日誌

校長室の窓から

ありがとうございました。

 本日3月31日(水)をもって、37年間の教職生活にピリオドを打つことになりました。東小学校には、20年前の6年間と今回の2年間で通算8年間お世話になりました。校長として最後の年を、この東小学校で終えられることに心から感謝いたします。
 振り返ると、この一年間はコロナ禍にあって思うようにいかないことも多々ありましたが、先生方の真摯さと子どもたちの日々の笑顔に支えられてきました。新しい時代の中で、この東小学校がこれからもますます発展していくことに大きな期待を抱いています。どんな困難にも立ち向かえる強さをもった東小学校です。
 この2年間で、このホームページの閲覧数が20万件ほどに達しました。実にたくさんの皆様に閲覧いただきました。本当にありがとうございました。
 明日4月1日(木)からは、令和3年度です。学校創立84年を迎えます。新しいスタッフのもと、今後とも精一杯頑張っていくことでしょう。どうぞ今後ともご愛顧をいただきますようお願い申し上げます。長い間おつきあいいただき、ありがとうございました。


令和3年3月31日
校長 末廣恭雄

準備万端整いました

 明日25日(木)は、東小学校の第83回卒業式です。
 これまで学校の中心として力を尽くしてきた6年生の、いよいよ晴れ舞台です。コロナ禍の中、活躍のチャンスを十分に得ることができなかったかもしれませんが、最後の卒業式は心置きなくやり遂げてほしいと思います。

 今日は、5年生以外を午前中で下校させ、全職員と5年生で準備を行いました。6年生と保護者、そして職員のみの参加ですので、写真のように参加者席は十分の距離がとれました。また、入り口付近には、消毒液と自動体温測定器を設置しました。
 毎年のことですが、卒業式の準備が5年生の学校行事準備のデビューとなります。今年の5年生もテキパキと積極的に取り組みました。これからがとても楽しみです。
 式場は、明日卒業生を待つばかりになりました。

ありがとう6年生、頼んだよ5年生。

 実に感動的なひとときでした。
 今日4日(木)、5年生と6年生による「引き継ぎ会」が行われました。1年間最高学年として頑張ってきた6年生から、6年生としての心構えや下学年への配慮、学校行事への取組などについて5年生に伝授されました。すべてを経験してきたからこそ話せる貴重な体験を、ユーモアを交えながら分かりやすく丁寧に話しました。話を聞く5年生も、学校をリードしていく責任感と期待感に目を輝かせていました。
 コロナ禍で卒業式に参加できない5年生も、呼びかけと歌で卒業を祝いました。残すところ20日。「有終の美」を飾るべく最後まで頑張ってほしい6年生。1年後に向けて、今日から頑張ってほしい5年生。
大きく太い絆が結ばれました。

有終の美

 今日2日(火)に、全校朝会を行いました。といっても、体育館に全校児童を集めるのではなく、校内放送による集会です。1年前から全校児童を集めての集会は、一度も行っていません。全員が顔をそろえると、東小の規模ではさすがに壮観です。子どもたちにも先生方にもぜひ実感してほしい空気感ですが、今しばらくは我慢のときです。
 さて、朝会では「有終の美を飾る」という話をしました。今年度の残りの日々を「かっこよく意義のあるしめくくりにしましょう」と伝えました。6年生は18日、その他の学年は19日の登校日です。ラストスパートをかけましょう。

 今年1年間、集会のときにひと文字ずつ紹介してきました。今日の朝会ですべてが出そろいました。「笑顔あふれる東っ子」これが私の願いです。

2月が終わります

 外は冷たい雨が降っています。24節季のひとつ「雨水」のこの時期は、雪から雨に変わり、農作業を始める頃とされています。自然と生活が結び付いた日本人ならではの風習です。また、春先のこの季節は「三寒四温」とも呼ばれ、少しずつ春の暖かさも感じられるようになります。一日の温度差がかなりある日もありました。コロナ禍の中、体調管理には十分に気を付けたいものです。
 2月が終わります。今月は、年度のまとめとともに来年度に向けての準備も本格化しました。校時程などいくつか新しい取組も予定しています。メールや本ホームページ等でご案内していますので、確認をお願いいたします。

【2月の校門掲示板は2年生の担当でした。節分に合わせ、忘れ物や泣き虫など「自分の中の鬼」を退治した模様です。】

 来週からは、いよいよ3月です。いろいろなことのあった1年間ですが、「有終の美」を飾るべく、全力でまい進してまいります。

学校評議員会

 18日(木)、本年度最後の第3回学校評議員会を行いました。今回は、年間の取組のまとめを行いました。先般、児童と保護者、そして教職員に行った学校評価アンケートの結果を基に、今年度の成果と課題を報告したあと、評議員の皆さんからご意見をいただきました。
 協議では、道徳の授業やICT活用、あいさつの状況、コロナ禍での学習状況などが話題となりました。また、4月からの校時程変更(午前中5校時授業)についても興味深く聞いていただきました。学校行事やPTA活動が当初の予定どおりに実施できなかったものもありましたが、令和2年度の取組を評価していただけました。
 5名の評議員の皆様、ご多用な中ご出席いただきありがとうございました。

 学校評議員(5名):寺田勝彦さん、春田健一さん、後藤博文さん、後藤延子さん、川原陽子さん

私の生きる意味

 1月28日(木)の朝、朝刊を読んでいて思わず「おおっ!」と声を上げてしまいました。毎朝楽しみにしている新聞投稿作文を読んでいるときのことです。タイトルは「私の生きる意味」。何と哲学的なタイトルでしょう。小学生でこんなことを考えている子どももいることに驚きながら、学校名と氏名を見てまたビックリ。東小学校5年生の松本あおいさんでした。
『私は自分の未来について考えた。自分の未来は誰にも予測がつかない。・・・(中略)・・・私には夢がある。それをかなえるために何年も何年も生きなければならない。未来の先はまだまだ謎のままだ。
 でも私は思う。生きている一日一日を大切にすることが大事なことだ。・・・(中略)・・・未来は何がどうあるかも分からない。今生きる一日
を幸せだと感じたい。そう思うことが、私の生きる意味なのかもしれない。』
 批評のしようのない意見文です。詩のようでもあります。しっかりと足下を見て自分の信じる道を歩んでほしいと思います。コロナ禍でうつむきやすい毎日に、大きな元気をもらいました。

1月が終わります。

 令和3年がスタートしてから、早くも1か月が経とうとしています。新型コロナウイルスに関する宮崎県独自の緊急事態宣言が出されてから今日で3週間の21日。今のところ2月7日(日)までの延長ですが、この先どうなるのか全く予想できません。延岡市でも、このところ身近にPCR検査を感じられるようになりました。誰でも感染する可能性があることを肝に銘じながら、しっかりと感染予防対策をしていく必要があります。子どもだけでなくご家族のどなたかが体調不良の場合は、少しでも早く保健所や医療機関にご相談いただきますよう改めてお願いいたします。また、PCR検査を受けることになった場合は、必ず学校にご連絡ください。よろしくお願いいたします。
 2月は、入学説明会や今年度最後の参観日を予定しています。変更等がありましたら、できるだけ早くお知らせしてまいります。

 1月の校門掲示板は、3年生の担当でした。年の初めの抱負がひとりひとりしっかりとつづられていました。1年間のまとめに向けて、そして新しい学年の準備に向けて頑張ってほしいものです。

将来の夢の実現に向けて②

 今日は、5年生が「子どもたちに伝えたいこと」の学習をしました。本日お招きした講師は、(株)昭和の取締役専務 黒木雄介さんです。(株)昭和は、大武町の鉄鋼団地内にあり、半導体関連から食品加工の機械開発など、多方面へ製品を送っている会社です。
 黒木さんから「飛行機の部品も作っています」「工場のこの機械は・・万円します」と説明があると、子どもたちから「えーっ?!」と驚きの声が上がりました。画像や動画で分かり易く説明をしてくださり、子どもたちは興味深く話を聞いていました。
・ 会社で一番大切にしていることは「コミュニケーション」。チームの力があってこそ、すばらしい製品が作れます。
・ 仕事で嬉しいのはお客さんから感謝されたとき。お客さんに喜んでいただくために品質にこだわっています。
など、会社のリーダーとして、仕事人としての熱い思いや「ものづくり」の魅力を教えてくださいました。

将来の夢の実現に向けて

 25日(月)、市教委主催事業「子どもたちに伝えたいこと」が6年生を対象に実施されました。これは、延岡市の様々な分野で活躍されている方に、苦労された体験や困難を克服された経験をとおして、これからの社会を担う子どもたちにたくましさや自立する力の大切さを伝えていただくものです。正に「生き方の学習=キャリア教育」です。
 講師としておいでいただいたのは、旭化成資材・購買部課長の増淵樹(ますぶち たつき)さん。増淵さんは、もと旭化成柔道部の選手で、国内の主要大会で何度も優勝したり日本代表として国際大会にも出場されたりしています。ご存じの方も大勢いらっしゃることでしょう。私もその一人でした。「子どもたちに伝えたいこと」は3つ。
①基本を大切にする
 小学生のうちは基本を身に付けること。
②夢や目標をもち実現のために努力を続ける
 継続は力なり。人生は階段のように一段一段しっかり昇る。仲間やライバルとの出会いを大切にする。
③「働く」とは支え合うこと
 経済的な面だけでなく、すべての仕事は社会の役に立って人々の生活を支えている。

 多くの経験を通とおして得た人生訓は、聞くものの心を打ちます。あと2か月で卒業式を迎える6年生に大きなエールを送っていただきました。本当にありがとうございました。

12月が終わります。

 12月とともに令和2年が終わります。
 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、生活様式や社会情勢が大きく変わってしまった1年でした。これまでもたびたびお伝えしてきたとおり、学校教育もこの1年でいろいろなことを見直さざるを得ない現実に直面してきました。その度ごとに、保護者や地域の皆様にはご心配をおかけしてきたのではないかと思います。精いっぱいの感染防止対策を取りながらも、必要な教育活動を止めない判断は今後も変わらないでしょう。コロナ後の新しい学校生活を見据えながら、令和3年も歩んでまいる所存です。何卒よろしくお願いいたします。

 今月の正門掲示板は、6年生の今年の思い出が英語で掲示されていました。運動会や修学旅行など、6年生ならで視点で書かれてあります。一人一人の成長の跡が垣間見えて、幸せな気持ちになります。
 子どもたちも職員もいない学校はとても静かです。1年の締めくくりをこの凛とした空気の中で迎えています。
 どなたもどうぞ、良い年をお迎えください。
 

2学期が終わります。

 今日24日(木)は、2学期の終業日です。
 3時間目に「終業式」を行いました。昨年までは、体育館に全校児童が集まって行われましたが、今年は1学期の始業式からずっと校内放送での儀式です。コロナ禍にあって変わったものの一つです。
 式では、2学期での子どもたちや先生方の頑張りを称賛しました。いろいろと制限される中でも、学習や運動に一人一人が精一杯頑張りました。運動会や修学旅行、宿泊学習など大きな学校行事も所期の目的を果たすことができました。
 先日発表された今年の漢字「密」を引き合いに、校長として選んだ漢字は「東」です。全校児童と職員が一つになって、この困難な時期に立ち向かっていることに感謝します。

 先行きの見通せない現状ではありますが、感染防止対策をしっかりと行いながら13日間の冬休みを有意義に過ごしてほしいものです。3学期の始業日は1月7日(木)です。子どもたちの元気な笑顔に会えるのを楽しみにしています。
 2学期間、ご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

11月が終わります。

 全国のニュースは、いまだに新型コロナウイルス感染症に関するものが主流です。年明けから話題になり始めたこのニュース。やがて1年になろうとしています。一部の報道では、来月12月からワクチンの接種も始まりそうな状況のようですが、どうなるのでしょうか。予断は許せません。感染の第3波が心配される中、宮崎県でも少しずつ感染者が増えつつあります。ずっと最前線で取り組まれている医療従事者の皆さんを思うと、そちらも心配でなりません。感謝と同時に心身の健康への配慮を全国民が忘れてはならないでしょう。
 11月が終わります。今月は、修学旅行や宿泊学習といった大きな行事がありました。少しでも思い出に残ることができたら幸いです。また、来年4月に入学する幼児を対象とした就学時健康診断も実施しました。少しずつ令和3年度の準備も始まります。
 12月は、2学期のそして令和2年のまとめの月です。24日(木)の終業日に向け、しっかりと振り返りをしてまいります。何ができるようになったか・・・そのことを確かめる月です。

11月の校門掲示板は、5年生の担当でした。自分の目標を漢字一文字に表す高度な作品が掲示されていました。どれも素晴らしい作品ばかりです。

ご家庭でもどうぞ。

 午前中、家庭科室からとてもよいにおいが流れてきていました。今日は6年生(3組)が調理実習で「ジャーマンポテト」を作ったようです。ホクホクしたジャガイモとカリカリのベーコンがベストマッチのジャーマンポテト。自分勝手にそのおいしさを想像していたところ、校長室のドアが「トントン」となりました。

 神通力が通じたのか、できたてのよいにおいのするジャーマンポテトが届きました。思わず「待ってました!」と叫んでしまいました。

 コロナ禍にあって、調理実習もようやく少しずつ可能になってきましたが、油断は禁物です。これまで以上に衛生面に気を付け、また感染対策を徹底しながらの実習でした。
 予想どおりのおいしい「作品」をいただきました。家庭でもぜひ作ってみてください。6年3組の皆さん、ごちそうさまでした。ありがとうございました。

6年生と遊ぼう!

 今日20日(金)から来週にかけての5日間、児童会体育委員会主催で恒例の「全校遊び」が始まりました。これは、これまで何かとお世話になってきた6年生と一緒に遊ぶことで、感謝の気持ちを表すとともにステキな思い出づくりをすることが目的です。
 1日目の今日は4年生と遊ぶ日でした。3クラスずつ半分に分かれてドッジボールをしました。6年生の強いボールでもしっかり受け止めたり、上手に交わしたりする4年生もいて、6年生からも「すごい!」という声が聞かれていました。コロナ禍にあって、6年生が活躍する場がグッと減ってしまった今年ですが、少しでも在校生の記憶に残る取組を進めていきたいものです。
 そばで見ていた1年生が、「いいなあ。校長先生、1年生も遊べるの?」と話しかけてきました。もちろんですよ。楽しみにしていてくださいね。
 今後の計画は以下のとおりです。
◇24日(火)3年生と(鬼ごっこ けいどろ)
◇25日(水)2年生と(鬼ごっこ けいどろ)
◇27日(金)1年生と(鬼ごっこ けいどろ)
◇30日(月)5年生と(ドッジボール)

 6年生のどことなく穏やかな表情が印象的でした。少しずつ卒業への気持ちも高まってきているのでしょう。ちょっぴり胸が熱くなってきた自分が分かりました。ありがとう、6年生。