日誌

校長室の窓から

将来の夢の実現に向けて②

 今日は、5年生が「子どもたちに伝えたいこと」の学習をしました。本日お招きした講師は、(株)昭和の取締役専務 黒木雄介さんです。(株)昭和は、大武町の鉄鋼団地内にあり、半導体関連から食品加工の機械開発など、多方面へ製品を送っている会社です。
 黒木さんから「飛行機の部品も作っています」「工場のこの機械は・・万円します」と説明があると、子どもたちから「えーっ?!」と驚きの声が上がりました。画像や動画で分かり易く説明をしてくださり、子どもたちは興味深く話を聞いていました。
・ 会社で一番大切にしていることは「コミュニケーション」。チームの力があってこそ、すばらしい製品が作れます。
・ 仕事で嬉しいのはお客さんから感謝されたとき。お客さんに喜んでいただくために品質にこだわっています。
など、会社のリーダーとして、仕事人としての熱い思いや「ものづくり」の魅力を教えてくださいました。

将来の夢の実現に向けて

 25日(月)、市教委主催事業「子どもたちに伝えたいこと」が6年生を対象に実施されました。これは、延岡市の様々な分野で活躍されている方に、苦労された体験や困難を克服された経験をとおして、これからの社会を担う子どもたちにたくましさや自立する力の大切さを伝えていただくものです。正に「生き方の学習=キャリア教育」です。
 講師としておいでいただいたのは、旭化成資材・購買部課長の増淵樹(ますぶち たつき)さん。増淵さんは、もと旭化成柔道部の選手で、国内の主要大会で何度も優勝したり日本代表として国際大会にも出場されたりしています。ご存じの方も大勢いらっしゃることでしょう。私もその一人でした。「子どもたちに伝えたいこと」は3つ。
①基本を大切にする
 小学生のうちは基本を身に付けること。
②夢や目標をもち実現のために努力を続ける
 継続は力なり。人生は階段のように一段一段しっかり昇る。仲間やライバルとの出会いを大切にする。
③「働く」とは支え合うこと
 経済的な面だけでなく、すべての仕事は社会の役に立って人々の生活を支えている。

 多くの経験を通とおして得た人生訓は、聞くものの心を打ちます。あと2か月で卒業式を迎える6年生に大きなエールを送っていただきました。本当にありがとうございました。

12月が終わります。

 12月とともに令和2年が終わります。
 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、生活様式や社会情勢が大きく変わってしまった1年でした。これまでもたびたびお伝えしてきたとおり、学校教育もこの1年でいろいろなことを見直さざるを得ない現実に直面してきました。その度ごとに、保護者や地域の皆様にはご心配をおかけしてきたのではないかと思います。精いっぱいの感染防止対策を取りながらも、必要な教育活動を止めない判断は今後も変わらないでしょう。コロナ後の新しい学校生活を見据えながら、令和3年も歩んでまいる所存です。何卒よろしくお願いいたします。

 今月の正門掲示板は、6年生の今年の思い出が英語で掲示されていました。運動会や修学旅行など、6年生ならで視点で書かれてあります。一人一人の成長の跡が垣間見えて、幸せな気持ちになります。
 子どもたちも職員もいない学校はとても静かです。1年の締めくくりをこの凛とした空気の中で迎えています。
 どなたもどうぞ、良い年をお迎えください。
 

2学期が終わります。

 今日24日(木)は、2学期の終業日です。
 3時間目に「終業式」を行いました。昨年までは、体育館に全校児童が集まって行われましたが、今年は1学期の始業式からずっと校内放送での儀式です。コロナ禍にあって変わったものの一つです。
 式では、2学期での子どもたちや先生方の頑張りを称賛しました。いろいろと制限される中でも、学習や運動に一人一人が精一杯頑張りました。運動会や修学旅行、宿泊学習など大きな学校行事も所期の目的を果たすことができました。
 先日発表された今年の漢字「密」を引き合いに、校長として選んだ漢字は「東」です。全校児童と職員が一つになって、この困難な時期に立ち向かっていることに感謝します。

 先行きの見通せない現状ではありますが、感染防止対策をしっかりと行いながら13日間の冬休みを有意義に過ごしてほしいものです。3学期の始業日は1月7日(木)です。子どもたちの元気な笑顔に会えるのを楽しみにしています。
 2学期間、ご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。ありがとうございました。