります。心は形です」とお話がありました。心を整えば、一つ一つの行動もていねいになると思います。運動会が終わって、静かな日常が戻って来ています。物を大切にする心をもって、1日1日をていねいに過ごしましょうね。


     【ぞうきんのかけ方一つをとっても、その人の心が表れますね】

感動再び

 今日はALTの先生がお越しくださいました。先日の運動会にもお越しくださったALTの先生に、その話をするとALTの先生がUSBメモリーを取り出されました。「運動会の時の一輪車のビデオです」と教えてくださり、給食時間に子どもたちに見せてくださるとのことでした。
 早速、ランチルームでスクリーンの準備をしていると、子どもたちがやって来ました。「今日は何ですか?」と楽しみな様子です。

 「いただきます」をした後に、ALTの先生がビデオについて説明をしてくださいました。子どもたちは一輪車のビデオを見られることがとっても嬉しいようで、「あ、○○くんどっかむいちょる」とか、「この時落ちそうやったよね」とか、「旗が紫色に見えるね」などと話しながらビデオを見ていました。何度みても子どもたちの演技は感動するもので、最後の見せ場「トヨタループ」の場面になるとみんなが息をのみました。ところが、肝心の「トヨタループ」はビデオに映っていませんでした。「あれ~!?」と笑う子どもたちにALTの先生が「sorry  sorry」と笑顔で返していました。


 【子どもたちの一所懸命な姿を見て、あの時の感動がよみがえりました】 

 ALTの先生が撮られた映像はドキュメンタリーのようで、とってもステキでした。このALTの先生の映像技術をいつの日か学ばせていただきたいなぁと思いました。ありがとうございました。

しいたけが出た!

 シルバーウィークが終わり、学校に来るとキンモクセイの香りが職員室まで届いてきていました。秋を感じるなぁと思っていると、9月25日金曜日、「しいたけが出てる!!」と2年生の声。その声を合図に他の1・2年生もしいたけ置き場にやってきました。すると1本のなば木から、たくさんのしいたけがにょきにょきと顔を出していました。

 「○○○先生に教えんといかん!」と子どもたちも1・2年生の担任の先生も口を揃えてお世話になっているしいたけ博士に伝えなければと話していました。毎日しいたけのお世話をしている1・2年生、さすがです。やはりしいたけが出てきているのを一番最初に見つけるのも1・2年生なのですね。


                【ここにしいたけが!!】


【形のいいしいたけがた~くさん!】

 これからも続々としいたけが出てくるのでしょうね。楽しみです。

やまびこ号とMRT取材

 9月25日(金)に、やまびこ号が荒谷小にやって来ました。しかし、今日はいつもと違って、テレビカメラやアナウンサーの方も来ています。実は、このやまびこ号で子どもたちが本と触れ合っているところを取材にきてくださったのです。いつもと同じようにはじめの会をしましたが、どこか緊張気味の子どもたち。今までにない雰囲気のはじめの会となりました。
 その後は、すっかりその環境にも慣れ、いつもの通り外に置かれた本を選び、やまびこ号の中に入れるようになるまではその本をじっくり読んでいました。


  【保育所生も一緒のはじめの会】 【物語や料理の本を探したいと話していた6年生】


 【5・6年生は最後にやまびこ号に入るので、それまで外で読書を楽しんでいます】


【アナウンサーの方に話しかけられてドキッ】【仲良く3人で何を読んでいるのかな】

 やまびこ号には図書室にない本がたくさんありますし、毎回様々な本が置いてあるので、今回はどんな本があるのかなぁと楽しみです。子どもたちも1人7冊借りて、読書の秋を楽しむようです。


【お目当ての本は見つかったかな?】【図書担当の先生にもインタビュー】


【また3学期に来てくださいね。さようなら~!】

 やまびこ号で借りた本は、校舎2階のやまびこコーナーの置いてあります。子どもたちがどのような本を読むのか、荒谷小にお越しの際にはぜひご覧ください。

「片付けが終わるまでが運動会です」

 「片付けが終わるまでが運動会です」、体育主任の先生が子どもたちにそのように話し、なぜ片付けをするのかを問いました。「気持ちを切り替えるため」等と意見を発表する子どもたち。そのような意味合いもあります。この片付け、運動会でお世話になった道具たちに感謝の気持ちをもつことや、次年度再び使えるようにていねいに片づけをすることが大切です。
 テントや万国旗等の大きなものは運動会当日に保護者の方々や地域の方々が片付けてくださっているため、子どもたちは細かなものを片付けました。

 1・2年生は、はちまきや旗を洗濯して干しました。3・4年生は神楽で使用したハッピをたたんだり、リレーのバトン等の片づけ、5・6年生は看板等を体育館に片付けました。今回の運動会で、入退場門の看板が老朽化していること、またそれを支える柱のペンキも剥げていることが分かり、新しく作りかえることにしました。早速5・6年生が片付けの時間にペンキを持ってきて、柱をきれいに塗ってくれました。途中、ズボンに白いペンキが付くというハプニングもありましたが、それをも楽しく笑い飛ばし、みんなで手分けしながら一生懸命塗ってくれました。看板は5・6年生担任の先生が作成してくださいました。


【はちまきが乾いたらアイロンをあてます】【3・4年生はM学習のために机も出してくれました】


【長年荒谷小の運動会を支えてくれた入退場門とそれを支えていた柱です】


    【入退場門は生まれ変わり、柱は鮮やかな色を施されていました】


     【新しくなった入退場門と柱、来年度活躍してくれることでしょう】



 

第69回 秋季大運動会

 9月27日(日)は、第69回秋季大運動会でした。この日のために、子どもたちは1学期からコツコツと一輪車の練習をしたり、夏休みには応援の練習もしたりしていました。朝早くからPTAの方々もお越しくださり、最後の設営をお手伝いしていただきました。子どもたちもいつもよりも早く学校に登校して、大きな声であいさつをしていました。この日に懸ける意気込みが伝わってくるようでした。 

             【保育所生も早々と団に着きました】

 午前9時、「選手入場!」の合図で運動会がはじまりました。運動会にお越しくださった方々からは入場をする子どもたちにたくさんの拍手をいただきました。子どもたちは、その拍手や声援を受け、堂々と前を向いて入場しました。


【応援にきてくださった皆さんに元気とやる気を届ける入場行進】

 開会式では今まで子どもたちをずっと応援してくださっていた校長先生、子どもたちの知らないところで子どもたちのためにお力添えをくださったPTA会長さんから応援の言葉をいただきました。


        【暑くなく絶好の運動会日和だとお話しくださいました】

 開会式が無事に終わると、いよいよ競技が始まります。各団とも応援にも熱が入りました。


【何度も何度も練習をしたエール交換、荒谷小校区にもエールが響き渡りました】


    【元気いっぱいの応援に、たくさんの方々が笑顔になりました】


 【来賓・寿会の方々も、地区の方々も温かい目で見守ってくださいました】


 保育所生は親子で、ダンス「祭りだ!ワッショイ~村祭り・乱舞彩祭~」を踊りました。保育所生も9月から、小学校の運動場で毎日のようにダンスを練習してきました。暑さにも負けずにダンスの練習をした後は、小学生と一緒に開会式・閉会式の行進の練習をする等ハードな日々が続いたと思いますが、いつも元気な保育所生に小学生も職員も感心するばかりでした。

      【保育所生のダンスが運動会を華やかに彩ってくれました】
 
 小学生は徒競争や団技、合間に応援があり、体力が心配されましたが、腕をピンと伸ばし腰を落として舞う「荒小神楽」も立派に舞ってくれました。これまで太鼓だけで練習をしていましたが、運動会当日には笛も入った「荒小神楽」でした。太鼓と笛、そして子どもたちの舞からは一体感を感じ、今までとは一味違う趣のある神楽になっていました。


【「笑顔でね!」と声をかけてもらいました】【太鼓に笛、ありがとうございました】

 また、来賓やPTA役員の方々の団技「左近太郎」では、前任の教頭先生も参加され大活躍でした。


【校長先生も前任の教頭先生もボールを見定めます】

 午前中最後のプログラムはオクラホマミクサとチョイガマカです。子どもたちだけでなく、応援に来てくださっている方々も入って一緒に楽しく踊りました。


  【中学生も参加してくれました】【たくさんの方々の笑顔が生まれたダンスでした】

 お昼ごはんもそこそこに、子どもたちは午後の部の一輪車の練習を始めました。この一輪車、今年度は旗を持って行うこと、1年生もずっと演技に参加すること、1学期には一輪車のプロの方々にご指導いただいたこと等、昨年度から進化した部分がたくさんありました。それだけ子どもたちは難易度の高い技にも挑戦しましたし、練習に費やす時間も多かったと思います。それぞれの子どもたちの真剣な表情や、一所懸命な姿、技を成功した時の安堵と喜びの表情、それら一つ一つが見ている人たちを釘づけにし、感動を与えました。とっても素晴らしい演技でした。今までの努力が見事に表れましたね。


  【頼もしさを感じる演技でした】

 その後も、地域の方々が参加されるプログラムがありました。青年の方々が参加される競技では、ユーモア溢れるパフォーマンスが織り交ぜられ、至るところで笑い声が聞こえてきました。運動会の後、聞いたお話では「子どもたちはこの青年のパフォーマンスを見て、いつかは僕たち・私たちもあんなことをしてみたいと思っているとよ。今の青年たちも、私たちがしていたのを見ていた世代やからね」と伺いました。脈々と受け継がれるこれらの競技、いつかは子どもたちも、次世代の子どもたちのために一肌脱ぐ時が来るのでしょうね。


【アメ食い競走では、真っ白な顔に】

 その後、子どもたちがダンス「新 荒谷イモパラ 2015」を踊りました。昨年度と同じイモパラですが、中身はガラリと変わっています。子どもたちがアイディアを出し合いそれぞれのパートを考えて、新たなイモパラになっていました。とってもかっこいいダンスにうっとりしました。

          【それぞれのもち味を出すことができましたね】

 その後の荒谷VS南川の綱引きは圧巻でした。力と力の勝負で、どちらが勝ってもおかしくない接戦でした。


  【こんなにたくさんの方々が荒谷・南川を支えてくださっています】


                 【負けられない!】

 その後、子どもたちの全校リレーが行われ、全プログラム終了となりました。どんな時でも力を抜かず、最後までやり遂げた子どもたち。気になるのは勝敗です。一体優勝するのは赤団か白団か、応援賞はどうなるのか。きっと子どもたちの小さな胸はドックンドックン高鳴っていたと思います。そして、緊張の一瞬・・・。


【結果は競技の部、応援の部ともに赤団が優勝でした】

 この結果に、悔し涙を流す子どももいたそうです。きっとこれまで、自分たちの目標に向かって必死に頑張ってきたその過程があるからこそ悔し涙が出たのではないでしょうか。そして、見事ダブル優勝の赤団。チームワークのよさ、まとまり、それらがほんの少しだけ白団を上回っていたのだと思います。結果は僅差でした。両団ともに団長を中心に今まで本当によく頑張りました。この結果を糧に、これからも大きく成長していってくれると思います。感動的な運動会をありがとう。

 そして、保護者の皆さま、地域の皆さま、これまで運動会のために奉仕作業をしていただいたり、わざわざ学校にお越しくださり指導をしてくださったり、縁の下の力持ちとして支えてくださったりしていただきました。おかげ様で、心に残る運動会になりました。「地域の学校」として、これからも子どもたちの成長のために頑張っていきます。どうぞこれからも温かく見守っていただきますようよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


 

 

運動会練習も ウッジョブも

 シルバーウィークが終わり、久し振りの学校に登校してきた子どもたち。朝から神楽の練習や団技・リレーの練習等、運動会に向けての練習が大詰めです。すっかり運動会一色になっていた子どもたちでしたが、今日の3・4時間目はウッジョブ(わくわく学習)が行われ、頭をウッジョブモードに変換しました。
 今日は「目的や相手を見直し、内容をしぼりこもう」というめあてで学習をしました。ウッジョブの大まかな計画は以下のとおりです。

 ○ 9月 ・・・ 計画
 ○ 10月・・・ 中間報告会、計画再構築調べ活動
 ○ 11月・・・ プロとの関わり
 ○ 12月・・・ 活動、完成
 ○ 1月 ・・・ 学習発表会に向けての準備
 ○ 2月 ・・・ 学習発表会

 子どもたちは「目的」が一番大切なものだと理解しており、「目的」を軸にして行きつ戻りつしながら、課題解決のための学習を進めていきます。


【「目的」では何に貢献して、何を発信するのかを見直しました】

 今日は、それぞれの担当の先生と対話をしながら計画の根本となるものを固めました。そして、課題解決のために子どもたちならではのアイディアを出していきました。約1時間ほど考えた後、教室に集まりそれぞれの考えを発表し合いました。


  【ポスター、パンフレット班】   【ペアになってそれぞれの考えを発表しました】


   【諸塚のツアーを発表】      【テーマは「絆」、どんな内容かなぁ】

 今回の学習で計画が具体的になったり、分からないところが出てきたりして、どの子どもも一歩前進したようです。ふりかえりでは「詳しい計画ができて楽しみになった。ハテナも増えてきた。これからハテナを解決して詳しい計画にしていきたい」、「これからどうなるのか楽しみ。ガッチリ固まっていないところは中間発表会でみんなにぶつけて、新しい計画を作っていきたい」、「自分しか知らない諸塚のよさを知ることができた」などの発表がありました。

 次回の中間発表会では、子ども・教師を交えての意見交換の場が設定してあります。そこで、新しいアイディアをもらったり、あやふやな点を明確にしたりして、自分の目的が達成できるような計画を作ることができるようにしていきましょう。

「しいたけ しいたけ 乾燥しいたけ なば」

 今日の全校体育では、運動会の「ふれあい玉入れ」の入退場の練習と、団技「東海道中膝栗毛」の練習をしました。
 団技は1年生が平行棒に登ったり、タイヤを運んだりします。その後、3~5年生は二人三脚、最後に5・6年生でムカデ競走をします。5・6年生のムカデ競走では、「しいたけ しいたけ 乾燥しいたけ なば」と掛け声をかけながら進んでいっていました。この掛け声、去年も聞いたような・・・。そこで、給食時間に子どもたちに聞くと「中学校の部活動紹介で中学生が言ってたんです」と話していました。この掛け声、リズムを取りやすいそうです。


  【ふれあい玉入れ:おじいちゃん・おばあちゃんたちと一緒にします】


    【輪くぐりもします】         【タイヤ運び:重たいね。がんばれ】


【ムカデ競走:白優勢でしたが・・・】   【すーっと赤団が抜いていきました】


【ムカデの足が取れないように装着するのも勝敗を分けるカギのようです】

 昨日までは晩秋を思わせるような肌寒さでしたが、今日の日中は暑くなりました。気温の変動が激しいです。明日から始まるシルバーウィークも健康に過ごし、運動会は万全の体調で臨んでほしいと思います。

 

雨の中の奉仕作業

 昨日は、PTAの奉仕作業の日でした。15時開始でしたが、14時30分くらいから担当地区の方々がお越しくださり、早くから作業をしていただきました。今回は、草刈りや木の剪定でした。運動場の端の方に短い草が生えていたので、ていねいに刈ってくださいました。また、先の台風の影響により木の枝が折れているところがありました。木が折れて落ちてくると危ないですので、そこも枝を切り取っていただきました。


【短い草も、集めると一輪車いっぱいになります】


【はしごや椅子を使ったり、木に登って切ってくださったりしました】

 途中、雨がポツポツと落ちてきました。そして、あっというまにザーザーと降り始めました。すると、地域の方々は軒下に移動され、カッパに着替えられました。そしてすぐに雨の運動場に出て草刈りをしてくださいました。そんな地域の方々のかっこいい姿、子どもたちも図書室から見ていたと思います。(昨日はもろっこクラブでした)また、荒谷小への愛情をひしひし感じました。
 

【運動会、たくさんのお客様をきれいな運動場でお迎えすることができます】

 時折、ゴロゴロ、ドシーンと雷が鳴るほどの悪天候、そのような中、作業をしてくださりありがとうございました。とってもとってもきれいになりました。

スペシャルな日

 今日はALTの先生が荒谷小にいらっしゃる日です。また、中学校の英語の先生もお越しくださる日でもあります。4校時、ALTの先生、中学校の英語の先生、5・6年生の学級担任の先生の3人体制で英語活動が行われました。クラスをのぞいてみると、2人1組になり、1人が目をつぶり、もう1人が「go straigt!」、「turn left」、「turn right」と言って目的地まで連れていくゲームをしていました。6年生は中学校に進学したら、英語の授業が始まります。小学校の英語活動で英語に親しみ、楽しいと思う気持ちをもって中学校に進んで行って欲しいと思います。


【そういえば、サマーキャンプのスイカ割りの時も「go straigt!」と言っていました】


【無事に目的地まで連れていけるかな】

 5・6年生が英語活動をしている頃、1~4年生は何やら調理をしていました。トマト特有の香りに誘われて教室の中に入っていくと、そこでは1・2年生が育てて収穫したミニトマトの調理実習が行われていました。


【トマトを切ったり、卵をまぜたり・・・一体なにができるんだろう】

 12時頃、職員室にいると1年生がおいしそうなものを持ってやってきました。そのおいしそうなものとは、先ほど調理していたトマトの料理です。「トマトグラノーラです」と言って教頭先生や事務の先生にプレゼントしていました。


      【「塩コショウは入れてません!」と教えてくれました】

 給食の時間になり、ランチルームに行くとテーブルの上には何かがセッティングしてありました。


           【整然と並ぶこの紙コップ  中身は・・・】

 これらの紙コップの中には1~4年生が作った「トマトグラノーラ」が入っていました。

【1・2年生が育てたトマトはコップの底でかくれんぼをしていました】

 給食時間に食べて欲しいと1~4年生が全校児童分と職員分を作ってくれたのです。給食のおかずが一品増えて喜ぶ子どもたち。「いただきます」の後、1~4年生がこの料理の説明をしてくれました。


【頼りになる3・4年生が調理を手伝ってくれたそうです】

 「トマトが1個はいっちょった~」とか「味付けはケチャップだけよ」、「卵を溶いて、その中にチーズを入れたよ」等と楽しく話しながら、おいしい「トマトグラノーラ」を食べていました。

 その後、なんとALTの先生からカナダのおみやげをいただきました。とってもめずらしいお金の形をしたチョコです。そのデザインに子どもたちは興味津々。腕に載せて「時計みたいやろ!出ろ!妖怪!!」と言っていたり、「このチョコレート大人の味がします」と感想を言ったりしていました。今日はたくさんの先生が荒谷小に来てくださり、給食が一品増え、おみやげまでもらってスペシャルな一日でしたね。


               【嬉しくて顔がほころぶ~】

たすき掛けの救世主

 昨日の運動会予行練習の反省を受けて、今日の朝の時間から1時間目は神楽の練習を行いました。朝の時間には衣装合わせをしました。青いハッピにたすきを掛けるのですが、子どもたちも職員もたすきの結び方がうろ覚えです。昨年度は給食調理員の先生に教えていただいたので、今年度も給食調理員の先生に急遽お越しいただき、たすきの結び方をご指導いただきました。


【あれあれ・・・。どうやって結ぶんだっけ】


【たすき掛けの救世主、調理員の先生が手とり足とり教えてくださいました】

 たすき掛けは、たすきを半分に折り、折った部分を親指の人差し指の間に通して肘までの長さをぐるぐると巻くそうです。そして、両端をもって結び目を作ればあっという間に出来上がりました。「あ~、そうやった」と去年の記憶をよみがえらせた子どもたちと職員、しっかりと覚えておきたいと思います。
 衣装も整い、次は5・6年生教室で神楽のビデオを見ました。視点は2つです。1つ目は動く場所、2つ目は腕の伸び、腰の低さを見ました。神楽を舞っている時に、中心から自分の位置に戻る場面があります。この時に、自分が戻る場所が分からなくなることがあったため、お手本のビデオを見ながら自分はどこに戻ればよいのかを確認しました。


【感覚だけで覚えるのではなく、位置関係を理解しながらビデオをみました】


【それぞれ同じ位置に立つ子どもたちで集まり、どこに動くかをにっこりトークしました】

 自分の動きが分かったところで、体育館に移動し実際に舞ってみました。すると、今度は自分たちが動く場所がしっかりと分かり、スムーズにいきました。次からは「腕をまっすぐ、腰を下ろして」を意識しながら練習していく計画です。


        【今日は雨が降っていたので体育館で練習をしました】


 9月の残暑はどこへ?と思うような気候が続いています。子どもたちにとっては涼しい環境で練習ができることで、集中力も長く保つことができていると思います。運動会当日、雨が降らず、かつ涼しい日になるといいなぁと思います。

運動会予行練習

 今日の1~3校時は運動会予行練習が行われました。9月27日に迫った運動会、一通りのプログラムを通して、動きの確認をしたり課題を明確にしたりします。校長先生からは、「運動会予行練習は出入りの移動も含めて本番通りに行います。返事を大きな声ですること、一つ一つを一所懸命に頑張ることがめあてです」とお話がありました。


【「一生懸命」ではなく、「一所懸命」】

 それから、プログラムに沿って本番さながらの練習が行われました。子どもたちは出番がたくさんで、汗びっしょりです。水筒のお茶もすぐに無くなり補給する子どもも出てきました。保育所生も最後まで元気に参加しました。


【エール交換:各団大きな声が出ます】【新 荒谷イモパラ2015 かっこよく踊ります】


       【今年初めて黒の衣装を来てリストバンドをつけて踊りました】


【綱引き:諦めない姿がありました】  【全校リレー:バトンパスもスムーズになってきました】


       【一所懸命!】        【5・6年生は1周です。あと半分!】
 
 この予行練習を通して、徒競争の後のお辞儀や団技の方法、神楽等これからも練習が必要なところが出てきました。2学期から本格的に運動会の練習が始まりましたが、、子どもたちは誰一人体調を崩すことなく練習に参加しています。また、少々のけがはつきものだと考えているのか、一輪車の練習で擦りむいても、尻もちをついても弱音を吐かずに大変前向きです。この子どもたちの運動会に懸ける思いは、きっと当日実を結ぶと思います。子どもたちが一所懸命に演技する姿、走る姿、応援する姿、行進する姿・・・一つ一つに目を向けていただき、時折声をかけてくださると子どもたちの力になると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

ジュリエンヌスープ?

 今日の給食はチキンライス、ジュリエンヌスープ、オムレツ、牛乳でした。「ジュリエンヌ」という言葉、「初めて聞きました」と話す子どもたち。いったいどんなスープなのでしょうか?
 今日の一口メモによると、「ジュリエンヌ」とはフランス語で千切りという意味だそうです。千切りスープという分かりやすい名前もいいですが、ジュリエンヌスープと聞くと色々な想像が膨らみ楽しいですね。


【千切りの野菜がスープにたくさん入っていました】

 一口メモの「どんな切り方を知っていますか?」との問いに、「乱切り」、「いちょう切り」など知っている切り方をみんなで言い合っていました。ジュリエンヌスープから楽しい時間が生まれた給食時間でした。

【乱切りって全部同じ形でいいと?と聞いていました】

現場に行って学ぶこと

 今日の1~2校時は、全校児童で森林体験学習を行いました。今日は地元の林業の会社にご協力いただき、伐採の現場を見せていただく計画です。学校から30~40分でその現場に到着しました。
 その現場には4名の作業員の方がいらっしゃって、子どもたちを出迎えてくださいました。はじめに社長さんから、「伐採は労働災害の多い作業です。そのため、チェンソーでも切れない作業服を着たり、木を倒す方向を定めたりしています」とお話がありました。


 【チェンソーでも切れない作業服はオレンジ色の作業服のことだそうです】

 また、伐採の手順についてもお話いただきました。まずは、受け口を切るとのことです。受け口は、木の全体の3分の1を切る方法が上手に切れるコツだとも教えていただきました。角度は35度~40度できります。


   【受け口を切ったところ】

 その後、追い口を切ります。これは、受け口の10㎝~15㎝上を切るそうです。その後、くさびを2本使い、木の重力の重心を移動して倒すとのことでした。


【くさびを2本以上使うことが義務付けられているそうです】

 それから、実際に伐採の様子を見せていただきました。まずは、伐採を安全に行えるように障がい物を取り除き、安全確認をします。また、木をどちらに倒すかもこの時点で決めるそうです。その後、先ほど説明していただいた手順で、受け口を切り、追い口を切り、くさびを使って木を倒します。くさびを打ち込んでいくと、徐々に木が傾き始め、やがて倒れていきました。ほとんどの子どもたちが伐採の様子を見るのが初めてでしたので、倒れた瞬間は「おお!」っとどよめきが起こりました。みしみしと音を立て、どしーんと倒れる木の音は土の中に吸い込まれるような優しい音に感じました。


【伐採をする人は1人で、その他の人は重機で枝を打ったり、運んだりしていました】


【年輪についても教えていただきました】

 また、傾いて立っている木は、くさびを入れずに傾きを生かして倒すともお話くださいました。その木はとっても大きな木で、植林して50年くらい経っているものだそうです。その木を倒す時には、一際大きな音が響きました。

 その後、製品にならない木や枝などについてもお話がありました。これらの木や枝はバイオマス発電に使われるため、全部搬出するのだそうです。1本の木が、様々な用途に使われて私たちの生活を支えてくれているのだと実感しました。


【これらはバイオマス発電に使われるそうです】

 一通りの作業を見せていただいた後、子どもたちからの質問に答えていただきました。「木のにおいはいつまで続くんですか?」、「チェンソーを使うのに免許がいるんですか?」、「木を切った時に危ないのはどんな時ですか?」、「木に青いチョークで印がつけてあったのは何ですか?」、「1日で伐採できる面積はどれくらいですか?」、「林業をする人が少なくなっていることについてどのように思っていますか?」、「林業のやりがいは何ですか?」などたくさんの質問が出てきました。


【一つ一つの質問に真摯にお答えたいただきました】

 今回伐採した現場は、来年には植林をされるそうです。直に、大迫力の伐採シーンを見せていただくとともに、その伐採を安全にできるように様々な工夫があることも学んだ子どもたち、この学習を今後のウッジョブに生かしていきましょう。

 本日はお忙しい中、作業の手を止めて、子どもたちのために伐採現場を見せてくださりありがとうございました。エネルギー溢れるこの現場に足を運んだことで、子どもたちのウッジョブに対する意欲もかき立てられたことと思います。本当にありがとうございました。


【現場に行く途中の道から荒谷小が見えました】

生き生きとしたパフォーマンス

 今日の3校時は全校体育でした。もちろん、運動会の練習です。まず始めに、ダンスの練習をしました。年間を通して踊ってきたダンス、それに子どもたちのアイディアを振り付けに生かし、今年度もまたステキなダンスができあがりつつあります。子どもたちの大きな動きや、主で踊っている友達を盛り上げるような動き、そして掛け声などにもぜひご注目ください。


【男の子と女の子で踊りが違う箇所がありますので、そこにもご注目ください】


【大きな掛け声でみんなを引っ張ってくれます】

 その後、リレーの練習をしました。毎回勝つ団は決まっていましたが、その差が徐々に詰まり、いい勝負になってきています。これから挽回していくのか、逃げ切るのか楽しみです。

 最後は一輪車です。今年度は1年生も多くの演技に参加します。入学当初は一輪車に乗れなかった1年生も、今ではスイスイ乗れます。それに加えて複雑な動きが入ってくるので、1年生にとっては難易度が高いかもしれません。それでも、必死に上級生についていっています。ひたむきに努力する姿に感心するばかりです。


【はじめは一輪車を使わずに動きの確認】【その後、全体を通しました】

 今朝は気温が低く、学校の朝の気温は21度でした。肌寒く、長そでを羽織るくらいでしたが、現在は26度まで気温が上がりました。朝夕の寒暖の差が激しくなって、体調を崩しやすくなる季節です。週末になります。生活の仕方を考えて、また元気に月曜日からの学校生活に臨んで欲しいと思います。

研究授業

 昨日の5時間目は3・4年生の研究授業でした。3年生は「『ほけんだより』を読みくらべよう」、4年生は「広告と説明書を読みくらべよう」という単元でした。本校は今年度も校内研修活性化モデルプログラム開発事業の指定を受けており、宮崎大学の先生方にお越しいただき、助言やアドバイスをいただいています。この授業を迎えるにあたり、どのように授業を組み立てたらよいか、子どもたちの力を引き出すためにはどのような手立てをとったらよいか等、3・4年生担任の先生を中心に宮崎大学の先生にも助言を求め、全員で考えてきました。今回も宮崎大学の先生がお越しくださり、一緒に3・4年生の授業を見てくださいました。たくさんのお客さんがいる前での授業でしたが、3・4年生はあっけらかんとしていて、いつも通り、やるき満々の様子でした。


【はじめは一緒に学習の内容をつかみます】


      【先生が他の学年を指導している時も集中していました】


     【にっこりトーク(話合い活動) この時間を大切にしています】


 その後の授業研究会では、1時間の授業の流れや子どもの反応から、どのような言葉かけをしたらよかったのか、どの部分に重点をおいて指導したらよかったのか、今後のにっこりトーク(話合い活動)はどうあればよいか等が話し合われました。子どもたちの10年後20年後の将来を見据え、今どのような指導をすればよいか、これからも全職員で考えていきたいと思います。


【授業研究会 新たな課題(宝)がざっくざくです】

New 百葉箱

 校長先生と教頭先生に、夏休み中に修繕をしてもらっていた百葉箱が修繕完了となりました。屋根の板に校長先生が色を塗ってくださり、真っ白な百葉箱がお目見えしました。遠くからでもはっきり分かる、とってもきれいな百葉箱です。木陰に立っていますので、荒谷小にお越しの際には見てみてください。


       【色を塗る前】                 【塗った後】


【職員室から見ても白さが際立ちます】

秋空のもと

 今日は白露。白露とは二十四節気の1つで、大気が冷えてきて、草花に朝露が宿るころのことを指すそうです。朝夕の風がだんだん涼しくなり、秋が駆け足でやってきたように感じるこの頃です。
 今日の給食は学級給食です。いつもは全校児童でランチルームで給食を食べますが、毎週火曜日は各クラスで給食を食べます。ランチルームから3~6年生が出ていく時に、1・2年生は階段を下りて外へ行っていました。見ると、体育館前に机といすがセットされていました。今日は、1・2年は外での給食です。収穫したミニトマトを量りで量ったり、「次はイチョウの木の下で食べよう~」と言ったりして楽しい給食時間を過ごしていました。


            【ミニトマトは約130gありました】


           【「外で食べるとおいしいね~」と嬉しそう】

 これから過ごしやすい季節になります。自然の移ろいを感じながら、美しい景色を楽しんで欲しいです。

運動会の練習

 今日は、朝の時間から1時間目を使って、入場行進の練習と開会式の練習を行いました。そして、3時間目は徒競争と綱引き、リレーの練習を行いました。

 入場行進の練習と開会式の練習では「開会式の所作をおぼえよう。行進の動きや声を揃えよう」がめあてでした。開会式では、話す人が台に上がったら注目し、話し終わって台の階段を1段おりたら正面を向きます。また、礼をする時は相手の目を見るということを確認しました。

  【1年生も出番があります】


 その後、行進の練習をしました。行進は見に来てくださる方々に、荒谷小のチームワークを見せることができる大切なものです。大きな声を出して、大きく手をふり、足を上げ元気いっぱいに行進をします。初めての練習だったため、自分の立つ位置が分からなかったり、前の人との距離が縮まりすぎたりしましたが、これから練習を重ねていくうちにそれらの課題も克服できると思います。


  【まずはその場で行進の練習】       【列を揃えて行進します】



             【昨年度の優勝は白団】



【保育所生も元気に行進しました】


             【昨年度の応援賞は赤団でした】


                【腕がしっかり振れています】

 この時間のふりかえりでは、「目を見て礼をすることはできたけれど、行進をする時に声が小さかったり、手足が揃っていなかったりしたので、それらが次の時間の目標です」、「行進をする時に前の人との距離がバラバラだったので、次の時間はそれを調節したいです」等、具体的な課題が出てきました。


 3校時は「綱引きの行い方や動きのポイントを知ろう、リレーの行い方や動きのポイントを知ろう」というめあてで、学習を進めていきました。綱引きは昨年度の方法と変えたところがあります。それは、「綱につけ!」の合図の前に各団が円陣を組み、作戦を考えたり、気もちを鼓舞したりする時間をもつところです。そこで気合いを入れて「綱につけ!」の合図で一斉に綱につきます。


 【ここで団の団結力を高めます】

 いよいよ綱引きの始まりです。各団とも作戦を立てていましたが、今日は圧倒的な力で赤団が2戦全勝でした。


       【重心を後ろに 顔は空に向けるといいそうです】

 これから白団がどのような作戦を立てて、赤団に迫るか楽しみです。白熱した戦いでした。

 最後に全員リレーを行いました。バトンパスの練習やテイクオーバーゾーンの確認をして、リレーを走ります。1~4年生は半周ですが、5・6年生は1周走ります。応援が子どもたちの力になります。どうぞ、当日もたくさんの応援をよろしくお願いいたします。

2学期のウッジョブ始動!

 今日の4校時にウッジョブ諸塚(わくわく学習)が行われました。1校時に担任の先生とウッジョブについて考えていることを整理したそうです。そこで出てきたキーワードは「不安をチャンスに」です。子どもたちは、自分の学習の行方をおぼろげながらイメージしていますが、それをどのように進めていくのか、何が必要か等の具体的なことはまだ明確にできていません。それは教師も同じことであり、これから子どもたちと対話をしながら子どもたちが目指すゴールに向かって歩を進めていきます。
 この時間のめあては「計画のとびらをひらこう」です。まずはじめに、校長先生からウッジョブについての考え方を指導していただきました。

 【どのように頭を整理していくか】

 まず、「時間やできることには限りがある」ということを指導していただきました。制限や制約があるから新しい発明(価値)が生まれるとお話くださいました。また、子どもたちだからこそできることを2つ教えてくださいました。それは「聞く」、「見つける」ことです。持続可能な暮らしにはどのような知恵があるのか、どのような価値観で生きてきたのかを「聞く」こと、そして、五感を働かせて、当たり前の日常から、ここで感じられる体験できる宝物を「見つける」こと。これらをヒントに、子どもたちはそれぞれの学習内容に分かれて「何をもう1回勉強したいのか」、「何を新たに学ぶことが必要なのか」を担当の先生方と整理しました。


【二度見するようなパンフレットを作るには】【絆をテーマにしたフォトフレームは】

 それぞれの子どもたちは、知識として必要なこと、どのようなことを林業に携わる方にインタビューするか等の項目を大まかに整理しました。そして、子どもたちには「聞く」ことと「関わる」ことが共通して必要なものだと分かりました。

 これからのウッジョブは、行きつ戻りつの学習になると考えています。子どもたちがわくわくしながら、自分の課題を解決するために様々な切り口から林業への貢献・発信ができるよう、一緒に取り組んでいきたいと思います。わくわく学習応援隊の皆さまをはじめ、林業に携わる方々、地域の方々にはこれからお世話になることと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

この~木何の木?

 今日の3校時は、保育所で運動会の看板作りを行いました。この看板には、子どもたちの手形をぺたぺた貼り、1本の木を作ります。保育所生もぺったん、小学生もぺったんぺったん。高学年は「手がはみ出るね~」と言いながら、運動会に懸ける意気込みも一緒に紙に押しつけました。とっても賑やかな木が出来上がりました。そして、その木に漢字2文字で「○○の木」と名前をつけます。各団で話合い、つけたい言葉を考えました。そして、決まった名前が

 ○ 赤団 ・・・ 熱血の木
 ○ 白団 ・・・ 元気の木

です。どちらの木も、その団のカラーが表現されていてとってもいい看板になっています。この看板も運動会を盛り上げてくれる大切なものです。当日はぜひ、間近で見てみてください。


            【インクをたっぷりつけました】


【「ほしの木?」と6年生に聞く保育所生】



【最後は応援の声の大きさ対決。今回は赤団(右写真)に軍配が上がりました】

ゴーヤ入り夏野菜カレーの力

 今日の給食は夏野菜カレーでした。この夏野菜カレーにはゴーヤが入ります。そこで、調理員の先生が1・2年生にゴーヤを発注しました。1・2年生はみどりのカーテンを作っており、そこでゴーヤを育てているのです。発注書には「ゴーヤ220グラム おねがいします」と書かれています。これを見た1・2年生は今朝早速ゴーヤを収穫してくれました。そして代表して1年生が調理員の先生にゴーヤを持っていきました。


 【私たちが育てたゴーヤを入れたおいしいカレーを作ってください】

 新鮮なゴーヤを受け取った調理員の先生、どんな夏野菜カレーを作ってくれるのか楽しみですね。



 そして、給食の時間。2年生からゴーヤについての説明がありました。「今日のカレーには、ぼくたちが育てたゴーヤが入っています。普通のゴーヤに比べて苦みは少ないと思うので、ゴーヤが苦手な人でも食べられると思います」と話していました。


【おいしいゴーヤをありがとう】    【今日のサラダはあおまめサラダでした】

 カレーの中に入っているゴーヤは、調理員の先生が小さく切ってくださっていました。苦みは全くなく、いつもより食べるスピードが早い子どもたち。今日は、全員が時間内に食べ終わることができました。このような日はあまりないので、1・2年生のゴーヤ入り夏野菜カレーの力を見せつけられたような思いでした。きっと、1・2年生が育てたゴーヤという親近感が、子どもたちの食欲を増進させたのだと思います。
 1・2年生、調理員の先生、ごちそうさまでした。


         【愛情も栄養もい~っぱいの夏野菜カレーでした】

今日は参観日

 今日は2学期に入って初めての参観日でした。参観授業では全学年ソーシャルスキルの授業を行いました。ソーシャルスキルとは、「人間関係を形成し、それを円滑に維持していくために必要な対人技能」です。それぞれの発達段階に応じて、子どもたちの実情に合わせた授業が組み立てられていました。


     【お家の人の前だと嬉しいけど、ちょっぴり緊張しますね】


【中学校にいっても役立てられるスキルです】

 その後、4時間目には保護者の方に講師をしていただき、「チョイガマカ」と「オクラホマミキサー」の練習をしました。「チョイガマカ」は盆踊りのような踊りで、1年生の頃からずっと踊っている高学年の子どもたちは、しっかりと動きが頭に入っていました。教師が子どもたちに教えて貰う場面が多々あり、「手を叩かないところで、間違って手を叩くと目立つんですよ」とアドバイスも貰いました。手を叩くタイミングは覚えておかなくちゃと、覚える視点を教えてもらったような気持ちになりました。


              【毎年ありがとうございます】

 はじめは全体を通して、ゆっくり教えてもらいました。動きを覚えると、今度は太鼓に合わせて踊ります。太鼓のリズムは思ったより速く、しかしリズムがあると一つ一つの動きがつながり踊りやすいと感じました。運動会当日は、多くの人に「チョイガマカ」や「オクラホマミキサー」を踊っていただき、午後の部に向けて心をひとつにできたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

雨にもまけず 風にもまけず

 運動場にある百葉箱、当たり前のようにある百葉箱ですが、本校の百葉箱の屋根は雨や風、そして日差しをうけボロボロになっていました。そこで、夏休みに校長先生と教頭先生が百葉箱の屋根を改修してくださいました。おかげで、百葉箱は息を吹き返したかのように存在感を増しています。この後、屋根を白く塗ってくださるそうです。百葉箱のリニューアル、楽しみにしていください。


            【百葉箱には理科の授業でお世話になります】

応援の練習スタート

 今日の昼休みに、運動会の応援の練習についてのオリエンテーションが行われました。
 ○ 応援をする時には身ぶり手ぶりを大きくすること
 ○ 相手の団を誹謗中傷するような表現は使わないこと
 ○ 昼休みに応援の練習をする時には、清掃時間に遅れないようにすること
 ○ ふりかえりをすること
などが伝えられました。


【団の士気を鼓舞するような応援を目指します】

 その後、各団に分かれて練習を行いました。はじめはささやき声の打合せ、練習でしたが、次第に大きな声が出るようになり体育館中に赤団・白団の応援が響き渡りました。代々受け継がれてきた応援や、先生方から教えてもらった応援の動きを確認しながら、応援の練習がスタートしました。これから荒谷小は、運動会一色に染まっていくことでしょう。


          【団長を中心に、まとまり始めています】

避難訓練(地震・津波)

 9月1日、今日は防災の日です。本校でも3校時に保育所生と合同の地震と津波の避難訓練が行われました。
 地震が起こったことを放送で聞くと机の下に隠れます。揺れがおさまったら、教室から体育館へ避難をしました。体育館ではまず避難をする時の留意点をふりかえりました。合言葉は「おはしも」です。
 お:押さない
 は:走らない
 し:しゃべらない
 も:戻らない

 次に、なぜ「おはしも」が大切なのかをにっこりトーク(話合い活動)で考えました。


       【6年生は保育所生に分かりやすく話していました】

 それぞれ子どもたちが考えた理由は以下のとおりです。
 ○ 押さない:「押して転ぶとけがをしたり、避難が遅れたりする」
 ○ 走らない:「走っているところが崩れるかもしれない」、「バランスを崩して転ぶ」
 ○ 喋らない:「喋っていると油断をして転んでしまう」
 ○ 戻らない:「ドアが開かなくなるかもしれない」、「崩れてくるものがあるかもしれない」
 
 この「おはしも」を守ることで、一刻を争う事態に直面した時に自分の命も、周りの人の命も守ることにつながります。

 次に校長先生から「地震を知って正しくおそれよう」というめあてで、お話をしていただきました。始めに地震が起こったらまずすることを確認しました。

 ○ ランドセルで頭を守る
 ○ 急いで外に出ない
 ○ ガスの元栓を閉める(大人)
 ○ 逃げ道を作っておく(戸を開ける)
 ○ テレビ等で情報を収集する

 そして、強い地震の揺れもおよそ30秒くらいでおさまると仮定して、避難している時(机等に隠れている時)には自分で1から30まで数えると強い揺れにも我慢して気持ちを落ち着かせることができるとも教えていただきました。


   【机の下に隠れている時は、両手で机の脚をしっかりと固定します】

 また、声を掛け合いながら避難することや、登下校中は山側から離れたところに避難すること、道路の広い場所に避難をしている時には、山側を向いて土砂に注意しながら地震をやり過ごすこと等を教えていただきました。そして、日頃から石が落ちている箇所を把握しておくことも重要だということを学習しました。

 まとめでは、地震が起きたら「あわてず身を守ること」、「どこで地震にあっても身を守る方法を知ること」、「地震や津波を知って正しくおそれること・身を守ること」を確認し合い命の授業は終わりました。

 6年生は、国内研修でも地震が起きた時にどのように行動すればよいかを学習してきました。まずは身を守ること、そしてお互いに声を掛け合って協力すること、そして日頃から地震について考え、シュミレーションしておくことが必要だと感じました。

神楽の練習

 今日の2校時、地域の方を講師にお招きし、神楽の指導をしていただきました。この神楽は運動会の時に発表するものです。教師ではできない指導を地域の方がしてくださり、子どもたちの舞にも熱が入ります。

 今日は、動き方の確認をしました。先者と呼ばれる子どもたち(6年生)に続いて、他の子どもたちも動いていきますが、その先者の動き方を地域の方が教えてくださいました。

【瞬時に動きの違いを指導してくださいました】

 全校児童で神楽を舞うので、体格差があり歩幅も違うため列が揃わない場合があります。高学年は歩幅を小さくして下級生に合わせることや職員には太鼓の叩き方も教えてくださいました。バチを軽く持って両手で叩くと、体育館中に響き渡る音が出ていました。


  【教頭先生も猛特訓です】【貴重な時間であるため一言一句聞き逃さない子どもたちでした】

 練習後のふりかえりでは、6年生が「自分の動きは分かったけれど、下級生にそれを教えることができなかったので、これからしっかりと説明をしていきたいと思います」と発表していました。9月27日には秋季大運動会が開催されます。この日に向けて、6年生を中心に神楽の練習に力を入れていきたいと思います。

 本日は、雨の中荒谷小にお越しくださりありがとうございました。地域の方の太鼓の音を聞いて子どもたちの神楽スイッチが入ったように思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

国内研修その3

 3日目の夕方からは東京ディズニーランドです。夜のパレードが見られることや、昼間より待ち時間が少ないこと等、子どもにとってはお得感がいっぱいのディズニーランドになりました。あらかじめ、必ず乗りたい乗物を決めており、それに向かって行列に並びました。待ち時間が40分と書いてありましたが、とてもスムーズに進みあっという間に中に入ることができました。夢のような世界を堪能し、出てくるとすぐにパレードが始まりました。ミッキーマウスやミニーマウスが可愛く手を振るところ、キャラクターがこちらを向いたところを撮影しようと子どもたちはカメラに夢中でした。パレードも見たいけれど、乗物にも乗りたい子どもたちはパレードを見るのもそこそこに乗物に乗るため、再び行列に並びました。


【なかなか経験できない夜のディズニーランドでした】

 班によっては、待ち時間の少ないものを多く乗るところ、必ず乗りたいものを最優先させて行列に並ぶところなどそれぞれでした。また、お土産を買う時間も確保しなければなりませんので、多くの班が集合時間の約1時間くらい前から買い物の時間にしていました。とってもかわいいグッズがたくさんあり、どのお店も買い物をするお客さんでごった返していましたが、自分の欲しかったものや、家族へのお土産が無事に買えたようでした。


     【夢の世界でした】

 ディズニーランドでも終始班行動でしたが、自分の行きたいところだけを押し通すこともなく、班の中で話し合って効率よく回れるようにしていました。チームワークのいい班ばかりでした。3日目も盛りだくさんの研修で帰りの電車では、疲労感も見え隠れしていましたが具合が悪くなる子どもも出ずにぐっすり眠れたようでした。

 最終日はフジテレビに行きました。こちらでは主に買い物とスタジオ見学をしました。日頃テレビで見ているアニメのキャラクターや、番組のセットを見ることができて楽しい時間を過ごすことができました。


【ガンダムには男の子が大興奮でした】

 長いようで短く感じた3泊4日の国内研修もいよいよ終わりになります。「まだ帰りたくなーい」という声も聞こえてきました。しかし、宮崎に着いて宮崎の風景を見ると「懐かしい~」と嬉しそうでした。そして、諸塚に近くなると「宿題終わった?」と現実的な会話も始まりました。「え~、そんなの考えたくない」と国内研修の余韻に浸る子どももいて、様々な思いが交錯していました。
 中央公民館前にはたくさんの保護者の方々、先生方が待っていてくださっていました。横断幕も用意していてくださり、無事に帰って来られた喜びを感じました。


【色々な調整をしてくださった添乗員さんにもお礼を言いました】

 この3泊4日の国内研修、東京だからこそ味わえる旅でもあり、東京だからこそ分かる諸塚との違いもあったと思います。そして、諸塚の素晴らしさも再認識できる研修だったのではないでしょうか。将来、東京に行きたいと話していた子どももいました。東京のよさ、諸塚のよさそれぞれを吸収して、視野を広くもって成長していって欲しいと思います。

国内研修 その2

 浅草寺で参拝をした後は、近くにあるスカイツリーに行きました。あいにくの天気でスカイツリーからの展望には期待できないとの説明がありましたが、添乗員さんから「旅行中、どんなことがあっても前向きに考えてください。それによって旅行は楽しくもなったりそうだなくなったりもします。その時その時を楽しんでください」とお話がありました。それを聞いた子どもたち、スカイツリーに行って、真っ白な風景を見ても「きっとこっちに富士山があるっちゃね」とか「わ~真っ白だぁ。でも足元の方はちょっとだけ見えるよ」などと話しながら、スカイツリーからの眺望を楽しんでいました。

 それからワイスワイス表参道という家具屋さんにいきました。こちらでは、諸塚産材を使った商品を開発しているとのお話がありました。そして、諸塚村内のどこかに取り付けられたマイクから聞こえる音をスピーカーで聞かせてくださいました。鳥のさえずりや虫の鳴き声、また17時に聞こえる夕焼け小焼けの音楽も聞こえてきました。普段当たり前のように聞いている音が、他の地域に住んでいる方々にとっては珍しいもの・豊かなものとして考えられているということを知りました。


       【スピーカーの形状に子どもたちは驚いていました】


【これからのウッジョブのためのインタビューも実施】

 その後、同じ建物の中にあるフランス料理のお店で夕食を食べました。このお店は事前に子どもたちの好きな食べ物を調べてくださり、それをベースに作ってくださいました。


【カレーにクリームシチュー、エビフライにコーンスープも】


        【多くの量でしたが、みんなペロリと食べました】

 その後、子どもたちが楽しみにしていたW杯バレーの観戦に行きました。バレーを習っている子どもたちも多くいるため、憧れの選手を近くで見ることができたり、世界のプレーを間近で見ることができたりすることにわくわくしているようでした。


    【日本 チャチャチャ】

 3日目は、日程を変更して午前中にそなエリアに行きました。ここは地震発生後72時間までの体験ができる施設で、実際に阪神淡路大震災を経験した方のアイディアからできた紙の食器やビニール袋のカッパなどの作り方も教えてくださいました。また、タブレットを使用して、どのような行動をしたらよいかを考えました。


【地震が起きたらどのように行動するべきか、日頃から考えておくことが必要です】

 その後、昼食は班ごとにお店に入り、思い思いのものを食べました。臆することなく店員さんに声をかける子ども、デザートは何を食べようか楽しみながら迷う子どもなど様々でした。昼食後は1日目に見られなかった劇団四季の「リトルマーメイド」を見ました。特に女子はこの「リトルマーメイド」を楽しみにしていたので、見られることになりとても喜んでいました。衣装の華やかさや、ストーリーに釘付けでした。

わくわく 国内研修

 8月25日(火)~8月28日(金)の3泊4日で、諸塚村内の6年生は国内研修に行きました。出発当日は台風の影響もあり、出発時間を遅らせることになりました。一刻も早く東京に行きたい子どもたちは、宮崎空港で飛行機を待つ間も時計とにらめっこでした。東京に着いたのは16時ごろでしたので、1日目に計画していたミュージカルはその日見られませんでした。羽田空港から電車でホテルまで移動したのですが、座席が空いていても座ろうとせず、立ったまま電車に揺られていた子どもがいたり、電車と電車がすれ違う時の大きな音に驚く子どもがいたりして、宮崎とは違う電車の雰囲気を楽しんでいるようでした。


【空港でお弁当を食べて飛行機を待ちました】

 その日はホテルで過ごし、ホテル内にある銭湯にも入りました。「オレンジ色のお湯は冷たいですよ」と話していたり、露天風呂に入ったりして種類豊富な銭湯を満喫していました。

 2日目は、朝食を食べにスープストック東京四谷に行きました。ここは店内に諸塚産材を使用しているお店で、お店の中の壁が諸塚産材だと説明してくださいました。また、諸塚のきくらげを使った商品も開発されており、子どもたちに試食をさせてくださいました。ピリリと舌を刺激する味に、少し子どもたちは控えめに食べていました。「このスープに猪肉と椎茸を入れたらいいんじゃないですか?」と提案をする子どももいて、それらの言葉にお店の方もていねいに答えてくださっていました。


【この壁の木は、木材を乾燥させる時に置いている木をイメージしていると伺いました】


【朝食:8種の野菜と鶏肉のスープ  「スプーンが木だといいなぁ」とつぶやく子もいました】

 それからバスに乗って、国会議事堂に行きました。国会議事堂の中は、歴史を感じさせる造りで、厳かな雰囲気でした。装飾しているもの1つ1つにも意味があり、自然とともにそして、人を思って作られた建物だと感じました。


           【たくさんの部屋を見学させてもらいました】


            【国会の仕組みを教えていただきました】

 その後、皇居を見学しました。皇居近くは観光客の方が多くいらっしゃいました。そして、観光客の中で外国の方が多いことを子どもたちは気付いたようでした。英語のみならず様々な国の言葉を聞くことができましたね。


   【皇居 二重橋の近くです】   【「ビルが高~い」と口々に言っていました】

 お昼は浅草に行き、みんなで天ぷら御膳をいただきました。その後、班行動で浅草の仲見世を歩いて行きました。「浅草ではおじいちゃん・おばあちゃんにおみやげを買うんです」という子どもが多く、人形焼きやキーホルダーを見ていました。中には、「バスガイドさんが紹介していたメロンパン屋さんに行きたい」と話す子どももいて、お店の人に道を聞いてメロンパン屋さんを探していました。


            【さっくさくの天ぷらでおいしかったね】


【研修を共にして、これまでよりも仲が深まっていっているようでした】


【雷門には多くの観光客の方がいてびっくりしましたね】


【この後、お堂で待ち合わせをして、みんなで参拝しました】

夏の日差しふりそそぐ PTAバレーボール大会

 8月22日(土)に、毎年恒例のPTAバレーボール大会が行われました。このPTAバレーボール大会は、運動場で硬いボールで行う9人制のバレーの部とミニバレーの部で構成されています。朝夕はひんやりとした空気が漂い、季節の移ろいを感じさせる諸塚ですが、日中は夏真っ盛りの日差しが容赦なくふりそそいでいた暑い日となりました。

 このバレーボール大会の前には、日本赤十字社椎葉分区から講師の方をお迎えして救急法の講習会を行いました。AEDを使った心肺蘇生法や熱中症対策についてお話いただきました。この講習ではおよそ60名の方々が参加され、熱心にお話を聞いていました。


【とっても分かりやすい言葉でていねいに教えてくださいました】

 その後、バレー大会が開始されました。今年は高校生・大学生の参加も多くあり、とても賑やかな大会でした。このような行事を機に、荒谷に帰って来てくれたり、荒谷小出身でなくてもわざわざ足を運んでくれたりすることはとても嬉しいことだと思います。
 どのチームも真剣さの中に楽しさも散りばめられていて、とても盛り上がった大会でした。
 

  【とってもきれいな青空でした】      【ミニバレーの大会も大盛り上がり】


 【お互いに健闘をたたえ合いました】      【決勝戦 注目の一戦でした】



【打ち水もしていただき、ありがとうございました】

 このPTAバレーボール大会では、昼食後にバザーも開催されます。今年も種類豊富な品物が揃い、飛ぶように売れていったようです。

 そして、今年のPTAバレーボール大会の優勝は佐井山チームで連覇を達成しました。またミニバレーの部でも優勝は佐礼・小払チームが連覇という素晴らしい結果となりました。おめでとうございました。


【バレーボールの部 優勝 佐井山チーム】【ミニバレーの部 優勝 佐礼・小払チーム】

 閉会式では、校長先生から「このPTAバレー大会はお祭りのようなものです」とお話がありました。荒谷小に多くの方々がお越しくださり、スポーツを通じて親睦をはかることができるこの大会は大変貴重なものだと思います。また、このバレー大会で一番心配なことは、けがと熱中症等の体調不良でしたが、参加されたか方々が自己管理をしっかり行ってくださったため、今年も何事もなく楽しく終えることができました。

 
          【大成功に終わり、ホッと一安心しました】

 これからも、このPTAバレーボール大会が長く続いていくといいなぁと思いました。今回、多くの方々に準備・運営に携わっていただきました。本当にありがとうございました。
 
 多くの方々の夏の思い出の1ページに、PTAバレーボール大会が刻まれたことと思います。また来年、よろしくお願いいたします。

今日は登校日

 夏休みに入って2週間が過ぎました。今日は登校日です。1年生から5年生が元気に登校し、朝から一輪車の練習をしていました。
 今日は6年生が岡山県で開催されている「第2回学校の森・子どもサミット」に参加しているため、6年生と校長先生、5・6年生担任の先生はいません。そのため、子どもたちは全部で9名です。最上級生となった5年生の姿が大きく、たくましく見えたのは、下級生も他の先生方も同じかもしれません。

 今日は、教頭先生から平和についてのお話がありました。昭和20年8月6日、同じく8月9日は何があった日だったかを子どもたちに問いました。


     【5年生は、この日に何があったのかを答えられましたね】

 8月6日は広島県に、8月9日には長崎県に原爆が落とされました。当時の写真を見ながら、どのような状況だったのかを見ていきました。そして、「6月29日、この日には何がありましたか?」との質問に、みんなの頭にはハテナがいっぱい。実はこの日は延岡大空襲があった日だそうです。火薬を作る工場が延岡にはあり、そこが狙われたのだとお話くださいました。その大空襲で130人以上が亡くなり、3000件以上の家が燃えてしまったそうです。広島や長崎だけではなく、自分たちが住んでいるすぐ近くの町でも被害があったということを知り、子どもたちは驚いた様子でした。

 次に、平和を続けるために私たちにできることを考えました。1つ目は、「自分や相手の命を大切にすること」です。「命」というと漠然としているところもあるため、教頭先生は「命」を「心」と表現を変えてくださいました。自分の心、相手の心を大切にする。それなら、子どもたちにもすぐにできそうですね。自分の心を大切にするとともに、相手が嫌がることや悲しむことはしない、それは身近なことからできそうです。
 また、夏休みに入り、県内でも水の事故も報道されています。川や海で遊ぶ時には注意が必要です。子どもたちだけでは絶対に川や海等に行かないよう指導がありました。


【心を大切にされると嬉しくなりますね】

 2つ目は「戦争のことを知ること」です。今の時期や新聞やテレビ等でも戦争に関連する番組や記事がたくさんあります。それらを見たり読んだりすること、そして学校の図書室にも戦争に関連する本がいくつもあります。教頭先生はその中から3冊の本を紹介してくださいました。その中の1冊は戦争中のお話ではなく、アメリカ軍の基地がある沖縄県のお話です。戦争のことはもちろん、今の沖縄のことも考えることが戦争を風化させないことにつながるのかもしれません。

 次に生徒指導主事の先生からお話がありました。先生は、「今日から夏休みが終わるまでに続けることを1つ考えてみましょう」と提案されました。1つのことを継続してできれば、他のこともうまく進むようになるそうです。そこで、大きなめあてではなく、具体的で実行できそうなものを子どもたちは考えました。

○ 毎日1時間勉強する。
○ 外で遊ぶ
○ 妹の面倒をみる
○ 30分読書をする
○ 靴を並べる
○ 洗濯物をたたむ

など、それぞれ毎日できそうな目標がたてられました。次の登校日(8月17日)にふりかえりをするそうです。「継続は力なり」、毎日がんばってくださいね。


【黒板に目標を書いて、みんなに宣言しました】


 その後、みんなでいも畑の草取りに出かけました。いもの葉はぐんぐん大きくなっていて、「草と間違えて芋をとらんでよ~」と声を掛け合いながら一生懸命草をとりました。また、「いもジュースはどうですか?」、「いもジャムもいいかも」、「いもといったら天ぷらやろう」、「いもカレーもいいね」等、秋の収穫後にまで想像が膨らんでいました。


【6年生、しっかり草を取ったよ~。安心してね】

体育館の照明

 本日、体育館の照明の交換に業者の方が来てくださいました。交換する照明は体育館の中でも一番高い場所にある照明です。外も暑いですが体育館の中も暑いこの時期に、足場を組んで、高いところに登って交換をしてくださいました。汗びっしょりになって一生懸命作業をしてくださったおかげで、体育館がまた使いやすくなります。ありがとうございました。

プールは終わらない

 今日、午前中みっちり学習をした子どもたち。午後からは楽しみにしていたプールに入れます。この日のプールの気温は39.5℃、水温31℃でした。地面は焼けるように熱く、裸足で歩くと小走りをしないと我慢できないほどでした。

 4年生以上の子どもたちはクロールや平泳ぎの練習をし、3年生はボールを使って遊びました。水泳学習や特練とは違いレクリエーションを交えたプールの時間で、疲れ知らずの子どもたちはいつまでも楽しそうにプールに入っていました。


【3・4年生も午前中から宿題をがんばりました。ごほうびのプールですね】


【水球は男子チーム対女子チームの対戦。結果は女子チームの勝ちでした】

 何でも一生懸命取り組む子どもたち、ちょっぴり忙しい夏休みだけどきっと充実した夏休みになると思います。プールは31日までできる予定です。

「第2回学校の森・子どもサミット」に向けて

 今年の夏、荒谷小の6年生はとっても忙しい夏休みを送ります。8月3日~8月5日には岡山県で開催される「第2回学校の森・子どもサミット」に参加します。8月下旬には3泊4日の国内研修で東京に行きます。そのため、今年は特に夏休みを計画的に過ごす必要があります。7月21日~7月22日はサマースクールが行われましたが、5・6年生は本日から7月31日まで学校に来て宿題をしたり、発表の練習をしたりします。

 今日の午前中は校長先生から「第2回学校の森・子どもサミット」に向けてのお話がありました。めあては「ものの見方を増やして、考え方を広げ、子どもサミットを有意義なものにしよう」です。このサミットには約300名の方々が参加されるそうです。色々な場で発表をしてきた子どもたちですが、このような大人数の前での発表は今までしたことがありません。その発表やワークショップの場で自分の意見が自信をもって言えたり、友達の意見を引き出したりすることができるように様々なものの見方や考え方を教えていただきました。


【今まで学習してきたことに加え、新しいものの見方・考え方を学習します】

 その、見方・考え方とは

① 鳥の目・虫の目
② 当たり前の中にこそ宝物がある
③ ものの見方は一つではない
④ ものの考え方には反対の考え方がある(批判的に考えてみる)
⑤ マクロ(巨視的)、ミクロ(微視的)に見る

の5つでした。

 「①鳥の目・虫の目」、「②当たり前の中にこそ宝物がある」という見方・考え方は子どもたちにも根付いており、その言葉がどのようなことを指すかはきちんと理解できています。その理解を更に深めるために、鳥の目とは「大局的に見る=俯瞰する(全体を上から見る)」ということであり、その見方ができると大事なことが見えてくるそうです。また、当たり前の中にこそ宝があるという考え方では、当たり前は何かを改めて考えました。

 次に、「③ものの見方は一つではない」という考え方です。この考え方では、子どもたちに自分の短所を発表させました。すると「怒りっぽい」、「早起きができない」、「小さいことでもイライラする」等の短所が出てきました。その短所と思われるところを、別の言い方に変えると

○ 怒りっぽい・・・感受性ゆたかな、情熱的な
○ 早起きができない・・・よく眠れる、寝る子は育つ
○ 小さいことでもイライラする・・・細かいことまで気がつく

など、短所だと思っていたことが見方を考えるだけで長所になるということを学習しました。


     【自信がもてるなぁ】

 そして「諸塚の古木・巨樹100選」の冊子を用いて、自分たちの好きな木ベスト3とその理由をそれぞれ考えました。その後、にっこりトーク(話合い活動)でベスト3の発表し、友達の意見を聞いて気付いたことやよかったところを話し合いました。


【子どもたちが住んでいる地域の木も載っており、「あ!これ!」と嬉しそうでした】

 話合い活動の中では、樹齢を視点にしてベスト3を選んでいる子どももいれば、直観的に見ている子どももいました。また、鳥の目・虫の目で見ている子ども、木とお話をしているような感覚で選んでいる子ども等4人とも違う視点で選んでいました。このことから、ものの見方は一つではないということを身をもって理解したと思います。


【落ち葉も、見方を変えればどこにもない宝物です】

 「④ものの見方には反対の考え方がある」という内容では、1次産業、2次産業、3次産業、6次産業のことをおさらいし、6次産業を進めていこうという考え方と、慎重にするべきであるという2つの考え方を新聞記事をもとに学習しました。批判的に考えてみることも一つの考え方だそうです。

 「⑤マクロ(巨視的)、ミクロ(微視的)に見る」では、宇宙規模から見た大気や自分たちの住んでいるところを考えました。この地球上に酸素や水はいくらでもあると考えていた子どもたちが、宇宙規模で考えると、それらは限りあるものであると理解していました。そして、木の働きはマクロからミクロまであり、森林は循環をする大切な役割を担っていることを学習しました。

 今日の学習で子どもたちは、「鳥の目、虫の目という考え方は知っていたが、今日の学習でそれを生かすことができた」、「自分の見方とみんなの見方が違っていて面白かった。子どもサミットでは鳥の目や虫の目を使って友達を作りたい」、「鳥の目・虫の目を使って岡山や東京と諸塚の違いを考えてみたい」、「鳥の目・虫の目に加えて、反対の考えをもつことやマクロ・ミクロで考えることを知った。水や空気の大切さが分かった」等のふりかえりを発表していました。

 最後に「第2回学校の森・子どもサミット」で、他県の子どもたちとも交流を深めるきっかけ作りとして、手作りの名刺を作ることになりました。子どもたちがデザインをして、それを印刷します。「諸塚って読めるかなぁ」、「住所っていう字にもふりがながあった方がいいですか?」、「何年生が来るんですか?」などと話しながら、わくわくしながら名刺作りをしていました。


【東臼杵郡も書いた方がいいかなぁ】

 今回のお話を聞いて、子どもたちは新たな考え方を知ったり、これまでの考え方を再認識したりしました。そして、考え方は一つではないことを実感し、色々な人の意見や考え方を知ることが楽しくなったことと思います。8月、全国の方々の前で堂々と発表をする子どもたちの姿が目に浮かぶようです。6年生、楽しんで来てくださいね。

とうとうやってきた 水泳教室

 7月23日(木)は諸塚村の水泳教室でした。毎年、諸塚村のプールで開催されるこの水泳教室ですが、今年度からは3・4年生も参加することになりました。5・6年生はタイムを争うことになりますが、3・4年生は泳げるようになった成果を発表する場であり、タイムではなく、どれだけの距離泳げるかを発表しました。


           【初参加の3・4年生、堂々としています】

 水泳教室は、いつも泳いでいるプールと違うプールで泳ぐことや、観客の方々がいらっしゃること等、いつもと違う環境におかれます。そのためか、「みんな速そうに見えます」と話す子どももいました。それでも子どもたちは、今まで学習してきて身に付けた泳ぎを遺憾なく発揮していました。


            【5年生も懸命な泳ぎを見せてくれました】

 最後のリレーは圧巻でした。これまで、地道に練習してきた子どもたちに努力の花が咲いた瞬間でした。6年生1人1人が最高の泳ぎを見せてくれた結果、子どもたちは1位を取りました。泳いでいる姿はたくましくもあり、美しくもあり、そして輝いていました。子どもたちにとっても保護者の皆様にとっても、職員にとっても嬉しい結果になりました。努力の先にある喜び、達成感を味わえたと思います。


               【よくがんばりましたね!!】

 緊張に打ち勝った子どもたち、きっとこの経験が子どもたちを一回りも二回りも成長させてくれると思います。保護者の皆さま、応援ありがとうございました。

水泳教室前日

 サマースクール前半最後の日、水泳特練が行われました。今年度はなかなか水泳学習をすることができませんでしたが、少ない時間の中、学級担任の先生と教頭先生の4人体制でみっちりと指導を行いました。子どもたちのやる気スイッチも入り、みるみる水泳が上手になったり、水と仲良くなったりしていました。特練では、水泳教室に向けてリレーの練習を行いました。その時ばかりは、1・2年生も泳ぎの手を止め、一生懸命応援をしました。


  【3・4年生もリレーに挑戦!】     【1年生もビート板です~いすい】

【2年生、クロールで25m泳げるようがんばっています】

 それぞれが目標をもって水泳学習に取り組んでいるため、毎時間が真剣勝負でした。特練が終わると、子どもたちが楽しみにしていたスイカを食べられる時間です。PTAサマーキャンプで保護者の方々が用意してくださっていたスイカを、全員でおいしくいただきました。


        【スイカ授与式の後はふりかえりを発表しました】


        【来年はクロールの息つぎから練習を始めるそうです】


【よ~く冷えたスイカ、おいしかったね】【最後はプールにお礼を言いました】

 水泳教室のためだけに水泳学習を頑張ってきたわけではないですが、晴れの舞台でこれまでの練習の成果が十分発揮できるといいなぁと思いました。この夏、水泳学習を通して子どもたちは打たれ強さや、悔しさ、戸惑い、喜び、楽しさ等、様々なことを学んだことでしょう。熱い熱い水泳学習がもうすぐ終わります。

1学期の思い出

 7月15日(水)に、本校に超一流の一輪車のプロがお見えになりました。これはベルマークの出前講座の一つで、今回2名のプロの一輪車競技者の方と事務局の方1名がお越しくださいました。

                【保育所生も参加しました】


 子どもたちはプロの方々の演技が見られるということで、昼休みも学級担任の先生方と熱心に練習をしていました。この日のテーマは「理想に挑む」でした。そして、めあては「プロに学ぼう、プロに挑もう」でした。校長先生からは「9月27日の運動会で一輪車の発表があります。その発表に役立てるように色々と聞いて学んでください」とお話がありました。

 今回お越しになられた方々は、一輪車の国内大会や国際大会でも上位とのことでした。その方々からは、「小学校2年生の終わりから一輪車に乗る練習をしました。一輪車の技は何個あるとは決まっていません。新しいスポーツですので、今でも次々と技ができています。基本的な技だけでも100個ありますが、これからみんなが新技を作ることができるかもしれません」とお話がありました。
 代表の児童からは「私は一輪車をもっと大好きになりたいです。今回色々なことを学んで技をレベルアップしたいです。」とあいさつがありました。


【後輩たちからも目標とされている6年生です】

 その後、プロの方々の演技を見せていただきました。姿勢がよくてかっこよく、とても華麗な演技でした。「うわぁ~!!」と感嘆の声があがり、子どもたちみんなが、その演技に見とれていました。


   【初めて見る技もたくさんあり、子どもたちの目はキラキラしていました】

 その後、子どもたちの一輪車の演技を見ていただきました。演技の内容は運動会で発表する一輪車の技です。まだ完成まではいっていませんが、できている所までみていただきました。子どもたちは、プロの方々の演技の後に発表するということがプレッシャーになったようでしたが、今できる精一杯の力を出しました。


  【みんなで心をひとつにします】

 その後、プロの方々からアドバイスをいただきました。そのアドバイスは、教師も目からうろこが落ちるようなものばかりでした。

① 一輪車には前と後ろがある。それはサドルを見て判断するのではなく、サドルの下にあるねじを見て判断する。ねじがついている方が後ろであり、ねじの方にサドルの太い方を合わせる。

② ペダルには右と左がある。(RとL)が書いてある。

③ サドルの高さはおへその高さに合わせる。

 これらの内容は一輪車を乗る上でとても大切なことであり、これらのことを怠ると大きなけがにつながってしまうとのことです。


  【早速一輪車の点検をしました】

 また、一輪車の乗り方で①つま先に力を入れてこぐ②姿勢をよくする(立腰)③前を見るという3つのポイントを教えていただきました。その方法を意識して一輪車に乗ると、ただ一輪車をこいでいるいるだけでも、先ほどとは見違えたかっこいい乗り方になっていました。

 そして、最後に「荒谷小のみんなは励まし合ったり、注意しあったりすることができる雰囲気をもっています。それができるといい演技につながります」、「友達と一緒に一輪車で演技をする時には相手のことを考えて支え合うことが大切です。みなさんはチームワーク抜群なので、運動会にはきっといい発表ができると思います。運動会が楽しみです」とお話いただきました。

 プロの方々に直接ご指導いただき、コツをつかみ自信もついた子どもたち。また、一輪車に対しての思いも強くなったのではないでしょうか。夏休み中もぜひ学校で一輪車の練習をしてくださいね。


【よ~し!これからもがんばるぞ~】

プール納会

 今日の3時間目にプール納会が行われました。しかし、今年度は長雨のせいで水泳学習の時間が極端に少なく、今まで授業で水泳学習を行ったのは7回です。そのため、終業式まで水泳学習や水泳特練を行いますが、天候等の関係も配慮し、本日納会を行いました。
 少ない水泳学習の時間でしたが、1年生もずいぶんと水に慣れてきたようです。2年生はビート板を使ってクロールの練習をし、ビート板なしでもクロールができるようになっています。3年生は担任の先生と教頭先生が指導に入ってくださり、とてもきれいな泳ぎができるようになっています。大きく、ゆっくり手をかくことを意識しているようです。4年生もクロールの形がきれいになって、スピードもついてきました。5年生は6年生と一緒に練習をしており、クロールで安定したタイムがでるようになっています。6年生は、下級生のお手本となるような泳ぎをしており、フォームを確認しながらもっと速く泳げるように毎時間取り組んでいました。


       【気温28℃、水温26℃  とっても気持ちよく泳げました】


  【教頭先生と1対1の練習】        【おへそを見て泳ぐんだよ~】

 その後、水泳学習のふりかえりをしました。各学年のふりかえりは以下のとおりです。

<1年生>
「5m泳げるようになってよかったです」

「クロールで5m泳げるようになってよかったです

<2年生>
「クロールで25mはいけなかったけど、目標だった『半分まで泳ぐ』ことはできたのでよかったです」

「クロールで目標の『半分まで泳ぐ』ができたので、来年は25m泳げるようになりたいです」

<3年生>
「手のかきを意識して泳ぎました。来年はバタ足に注意して泳ぎたいです」

「前はクロールをする時に腕から耳が離れていたけれど、今は腕に耳をつけて息つぎができるようになりました。来年は25m泳ぎます」

<4年生>
「クロールの手のかきがあまり上手ではなかったけれど、教頭先生や他の先生に教えていただいて30m泳げるようになりました。来年は往復(50m)泳ぎたいです」

<5年生>
「記録はいつも同じでした。どのように泳いだら記録を縮められるかを考えて泳ぎたいです」

「クロールでいつも20秒台が出るようになりました。平泳ぎでは手と足がバラバラだったり、足のひきつけができていなかったりしていました。水泳教室では自己最高記録が出せるようにしたいです」

<6年生>
「身体が泳ぎ方を思い出して、これだという泳ぎ方ができるようになりました。クロールでは平均24秒が出せるようになったのですが、これは昨年と同じタイムなのであまり成長できていないのかなと思います。これから、特練で手のかきを練習したり、お風呂で練習したりして自己最高記録をたたき出したいと思います」

「平泳ぎはフォームがよくなりました。でも、あまり進まないのでまだまだ練習したいです。クロールは、楽に泳げるようになりました。記録は24秒です。この記録は昨年と同じ記録なので、最高記録を出せるようにがんばりたいです」

「これまでクロールでは30秒くらいがベストでしたが、今日24秒で泳ぐことができました。ゆっくりとした動きで泳ぐことを意識して泳ぎました。平泳ぎでは足を引くことを意識していなかったので、全く進みませんでした。手と足のコラボレーションを意識したいです」

「息つぎをする時にプールの端を見るようにしたら、息つぎに時間がかからずに早く泳げるようになりました。平泳ぎでは、足全体で蹴ることができていないという友達からのアドバイスをもらったので、それに注意して泳ぎたいです」


    【いつも楽しそうに水泳学習にのぞんでいた1・2年生】


         【個人練習でぐんぐん上達していった3・4年生】


          【手や足の動きを徹底して練習した5・6年生】


 感想や改善点、これからの目標など、次につながるふりかえりができていました。

 最後に校長先生から講評をいただきました。校長先生は「水泳はやればやるほど上手になります。練習量が大切です。今年は雨が多くてなかなか水泳学習ができませんでしたが、いいお天気だったらもっと泳げるようになったと思います。今日はプール納会ですが、明日からも特練や天気がよければ水泳学習もあります。もっと泳げるようになりたいと思って励んでください」とおっしゃいました。

 
【安全に水泳学習ができて何よりです】

1・2年生が育てたゴーヤ

 今朝、1年生が大きなゴーヤを抱えて職員室にやってきました。その理由は、給食調理員の先生が7月16日木曜日に使うゴーヤを1年生に発注したからです。青々として、つぶつぶもしっかりとあり、立派なゴーヤです。きっと、このゴーヤを使ったゴーヤチャンプルーはとびっきりおいしいと思います。台風が心配されますが、ほっぺたが落ちそうになるくらいおいしいゴーヤチャンプルーが食べられるといいですね。1・2年生、ありがとうございました。


【まだまだ大きくなりそうなゴーヤがあるそうです】

 今日は久しぶりの晴れ間です。風が心地よく、気分もすがすがしくなります。久し振りに子どもたちは、昼休みは運動場で遊べますし、放課後は水泳特練があるので、楽しみがたくさんでウキウキしていることでしょう。



【青空さん こんにちは】【金曜日、教頭先生が草を集めてくださってまたきれいになりました】

詠みます

 今朝、3・4年生がにこにこした表情で職員室にやってきました。3人とも手にはプリントを持っています。何の用事かな?と思っていると、昨日の諸塚学校給食の日のアンケートを持ってきてくれたのです。そして、昨日お礼のあいさつで句を詠んだ4年生に倣い3年生も一句作ったそうです。

「タコライス タコじゃなくて ひき肉だ」

「ほかほかの おいしい給食 ありがとう」

という、心温まる句を詠んでくれました。また、4年生も

「夏休み 野菜を食べて もりもりだー!」

という句を抑揚をつけて詠んでくれました。

 何でも楽しそうに取り組む3・4年生。そのような姿を見るととっても元気がでます。諸塚学校給食の日のふれあい給食をきっかけにこのような取組をしてもらって、大変うれしいです。生産者の方や調理員の先生、献立を作成してくださった栄養教諭の先生も喜ぶと思います。


【これからも諸塚産のものをモリモリ食べてね】