日誌

校長室の窓から

幸せおすそ分け

 21日(木)付けの夕刊デイリーには、東小学校にまつわる大きな記事が二つ出ていました。
 一つは、この4月に延岡市教育委員会の学校支援対策監に就任された伊東洋之さんの記事「ひと」。伊東さんは、6年3組の悠希さんのお父さん、つまり本校の保護者でもあります。市教育委員会と旭有機材の人材交流により
学校教育に関わることになった伊東さんですが、企業のノウハウを生かした「戦略的な」発想で、膠着化しやすい学校現場に新風を吹かせていただいています。現場第一主義の伊東さんは、時間があれば学校に直接出向き、各学校の課題把握に努めていらっしゃいます。本校にもこれまで数回おいでいただきました。働き方改革やキャリア教育についてのアドバイスをいただいています。がんばっていらっしゃる保護者に、心強いうれしさをいただきました。
 もう一つは、5年2組の本田京次さんがお姉さん(延岡中2年)と二人で、お小遣いを貯めたお金で児童福祉施設に2,000枚のマスクを購入し寄贈したという記事です。家族旅行のために貯めたお小遣いですが、新型肺炎の影響で旅行を断念したことから寄付を思いついたそうです。マスク不足や高額転売が話題となる中、こうした善意の行為は暗く沈みそうな気分を元気に奮い立たせます。16日(土)に贈呈式が行われたとのことです。「人の役に立つことができてよかった」というコメントに感動しました。記事に添えられた写真の顔のりりしいこと。幸せな気分を味わわせていただきました。
 著作権の関係で新聞記事は載せられませんが、機会がありましたらどうぞ二つの記事をご覧ください。

理科の授業で育てているヒマワリです。土の管理がよいので、グングン育っています!

新しい「生活様式」

 政府の緊急事態宣言解除を受け、各地でこれからの感染防止対策と生活の在り方が問題視されています。「もうこれまでと同じ生活はできない」と、少し脅迫めいた表現も聞かれますが、新型コロナウイルスに対処できる薬やワクチン、治療法等が確立されるまでは致し方ないのかもしれません。
 宮崎県がこれからの新しい「生活様式」と題して作成したリーフレットが届きましたので、下にPDFで掲載します。各ご家庭で、職場で、どんな対応ができるのか話題にしていただければ幸いです。学校でも、どんな対応が必要になるのか今後検討してまいります。これがスタンダードになる日がくるのでしょうか。。。
「新しい生活様式」(宮崎県作成).pdf

ペーパーレス化を進めたい!

 学校というところは、ご存じのように紙を大量に使用する事業所です。子どもたちの学習に使うプリント類はもちろん、保護者への案内文書や会議の資料等驚くほどの紙が消費されます。白紙で使用するわけではないので、インク代など印刷にかかる費用もかなりの金額になります。何より、印刷や製本にかかる時間と労力が時代に合っていません。これは、少なくとも30年以上ほとんど変わっていないということも、また驚きの事実です。近年、地球環境の保全や省エネルギー、働き方改革などが問題視されている中、正に逆行する学校の文書事情です。
 この状況を何とか打開できないかと考えています。学習で使うプリント類は、必要最小限に抑えながら再生可能な方法を模索します。会議の資料等については、今年度から校務用パソコンにデータを共有化し、紙を使わない方式を導入しています。
 さて、保護者への配付文書は・・・。現在すべての家庭に配付しようとすると約450枚印刷しなければなりません。印刷しクラスごとに分け、配付ボックスに配るだけで30~40分かかります。枚数が複数になると、それを拾ってとじる時間と労力(人員)が必要になります。また、配付した文書を紛失したり他に紛れてしまったりするなどして、保護者の手に届かないこともあるようです。
 そこで、配付文書を紙ではなく、データ(PDF等)をこのホームページ上に掲載することで改善できないかと考えています。暫定的に「学校からの配付文書」をメニューにアップしてあります。できれば毎日チェックしていただくようお願いいたします。しばらくの間は、学校からのメールと併用してお知らせしてまいります。いろいろな改革を進めさせていただきますが、ご理解とご協力をお願いいたします。ご意見等がございましたら、学校(☎33-2937)まで。

技術員の池田芳孝先生が丹精を込めて育てたアジサイです。気品があります。

久しぶりの登校日

 今日11日(月)は、大型連休をはさんで10日ぶりの登校日でした。10名ほどの欠席はありましたが、多くの子どもたちが元気に登校しました。一斉休業が延長されたことで、子どもたちや保護者の皆様にはご不便をおかけしていますが、来週18日(月)からは学校再開に向けて新たなステップとなる「分散登校」を開始します。学年によって登校日が異なりますので、今一度ご確認ください。
 今日は、ほとんどの学級が休業中の課題の進み具合を確認していました。また、今週の休業中の課題の取り組み方を学んでいる学年もありました。今後に向けて予習的な内容も盛り込んであり、今後の家庭学習にも参考となりそうです。先生方が、いろいろと知恵を出し合って工夫してくださいます。本当にありがたいことです。とりあえず、あと1週間が一区切りと考えましょう。

下校する子どもたち。もうしばらくの辛抱です。元気で過ごしてください。

密をつくらないように配慮して、集団下校を行いました。1年生にとっては初めての集団下校。上級生が丁寧にサポートしていました。

4月が終わります

 新型肺炎の感染拡大を受け緊急事態宣言が出された日本は、大型連休を迎えても浮かれた気持ちにはなれず、自粛ムードに包まれています。未曾有の事態とはいえ、先の見えない不安がいつもつきまとっています。風薫るさわやかな季節とは全く正反対です。いつもなら、戸外へ出て家族や友達と楽しいひとときを過ごしたり、帰省した親戚との懐かしい時間を迎えたりしているのでしょうが・・・。ただ、こうした危機をチャンスに変える発想も大事でしょう。今まで当たり前のように考えていたものを見直し、無駄を省いたりよりよくしたりすることを考えるチャンスでもあります。
 4月が終わります。わずか2週間の学校生活でした。始業式や入学式を無事に終えられたことが何よりでしたが、せっかく身に付いてきた生活リズムが崩れているのではないかと心配です。先の見えない長期的な休業となっていますが、学習だけでなく運動や読書などにも計画的に取り組めるよう保護者の皆様のご協力をお願いいたします。

【4月の掲示板は、4年生担当でした。「4年生でがんばること」が力強く示されていました。】